ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

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    2人の穏やかな日常の中に、ちょっとした小競り合いがあったり、街の人たちの温かさが感じられたり。創作の話も読んでいて楽しくて、ちゃんと面白くて。エッセイって良いなと感じさせてくれた作品、すごく良かった。

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    2026年09月03日
  • 首取物語

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    西條奈加さんの作品。
    どこか『千年鬼』を思わせる。
    悲しいようで温かい。
    終わりが見えるようで見えない。

    記憶をなくしたトサと首だけになったオビト。
    不思議な国を旅しながら、お互いの過去と繋がりを知っていく。
    結局2人とも現世には戻れず、あの世にも行けず、旅は続く。いつか終わりがくるのか。
    それにしても表紙はちょっと、ぎょっとする。

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    2026年09月03日
  • ラスト・サバイバー 下

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    序盤は人間たちの命の軽さに戸惑ったが、
    読み進めるうちに、この世界の価値に慣らされていった。

    時折り遭遇する、人間らしい愚かさも、
    既に自然に溶けはじめていて、
    静けさが物語全体を覆っていく感じがよかった。

    終盤に現れる新たな芽吹きの気配も、
    多くを語らずに物語を閉じるところが心地よい余韻。

    映像化してるということで、
    トレーラー映像を見るか迷いつつ、
    終わってからの答え合わせに取っておいた。
    やっぱりスリラーが多めなんだろうけど、人間のいなくなった世界の空気感を感じたいな。
    さて、見るか。
    たのしみだ。

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    2026年09月03日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    れいんさんの言葉選び考え方は、素直であざやかな言葉選びが素敵。特に「夕陽を見せる」が1番印象的に残った。描かれている情景が浮かんできて、私もそこへ行きたくなってきた。

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    2026年09月03日
  • 書店員は見た!~本屋さんで起こる小さなドラマ

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    かなり短めのエッセイでとても読みやすかったです。また、紹介された本もどれも面白そうで読みたくなりました。

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    2026年09月03日
  • 白夜行

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    東野圭吾さん追悼の気持ちで
    長編だけに序盤はゆっくり、しかし最後は一気に読み進められる読みやすさ
    やはり素晴らしい

    長編を読み終えた後のこの余韻。
    なんとも言えぬ感覚でした

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    2026年09月03日
  • いただきます。 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え

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    「いただきます」の意味、なるほど、と。
    今まで耳にしたこと以外の意味を知れて、確かに
    捉え方が変わりそう。

    主人公の翔馬が、守衛になって1ヶ月。
    出会う人によってこんなにも人は変わるものなのか、
    と驚いた。

    出会った人たちは、翔馬の財産。
    それを受けとれる心の持ち主。

    若い時は、周りの友人たちより忙しく、挑戦ばかり
    していた。
    もっとゆったり過ごしたい、とも思ってた。

    だけど、今になり、いろんなステキな人たちとの
    関わりがあって本当に良かった!と
    最近は特に思うし、この本を読んで、あれで
    あったから今がある!と思えた。

    いい本が読めて良かった。

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    2026年09月03日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    絵本と物語で構成された日本国憲法。
    井上ひさしさんがわかりやすい言葉にしてくれていて、いわさきちひろさんの素敵な絵が、また優しい気持ちにさせてくれます。

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    2026年09月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~

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    一つの題材で三世代それぞれの謎解きをリンクさせた構成の妙。ある意味このシリーズの集大成といった趣を感じる。

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    2026年09月03日
  • TUGUMI 新版

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    小説の中でひとつの夏を過ごした感じがした。

    極度の自己中で不平不満を撒き散らすようなつぐみだが、彼女の心の中は計り知れないほど豊かで彼女独特の感性、感情がある。
    そんなつぐみにも一目を置かれている(?)、まりあの視点で描かれているため、嫌な奴だけど魅力的に映っているのかなとも思う。


    電話の第一声、「よう、ブス」とても良かった。
    笑い泣きした。

    また来年の夏も読みたい。

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    2026年09月03日
  • あなたの言葉を

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    毎日小学生新聞に連載されたエッセイ的な。
    やさしい口調で語られて、なんだか自分が小学生の頃に戻ったような気持ちで読んでしまった。

    特に好きな話は、、とメモしようと思ったけれど、どれも好きな話過ぎて困る。

    あえて選ぶと、、
    「水泳の授業」
    普段生活する中で、皆さんは、うっすら、世の中には「こうすることが正解」「こう思うことが正解」という正解があるような感じを受けることはありませんか?
    プールの授業がなくなったらさみしい、再開されたらうれしいと思うことが正しい気がすると思います。学校のテストと違って、世の中には正解がないことがほとんどです。プールの授業がなくなったことを悲しむ気持ちも喜ぶ気持ち

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    2026年09月03日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    主人公でカメラマンの新夏は、長年付き合った啓久からプロポーズを申し入れられるところから、物語は始まる。ところが、その次の日、啓久が電車の方で盗撮をしてしまい、捕まるところから新夏の人生が狂い始める。

    まだ結婚しておらず、身内ではないが、ほぼ身内の中に逮捕者が出るという葛藤と、我が子、守りたいと言う一心の母との兼ね合いなど、お互いの整理できない感情が混ざり合って、どちらの気持ちもわかるが、あい入れないことが何とも言えない。

    また、新夏の友人の葵は「わからない部分にこだわるより、わかり合える部分をすり合わせていく方が建設的だ」と言う意見で、この主張は魅力的だが、新夏の考えともあい入れない。

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    2026年09月03日
  • 人間標本

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    アーティストの気持ちすら理解し難いのだから狂人の気持ちなんて理解不可能…なはずなのに…
    現実かと思わせるリアルな心境が描かれていて、なぜそう考えるようになったかに触れるのが楽しかった。

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    2026年09月03日
  • リバース

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    最後の1ページを読むためにずっと読んできた気分。
    解説を読んで題名の奥深さにしっくりきた。
    湊かなえを心から凄いと思える1冊。

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    2026年09月03日
  • ありか

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    シングルマザーであり、自身の母親との関係性の自縛に囚われながら過ごしている美空。一人娘のひかりはとても明るく、時に母である美空を元気付けるようなはっとするセリフを口にする。何に対しても、遠慮がちな美空は、幼稚園の周りのママ友にも気を使い、自身の母にも気を使い、とても生きづらさを感じながら過ごしていた。

    フラフラと結婚してフラフラと外に出て行った美空の夫の弟である颯斗は、どうせ愛車であることをカミングアウトしながらも、兄の贖罪を果たすが如く美空と光の世話をする。

    美空の母が、美空に対して愛を与えず育てていたが、それを最大の愛と解釈し、美空にはずっと金を無心し続けていた。

    美空も周りに頼れる

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    2026年09月03日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    こんな本に出会えるなら人生捨てたもんじゃないし、人生って最高。
    程心の人間らしさや愛を大事にするところが美しいし、チー牛のティエンミンのビッグラブが最高よ。
    人間の良いところが最後のテーマになっていて痺れた。
    ホモサピが生き延びたのは生死に関係のないコスメティクスを大事にしていたからだとも言うからね。
    程心の地球愛、人間愛故に宇宙が終わってもええか。
    超個人的なものこそ価値があると思った。

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    2026年09月03日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    こんな本に出会えるなら人生捨てたもんじゃないし、人生って最高。
    程心の人間らしさや愛を大事にするところが美しいし、チー牛のティエンミンのビッグラブが最高よ。
    人間の良いところが最後のテーマになっていて痺れた。
    ホモサピが生き延びたのは生死に関係のないコスメティクスを大事にしていたからだとも言うからね。
    程心の地球愛、人間愛故に宇宙が終わってもええか。
    超個人的なものこそ価値があると思った。

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    2026年09月03日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

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    全11編収録の短編集。

    ページ数にすると236頁だけれど、
    岩波仕様の字組なので、かなり詰まった読み応え。

    有名どころとしては、
    「地獄変」「藪の中」あたり。

    どちらの作品も後世にいたるまでずっと語り継がれるのも納得の作品だった。

    先に「歯車」など後期の作品を読んだけれど、
    作中に漂う空気は全くの別物だった。

    こちらにはまだ、生きる人間の欲がちゃんとあった。

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    2026年09月03日
  • 熟柿

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    本のタイトル、なぜ『熟柿』なのか。最後腑に落ちました。
    過去が烙印となり誠実に生きても忘れようとしても足枷のように苦しみ続けることになる反面、会えない息子を思い続ける「母」の顔を持つ主人公に読者の私も胸が締め付けられました。第三者からの影響で偏見持たず、その愛がゆくゆく息子にも伝わってほしいと願うほどです。
    全て諦めて人生を捨てて自暴自棄になってもおかしくないのに、分岐点になる場面で選択肢し続け、行動力がある主人公。強い人のようにみえるが、決して強い人だからではない。
    おすすめ度MAX

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    2026年09月03日
  • 痴人の愛

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    ネタバレ

    自分のことが書いてあるかと思った。
    自分が育て上げたと思ったナオミが、誰とでも寝るしひどいあだ名がつけられているとわかったところは自分自身似たような経験があり非常に胸が苦しくなった。
    痴女になった彼女を許せない気持ちと、それでも女性美しさの前に抗えない気持ち、そして痴女がゆえのつかめなさ、自分のコントロールを完全に離れている様子にどうしようもなく惹かれることに完全に共感できる。男で共感できない人はいないんじゃないか。
    最も隠したい部分の感情がこれでもかというほど書いてある。自分に文才があってこの感情を言語化することができてもここまで赤裸々にこの部分を曝け出すはできないと思った。

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    2026年09月03日