ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ぎょらん(新潮文庫)

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    町田そのこさんの『ぎょらん』を読んだ。会社の休み時間に作中の『糸を渡す』を読んでいたら、不意に涙が溢れてきて大いに困った。社内で突然泣いていたら周囲に引かれるのは自明のため本を閉じようとしたけれど、ページを繰る手を止められなかった。続く『あおい落葉』もヤバくて、涙腺守れなかった…

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    2026年07月12日
  • 世にも奇妙な君物語

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    ひとつひとつが本当に「世にも奇妙な物語」にありそ〜という展開のお話ばかりで大満足でした。そして調べてみると実際に実写化されてるんですね!!観たい!
    現代に対する風刺のようなものもあって、考えさせられたり。最終話で全てが繋がるまとめ方が鮮やかであっぱれです。

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    2026年07月12日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

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    池井戸潤さんの『半沢直樹 アルルカンと道化師』を読んだ。読み始めてすぐ既読感を感じたのだけれどドラマで先に観ていたからだった。ドラマが先だったから読書を進めるなかで目の前には常に堺雅人さんの半沢直樹がいた。昨今原作の改変が話題になっていたが半沢直樹については原作に忠実。楽しんだ!
    ‪…いやまさかと思って自分のTweetを辿ったら、ハードカバーで読んでいた…そりゃ既読感あるよね…それでも新鮮な気持ちで読めるのだから、池井戸潤さんの作品が持つ力は凄い。次の半沢直樹シリーズが待ちきれないよ!‬

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    2026年07月12日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    結局黒幕が誰か分からないままに終わってしまったことが残念。と思っていたら、別の方の解説を拝読し、第三部を読み直し、わー!ってなりました。
    これ、整形して逃げた青柳がノンフィクションライターになって書いたものだったのか。すごい…!!
    昔聞いた若者のセリフ(悪いこと全部が自分たちのせいにされる)、聞こえない森の声、無記名。

    自分なりの解釈だけど、第三部の怪しいと言われていた界隈がいくつか協力して起こした事件だったのかな〜と思った。顧問弁護士の自伝、パレードのコース変更、仙台病院センター院長とか。多額の借金を抱えていた人たちにお金を工面する代わりに協力を依頼して、事件終了後、都合の悪い人は消したん

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    2026年07月12日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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    再読。4年前に読んだときはみんな、失恋して次の恋に向かうんたな、と思ってた。
    再読してびっくり。みんな、今の恋をもう一度がんばろうとする話だった。
    本の中に自分を投影するから、読んだ印象も変わるのかな。

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    2026年07月12日
  • エピクロスの処方箋

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    おもしろかった!前作『スピノザの診察室』のときよりも、マチ先生の周囲の人間関係(西島先生や、飛良泉教授など)が少しずつ変化していく様子も、シリーズものとしてすごく読み応えがあった。 生と死について考えさせられる部分もあった。

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    2026年07月12日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』を読んでいる。上巻を読み終わったところなのだけれどすでに涙が止まらず顔がグシャグシャ。久しぶりに池井戸潤さん節というかそういう妙な感動も相まって胸に熱いものがこみあげている。いまからこれで下巻に突入したらどうなってしまうのだろう…極上の読書体験!

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    2026年07月12日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』下巻も読み終わってしまった。一言で言えば、クサイ。いや、クサすぎる。どれだけ王道なんだよと。でもそのクサさがいい。王道だからいい。先日まで連日のオリンピック日本代表選手の活躍にエネルギーとパワーをもらっていた。同じような熱い思いを、受けとったよ!

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    2026年07月12日
  • ファイア・ドーム 上

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    なんと重くて、辛くて苦しい物語だろう。
    ただ、ページを捲る手が止められない。
    悪意の無い無意識の好奇心、嫌悪感、根も葉もない噂が噂を呼び、膨大な尾鰭をつけて爆速で広がっていく、当事者でない者の無責任なコメント…
    現代社会に渦巻くドロドロとしたものを、北陸の人口200万ほどの街を舞台に繰り広げられる。
    作者の気合いが感じ取れる渾身の作品だと感じた。
    ラスト5ページは特に緊迫感溢れる場面で、ドキドキが…
    早く下巻を読みます!

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    2026年07月12日
  • おめでとう(新潮文庫)

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    ずっと薄ら幸せそうで、薄ら哀しいそんな作品だった。「公式の関係」でない人達の常に不確かで、でも確かな日常の一部が並べられていた。不確かなものの中にある確かなものを信じるってとても大きな「愛」だと思った。川上弘美さんの作品を沢山読んで更にこの本の理解度をあげたい。川上節良かった

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    2026年07月12日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    綾辻行人さんの『十角館の殺人』を読んだ。最近ドラマ化されて話題になっていて、そういえば未読だったと思い手に取った。全面改訂版とはいえこの完成度でデビュー作とは凄まじい才能…時代こそ感じるがまったく古さを感じない。間違いなく100年後も残る上質なミステリーに耽溺する幸せを噛みしめた。

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    2026年07月12日
  • 本と偶然

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    SF作家キム・チョヨプの読むことと書くことを巡るエッセイ。

    既存の作品に影響を受けていない作家なんて存在しないわけなんですが、どの作品からどんな影響を受けてどういうことを考えて自分の中で昇華させて、新しい作品を書いたかをここまで言語化できる作家もいないと思う。

    作風も非常に丁寧で論理的ですが、元々の人格が真面目で勉強熱心な人なんだろうなと思う。
    新しい作品を書きたいと思ったらとりあえずその分野の本を10冊読むとか、とても学ぶことに貪欲で刺激を受けた。挙げられているSFの本もどれも読んでみたくなる。

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    2026年07月12日
  • 武田の金、毛利の銀

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    垣根涼介さんの『武田の金、毛利の銀』を読んだ。ここ最近で読んだ本では一番面白かった。歴史物がお好きな方には自信をもってお勧め。個人的には直木賞を受賞した前著より好き。戦国武将では織田信長、その次に明智光秀が好きな僕。この2人の描き方がとても好みだった。なので過去の関連作も読むよ!

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    2026年07月12日
  • ぼくは青くて透明で

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    恋愛のチリっとした胸の痛みと、家族愛の温かみを得られる本。解説者の方が言う通り、この本のジャンルをLGBTQにしたくない。
    海の伸び伸びとした無邪気さと残酷さ、忍の若さゆえの繊細さ、璃子の感受性がもつれ、絡んでいるのになぜかサラリとした読感。
    一番感情移入したのは美佐子さんだった。美佐子さん、緑亮じゃなくて、海に一目惚れ(親子愛という意味で)したんだろうな。可愛い子だったんだろうな。

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    2026年07月12日
  • 流浪の月

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    誘拐犯と被害者という世間の誤解に晒され、「真実」を誰にも分かってもらえないもどかしさと二人の孤立が辛い。それでも他人の身勝手な正義を撥ね退け、純粋に寄り添い合う更紗と文の絆が、息を呑むほど美しい。凪良ゆうさんの世界にはいつも引き込まれる。最高でした。

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    2026年07月12日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    どわーーー。面白かった。
    映画で前見たことがあって、289pのくだりだけ印象に残ってた。
    それでもどのページも面白くて、ずっと面白かった。
    これは、他の伊坂作品も読まなくてはいけない。

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    2026年07月12日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    復讐というなの私刑を誓った2人の心理、行動描写はとても滑らかでした。子供の誓いならではの危うい繋がりや揺らぎの中でも、1本芯の通った考え方、そして2人の間にあったのは確かに友情と青春でした。途中で挟むブログも、最後の最後にひとりで持っていったな、と。とにかく、とても良かったです。

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    2026年07月12日
  • 恐怖とSF

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    SF設定のホラー作品集
    タタリエクスペリメントで「大衆が好むのは科学的な推論ではなく、科学風の答えだ。」と語られたが、まさにそれを体現するような本。

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    2026年07月12日
  • 月花美人

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    滝沢志郎さんの『月花美人』を読んだ。こうした出会いがあるからTwitterはやめられない。個々の人物が魅力的なうえに、武士と町人との当時の常識や文化の違いなどが史実に基づいてわかりやすく且つ自然に描かれている点も素晴らしい。地味だけど美しく咲く白いアネモネのような、素敵な一編だった。

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    2026年07月12日
  • けんちゃん

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    あまりの素晴らしい内容に一気に読んでしまいました。読む前の予備知識としては障害者の話という1点のみ。少し引き気味で読み始めましたが、心が暖かくなる人としてとても大切なことが書いてある小説でした。仕事上のお客様や職場の同僚として障害を持つ人との関わりが少しだけはありますが、コンビニパートの三田さんや自販機のお兄さんの様な感覚でいました。応援はしたいと思うけど少し怖そうだから遠くからにしておこうと。でも、1歩踏み出せば変われるのかも知れない、自分なりに考えてみたいと思いました。多くの人に読んで欲しい本でした。

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    2026年07月12日