ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 第六ポンプ

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    パオロ・バチガルピの短編集、ディストピア詰め合わせ。お題「こんな近未来はイヤだ」を集めたような10編。
    資源は枯渇し食糧は汚染され、明るい未来は想像できなそう。でも、この世界観が好きな人にはたまらないですね。
    10編それぞれに考えさせられるポイントがあって(「やわらかく」だけちょっと毛色が違うけど)、なんか落ち込むけど嫌いじゃない。特に印象に残ったのは

    「砂と灰の人々」
    のっけから疾走感、なんか楽しい話始まったと思ったら。ゾウムシと共生し砂や石を食べ怪我をしてもすぐ再生する人類。そんな人々が初めて本物の「犬」と出会って大騒ぎ。

    「パショ」
    学問をおさめて故郷に帰ってきた青年、そんな彼を受け

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    2026年06月14日
  • 山女日記

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    再読。実はこの小説がきっかけとなり、山登りにハマりました。
    山の中を歩くことで頭の中の霧がスッと晴れるような、そんな感覚がとてもわかります。
    小説の女性たちのように、大きな決断をするのに、山は最適なのかもしれません。

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    2026年06月14日
  • 容疑者Xの献身

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    実写版から入ったが、どちらも良い。
    タイトルの意味がわかった瞬間、改めて東野圭吾という人は天才だと思った。

    『人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。』

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    2026年06月14日
  • 青天

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    若林正恭『#青天』文藝春秋

    ーーーーーー

    歓声と罵声と怒号。
    ぐちゃぐちゃに丸めた声だった音たち。外野。応援者。今はもうわからない、雑音。

    熱気。目の前がモヤつく。
    明らかに温度も湿度も違うフィールド。まるでここだけ別の場所から切り取られてきたようだ。

    それが一瞬で変わる。

    しんっ、と。音が消える。
    視界がクリアになって、焦点が絞られる。

    1点しか見えないと思えば、180度見える気がする。頭の後ろまで脳の中に“見える”。気配が視覚化される。

    心臓の鼓動が跳ね上がる。
    どくんっ、どくんっ、
    と一回一回が早くもなく遅くもなく『命』を主張している。

    今、この瞬間を、『生きている』

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    2026年06月14日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    ネタバレ

    すごい…壮大!!!!!!
    入りはミステリーだった
    東野圭吾といえばミステリーでしょ

    この本もそうなんだ
    そう思いながら読み進めた

    しかし急にファンタジーになる

    タイムスリップ、ワープ、この手の話は苦手だ
    現実離れした話はのめり込めないからだ

    だけど今回は 読んでみよう そう思えた
    だって東野圭吾だ 単純なファンタジー話ではないでしょう

    最後まで完走したいま 本当にその通りだと思った

    時系列ぐっちゃぐちゃで
    どういう順番で何が起きたのか
    読み終わってもうまく組み立てられない

    でもよくできている
    こんなにぐっちゃぐちゃなのに成立してる
    全部が繋がっている

    月のウサギさん
    魚屋アーテ

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    2026年06月14日
  • 魔女の館の殺人

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    謎解きxクローズドサークルが素晴らしい。どちらも全然分からなかったが、、、
    詩文と理人のコンビも良かった。シリーズ化しないかな。

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    2026年06月14日
  • ライオンのおやつ

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    感動なのか、悲しみなのか、よくわからない感情と涙が波のように押し寄せてくる感じ。
    死と誕生は隣り合わせ。向こう側かこっち側か。
    もっと早くこの本に出会えていたらなあ、
    (次の本はもっとアホな本を読まないとメンタル持ちませんわ)

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    2026年06月14日
  • トヨタの子

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    豊田章男トヨタ自動車会長を主人公にトヨタの創業からの歴史を描く。
    正直、めっちゃ面白かった。御曹司ゆえに孤独だと思ってたものの次第に仲間が増えていくのなんて、まさに主人公

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    2026年06月14日
  • スロウハイツの神様(上)

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    あまりにも好きすぎて、職場の後輩に買わせた。
    上巻は面白くはない。ただ、上巻こそしっかり読んだ方がいい。
    下巻込みで星5です。

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    2026年06月14日
  • すべての、白いものたちの

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    白という色について、詩集のようにさまざま描かれています。韓国の本なのに、やたらと心にスッと入ってくる。また、読み返したい本です。

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    2026年06月14日
  • ごはんのずかん

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    世界の美味しいご飯が大集合!
    本当に世界には美味しいご飯が溢れていますよね。
    これからもこの美味しいご飯が沢山食べられる平和な世界でありますように。

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    2026年06月14日
  • おかしのずかん

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    ネタバレ

    大好きなシリーズの本。今回も美味しそうなお菓子が沢山。見た目も華やかで美しい。
    お菓子の横に発祥の国旗があることでどの国で作られたものなのかがすぐに分かる。
    「フレジェ」はフランス版ショートケーキとのことで、言われてみれば見た目の形もその通りだと思った。
    「お菓子は心の栄養です。味わいだけではなく、その見た目も香りも、食感も楽しんで下さいね」と最後に書いてあり、本当にそうだと実感している。

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    2026年06月14日
  • デスチェアの殺人 上

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    まだ前半ですが。
    ポーがカウンセラーに話す形で事件が進んでいく。
    これによって、不自然では無い形でこの後起こる事の前振りが出来るようになっている。
    カウンセラー自身が事件と関係しているのか?も考えさせられる。

    内容に直接の関係はないが、
    チェイサーは英国と日本、米国では意味が真逆で、英国ではよりアルコール度数が強いものを指す事、
    先日有栖川有栖の女王国の城は日本が舞台で飛び込んで行く宗教団体は新興宗教だったが、本作では異端なキリスト教団体であるという点。
    諸々、お国柄が出る所だなと思った。

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    2026年06月14日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    いや、すごい。
    女としては、本当に会社にいて欲しくないタイプ!と思ってしまった私は多分不器用なんだと思う。
    小規模な組織、かつ正社員パートという二構造になっているからこそ効果を発揮する正義を見事に表してしてる。
    もしかしたら今よりも、十数年前であればもっと顕在していた感覚なんだろうなとも思ったり、いや、ここまで出なくても今もあるかと思ったり。


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    2026年06月14日
  • 星を継ぐもの

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    SF入門として話されがちだけど、だいぶ読むのはタフだった。でも、力強いメッセージを感じる本だと思う。

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    2026年06月14日
  • 掏摸

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    ネタバレ

    スリ師で悪党だけども人間として1番大切な部分は欠けていなくて、運命を握られていたとしても紛れもないこの物語での主人公だった。彼を全肯定する訳では無いし、してはいけないこととして捉えてはいるけど、彼の人間味、芯を貫いたその姿がものすごく好きだった。読み終えて俯瞰して考えて初めて犯罪者と気づく程感情移入していた。自分のような奴が行き着く先を知りたいと言っていたけど、そんなのは戯言で、生に執着していたのも良かった。ただ純粋に掏摸が好きなだけだったんだ。

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    2026年06月14日
  • ひとりぼっちを笑うな

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    ・こちらの方からあえて隙を見せることによって、相手が意見しやすい雰囲気を作る。

    ・「これをやらなきゃ」じゃなく、「これをしたい」で動く。

    ・その時、勝っている人がいつまでも勝ち続けるとは限りません。

    ・卑屈という、自分自身の心の縛りから解き放たれない限り、絶対に自由にはなれない。

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    2026年06月14日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    名探偵エルキュール・ポアロの小説は学生の頃結構読んだし、デビット・スーシェのドラマや、いくつかの映画も見ている。
    こちらのスタイルズ荘は、ポアロと、記録者で友人でワトソン役であるアーサー・ヘイスティングズ大尉が初めて一緒に行動する物語。犯人もトリックも覚えている状態での再読となるが、それでも犯人やトリックは難しく、小説としても人間心理としてもよくできているし、なんといってもヘイスティングが色ボケしまくっていて「しっかりしろ!」と思いながら楽しく読みました・笑
    まあこのころのヘイスティングズは「あなたは若いから」って言われる年齢だしなあ・笑

    ===
    大尉のアーサー・ヘイスティングズは療養のため

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    2026年06月14日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ネタバレ

    肉食になった異形のヒグマ(OSO18)がタイトルになっているが、読み終えて見えてきたのは人間の生態だった。

    この本の面白さは、OSO18ではなく人間を描き出したNHK記者の取材力にある。

    登場人物が全員男(オス)だったのも印象的だった。ハンター同士のプライド、記者への警戒心、記者としての意地。それぞれがぶつかり合っていて、場の空気が常にピリついている。その緊張感が、北海道の寒さも相まって妙にリアルだった。

    OSO18がなかなか姿を現さないので、正直NHK記者が足手まといなんじゃないかと思ってしまっていた。地元ハンターにも明らかに煙たがられているし、メディアの人間に対してネガティブな感情を

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    2026年06月14日
  • 変な家 文庫版

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    ・部屋の間取りの謎だけに留まらず、さらに深いミステリーへと繋がっていくので読む手が止まらない
    ・話の展開がスムーズなので、読み進めやすい。
    ・文庫版にしかないあとがきは、必須級の内容なので絶対読んだほうがいい。

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    2026年06月14日