ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再会を読むにあたって今までの物語を復習、ようやく新しい章に突入。
    ネズミと別れて二年、再会を信じてNO.6の再建に尽力する紫苑。
    そんな紫苑の様子を見守る母の火藍やイヌカシたちは紫苑に危うさを感じている。
    No.6では連続殺人事件が起こったり、なんとなく不穏な状況の中、ようやく紫苑とネズミは再会を果たすのだが、ネズミには何やら紫苑に隠していることがあるようだ。
    ネズミは紫苑の中にある何かに対して恐れている。
    自分の知らない紫苑を感じている。
    それはこれから相対するであろう紫苑の父親の血なのだろうか。
    物語が進むにつれてイヌカシが大好きなキャラクターになっているのだが、今回もシオンの将来を考えて

    0
    2026年04月15日
  • 傲慢と善良

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話題作を読破

    ハードル高かったがそれを超えるほど面白い
    大学卒業後の人に読んでもらいたい

    現代の婚活についての話、人を選ぶとはどういうことかを男側と女側で描いている
    どの人物にも共感出来る部分が多くあるし、それはそうだけど、という部分もあって楽しい
    人を選ぶことは傲慢なのか、自分の意思なのか、周りからの圧力なのか、「ふさわしい」ってなんだ

    解説の朝井リョウも面白い

    0
    2026年04月15日
  • 横道世之介

    Posted by ブクログ

    世之介は少しずつ東京に馴染んでいくけど、
    田舎で育ったまっすぐさやピュアさをずっと持っているところがよかった。

    読んでいるうちに、気づいたら世之介のことを好きになっている。
    人物の魅力で読ませる小説が好きな人にはかなり合うと思う。

    0
    2026年04月15日
  • 潤日(ルンリィー)―日本へ大脱出する中国人富裕層を追う

    Posted by ブクログ

    近年日本にやってくる中国人とはどういった人々なのか。その問いに純粋に向き合っていることが、更にその中に人に対する温かみがあることが伝わってくる。「中国人」では決してくくれない、その多様性と、背景と歴史と文化を、私たち日本人は知らなければならないと思った。
    それは批判してはいけない、同情すべきところもある、ということではなくて、知ったうえでの判断と個別の対応をしていかなければいけないということ。

    0
    2026年04月15日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    睦月晦日の戌の刻。辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討ちあり。

    あれは忘れもしない二年前の睦月の晦日。雪の降る晩のことでございます。

    あーもう最高でございます!
    すべての話が繋がって、繋がって、あー、良かった。

    0
    2026年04月15日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    解説がめっちゃ良かった。
    一度人間として太宰治は''死んだ''あと、心を無にして才能に溢れる作品を世に出し続けた。その後自分の心の底に眠っていた本当の自分を出して、本当に死んだ。戦後も戦時中も作品を出し続けるその気概や、孤独と向き合える力は単に酒や女に溺れた男と称して言い訳がない。

    家庭であまり愛されずに育ち、親が資本主義の波に乗るエリートで、農民の土地を買い占める成金の息子であるというステータスに疑問を持ってマルクス主義の運動に参加するところが、最高。
    精神疾患(アルコール中毒、薬中毒)といったものへの理解がまだあまり無い時代背景もあり、時代を感じた

    0
    2026年04月15日
  • ゴリラ裁判の日

    Posted by ブクログ

    ゴリラが裁判⁉︎と思い手に取った本

    アメリカ式手話を使いこなすゴリラのローズ←まずここからすごい。今までの記録でも言葉を使える動物はいたが、完璧に使いこなす動物はいなかった。現実ではフィクションかもしれないが、これからの将来にローズのような動物が生まれてくるかもしれない。

    ローズがもう一度裁判をするシーンが一番考えさせられる。
    人間と動物の違い。それは種全体として複雑な言語体系を持つか否か。人権が適応される“人間”とは。
    法律を学んでいるので、私たちが人間であるというのは“ただの慣習”である、というのにとても驚き、また考えさせられた。人間とされてきた命と、人間とは認められていないが限りなく

    0
    2026年04月15日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    面白かった。なんかずっともやもやしながら読んでいてそれを自分の中で言語化できず、読後も未消化のものが残ったけど、それこそがこの本の価値のように思えた。答えを提示する本ではない。読者に考えることを促すような本だと思う。
    自分のあたまが悪くてすっと理解できないところも多く、たぶんほとんど理解できてないがまた読みたいと思った。

    0
    2026年04月15日
  • 朝のあかり 石垣りんエッセイ集

    Posted by ブクログ

    戦前から戦後にかけて一家を支えた職業婦人の人生が詰まっていた。
    今より男女の待遇差が大きかった時代の苦労もあることながら、詩作をしながら定年まで勤めあげた矜持も見え隠れする。
    生活詩というのか、生活していく者の目線で、人生の酸いも甘いも噛み分けていくような、真に迫るエッセイだった。

    0
    2026年04月15日
  • エピクロスの処方箋

    Posted by ブクログ

    マチ先生の言葉に心が落ち着いていく心地よさを感じました。本があること、小説があることの幸せを感じることができました。

    0
    2026年04月15日
  • 方舟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ネタバレ禁止!
    と謳われ過ぎる中でも、上がり切ったハードルをしっかり超えて、面白かった。

    シンプルに、気付かなかった!なるほど!という気付きからのどんでん返しが、読んでいて気持ち良かった。

    バッドエンドなのに爽快な読後感を得られたのは、後半、主人公の選択に、読者としてがっかりしてしまったからだろう。
    (いやまあ、死にたくないし、仕方ないんだけどね。)

    ここぞという時の選択って大切。

    0
    2026年04月15日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    相変わらず、朝井リョウの言葉の使い方が好きだ。

    ともすればネガティブになりがちなテーマを、予想外の立場で捉えて俯瞰し、フラット、且つ興味深さを隠さない物言いが、新鮮でとても気持ちが良かった。

    どう生きて行くかなんて人それぞれ、という「多様性」という言葉を初めて良い意味に捉えさせてくれた作品。
    「正欲」もそうだったが、この人の作品は、気付きと共感を、どちらも得られるので大好き。

    0
    2026年04月15日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本書を読んで、目に見えているものだけが真実とは限らないのだと強く感じました。世間で騒がれるニュースや噂の裏側には、さまざまな出来事や誤解、語られない背景があるのだと思います。

    優しく生きるとその優しさを利用され、正しく生きようとすると搾取されてしまう。そういう現実には、強い苦しさを覚えました。その中で「自分を大切にすること」「自分を守ること」とは何なのか、分からなくなってしまう感覚にもなりました。

    物語のラストは苦しく悔しさが残る一方で、どこか安堵するような不思議な余韻があり、読後の感情を簡単には言い表せません。自分が抱いたその苦しさや悔しささえも、傲慢なのかもしれないと考えてしまいました

    0
    2026年04月15日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    凄いとしか初めの感想はなかった。
    ドイツを拠点に活動する刑事弁護士が主人公の連作短編集。其々主人公が関わった裁判と裁判に導く描写が凄い。また自分の仕事に誇りを持って事件に邁進する姿が好ましい。夫のぺーターとの関係性も素晴らしく、ノンフィクションかと思い違いした程だ。どの章も凄いが、「自白」だけでも読んで頂けたら、、一章を置いて伏線回収の章があるがそれがプロローグに繋がるという、各章も計算され尽くしてあり、お勧め度はマックス。

    0
    2026年04月15日
  • なぜ存在しない感覚が感じられるのか~共感覚の謎を解く~

    Posted by ブクログ

    少々難しい。グローバルワークスペースですべて理解できるって本当なんだろうか? またナンバフォームの話は面白かったが、1億やグラハム数などに対してもその理解が適用できるのか、という話になってくると数学の哲学の領域になっていくような印象を持った。

    0
    2026年04月15日
  • 日の名残り

    Posted by ブクログ

    初めて手にした時には、展開の乏しさに、あえなく挫折。今回、リトライして、完読。引き込まれるには、かなり読み進める必要がある。
    時は1956年、舞台はイングランド。執事スティーブンスの6日間の小旅行、そこに15~35年前の出来事の回想がはさまる。
    スタイルがやや型にはまりすぎている気もする(執事らしさの演出なのかもしれない)。途中、ドーリントン邸での秘密裏の国際的会合など、どこかモームを思わせるところもある。何度も出てくる執事の品格の議論では、お茶大のあの先生の顔が浮かんでしまった。
    解説は丸谷才一。イギリス文学史とイギリスの時代的変化の文脈で本作品を論じている。恋愛小説として読んでしまったが、

    0
    2026年04月15日
  • カフェどんぐりで幸せ朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生活の中の朝食の時間を、
    自分と向き合う、自分のための時間にするって素敵だなと思った。

    難しいことじゃないけどなかなか気付けないから、読んでよかった1冊。

    0
    2026年04月15日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

    Posted by ブクログ

    感じた印象:読書と日本社会の関わり
    印象に残ったこと:自己啓発がコントロールできる内面の変化を求めていることには納得がいく。どの自己啓発本を読んでも、感じる印象に大きな違いがないことに合点が言った(当初は自分にとってノイズではなかったことが、今はノイズに感じはじめてしまっており、自己啓発本に手が伸びなくなっているかもしれない)。

    読書などのノイズから得られる新たな価値観を得ることの成功体験があれば、読書をはじめ文化的な娯楽への興味を持てるのでないかと思う。

    三宅氏が提案する働き方の考え方には大いに賛同する一方で、同僚同士の相互理解も、より重要になると感じられた。

    タイトルから想像した内容

    0
    2026年04月15日
  • ライアーハウスの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    孤島に聳え立つ来鴉館で噓つきたちの饗宴が始まる。
    お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。
    「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」
    嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、噓で雇われたメイド(アリカ)が館に集められ、金にものを言わせた自前のクローズドサークルが完成。
    有能メイド・葵の鬼のダメ出しの末、綿密に練られた復讐劇は、成功間違いなしと思われた。
    しかし、一夜明けると、彩莉が殺した覚えのない死体が転がってい

    0
    2026年04月15日
  • 暗号解読(下)

    Posted by ブクログ

    上下巻をやっと読み終えた。上巻でエニグマ暗号を扱った時点で、もうネタがないのではないかと思ったら、さらに現代使用されている「公開鍵」を使用した暗号のことを扱い、ビットコインの仕組みまで解説されている。補講や懸賞問題もあって至れり尽くせりだ。

    フェルマーの最終定理が抜群に面白かったので読み始めたが、本質や骨子を理解できる優しい例えが導入されていて、科学をなるべく面白く語るスタイルは貫かれている。

    0
    2026年04月15日