ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 世界99 下

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    ネタバレ

    toi booksで購入。

    ものすごかった。SFチックな世界を描きながら、怖いくらいに今の社会の雰囲気がありありと描かれていて恐ろしい。それは言わない約束、気づいてないふりしてやり過ごすことになっていることを全部剥ぎ取って、顔を両手で掴まれ「こうですよね。私たちの住む世界ってこうなっていますよね」と無理矢理に直視させられる感覚の読書だった。

    この社会はそれぞれの存在に対して、一定の果たすべき役割や振る舞い、感じ方を受け入れさせようとする圧力に溢れている。そこから外れてしまったら、はぶられてしまったらサバイブできない、と感じる生きづらさ。

    中心的には女性の生きづらさ、息苦しさ、が描かれてい

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    2026年01月02日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    中学時代に大好きだった本を約10年ぶりに。
    1年ほど前、私の好きな本として付き合う前の彼氏に紹介したらすぐに読んで感想文を送ってくれた。今回は反対に私が再読をすすめられて手に取った。

    中山七里さんの本はこの「さよならドビュッシー」をきっかけにほとんど読むほど大好きだったが、やはり何度読んでも面白い。
    ミステリー×音楽×青春劇という要素は、クラシックになじみのある私的には最高の組み合わせだった!

    >印象的な点
    岬洋介はピアノ演奏をハードとソフトの両面から構成されると構造的に教えているのが面白かった。ソフト面では、演奏者が作曲者・作曲背景・時代をどれだけ理解しているかという“解釈力”が大切にな

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    2026年01月02日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    オーウェルスペイン内戦で知ったスターリニズムの真相を描く

    輓馬が鞭打たれるのを見て動物と労働者を重ね合わせたことに着想

    豚と人間は最終的には不穏な関係になること(冷戦)を示唆

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    2026年01月02日
  • カフネ

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    素晴らしいの一言。

    家事代行サービスを必要としている人々はたくさんいる。提供している側も例外ではない。提供している側も誰かを何かを必要としている。そうやって人々は支えあっていることを気づかせてくれる作品。

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    2026年01月01日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    読み進めるにつれて徐々に点と線がつながってゆき、壮大なスケールの話でありながら日常・非日常にあふれる小さなしあわせや絶望を描いているのがさすがでした。お正月ムードのなかで読んだこともあり、希望に満ち溢れた終末の世界が美しく感じられました。

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    2026年01月01日
  • ひたひたまで注いでコトコト煮詰めた話

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    普通のレシピ本と思って読んだら面白すぎてびっくり!!
    乳がん検診の手術着の話が1番好きでケラケラ笑った。
    くっつくフライパンでも作れる!(聞いたことない料理のキャッチ)も最高でした。

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    2026年01月01日
  • Ank : a mirroring ape

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    テスカトリポカから作者を知り、本作を読んでいます。

    京都暴動というクライムサスペンスの皮を被った、進化と自己鏡像認識がテーマのゴリゴリのSF作品です。
    SFにサスペンス要素がひとつまみ入ってる感じでしょうか。QJKJQでもそうでしたけど、単純なサスペンス、グロテスクで終わらないのが作者の凄さですね。

    話が動き始めるまでに時間がかかります。
    テーマ自体が壮大なため、物語の中に前提知識を入れ、かつ、説明くさくならないようにするためにはどうしてもこのページ数がいるのでしょう。
    物語は中盤から加速し始めて、疾走感のあるシーンも相まって、400ページくらいから一気に読み進められました。

    少しとっつ

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    2026年01月01日
  • 珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて

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    この「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズは全て読ませて頂いてますが、今回はオムニバス形式でした。ただ、その全ての短編集全てがとても面白かったです。そして、全て読み終わった後、最後の短編集と途中の短編集が間接的にリンクしていることに気がついた時は鳥肌が立ちました。全ての短編集を予想外の展開に持っていけることはすごいと思います。改めてこれからもこのシリーズを読み続けていきたいと思いました。

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    2026年01月01日
  • 硝子の塔の殺人

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    読み応えあったなぁ。
    そして、最後まで真相が分からず面白かった。
    倒叙ミステリーなのかと思いきや…
    この中に出てくる作家さんの作品もぜひ読んでみたい!

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    2026年01月01日
  • ドナウの旅人(下)

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    高校生の頃に夢中になって読んだ本を再読。

    当時は海外に行ったことがなく、西ドイツからルーマニアにかけての情景は全て想像の中でしかなかった。
    大人になって実際にドイツ・ハンガリーなどの東欧諸国を訪れたことで、ドナウ川の流れやヨーロッパの果てしない平野、駅に降り立った時の寂寞感が私の中で現実のものとなった。 

    母・絹子とその愛人の長瀬、娘の麻沙子とドイツ人の恋人シギィ。
    四人の複雑な関係のまま進んでいく旅路は、一編の叙情詩のように感じられる。

    高校生の頃に憧れた麻沙子に近づけているかはわからないが、それでもこの作品が私の人生に影響を与えたことは間違いない。

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    2026年01月01日
  • 隣人の愛を知れ

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    面白かった。主人公が1人じゃないし、みんながどこかで繋がってる。気が付かないだけで私の周りもそうかもしれない。最後の最後まで夢中にさせてくれた。この本に出会えたことに感謝。

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    2026年01月01日
  • 禁忌の子

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    禁忌の子、英語のタイトル
    We were born
    最後にかけての回収がすごい凄い。
    緊急医の元に搬送されてきた人物が自分と瓜二つ。
    その謎を解いていく。
    素晴らしい小説でした。

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    2026年01月01日
  • 哲学なんていらない哲学

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    あのちゃんのライブのMCを聞いてるかのような本だった。脳みそに突き刺さってくる
    この本は私にとって聖書でもなければ人生の指南書でもない。ただ私はこの本をこれから何度も読み返すだろうし刺さった言葉はきっと抜けない。
    呪いには呪いを。一緒に。

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    2026年01月01日
  • 正欲(新潮文庫)

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    とてもえぐられた。自分の生き方を見つけた瞬間にへし折られ諦めなければいけない社会、現実だなぁー…
    そして自分自身に対しても悲しくなった。つい、じゃぁ何が正しいのかと正解を求めてしまう自分。私は理解者だよと安心させようと両手を広げている自分。正しいルートに乗ろうと必死な自分。。でもそれは社会の一員として働く側としては必要だし求められる。でもそれは誰かにとっては目障りな事もある。難しい…!!

    色んな考えや悩みや環境や経験に基づく個人個人のマイノリティがあるのは当たり前で、みんな声を大にして言ってないだけで誰しもがそうなんだなって逆に安心することもできる、厳しいけど優しい、そんな作品でした。

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    2026年01月01日
  • 傲慢と善良

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    共感したり、反発したり、たくさんの思いが溢れてくる良書だった。

    真実が石巻に行ってからのパートは特に好きで、これまで母親に依存され、依存していた真実が、ようやく自分を取り戻せていく過程をみて、本当によかったと思えた。

    "架に会おう。前に進めなくて、これで終わりになっても。終わらなければ、真実はたぶん、その次のことさえ、見えてこない。終わってもいい、と初めて思えた。"

    ここに、一人の人間が成長する姿を見た。まるで、パリパリと音を立てて殻を破るように。
    終わりを迎え、受け入れることで、人はそれを過去として昇華し、未来へと進める。

    この後架とうまくいこうとも別れようとも、

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    2026年01月01日
  • 破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

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    破天荒フェニックスというタイトルに相応しい内容だった。
    よく諦めずに今までオンデーズを生かし続けたなと心の底から敬意を表したい。
    たくさんの死地を乗り越えて逞しくなっていった田中会長とその仲間たちの姿にずっと興奮してしまった。
    読みたくなくなるようなハードシングスがいくつか描かれており読んでて苦しかった。
    まじすごい。

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    2026年01月01日
  • 一次元の挿し木

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    Xでバズっていて読んだ。そこから読書って面白いな、と思い読書習慣がついたきっかけの作品。この本に出会えたことで読書が趣味になって大感謝。
    人の優しさ、脆さ、強さ、本だから書けた表現で非日常の世界に連れて行ってもらえた。

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    2026年01月01日
  • ぜんぶ本の話【毎日文庫】

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    本好きな池澤父娘の仲の良さが伝わってきて、楽しげで微笑ましい。

    児童文学から始まり、SFやミステリへと話が広がって行って、私の好みのジャンルであったこともあり、これは読んだことがある、それはまだ読んでいないという感じで二人の話に入り込み易かったのも良かった。

    翻訳本にはあまり食指が動かない私だが、「翻訳物は確実に面白い。訳者が翻訳して日本で出版する時点で、すでに高いハードルをクリアしているわけで、よほどでない限り外れはない」という発言を読み、読んでみようかなと心動かされる。

    子どもの頃の私の愛読書だった坪田譲二が「今ひとつ切れ味が悪い」と評価が低かったのには苦笑した。

    「人間そのものに

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    2026年01月01日
  • フロントライン

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    2025年初読書はフロントラインでした。コロナに立ち向かうそれぞれの立場での生き方がとても面白かったです!
    今思えば、分からない恐怖、未知のものへの不安がこんなにも大きいものなんだとあらためて実感しました!映画も観てみたいです!2026年の1冊目、大当たりです!

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    2026年01月01日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    それぞれのキャラクターが特徴的に表現されて、自然とイメージ出来て、どっぷり陸上部の一員として本の中に入り込んでいる感覚になりました。
    主人公の心の動きや、心理状態、更には心拍数が、読者である自分と共有して、競技に参加している感覚を覚えました。

    最後は感動で涙が止まりませんでした。
    素晴らしい本だと思います。

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    2026年01月01日