小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ただ星を守りたかっただけ…
面白すぎて一気読み。
雨がやまない休日に読むにはピッタリな一冊。
宗教2世と言われる暁と金星の半生がそれぞれの視点で語られている、とても贅沢な作品。
ノンフィクションとフィクションの境界が曖昧になる世界線で絶妙な2人の出会いと過ごした時間が描かれる。
当然読者は数年前の元総理襲撃事件を思い出し、あの時の犯人がもしかしたらこんな事情を抱えていたのかもしれないと想像するだろう。
確かに私も想像した。
だけど、じゃあどうしたら宗教2世たちの苦しみや声は届いて教団解散まで果たすことができたのか。
結局誰かの血が流れなければ彼らの声は届かなかったんじゃ無いのか?
他にどんな方法があったのか?
考えずにはいられない。
もちろん人の命を殺めることは良く無いことなんだけど、そこまで誰かが追い込まれる前に何かできることがあったんじゃないのか?と。
今まで少し遠くにあった宗教とそれに苦しめられる2世の存在をあの時以上に存在を感じることができた作品でした。
相変わらず救いがない…湊かなえの作品は…。
まぁそれが引きずる原因よね。
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