小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『船を編む』を読み終えてから、しばらくのあいだ言葉について考えていた。
普段、僕たちは言葉をあまりにも簡単に使っている。「ありがとう」と言ったり「大丈夫」と言ったり、「またね」と言ったりする。口から出てしまえば、それらは空気の中に消えていく。でも、その言葉が相手の中にどんな形で残るのか僕たちはほとんど知らない。
この小説に出てくる馬締は、そんな言葉をまるで一つずつ手のひらに乗せるように扱う。彼は人付き合いが器用な人間ではない。むしろ不器用で、少し変わっている。でも言葉に対しては驚くほど誠実だ。
辞書を作るという仕事も考えてみればずいぶん奇妙な仕事だ。一つの言葉について調べ、考え、例文を集 -
Posted by ブクログ
第175回直木賞候補作。
生き生きとしたアメフトのシーンが盛りだくさん。ルールはわからないけれど、面白くて3時間50分で一気読みしました。
アリとチームメイトの川瀬が強豪校に不法侵入して盗撮するところから始まります。
強豪校と実力の差は歴然で、試合に負けてアリたち3年生は引退して…
青春ってカッコ悪かったな、って思い出しました。シャイで、流されやすくて、強がって、いざという時は言いたいことも言えなくて…。それでも青春って素晴らしい。
人になんと思われようが、自分が打ち込めることをやり通すことが大切なんだと思いました。それがスポーツでも、その他でも、若くても、年をとっても。
倫理の岩崎先 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は他人から影響を受けやすい人に是非読んで欲しい。
誰でも負の感情を持つのはエネルギーがいる、だからこそ他人に自分の軸を作って毎回何かに一喜一憂する労力が馬鹿らしいとは思わないか?
まいは最初から理性的だがエネルギーを他人に使い、正論が正しいと思っていた。
それは盲目的で変える必要があったからこそ、色々なことをできるようにおばあちゃんは手伝った。
そして、心に余裕ができ、自分の身の回りに目を向けられるようになり、次は成長を望む。
まいは祖母の家を離れた後、思い出すことはほぼなかったという。それで良いんだと思う、おばあちゃんが望んでいたのはまいの幸せ。
まいを形作るものにその名残は絶対に残っ -
Posted by ブクログ
ネタバレシュレディンガーの猫。この言葉は有名だし、なんとなく内容も知ってたけど、今度からミステリーを読むときは絶対に脳裏につきまとってしまう。この作品のせいで。もちろん褒め言葉です。
そうだよなぁ、すべてのミステリーは、というかすべての小説すべての本はみんなシュレディンガーだよなぁ。開いてしまったら、観測してしまったらそれがもうその読み手にとっての真実なんだよな。実際のところなんか検証しようがないわけだし。こういう事実があったのかもしれないよ! 知らんけど。とか本の中で言われちゃったら我々読者はもうそれを鵜呑みにするしかないのよ。もっと緻密に読書してる人はもしかしたらそうじゃないかもしれないけど、私
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