小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
正欲を読み終わって、今までの価値観が少し変わった。
読むまで正しい欲とはどのようなことか全く検討がつかない自分であったからこそ、より価値観の違いについて感じるものが大きかったのだと思った。
蛇口から噴水のように出る水に興奮することが、あまりにも身近に感じることがなかった分程遠い価値観のように感じていた。しかし、実際に生活している中でも、同性愛者がこんなにも近くに、またこんなにも多くいるということがこの本を読んでいる最中に知った。
そこから、程遠かった価値観がすごく近くにあるようにも感じた。その人にとっては、それは性欲であり、それをあまり理解できていない自分にとってはそんなが無いと決めつけていた -
Posted by ブクログ
個人的2025新書大賞!!!
SNSが普及し、気軽に簡単に誰かとやり取りができるようになった現代。言葉の持つ魅力、威力、脆さについて、俵さんならではの考察と経験談が柔らかい文体で描かれていて、とっても面白かった!歌人として短歌や言葉と長年向き合っている方だからこそ、言葉に対しての愛がもの凄く伝わってきました¨̮♡掲載されている短歌を読んで、その優しい響きにほろりと感動しちゃった(TT)
そしてクソリプの分類図が細かくてめちゃめちゃ笑ったwwクソリプについてここまで詳細に解説と対応方法を述べている新書は初めて( ᵔ̥̥̀ᗢᵔ̥̥́ )読む時は周りにくれぐれも注意です。笑
言葉について、じっくりゆ -
Posted by ブクログ
平家物語を編んだのは、平教盛が妻、希子であった。一の谷の合戦では、教盛はかなり作戦を読めていた。だが義経が少しだけそれを上回った。鵯越ではなく、鉄拐山を越えて来たのだ。鵯越よりも急峻な坂を下って来た。教盛の小松資盛がもう一度攻め返してくる策を見抜いたからだ。
そして屋島へ。こちらは嵐の中義経が無謀にも四国に渡ったことで負けてしまう。最後の大舞台を前に、教盛は後白河法皇を介して義経と会見をもつ。平氏の次に頼朝に狙われるのは義経だと伝えるが信じてもらえない。
壇ノ浦。最後の合戦中に、なんと梶原景時は義経を殺そうとつけねらう。教盛はその義経を逃すために立ち回るのだった。