ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    泣ける小説でした〜!
    児童書「時計島シリーズ」。選ばれた4人の男女。
    本で読んだ時計島に招待され、ゲームに勝てば巨額の富が手に入る。あらすじはチャーリーとチョコレート工場そっくり。でもファンタジー要素はなくて現代、現実の物語。
    登場人物みんな重めの過去や悩みがある。

    みんなが幸せになれてすごくよかった。
    ジャックが浮世離れした人物にみえて実はとても幼くて人間的なところもいいですね。
    最後に時計島シリーズが並ぶのもいい。
    物語の力と、物語が現実に影響を与えることがテーマで、ハリーポッターや児童書が大好きなわたしにはささりまくりでした。

    ルーシーとヒューゴの恋愛要素はいらなかったかなとは思いま

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    2026年07月13日
  • 予言の島

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    どんな感じで物語を閉じていくのか、霊能者の予言に対して登場人物がどう動いていくのかに注目しながら読み進めて、ラストの展開にはゾクッとする衝撃の事実に読後の満足感が非常に高かった。「呪いとは何か?」というのをホラー的に描くのではなく、リアルな目線でそれぞれの登場人物に関わりを持たせていく。身近なところにも呪いはあると実感させられる。島を舞台にしたクローズドサークルであり、土着信仰ものというとても自分好みの設定だった。

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    2026年07月13日
  • 空、はてしない青 下

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    とても良かった。
    詩集を読んでいるような、
    自然に包まれているかのような読書体験だった。
    読み終えてから数日経った今も
    ジョアンヌとエミルの旅から私は戻れずにいる。

    「死について話そうとしても、そこにはいつも生が立ち現れる」

    グッときたな。
    どう感想を書いていいか分からないくらい胸にきた。

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    2026年07月13日
  • 暁星

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    弱ったとき、困ったときの神頼みしていませんか?
    子どもたちに自分たちの思想は押し付けないようにしたいものです。


    宗教2世の過酷な現実と闇を描く。
    フィクションの物語とノンフィクションの手記で語られることで、現実感のある真実に引き込まれる。フィクションなんだけど。

    子どもは親と生まれを選べない。
    心の繋がりの深さは一緒に過ごした時間で決まるものではない。

    お互いをただ守ろうとする切なさが心に迫る。

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    2026年07月13日
  • ポケットモンスター ポケモン大図鑑1020+

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    【ママ評価】★★★★★
    ムック本とのことで表紙が薄くてカバーがないけど、フルカラーでポケモンがたくさん紹介されているのでボリュームがある。
    コスパが抜群に良い。
    タイプ別に分けられていて、初代から順に紹介されていく。
    (どの代とは書いてないけど)
    ポケモンによって描かれている大きさが違うので、大きく描かれているポケモンは人気なキャラなんだろうなあ〜となんとなくわかる。
    でも逆に私の好きなキレイハナをもっと大きく紹介して欲しかった…とかあるかも。
    タイプ・◯◯ポケモン・進化がわかりやすく、短く説明が書かれているのも読んでいて面白い。
    ポケモン好きにはたまらない一冊。

    【息子評価】★★★★★

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    2026年07月13日
  • 晴れの日の木馬たち

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    原田マハさんのこれまで読んだ中でも、一番良かった。読後感温かいし、ステラの強さも良かったけど、頑張っている人たちが肯定される感じと言うか…背中を押して貰えるような感じ良かったです。
    あとステラの父とは血の繋がりがないにも関わらず、ステラを愛してくれたところにジーン。ステラが生まれたときのことを話しているページでは泣かされました。
    最後にイサがステラに渡した物と想いにも、心が温まりました。
    ハチマキのキャラも好きだった。

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    2026年07月13日
  • 四字呪文ノ書【電子版特典付】

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    3冊呼んだ中で、一番自分が想像していた児童文学に近かった。大人でも意味を忘れていた四字熟語があると思う。

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    2026年07月13日
  • 学歴狂の詩

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    ずっとこういう話を読みたかった!
    私自身、学がなく、また一度も受験を経験してこなかったのだが、それ負けることへの恐怖で、
    最初から推薦で入れるレベルのみを対象にして進学を決めてきたから。
    そういうことへのコンプレックスから、
    高学歴への人に対しての憧れがあり、
    また幼少期から受験、勉強一筋で生きてきた人がどのような事を考えてどんな風に毎日を送ってきたかを知りたかった。
    本作はそれを余す事なく語ってくれていて、
    かつ、ユーモアたっぷりの文章と、
    著者が出会ってきた魅力的な天才達の紹介を軸に書かれており、面白くてどんどん読み進められる。
    バクマンやルックバックのような青春×受験戦争でアニメ化してほ

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    2026年07月13日
  • ファイア・ドーム 上

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    2026年15冊目
    黒辻村よりも白辻村が好み、なのにこの本だけは物凄く読みたくて手にした一冊。
    上巻ラスト、息をするのを忘れる程の没入感。こんな本にはなかなか出会えない。

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    2026年07月13日
  • あいつらの末路

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    出版関係の3人の女性に降りかかる、詐欺と過去の事件。コミカルに描かれているが、実際は泥々。結婚、マイホーム、幸せな家族像の妄想で現実が見えなくなってしまう哀しさに溢れていた。この騒動に様々な人が繋がっていく予想外の展開。テンポも良くて面白かった。復讐もキッチリ果たせたようで。大好き度❤️❤️❤️

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    2026年07月13日
  • 母なる夜

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    一人称で書かれているのに一歩引いて見ているような、飄々としてユーモラスな文章。軽やかに書かれていてストーリーもおもしろいのですいすい読み進められるけど、内容は重い。本当の自分とは何か、悪とは何か。いろいろ考えさせられて、読み返したくなってくるし、ヴォネガットのほかの作品も読みたいと思った。

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    2026年07月13日
  • ダブルマザー

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    ある日、電車に轢かれて亡くなった娘の遺品から知らない女の子の財布と学生証が出てくる。
    その女の子の母親と連絡を取るとその子も行方不明になっているとう事実が。
    そして、亡くなった娘、鈴の遺影をみてその母親はその子は私の娘、詩音だと泣き叫ぶ。

    経済状況も家庭環境も性に対しての考え方などまるで違う2人の母親が衝突しながらも2人の娘の真実を追っていくストーリー。

    終盤からおいおい、待てよ、まさかでしょとゾクっとする展開が…。
    読み終えてよくよく考えたらなんだ、冒頭から伏線はりっぱなしじゃないか!と気づき
    やられた〜という一言ですね。

    私はこの本を読んで初めて「ポリアモリー」という考えを知りました

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    2026年07月13日
  • さらば深川 髪結い伊三次捕物余話

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    ネタバレ

    伊勢忠、そこまでやるか…
    転んでもただでは起きないと称される伊勢屋
    商売だけではなかったのね

    お文に岡惚れはいいけれど、手に入らないとなったら、金は返せというわ、挙句に火付けまで!

    お文が死んでもいいとすら思ったんだものね
    可愛さ余って憎さ百倍とはよく言ったもの
    今のストーカー殺人を彷彿とさせる…

    ここに鬼平がいてくれたらと思わずにいられなかった

    でもまあ、これがきっかけでやっと伊佐次がプロポーズしたので、災い転じてなんとやら

    ちょっとファンタジー要素ありのお話もあったりして、バラエティに富んだ1冊(個人的には好まないけど)

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    2026年07月13日
  • 火山のふもとで(新潮文庫)

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    凄く良かったの一言。
    初めは建築事務所での仕事ぶりなどが淡々と綴られているが、建築に少し興味ある方ならば『建築家はこんなことまで考えているのか』と感動するに違いない。
    建築とはただ便利の追求やオシャレだけでなく、暮らしや生活に感じること(感性の部分)、四季、そしてちょっとした生活の中の悦びなども全て考えて作る仕事なのだなあと感じられたことがとても幸せだった。
    恋愛要素もあるけど、スパイス程度なところも良いかな。
    そして、人間も建築も全て諸行無常でありながら、それでも良いものは長く引き継がれるような余韻がある。うっすら涙すら出てしまった。
    読めて良かった。自分の仕事ぶりに悩んだ時(建築関係でなく

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    2026年07月13日
  • くるまの娘

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    宇佐見さんの作品は『かか』『推し燃ゆ』も読んだけど、家族というテーマが刺さったこともあり、わたしは本作が圧倒的に良かった。
    これまでの作品では主人公と母、主人公と推し、という一対一の関係を主に描いていたように思うが、本作では父母、兄、かんこ、弟のそれぞれの感情が絡み合い、より複雑な人間関係が浮かび上がっている。
    家族にまつわる言語化はどれもあまりにも芯をついていて、ここまで突き詰めた思想を一作に詰め込んで共有していただいていいのですか、と思うほどだった。

    主人公のかんこも含めて、登場する家族たちは皆、加害者でも被害者でもあり、どんな暴言や暴力を振るおうとも、いいところもある。
    それに気づいて

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    2026年07月13日
  • 神都の証人

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    ネタバレ

    冤罪による死刑執行という、取り返しの付かない愚行に立ち向かう、遺族と支援者、弁護士、検事の80年にも渡る戦いの記録。ラストのとんでもない真実と悲劇に対しての主人公の下す判断が哀しい。
    そこには、隠蔽や不正の連鎖を断ち切るために、怪物をこれ以上産まないために立ち向かう、清廉とした誇りと魂があった。

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    2026年07月13日
  • 【電子特典付】『機動警察パトレイバー』 寿司屋の後藤

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    まさかの後藤隊長が寿司屋になり、地元の常連客との交流、そしてパトレイバーメンバーの後日談が語られている。
    特車二課のメンバーも、親族が鬼籍に入ったり実家を手放したり。快活な第二小隊のイメージと違いジジ臭い話に溢れるようにも見えるが、それでも本書の内容がストンと入ってくるのは、初代パトレイバーをリアタイで観ていた我々読者がまさに同じ状況に直面する世代になったからではないだろうか。皆等しく歳を重ねるのだ。
    そして何より素晴らしいのは、後藤隊長の寿司屋が地元の常連客にとって「部室」のような居心地のよい空間になっていることだ。
    「孤独•孤立社会の果て」を特集したWedge(24/10月)で早稲田大の石

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    2026年07月13日
  • 私本太平記(八)

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    初めてのこの時代の小説を読む

    しっちゃかめっちゃかだったな、この時代(笑)

    これだけ読むと新田義貞は好かん。
    楠木正成も潔癖すぎてなぁ…
    足利尊氏は表と裏がちゃんとある。
    言ってることも、行動も矛盾だらけだけど。
    人間くさくてよき
    でも、この小説の主人公だから悪い印象にはならないか。

    山岡荘八の「新太平記」が積読に。
    こちらは史実の骨格は「太平記」に近いらしく南朝寄り。
    それぞれの人物はどう描かれているのか。
    楽しみだな

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    2026年07月13日
  • 阪急電車
    小説・文芸

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    街(町)中で、ふと可愛い子犬を見つけたり、親子で微笑ましい喧嘩をしていたり、そんな瞬間を見かけたような温かさ、その奥にあるその人のストーリー…まさか本でこの感じを味わえるとは思ってなかったです。

    今津線を舞台に乗ってくる人々の物語が描き出されます。短編小説と謳われることもありますが、物語は全て繋がっていて、というより、登場人物たちが少しずつ重なっていて、お互いに影響し合っています。

    作品の構成としても登場人物、場面はテンポよく変わり、登場人物たちの細やかな感情の変化にも心動かされます。

    人生から溢れ出る言葉は味わい深いし、やっぱり人が好きだなと、そう思える作品です。

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    2026年07月13日
  • 陽の光が消えた町で

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    ネタバレ

    短編6作
    読み進めるにつれ、なにこれ感が増す
    奇をてらった物語ではない
    日常にあることや、これから起こりうること、あるいは、もうどこかで起きていたのではないかと思うような出来事
    未来を予感して今を生きる人間を、そこに存在することの意味を、軽妙に描いている
    最後に陽が射したとき、とてもうれしかったように、こういう寄り添い方は、とてもいいなあ

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    2026年07月13日