ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ひどい民話を語る会

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    絵本になっている話は洗練されたトップエリートで、裾野?水面下?にはこんなに豊穣があったとは。もうがひらかれました。

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    2025年12月10日
  • ほんが すきな ホンガスキーさん

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    本が好きなホンガスキーさん。あらゆる本を持っています。ある日友達にナポレオンが飼っていた犬の名前を訊かれれます。持っている有名人の犬の本(珍しい本)で調べようとしますが、その本が見つからず、家のあちこちを探しますがやはり見つかりません。きちんと整理しているホンガスキーさんにはショックなこと。ホンガスキーさんの決断は?ナポレオンが飼っていた犬の名前は?…

    文字が多い絵本。小学生以上から読めて大人も十分楽しめます。むしろ内容を考えると大人向きの本だと思います。

    鉛筆画の優しいタッチがとても心地よく、ホンガスキーさんの素敵な本だらけの部屋は羨ましい!と思えるのですが、この本は、本を集めている人が

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    2025年12月10日
  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」

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    とても面白かった。近年急増しているナンカレー屋の秘密について解説されている。似たメニューが並ぶ理由やその背景にあるネパール人の問題等、本書を読んだ上でナンを食べに行くとまた違った印象を感じる

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    2025年12月10日
  • 深い河 新装版

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    一気に読んでしまった。
    「沈黙」の結論ともいわれる「深い河」の一行はインドに向かう。神はいるのか、いないのか。姿は見えなくとも、さまざまに転生するのだと。美津子の二面性に共感しながら、その両面を糊付けした孤独を馳せた。大津の生きざまを肯定したい。また読み返すだろうし、人生で大事な一冊になりそう。

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    2025年12月10日
  • 私の男

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    濡れ場が変にいやらしくなく情感たっぷりで美しい。ひとりぼっちだったふたりが親子となってふたりぼっちをやっているのがとてもいじらしく、歪ながらも美しくて幸せに過ごしてほしいと思った。
    時系列を逆に遡って話が進むので、恐らくふたりが1番幸せだったであろう時で話が終わるのが憎いなぁ。
    歴代トップ3には入る大好きな作品になりました。

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    2025年12月10日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    姫塚山に妙な宗教施設ができた。反対運動もあったのだが、あまり盛り上がらず、気がついたら出来ていた。その山には祠があり、江戸時代の姫を祀っているのだが、その記憶は地域の住民にも忘れられつつある。その町で、目玉を抉られて死んでしまう事件が立て続けに起きる。

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    2025年12月10日
  • コンビニ人間

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    普通が何か考えさせられた。みんなそれぞれの普通があって、自分は普通だと思っていてもお互い変わり者だと思っているかもしれない。

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    2025年12月10日
  • 大鴉の啼く冬

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    ネタバレ

    「沈黙」「哀惜」とアン・クリーヴスの魅力に取りつかれ、シェトランド8作を揃えてしまった。自然のクローズドサークルであるシェトランド諸島の静謐かつ透明な環境の下で冷徹な犯罪を、主人公ペレス警視が追う謎解きシリーズ。自然と人間の共生、登場人物達の個人的事情と人間、とても読み応えがあって素晴らしかった。じっくり書き込まれているのでスピード感がないのも全然気にならず、最後の真実が明らかになるにつれ、じんわりと寂寥感が増していく。やっぱ良い。最新翻訳が出るまでに、このシリーズをじっくり読んでいきたい。

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    2025年12月10日
  • 入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください

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    ネタバレ

    となりに住んでる怪異に好かれる事が入居条件っていうのが新鮮で読み始めた。自分の誕生日を教えないなど注意点はあるが怖い話をずっと聞かせてくれるのはいい?のか本当にありそうな怖い話は面白かった

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    2025年12月10日
  • 踊りつかれて

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    著者の話題の新作だけに、読む前からの期待感もかなりのものだったけど、さらにその上を行く出来。SNSの持つ悪魔性が際立つ内容だけど、決してアンチな立場一辺倒ってわけじゃなく、まだ歴史が浅い文化なんだから、これからきっと然るべきルール編成が順次行われ、利便性も上がっていくだろうっていうスタンス。でもそこに至る過程で、最悪命が失われるっていう事態を軽く見られる訳もなく、現時点での個人的な見解としては、圧倒的に否に傾く。有事の有用性なんかが引き合いに出されたりするけど、それでも尚、”無い”時代の方が幸せだったと考える。でも戻ることはもはや出来ない訳で、それありきの上で、生産性のある議論を進めなきゃって

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    2025年12月10日
  • みかんファミリー

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     中学1年生の美琴は、母と祖母との3人で暮らしている。ある夏、その母がかつての同級生の朱美さんと再会し、彼女の家族と一つ屋根の下で共同生活を始めることになる。朱美さんには娘と孫がいた。その孫と美琴は同じ中学校の1年生で、その子は、ちょっと変わり者だった。よく知らない人たちとの生活が始まるが…
     
     初読みの作家さんで、野間児童文芸賞、坪田譲二文学賞、小学館児童出版文化賞を受賞している。受賞歴からもわかるとおり、ジュニア向けの小説を多く書いており本作もそうだ。ただし子どもでも大人でも、年代を問わずにおすすできる本である。

     表紙カバーの絵には「蜜柑」が描かれているが、題名の「みかん」には、それ

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    2025年12月10日
  • ホテルローヤル

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    ホテルローヤル・‥それぞれの短編が過去に遡ってゆく‥
    不思議で目が離せないそれぞれの人々。
    せんせぇ・・・の二人がここで‥‥
    不思議な穏やかさでそのまま静かに終わりました。

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    2025年12月10日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    この延長線上に「小説」があるんだなと思うと感慨深いです。
    癖のあるラノベ特有のボケとツッコミも、先輩たちが不自然に最原と二見をくっつけようとするところも
    ちゃんと物語に関係してくるところが上手いと思いました。

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    2025年12月10日
  • 太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密

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    日本人を父に持つ子供たちが1970-80年代にアフリカに取り残された。金属資源を探査するために押し寄せた日本人単身者は現地では幸せな家族を持った。しかし単身で帰国することが前提だったのかもしれない。
    父の記憶がない(ほとんどない)子たちは、父に焦がれて会いたいと明るく願う、太陽の子。その子たちの現地の生活を支援する日本人や、そして彼らを取材する記者の生き方も強くて尊い光。
    一方で、日本に帰った父には日本の家族が今は(昔も)ある。触れたくない過去なのだろう。
    記者がどこまで追求するのが正義なのか・・・。闇のままにしておくのか、答えはないだろうけど、「太陽の子」は存在する。

    記者という仕事は取材

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    2025年12月10日
  • 新 本所おけら長屋(一)

    購入済み

    新本所おけら長屋

    相変わらず、涙あり、笑いありの心温まる内容でした。万松コンビの復活に拍手👏!
    お染さんと鉄斎の仲はこのままなのかなあ、それともシリーズ終盤に何かあるのか期待してま〜す。

    #ほのぼの #泣ける #笑える

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    2025年12月10日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった。本編も文句なしだったが、最後に掲載されているロイヤルファミリーの競走成績を見ているだけで思わず目頭が熱くなった。

    欲を言えばテーマから外れているのも承知の上で、本編で描かれなかった最後の一年を読んでみたかった気持ちもある。
    大阪と春天といった春のG1戦線を経ての凱旋門挑戦への決意。フランス・ロンシャン競馬場で行われるフォワ賞での敗北と、日本競馬史上初となる凱旋門賞の制覇。
    そして日本帰国後にソーパフェクトと繰り広げられた秋のG1戦線、ジャパンカップを経た有馬記念のラストラン。

    正直に言えば、とても読みたい。読みたいが、あの競走成績を見るだけでそういった各エピソードが想起できた時

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    2025年12月10日
  • 春の星を一緒に

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    藤岡陽子さんの医療小説

    何となく既視感があるなぁと思ったら、
    どうやら本作『春の星を一緒に』は『満天のゴール』の続編のよう。

    看護師をしながらシングルマザーで息子の涼介を育てる奈緒は40歳。前作から7年が経っているので、涼介は17歳で進路に悩む時期。出戻りの奈緒を陰ながら支えてくれる実父の耕平も80歳となりご健在だ。

    海生病院と宇野山診療所を兼務している三上に対する奈緒の淡い恋心や、涼介の進路を巡る問題。
    そして、今回も大切な人との別れと出会いが繰り広げられる。

    藤岡陽子さんは看護師をされているので、医療現場の圧倒的なリアリティがあり、生と死に触れる頻度が多いからこその説得力がすごい。

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    2025年12月10日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝✖️池井戸潤

    面白いに決まってる!
    期待通りに熱いドラマ。
    そして期待通りに嫌なヤツも出てきます。

    選手同士の軋轢や友情や努力、
    上巻はまだ本番が始まる前までなのに
    泣けてきます。
    早く下巻来ないかな。

    さらにテレビ局が
    スポーツ中継としての伝統を守る姿勢に
    感動しました。
    スポーツ中継に
    お笑いやアイドルのゲストは不要!!
    無理な感動の煽りもお涙頂戴もポエムも不要!!

    「スポーツ中継とは、競技の素晴らしさや面白さ、難しさ、そして人間ドラマをそのまま視聴者に届けるもの。それ以上でもそれ以下でもない」

    フィギュアスケートやバレーボール中継の局に
    聞かせたい。

    2026年にドラ

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    2025年12月10日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    へき地医療に地震、コロナなど今の日本の問題を反映していて面白かった。それぞれの事件の動機が過去の医療ミスに全て集約されていて複雑に絡まっていて悲しい結末をもたらしていた。割と救われない物語であったが、死と隣り合わせの人間の心理状態や城崎先生の相変わらずの推理は読み応えがあり、前作に続いて面白かった。

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    2025年12月10日
  • 四日間家族

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    それぞれの事情を抱えてネットで自殺願望で集まった4人
    ハラハラドキドキ、ちょっと痛そうな場面もあった
    スピード感満載の小説だった。
    面白かった。

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    2025年12月10日