小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
「部屋の乱れは心の乱れ」ーこの言葉を思い出した。
私自身も、メンタルが落ち込んでいる時は部屋が乱れがち。そんなとき、一気に片付けると、心がスッと軽くなって、明るい気分になる。部屋と心は連動しているな、といつも実感する。
この本では、社内不倫に疲れた30代女性、妻に先立たれた老男、田舎の資産家女性、息子を事故で亡くした主婦...と様々な事情におかれた登場人物のもとに、片付け屋の十萬里さんが現れる。
「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と考えている十萬里さんは、登場人物の部屋だけでなく、心まで片付けていく。
十萬里さんの良いところは、お客に言うべきとをきっちり言うところ。お客様だから -
Posted by ブクログ
ネタバレ満足。
こういう系の本って話が冗長なことが多いんですが、さすがプロ。綺麗にまとまってて読みやすい。
アレクシス王子のクソっぷりがとても良かった。イザベラはとてもいい子になってて健気さが出てて、まるでヒロインのようでした。
あと、アンジェリカ。気持ちはわかるけどユリシスははっきり言わないと分からないってことを学んだ方がいい。ジハールに持ってかれちゃいますよ。
別タイトル発売されてたので、次巻はなそうな感じですかね。ユリシスが自分のことに目を向けるところ見たかったですが、そうすると悪役令嬢の兄ってテーマが消えちゃうからな。
この作家さんの次巻も買ってるので楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言葉について考えながら読めて面白かった。あまり日の当たらない辞書編集部の話。ぱっとしない登場人物たちだが、それが自然でいい。馬締のいるいる!そういう人!って感じのもさっと感と不器用さやどことなくできる感じだけど、実はこれといった強みがないことを引け目に感じている西岡。そんな登場人物が好きだった。
「あがる」と「のぼる」それぞれ過程を重視するのか、到達したことを重視するのかで違うのではないか。〇舞い上がる ×まいのぼる 〇山登り ×やまあがり
というような、確かにってところも面白かった。今までそれを意識したことはなかったけど、日本人はそれを普通に使い分けられている。そこもまた不思議で面白い。もっ -
Posted by ブクログ
綿矢りささん
YouTubeの出版区(本屋さんについて行って一万円あげたら何を買う企画)に登場するってよ。(わたしにとっては重要なのです!!朝井リョウさんの宇野千代情報の詳細が知りたいし、朝井リョウさんへの反論も(笑))
っていうことで
この書籍を選んだのではなく、(笑)綿矢りささんさんが描く
女性がオリャーオリャー!!!((((#`Д´)⊃)゚з゚))))・゚・・゚・ブッ
ってすべてをぶっ潰すような作品が読みたかったから♡
綿矢りささんの毒っ気がたまに欲しくなるんですよねぇ~
1ページ目の一文を読んだ瞬間、わたしの欲しかった感覚がココに!って感じで、もぅ読破するまで楽しかった♡
主 -
Posted by ブクログ
プロローグ
かつて、ビリー・ホリデイは危険な時代に『ストレンジ・フルーツ』を歌った
トニ・モリスンは、『青い眼が欲しい』や『タール・ベイビー』を書いた
アレックス・ヘイリーは、『ルーツ』や『マルコムX自伝』を書いた
奇妙な果実って何を現しているのか!?
タールベイビーであることとその表現!
青い眼=白い肌!
いずれも、黒人人種差別を描いたものだ
そして、ここにパーシヴァル・エヴェレットが
『ジェイムズ』を書き上げた
何人も目を逸らしてはいけない
決して、、、
そしてこれからも、、、
本章
『ジェイムズ』正にソウルフルな★5
ひま師匠の本棚から
ノーベル文学賞作家トニ・モリ -
Posted by ブクログ
話の軸が、本妻の息子と不倫相手の娘の関係というセンシティブな内容にあり、主人公(娘)の仲良くなりたいという欲が理解できず読みはじめは不安だったが、息子側の娘家族への嫌悪感の正体は、相手そのものへの憎しみではなく、状況そのもの、見方によればみじめな状況に置かれている自分の立場に対しての怒りであり、本人のプライドの高さ(自律性が高く、未来志向と上昇志向の持ち主であることの裏返し)もあいまってうみだされた感情であるという、一段深く繊細な分析がなされたことにより、ふたりが「対等な関係」を築きうることに気づかされ、物語全体を自然と受け入れることができていた。
また、ふたりのまわりにいる友人たちのそれぞ -
Posted by ブクログ
1970年代、時代は、学生運動が終わりを告げるころ、その残り香がありつつ、
そんななか、大学の仲間と結成したバンドでプロデビューの話になるが、
紆余曲折、なかなかデビューが決まらない雅彦の葛藤や恋愛を描いた物語。
TEH ALFEEののリーダーである、高見沢俊彦。
作家の時は、高見澤俊彦の小説デビュー作の文庫版。
高見澤さんの体験を色濃く反映させ、架空のバンドながら、
酷似した部分もあり、形は違えでファンたちにはしれれているかもしれない、
出来ごとを違う形で盛り込んでいる。
架空のバンドであはあるものの、THE ALFEEのメンバーを
当てはめて誰がたかみーかなーなんて想像するのも一興かな -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマを見終わってから、原作を手に取った。ドラマとは所々違う部分もありながら、大枠は同じストーリーとして進んでいった。どちらが良かったかという議論をここでするつもりはないが2つ言えることがある。
作者の熱量、本当に馬が好きなのだろうということ、もう一つはドラマの制作に携わった方も相当の解釈を以て制作に臨まれたということ。
作者もドラマ陣も競馬というストーリーを通し、伝えたいことを伝えようとするその姿勢に胸が熱くなった。競馬がこれだけ長く続いている理由がよくわかる。私も何かの縁で今年、競馬を始めたのだが、誰しもが持つ欲を感じ取れるところに魅力を感じている。人の持つ欲は時にドラマを生む。
この -
Posted by ブクログ
物語は決してハッピーエンドときっぱり言えるものではないが、主人公は悲観的ではないからか重い感じもそこまでせず読める。テーマは重い、と言うか難しいけれど。
そして、そういう形も愛の一つだと思った。恋愛ではなく。結局本人がどう感じているかでしかないのだろうけれど。
どこがと言うと言語化が難しいが、とても面白く読めた好みの作品。
主人公は更紗と文の二人。
更紗は幼少期、大学生であった小児性愛者である文に誘拐されていた、とされている。
始まりは小学生、父と母と暮らす幸せな思い出の時間。父が病で亡くなり、母は恋人を作り出て行った。その後出てくることはない。この母親はちょっと、と思うけれど、子供を置いて -
Posted by ブクログ
2025年年越しに選んだのは本書。
100シリーズ夜市だけ読もうと思ったが風の古道も評判がいいという事でこちらを。
夜市は日本ホラー小説大賞を取り直木賞候補に。ホラーというより和風ダークファンタジー。
幼少時は無知ゆえか時に残酷な事をする。される。どうするか決めていいのは自分自身。
気になるのはなぜ、裕司はいずみを選んだかな。
売買目的であるのはわかるけど。高校生の時、付き合ってたのは彼女なのかな…
ずいぶんと古い作品であるが、私達は有限だと分かってるから老いない心の持ち主は好まれるのだと思う。だから生きていけたしこれからも生きていけると思う。
寂しさは夜に残しながら。
風の古道は夜市と同 -
Posted by ブクログ
「あいつはそういうタイプじゃない、、、」
「役に立つ機関車になりたいやつだ」
いやー、最近は連続で面白い本に当たるなぁ。
不運の女神に魅入られた殺し屋の七尾
文学好きの蜜柑とトーマス好きの檸檬の凄腕殺し屋コンビ
アル中に半分足を突っ込んでいる木村
そんな木村を狡猾にたくみに操る王子
みんな良いキャラ!
こんな個性的なメンツを作れる伊坂先生最高すぎる!
さらに前作グラスホッパーとの繋がりで、物語はより濃厚に!
いやー、きたねー。サイコパスキャラ。
王子はマジで怖いわー。
そして、七尾の運の悪さ!まるで、ついてない洋一君並!笑
蜜柑と檸檬もいいコンビ!トーマス好きすぎ!!
小説に限