【感想・ネタバレ】赤と青とエスキースのレビュー

あらすじ

2022年本屋大賞第2位! 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。 ◇STORY メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これは凄いわ、構成が鮮やか過ぎて最後鳥肌たったわ。まさかそう繋がってくるとは思わなかった。一つ一つのストーリーは繋がっていつつ凡庸に思えていたものが、さらにもう一つ裏にストーリーを走らせていたとは。これ初手で気づく人いるのかなー、凄いなあ。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

1冊まるごと美しい。
最初のお話で2人が見つめ合う描写が本当に美しい。歳を重ねて縁を繋いでいく、人間に生まれてよかったなと思える。
題名の赤と青「と」エスキース なのも含めて終わった後も余韻がすばらしい。
悲しいときに、節目に、お守りのように読みたくなる1冊。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

面白かった。
各編で赤、青の対比が様々なものを象徴していて、美しい。人との繋がりって尊い。
短編集かと思いきや、エピローグで全てが繋がる構成がとてもよかった。歳をとった時、人生に行き詰まった時、もう一度読み返したい1冊。

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

姪っ子に薦められた本
姪っ子のオススメはあたたかい話が多いので安心して読んでたけど、これもとてもよかった
3章目までは一つの絵にまつわる短編集なのかな?と思ってたら、「赤鬼と青鬼」で、そうきたかーとなって、エピローグで更に色々繋がった
プロローグの文章がエピローグの結びになってるけど、この「わたし」も予想外だった
終盤は特に面白くて一気に読んでしまった
青山美智子さん、はじめましてだったけど他のも読んでみよう

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

あまりにも良すぎる。
2度読み必須のほっこり小説とかあるんだ…

物語が交わっていく様が読んでいて気持ち良い。まさかそことそこが!?の連続。

芸術の秋にぴったりの一作。

心が温かくなりたい時はここに帰ってこよう。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

一枚の絵を巡って時が進みながら色んな人達が登場して、繋がってという話の展開もとてもよかった。青山美智子さんの作品をもっと読んでみたいと思った。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

一枚の絵を起点に、人と人、時間と場所が静かにつながっていく連作短編のような構成が印象的な作品。物語はオーストラリアを舞台に始まり、章ごとに語り手や時代が移り変わりながら、愛や後悔、選ばなかった人生の可能性を丁寧にすくい取っていく。断片的に見えるエピソードが少しずつ重なり合い、やがて一つの大きな流れとして立ち上がる読書体験は、とても静かで贅沢だ。登場人物たちは皆、不完全で迷いを抱えながら生きており、その姿が現実の私たちと重なる。過去の選択は簡単にやり直せないが、意味づけは後から変えられるのかもしれない、そんな希望と切なさが同時に胸に残る。読書っていいなと改めて思わせてくれた素晴らしい作品でした!

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

恋愛系の本で初めて面白いと思った。

エスキースがすべてを見届けてきたのか、と思っていたら最後のラストに驚かされた。
もしも今から読む人がいたら短編集ではなく一つの話として楽しんで欲しい。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

伏線回収好きには堪らない。
全てが縁となり個々の人生に彩りを与えていく
本当に画用紙から描かれていくような、額縁に収めたくなるような綺麗な話。
何度でも噛み締めたくなるような言葉の淡麗さが気持ち良い。
絡まった糸のような自身の心を解いてくれる
心が移り変わっていく美しさを抱き締めてくれるような作品でした。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

        絵と愛の物語

◯あらすじ
 約40年前に描かれたジャック・ジャクソンの「エスキース」という絵画。その絵画とともに、時や場所を超えたところで繰り広げられる「愛」の物語。1年間の交換留学でオーストラリアを訪れたレイ。そこで、ブーというオーストラリアに長く住む日本人の男性と出会い、一年だけの期間限定の恋愛をスタートさせる。そして、レイの帰国間近に、ジャック・ジャクソンにレイの肖像画のエスキース(下絵)を描いてもらう。その絵から、さらに物語が進んでいく。2人の愛の行方は、、、。

◯感想
 青山美智子さんの作品が好きだ。やっぱり。読んでいて、人の温かさを感じられたり、温かい言葉に出会えたりするのはもちろん。しかし、1番は「つながっている感じ」が好き。人生は、どこで何が起こるかわからない。でも、青山美智子さんの小説を読めば、そんな世界でも自分の知らないところで何かしらの「縁」があると予感させられる。そんなところも魅力の一つかな。

◯好きな言葉

・「いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも私も世の中も」

・「彼が私に与えてくれていたのは、ただそばにいるという何よりも深い愛情だった。

・「こういう人がいいっていうんじゃなくて、この人がいいって思えたら、それが完璧な組み合わせだと思いますよ。」

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2026年01月25日

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「面白いからとりあえず読んでみて」という情報だけ、友人から聞いて手にしました。

本当に面白い。本当に出会えて良かった。本当に人にオススメしたい。
そう思える本でした。とりあえず読んでみてと大切な人に伝えたくなる本です。

私のお気に入りの1冊として絶対に紹介したいと思った本。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白い。今まで見た小説の中でかなりトップ3には入るほどよかった。

人生は一度きりだから目一杯やるじゃなくて、人生は何度でもどこからでも始まるっていう話好きだなー。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

青山美智子さんの作品は初めて読みました。
タイトルの「赤」「青」「エスキース」。
なるほど、そういう今なのか!洒落てます。

登場人物、ブー、レイ、ジャック・ジョンソン。
それぞれの章では別の登場人物がメインになって、ジャックが描いた「エスキース」の物語に深みを与えていきます。
その重なり合っていく感じが心地よかったです。

第3章「トマトジュースとバタフライピー」が好きです。
売れっ子小説家となった愛弟子と師匠の話。
対談をした喫茶店で、ふたりの後ろには「エスキース」が飾られていました。

美しいお話です。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ


声が出た作品は初めてだった。
見事な伏線回収。
思わずもう一度読みたくなる作品。
自分にも響く言葉があってつい泣けてしまった。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

最初の話がどうやって最後まで繋がっていくのか気になって読んでいたけど、本当に最後の最後までわからなかった。エピローグを読むとずーっとレイとブーは出てきてたのに文章だとわからなくて面白い!
エピローグを読むと2人の半生がリアルに見えて泣きながら読んじゃった!

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

青山さんの本は疲れた時にぴったり。伏線回収も非常に綺麗ですがそれがメインというより1章1章しっかり面白く半日で読み終わりました。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

読み始めた当初は、いわゆる恋愛小説なのかな、という印象を受けた。
しかし物語が進むにつれ、「エスキース(習作)」という一枚の絵を軸に、人と人との関係や時間の重なりが少しずつ浮かび上がってくる。断片的に見えていたエピソードが、終盤からエピローグにかけて年次的に整理され、点と点が一本の線として結ばれていく構成が非常に美しい。

恋愛にとどまらず、人生の選択やすれ違い、時間がもたらす変化まで丁寧に描かれており、読み終えたあとに強い完成度の高さを感じる一冊だった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

1枚の絵が織りなす連作短編集。

期限付き恋人のブーから、ジャックが描く絵のモデルを依頼される。後半、二人の無言の会話からブーが涙を落とし、椅子から立ち上がる描写が秀逸だった。レイの視点からブーへの想い、この行間が物語る描写が無声映画のようだった。
同じ場面が、ジャックの視点からエピローグで描かれていたのも興味深かった。1章では描かれなかった続きの場面が記されており、得をした気分にもなった。

ちょいちょい出てくる「エスキース」が、時に切なく、小さなアクセントとなり物語の起点になっていた。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

最後の一文で、一連の話がブーとレイ(蒼と茜)の物語だと分かった時、思わず声を上げてしまいました。とても胸が熱くなった。画廊や喫茶店を経営してきた2人、そこで出会った額縁職人や作家たち。そしてその日々をずっと温かく見守ってきた画家のジャック。ブーとレイの三十数年に渡る人生を、生き方を垣間見ました。歳を重ねた未来でも、温かく優しく寄り添ってくれる蒼が良かった。人間らしい弱さや試行錯誤して生きる姿も◯伏線回収と終わり方も綺麗でとても素敵な物語でした。歳を重ねるのが怖く無くなるような、そんな物語でした。読んで良かった!
"人生は何度でもある""どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができる"

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

『赤と青とエスキース』

未完成のふたりが、一つの「額」に収まるまで。
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□はじめに
読み終えた瞬間にタイトルの真意に気づき、思わず溜息が漏れてしまった一冊です。

青山美智子さんの『赤と青とエスキース』は、『の』ではなく、『とエスキース』なのです。
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1. 登場人物
物語の始まりは、オーストラリアのメルボルン。

画学生のレイと、日本からの留学生ブー。
若き二人の瑞々しい出会いから生まれた一枚の「エスキース(下絵)」が、この物語の主人公です。

そして、その絵を受け継ぎ、日本でその価値を見出し、魂の「額」を授ける額装師たちがいます。

時代や場所を超え、一枚の絵に魅せられた人々が、まるでバトンを繋ぐように登場します。
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2. 物語概要
本作は、ある一枚の絵画を軸に、20代から50代へと移ろう人々の月日を描き出します。

中心にあるのは、男女の愛、そして絵画を完成させるために不可欠な「額装」の物語でもあります。

絵はそれ単体でも存在できます。
しかし、ふさわしい「額」と出会うことで初めて、一つの完成された世界となるのです。

その過程が、人と人が寄り添い、人生を共に歩む姿と美しく重なり合います。 
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3. ここが素敵
何より心に響いたのは、絶妙なタイトルの正体でした。

なぜ、「赤と青『の』エスキース」ではないのか。
読み進めるうちに、『と』で結ばれている理由が、鮮やかな色彩を伴って腑に落ちる瞬間が訪れます。

□自立した二つの色。
□対等に並び立ち、響き合うことで生まれる「完成形」への強い意志。
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4.読みおえて
『続けることは難しい』

作中の言葉を噛みしめると、人間としてどう歳を重ねるべきかという問いが浮かび上がります。

20代の情熱的な恋から、50代の静かな愛情への変化へ。

年齢を重ねるごとに、恋は分かりやすい形を脱ぎ捨て、解読も言語化も難しい、けれどかけがえのない形態へと変化していきます。

この本は、パートナーとの寄り添い方だけでなく、
□人間としてどう他者と接するか?
□自分の役割(志事)をどう捉えるか?
そんな問いへの、温かな答えをくれる気がします。

誰かの人生という絵を輝かせるための「額」になれるような、豊かで誠実な大人でありたい。

読み終えた後の視界が、少しだけ優しく塗り替えられるような、そんな一冊となりました。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

今年読んだベスト3冊に入ると思う。
この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫、と思える。

始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
起点となる1枚の絵は 時代も場所も人物も移り変わる中で、なぜこの絵がここにあるのか? それが明らかになったとき、タイトルの意味に気がついた。

特に四章の『赤鬼と青鬼』が好きで、
茜さんが自分の抱えているものを打ち明けて
「私は自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」
と泣いたときには他人事ではなかった。
それに対して蒼さんは笑って
「奇遇だね。俺もまったく同じ」と返す。
あなたたち絶対一緒にいたほうがいいと思うんだけど!と泣きながら読んだその数行先で え??と真顔になり、「そういうことー?!」と泣き笑いした。
自分はこんな愛を生み出せるだろうか。


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2025年12月20日

Posted by ブクログ

エスキースとは下絵のこと、本番を描く前に構図をとるデッサンみたいなもの。
一枚の絵を通して連なっていく連作短編集。
…ではなかった!
めちゃくちゃいい物語で最高だった。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

ゆるく繋がってる連作短編だと思って読んでいたら、最後に魔法のようなタイトルの伏線回収があって驚きました。赤と青とエスキースにまつわる見事な長編作品で、映像化不可能な小説ならではの演出が見事。

構成的な面白さだけでなくて、不器用な人間関係を描く1話1話の短編が独立した作品としてちゃんと面白いのも良い

お話としては3話目の漫画家の話がすごく好きです。4話目で彼のその後が分かったのも嬉しかった。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

全ての短編が繋がる仕掛けがあることを楽しみに読み進めていったが、まさか1枚の絵だけでなく、人まで繋がるとは完璧なストーリーだ。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

絵画の知識は皆無で、初めてエスキースという言葉を知った。
この絵が色んな人の人生を眺めている話なのかと思いながら読んでいたが、人生に寄り添っていたとわかった時は感動した。
寡黙な漫画家の青年の話が好きだった。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

過去と現在、いろいろな視点で描かれる赤と青のエスキースという作品にまつわる物語。
アート作品に対する解像度が上がるのと同時に、あらゆる作品に込められた思いについても考えるきっかけにもなりました。純粋な人の想いが詰まった素敵な物語だと思います

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

めっちゃよかった!
特にエピローグで
「あ!確かに他の章でこの人出てきた!」っていうのがあって納得、伏線回収が
めっちゃおもしろかった!

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

1枚のエスキースが旅をして色んな人の人生の一部になる話。青山美智子さんの本はこれで2冊目。短編がうま~くラストにむけてつながっていく感じがとても好きだ。月立つ林では月がテーマだったのでとても面白かったけれどストーリーの展開はこちらの方が好みだった。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

一度きりの人生だから、と
何度でも人生はやり直すせる、は
どちらが正しいのだろう。
いずれにしても乗り越えて行くのは
己の身たった一つ。
大切にしてやろう。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

さらさらと読める短編集。一枚の絵を通して物語は繋がっていて温かい気持ちになる一冊。
美術を題材にしているだけ合って、素敵なフレーズや言い回しが多くて心地よかった。
個人的には額縁の話が1番好きだった。この本では結婚と表現されているけれど、絵と額縁が完璧にマッチするように、このエスキースに対して額縁が作られていた。すごく注目を浴びる場所ではないんだけれども見る人は見ているポイントで、絵とピッタリはまって絵をより一層引き立てていて、例えるならその人にバシッと似合う衣装の生地みたいな感じなのか?、うまく言い表せないけれど、繊細でいいなと思った。
美しい物語で、小説読むっていいなぁと思わせてくれる本。

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2026年01月18日

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