ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 被取締役新入社員

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    人間誰しも自分より下を見て安心する。
    被取締役って、現実ならありえない設定だと思うが、日常において、そんな役回りしている奴がいる。あいつよりマシ、勝手にそんな事を思い自尊心を保つ。待てよ、もしかしたら特殊な極秘勤務だったのか!?
    それは無いとしても、この作品の面白さは失敗するつもりが上手くいく、思った方向と逆に進んでいくところではないだろうか。
    失敗しても良いと思える気持ちだから、上手く行くのか、これは深い。
    そして、感動の最後!色んなことがきれいにつながり、面白いというかすごいなと感じました。
    「いじめられっ子、世にはばかる」これ、本当に採用してもよいのでは。

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    2026年04月12日
  • 木曜日にはココアを

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    青山美智子初読本。
    「優しい小説」と言われている通り、どの章を読んでも心が温まり、こんな人との繋がりが現実にもあればな〜と思えた。また章のタイトルにもある色を、鮮やかに描いており、色彩感覚に長けている著者だと感じた。色の使い方を意識して描かれているため、オムニバス作品でもページ順に読むことをお勧めしたい。
    色彩を意識したその他の著者の作品も読んでみたい。

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    2026年04月12日
  • 小説版 都市伝説解体センター 下

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    ネタバレ

    都市伝説解体センターノベライズの後編。
    私がゲームをプレイして怪異になってしまった瞬間を再び文字という媒体で味わいました。やっぱり脱力感と満足感と虚無感といろいろな感情がごちゃ混ぜになりYouTubeの「怪異の喋り場」を見てしまい、みんなの考察や感想を見ることで感情を保っています。ゲームで一瞬でしか分からない伏線や心情・説明描写が書かれていてあの時そんな風に考えていたのかなどが分かり、とても面白かったです。最後に3人が揃ったのも本当に切ないし、世間は何も変わらないし、クローゼットは存続しているし、この物語は続いていくんだろうなと思いました。だからこそ、彼女たちの物語をまた見てみたいし、歩がクロ

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    2026年04月12日
  • 舟を編む

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    愛おしい人しか出てこなかった…私も、こんな充実した人生送りたいものです。素敵な本と出会えて良かった。

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    2026年04月12日
  • 禁忌の子

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    医療者だからこそ医療現場のシーンがリアルで臨場感がある描写。ミステリーの質としても良かった。

    近畿の子って誰のことを指しているのかというのが最後まで読んで初めて全貌が明らかになる。どの登場人物も、人間の弱さとか悲しみとか、弱いからこそ犯してしまった罪とか、そういうものがにじみ出てきて、人の心の機微を描くのも、とても上手な作家さんだなと思った。

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    2026年04月12日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    映画を観てから書籍を購入し、読みました。

    スズキタゴサクのどこか不気味で、無邪気な言葉にこちら側も翻弄され、類家たち警察とスズキとの戦いにゾクゾクしながら読み進めました。

    普段、口にもせず、心のどこかで無意識にしてしまっている差別、思い込みが爆弾によって可視化されることにより気づく、自分自身の愚かかさ。

    格差や差別が透明化されているこの世界にいる我々に、無意識下の差別に気付かされるような本でした。

    1人の警官が起こした事件から始まる、人間の人間らしさが垣間見えるサスペンスでした。

    直接的なことは書いていないですが、念の為ネタバレ回避を。

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    2026年04月12日
  • そして、バトンは渡された

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    この本を読んで自分が今まで出会ってきた大好きな人たちのことを思い出しました(°▽°)
    たくさん支えてくれて、たくさん成長させてくれました(°▽°)
    これからは自分も優しさや愛情をたくさん手渡せる人になりたいと思いました(°▽°)

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    2026年04月12日
  • 007/ロシアから愛をこめて【白石朗訳】

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    ネタバレ

    なかなかイギリス秘密情報部の英雄ジェームズ・ボンド(ダブルオーのコードは殺人経験あり、任務遂行中に殺人の特権を付与されている)がでてこない。151頁/405頁にやっとボンドが登場する。闘う相手は殺害実行機関のSMERSHの首席死刑執行官グラント《政治的価値:ゼロー作戦遂行上の価値:最高度》しかも満月の夜のグラントは制御不能である。

    愛らしい秘書に13日の金曜日にフライトを選ぶなんてと心配されながら送られるボンド…私もここから心臓がバクバクしてきた。飛行機は絶え間なく歌いながら、果てしなく広がるホイップクリームのような雲海の中でボンドの思考が止まらない…

    ウィンザーノットのナッシュは、やはり

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    2026年04月12日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    箱根駅伝という情報しかない中での読み始め。
    オンボロアパートに住む10人で箱根を目指す。
    ほとんどの住人は陸上未経験。ちょっと設定が無茶すぎて最初はちょっとひきましたが全員で練習を始めた所からは一気読み。久しぶりに無中になって読みました。

    清瀬が主人公、走に『速さ』ではなく『強さ』を求めたのが凄く印象的。
    そして走はそれに応える様に精神的に大人になっていく姿になっていくのは良かったですが、それ以上に一番遅い王子が最初、全然ダメだったのが予選会で吐きながら走りゴールする所は特に熱くなりました。

    典型的な青春ドラマという感じでしたがとてもいい夢を見させてもらいました。







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    2026年04月12日
  • ハサミ男

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    ネタバレ

    細かな部分をほぼ忘れている状態で再読。
    やっぱり面白い。
    ハサミ男の正体だけは覚えていたので、初読時の衝撃こそ味わえなかったものの、伏線回収時の小さな騙された感の連続にはしてやられた。
    これだけ有名になってしまうと難しいと思いますが、できれば知識ゼロで読むことを勧めたい作品ですね。

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    2026年04月12日
  • 赤と青とエスキース

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    最終章を読んで、そこまで繋がっているんだあ!と驚きました。青山ワールドが全開。
    漫画の方たちの繋がりもスパイスが効いて良いですね♪

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    2026年04月12日
  • 何者

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    人間、誰しも内に抱えているであろう醜い部分。
    SNSのつぶやきは、直接誰かに向けて放つ言葉では無い。だからそれは心の中に留めた思いだと錯覚してしまう。しかしSNSとは、本来形にならなかったはずの、頭の中の言葉を、世界に象ってしまう。
    「想像力のない人間ほど、他人に想像力を求める。」
    頭の中にあるうちは自分だけのものだった言葉が形となった時、それは他人の想像を介して意味を持つ。
    でも、そんな醜い部分、あなたにもありませんか?

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    2026年04月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    八重子のような、自分の狭い枠組みで正義を構築してしまうような決めつけ人間にはなりたくないと思いました。

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    2026年04月12日
  • おひげピンピン

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    大好きなしもかわらゆみさんの絵本。
    やっぱりいいなぁ。細部まで描き込まれた動物の絵にじっくり見入ってしまう。表情豊かな動物たちを眺めているだけで可愛くて癒されます。

    いろいろな動物のヒゲに、動物たちのポーズ!ピンピンおヒゲもいいけど、もっさりとしたヤギのヒゲもいいなぁ。いろいろな動物のヒゲを観察してみたくなります。
    それに、ヒゲの様子を表しているオノマトペがまたいい感じ。「音」や「響き」で伝えられるオノマトペは、文章で綴るよりもパッとすぐにイメージ出来るうえに言葉の世界を豊かにしてくれている気がする。

    ひとつのテーマに特化した本は小説でも絵本でも、特別な楽しさがある。
    可愛くて楽しくて笑顔

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    2026年04月12日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    非常に面白い。
    解説によればジャンルは「コージー・ミステリ」らしい。
    ・生い立ちも性格も真逆な男女の凸凹コンビ
    ・ワクワクする潜入ミッション
    ・殺人と容疑者
    というベタな要素にあふれる作品だが、それでもなお面白かったのは、主人公エリーと青年少佐ラムゼイのキャラクターや掛け合いが良く、状況がカッチリしていてわかりやすく、文章自体が非常に読みやすかったからというのが大きいと思う。
    舞台が1940年の英国という自分が好きな海外古典の時代で、それを現代に書いたもの、という点も好みの要素。
    やっぱり「携帯電話」だの「SNS」だの「GPS」だのといった現代技術が登場しない作品の方が自分は好みらしい。
    次作

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    2026年04月12日
  • 黄色い家(下)

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    琴美がカラオケで「想い出がいっぱい」を歌う描写がされてから、物語の終わりまでずっと頭の中でその音楽が流れていました。

    自分たちの"幸せ"が何かもわからない未成年の少女3人が、"幸せ"を求め生きて行く。

    彼女たちはもちろん答えは持っていないし、ヒントをくれる人もいない。自分で自分の道を切り拓くのはこんなにも難しいのかと改めて思った。

    自分だったらどうするか、とか自分だったらどう関われるか、みたいな視点を小説を読むときに持っているが、自分の物理的な力はもちろん、育んできた考え方ではどうにもできない大きな渦に少女たちが呑み込まれていく、それがひたすらにど

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    2026年04月12日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士3

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    電車で読んでたんですが、思わず鼻をすすって泣いてしまいました。そしてわたしは主人公たちと心がひとつになりました。そんな回です。

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    2026年04月12日
  • 透析を止めた日

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    ものすごく読みごたえがあった。
    フィクションではない人生が、二人の人生が淡々と書かれていて、こんな悲しみのなか、悲しみのあとにさらに追究して社会に向けて提起する、なんてわたしにはとてもできないと思う。
    こんな言葉では軽くなってしまいそうだけれど、知れてよかったと思う。
    同時に、どうにか、どうにか少しでも医療の現場が変わっていって欲しいと思った。

    最後、病気そのもの以上にそれが元で治らない皮膚の痛みになにより苦しんだ、というのが亡くなった父と同様で、知識としても感情としても自分に刻まれました。

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    2026年04月12日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ずっと犯人を予想しながら読み進めていって、一瞬で今までの考察が覆されました。あの一言を見て、「え。こいつかい!!」と鳥肌が立ち、身の置き所がなくなった瞬間が忘れられない。犯人のこれまでの言動を一から振り返りたい気持ちがあるが、ひとまず余韻に浸ってからにしようと思います…。予想していた人それぞれの動機を考えながらも、考えもしなかった人と動機が明らかになり、青司の生きている説や不倫説など気を紛らわす描写が多すぎてさすがだと感じた。久しぶりに気持ちが高まる本に出会えました。
    ただ青屋敷全焼事件についての犯人、動機がはっきりの明かされなかったことが気になる。

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    2026年04月12日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ずっと読んでみたかった作品。
    映画はまだ観ていませんが、キャストの鈴鹿央士さんをおもい浮かべて読んでみました。
    彼が生き生きとピアノを奏でているところが目に浮かぶように、色彩が見えてくるように、爽やかに綴られていました。素晴らしかったです。
    (下)をこれから読みます。楽しみです!!

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    2026年04月12日