ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 国宝 下 花道篇

    Posted by ブクログ

    喜久雄の生涯を鮮やかに表現した小説で、長編だが読みやすく考えさせられる内容だった。
    恵まれた容姿の女形が人生で多くの経験をしていく中で徐々に演技に重みが増してくると同時に現実社会では孤立していくという裏表の関係を美しい歌舞伎の演目と共に描かれており、数回読んでも、その時の読み手の年齢や経験により解釈が異なってくるのではないかという深みを感じた。

    0
    2026年05月05日
  • 冴えない王女の格差婚事情2

    ネタバレ 購入済み

    面白かったです。ソフィーナがハイドランドの危機だからと、戻ってしまうのは良いとして、ちょっと衝動的すぎない?というのは気になったところだけれども。彼女ならもっと上手く行く方法を考えるのでは…と。
    でもフェルドリックが色々やきもきしながらソフィーナのやりたいことをできるように、動いてくれてるのとか、
    ちゃんと言葉にしてソフィーナに言うところとか、良かったです。二人とも意地っ張りだから、甘々な感じではないのも面白かったし。でも、ちゃんと気持ちが通じて良かったと思います。

    0
    2026年05月05日
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ良かった!高野さんの本はどれも高野さんの肝の座りっぷりが伝わってきて面白い。

    タイトルと表紙の写真から絶対に食べられそうにないゲテモノばかり出てくるのかと思ったが、意外と全体の3割くらいは食べてみたい・美味しそうなものだった。
    考えてみたら、日本の納豆やフグ刺しだってフラットな目で見ればだいぶヤバい料理だ。自国の文化と照らし合わせて珍しいからと言って「こんな物食べれるわけがない!」と食わず嫌いするのはその国その地方の食文化をリスペクトしないことだ。(とは言えその土地の人でも食べたがらないものもこの本には幾つか出てきたが)なので何でもトライする高野さんは本当に立派だ。

    読後に10

    0
    2026年05月05日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    滅びの物語。

    正義、信念、信仰、有能、権力、理想どれも滅びへの道だった。

    結末が、日和見の勝利だった。生き残ったのは、日和見主義者。
    私が1番嫌悪してしまう人種の勝利に、虚無感が半端ない。
    日和見主義者になれない、仲良くもなれない私は滅びるのだろう。

    勧善懲悪ではないところが最高に良かった。
    人が集まれば、簡単に戦いが始まる。
    レリイの思想は達成されることはないんだろうね。

    0
    2026年05月05日
  • うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真

    Posted by ブクログ

    写真を撮ることが身近になった。構えなくなった楽しくなった。
    でも第5章の「設定」から急に難しくなった。
    また必要になったらここから勉強し直そう。
    当面の問題はRAWで撮った写真をどう保存するかだ。

    0
    2026年05月05日
  • ノーメイク鑑定士

    Posted by ブクログ

     どのストーリーにも思わず笑ってしまう場面がある。お仕事小説として、仕事や社会で当たり前とされている価値観が、ほんの少し角度を変えるだけで妙におかしく見えてくる。そのズレをすくう皮肉めいたユーモアが、この作品の魅力だと思った。
     なかでもいちばん笑えたのは「未経験の男」だった。筋トレが自己管理や意識の高さの象徴のように語られるなかで、筋トレ未経験の吉川はどこか居心地の悪さを抱えている。けれど彼は正面から反発するのではなく、黙って距離を取ろうとするその姿がまずおかしい。
     さらにおかしいのは、筋トレ命の森山が、いざという場面で筋肉をまったく役立てられないことだ。結局、役に立つかどうかよりも、「筋

    0
    2026年05月05日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    養子縁組でない里親として期限がある場合、実の親の元に帰れば里親とは会えなくなると初めて知り、会いたいと思う子どもの気持ちが切なくてたまりませんでした。実母の気持ちもよく分かるけど、育てた央太朗の思いに涙が溢れて。でもラストの希望に満ちた場面、拓実くんとその周りの人々のいい関係性が広がっているようで良かったです。

    0
    2026年05月05日
  • よるのばけもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学生生活での自身の心情と一致しすぎていて、最初は学生の頃に読んでおいたら良かったなと思ったけれど、実際は現在の自分自身の環境、現代の社会においても同じことが言えるのかもしれない、と読み終えて思った。

    自分の本心を隠し、周りに合わせて浮かないように過ごしたあの頃。"教室"という箱の中で、自分の本音を言ってしまったら、ターゲットはあっという間に自身に変わってしまう恐怖感。恐れて、だけどどこかに罪悪感があって。あの頃の自分は主人公と同じで、一番化け物だったのかもしれない。

    じゃあ今、この感情、客観視できるようになった自分で、あの頃に戻れるとしたら、自分は化け物の皮を剝がせるの

    0
    2026年05月05日
  • 金環日蝕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第1章では、偶然居合わせた強盗現場をきっかけに二人がバディを組み、事件解決へと乗り出す――一見オーソドックスな探偵ものかと思いきや、第2章では一転、少女が犯罪に加担する場面が差し込まれ、物語は不穏な混沌へと踏み込んでいく。
    現代社会で横行する詐欺犯罪がリアルに描かれ、人々の生活苦と絡み合うことで、物語に確かな深みと切実な共感が生まれている。
    次々と謎が解き明かされていく目まぐるしいテンポの中に、ミステリならではの醍醐味があった。

    0
    2026年05月05日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    解説にも書かれてたけど、書き出しから物語に引き込まれた。
    5編の短編がどこか繋がっていたのも良かった!
    デビュー作とは思えない!
    1番好きなのは「波間に浮かぶイエロー」重史ー!!
    私のことを好きだって人がいるだけでがんばれる。

    0
    2026年05月05日
  • 古本食堂 新装開店

    Posted by ブクログ

    「古書店食堂」の続編。
    主人公の鷹島珊瑚(さんご)は姪孫(てっそん)の美希喜(美希喜)と神保町で古書店を営んでいる。
    二人を取り巻く登場人物が次々と現れて珊瑚さんが古書店からその人の為に本を選ぶ。
    各章にはグルメも登場します。
    そして、古書店の元店主の珊瑚の兄滋郎が主役となる場面もある。
    ほっこりとして、本の知識も得られて、美味しそうなお料理にも出会える。
    70歳を過ぎている珊瑚さんのアクティブなところも見どころです。

    0
    2026年05月05日
  • 今日、地球人をやめる。 「日常」が面白い「物語」になる15の裏ワザ

    Posted by ブクログ

    発見が非常に多い作品だった。
    言われてみればたしかにそうだ、と思うけれども何気なく過ごしていたらアンテナが立ちにくい部分にスポットが当たっている。
    ぜひビジネスマンにも読んでほしい。

    特に以下の言葉がこころに残った。
    ・世界を変えるのは、正義感じゃなくて遊び心
    ・戦争より宴
    ・目に映るものと自分はつながっている
    ・人は「意味」を食べて生きる生き物
    ・本当の苦しみは、大好きな人に愛を受け取ってもらえないこと
    ・自分の地下世界を探求する冒険者こそアーティスト
    ・意識の範囲で生まれるエネルギーが変わる

    0
    2026年05月05日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本当のことは触れて話してみないと分からない。
    その、触れるも、話すも、とてもとても難しい。
    それでも人は孤独よりもたった1人でも自分のことを分かってくれるひとがいるだけで、生きていける。

    0
    2026年05月05日
  • アフリカから来たランナーたち 箱根駅伝のケニア人留学生

    Posted by ブクログ

    泉さんがパーソナリティを務めるpodcastの番組が好きで、この本を手に取りました。見ているようで視えていない世界、視ようとしていない世界、未知のまだ視ぬ世界について、より意識を向け、理解したいと思いました。

    0
    2026年05月05日
  • みつばの郵便屋さん 二代目も配達中

    Posted by ブクログ

    いつもながら、あたたかいお話。
    秋宏さんがとってもすてき。
    局員のみんなもすてき。
    谷さん、少しずつ関わり持ってくれてて、それもうれしくなる。
    後輩やバイトのお話が底辺にあり。

    0
    2026年05月05日
  • 大事なことほど小声でささやく

    Posted by ブクログ

    早く本を開いてゴンママに会いたくなった。2日で読み終えてしまったのが寂しいけど、読めばすぐにまた会えるとも思える温かいキャラクターたちにぞっこん!
    小説を読んで声を出して笑うことなんてあるんだと読むほどに引き込まれて行った。
    シュンくんにサイコーでサイテーな大人と言われるような大人になりたい。

    0
    2026年05月05日
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

    Posted by ブクログ

    あぁそういうことだったのか、と思うことがたくさん書かれていて少しだけあの頃の落合さんのことが分かった気がする

    0
    2026年05月05日
  • 聖母

    Posted by ブクログ

    うわーっ!!聖母ぉぉぉー!!

    ハラハラドキドキの一気読み!
    読み始めたら止められない!

    えっ?えっ?えっ?からのええーっ!!
    がたまらん最高の読書体験でした!

    0
    2026年05月05日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犯人を探す話ではなく、犯人が最初からわかっている。
    私の読書体験の中で初めての体験でした。
    色々な方の感想等でもわかっていたように、最後にどんでん返しがある、ただそのどんでん返しがとんでもないのです。
    最後の1ページ。たったその1ページ、たった一言で私の読んできたものと考えていた答え、全てがひっくり返されました。
    余韻に浸り、しばらくはそのページを眺めることしかできませんでした。
    これを超えるミステリー作品に今後出会うことができるのでしょうか…?

    0
    2026年05月05日
  • この場所であなたの名前を呼んだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    NICU(新生児集中治療室)にまつわる連作短編集。医師、看護師は読んだことがあるが臨床心理士や清掃員は珍しい。立場が変わればものの見方が変わる、みんな心の奥底に色んな気持ちを抱えてる事がよくわかる本。出産と親の病が重なる、兄弟が亡くなってる、障碍を知りながら出産する妊婦、辛く大変だ。でも多分言わないだけで経験者、経験中の人もたくさんいるはず。医療従事者に感謝、そしてたくさんの人に読んでほしいいい本です。

    0
    2026年05月05日