小説・文芸の高評価レビュー
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前半はAudibleで、後半は紙の本でじっくりと読んだ。最初から最後まで中身の濃いエピソードがぎっしりと詰まっていて、まるで自分が留学したかのような気分になった。この本を読むまで彬子女王殿下のことはあまりよく存じ上げなかったのだが、誰にでもフラットで優しく誠実でお茶目なお人柄がとても素敵で、きっとどこへ行っても沢山の人に愛されるお方なんだろうなぁと感じた。挿絵やお写真も可愛くて、この本に携わっている方々の愛がひしひしと感じられる。こんなにも温かくてユーモアに溢れたエッセイがあるなんて。もっと早くに読めばよかった。いつかイギリスを訪れた際には、彬子女王殿下ゆかりの地を巡ってみたい。
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関東大震災から2年が経過し大正から昭和へ時代が移り変わる頃、あちらこちらでカフェーが再興していた。東京•上野にある「カフェー西行」もその一つだ。稲子は目当ての女給を探しにココを訪れる…「稲子のカフェー」
全5話からなる連作短編集。SFやミステリが中心の東京創元社からこのようなヒューマンドラマ系小説が出ることに驚いた。とはいえ、同社お得意の各短編を一本で貫く趣向は見られて嬉しい。短編が進む毎に時代も進み登場人物も齢を重ねていく。
「稲子のカフェー」でハートをつかみ、「嘘つき美登里」でほっこり笑顔に。「出戻りセイ」と「タイ子の昔」は戦時中ならではの状況に危惧するが、「幾子のお土産」は前4話のエピ -
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ネタバレ以前から話題になっており、手が出せてこなかった本作。映画化にあわせた文庫化でついにトライ、原作刊行から丸5年が経った今、タウ・セチから地球に戻ってこられる程の期間を経て、ついに読み終えることができました。
“私の好きなSF小説“の良いところを詰め込んだ傑作。私が子供の頃読んだジュールベルヌの作品は、未知の世界、科学で困難を切り抜ける展開に溢れ、そのスリルに夢中になっていました。
本作はそれが、これでもかと詰め込まれています。絶望的な逆境に何度陥っても諦めずに仮説を立てて、実験で論証し切り抜ける主人公。物理化学の学習を中学に置いてきた私にとって展開される理論は難解なモノ、というか知らないことの方 -
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ネタバレ事件について、表面的にはリアルタイムでメディアでみており、知っていた。
偶然書店で見つけた時に当時の衝撃を思い出し、購入。当時知らなかった家族構成や半生、公判の様子等を緻密な取材をもとに描ききっている。
母親の偏執的ともいえる学歴へのこだわりは彼女自身の人生から導き出されたものであると同時に、祖母(あめバア)から愛されたい喜んでもらいたいというある種のアタッチメント障害的な一面も感じ取れた。
その母親の下、虐待に該当する肉体的・精神的な支配を受けながら、それでも母親に愛されたい一心で生きてきた娘の言葉は一つ一つがあまりにも切なく、やるせない。教育分野を職とし、似たような境遇の子たちとも -
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法医昆虫学者・赤堀涼子シリーズ第二弾。
都内のトランクルームから変死体が見つかる。
いくつか物証はあるものの、どれも断片的なもので、どうにもつながっていかない。
捜査に進展が見られない中、赤堀は独自の視点で活路を見出していく。
前作を通じて赤堀と信頼関係を築いた刑事の岩楯、今回岩楯とコンビを組むことになった若手刑事の月縞も決して脇役ではなく、しっかりとした推理と行動で事件解決に向かっていく。
最初はどこか冷めて浮いた感じだった月縞が、赤堀・岩楯と関わることで次第に変化していく過程もよい。
赤堀・岩楯の捜査側の視点とは別に、田舎の村に暮らす藪木という青年の視点でも話が展開。
最初は2つの視 -
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ネタバレかなり久々の再読。
まずこれがデビュー作ってのが、作家のセンスが計り知れない…。その世界観に圧倒的に引き込まれる。
難しい用語とかも多々出てくるけど、難解ではないから読みやすい。
考えさせられる事が多すぎて、言葉で感想を纏めるのが特に難しい作品。
■言葉は毒にも薬にもなる
■他人の犠牲の上に成り立つ普遍の生活
■罪と罰とは?そして赦しとは…
ラスト、
ルツィアと対話できていたならば、ああはならなかったのだろうと思うと…うーん。
でも自分で決断を下したのだから、彼の物語としてはこれで良かったのかも。
しかし母の中に彼の姿が無かったのには、あまりにも物哀しい………言葉にならない。
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audible☆再読
1年ぶりの再読でも所々覚えていた!!
それぞれの人物に物語があり、村瀬快彦の心の成長には目が離せなかった。
是非、読んで欲しいと思う☆
そしてaudibleで聴いていると名前の漢字が分からないし聴き取りにくい名前もある。
ChatGPTで調べると名前と人物紹介が出てきてとても便利だった‼︎
快彦と織江の会話
「人と深く接するのがどうしようもなく怖かった。」
「あの時も怖いって言ってたね。」
「人の心に立ち入るのも自分の心に立ち入るのも、そういう性格としか言いようがない。子供の頃からずっとそうやって生きてきたから今更変えられないって。」
織江の目をしっかりと見つめ自分の心 -
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ネタバレ教育者・吉田松陰の功績:
p.005-007 生徒に考えさせる学び。現実に起きている問題を念頭に置いて議論する―問題解決型学習。教師も学生から学ぼうとする姿勢。熱気あふれる学び合う場へ。
p.007 松陰に「著作」と呼べるものはない。生き方そのものが著作であって燃え広がる情熱の炎のようだ。
p.032 国のことをしらないのは本当に恥ずかしい。
p.051 自ら立ち上がれ。「草莽崛起(そうもうくっき)の人を望むほか頼みなし」
p.083 恥を知らないことを恥とする。人として踏むべき道を外すことを恥じる。才能のないことを恥じる...内面の充実が大事と心得る。
p.105 同志と志が通じなければ事を -
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21歳からは本を読む人になろうと思って、買ってみた。
読まず嫌いしていた本だけど、読んでみると意外と面白くて3日で読み終わった。
新しい好きに出会えて嬉しい。楽しい。
もっと色んな本を読んでみたい。
身体が大人になれない自分とトネリコを重ねていた文。
本当はロリコンなんかじゃなくて、その事実から目を逸らすように、大人じゃない少女を好きだと自分に言い聞かせていただけだったんだね。
ハズレのトネリコは俺だって言葉にとても心を痛めた。
本当のことは当事者にしかわからない。
最後はふたり一緒になれて本当に良かった。
最後最初の場面に戻るのが面白かった。
また最初に戻って読み直したよ。
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Posted by ブクログ
NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていたのが出会いの契機。
面白い!
とても軽やかで、反逆的で、自律している稲垣さんの視点が、知性と磨き抜かれた文章力で構成されている。
独り身の女性、若い頃と全く同じようにはいかない身体と共に、古いようで現代においては新しい「江戸の長屋」的、実験生活。とは言え、最初は必要に迫られて始まったとのことですが、読み進めるうちに、これ、私のやりたいことなんじゃないか…?と思わされる。実験は成功をおさめ、本になり、多くの人の視野を広げる…素晴らしい!
料理をしながら、片付け、洗濯、家事をしながら、来し方、行く末に思いを巡らし、ここで提案されていた生き方を -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に大好きだった。
父からの、言葉になぜか私も泣けた、、
足りてる、足りてない、当たり前、幸せ、
本当に人それぞれで。
でもやっぱり、30代になって独り身だと
世間からは足りてない、難があるから独身のまま
とかってみられてしまう。
なんなら、自分自身で、そうレッテルをはって
しまう。やだな。
私も、ももちゃんと一緒で
誰かにいてほしい、それこそ生活している時に
ふと私を思い出してくれる、
そんな相手がいたらなって。
そんなの当たり前に思うのに、私だって
結婚したり子供産んだりしたいのに
はああ、すごくももちゃんの気持ちが分かりすぎて。
埋葬委員会、素敵だな。
私も、雨宿りみたいなお店が