小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。
『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。
『脳JILL』 木爾チレン
「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。
『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
面白い。
直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短編でも出 -
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『青い孤島』
オアシス度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ぬくもり度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
背中を押してもらえる
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
第1章 都会の孤独と島への旅立ち
森沢明夫さんの『青い孤島』は、年の瀬にこそ読みたくなる、心底ほっこりとし安心感を与えてくれる物語です。
都会の喧騒から離れ、疲れた心を癒したいときに、最高のオアシスとなる一冊でした。
主人公は、東京の広告代理店に勤める30代独身男性です。彼の特徴は「特徴がないこと」で、会社でも孤立し、友達も少ないという、現代の孤独を体現するような人物です。
彼はコンペ入選を機に、会社からまるで島流しのように東京南方の小さな島へと送り込まれます -
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先週、映画「国宝」が、歴代邦画実写の興行収入ランキングで1位になったというニュースがありましたね!「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)が22年間首位を譲っていなかったことも同時に知ることになって、そっちにも驚いちゃったな。
「国宝」は朝日新聞に2017年1月1日から2018年5月29日まで連載され、2018年に加筆修正されて書籍化された作品です。2019年がコロナ禍の始まりだったから、それが無かったら、もっと早くに映画になっていたこともあり得たのだろうか。
私の家族に作者のファンがいます。映画が公開されると初日近くに早々と一人で観に行き、「 -
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ネタバレ30代になり、体力が落ちてきたり、若い世代の話題についていけなくなったことで、今までは全く意識していなかった「中年危機」という言葉が気になるようになってきた。
本の終盤である登場人物がある登場人物を
「あなたは時代を体現していて、だからこそこれからどうなっていくのが楽しみです」とった言葉で表現したのがとても印象的だった。僕らは生きてきた時代を体現していて、その時に染み付いてしまったものが、時代の変わりめ、常識が変化するタイミングで害と判断されて、SNSの発展も相まった罰せられる時代を生きていることを自覚しないといけないと思った。
常に自分の行動原理はどこからきているのかと問い、無思考で行動 -
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ネタバレ東京での新たなゲームが描かれた神巻
「本当の強さとは何か」
「ゲントウサイとは何者か」
「京八流の秘密とは」
それが明かされた。
強さとは武力のことを言うのではなく、本当に強いのは双葉のように武力を行使せずに生き延び、周りに影響を与えた者。
そして嫌なキャラのゲントウサイも奥義の使用者だった。そしてその源流には悲しい先人たちの過去と決意があり、代々のゲントウサイはそれを受け継いでいた。
京八流は1人が継承するように仕向けられていたが、それを仕向けたのは京八流をを本当は嫌悪していたゲントウサイ。その八流は実は複数保持でき、強さの本当の秘密はうちに隠されていた。
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このお店(書籍)、絶対おいしいに決まってますっ!
だってワタシ一度胃袋つかまれてるから♡
✨柚木麻子
『あまからカルテット』
『ランチのアッコちゃん』
『BUTTER』
✨伊吹有喜
『BAR追分』
✨井上荒野
『チーズと塩と豆と』
✨坂井希久子
『たそがれ大食堂』
✨中村航
『僕の好きな人が、よく眠れますように』
✨深緑野分
『この本を盗む者は』
✨柴田よしき
『風のベーコンサンド 高原カフェ日誌』
本棚への登録の有無にかかわらず、どの作者さまもお料理の描写がお上手なことをワタシは知ってるのです…。
(*´艸`*)♡
ほんとうにおいしゅうございました
どの作者さまもおなじ料