小説・文芸の高評価レビュー
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人間誰しも自分より下を見て安心する。
被取締役って、現実ならありえない設定だと思うが、日常において、そんな役回りしている奴がいる。あいつよりマシ、勝手にそんな事を思い自尊心を保つ。待てよ、もしかしたら特殊な極秘勤務だったのか!?
それは無いとしても、この作品の面白さは失敗するつもりが上手くいく、思った方向と逆に進んでいくところではないだろうか。
失敗しても良いと思える気持ちだから、上手く行くのか、これは深い。
そして、感動の最後!色んなことがきれいにつながり、面白いというかすごいなと感じました。
「いじめられっ子、世にはばかる」これ、本当に採用してもよいのでは。 -
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ネタバレ都市伝説解体センターノベライズの後編。
私がゲームをプレイして怪異になってしまった瞬間を再び文字という媒体で味わいました。やっぱり脱力感と満足感と虚無感といろいろな感情がごちゃ混ぜになりYouTubeの「怪異の喋り場」を見てしまい、みんなの考察や感想を見ることで感情を保っています。ゲームで一瞬でしか分からない伏線や心情・説明描写が書かれていてあの時そんな風に考えていたのかなどが分かり、とても面白かったです。最後に3人が揃ったのも本当に切ないし、世間は何も変わらないし、クローゼットは存続しているし、この物語は続いていくんだろうなと思いました。だからこそ、彼女たちの物語をまた見てみたいし、歩がクロ -
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ネタバレ映画を観てから書籍を購入し、読みました。
スズキタゴサクのどこか不気味で、無邪気な言葉にこちら側も翻弄され、類家たち警察とスズキとの戦いにゾクゾクしながら読み進めました。
普段、口にもせず、心のどこかで無意識にしてしまっている差別、思い込みが爆弾によって可視化されることにより気づく、自分自身の愚かかさ。
格差や差別が透明化されているこの世界にいる我々に、無意識下の差別に気付かされるような本でした。
1人の警官が起こした事件から始まる、人間の人間らしさが垣間見えるサスペンスでした。
直接的なことは書いていないですが、念の為ネタバレ回避を。 -
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ネタバレなかなかイギリス秘密情報部の英雄ジェームズ・ボンド(ダブルオーのコードは殺人経験あり、任務遂行中に殺人の特権を付与されている)がでてこない。151頁/405頁にやっとボンドが登場する。闘う相手は殺害実行機関のSMERSHの首席死刑執行官グラント《政治的価値:ゼロー作戦遂行上の価値:最高度》しかも満月の夜のグラントは制御不能である。
愛らしい秘書に13日の金曜日にフライトを選ぶなんてと心配されながら送られるボンド…私もここから心臓がバクバクしてきた。飛行機は絶え間なく歌いながら、果てしなく広がるホイップクリームのような雲海の中でボンドの思考が止まらない…
ウィンザーノットのナッシュは、やはり -
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箱根駅伝という情報しかない中での読み始め。
オンボロアパートに住む10人で箱根を目指す。
ほとんどの住人は陸上未経験。ちょっと設定が無茶すぎて最初はちょっとひきましたが全員で練習を始めた所からは一気読み。久しぶりに無中になって読みました。
清瀬が主人公、走に『速さ』ではなく『強さ』を求めたのが凄く印象的。
そして走はそれに応える様に精神的に大人になっていく姿になっていくのは良かったですが、それ以上に一番遅い王子が最初、全然ダメだったのが予選会で吐きながら走りゴールする所は特に熱くなりました。
典型的な青春ドラマという感じでしたがとてもいい夢を見させてもらいました。
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大好きなしもかわらゆみさんの絵本。
やっぱりいいなぁ。細部まで描き込まれた動物の絵にじっくり見入ってしまう。表情豊かな動物たちを眺めているだけで可愛くて癒されます。
いろいろな動物のヒゲに、動物たちのポーズ!ピンピンおヒゲもいいけど、もっさりとしたヤギのヒゲもいいなぁ。いろいろな動物のヒゲを観察してみたくなります。
それに、ヒゲの様子を表しているオノマトペがまたいい感じ。「音」や「響き」で伝えられるオノマトペは、文章で綴るよりもパッとすぐにイメージ出来るうえに言葉の世界を豊かにしてくれている気がする。
ひとつのテーマに特化した本は小説でも絵本でも、特別な楽しさがある。
可愛くて楽しくて笑顔 -
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非常に面白い。
解説によればジャンルは「コージー・ミステリ」らしい。
・生い立ちも性格も真逆な男女の凸凹コンビ
・ワクワクする潜入ミッション
・殺人と容疑者
というベタな要素にあふれる作品だが、それでもなお面白かったのは、主人公エリーと青年少佐ラムゼイのキャラクターや掛け合いが良く、状況がカッチリしていてわかりやすく、文章自体が非常に読みやすかったからというのが大きいと思う。
舞台が1940年の英国という自分が好きな海外古典の時代で、それを現代に書いたもの、という点も好みの要素。
やっぱり「携帯電話」だの「SNS」だの「GPS」だのといった現代技術が登場しない作品の方が自分は好みらしい。
次作 -
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琴美がカラオケで「想い出がいっぱい」を歌う描写がされてから、物語の終わりまでずっと頭の中でその音楽が流れていました。
自分たちの"幸せ"が何かもわからない未成年の少女3人が、"幸せ"を求め生きて行く。
彼女たちはもちろん答えは持っていないし、ヒントをくれる人もいない。自分で自分の道を切り拓くのはこんなにも難しいのかと改めて思った。
自分だったらどうするか、とか自分だったらどう関われるか、みたいな視点を小説を読むときに持っているが、自分の物理的な力はもちろん、育んできた考え方ではどうにもできない大きな渦に少女たちが呑み込まれていく、それがひたすらにど -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと犯人を予想しながら読み進めていって、一瞬で今までの考察が覆されました。あの一言を見て、「え。こいつかい!!」と鳥肌が立ち、身の置き所がなくなった瞬間が忘れられない。犯人のこれまでの言動を一から振り返りたい気持ちがあるが、ひとまず余韻に浸ってからにしようと思います…。予想していた人それぞれの動機を考えながらも、考えもしなかった人と動機が明らかになり、青司の生きている説や不倫説など気を紛らわす描写が多すぎてさすがだと感じた。久しぶりに気持ちが高まる本に出会えました。
ただ青屋敷全焼事件についての犯人、動機がはっきりの明かされなかったことが気になる。
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