ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • あしたの肖像

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    絵を描くことは、「自分を無理やり外側に引きずり出して人目に晒す」ことだという。
    それほど苦しく、究極な自己表現ならば、私に絵を観て何かを感じ取る能力がないことを悔しく思う。
    絵に限らず、芸術を志す学生たちの悩み、焦り、必死に表現を追求する姿は胸を打った。
    ツブキリュウについてはやや納得がいかなかったけど、ところどころぐっとくる場面があり、久々に没入できた。
    星4と迷うけど、文章がけっこう好きだったので星5。

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    2026年09月01日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    最初、短編集かと思った。それぐらい読みやすかった。すべての話が繋がっていて、すべてが伏線であった。
    途中、何回も泣いたり鳥肌が立ったりした。最後の1ページ、ものすごい感動の波がきた。ブワッと。
    ミステリ好きだが、こういうのもいいなと気付かされた。東野圭吾の凄さが分かった1冊だった。素晴らしいの一言。

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    2026年09月01日
  • 猫を処方いたします。

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    とにかく猫好きさんにおすすめの1冊ฅ^•ω•^ฅ
    マイペースなドクターや受付ナースも好きです。
    人間、生きてく上で何かしら悩みがあると思いますがこの本は主人公の気持ちに共感できるところが多く、また猫を飼うのに悪戦苦闘しながら辛い気持ちを治していく姿を思い浮かべると、ふふっと頬がゆるみます。

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    2026年09月01日
  • N

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    ネタバレ

    好み。泣けた。
    「読む順番で世界が変わる。」という謳い文句で、その形式でそれが成立しているのがすごい。だけど個人的にはそれがなくても普通に面白い物語でした。
    6つの章に同じ登場人物が出てきていて、どの人物の背景を知った上でその章を読み進めるのかが読む順番によって違う。
    深いところに家族愛のテーマがある気がした。

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    2026年09月01日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    地元の書店で、何の気なしに文庫のホラーコーナーに立ち寄ったら、ふと本書が目に止まった。言わずと知れた超有名ミステリ、手に取ってみると杉本一文氏のイラストによる限定復刻版カバーで(田舎の書店だからかたまたま置いてあった)、おどろおどしくも昭和レトロな味わいが何とも言えず、レジにソッコー持っていった。

    ページをめくると冒頭から引きが強い。村の名前の由来となった惨劇の落武者伝説、隠された黄金の行方、相次ぐ凄惨な事件など、祟りと因習に彩られた世界観への没入感がハンパない。物語は、名家の後継として村に呼び寄せられた主人公・辰弥の視点で進むが、そこで彼を待ち受けていたのは、更なる不可解な連続殺人事件だっ

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    2026年09月01日
  • しばらくあかちゃんになりますので

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    みーちゃん
    お姉ちゃんだからって、なかなかお母さんに構ってもらえません
    そこで、赤ちゃんになることに
    赤ちゃんって魅力的!?
    お母さんも、お父さんも、他の大人も赤ちゃんになりたいみたい

    読み聞かせ時間は4分弱です

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    2026年09月01日
  • 暁星

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    ネタバレ

    安倍首相殺害事件から着想を得た、宗教2世の作品
    宗教2世で、宗教の親玉とされる主人公が文部科学大臣を殺害し、獄中から手記という形で世間に真相を語る展開
    宗教×子供×お金×病気 読んでてかなり胸が締め付けられるが、湊かなえ特有の叙述トリックによる印象に残る圧巻のラストでした
    どんなに苦しい状況でも、1つでさえ希望があればそこに救いを求めて前を向いて歩ける作品大好きです

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    2026年09月01日
  • むらさきのスカートの女

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    ずっと不気味な雰囲気で違和感を覚えながら、読む手が止まらなかった。ラストはいろいろな解釈ができる。もう一度読んだら何か別の発見ができそう。

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    2026年09月01日
  • 月曜日が嫌いな私の好きなこと

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    穏やかな文章、走って待ってるというよりかは、歩幅を合わせて少し後ろにいてくれる感じ下向いてようが上向いてようが肯定してくれる
    章ごとに分かれているからよみやすい
    最後横書きになるのが新鮮で内容もお手紙みたいで読んでいて嬉しかった

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    2026年09月01日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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    主人公は家族で一人だけ耳が聞こえ
    そのためずっと孤独を感じて生きてきた

    世の中に心を開けない主人公だけれど
    聞こえないことを生まれながらに理解できているからこそ
    誰からも信頼される手話通訳ができるのだろう

    私自身が少しばかり本気で手話を習っていたことがあり
    手話のこと
    手話通訳士のこと
    聴者とろう者のこと
    コーダのこと
    そういった世界のことも勉強していたけれど
    まだまだ知らないことだらけだと感じさせられた

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    2026年09月01日
  • 残火

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    14年前の産院放火事件の被害者遺族3名が誘拐された。

    誘拐したのは加害者遺族、犯人の息子だった。

    複雑に絡み合った糸がほぐれていき、バラバラだったピースがカチリと嵌る。
    そんな感覚でした。

    絶えず訪れる焦燥感。
    後手後手に回る刑事たち。

    そして起きる新たな事件。

    そして明かされる真相。

    見事でした。

    読むべき1冊。

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    2026年09月01日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    大学生になった成瀬は、新たな出会いを重ねながら、「京都を極める!」という目標に向かって、成瀬らしく突き進んでいく。

    大きなことを百個言って、ひとつ叶えばいいと思っているんだ。ゴールに辿り着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」

    すべてがうまくいっているわけじゃない。
    それでも、たくさんの経験を積みながら前に進んできた成瀬だからこそ、この言葉が沁みた。

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    2026年09月01日
  • 街道をゆく 38

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    全編を通じて日本人の源流の一つ?オホーツク人にまつわる遺跡やそれに関わる人々の事績を辿る旅が繰り広げられていた。これまであまり意識することのなかった北方民族とアイヌの関係、そして文字面だけは知っていた続縄文時代や擦文文化などの知識がひと繋がりになった気がする。読み始めは座学の授業然とした内容としか感じられなかったが、次第に引き込まれて一息に読み通した。素晴らしい一作。

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    2026年09月01日
  • 枯れ枝に桜

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    ネタバレ

    老女専門の男娼の物語
    主人公は若く美しく、客の要望に合わせて自分を見せる
    そして、本当の恋人のように振る舞う
    彼に老女達は体だけでなく、心を救われる
    老女だろうが、死ぬまで女として愛されたい
    それが真実なのだろう

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    2026年09月01日
  • シュレディンガーの密室

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     ある秘密を抱える少女、土砂崩れで孤立した研究所、硫化水素が充満する"死の空間"、開ければ死ぬ密室、異常な状況で起きる連続殺人という"シュレディンガーの猫"×密室の意外な組み合わせが斬新で、フー、ハウ、ホワイどれをとっても鮮やかで誰が"観測者"だったのかの謎も面白かった。

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    2026年09月01日
  • 青のナースシューズ

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    ┏━━━ 感想 ━━━┓

    ひとは頑張ったぶんだけ強くなると思ってる、という子がいました。
    私もそう思います。
    頑張って、前に進もうとすれば、自ずと道は開かれると思っています。もし、思うように展開していかないのであれば、それは、努力が足りないだけ。

    最近、いろいろなビジョンが現れて、それを形にしていく作業に取り組んでいます。前に進んで行こうとする歩みは、とても楽しいです。辛い、苦しいと感じることも多いですが…


    「みんな同じだよ
    みんなしんどい思いを抱えながら生きてる
    楽に生きてる人なんていない
    なにかを望めば苦しいこともついてくる」

    そんな言葉も、とでも素敵に心に響きました。

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    2026年09月01日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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     教育に関する話が印象に残っている。教育は商品ではないという話もそうだし、教師は多種多様な人材がいた方がいいとか。

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    2026年09月01日
  • 方舟

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    ネタバレ

    特殊で極限の状態で、自分だけが有利かつ助かるのは1人だけ。そんな時に、冷静に、表に出さずやり遂げる犯人が優秀すぎた。私なら絶対、上手くいきそうなところで様子おかしくなってる。じゃあさよならって言ったとき、主人公と違って犯人は気持ちよかっただろうな…
    もし自分が犯人の立場になったら、死ぬ未来しか想像できなくてただ絶望するだろうな…デスゲームも自信ないし…
    こういう小説の中でしか経験できない体験で色々想像もしたりして、読んだ後もしばらく囚われてました。

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    2026年09月01日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「溺れるスイミー」と「海になる」が特に好きだった。登場人物たちが、この先どこかで、自分のままでいられる場所を見つけて、幸せになれる未来があるといいなと思ったりする。登場人物同士の関わり一つひとつに美しさを感じた。

    「お団子を食べて前歯が抜ける」という、これから私が生きていても絶対に遭遇できないだろうと思う出来事から始まる。その強烈な一文に心をつかまれたまま、文章にすーっと最後まで連れていかれた感覚があった。主人公はそれぞれ違うけれど、どこかでつながっていて、一人の人生の向こう側に、また別の人生が見えてくる。その構成も含めて、美しかった。

    自分はおそらく出会わないだろうと思う人物の、人生の一

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    2026年09月01日
  • されど時は過ぎ行く ブラディ・ドール(18)

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    やっぱり漢は黙って北方謙三!
    最高に面白かった。
    ブラディドールと約束の街の終わりにふさわしい作品だった。

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    2026年09月01日