ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 深い穴に落ちてしまった

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    スペイン語圏特有のマジカルな語り。そこには『百年の孤独』にも通じる、生と死の境目をひょいと跨ぐような軽やかさがある。生きることを至上のものとしない、あっけらかんとした死生観が心地よい。
    この短編に詰め込まれた隠喩と謎解きに、終始ぞわぞわとさせられる。読み終えた瞬間、穴に落ちるあの無重力状態を、全身で味わってしまった。

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    2026年04月11日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    ストーリーも心がジンワリ温かい、誰も傷つかない優しい小説です。最後に添えられる花言葉に心がほっこりします。
    花を愛でるオトナに常になりたいものです。次巻の「花屋さんが言うことには」とセットで読んでください。とても幸せな気持ちになります。

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    2026年04月11日
  • つみびと

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    登場人物の視点がコロコロ変わるけど、読み易かった。
    琴音や蓮音の境遇を知り、やるせない気持ちになったけど一番は、子ども視点を読んだときだった。

    誰が一番罪深いかなあ。一番は2人の両親かな、その次に琴音と蓮音自身?逃げたっていいけど子どもがいるなら、逃げたあとに子どもの面倒をみないといけないと思う。
    蓮音は、助かるための紐を掴まずあんなラストになっちゃったけど、きっと音吉や蓮根の母親父親とか見てあげればどれか一つは掴めたんじゃないのかな、拒絶されても見守られるべきだったよね•́⁠ ⁠ ⁠‿⁠ ⁠,⁠•̀
    周りの環境が人生を決めるっていうけど、2人は環境がすごく悪かったね。環境が悪いで済ませて良

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    2026年04月11日
  • 劇場という名の星座

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    帝国劇場を思い出しながら読んだ。
    フィクションだけど、この作品の中に書かれている人物や椅子が実在していたら…と想像しながら読むととても楽しかった。
    初めて帝劇に行ったのは子供の頃母に連れられて『レ・ミゼラブル』を観に行った時。最後に帝劇に行ったのも母と『レ・ミゼラブル』を観に行った時。
    私にとって帝劇は母と行く場所で、『レ・ミゼラブル』を観に行く場所だったんだなぁと改めて思った。
    でももっと他の作品を観たかったし、もっともっと通いたかった…
    新しい劇場はどんな感じになるのだろう。
    ステンドグラスの裏に住んでる少年がまた住める場所があるといいな。

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    2026年04月11日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    自分でもよくわからないけど、登場人物の思いを美しいと感じてしまいました。人間の怖さとか傲慢さとかそういった感情が生々しく、苦しく、とても綺麗で、夢のような時間だと思いました。

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    2026年04月11日
  • 神田川デイズ

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    「どこまで行けるか言わないで」
    電車の中なのに泣いちった。
    もう57歳になろうというのに。

    三崎亜記さんという方が、巻末解説を書いている。
    失礼ながら存じ上げないのだが、そこに書かれたとおり。

    どこへも行けない、なにものにもなれない。
    そうしたことへの焦り、苛立ち。諦められたようでいで諦めきれないしつこい種火。

    青春もの、と分類されるのかもしれないが、それは時期ではなく心のありよう、なのだろうし、50代後半の自分にもあまりにピタリと来る内容だった。

    最も好きな作家さんを見つけた。

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    2026年04月11日
  • かずをはぐくむ

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    何気ない日常と数学を絡めて、子どもの成長の尊さを伝えてくれる。
    不完全や制約がある時、逆に可能性が広がることも多い。この目線を大切にしようと思う。

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    2026年04月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    大好きな本
    IT企業で働く自分にとって、自然の中で暮らす姿がとてつもなく羨ましく、美しいなと感じた。
    ラベンダーの上でシーツを乾かしたい。
    電車で最後のシーンを読んでしまい失敗。大号泣した。

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    2026年04月11日
  • 対訳 技術の正体 The True Nature of Technology

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    当たり前に扱っている(扱えている気になっている?)技術。立ち止まり、捉え方を見直すべきと警鐘を鳴らしてくれる。生成AIを例に顕著な技術革新の現代、ふと立ち止まる時間を意識的に持つようにしよう。

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    2026年04月11日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    日経ビジネス連載小説だったので、断片的に読んではいたが、結構単行本になって手が加えられている印象。台湾のTSMCを題材にした米中の仁義なき半導体獲得狂奔を描く。「ハゲタカ」サムライ・キャピタルがホワイトナイトの役回りをすることで、半導体が如何に軍事超大国の生命線になっているのかをまざまざと見せつけてくれる。特にとんでもない生成AIの進化をみていると、半導体と電気・水が、主義主張や宗教を超越したネオ帝国主義国家サバイバルの源泉になっていることがよく理解できる。エンタメに徹して読むのは勿体ない経済小説の傑作。

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    2026年04月11日
  • 何者

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    私も主人公と同じような人種なので、この本が爆発的に流行っていた時は手に取れなかった。気になりつつも「そういう流行りものを読む自分」に居心地の悪さを感じて、「ほとぼりが冷めたら読んでみよう」と先延ばしにしていた。で、そろそろいいかなと読んでみた。読み終わってから「踊る阿呆に見る阿呆、それを傍から嗤う阿呆」というどこかで聞いた一節が頭に浮かんだ。イタイ人はたくさん居る、それを冷笑するイタイ人もたくさん居る。その中にはもちろん私も含まれている。瑞月さんや理香さんが目の前にいたら主人公達と一緒にぶっ刺されているところだった。いや、実際ラストで刺された。純真無垢な赤子になりたい。

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    2026年04月11日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    大好き!
    初めて綿矢りささんの『かわいそうだね?』を読んでから綿矢さんに求めてた文章そのまんまだった!
    特に「眼帯のミニーマウス」と「老は害で若も輩」がお気に入り。

    前者は主人公みたいな自己顕示欲強めの自分をもってる強い(実際は違くても)女の子が好みなのと、主人公のワードセンスが面白すぎた。

    後者はギリギリまで先生とライターのメールにイライラさせられてからの主人公のメールに最高にスカッとした。でも、先生から言われた【実力不足】という言葉に主人公がダメージを受けたシーンは自分も痛いところを付かれて焦った。

    なんでこんなに人間の心理描写なリアルで巧くて私たち読者の心を刺しに来るんだ。

    解説

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    2026年04月11日
  • ベル・ジャー

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    良い本で、自伝的な内容なのかなという感じ。感情の結晶のような本。

    しかし、それにしてもアメリカの詩人というのはなんとも悲劇的なものだなぁ。それが宗教に由来するものなのかはわからないが、語りの節々から、どこかで純粋さ、純潔さや透明性を信じていることが感じられる。そんなもの、ないんだけどね……。

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    2026年04月11日
  • 普天を我が手に 第三部

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    激動の昭和史、記憶にある事件人物が(仮名)出てきて、色々
    思い出したり知ってる事が多く、長編ですが読みやすかったです。昭和世代の方々ぜひ。

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    2026年04月11日
  • 阪急電車

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    評判通り楽しめました
    たった8駅の往復区間の中に
    よくあれだけ素敵な物語を
    凝縮し関連させたものだと感心します

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    2026年04月11日
  • 宮廷医女の推理譚

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    恩師の濡れ衣を晴らすため殺人事件の真相を暴くというスリルリングでほんのりロマンスありの物語で大好物。
    横暴な権力者、政治派閥、親子関係の悩み等々、まるで韓国時代劇ドラマを観ているかのよう。韓ドラ好きの自分は夢中になっておおいに楽しく読んだ。

    朝鮮王朝時代の物語をもっと読みたい。

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    2026年04月11日
  • 流浪の月 シナリオブック

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    「わたしね、あの時の感触をずっと頼りに生きてきた……」

    ・映画では削られている部分が多くて、凪良さんがどう思っているのか気になっていたので知ることができてよかった。

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    2026年04月11日
  • アルプス席の母

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    お母さんの気持ちになったらめっちゃ号泣した。
    あぁ、、、頑張れ、、、ってお母さんと一緒になって心の中で何度思ったことか。

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    2026年04月11日
  • ボッコちゃん

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    ブラックユーモアかつショートショートで読みやすくて、待ち時間などにかい摘んで読みました。

    内容忘れてきてるしまた読み返そっと。

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    2026年04月11日
  • 女の子たち風船爆弾をつくる

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    いろんな意味でめちゃくちゃ衝撃的なとても個人的かつ普遍的な戦争の記録小説。独特の世界観と効果的なリフレイン。知らなかった事実に息をのみ憤り涙し夢中で読みました。
    いま改めて思うのは、戦争は引くほど恐ろしく悲しく馬鹿馬鹿しい。

    膨大な参考文献と注釈の数に頭が下がります。

    〈心に残った言葉〉
    "わたしは、女だからといって、決して無力なんかではないのだと、信じたかった。この存在は、無意味なんかではないと、思いたかった。"

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    2026年04月11日