ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 教場

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    蛇に睨まれたカエルのように、警察学校の生徒たちが教官風間に見透かされた行動を取ってしまう。それぞれの話が意外な展開で途切れてしまうが、それが必ずしも風間によって篩に落とされてしまうのではないことを読み進めるうちに理解できるようになっているところが心地よかった。卒業していく生徒たちがどんな警察官になるのか楽しみで、その後も見てみたくなるくらいおもしろかった。

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    2026年01月01日
  • あなたの人生、片づけます

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    「部屋の乱れは心の乱れ」ーこの言葉を思い出した。
    私自身も、メンタルが落ち込んでいる時は部屋が乱れがち。そんなとき、一気に片付けると、心がスッと軽くなって、明るい気分になる。部屋と心は連動しているな、といつも実感する。

    この本では、社内不倫に疲れた30代女性、妻に先立たれた老男、田舎の資産家女性、息子を事故で亡くした主婦...と様々な事情におかれた登場人物のもとに、片付け屋の十萬里さんが現れる。
    「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と考えている十萬里さんは、登場人物の部屋だけでなく、心まで片付けていく。

    十萬里さんの良いところは、お客に言うべきとをきっちり言うところ。お客様だから

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    2026年01月01日
  • 人生の旅をゆく

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    人はもっと自由でいい、楽しむために、思い出を沢山抱えるために生まれきたと思い出させてくれた一冊。2025年最後、2026年最初に読んで、読み終わった本がこれで本当に良かった。

    ばななさんの言葉や生き方には、ありのままの自分でいいと受け止めてくれる優しさがあって、
    悲しい気持ちになった時、気分が落ち込んだ時、
    いつも縋るようにして読んでいる。

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    2026年01月01日
  • 悪役令嬢の兄の憂鬱 2

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    ネタバレ

    満足。
    こういう系の本って話が冗長なことが多いんですが、さすがプロ。綺麗にまとまってて読みやすい。
    アレクシス王子のクソっぷりがとても良かった。イザベラはとてもいい子になってて健気さが出てて、まるでヒロインのようでした。
    あと、アンジェリカ。気持ちはわかるけどユリシスははっきり言わないと分からないってことを学んだ方がいい。ジハールに持ってかれちゃいますよ。

    別タイトル発売されてたので、次巻はなそうな感じですかね。ユリシスが自分のことに目を向けるところ見たかったですが、そうすると悪役令嬢の兄ってテーマが消えちゃうからな。
    この作家さんの次巻も買ってるので楽しみです。

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    2026年01月01日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ネタバレ

    原作のアレンジもあり、個人的にはかなり好きだった。3章とかむちゃくちゃすぎてツボ 笑
    登場人物の名前から、人間失格ならぬ…と命名されているところ、走れメロスの有名なセリフはそのまま残したまま、そこにいろんな要素が付けられていて、楽しめた。また、ほどよいふざけ具合がユーモアあふれていてよかった。
    原作を読んだことがある人なら、読みやすさもあるだろうし、おすすめしたい1冊。

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    2026年01月01日
  • 舟を編む

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    ネタバレ

    言葉について考えながら読めて面白かった。あまり日の当たらない辞書編集部の話。ぱっとしない登場人物たちだが、それが自然でいい。馬締のいるいる!そういう人!って感じのもさっと感と不器用さやどことなくできる感じだけど、実はこれといった強みがないことを引け目に感じている西岡。そんな登場人物が好きだった。
    「あがる」と「のぼる」それぞれ過程を重視するのか、到達したことを重視するのかで違うのではないか。〇舞い上がる ×まいのぼる 〇山登り ×やまあがり
    というような、確かにってところも面白かった。今までそれを意識したことはなかったけど、日本人はそれを普通に使い分けられている。そこもまた不思議で面白い。もっ

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    2026年01月01日
  • パッキパキ北京

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    綿矢りささん
    YouTubeの出版区(本屋さんについて行って一万円あげたら何を買う企画)に登場するってよ。(わたしにとっては重要なのです!!朝井リョウさんの宇野千代情報の詳細が知りたいし、朝井リョウさんへの反論も(笑))

    っていうことで
    この書籍を選んだのではなく、(笑)綿矢りささんさんが描く
    女性がオリャーオリャー!!!((((#`Д´)⊃)゚з゚))))・゚・・゚・ブッ
    ってすべてをぶっ潰すような作品が読みたかったから♡

    綿矢りささんの毒っ気がたまに欲しくなるんですよねぇ~

    1ページ目の一文を読んだ瞬間、わたしの欲しかった感覚がココに!って感じで、もぅ読破するまで楽しかった♡

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    2026年01月01日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    これまで読んだ本の中で1番早く読み終わった。登場人物のすべてが自分と重なり、誰の気持ちにも共感した。素晴らしい小説でした。

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    2026年01月01日
  • ジェイムズ

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    プロローグ

    かつて、ビリー・ホリデイは危険な時代に『ストレンジ・フルーツ』を歌った

    トニ・モリスンは、『青い眼が欲しい』や『タール・ベイビー』を書いた

    アレックス・ヘイリーは、『ルーツ』や『マルコムX自伝』を書いた

    奇妙な果実って何を現しているのか!?
    タールベイビーであることとその表現!
    青い眼=白い肌!

    いずれも、黒人人種差別を描いたものだ

    そして、ここにパーシヴァル・エヴェレットが
    『ジェイムズ』を書き上げた

    何人も目を逸らしてはいけない
    決して、、、
    そしてこれからも、、、



    本章
    『ジェイムズ』正にソウルフルな★5
    ひま師匠の本棚から

    ノーベル文学賞作家トニ・モリ

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    2026年01月01日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ものすごく良かった。友情とかいう言葉だけでは表せない関係性。共通言語は少なくて拙いんだけどそれがかえって上手く感情を伝えていると感じた!映画楽しみ〜

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    2026年01月01日
  • 夜のピクニック

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    話の軸が、本妻の息子と不倫相手の娘の関係というセンシティブな内容にあり、主人公(娘)の仲良くなりたいという欲が理解できず読みはじめは不安だったが、息子側の娘家族への嫌悪感の正体は、相手そのものへの憎しみではなく、状況そのもの、見方によればみじめな状況に置かれている自分の立場に対しての怒りであり、本人のプライドの高さ(自律性が高く、未来志向と上昇志向の持ち主であることの裏返し)もあいまってうみだされた感情であるという、一段深く繊細な分析がなされたことにより、ふたりが「対等な関係」を築きうることに気づかされ、物語全体を自然と受け入れることができていた。

    また、ふたりのまわりにいる友人たちのそれぞ

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    2025年12月31日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ニックネームはの問いに
    「ヴァン」
    と答えた時ヴァーーーーーン!!?!!!と心の中で叫んだ。
    これはとても衝撃的な1行。

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    2025年12月31日
  • 眠れぬ夜に読む本

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    出ました。久しぶりの★5
    読みながら、読んでみたい本、行ってみたい場所、家の近くで遠藤さんの行った場所を改めて見てみたい。
    そんな情報がてんこ盛りな本でした。
    また散歩ついでに遠藤さんの足跡を紡いでみよう。

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    2025年12月31日
  • 音叉

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    1970年代、時代は、学生運動が終わりを告げるころ、その残り香がありつつ、
    そんななか、大学の仲間と結成したバンドでプロデビューの話になるが、
    紆余曲折、なかなかデビューが決まらない雅彦の葛藤や恋愛を描いた物語。

    TEH ALFEEののリーダーである、高見沢俊彦。
    作家の時は、高見澤俊彦の小説デビュー作の文庫版。
    高見澤さんの体験を色濃く反映させ、架空のバンドながら、
    酷似した部分もあり、形は違えでファンたちにはしれれているかもしれない、
    出来ごとを違う形で盛り込んでいる。

    架空のバンドであはあるものの、THE ALFEEのメンバーを
    当てはめて誰がたかみーかなーなんて想像するのも一興かな

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    2025年12月31日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    すごくすごくすごく良かった。
    何度も読み返したい。
    好きな言葉は沢山あったのだけれども、好きなフレーズを記録に残したい。

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    2025年12月31日
  • 歌われなかった海賊へ

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    今ではそれなりに受けいれられている価値観、自分らしさが、戦時中のドイツではどのように扱われていたかわかり、興味深い作品だった。最後はハッピーエンドとはいかなかったが、闘った物語を誰かが受け継いでくれることで、未来までそれが続いていくのがすごく良かった。

    印象に残ったフレーズ
    なんでみんな、他人を分かろうとするんだろう。自分が見た他人の断片をかき集めて、あれこれ理由をつけて矛盾のない人物像が出来上がると錯覚して、思い上がって分かろうとして理解したつもりになる。

    分からないままにしておいてくれたから。

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    2025年12月31日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ドラマを見終わってから、原作を手に取った。ドラマとは所々違う部分もありながら、大枠は同じストーリーとして進んでいった。どちらが良かったかという議論をここでするつもりはないが2つ言えることがある。
    作者の熱量、本当に馬が好きなのだろうということ、もう一つはドラマの制作に携わった方も相当の解釈を以て制作に臨まれたということ。

    作者もドラマ陣も競馬というストーリーを通し、伝えたいことを伝えようとするその姿勢に胸が熱くなった。競馬がこれだけ長く続いている理由がよくわかる。私も何かの縁で今年、競馬を始めたのだが、誰しもが持つ欲を感じ取れるところに魅力を感じている。人の持つ欲は時にドラマを生む。

    この

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    2025年12月31日
  • 流浪の月

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    物語は決してハッピーエンドときっぱり言えるものではないが、主人公は悲観的ではないからか重い感じもそこまでせず読める。テーマは重い、と言うか難しいけれど。
    そして、そういう形も愛の一つだと思った。恋愛ではなく。結局本人がどう感じているかでしかないのだろうけれど。
    どこがと言うと言語化が難しいが、とても面白く読めた好みの作品。

    主人公は更紗と文の二人。
    更紗は幼少期、大学生であった小児性愛者である文に誘拐されていた、とされている。
    始まりは小学生、父と母と暮らす幸せな思い出の時間。父が病で亡くなり、母は恋人を作り出て行った。その後出てくることはない。この母親はちょっと、と思うけれど、子供を置いて

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    2025年12月31日
  • 夜市

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    2025年年越しに選んだのは本書。
    100シリーズ夜市だけ読もうと思ったが風の古道も評判がいいという事でこちらを。
    夜市は日本ホラー小説大賞を取り直木賞候補に。ホラーというより和風ダークファンタジー。
    幼少時は無知ゆえか時に残酷な事をする。される。どうするか決めていいのは自分自身。
    気になるのはなぜ、裕司はいずみを選んだかな。
    売買目的であるのはわかるけど。高校生の時、付き合ってたのは彼女なのかな…
    ずいぶんと古い作品であるが、私達は有限だと分かってるから老いない心の持ち主は好まれるのだと思う。だから生きていけたしこれからも生きていけると思う。
    寂しさは夜に残しながら。

    風の古道は夜市と同

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    2025年12月31日
  • マリアビートル

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    「あいつはそういうタイプじゃない、、、」

    「役に立つ機関車になりたいやつだ」

    いやー、最近は連続で面白い本に当たるなぁ。

    不運の女神に魅入られた殺し屋の七尾
    文学好きの蜜柑とトーマス好きの檸檬の凄腕殺し屋コンビ
    アル中に半分足を突っ込んでいる木村
    そんな木村を狡猾にたくみに操る王子

    みんな良いキャラ!
    こんな個性的なメンツを作れる伊坂先生最高すぎる!
    さらに前作グラスホッパーとの繋がりで、物語はより濃厚に!

    いやー、きたねー。サイコパスキャラ。
    王子はマジで怖いわー。

    そして、七尾の運の悪さ!まるで、ついてない洋一君並!笑

    蜜柑と檸檬もいいコンビ!トーマス好きすぎ!!

    小説に限

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    2025年12月31日