ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 百年の時効

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    久しぶりの小説。
    昔は小説の中の出来事はほぼ、自分が生まれる前の出来事で、ノンフィクションだと意識したことはなかった。でも、この小説を読んで、題材になる出来事が自分が生まれてから起こっていること、それが題材として活かせるくらい年数が経っていることに驚いた。 
    大好きな警察小説。
    泥臭い捜査も、残酷な描写も小説だからこそ。
    時代が行き来しても複雑になりすぎていないところが読みやすく、読んでる最中の違和感を後に丁寧に描写し、読後はすっきりとできた。

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    2026年08月31日
  • 舟を編む

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    『船を編む』を読み終えてから、しばらくのあいだ言葉について考えていた。

    普段、僕たちは言葉をあまりにも簡単に使っている。「ありがとう」と言ったり「大丈夫」と言ったり、「またね」と言ったりする。口から出てしまえば、それらは空気の中に消えていく。でも、その言葉が相手の中にどんな形で残るのか僕たちはほとんど知らない。

    この小説に出てくる馬締は、そんな言葉をまるで一つずつ手のひらに乗せるように扱う。彼は人付き合いが器用な人間ではない。むしろ不器用で、少し変わっている。でも言葉に対しては驚くほど誠実だ。

    辞書を作るという仕事も考えてみればずいぶん奇妙な仕事だ。一つの言葉について調べ、考え、例文を集

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    2026年08月31日
  • 青天

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    第175回直木賞候補作。

    生き生きとしたアメフトのシーンが盛りだくさん。ルールはわからないけれど、面白くて3時間50分で一気読みしました。

    アリとチームメイトの川瀬が強豪校に不法侵入して盗撮するところから始まります。
    強豪校と実力の差は歴然で、試合に負けてアリたち3年生は引退して…

    青春ってカッコ悪かったな、って思い出しました。シャイで、流されやすくて、強がって、いざという時は言いたいことも言えなくて…。それでも青春って素晴らしい。
    人になんと思われようが、自分が打ち込めることをやり通すことが大切なんだと思いました。それがスポーツでも、その他でも、若くても、年をとっても。

    倫理の岩崎先

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    2026年08月31日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    自分にとって5本の指に入る小説だった。
    2人が高校卒業した後も一緒に暮らして結婚していたら、未来は変わったのかな⋯。

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    2026年08月31日
  • 殺し屋の営業術

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    こんなにテンポ良く話が進んで、人がポンポンと死んでいく作品は久しぶりです。
    営業マンなので会話部分や心理描写は口説い部分もありますが、逆にそこが凄腕の営業マンを意識させます。
    素晴らしく面白いし評価も高い一冊ではありますが、殺し屋の話ですので胸糞悪い所は多々あります。

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    2026年08月31日
  • 最果てアーケード

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    ネタバレ

    柔らかい文章や優しい設定の中に最初からすこしの怖さと狂気を感じた。それは読んでいるうちに、間違いなくこれはすこし怖くて寂しい話だということがわかる。あえて時系列を見出した書き方が全体の方位を見失わせる。上手いなぁ。どう生きてたらこんな本が書けるんだろう。
    一つ一つの単話はアーケードの店主と客の淡々としているが滋味深い(ひょうげんがあっているかわからないが)余韻が残る。丁寧な暮らしと真面目な仕事、すこし不思議な感覚がバランスよくめちゃくちゃ面白い。

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    2026年08月31日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    大好きなシャールさん♪
    やっと読むことができた番外編
    なんと、シリーズ1作目から10年の節目に発行されたとか!
    舞台は親日家とし知られている「台湾」
    私は歴史的なことは不勉強で苦手であるが、
    本書ではそんな私でも分かりやすく学べたところが良かった
    台湾薬膳スイーツ!興味大!食べてみたいーー‼︎

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    2026年08月31日
  • アリアドネの声

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    自分が主人公になって読み進めることができた。
    自分の想像力ではとても思いつくことのできない内容だとは思ったが、まさか最後の最後に素晴らしい結末が待っているとは
    数時間で読めた

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    2026年08月31日
  • これはただの夏(新潮文庫)

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    本当にありそうなひと夏の出来事。いろんな事柄がきゅっと詰まって小説になってるから盛り沢山で架空のお話にみえるけど、1つずつの出来事は実際にも有り得そうに感じる。あんな夏もあったなというノスタルジックな雰囲気に包まれてる。それでも日常は流れていく悲しさも感じる。

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    2026年08月31日
  • まどろみの星たち

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    素晴らしかった
    保育の仕事、夜間に働くということ
    みんなそれぞれの生活があり人生があるんだなと思った

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    2026年08月31日
  • リバース

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    「湊かなえ作品だから」という理由だけで、この悲しい事件の関係者たちに同情しきれず(純粋な心で読んだら傷つきそうだし)、ずっとすべてに対して疑心暗鬼でいた。犯人がどうとかじゃなくて、今回私にとって意識していたのはずっと湊かなえだった。
    登場人物も疑心暗鬼だった部分があるし、読んでる間私を取り巻く全部が薄暗かったな。
    ラスト数ページで涙が溢れてしまった。
    面白かった!!

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    2026年08月31日
  • 江夏の遺言

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    面白かった。 懐かしい選手の名前がいっぱい出てきて、江夏の考え方もよくわかった。田淵とは今でも毎週電話で話しているらしい。

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    2026年08月31日
  • 夜明けのすべて

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    病気を大袈裟にせずに、さりげない日々のなかから希望を見出しているのがとてもよかった。藤沢さんと山添くんのやりとりが、愛おしく感じられた。

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    2026年08月31日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この本は他人から影響を受けやすい人に是非読んで欲しい。
    誰でも負の感情を持つのはエネルギーがいる、だからこそ他人に自分の軸を作って毎回何かに一喜一憂する労力が馬鹿らしいとは思わないか?
    まいは最初から理性的だがエネルギーを他人に使い、正論が正しいと思っていた。
    それは盲目的で変える必要があったからこそ、色々なことをできるようにおばあちゃんは手伝った。
    そして、心に余裕ができ、自分の身の回りに目を向けられるようになり、次は成長を望む。
    まいは祖母の家を離れた後、思い出すことはほぼなかったという。それで良いんだと思う、おばあちゃんが望んでいたのはまいの幸せ。
    まいを形作るものにその名残は絶対に残っ

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    2026年08月31日
  • シュレディンガーの密室

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    ネタバレ

    シュレディンガーの猫。この言葉は有名だし、なんとなく内容も知ってたけど、今度からミステリーを読むときは絶対に脳裏につきまとってしまう。この作品のせいで。もちろん褒め言葉です。

    そうだよなぁ、すべてのミステリーは、というかすべての小説すべての本はみんなシュレディンガーだよなぁ。開いてしまったら、観測してしまったらそれがもうその読み手にとっての真実なんだよな。実際のところなんか検証しようがないわけだし。こういう事実があったのかもしれないよ! 知らんけど。とか本の中で言われちゃったら我々読者はもうそれを鵜呑みにするしかないのよ。もっと緻密に読書してる人はもしかしたらそうじゃないかもしれないけど、私

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    2026年08月31日
  • ドルリイ・レーン最後の事件

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    「Xの悲劇」「Yの悲劇」の時のレーンであったなら納得が出来たのですが、今の彼がそれをやる体力があるようには見えず、違和感が残りました。ただ、読めた展開ではあったけれど、シェイクスピア劇のラストのようなワンシーンは悲しくも美しいと感じました。

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    2026年08月31日
  • 新しい恋愛

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    恋愛感情って、個人と個人の性格だけじゃなくて、それぞれを取り巻く環境や肩書き、社会的評価のようなものに左右されるのが真理だなと思った。
    単純な話だと、友人の夫が自分の夫より優良な企業で働いてると、急に夫が惨めに見えるとか。

    高瀬さんの作品はいつも「読むとざわざわする」のですが、この作品も違わずざわざわさせてくれます。

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    2026年08月31日
  • Zの悲劇

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    「Xの悲劇」「Yの悲劇」の時とはレーンの様子が明らかに違っていて、随所で感じる老いに寂しい気持ちになりました。探偵役としてペイシェンスも悪いではありませんが、個人的にはレーンの活躍が見たかったので、前半はちょっと退屈だったかな。ペイシェンスの恋にも少なからぬページが割かれていましたが、感情の動きがわかりにくくて物足りなかったです。

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    2026年08月31日
  • 古本食堂

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    古本と美味しいごはん。
    人と人との繋がりが詰まった素敵な物語でした。
    美希喜と珊瑚さんの関係性もいいし、ふたりのやり取りが好き。
    これからのお互いの恋の行方も気になるところ。
    そして古本食堂という名前の意味が素敵で、なるほどなぁと温かい気持ちになりました。
    登場する本はもちろん料理もどれも美味しそうで、読んでいるとお腹が空く(´,,•﹃ •,,`) 
    読後はますます神保町に行ってみたくなりました。
    実在するお店が沢山出てきているので、古本屋さん巡りをしながら、食べ歩きもいつかしてみたいな(o^^o)

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    2026年08月31日
  • Yの悲劇

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    エラリイ・クイーンの作品は悲劇シリーズが初めてだったんですが、「Xの悲劇」よりもインパクトがありました。本当にこれで良かったのかなとモヤモヤした気持ちでいっぱいになる結末でしたが、同時にこれはシェイクスピアの世界に染まり切ったレーンらしい選択かもしれないと思いました。

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    2026年08月31日