ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アリス殺し

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    設定が面白く、ミステリーとしてもとても良かった。 解説で澤村伊智が語るようにこの不思議な設定と小林泰三の作風がマッチしているが故にここまで面白くなったのだと思う。

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    2026年05月25日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ヤングケアラーの暁海と櫂の境遇や生き方は切なくて、痛々しくて、美しくて、脆い。
    どうしようもない大人の姿も描かれるなかで、瞳子さんと北原先生の姿がとても凛としていて素敵だった。正しくないとわかっていても、自分の選んだ道に責任を持って生きる登場人物達の姿に、自分も自分の選択に責任を持つことから逃げないで生きたいと思う。重苦しくも、美しい物語

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    2026年05月25日
  • 星の子

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    自分の病気がきっかけで両親がカルトにハマってしまった女の子から見た、家族と宗教と外の世界。
    両親がハマってるカルトについて主人公が善悪のジャッジを下さずに「そういうもの」として認識してるのが、幼い頃からその環境に置かれてたらそりゃそうなるよなぁと妙にリアルに感じられた。

    読みながら「この人がこの子を助けてくれるのかな?」って思った人たちがもれなくクズで逆に主人公を傷つけて、心が苦しくなった……
    描写されてないけど、もしかしたら姉のまーちゃんが家出を決意するまでの間にも同じような悪意に晒されたりしたのかなと思ってしまった。つらい。

    両親との絆を再確認したラストは美しいけど……うーん、やっぱり

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    2026年05月25日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    色々伏線もあって、一度では解釈が難しい内容でした。

    主人公である肖像画家と秋川まりえ
    2人にしか見えない世界が見えることで、負の連鎖を断ち切る『輪を閉じる』迄の試練を各々に課されます。

    そのプロセスが余りにも表現だけの世界のようにストーリーの展開が遅く感じられましたが、
    人として完璧と思える免色さんには、大きな欠点が見えてきました。
    時折出てくる謎のスバルフォレスターの男も主人公の別の顔として登場しているではと思い至りました。
    なぜなら主人公は、肖像画家として描く前にモチーフと会話を通してじっくり向き合う時間を必要とし、本質を捉え作品にして行くからです。

    最後に秋川まりえが、苦手としてい

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    2026年05月25日
  • 兇人邸の殺人

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    ネタバレ

    「剣崎比留子シリーズ」の3冊目。
    ミステリにはお約束の、舞台となる建物の見取り図と登場人物一覧が、両面印刷の1枚のカードになって挟まれているのがナイス。

    葉村と友人たちとのちょっとした謎解きが冒頭に置かれた後は、さっそく、“事件を引き寄せる体質”を見込まれた比留子が班目機関の研究資料を探し求める企業の関係者に誘われて…というところからスタート。
    葉村を伴い彼ら&その傭兵とともに廃墟を売り物にするテーマパークの中の建物「兇人邸」に侵入してからは、早くも矢継ぎ早の展開。
    異形の殺人鬼に、死体はゴロゴロ、比留子は行方不明…、ちょっとしたホラー映画の絵柄が脳内に浮かぶ。
    結構ややこしい話なのだが語り

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    2026年05月25日
  • 家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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    読めて良かった。

    自分は今、夫と二人暮らしで
    稲垣さんの鬼ミニマム生活は
    難しいけれど
    いずれ何らかの形で自分が一人暮らしをするときに備えて
    自分が手に負える生活様式にダウンサイジング=アップグレードする
    幸せなイメージが具体的に頭に浮かんだ。

    自分の手に負える簡素で清潔感ある生活を
    少ないお金で回せるくらし。
    絵とか音楽とか畑とかもしちゃったりして。
    日ごろは一汁一菜の”ケ”のメニューに安心感を戴き
    たまにコロッケ屋さんやレストランで”ハレ”料理を
    楽しむこと。上手に人に頼ったり繋がっている
    ご近所という大きな家族の中で生活しているような環境
    いいなぁ。できるかなぁ。だれか一緒にやってく

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    2026年05月25日
  • 暁星

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    こういう、愛情とも言えない形容し難いふたりの固い絆のような本はとても良い。事実を事実のままに捉えることの愚かさをこの本から学んだ。

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    2026年05月25日
  • 白夜行

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    ネタバレ

    大学一年生の時に読んで、東野圭吾にハマるきっかけになった本を再読。全然内容を覚えていなかったため、まるで初めて読むかのようにページをめくる手が止まらず、こんなに分厚い小説なのにも関わらず1週間で読んでしまった。
    独特の読後感と、薄暗い雰囲気がこの方の小説の魅力であり、読み終わった直後はしばらく呆然としてしまった。登場人物や場面の切り替えが多く月日も20年分に至るが、非常に読みやすく、気づけば2人の主人公が交錯していく場面が後半に出てくるのを今か今かと期待しながら読んでいた。
    何かを失うということは、それがなかった状態に戻るということではない。というような一節には大いに共感した。登場人物の男女関

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    2026年05月25日
  • クラーク・アンド・ディヴィジョン

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    シカゴ日系人の歴史を調べるうち薦められた本書。2024年に邦訳版が出版され手に取った。鮮烈に描かれる戦中の日系人の生活、彼らの翻弄された人生に引き込まれた。取材協力されたエリック・マツナガ氏の記事や地図(ディスカバー・ニッケイWEBサイト内)を見れば、本書の舞台が更によくわかる。

    2021年NYTベストミステリー選出、2022年メアリー・ヒギンズ・クラーク賞受賞、同年マキャヴィティ賞最優秀歴史ミステリー小説賞受賞。

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    2026年05月25日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    この本のタイトルってうまいな。

    巧妙な手口の事件ではなく、日常に起こり得る事故や事件を、なんの計画もなく、付け焼き刃で隠蔽しようとして、結局はもっとひどい結果を招く。そんな短編集。

    『ただ、運が悪かっただけ』
    唯一、主人公側が救われている。
    たまたま不幸な家族を見たと忘れていった方がいい。

    『埋め合わせ』
    プールの水。考えたことなかったけど、相当な時間とお金がかかることなのねぇ。
    普通に給料もらってたら、とりあえず払える金額なのに、金払ってすみませんと謝罪すればよいものの、ここまで、マイナスになってしまうとは。

    『忘却』
    裏の顔はわからないものだ。自業自得といえばそうだと思う。知らぬ間

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    2026年05月25日
  • 龍の守る町

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    ネタバレ

    砥上裕將の消防士小説、主人公は現場から指令室に移動になった秋月というベテラン消防士。消火現場やレスキューの迫力あるシーンも数々出てくるが、本命はそっちではなく、人間ドラマ。

    この本の直前に読んだ「普通の底」では、普通であろうとした主人公が地獄に転落していく話だったが、この本では天災によって普通を失ってしまった町が、主人公たち善なる市民によって次第に普通を取り戻していく話。

    同じ普通の生活を描いても、こうも違うのかとその差にびっくりする。違いはなんだろうと考える。

    普通の生活を送れていることとは、それを守っている誰かが必ずいることを忘れてはいけない。そして自分の仕事や生き方も自分のためだけ

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    2026年05月25日
  • 星の王子さま

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    とても哲学的な繊細な作品ですね。
    読むタイミングで感じ方が変わりそう。
    違う翻訳者さんの星の王子さまも読みたいと思います。
    イラスト素敵ですね。大好きです。

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    2026年05月25日
  • わたしのアメリカンドリーム

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    「どの観覧車に乗るか」「参加しなければ勝てない」という言葉が刺さりました。どんな理不尽な目に遭っても何ごとにも挑戦していく中国からの移民の少女がアメリカで生き抜いていく姿は本当に励まされました。

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    2026年05月25日
  • あのこは貴族

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    同じ東京に住んでても、見えてる景色が全然違う感覚の描き方がかなりリアルだったなと思う。
    華子は育ちがよく守られてきたお嬢様だけど、彼女自身もちゃんとした家の娘であることに縛られてる苦しさがある。
    逆に美紀は行動力があるけど、努力だけでは越えられない壁を何度も感じさせられる。
    露骨に差別してるわけじゃないのに、学歴、家柄、住む場所、交友関係みたいな“見えない階級”がずっと存在してる。
    最後には、違う世界の女性同士が、完全には分かり合えなくても、少しだけ手を伸ばせるみたいな静かな救いがあってよかった。

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    2026年05月25日
  • 和菓子のアン

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    中山七里さんファンでコンプリートしようと、読み続けてるのですが。疲れたり、悪夢を見たりするので、合間に、何か、軽いのないかなぁと、探して読みました。まだ、ワンエピソードだけど、面白い!キャラがみんな、愛嬌あって、楽しめる。私は好き。良いのを見つけた!ラストはホロっと涙が滲みました。七里さんと交互読みをしたい。

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    2026年05月25日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    幸せが溢れています。無表情の成瀬さんのまわりには。

    今回は京大生の成瀬さんのお話し
    前作の登場人物と新しい知り合いを巻き込み物語が進みます

    最後は涙が溢れそうになりました。

    初のAudibleで大感動。読みかけの国宝上巻は後回しにして、よかった

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    2026年05月25日
  • ジェイムズ

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    ちょっと難しい本かなと思ったけど、しばらく読み始めると全く難しくなく面白くてあっという間に読み終えてしまった。ミシシッピ川流域を舞台にした心踊る冒険劇、続きが気になりどんどんページが進んでいく一方で、黒人奴隷への酷い仕打ちはあまりに酷くて目を背けたくなる。しっかり向き合って読んだ。黒人が訛りのない普通の言葉で白人へ話しかけると「どうしてそんなしゃべり方で話してるんだ」って話の筋とは関係なく話し方ばかりが気になってしまう白人たち。いやぁ本当に面白かった。

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    2026年05月25日
  • 空、はてしない青 上

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    20代で若年性アルツハイマーの診断を受けるとは、絶望感に支配されそうだけれど、エミルはそうではなかった。ジョアンヌと出会えたことも、エミルにとっては良かったと思う。、

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    2026年05月25日
  • 演劇入門

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    ”第五章「参加する演劇」に向かって”は、非常に示唆に富んでいる。「社会と自分の在り方」に関して、自分はどう捉えてアップデートしていくのか?を深く考えさせられる。何度も読み込んで、自分なりに実践したくなってきた。

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    2026年05月25日
  • 重力ピエロ

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    2026/05/25
    今村聖奈騎手とジュウリョクピエロがオークスを勝ったので記念に読もうと思います。

    この勝利はただの1勝ではなく、JRA所属女性騎手として初のクラシックG1出走、そしてJRA所属女性騎手初のG1勝利およびクラシックG1勝利、また今村聖奈騎手本人にとっても初クラシックG1参加からの初G1制覇&初クラシックG1制覇と、初めて尽くしの歴史的快挙です。今年秋の凱旋門賞登録も済ませてあるとのことで、夢が大きく膨らみます。

    読みたい本の順番があるのですぐには読めませんが、凱旋門賞までには読んで徳を積みたいです。

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    2026年05月25日