ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 光のとこにいてね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「それでもわたしはここに来た。結珠ちゃんにもう一度会いたかったから」
    そんな純粋さを、ただひたすらに眩しく思う。


    「光のとこにいてね」というのはいつも果遠だけど、結珠にとっての「光」は果遠じゃないか、と思わせる数々の描写。なのに果遠の方から遠ざかっていく。
    結珠はずっと、「光のとこ」を選べない。


    もどかしいけど、大人になるに連れて増える自由と引き換えにしがらみもまた増えていく。
    選ぶ自由ができたからこそ、選択に躊躇いができて選ぶことができない。
    純粋に自分の気持ちを大切にできた幼い時とは違うということを、明確に表現してる。



    忘れられない『特別な人』、誰にも教えたくない『特別な人』

    0
    2026年02月10日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 殺しの証拠は未来から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大江戸科学捜査の第十一弾。

    珍しく宇田川から捜査を頼まれる。
    現代の四谷で見つかった江戸時代の白骨死体の死因が殺人であり、
    その事件を解決しろ、と言ってくる。
    死体の埋まっていた場所はおおよそわかるが、
    江戸では発見されてないわけだし、身元もわからない。

    それでも江戸の「事件」だと言われ調べ出したおゆうには、
    同じ四ツ谷の紙問屋の若旦那が行方不明を調べろという話がくる。
    白骨死体とは年の頃が合わないので、
    若旦那は旗本の奥方と駆け落ちしたのか。
    だが奥方は謎の病死していることもわかる。
    白骨死体と共に見つかった金属の板は何なのか、
    旗本が大量に買い入れた紙は何に使ったのか。

    事件の発端は

    0
    2026年02月10日
  • 女の国会

    Posted by ブクログ

    一年近く前にXで見かけてブクマして、読みたかった本。久しぶりに読む手が止まらなくなり、電車を乗り過ごしそうになること数回。一気に読み終えました。映画『教皇選挙』を思わせる流れに同時代性を感じた。若い人から見た中年女性の解像度はやや低めかなと思ったけど気になるのはむしろそのくらいの些細な点かな。新川さんの本をもっと読んでみたい。

    0
    2026年02月10日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうしよう、御手洗シリーズここまで全て星5になってしまう。やはりこういったロマンがないと。殺人という人情のないような行為には、人情が必要なのです。全体的に、詩的な表現が素晴らしい。私も深海魚でありたい。絵にしたくなる文章は良い文章。御手洗が格好良いんだな。美しい人間たちが、美しい文章で描かれていく、読んでいて気分が良い。

    0
    2026年02月10日
  • 殺し屋の営業術

    Posted by ブクログ

    営業が天職ながら人生に楽しみを見出せないまま生きている凄腕営業マン・鳥井がアポ先で殺し屋ビジネスに巻き込まれ土壇場で商談を仕掛けるお話

    非合法な業界での駆け引きによってだんだん常識のタガが外れていくさまにニヤけが止まらなかった

    エンタメ:ヒリつき:疾走=4:4:2

    ちょっとコンフィデンスマンJP感があって好きだった

    シリーズ化してほしい

    0
    2026年02月10日
  • 白魔の檻

    Posted by ブクログ

    クローズドミステリと医療ミステリがここまで両立している作品にはなかなか出会えない気がする。
    前作同様の切迫感のある医療描写に加えて、災害による孤立で息苦しさが増している。
    結末は、切ないなぁ。

    0
    2026年02月10日
  • デラシネ 放浪捜査官・草野誠也の事件簿 「鏡の海」篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作品の中に挟まれるコミカルさに惹かれて、気付いたらあっという間に読み進めてしまった。
    実際に四国八十八ヶ所を参拝した経験から作品の中に出てくる文章を読んで「あの辺のことかー」とイメージして読めることが楽しかった。
    またお遍路の話も出てきていて親しみ深いものを感じた。
    読みながら実際にこの作品の舞台になった香川県の鏡の海を見に行きたいとも思った。

    草野さんと綾子さんの掛け合いが楽しくて好き。
    綾子さん良いキャラクターしてるなって読んでいて何度も笑ってしまった。

    0
    2026年02月10日
  • ツナグ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    使者(ツナグ)を仲介として、生きる者と死んだ者が1夜限りの再会を果たす。死者は生者に一体どのような思いを伝えるのか、それぞれ三つの視点で描かれ物語は進んでいく。
    初めてこの作者の本を読んだが、人間の心理、心情を描くのが上手い人なんだなと思った。登場人物がどのような性格をしているのか簡単に想像できるので、とても読みやすかった。
    自分の中で一番印象に残ったのは3章の 親友の心得 だ。なかなか救われない終わり方だったが、生者と死者が会うことの重みを感じれたので良かった。
    この小説は綺麗事だけで終わらないからこそ、人間の生々しさの先にある感動を味わうことが出来たのだと思う。
    結果としてめちゃくちゃ面白

    0
    2026年02月10日
  • 今夜、世界からこの涙が消えても

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作と続けてイッキ読みして瞼がこれでもか⋯って程に腫れました!
    こちらもスピンオフで映像化してほしいくらい素敵な作品です!
    泉ちゃんも、真織も、透も、透のお姉さんも、もう1人の透も登場人物がみんなみんな優しくて愛おしくなりました!

    0
    2026年02月10日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

    Posted by ブクログ

    読み始めは、読み切れるか不安でしたが、主人公が運命の出逢い(!)をしたあたりから俄然おもしろくなりました。

    生命の進化、宇宙と物理学、科学の追及などがてんこ盛りの究極の理系オタク小説。難しい内容も含まれていますが、細かな技術的な説明の後に結果が明確に記載されているので、物語を見失うことはないです。ここは作者が読書を信頼している勇気を讃えたいです!

    最後に翻訳者に拍手と感謝を送ります。
    映画も楽しみです。

    0
    2026年02月10日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    人種差別あり性暴力ありと女性作家だから許容されるのか、極めてグロい表現が多く、人にお勧めしにくい作品(ホラー小説と思う方もあるかと)。
     
    同著者「コンビニ人間」を尖った内容にしたイメージ(そっちが断然読みやすい)。主人公は自分のことを、他人を「トレース」して期待される反応をするだけの「空洞」と認識しているが(誰しも思い当たる節はあるはず)、よく読むと、実は主張が強い、ということに途中から気付く。

    書いてはいけないところまで人の内面を書き出しながら、最後は人の優しさを表した作品だったなという感想は得られるものの、それに至るまでがいろいろと怖すぎる。

    0
    2026年02月10日
  • のらねこノラ

    Posted by ブクログ

    公園のベンチで出会ったおばあさんとノラ。
    おばあさんのセーターの毛糸がノラのつめに?!
    その後の展開がなんとも可愛い。
    ノラとおばあさん、きっと、ずっと仲良しね。

    0
    2026年02月10日
  • 下垣内教授の江戸

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     斬新ではないが新しい。
     幕末史を、このような角度で切り取るという視点が。豪農・農兵隊・小作といった人たちの存在は知らなかった。が、それを極めてリアルに感じることができた。
     ストーリーの展開は、もしかするとありきたりかも知れない。「絵師」の描写に、多くの読者は気付くところがあっただろう。その意味で、謎解きはあまり期待しない方が良い。
     しかし、それでも自立した江戸から明治の人が、この作品の中に存在していることに心から驚きを覚える。

    0
    2026年02月10日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじを読んだ際には、がっつりファンタジーかなと思いきや、実際はほんのりファンタジーぐらいな感じでした。
    短編的に物語が分かれていてそれぞれ主人公が変わりますが、朱鷺を通して話が繋がっており、実際は長編のような構成ですね。
    読後に温かい気持ちになれる本でした。

    0
    2026年02月10日
  • 君のクイズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。いやー面白かった。正直に言うとクイズ自体にあまり親しみがなく、途中までスラーと呼んでいたのですが、後半の展開を全く予想できなかった、だからこそ面白さが跳ねました。最後に2人が一旦はシンクロしたように見えて、あっという間に突き放されていくラストがよかったなぁ。それでいて、ふと思い返すと、あれ、彼ほんとに泣いてなかった?と気づいて、もちろんそれは演技かもしれないんだけど、そうじゃない可能性もあるわけで、どちらにしても面白いなぁと。楽しませてくれて、ありがとうございました。

    0
    2026年02月10日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    無理難題と思う目標に向かって色んなことを取り組む成瀬の凄みと、そこに出てくる人間味に惹かれた。徐々に成瀬像が確立されていく展開によって、終盤の読む手が止まらなかった。続編もすぐに読もうと思う。、

    0
    2026年02月10日
  • 光のとこにいてね

    Posted by ブクログ

    余韻ひたひた。言葉が出てこない。わたしの拙い語彙力では表現できないくらい、素晴らしい物語だった。
    御守りにしたい。

    0
    2026年02月10日
  • 敵は海賊・猫たちの饗宴

    Posted by ブクログ

    複雑な話だけど、単純に笑えるコメディでもある。
    真の猫好きなら、この話に登場する者も好きなはず
    たぶん、きっと

    0
    2026年02月10日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    成瀬の人生が面白すぎる!
    このような人生を送りたいと思ったし、学生時代にこの本に出会ったら人生の見方を変えれたかもしれない。素晴らしい本です。

    0
    2026年02月10日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    多くの伏線を回収していくのが素晴らしく、とても面白い本だった。自分も誰かを助けられるような存在になりたいと思った。

    0
    2026年02月10日