鎌倉うずまき案内所

鎌倉うずまき案内所

825円 (税込)

4pt

『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞し、『お探し物は図書室まで』で本屋大賞にノミネートされた人気作家・青山美智子氏の最新文庫です。主婦向け雑誌の編集部で働く早坂瞬は、取材で訪れた鎌倉で、ふしぎな案内所「鎌倉うずまき案内所」に迷いこんでしまう。そこには双子のおじいさんとなぜかアンモナイトがいて……。YouTuberを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。クラスで孤立したくない中学生。気づけば40歳を過ぎてしまった売れない劇団の脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成の始まりから終わりまでの30年を舞台に、6人の悩める人々を通して語られる、心がほぐれる6つのやさしい物語。最後まで読むと、必ず最初に戻りたくなります。

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鎌倉うずまき案内所 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    面白すぎる。

    短編の過去と未来、そして、内巻きさん外巻きさんという、異次元の老人二人が繋がるぐるぐる。

    本当に渦巻きのように、それぞれの人生が少しづつ重なって、繋がって、運命の出会いなんかじゃなくったって、そこかしらですれ違って、刺激されてまたぐるぐる。

    そんなそれぞれの人生感の中から、

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    0

    Posted by ブクログ 2024年04月27日

    初めて青山美智子さんの作品を読んだ。最近、鎌倉に行く機会があったので「鎌倉うずまき案内所」を選んだ。6つの短編集になっている。はぐれてしまった人たちは双子のおじいさんとアンモナイトの所長のアドバイスを聞いて大切なことを「気づく」ことができる。他の短編に出てきた人たちが登場したりなど、伏線が多くもう一...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    登場人物の繋がりが面白くて、相関図みたいなのを書きながら読みました。最後もいい意味で予想を裏切られました!2回読むとより楽しめそうです。伏線系が好きな方にもおすすめです。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    348ページ
    1480円
    7月28日〜7月31日

    古ぼけた時計屋の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。螺旋階段を下りた先には、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて『はぐれましたか?』 と尋ねてくる。会社を辞めたい20代男子。ユーチュー
    バーを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    内巻きさんと外巻きさん、双子のおじいさんのいる「鎌倉ねじまき案内所」。
    不思議なこの場所に迷い込んだ人たちは、人生のヒントをもらい道をみつけていく。

    現代から6年ごとに過去の話となり、主人公の代わる連作形式なのだけど、人と人の繋がりがよく読めば読む程じんわり溢れてくる。 
    いちかと文太さんのお話が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    『ただいま神様当番』の神様もかわいかったけれど、内巻さんと外巻さんもまたよかったです。

    6年ずつ遡っていくというのも新鮮でした。青山さんの作品をいくつか読んだので、この人はさっきの人と同一人物ね、とつながりを見つけてニヤニヤしていました。でも最後の年表を見て、え!この人どこで出てた!?となり、また...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    鎌倉にある古い時計店の端にある立て看板
    「鎌倉うずまき案内所」
    矢印どおりに地下へと進み、辿り着いたその部屋にはオセロをする双子のおじいさんと壁掛けのアンモナイトが・・・

    6つの短編は現在から過去に遡る形で進行する。
    令和から平成、昭和へとタイムスリップするため、数十年とはいえ、人々の営みにも世相...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    青山美智子の鎌倉うずまき案内所を読みました。
    舞台は鎌倉。
    突然現れる案内所。螺旋階段を下りていくと双子の紳士がオセロをしています。
    壁の飾り物と思ったアンモナイトは生きていて、甕の中へ。
    物語は2019年から6年ごとに遡った短編です。
    登場人物は、リンクしてオムニバスになっています。
    面白かったで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    短編ですが、それぞれがつながっているお話。1つ1つの話が面白いのもあるけどつながりを探す面白さもある。
    時代が6年毎遡っているので、時系列がわからず、ちょっと混乱するけど年表が最後にあってまとまりました。元気が出る小説です

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    短編なのに登場人物がいろんな話で絡んでくるのが青山文学の真骨頂。時代が遡りながら登場人物がどんなふうに他の物語に絡んでいたのか、年表をたどって答え合わせした時間が楽しすぎた。何度も読みたい。

    0

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