小説・文芸の高評価レビュー
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読んで良かった。体験部分の第一部は患者・家族の言葉や感情が刺さり、追加調査の第二部は医療従事者として働いていたけれど気付かなかった問題点がたくさん指摘されていた。とても読みやすい文章で、読んでいて頭が整理された。
「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」が2025年に出たこと、2026年診療報酬改定で末期腎不全が緩和ケア病棟の対象になったこと。深い意味があるし、改めて勉強しておこう。
数年前まで仕事で関わる場面があった、透析患者の終末期。透析困難になりそうな局面のたびにカンファレンスを開き意思決定を重ねていった上司の姿を思い出した。良い手本を見ていたと思う部分と、十分な説明が患者・家族にと -
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ネタバレ『坂の上の雲』ついに最終巻を読み終えた。
全8巻。途中でたくさんの本を挟んだので長い時間がかかったが、読み終えることができて安心した。
率直に、とても面白かった。
日露戦争についてのあらましは教科書で知ってはいた。
しかしここまで深く、広く、司馬遼太郎の視点もたっぷりに語られ、歴史でありながら読み物として胸が熱い想いになったり、腹が立ったり、ワクワクしたり、様々な感情を与えてくれた。
日本はよく今の形を成しているものだと、作品を通して考える。
選択が一つ違えば、今の日本とは違う形になっていたのだということを、この作品から痛感した。
そして私が生きている今も、長い歴史の流れの一部で -
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audible☆再読
何度聴いても…最強だ‼︎‼︎早く本が欲しい…♡
付箋を張りたいフレーズがありすぎて困った。
ナチュラルボーンチキンという題名だけど、登場人物達は皆んな自分を持っている芯のある人ばかりだと思った‼︎自分の人生を守っているとゆーか。
"でも実際に個人的に本当にほしいものなんて人にはないのかもしれない。その時々におかれている環境、自分の立場、ホルモンなども含めた体のバランスそういったものが合わさった結果として 恋人が欲しい 子供が欲しい お金が欲しい 権力が欲しいとなるのであって、結局のところ許せないものはあったとしても、手に入れなければならないものなど人間にはな -
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こちらあみ子
ジュンシンムク、という言葉が似合う少女のようで、逆に嫌悪感を撒き散らす存在でもあるあみ子。
いわゆる知的障害、発達障害を持っているのだろう、と容易に想像できたが福祉の手などこの時代にはないのだろうな……と。
ただ「変わった子」「まともになれない子」として扱われているのが、それでも本人は気づいていないのが、救いなのか闇なのか……。
のり君はキツかっただろうな、と容易に想像できる。
子どものままのあみ子を見る度イライラしてしまうんだろうな、と。
ピクニック
むらさきのスカートの女を読んだ後に読んだので、何か起こるのではないかとひやひやした。
周囲の態度が本当に応援しているのか、小馬 -
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ネタバレ非常に素晴らしい一冊でした。
いつ以来だろうと思うくらい、読書している間、久しぶりにワクワクしっぱなしでした。
この一冊で、推理小説はこんなに面白いんだと再発見できる方が多く生まれることを祈るばかりです。
なぜ面白さを再発見できるか、と言いますところ、やはり構造学の観点で物事を見ようとする描写が随所に表れている点に尽きます。
構造学と聞くと建築のお話かな、と初めは受け取っていたのですが、それは数学の公理や物理芸術政治の要素に見立てた話にも置き換えられると(劇中で具体的に言葉にされずとも自ずと)考えられるように誘導され、その文脈のまま読み進めると、この殺人事件の構造、延いては推理小説の構造にも -
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純文学は、一か所でも知っている感情に出会えればいい。
というわけで私が知っていた感情。↓
「自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっとしゃべっているから、外の世界が遠いんだ。」
ここだ。
これはまさしく高校生の時の私だ。
なんならおばさんになった今でも若干そうだ。
綿矢りさと同世代なので、雑誌を集めたり、ラジオを聴いたり、ライブに行ったり…あの感じがリアルに想像できた。まぁ同世代じゃなくても想像できるだろうけど、90年代後半~00年代前半のあの感じ。
ていうか、主人公よりもにな川にシンパシーを感じてしまっている(笑)
好きなアーティストに心酔して、 -
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一台のSUV“ブレイクショット”に関わるそれぞれの所有者たちの物語。ベンチャー企業の副社長、板金工、悪徳不動産の営業マン、中央アフリカの少年兵…。
運命の悪戯か期せずして不運に巻き込まれた時、人はどういう行動を取るのか。誠実であること、善良であることが、人生を拓いていく唯一の間違いのない方法であることを教えてくれるような作品。
エピローグで全ての伏線が回収されるにつれ、次第に心に温かいものが満ちていく幸せな読書。
LGBTQから特殊詐欺、偽装修理、SNSの実体のなさ、紛争地帯の少年兵の問題まで様々な要素も取り込みながら決して小難しい社会派小説然とせず、時にユーモラスで時に切なく、そして最後