【感想・ネタバレ】赤と青とエスキースのレビュー

あらすじ

2022年本屋大賞第2位! 二度読み必至の感動作、待望の文庫化。 ◇STORY メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

270頁に満たない本の中に広がる壮大なドラマ。1枚の絵が描かれ、海を渡り、また戻り、最後にはその絵が描かれることになった所以をも私たちは知らされる。

最近わりと頻繁に名前を用いた叙述トリックに出会っていたため、その部分での驚きはさほどありません。しかしそんなトリックがあるとわかるまでに涙があふれたシーンが数カ所。バタフライピーの彼が大好きでした。そして猫がたまらない脇役ぶり。トリックがなくてもじゅうぶんよかったと言いかけたけれど、やっぱりこのトリックがあればこそなのか。

お姐様方が「女は上がったら最強」と言っていたのも思い出してほくそ笑んでしまいました(笑)。本作は女性のほうが響く物語かもしれません。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

姪っ子に薦められた本
姪っ子のオススメはあたたかい話が多いので安心して読んでたけど、これもとてもよかった
3章目までは一つの絵にまつわる短編集なのかな?と思ってたら、「赤鬼と青鬼」で、そうきたかーとなって、エピローグで更に色々繋がった
プロローグの文章がエピローグの結びになってるけど、この「わたし」も予想外だった
終盤は特に面白くて一気に読んでしまった
青山美智子さん、はじめましてだったけど他のも読んでみよう

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

        絵と愛の物語

◯あらすじ
 約40年前に描かれたジャック・ジャクソンの「エスキース」という絵画。その絵画とともに、時や場所を超えたところで繰り広げられる「愛」の物語。1年間の交換留学でオーストラリアを訪れたレイ。そこで、ブーというオーストラリアに長く住む日本人の男性と出会い、一年だけの期間限定の恋愛をスタートさせる。そして、レイの帰国間近に、ジャック・ジャクソンにレイの肖像画のエスキース(下絵)を描いてもらう。その絵から、さらに物語が進んでいく。2人の愛の行方は、、、。

◯感想
 青山美智子さんの作品が好きだ。やっぱり。読んでいて、人の温かさを感じられたり、温かい言葉に出会えたりするのはもちろん。しかし、1番は「つながっている感じ」が好き。人生は、どこで何が起こるかわからない。でも、青山美智子さんの小説を読めば、そんな世界でも自分の知らないところで何かしらの「縁」があると予感させられる。そんなところも魅力の一つかな。

◯好きな言葉

・「いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも私も世の中も」

・「彼が私に与えてくれていたのは、ただそばにいるという何よりも深い愛情だった。

・「こういう人がいいっていうんじゃなくて、この人がいいって思えたら、それが完璧な組み合わせだと思いますよ。」

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2026年01月25日

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