【感想・ネタバレ】赤と青とエスキースのレビュー

あらすじ

2022年本屋大賞第2位! 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。 ◇STORY メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エピローグは素晴らしい伏線回収!

エネルギーに満ち溢れていて
何もかも手に入れているような人でも
誰しも弱さや傷をもっている

うまく言えないけれど
人間所詮一人だと思いがちで
凹む日々があるけれど

実は人とつながっていて
自分を大事にすれば
周りにも優しく思いやりをもつ事ができると
感じさせてくれた一冊

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2026年03月22日

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タイトルに込められた意味が、物語の終盤で静かに回収される。その瞬間、ばらばらに見えていた出来事や人の想いがひとつに結び直され、胸の奥にじんわりと広がっていく。

登場人物たちは皆、年齢を重ねる中での変化を抱えている。しかしそれは単なる老いの描写ではなく、もっと奥行きのある“時間の積層”として描かれているように感じた。
そして何より、文体が心地よい。やわらかく、過剰に説明しすぎず、それでいて感情の芯はしっかりと届く。そのバランスが絶妙で、読んでいる間ずっと穏やかな呼吸を保てるような感覚だった。

ふとした場面で、鼻の奥がつんとするような瞬間が訪れるのも印象的だ。大げさではないのに、確かに心を揺らす。その静かな余韻こそが、この作品の魅力なのだと思う。

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2026年03月21日

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友人に勧められて久々の読書
連続短編は初めて読んだので、絵をテーマに全てが繋がっていく感じがすごく面白かった!
タイトル意味わからなかったけど、最後に全部回収される感じよかった

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2026年03月20日

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最終章で全てが繋がって感動したし、なんで青と赤とエスキースなんだと思っていたタイトルの伏線を回収していてとても良い作品だった。もう一度全てを知った上で読みたいと思ったし、私が読んだ本の中でもかなり上位に入る本だった。友達にも勧めようと思う。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

再読。やっぱり最後の伏線回収がきれいすぎて、感嘆する。
これだけ相手のことを思い合えるってすてき。
ちなみに鎌倉うずまき案内所とリンクする部分を発見。連続で読んだからこそわかった楽しさを味わえました。

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2026年03月14日

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カップルにまつわる一枚の絵画の物語。


人や、風景、特に丁寧な暮らしの部分の
描写がおしゃれなvlogを見ているようでした。
青山美智子さんの本はいつも、ためらっている背中にひと押ししてくれるようで、大好きな作家さんです。

心に残った部分

・一度しかない人生だから思いっきり楽しめる人もいるけど、一度しかない人生だからこそ(失敗や体調を気にして)思いっきりなんてやれない。

・(60歳代の順風満帆に生きていそうな先輩がパニック障害になったことがあると知った時)
好きなように暮らしてるからって、その人が悩んだり苦しんだりしてないなんて思うのはあまりにも想像力がかける。1人の女性の60年の人生がそんなに単純だったわけではない。

メルボルンに住むことになったので
読んだのですが、前向きに頑張っていこうと思います。

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2026年03月09日

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ネタバレ

素晴らしい構成の作品だった。
ひとつのエスキースを巡ってばらばらに思われた人や物が全てエピローグで繋がっていく展開が感動的だった。特に4章の赤鬼と青鬼がブーとレイのことであったのが読めず最後にあっと言わされてしまった。順番が逆になるが、漫画家の話も天才と努力家という2つの人物の苦悩や葛藤、そして最後に救いが描かれていて本筋のエスキースから見たらサブエピソードだとしても心にグッとくる内容で全てが美しかった。
この作者は初めてだったが、1日で一気読み出来るほど世界観に呑まれたすごい体験だった。
語彙力が無い自分に辟易するが、感想としては細かく書くより感動が今勝っているという状況である。

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2026年03月08日

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「エスキース」(下絵)というタイトルの絵画の誕生からその後を綴った連作短編集

「エスキース」は一般的には草案や下絵の意味
この作品では下絵の意味で使われている
書いた上に色を乗せる「下描き」ではなく、作品のモチーフを理解する上での試作としての完成品

4つのお話+エピローグ
・メルボルンで出会ったブーとレイの期限付き交際
 留学期間が終わる前、ブーの知人の画家がレイにモデルになってもらい描かれた絵
・「エスキース」を見たことで額装の会社に入社した男の元に、エスキースの額装依頼が来る
・一時期アシスタントに来ていた弟子が漫画のヒット作を生み出し、喫茶店で対談インタビューを受ける事になったベテラン漫画家
 そこには「エスキース」が飾られていた
・輸入雑貨のお店で働く茜
 パニック障害を発症して療養期間を過ごしている中、美術系ライターの元彼が不在の間にネコの世話をする事になる

青山さんの作品の特徴である、短編の登場人物達がちょっとずつ重なってる連作短編
と思って読んでいると、最後に構図が明かされて驚く

全てのエピソードに「エスキース」が出てくるので、「赤と青『の』エスキース」なのでは?と思いながら読みつつ
読み終われば、確かに「赤『と』青『と』エスキース」だったなとなる構図が素晴らしい

リリアルのオーナーもその人だったのかという驚きがある

青山さんの作品だけあって、出てくる人が皆いい人
こんな本ばかり読んでいられたら幸せなのかもしれないなぁ
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メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

●プロローグ
●一章 金魚とカワセミ
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。しかしレイは、留学期間が過ぎれば帰国しなければならない。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……。
●二章 東京タワーとアーツ・センター
日本の額縁工房に努める30歳の額職人・空知は、既製品の制作を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんなとき、十数年前にメルボルンで出会った画家、ジャック・ジャクソンが描いた「エスキース」というタイトルの絵画に出会い……。
●三章 トマトジュースとバタフライピー
中年の漫画家タカシマの、かつてのアシスタント・砂川が、「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。雑誌の対談企画の相手として、砂川がタカシマを指名したことにより、二人は久しぶりに顔を合わせるが……。
●四章 赤鬼と青鬼
パニック障害が発症し休暇をとることになった51歳の茜。そんなとき、元恋人の蒼から連絡がくる。茜は昔蒼と同棲していたアパートを訪れることになり……。
●エピローグ
水彩画の大家となったジャック・ジャクソンの元に、20代の頃に描き、手放したある絵画が戻ってきて……。
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2026年02月12日

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読んで1年経ちましたが、未だに話の映像が頭に浮かんできます。
この作品の著者は、青山美智子さんですが、
他の作品とは違う作風なのか、あれ?この方の作品だったんだ…と思いました。私の中ではこの作品が思い入れが深いです。2人の男女の繋がりと人生は、その2人に関わる登場人物も交えながら、1つの絵画によって形を変容しながら、繋がっていきます。

全体的にリアル感のある纏まった話に、読み終えた後、タイトルの『赤と青』の意味も含めて、全てが繋がった線に感動させられました。

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2026年02月10日

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ネタバレ

270頁に満たない本の中に広がる壮大なドラマ。1枚の絵が描かれ、海を渡り、また戻り、最後にはその絵が描かれることになった所以をも私たちは知らされる。

最近わりと頻繁に名前を用いた叙述トリックに出会っていたため、その部分での驚きはさほどありません。しかしそんなトリックがあるとわかるまでに涙があふれたシーンが数カ所。バタフライピーの彼が大好きでした。そして猫がたまらない脇役ぶり。トリックがなくてもじゅうぶんよかったと言いかけたけれど、やっぱりこのトリックがあればこそなのか。

お姐様方が「女は上がったら最強」と言っていたのも思い出してほくそ笑んでしまいました(笑)。本作は女性のほうが響く物語かもしれません。

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2026年02月09日

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4つの短編と思っていたら、実は繊細に繋がっていたり、一つの絵(エスキース)を中心に登場人物の人生が見られたり。
あっという間に読み終わっていた。
「生命力って、生きる力じゃなくて、生きようとする力のこと」
「人ってみんな、ひとりしかいないんだから」
「一度きりしかないって考えたら、思いっきりなんてやれない」
エスキースに見守られてこれからも続いていく物語が、そこにあるんだろう。

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2026年02月08日

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既読の青山作品の中で1番好きだ♡
4話連作短篇集…著者は短篇を書いているつもりはないらしい(TV「あの本、読みました?」談)

メルボルンに1年の交換留学生として滞在しているレイ。日系人のブーと知り合う『金魚とカワセミ』 

若い頃の焦燥感と老年に差し掛かる焦燥感。
もちろん違う。本当に違う⁈
人として成長しているはず。本当に⁈
人生の機微を想い巡らせながら読んだ。

他『東京タワーとアーツ・センター』『トマトジュースとバタフライピー』、最後の『赤鬼と青鬼』が1番響いた。
2022年本屋大賞2位。2位かぁー。

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2026年02月03日

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これは凄いわ、構成が鮮やか過ぎて最後鳥肌たったわ。まさかそう繋がってくるとは思わなかった。一つ一つのストーリーは繋がっていつつ凡庸に思えていたものが、さらにもう一つ裏にストーリーを走らせていたとは。これ初手で気づく人いるのかなー、凄いなあ。

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2026年02月01日

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1冊まるごと美しい。
最初のお話で2人が見つめ合う描写が本当に美しい。歳を重ねて縁を繋いでいく、人間に生まれてよかったなと思える。
題名の赤と青「と」エスキース なのも含めて終わった後も余韻がすばらしい。
悲しいときに、節目に、お守りのように読みたくなる1冊。

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2026年01月31日

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面白かった。
各編で赤、青の対比が様々なものを象徴していて、美しい。人との繋がりって尊い。
短編集かと思いきや、エピローグで全てが繋がる構成がとてもよかった。歳をとった時、人生に行き詰まった時、もう一度読み返したい1冊。

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2026年01月30日

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ネタバレ

姪っ子に薦められた本
姪っ子のオススメはあたたかい話が多いので安心して読んでたけど、これもとてもよかった
3章目までは一つの絵にまつわる短編集なのかな?と思ってたら、「赤鬼と青鬼」で、そうきたかーとなって、エピローグで更に色々繋がった
プロローグの文章がエピローグの結びになってるけど、この「わたし」も予想外だった
終盤は特に面白くて一気に読んでしまった
青山美智子さん、はじめましてだったけど他のも読んでみよう

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2026年01月29日

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ネタバレ

        絵と愛の物語

◯あらすじ
 約40年前に描かれたジャック・ジャクソンの「エスキース」という絵画。その絵画とともに、時や場所を超えたところで繰り広げられる「愛」の物語。1年間の交換留学でオーストラリアを訪れたレイ。そこで、ブーというオーストラリアに長く住む日本人の男性と出会い、一年だけの期間限定の恋愛をスタートさせる。そして、レイの帰国間近に、ジャック・ジャクソンにレイの肖像画のエスキース(下絵)を描いてもらう。その絵から、さらに物語が進んでいく。2人の愛の行方は、、、。

◯感想
 青山美智子さんの作品が好きだ。やっぱり。読んでいて、人の温かさを感じられたり、温かい言葉に出会えたりするのはもちろん。しかし、1番は「つながっている感じ」が好き。人生は、どこで何が起こるかわからない。でも、青山美智子さんの小説を読めば、そんな世界でも自分の知らないところで何かしらの「縁」があると予感させられる。そんなところも魅力の一つかな。

◯好きな言葉

・「いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも私も世の中も」

・「彼が私に与えてくれていたのは、ただそばにいるという何よりも深い愛情だった。

・「こういう人がいいっていうんじゃなくて、この人がいいって思えたら、それが完璧な組み合わせだと思いますよ。」

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

今年読んだベスト3冊に入ると思う。
この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫と思える。

始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
起点となる1枚の絵は 時代も場所も人物も移り変わる中で、なぜこの絵がここにあるのか? それが明らかになったとき、タイトルの意味に気がついた。

特に四章の『赤鬼と青鬼』が好きで、
茜さんが自分の抱えているものを打ち明けて
「私は自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」
と泣いたときには他人事ではなかった。
それに対して蒼さんは笑って
「奇遇だね。俺もまったく同じ」と返す。
あなたたちは絶対一緒にいたほうがいいと思うんですけど!と心の中で強く訴えたその数行先で私は え??と真顔になり、「そういうこと?!」と泣き笑いした。
自分はこんな愛を生み出せるだろうか。


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2025年12月20日

Posted by ブクログ

一章目の出会いが一番美しい。言葉のない、目と目が合う様子がありありと想像でき、そしてブーの込み上げるものまでもが、全く同じものとして感じられた気がした。美しかった。
エスキースって、そんな意味なんだ。これずっと出てくるなー、って思いながら、驚きよりも既視感あり。自分が斜に構えているからなのかどうだか。ただし、全てがわかった後に、後だからこそ、思い返してしみじみと感じるものもある。そんな意味では、稀有な作品かも。

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2026年03月17日

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最近無意識に美術に関する興味が湧いてたけれど、美術の美しい繋がりを感じさせてくれる良い物語だった…

メルボルン、行きたい!

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ぜ、全然気づかなかった…青山さんの作品だと分かってたのにやられた…見事な伏線回収。
どんな時も、どんな場所でも、どんな関係の時も、エスキースはずっとそばで見守って来たんだろうな。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・プロローグ
・金魚とカワセミ
・東京タワーとアーツ・センター
・トマトジュースとバタフライピー
・赤鬼と青鬼
・エピローグ

青山美智子という作家が、短編と短編を重ねながら一冊の物語を紡いでいく作家だということを知っていたため、そして作品タイトルの「赤と青」と章タイトルから、『金魚とカワセミ』の半ばくらいで作者のたくらみはわかってしまった。
『東京タワーとアーツ・センター』でその答え合わせを終えてしまったので、後は普通に小説を楽しんだけれども。

この構造に感動する人たちが一定数いるのはわかるけど、あまりこれにこだわらなくていいんじゃないかなあと私は思う。
大事なのは構造ではなくて、中身だと思うので。

そしてエピローグですべての答え合わせをしているけれど、ここは不要と思います。
気づいた人は気づけばいい、一回で気づかなかった人も、再読して気付くということもあるだろう。
回答編がくっついていると、正解を知った気になって一度しか読まずに終わる人が増えると思うのね。
若い人はもっと、再読をしてみたらいいと思うのだけど。

まあ、お店の名前の意味までは、私もエピローグを読むまではわからなかったけど。
逆に、ジャック・ジャクソンが実は女性じゃないかと深読みしてました。
あまりに小柄が強調されているので、男装しているけれど本名はジャクリーヌ・ジャクソンなんじゃないかと。
こうやって考えすぎるのも、また楽しいものです。←負け惜しみ

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2026年02月19日

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何故か心に訴えてくる。
なぜか自然と感情が溢れて涙目になる。
本てこんなに情緒的な感情を揺さぶられたっけ?
という戸惑いがあり、
ただ、この本に対するみんなの評価が高すぎるような?と途中までは感じていたのに。

最後、赤鬼と青鬼?を読んで、え!ってなって
最後のエピローグを読んで、え!ってなって
度も前のページに戻っては物語を反芻した。

またあの快感というか、反芻と言いたくなる気持ちになりたい。また読みたくなるような、お気に入りの本になるかもって思った。

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2026年02月18日

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赤と青で描かれたエスキースが
色々な人に人生に少し
触れ合っていく話
最初は色々な人の話が描かれており
まぁよくあるような話だと感じたが
読み進めていくうちに繋がりを感じて
すごく面白かった
エスキースは昔から変わらない道標的なもの
なのかなと思った

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一枚の絵が時代を超えて様々な人間模様を見守る物語…と思って読んでいたら、四章の最後のページでえー!!!ってなりました。笑
そしてエピローグ読んでさらにえー!!!二章のあの人も、三章のあの人も、あの二人だったの?と衝撃が。てっきり二人はメルボルンで別れてしまったと思っていたので、すごくほっこりした気持ちになりました。

『お探し物は図書室まで』に始まり、青山さんの作品を連続で四作読みましたが、どの作品も人生の良いところも悪いところも描いていて、自分も人生頑張ろうという気持ちになるから好きです。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

恋愛小説ともヒューマンドラマとも感じられる一作。
メルボルンの若手画家が描いた一枚の絵画が人と人のつながりを不思議に結んでいく。

「縁(えん)」を描いた四編のショートストーリーはそれぞれ独立しつつも、一つの核を共有してまとまりがあり、構成の妙を感じる作品でした。
タイトルにある赤と青の色彩が鮮やかに目に浮かぶ文章も、作者の確かな筆力を味わえて良かったです。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

赤もなくなり青もなくなり、そうなった時自分たちはどんな関係を築いているだろうか。終盤までとりとめもなく進んできたそれぞれの話が、まさかすべて繋がっていたとは…2度読み必至のキャッチコピーは、まさにその通り。ただ、結末まではわりと単調でややダレる。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

短編小説
いくつになってもやりたいこと、ちょっと休憩すること、誰かを頼ることはじまりに年齢は関係ない。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

「堂々としていればいいんだ。俺はレイの気高い生命力を知ってるよ」

メルボルンの新鋭画家によって描かれた一枚の『エスキース』をもとに、紡がれる5つのお話。それらが点と点を結んだとき、ひとつの愛の物語が明らかになる。絵画が生み出す人々の繋がりが非常に濃密だった。

美しい構成と筆に圧倒させられた。自分の目の前にもありありと『エスキース』が浮かんでくる。
エスキースは下絵のことで、いわば「練習」。これをきっかけに2人の愛が「本番」として描かれ出すが、さらに注目したいのはこの『エスキース』がもとになって、登場する様々の人物が抱く「夢」もまた「本番」として描かれ出していること。

これまで絵画にあまり関心を抱いてこなかったが、絵画の持つ素晴らしさ、生み出す「縁」、それぞれの人生について考えてみたくなる。

自分の持っている色で人生を彩りたくなる本だった。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

つまらないわけじゃないけど、そこまで面白くもなく...。"人魚が逃げた"が好きだったので、同じ方式(短編集だが、最後にこんな繋がりがありましたよ方式)なのにここまでハマらないかと思いました。

原因としては最初の章の段階で、登場するカップルがそこまで好きじゃなかったからかな。

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2026年02月03日

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