ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    スイスイ人とそうでない人の人生観の違いを描くさま、仮にスイスイ人でなかったとしてもそれを受け入れてその中で生きがいや楽しみを見つけることで幸せにもなれる。他人と自分は違う、「りんごは梅にはなれない」はまさにその通りで他人と比較することの無意味さ、自分のよさややるべきことを見出す方に注力すべきだというメッセージに感じた。
    また天道虫の不運さは相変わらずで、そのことを受け入れて心構えやどんなことにも備えておく姿勢にも学ぶべきものがあった。
    人それぞれの生き方があるが、決して悲観的にならず前を向き、何事もやり切ることが必要で、資本主義に縛られすぎないことも大切にしていきたい。

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    2026年08月12日
  • ありか

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    シングルマザーの生活を描いた本。お母さんが毒親だと苦労するね。瀬尾まいこさんの本はハズレがなくて面白い!

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    2026年08月12日
  • 宇宙創成(下)

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    天体、量子、原子核物理などの説明もわかりやすく、人間関係やエピソードの描写が鮮明である。

    本書は単なる事実を羅列する科学史ではなく、その時代に生きた活力溢れる科学者がバトンを繋ぐ群像劇といえる。

    読後、この軌跡は天体よりも眩しい。そして、何より天体観測がしたくなる。もっと早く読むべきだった。

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    2026年08月12日
  • 無音 忌み語を紡ぐ町

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    閉鎖的な村。
    忌み語を紡ぐと不幸が訪れるという。
    トンネル内に駅があったところから既に不穏。

    故郷に帰ってきた那月たちへの冷たい視線。
    それは娘の名前にあった。

    得体の知れない何かが足元から這い上がってくるような恐怖。

    変貌していく愛娘。
    魅入られた?
    何に?

    最後はもう絶叫。

    「ひーい」
    「じぃじぃぃぃぃ」
    音が怖いよ……

    久しぶりに読んだガチホラー。

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    2026年08月12日
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート

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    凄まじいノンフィクションだった。体当たりにもほどがある、向こう見ずにもほどがある。しかし突っ込んで行った先にはいつも彼を受け入れてくれる「人間」がいる。私たちの理解できる範疇を遥かに超える暮らしをしている人たち(たとえばケニアのゴミ山で暮らす青年や、リベリアの元兵士たち、ロシアの信仰宗教の信者たち)も、関係を築いて話を聞いてみれば、当たり前に人間で、とっても理解可能なのだ。
    この著者の飽くなき好奇心と行動力、そして芯の通った関わり方に、尊敬の念を抱いた。彼がその人たちのことを知りたいと心から思うからこそ、相手は彼を受け入れたのだろう。そして言葉選びも丁寧で、その場の空気や人々の雰囲気、彼の心境

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    2026年08月12日
  • 冥土レンタルサービス

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     お盆らしい本を、と思い、選択する。
     「虫の知らせ」「生まれ変わり」といった死生観を、著者らしいハートフルコメディとして展開していた。
     まず、亡くなった人が死後49日間限定で現世に戻るというサービスの発想が面白い。亡くなった人には、生前の日頃の行いに応じてポイントが付与され、そのポイントを使って、自らの目的に応じた生き物に生まれ変わることができる。まるでカタログサービスのような身近な設定にも、親近感がわいた。
     亡くなった人は、同じルールのもとでサービスを受ける。しかし、現世への思いはそれぞれだ。自分をアピールしたい者もいれば、やり残したことを達成しようとする者、現世に残した人を思いやり、

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    2026年08月12日
  • あなたはここにいなくとも(新潮文庫)

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    全5篇、いろんな痛みに触れうまく生きられないだけで終わらず、生きていけると思わせてくれる。
    特にばばあのマーチ、本当にどこかに実在していて欲しいし、そこにたどり着いた人が救われるだろうなぁ。

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    2026年08月12日
  • 半暮刻

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    ネタバレ

    作中の翔太に影響されて、稚拙ながら人生初レビューです…笑

    海斗のような"グレーな人間"こそ"人間の真の邪悪"なのではないかというメッセージは、地域や歴史を問わず存在する"人間の醜さ"を的確に表現していると思います。
    自分ごとですが、私の身の回りにも「浮気は法で裁かれないのになんで悪いの?」といった論調で、悪意を持たずして他者を傷つける人がいました。私は「なぜ悪いのか」を上手く伝えることができず、納得もされなかったため、今でも違和感と不快感が残っています。ラストシーンの翔太と海斗のやり取りには、当時の私達の会話に通じるものを感じました

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    2026年08月12日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    おお、そうくるんだ、と思った
    読み終わったすぐ後に超面白かった!となったわけではないのに、時間が経っても、どこかぼんやりと思い返してしまう作品だなと
    欲望は人の業だし、人は得てして自分の本当の感情に無自覚なところもある
    私もまた終りなき夜に生まれついているな、と自覚する節があった

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    2026年08月12日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    構成が秀逸。
    著者が物語に仕掛けた全てを確認するために、この後もう一度読まなければならない。
    その事がとても楽しみ。

    十の短編で構成された一つの長編。私が好きなのは第八問。

    そして、あとがきも必読。

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    2026年08月12日
  • BUTTER

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    消せない過去の記憶に縛られ、他人の心無い言葉に傷つき、世の不正義に追い詰められたとしても、自分がそこにいて良いと感じる居場所があれば一度帰ってきて、そして必ず前に進むことができる。ジェンダーロールは本作の重要なテーマではあるが、その意味でフェミニズムが全面に出ているわけでもなく(むしろ批評性もあり)、ほどよくサスペンス要素もあって読みやすくいい作品だと思う。

    あと全員が感想を書いている気がするがご飯の描写がうまそうすぎる。文字だけで食欲を刺激されるというのももはや忘れかけていた新鮮な体験である。

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    2026年08月12日
  • スロウハイツの神様(下)

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    めちゃくちゃ良かった

    重大な事件が起こるわけではないけど少しずつされていく伏線回収に心がぽっと温かくなる気がした

    スロウハイツでの生活って本当かけがえのない時間なんだろうなって本の中にいる気持ちになれた

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    2026年08月12日
  • ハサミ男

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    ネタバレ

    最初は前情報だけ聞くと重苦しい内容と思ったが、思っていた以上にポップでXTCやイエモン、ジェイソンなどサブカルのキーワードとなるであろう単語が所狭しと並んでいて驚いた

    このポップな一面もあってか当時のシリアルキラーやプロファイリングのメディアでの偏見をシニカルに描いてる描写も多々見受けられた事もある部分もあり、ホラーゲームを好んでプレイしているゲーマーが美少女アニメオタクと混同して報道してる様は当時のメディアの偏向報道を連想させて思わず苦笑いしてしまう部分もあった

    ちなみにハサミ男と言えばクロックタワーのシザーマンが有名だが、作中でも名指しこそないながらもそれらしい特徴のゲームへの言及があ

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    2026年08月12日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

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    読んでいると自然と顔が綻んでしまうような、
    心温まる小説。

    登場人物みなが心優しく魅力的だった。
    そう感じれたのも、みなが成瀬と関わったことで素直に、健気に成長したからなのかと思う。
    成瀬の周囲に影響を及ぼすほどの人柄には今回も感銘を受けたし、風変わりな成瀬と正面切って向き合うことができ、素直に自分を顧みることができる各登場人物もとても素敵に感じた。

    とにかく何の憂いも無く、素直に優しく読める小説。

    個人的には1作目の『成瀬は天下を取りに行く』よりも、魅力的な登場人物と、他人から見る成瀬の魅力を強く感じ、とても心温まった。


    「北川にとって、ゼゼカラは小さな存在かもしれない。でも、小さ

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    2026年08月12日
  • 王さまのお菓子

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    ネタバレ

    男の子に「いらない」と言われて、本当はきっと悲しかったはずなのに、「あなたなんかに当たらなくてよかったわ」と強がるところが、とても好き。悲しいのに、ちょっと強がってしまう感じがすごく可愛くて、健気で、愛おしかった。
    それと、イラストが本当に好き。絵の雰囲気がとても可愛くて、ずっと眺めていたくなる絵本だった。

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    2026年08月12日
  • 臣女(おみおんな)

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    ネタバレ

    異常で、醜くて、どうしようもない二人の関係が、最後に海というものすごく普通で広い場所に放り出されて、そこで終わってしまう。すごく切なかった。
    放っておくことだってできたはずなのに、文行は奈緒美を一人で抱え込んだ。それが献身というより、罪悪感や責任感、執着や愛情、いろんなものが混ざっていたように感じる。
    そして最後に見えるのが、巨大化した妻ではなく、文行が出会った頃の女子高生の奈緒美なのが、すごく切ない。
    この人は、最後までこの妻をどう愛したらいいのか分からなかったんじゃないかと思った。

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    2026年08月12日
  • マジカルグランマ

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    勇気をもらった。てゆーか、内なる勇気に気づかせてもらった。
    まあ封建主義者には気に食わないところもあるだろうなとは思うけど。
    社会なんぞよりも自分の方がよっぽど大事なのにね。

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    2026年08月12日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    【2026年読書記録No.6】

    成瀬あかりの生き方にただただ魅了された。
    「自分らしく生きる」
    それを見事に体現しつつ、生きていく姿に目が離せなかった。
    しかしそこには地元を愛する気持ち、友を大切にする気持ちもあった。
    読みやすく爽快感もあり、そして笑ってしまうような人の温かさも感じることができる。
    そんなシリーズの始まりを感じた。

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    2026年08月12日
  • 銀色のステイヤー

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    非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、
    騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。
    「KADOKAWA」内容紹介より

    あのゴのつく白いヤツを思い出させる.
    テンポよく話が進んで、一気に読んでしまった.

    競馬ってとてもたくさんの関係者がかかわって運営されている.
    それぞれの想いがあの2分とか3分に込められているんだな.
    本書でまた一段階深く、競馬のことを知ることができた気がする.
    キレイなだけではない世界だけれど、走る馬の姿の美しさに魅了され続けている.
    馬券は買ったことがないし、これからも買うつもりはないのだけど、
    目の前をすごい

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    2026年08月12日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    面白い。国家に追い詰められていく感じからエネミーオブアメリカを思い出した。内容は全然違うけど…。
    最後はオシャレな終わり方だなと。

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    2026年08月12日