小説・文芸の高評価レビュー
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本が好きなホンガスキーさん。あらゆる本を持っています。ある日友達にナポレオンが飼っていた犬の名前を訊かれれます。持っている有名人の犬の本(珍しい本)で調べようとしますが、その本が見つからず、家のあちこちを探しますがやはり見つかりません。きちんと整理しているホンガスキーさんにはショックなこと。ホンガスキーさんの決断は?ナポレオンが飼っていた犬の名前は?…
文字が多い絵本。小学生以上から読めて大人も十分楽しめます。むしろ内容を考えると大人向きの本だと思います。
鉛筆画の優しいタッチがとても心地よく、ホンガスキーさんの素敵な本だらけの部屋は羨ましい!と思えるのですが、この本は、本を集めている人が -
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著者の話題の新作だけに、読む前からの期待感もかなりのものだったけど、さらにその上を行く出来。SNSの持つ悪魔性が際立つ内容だけど、決してアンチな立場一辺倒ってわけじゃなく、まだ歴史が浅い文化なんだから、これからきっと然るべきルール編成が順次行われ、利便性も上がっていくだろうっていうスタンス。でもそこに至る過程で、最悪命が失われるっていう事態を軽く見られる訳もなく、現時点での個人的な見解としては、圧倒的に否に傾く。有事の有用性なんかが引き合いに出されたりするけど、それでも尚、”無い”時代の方が幸せだったと考える。でも戻ることはもはや出来ない訳で、それありきの上で、生産性のある議論を進めなきゃって
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中学1年生の美琴は、母と祖母との3人で暮らしている。ある夏、その母がかつての同級生の朱美さんと再会し、彼女の家族と一つ屋根の下で共同生活を始めることになる。朱美さんには娘と孫がいた。その孫と美琴は同じ中学校の1年生で、その子は、ちょっと変わり者だった。よく知らない人たちとの生活が始まるが…
初読みの作家さんで、野間児童文芸賞、坪田譲二文学賞、小学館児童出版文化賞を受賞している。受賞歴からもわかるとおり、ジュニア向けの小説を多く書いており本作もそうだ。ただし子どもでも大人でも、年代を問わずにおすすできる本である。
表紙カバーの絵には「蜜柑」が描かれているが、題名の「みかん」には、それ -
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日本人を父に持つ子供たちが1970-80年代にアフリカに取り残された。金属資源を探査するために押し寄せた日本人単身者は現地では幸せな家族を持った。しかし単身で帰国することが前提だったのかもしれない。
父の記憶がない(ほとんどない)子たちは、父に焦がれて会いたいと明るく願う、太陽の子。その子たちの現地の生活を支援する日本人や、そして彼らを取材する記者の生き方も強くて尊い光。
一方で、日本に帰った父には日本の家族が今は(昔も)ある。触れたくない過去なのだろう。
記者がどこまで追求するのが正義なのか・・・。闇のままにしておくのか、答えはないだろうけど、「太陽の子」は存在する。
記者という仕事は取材 -
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ネタバレ面白かった。本編も文句なしだったが、最後に掲載されているロイヤルファミリーの競走成績を見ているだけで思わず目頭が熱くなった。
欲を言えばテーマから外れているのも承知の上で、本編で描かれなかった最後の一年を読んでみたかった気持ちもある。
大阪と春天といった春のG1戦線を経ての凱旋門挑戦への決意。フランス・ロンシャン競馬場で行われるフォワ賞での敗北と、日本競馬史上初となる凱旋門賞の制覇。
そして日本帰国後にソーパフェクトと繰り広げられた秋のG1戦線、ジャパンカップを経た有馬記念のラストラン。
正直に言えば、とても読みたい。読みたいが、あの競走成績を見るだけでそういった各エピソードが想起できた時 -
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藤岡陽子さんの医療小説
何となく既視感があるなぁと思ったら、
どうやら本作『春の星を一緒に』は『満天のゴール』の続編のよう。
看護師をしながらシングルマザーで息子の涼介を育てる奈緒は40歳。前作から7年が経っているので、涼介は17歳で進路に悩む時期。出戻りの奈緒を陰ながら支えてくれる実父の耕平も80歳となりご健在だ。
海生病院と宇野山診療所を兼務している三上に対する奈緒の淡い恋心や、涼介の進路を巡る問題。
そして、今回も大切な人との別れと出会いが繰り広げられる。
藤岡陽子さんは看護師をされているので、医療現場の圧倒的なリアリティがあり、生と死に触れる頻度が多いからこその説得力がすごい。 -
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箱根駅伝✖️池井戸潤
面白いに決まってる!
期待通りに熱いドラマ。
そして期待通りに嫌なヤツも出てきます。
選手同士の軋轢や友情や努力、
上巻はまだ本番が始まる前までなのに
泣けてきます。
早く下巻来ないかな。
さらにテレビ局が
スポーツ中継としての伝統を守る姿勢に
感動しました。
スポーツ中継に
お笑いやアイドルのゲストは不要!!
無理な感動の煽りもお涙頂戴もポエムも不要!!
「スポーツ中継とは、競技の素晴らしさや面白さ、難しさ、そして人間ドラマをそのまま視聴者に届けるもの。それ以上でもそれ以下でもない」
フィギュアスケートやバレーボール中継の局に
聞かせたい。
2026年にドラ