小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレスイスイ人とそうでない人の人生観の違いを描くさま、仮にスイスイ人でなかったとしてもそれを受け入れてその中で生きがいや楽しみを見つけることで幸せにもなれる。他人と自分は違う、「りんごは梅にはなれない」はまさにその通りで他人と比較することの無意味さ、自分のよさややるべきことを見出す方に注力すべきだというメッセージに感じた。
また天道虫の不運さは相変わらずで、そのことを受け入れて心構えやどんなことにも備えておく姿勢にも学ぶべきものがあった。
人それぞれの生き方があるが、決して悲観的にならず前を向き、何事もやり切ることが必要で、資本主義に縛られすぎないことも大切にしていきたい。 -
Posted by ブクログ
凄まじいノンフィクションだった。体当たりにもほどがある、向こう見ずにもほどがある。しかし突っ込んで行った先にはいつも彼を受け入れてくれる「人間」がいる。私たちの理解できる範疇を遥かに超える暮らしをしている人たち(たとえばケニアのゴミ山で暮らす青年や、リベリアの元兵士たち、ロシアの信仰宗教の信者たち)も、関係を築いて話を聞いてみれば、当たり前に人間で、とっても理解可能なのだ。
この著者の飽くなき好奇心と行動力、そして芯の通った関わり方に、尊敬の念を抱いた。彼がその人たちのことを知りたいと心から思うからこそ、相手は彼を受け入れたのだろう。そして言葉選びも丁寧で、その場の空気や人々の雰囲気、彼の心境 -
Posted by ブクログ
お盆らしい本を、と思い、選択する。
「虫の知らせ」「生まれ変わり」といった死生観を、著者らしいハートフルコメディとして展開していた。
まず、亡くなった人が死後49日間限定で現世に戻るというサービスの発想が面白い。亡くなった人には、生前の日頃の行いに応じてポイントが付与され、そのポイントを使って、自らの目的に応じた生き物に生まれ変わることができる。まるでカタログサービスのような身近な設定にも、親近感がわいた。
亡くなった人は、同じルールのもとでサービスを受ける。しかし、現世への思いはそれぞれだ。自分をアピールしたい者もいれば、やり残したことを達成しようとする者、現世に残した人を思いやり、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作中の翔太に影響されて、稚拙ながら人生初レビューです…笑
海斗のような"グレーな人間"こそ"人間の真の邪悪"なのではないかというメッセージは、地域や歴史を問わず存在する"人間の醜さ"を的確に表現していると思います。
自分ごとですが、私の身の回りにも「浮気は法で裁かれないのになんで悪いの?」といった論調で、悪意を持たずして他者を傷つける人がいました。私は「なぜ悪いのか」を上手く伝えることができず、納得もされなかったため、今でも違和感と不快感が残っています。ラストシーンの翔太と海斗のやり取りには、当時の私達の会話に通じるものを感じました -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最初は前情報だけ聞くと重苦しい内容と思ったが、思っていた以上にポップでXTCやイエモン、ジェイソンなどサブカルのキーワードとなるであろう単語が所狭しと並んでいて驚いた
このポップな一面もあってか当時のシリアルキラーやプロファイリングのメディアでの偏見をシニカルに描いてる描写も多々見受けられた事もある部分もあり、ホラーゲームを好んでプレイしているゲーマーが美少女アニメオタクと混同して報道してる様は当時のメディアの偏向報道を連想させて思わず苦笑いしてしまう部分もあった
ちなみにハサミ男と言えばクロックタワーのシザーマンが有名だが、作中でも名指しこそないながらもそれらしい特徴のゲームへの言及があ -
Posted by ブクログ
読んでいると自然と顔が綻んでしまうような、
心温まる小説。
登場人物みなが心優しく魅力的だった。
そう感じれたのも、みなが成瀬と関わったことで素直に、健気に成長したからなのかと思う。
成瀬の周囲に影響を及ぼすほどの人柄には今回も感銘を受けたし、風変わりな成瀬と正面切って向き合うことができ、素直に自分を顧みることができる各登場人物もとても素敵に感じた。
とにかく何の憂いも無く、素直に優しく読める小説。
個人的には1作目の『成瀬は天下を取りに行く』よりも、魅力的な登場人物と、他人から見る成瀬の魅力を強く感じ、とても心温まった。
「北川にとって、ゼゼカラは小さな存在かもしれない。でも、小さ -
Posted by ブクログ
非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、
騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。
「KADOKAWA」内容紹介より
あのゴのつく白いヤツを思い出させる.
テンポよく話が進んで、一気に読んでしまった.
競馬ってとてもたくさんの関係者がかかわって運営されている.
それぞれの想いがあの2分とか3分に込められているんだな.
本書でまた一段階深く、競馬のことを知ることができた気がする.
キレイなだけではない世界だけれど、走る馬の姿の美しさに魅了され続けている.
馬券は買ったことがないし、これからも買うつもりはないのだけど、
目の前をすごい
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。