【感想・ネタバレ】月の立つ林でのレビュー

あらすじ

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。
『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

毎回、青山美智子…天才…と呟いて本を閉じている気がする。見えないけれど確実に誰かの優しさ、がんばりがつながっていくことで世の中は回っていると思える。もしかしたら、気付かないかもしれない。それでも、優しく、丁寧で温かな行動をしたい。登場人物がさまざまな形で誰かを励まし、力となっていることに嬉しくなった。私も温かさに一つでも多く気付き、味わっていける人になろう。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

この作家さんの言葉はとても優しく温かな気持ちになる、読んでいてそう思いました。

特に印象的だったのは、3章目と4章目、いずれも家族について考えるような、そんな物語でした。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

癒しの極みです!デビュー作からすでに何冊も出されているけど、どの作品もヒーリングに満ちている。なんならパワーアップしてすらいるかも?!こちらも漏れなく泣かされ、浄化されていくのを感じました。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

相手の気持ちは目に見えない、だからこそ不安になったり卑屈になってしまったり。そんな時、ポッドキャスト「ツキない話」は登場人物たちをそっと優しい光で照らす。新月のように見えないけど確かに存在する...温かな繋がり。
ポッドキャストに月の話と好き要素がたくさんで気になり読んでみたら、どのお話も感動的で読み終えてじわ〜と心が温かくなりました。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

時々読みたくなる青山美智子さんの本。積読から何気なく手に取ったつもりでも、今の自分に必要なタイミングでやってきたんだと読み始めて気付かされる。
心の琴線に触れるような温もりがあって、心がほぐれていくような感覚を味わえる1冊。自分でも予期せぬ言葉に涙がこぼれることもあるけれど、読み終わった後は、夜空に月を見上げた時のように心がすーっと穏やかで澄み渡っていく感覚。
日常ではつい他人の言動を自分勝手な物差しで決めつけて心が波立つこともあるけれど、言葉を交わせば誤解だったり勘違いだったりすることも多い。
言葉を交わせる距離にいること、また明日も会えること。そんなことが何より奇跡なんだと気付かされた。
一人で考えすぎず、一歩だけ歩み寄ってみよう。
ほんの一言、言葉を交わしてみよう。
そうして心をそっと通わせてみる。
読み終えた帰り道、ふと見上げる月が、いつもより少しだけ愛おしくなった。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

自分の行いが、見知らぬ誰かの支えや救いになっている。
そんな奇跡のようなことを信じられる物語。

それぞれがもがきつつ、懸命に生きている姿を知っているからこそ、そのあたたかい繋がりに何度も涙が零れた。
満ちている日も欠けている日もあるけれど、私も、めげずに折れずに腐らずに懸命に生きよう。

キラキラと素敵な表紙と、挟まれていた青山さんのメッセージ入りの栞も相まって、特別な一冊になった。

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

ポッドキャスト「ツキない話」を聴くそれぞれのリスナーの、さりげなく優しい日常を描いたお話。
誰もが抱え得るような小さな不安やもどかしさにそっと寄り添ってくれるような、温かい物語だった。

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伏線回収が綺麗で良かった。
最後、看護師さんが電話でたんじゃない!?
って思ったらその通りでなんだかホッとしました!
夜風も女の子だったし、タケトリ・オキナ!子供の方だったか〜

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

連作短編なのでどんどん話が繋がってきて面白かった。
月ってロマンティックだなと思った。
最後とっても感動した。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めっちゃくちゃ大好き。ほんとに良かった、いっぱい泣いた。全部で第5章あって、全部の話がどこか繋がっているから、もちろん全部を含めて好きだけど、特に三章と、五章がほんとに良くて、涙が止まらなかった。感動した。読んでいく中で、これってもしかして、とか、うわそういうことか、!というような気持ちになるのもすごく楽しかったし、これってもしかして、が最後良い意味で裏切られて、そこもすごく感動して泣いてしまった。5人それぞれの登場人物の目線から描かれて、それぞれが思ってる気持ちとか、悩みとかを書いてくれているおかげで、いつの間にか、5人の登場人物みんなを応援していて、もちろんそれ以外の、主要では無いかもしれないけど、物語に出てくる、さくちゃんだったり、龍さんだったりも凄く素敵で、ほんとにこの物語に出てくるみんなのことが好きになって、その人たちが幸せになっている、報われているということが、他の物語の中で分かった時にも、自然と涙が流れ落ちていて、ほんとにこれは最高の作品だと思う。やっぱり青山美智子先生だいすき

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

連作小説、いつもこれは誰だっけ?と前を手繰りながら、おぉそうだったと関係性がわかる心地よさに毎回惹かれている。
自己肯定感が弱い人びとと言ってしまうのはあまりにも一括り
過ぎで、人との関わりかたを変えるきっかけが月の満ち欠けになぞっているところ、爽やかな読後感に浸れた。
そして、連作を繋いでいる竹の
地下茎、腹落ち感がスッキリ。
沁みた一文
▪全てをゼロから始めるのも素晴らしいが、リセットと言う新しいスタートもある。
▪私がいるよっていうのは、あなたがいるよって伝えるのと同じこと。
相手を想っている自分の存在が、相手の存在の証しになる。
▪寂しいと想わずにすむ一番の方法は、人と関わらないことだ。
▪あたりまえのように与えられ続けている優しさや愛情は、よっぽど気をつけていないと無味無臭だと思うようになってしまう。透明になってしまうもの。
それは本当の孤独よりもずっとさびしいことかもしれない。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

キラキラした表紙がキレイで素敵。
みんなどこかで誰かとつながってる。

後味の悪い本を読んだ後だったからでしょうか?
読んだ後、温かい気持ちになりました。癒やされました。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

大好きな青山美智子先生の本。
文庫化を待っていた作品でもありました!

『ツキない話』をポッドキャストで聞く人々が、様々な場面で交わっていく様子がとても面白かった。
月のお話もたくさん載っていて、月を眺めたくなりました。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

その時に一番合った状態で関わり続けてくれる。

月についてのポッドキャストに主人公が救われていく短編集。月のようにそっと見守ってくれる周囲と人とのつながりを感じられる心温まる本でした。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

物語が繋がる短編集大好きです。
色々な立場の人からの物の考え方や見方に気付かされて、自分で気をつけているつもりでもまだまだ相手の立場に立って考えきれていないなと思わされる部分が多々ありました。
月の豆知識と、人間関係を上手く結びつけていてとても面白かったです。人の思いやりの温かさを感じる、大好きな作品になりました。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ポッドキャスト『ツキない話』を聞いている人たちの連作短編。人と人との温かい繋がりを感じられる心温まる作品。この人がこうなったんだ!など小さな発見があって楽しい!

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

青山さんの作品を手に取るのは『お探し物は図書室まで』に続いてこれで2作目でした。読み終わってみて、青山さんの連作短編は、自分に合っているなあとつくづく思いました。

なぜかというと、それぞれの短編を繋ぐ人物やキーワードがさりげなく立ち現れてきて、「そういえばあの時の…」と読み手の方がはたと手を打つような、小さな驚きが心地よいからなのかもしれません。常連さんならば、「ほらきたきた!」と目をキラッとさせながら読んでいるのでしょう。

本作を読んでいると、日常生活で手に取る物や見聞きする出来事が、自分とかかわりをもつことになったのにはきっと意味があって、目に見えないもので繋がり合っているのだという感覚を持つことができる。そして孤独な思いをしていた自分の心に潤いをもたらすことができる。だから、青山さんの次の作品も待ち遠しくなるのだろうなと思いました。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

青山美智子さん、7冊目。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないが夢を諦めきれないピン芸人、家族との関係の変化に戸惑う中年のバイク整備士、早く家を出て親から離れたいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。
様々な屈託を抱く人たちが、あるポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りを聴くうちに、小さなきっかけを得て新しい日常を見出していくお話。
こう書くとどこかで読んだことがあるような話にみえるが、この作者さんの手にかかるとその世界観と読み易さにじんわりほっこりさせられる。

また、この作者さんの本らしく、このお話も登場人物がゆるく繋がっているが、四章には『竹は地中で繋がっていて、竹林が一本の樹みたいなものなんです』というくだりがあって、登場人物が『私たちはきっと、同じ竹林の一本ずつだ』と実感する場面がある。
それに象徴されるが、お話全体を通じて、世の中に色々な人がいて、それぞれの活動や生活が互いに繋がって大きな世界の日常を支えていることを知らされ、自分が生きて存在している意味を改めて考えさせられる。
作者さんのインタビューを読んで「例えば、電気のスイッチを押したら、その先にいろんな人たちがいて働いてくれるから電気がつく。水道も宅配便もそうですよね。そういったことを改めて想像して、生身の人間が息づいていて、私たちの日常を支えてくれていることをものすごく実感しました」とあるのに、とても共感した。

ポッドキャストで語られる月にまつわる話題がなかなか興味深く、一定の周期で満ち欠けを繰り返し季節ごとに違った姿を見せてくれる月の存在は、なるほど人の心の変化と共通するところがあるような。
『自分にはどうにもできないってことが世の中には本当にたくさんあって……。月はそんな僕たちに、大きな見守りをくれる気がするんです』って、そうだよねえ。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

今回もよかった…!
特に三章のお天道様は泣いた。月の話も面白い。そしてタケトリ•オキナの正体にもびっくり。

行き詰まった時に見方を変えてみると、その時の自分に合った、人や仕事、物事との距離感や向き合い方が見つかる。それは永遠じゃなくて必要に応じて変わっていく。それでいいんだ、というメッセージを受け取りました。

装丁やしおりも素敵だな〜。青山さんの本はどれも良い!

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

悩みを抱えた人たちが一つのポッドキャストを通じて少しずつ繋がってるストーリーで、直接的に励まされているわけではないのに頑張ろうと前を向ける、そんな作品だった。
知らないうちに誰かを救い、そして誰かに救われている。自分ではない誰かの力になりたいって気持ちが世の中を動かしているっていう雰囲気がずっと漂ってて心が温まるお話だった。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

何が理由かわからないながら、疲れてしまって足も気持ちも前に踏み出せないときは、誰にでもある。
そんな世代も性別も違う5人がたまたま耳にしたポッドキャスト「ツキない話」
月に関する話しを聞く中で、自分の心の満ち欠けを感じながら、新しい気持ちになるきっかけをもとにじわじわと人から与えられている愛情、幸せに向き合っていく。
5人は直接関わり合いがないが、「ツキない話」を中心に円を描くようにどこかで重なっている。
「環境が大事だと思うことは、周りの人たちと豊かに関係し合っていくこと。そのときのお互いにとっていい距離で、いい角度で」
自分ひとりで生きているんだと感じていたら、このコトバにはずっと気付かずにずっと孤独のままだ。
豊かに。大事なコトバをまたひとつもらった。

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

月に関するポッドキャスト「ツキない話」のリスナー達のオムニバス小説で、
三章の「お天道様」が特に良かったかな。
癒されました。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

よかったぁ。
染みる話ばかりです。
短編の連作?っていうのかな。
私は孫が産まれる話が一番きたなぁ。

難しい言葉もなく、スラスラ読めちゃいます。
誰かに優しくしたくなります。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

生きるということは、誰かと関わること。
誰かを想って、考えて喜んで悲しんで憎んで微笑んで…いろんな感情がある。
自分と違う人間なんだから、同じ考えなわけないんだけど、相手がどう想ってるか想像して、苦しくなったりすることもある。登場人物の自分に自信がなくて、相手の気持ちを想像しすぎるところ、分かる。すごく。
自信のない人たちが心通わせて、温かい気持ちに変化し、成長させる。そんな話。なんだかうまく言えないけど、温かい気持ちになった。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

ポッドキャストでつながる物語。
仕事を失った主人公からはじまり、影の部分が色濃い。
ゆっくりゆっくり不安をとかしていって、最後は満月となる。
青山美智子さんらしい短編。なめらかで清らかな流れのような文章。
朔月から満月、月にこだわりを感じる1冊。
カバーも素晴らしい。キラッキラです!

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

元相方の華やかさ、天性の「陽」を妬み、そんな自分に苦しむ本田くんが、本田くんの宅配を受け取る人からは「誠実に仕事に向き合う」と、会ったこともないのにその真摯な仕事ぶりに感動すらされる。
一生懸命さ、ひたむきさは、当人が思わぬところで伝わっていたりすることに救われる思いだった。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

静かに物語が進んでいく。短編だけども、なんとなく人との繋がりを感じられる、心が少し温まる小説で好きだった。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

スラスラ読めて読みやすかったです。始めは何だか寂しい感で話が進みますが最後には温かくなるお話ばかりでした。時々、あの時でできた登場人物が…となり全体を通して楽しめました。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

きれいでやさしいものがたり。ホラーとかミステリーの後に読んだから、気持ちが正常に戻った感じ笑
青山美智子さんは、「ただいま神様当番」だけ読んだことがあったけど、そっちの方が好みで少し単調に終わったなぁという感想。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ただ単にいい話だなという感じ
オキニの原チャに夜風って名前つけてるんだって言われたら、静かにドン引きしてまうところだよなとは思った

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2026年01月30日

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