ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月夜行路

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    思った以上に良かったです。
    文学好きなら堪らない要素が散りばめられている上にミステリー感覚も味わえるのでこの一冊だけでお腹いっぱいになる内容です。
    続編も読んでみたいなと思いました。

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    2026年05月04日
  • 虚夢

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    ネタバレ

    薬丸岳さんの作品は友罪、Aではない君と、に続く3作目。
    どうやらものすごく私好みの作家らしいということがはっきりした。
    久々の一気読み。
    ニュースなどで殺人犯の精神病歴で罪に問われないことをずっとなんかおかしいんじゃないかと思っていた。もし自分の身内がその被害者になったら、怒りはどこに向ければいいのか。ずっと三上と同じ気持ちで怒りを持って読んでいた。
    最後の最後で、松岡の視点、ゆきの過去が明かされて、これまでの自分の思いがはじめて揺らいだ。
    専門家がどんなに研究しても統合失調症の視点には立てないし追体験はできない、ということ。
    いますぐ「だからなにが正しいのか」を結論づけることはできないが、こ

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    2026年05月04日
  • 円かなる大地

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    悪党のシラウキが助けた蠣崎家の姫、稲は和人によるアイヌへの圧倒的な暴力を見せつけられ、「とこしえの和睦」を結ぶために母から託された「力」を携えて出羽へと向かう。
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    武川さんの作品、初です。エンタメ時代劇ですね。正直いうと、エンタメとしては筋に無理があったり登場人物の掘り下げがもうひとつだったりします。
    しかしながら読み応えは抜群で、エンタメの両輪として設定されているメッセージはとても重くて、歴史上のアイヌの苦難はもちろんのこと、アイヌとシサムが同じ人として対等であることや、暴力に頼らない、弱きものたちが使う「力」についてなど、人としてとても大

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    2026年05月04日
  • 冴えない王女の格差婚事情1

    購入済み

    面白かったです。
    すれ違い(?)がひどくて、ヒロイン側の視点で基本的には書かれているので、ヒーローがものすごく酷いひと、という感じに受け取れるが、実際にはどうなのかなと思いながら読んだけれど。
    最後の方のアンナのセリフには共感しかない。
    王女様だから、感情を隠すものだし、周りも気づけてなかったのかな。護衛の二人は結構気づいていそうな気もするが。
    続きが気になります。

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    2026年05月04日
  • それを世界と言うんだね

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    ネタバレ

    面白かったー。拙著の「古城ホテル」も童話が下敷きだったけど、そうかこういう風な書き方もあったのか…と勉強になりつつ。爽やかな王子と一生懸命な少女、カーレンの物語知ったときどんなふうになる…?とドキドキしてたらひょいひょいっと深掘りはかわして、読みやすくかつお話のテーマに「ああそういうことか」と納得いく感じに辿りつきました。てっきりハンス、幸福の王子かと思ったんだけど違った。あと「空飛ぶトランク」の幸せになれたバージョンも読みたかったなーとか。あれこれ想像したくなる楽しいお話だったと思う。

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    2026年05月04日
  • 扉の向う側

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    ヤマザキマリさんの最近の著作の中で一番良かった。経験した人との出会いが書かれていて、主に外国で出会った人々との思い出を中心に書かれている。

    章の中にヤマザキマリさんの挿し絵が描かれていて、文章と相まってすごく素敵だった。一つ一つの話が短く丁度良い長さに感じたし、他のエッセイと比べても文章の完成度が数段高い気がした。
    読んでいて、一緒に外国での生活と出会いに触れた気がして終始心地良かった。

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    2026年05月04日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    現実と非現実が入り混じり、それぞれの感情や境遇に共感しながら変えられない過去に立ち向かう姿に心打たれた。

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    2026年05月04日
  • 喫茶おじさん

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    喫茶店を除けば、内容は離婚問題、人生問題というやはり重めではあったがそこに主人公の癒しである喫茶店が入ることによって読む手が止まらなかった。人生においての大きすぎる関門、完全には分かり得ない自己分析、主人公に対して皆が「何もわかっていない」という言葉が私は理解できず、一体どうしたものかと考えながら読み進めた。自分が他者からどう見えているかを考えること、置かれている環境に目を向けることは大切だと感じた。辛いけれど、自分を労わる権利はあるから、前を向いて生きていきたいね。

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    2026年05月04日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    カズオ・イシグロの本を読んだことがないなぁと思い、手に取ってみました。
    まったく何の前知識もなく読み始めたのですが、最初は、何のことを語っているのか分からない表現があり、頭の中に、すこし「?」をもちながら読み進めました。物語は、ある種の青春群像かなと思いながら、話に引き込まれていったのですが、物語後半で、彼らが何者であるか分かったときの、ショックというか、悲しさというか、虚しさというか…
    読後感は、必ずしもすごくいいものではないと思いますが、読書体験としては、他に代えがたいものがあるのではないかと思います。

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    2026年05月04日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    再読です。
    このシリーズ好きなので続きを待ってるのですがなかなか発売されないので1巻から読み返し始めました。

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    2026年05月04日
  • 月の立つ林で

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    今年読んだ本でナンバーワンかも!今の私に寄り添ってくれるような優しい本。

    5章からなる短編。
    章ごとに切り取られている人物が変わるんだけど、
    みんな繋がっていて、ラストに集約されるような構成。
    こういうの、好き!

    なんでもない日常のひとコマも
    主人公がいる。
    そう、誰もが人生の主人公なのだから。
    そのひとコマで起きている事象も、
    人と人との関係も、俯瞰で見たら
    事実はひとつなんだけど、
    自分というフィルターを通してしか
    見ることができない。

    「ツキない話」というPodcastを聴いている、というのが、5章全ての主人公の共通点。
    月に関する話を若い男性タケトリオキナさんが語る10分の番組だ

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    2026年05月04日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    「心がない」ってどういうことなんだろう?「目的がない」って、ある意味とても純粋なことではないのだろうか?穴を掘っては掘った穴を埋める、を繰り返すおじいさんの話が印象的だった。

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    2026年05月04日
  • 本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子

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    こんなに自由で、面白い「読み」ができるんだ…!

    タイトルから勝手に中身を想像し、
    「勉強が苦手だった作者が、大人になって国語の教科書を苦労しながら読み解いていく話」
    この程度で考えていた。

    ところが、全く違った。

    みくのしんさんの読みの、なんと自由なことか。
    これまで作品を「読んだ」「分かった」気になっていた、自分の愚かさに気づかされた。

    「文章を読む」というのは、本来こういうことなのだろう。

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    2026年05月04日
  • 吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

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    天才診断医・天久 鷹央の活躍する本格的な医療ミステリー。

    東久留米市の公園、荒川の河川敷、そして東京湾の沿岸。
    続けて見つかった遺体の首筋には、傷跡があり、身体中の血液が抜き取られていた。

    まるで、『吸血鬼』に襲われたような連続殺人事件。
    果たして、その真実とは?

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    2026年05月04日
  • ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年

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    沖縄で起こった取り違え事件。
    沖縄では、経済的、教育的な差は各家庭に根強く存在している。今でもそう。親の教育や学校での指導が弱いとかではなく、別々の要素が複雑に絡み合った郷土性の問題である。
    子供の取り違えにより、ある程度成長した子を元の家族に返したとして、その子の生活様式の中にあった経済的教育的価値観は生活様式の刷り込みに影響を与える。さらに、そうした差の中で培った価値観によってできあがった性格や精神状態は、さらに大きな影響を与える可能性が高い。
    「これまで元気で適応できたから、よそでも大丈夫。」
    な訳がない。
    そうした葛藤はやがて相互の家族が育ててきた子、同家族の実子にとって軋轢を生む。親

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    2026年05月04日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    一万円選書で届けてもらって、積読になってしまっていたうちの一冊。

    さくさく読めていく話で、でも、どの話もしっかり学生たちに焦点を当てて、それぞれの人にその人らしい特徴がくっきりと浮かび上がる。

    また、比喩というか、なんか言葉の言い回しが好みだった。「砂糖壺に詰められてしまった塩」という表現が最後まで印象に残っていた。

    「カーテンコール」
    ・砂糖壺は空っぽ
    ・萌木の山の眠り姫
    ・永遠のピエタ
    ・鏡のジェミニ
    ・プリマドンナの休日
    ・ワンダフル・フラワーズ

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    2026年05月04日
  • 生殖記

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    めちゃくちゃおもしろかった。一気読みした。なに?この異様な解像度の高さ…。朝井リョウまじで、人間何周目?すごくない?感想をべらべら書くのも憚られる。とにかく読んでよかった。これはすごいわ。

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    2026年05月04日
  • さざなみの彼方

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    佐藤雫さんのデビュー作『言の葉は、残りて』に感銘を受け、本作を手に取りました。

    舞台は戦国、茶々(淀殿)と大野治長の生涯を描いた物語です。 これまで茶々に対しては「気が強く、野心家、悪女」というステレオタイプな、あまり良くないイメージを抱いていました。しかし、本作を読んでその印象が一変。歴史は勝者の視点で語られることが多いため、彼女の否定的な側面ばかりが強調されてきたのかもしれません。

    運命に翻弄されながらも、最後まで互いを想い合い、支え合おうとする二人の姿はあまりに切なく、胸を打ちます。

    本作で茶々は最後、「豊臣家を必死に守ろうとした一人の人間」としても描かれています。親の命を奪われ、

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    2026年05月04日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    映画を先に鑑賞。あまりに面白くてそのまま原作も手に取った。

    原作の展開を大きく崩さず、映画はかなり忠実に映像化されている印象。約400ページの内容を、よくあの約2時間に収めたなと感心。

    ススギタゴサク、もはや頭の中で完全に佐藤二朗。類家も山田裕貴で再生されて終始映像が浮かぶように読めたのも印象的だった。

    特に類家の思考の鋭さが魅力的で、タゴサクのヒントを解き明かしていく過程には何度も引き込まれる。静かな頭脳戦の緊張感が、この作品の一番の面白さだと思う。

    一方で、長く複雑なセリフには重要なヒントが散りばめられていて、何度か読み返しながら理解を深めた。映画では少し曖昧だったシェアハウスの描

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    2026年05月04日
  • ビルマの竪琴

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    これ、児童書なんですよね。大人でも十分楽しめる…子供の時に読んだと思うが、全然内容覚えてなくて、最近ひょんなきっかけから思い出して再読。子供の時読むのと大人になってから読むとは読み方全然変わってくるだろうなぁ。
    それにしても心に刺さる物語。音楽っていいですよね、本当。読むと止まらなくて、地下鉄逆方向に乗っちゃったり、涙を流しながら読んだりで、完全に変な人になりながら、一気に読み切りました。

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    2026年05月04日