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似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。
『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。
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Posted by ブクログ
『月の立つ林』、読み終えて温かい涙がこぼれました。5つの短編それぞれは独立していながら、静かに糸で結ばれていて、最後まで読むと世界がひとつにつながる構成に脱帽です。親子の情、夫婦の情、そして「新月」という目に見えない月が全編を貫く共通のモチーフとして機能していて、見えないものへの信頼や祈りのようなものを感じました。終盤に差しかかるにつれて登場人物たちの選択や想いが胸に迫り、気づけば涙ぐみながらページをめくっていました。青山さんの作品はこれまでも何冊か読んできましたが、今回もまた優しく確かな筆致で、その世界にすっと引き込まれてしまいました。こんな素晴らしい作品に出会えたことに、心から感謝。
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