小説・文芸の高評価レビュー
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高校2年生の修学旅行。班決めの日に仮病を使って休んだ佐田には、修学旅行の自由行動の時間に訪れたい場所があった。どう決まったのかはわからないが、班員はなぜか好きな者同士、とは程遠いメンバー7人。佐田以外の6人は佐田が日野を訪れたい、と言い出したことに呆れたり、困惑したり。
雑多なメンバー7人の織りなす会話が面白い。それぞれのキャラクターが立っているからだろうか、飽きずに読める。ト書きは佐田が後日談としてパソコンで入力して振り返っている構成。これも面白い。
でもなによりも、読んでいて、あ〜、こういうのもう一度味わいたいなぁと思う高校生のリアルと甘酸っぱさがノスタルジックである。きっとこの冒険は、 -
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医療と介護の「常識」を疑う一冊
「医師が認知症を量産している」という衝撃的な視点から、
現代の医療・介護システムの歪みを鋭く突いた一冊です。
安易な診断や投薬が、本人の平穏を奪い、かえって症状を悪化させているのではないか。著者の徹底した取材は、私たちが「善意」や「正解」として信じてきたものが、実は当事者を追い詰める刃になっている可能性を突きつけます。
認知症を「管理すべき病気」として捉えるのではなく、その人の尊厳をどう守るべきか。現場に携わる人だけでなく、これからの超高齢社会を生きるすべての人に、既存の価値観を疑う勇気を与えてくれる、重厚なノンフィクションです。 -
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ネタバレダン・ブラウン作品あるあるだけど、
ラングドン教授のウンチクが面白すぎてつい脱線してそのウンチクが出てきた場所とかを調べ始めてしまうという。だから面白くて早く続きを読みたいのになかなか進まないもどかしさ!
今回一番驚いたのがラングドン教授に恋人が出来とるやん!と言う笑
毎度面白いテーマで作品が出るけど、人間の意識がテーマと言うかなり奥深いテーマだなと思った。
人間が死ぬと消滅するのではなく、さらにそこからの続きと意識の解放があると言うのはかなり興味深い。
前回のオリジンの様にこの作品の内容が数年後どうなっているかが気になる。
あと、かなり厳しい環境でダン・ブラウンの作品を翻訳して下さった方々に -
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今年読んで1番良かった本。
主人公まいの気持ちに共感することが多かった。言い回しとしてそんなこと思うか?笑、って思うことはあったけど、基本的にはそう思うよなあって感じた。リアルさをいい感じでデフォルメしている表現がよかった。
この本は表現がすごくいい。
緑色が見えてくる。ジャム作りしてる人の動きが見えてくる。手洗いで洗濯してる人の動きが見えてくる。リアルだった。読んでて心が現れる文章やった。
自分は、この作者は何を伝えたいのかというのも少しは考えるけど、それを無視して、おれはこれを読んでどう思ったか何が大事だと思ったかに力点を置いて本を読むんやけど、この本は読んでてめちゃくちゃ何かを思うこ -
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文字による表現が難しいはずの「香り」が多彩な語彙によって描写されており、まるで一頁ごとに香りづけされているかのよう。没頭すると言うよりはむしろ、静謐な美の漂う本作の世界に、香りごと閉じ込められてしまったかのような感覚で読み進めた。
また、決して長い物語ではないにもかかわらず、主要人物から周辺人物に至るまで、輪郭がはっきりしている点が素晴らしい。
二人の心情を「恋情」という安直な言葉で片付けず、各々の前進を予感させる結末が、すっきりとした余韻を残してくれた。
……「執着」と「愛着」の違いに関する論については、少々耳が痛くなる部分もあったり。 -
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白いヤギと黒いヤギさんの本棚から
危険がいっぱいの森に侵食されつつある世界の片隅で暮らす少女フェザーの冒険の物語
『千の目が光る森』とはなんのメタファーなのか
その答えを自分なりに見つけることが、この物語を読み解く鍵なのですよきっと
なになに?そんな当たり前のこと言うなって?
大馬鹿者!
当たり前のことが大事なんだよ!
というわけで自分なりに考えてみた
間違っていてもいいのだ
社会不安?
あれだな人間社会を崩壊させるありとあらゆることだな
戦争とか差別とか環境破壊、飢餓
あとAIとか
おお?爆発的進化を遂げるAIのメタファーですよ森は
フェザーの友だちのウロコフェレットのスリー -
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ネタバレ一枚の絵が見つめる時の流れと、その絵を見つめる人たちのご縁と愛の物語。
じんわりと心に響き、読み終わった後、心が優しく満たされた。
青山美智子さんの本はこれで3冊目だが、どの本も共通して「言葉で直接伝えることが全てではない」心の中の想いをどんな方法で形にして相手に伝えるかがとても温かく繊細に描かれていてそこがとても好きで、自分の感性にはとても響いた。青山さんの本を読むと、愛しい気持ちを相手に伝えることって、好きって言葉にするのが実は一番簡単なんじゃないかと思う。言葉にすることは難しく感じるが簡単でもある、読み解くことが実は一番難しい。そんなことを読んだ後で考えてしまった。 -
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ままならない人生のうんぬん、と紹介文にあったので、新人の添乗員さんが悩みながら奮闘する話なんだろうな、と思ったけど、コロナ禍(作中でははっきりと言ってはいないけど)で仕事が続けられるか……というところまでの展開は予測していなかった。
たしかに仕事上の(旅先での)トラブルや、ちょっと困った客への対応など、ままならないなあと思うことはあるけど、あの頃の苦さみたいなものを改めてまざまざと(他人事ながらも)思い出した。
それでも最後に、落としどころというか、小さな希望みたいなものがあるのは(全話共通で)救いだと思う。主人公の父親もそうなんだけど、女性目線からの日本の中高年男性の困ったところ(控えめな表
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