人魚が逃げた

人魚が逃げた

小説・文芸
1,500円 (税込)

7pt

本屋大賞4年連続ノミネート! 今最注目の著者が踏み出す、新たなる一歩とは――。幸福度最高値の傑作小説! 〈STORY〉ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    人魚が逃げた
  • タイトルID
    :
    1724746
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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人魚が逃げた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物語の中でさらにフィクションが散りばめられていて現実との境目がなくなっていった。
    今の最悪な状況が全てが決まっていた運命だと思ったら(私も)心が軽くなった。

    1
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    人は思っている事と行動が伴ってなくて、それぞれが少しずつすれ違っていくアンジャッシュな感じを人魚姫を通して心揺さぶられた。なんとなくいい感じになりそうな想像を掻き立てられる各章の終わり方もとても優しくて好きでした。

    1
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    一気に読めました!青山さんの作品は、主人公1人1人に感情移入できて、ほっこりします。この作品でもそれは健在でしたが、ファンタジーと絡めていてワクワクもさらにプラスされて楽しかったです。最後まで楽しさが詰まっているので、色んな世代の方に読んで欲しいなぁって思いました。
    あと、銀座という街も私自身好きなので心が落ち着きました。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    2024年出版、222ページ。ファンタジックな作品?と思わせつつ、現実的な設定?と思わせたり。小編が縦に横に、心地良く複雑に織り成されていく様は見事だなぁと。全体を一貫して、状態に応じた認知バイアス、客観視の難しさ、キッカケを掴む事の貴重さ、安易で歪んだ認知のまま進むことの不幸とか、視点を変える機会を受け入れる柔軟さ大切だなぁとか、色々感じた。童話世界なるものの解釈・認識の持ち方も面白いなぁと思った。

    1
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    物語は捉え方次第というポイントを伝えているのが面白い。その上で、ある一面だけしか見えてないこともあると気付かされる。また、あの時のあの行動は間違っていなかったと感じられるようになる事も重要だと伝えてる気がする。そこを踏まえて人魚姫を題材にするって凄い!!!

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    青山美智子の『人魚が逃げた』を読んだ。

    舞台は銀座の歩行者天国。そこに、王子の姿で逃げてしまったという人魚の人形を探している青年が現れるところから、物語は始まる。

    人魚の人形を探すという設定は、一見するとファンタジーのようだが、描かれている人々や出来事には妙にリアルなところがある。登場人物たちは、それぞれに迷いや後悔、言葉にできない思いを抱えていて、非現実的な出来事の中にも、現実の人間関係に通じる切実さが感じられた。

    物語はオムニバス形式で、それぞれの登場人物の過去や現在が描かれていく。最初は別々の物語に見えるものの、読み進めるうちに人物や出来事が少しずつつながり、一つの大きな物語として形を成していく。その構成がとても印象的だった。誰かにとっては何気ない出来事が、別の誰かの人生に影響を与えている。そうしたつながりが、銀座という人の多い場所を舞台にすることで、より鮮やかに浮かび上がっていた。

    登場人物たちの恋愛も、劇的に始まるというより、日常の中で少しずつ育っていくものとして描かれている。自分の気持ちに気づくまでに時間がかかったり、相手の思いを確かめられないまま遠回りしたりする姿には、恋愛の不器用さやもどかしさがあった。一方で、過去の経験や傷を抱えながらも、誰かと向き合うことで少しずつ前に進んでいく姿には、恋愛が人を変える力も感じられた。

    私自身の恋愛は、好きな人に積極的にアタックするというより、いつの間にか相手も自分を想ってくれていた、ということが多い。だから、登場人物たちの恋愛に描かれる、はっきりしたきっかけがないまま気持ちが近づいていく感覚には、共感できる部分があった。相手の何気ない言葉や態度を後から思い返して、「あのときから始まっていたのかもしれない」と気づくことがある。そうした恋の始まり方は、物語の中で人と人との縁が少しずつ結ばれていく過程とも重なって見えた。

    また、私自身も、恋愛では相手の気持ちを待つだけでなく、自分の思いを言葉にすることの大切さを考えさせられた。自然に関係が進んでいく恋愛は心地よい反面、互いに遠慮していると、伝えられないまま終わってしまうこともある。登場人物たちの迷いや選択を読んでいると、相手を想う気持ちだけでなく、その気持ちをどう伝えるかも大切なのだと思った。

    最後は、「起承転結を経て、落ち着くところに落ち着いたな」と思ったところで、もう一ひねりある。最後まで読んで、「なるほど、そう来たか」と思わせる展開が、青山美智子らしくて面白かった。これまでの出来事が別の角度から見え直し、登場人物たちの思いや関係がより深く感じられる仕掛けになっている。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    優しい優しい物語(*^^*)

    少しずつ人が交錯して
    みんな自分と向き合って
    ちょっと背中を押してもらったりして
    前に進める物語☆彡

    好きだな〜(•ө•)♡

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    青山さんの連作短編集を読むのは『お探し物は図書室まで』『月の立つ林で』『木曜日にはココアを』『月曜日の抹茶カフェ』に続いて5作目となります。今回はオーディオブックの朗読で楽しんでみました。男性と女性のナレーターが各編の主人公に合わせて交替で読んでくれるので、お話の内容も相まって実に心地よい【聴く読書】の体験となりました。

    各編の主人公は、12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員男性、ニューヨークに旅立つ20歳の娘と銀座で買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込み過ぎて妻から離婚されたコレクター、カフェパウリスタで文学賞の選考結果を待つ男性作家、元「手タレ」で今は銀座の高級クラブのママとして働いているホステス。

    これらの人々が、週末の銀座の歩行者天国で、アンデルセンの『人魚姫』に登場する“王子”と遭遇することで、それぞれ自らの人生を振り返るとともに新たな一歩を踏み出そうとする。そして、青山さんの真骨頂である、それぞれの主人公がリンクし合うことを匂わせるような書きっぷり。最後に待っているこの話の落としどころも「さすが!」のエンディング。今回はオーディオブックでも十分に楽しめました。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    短編集かと思いきや、物語はちゃんと伏線回収があって面白い。片方から見たもの感じたものは、もう片方からは全く違った見方や思いがあったりする。それが分かり合えるようになれるのは簡単じゃないけど、面白いなぁと。

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    相手の気持ちを聞かずすれ違ってしまうこと、時々ある
    この物語ではすれ違ったまま終わらない結末にほっとして笑顔になれるからいい(“本物の”人魚姫の王子様以外…)
    理世さん、本当に素敵な人なんだろうな
    突然のファンタジー!所々で出てきた街の人たち、あの物語の!と見返すのも面白かった

    0
    2026年09月16日

人魚が逃げた の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    人魚が逃げた
  • タイトルID
    :
    1724746
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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