赤と青とエスキース

赤と青とエスキース

730円 (税込)

3pt

2022年本屋大賞第2位! 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。 ◇STORY メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。

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赤と青とエスキース のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    素敵…素敵すぎる。
    短編小説かと思って読み進めたが全ての点が繋がる。しかも最善の形で。
    年代の移り変わりも読み進めながら時が立っていることを読ませ、誰が主題なのか後々わかってくる、赤と青とエスキース。
    タイトルから文体、登場人物、全てにおいて感動しました。
    …思い出しても良い作品だったと。間違いなく

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    今年読んだベスト3冊に入ると思う。
    この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫、と思える。

    始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
    起点となる1枚の絵は

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    友達が貸してくれて読んだ本。3回くらい繰り返し読んだ。
    レイが休職したこと、子どもがいないことが自分と重なって共感する部分があった。
    エスキースを描いてる最中、2人が抱き合うところは情景が浮かんで、言葉のないやりとりに涙がでちゃうな
    すごく良かった

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    1つの絵画を軸に様々な人々の視点で4章に分けて描かれる物語。

    作品には作者やその周りの人やその瞬間にしかないストーリーがあり、色んな想いが詰まっている。

    どんな想いでどんな人が関わってこうして出来上がっているんだろう?
    とこれからも美術館に行くたびに想像が膨らみそう。

    絵を創作する苦悩や楽しさ

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    一枚の絵を巡るラブストーリー。
    一言、素晴らしかった。

    『エスキース』本番を描く前に構図を取るデッサン。いわゆる下絵のこと。
    そう名付けられた一枚の女性の絵。
    そのエスキースと名付けられた絵を背景に、物語は語られていく。
    4つの短編。そして最後に用意されたエピソード。
    始まりは、メルボルンに留学中

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    一つ一つのお話にも感動していたけれど、
    赤鬼と青鬼からのエピローグのゾワゾワと言ったら!

    もう一回読んだら見えてくるものとかもあるんだろうな〜と思うと再読必須。きっと色々なことが散りばめられているはず。こぼさず読んでみたい。

    青山さんの本からはいつも、
    繋がりを感じさせられているけれど、
    今回も

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    どうしてこんなにもここまで積んだままにしていたのか、と後悔してしまうほど良い作品だった。
    最後まで読みきってから間を置かずもう一度再読した。
    二周目で謎解きがされていく感じがあまりにも心地よかった。

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    『気高い生命力』ってことばが素敵だった
    気高い=媚びがなくて清潔なこと
    生命力=生きようとする力のこと
    エスキースは下絵のことで、オーストリアで過ごした2人の関係を表してる
    50歳を過ぎた女子の身体の変化や
    老いなのか成長なのか、微妙な部分もよくわかる。章のつながりがいい。

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    『赤と青のエスキース』は、一枚の絵を起点に物語が静かに広がっていく構成がとても魅力的でした。
    最初はただのスケッチのように見えるその絵が、登場人物たちの人生や感情と少しずつ結びつき、まるで連鎖反応のように物語が展開していく様子が面白く、読み進めるほどに引き込まれました。
    特に、作品全体を通して散りば

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    何人かの登場人物が出てくるけど、最後繋がった時に驚きと涙が止まらなかった。この本でこの作家さんにハマりました

    0
    2025年11月16日

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