ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • この夏の星を見る 下

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    この著者の作品にしては、知名度が低いように思える。
    読むまで知らなかった。

    ところが名作。
    ここまでストレートな青春に感動するとは、自分でびっくり。

    「素晴らしい」とか「最高だな」とか、まっすぐな肯定の言葉がスッと入ってくる。
    斜に構える気がしなくなる。

    先生たちの、生徒を思う気持ちにも共感。

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    2026年08月31日
  • 風の歌を聴け

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    作中時間とは少しズレてしまったけど、ギリギリ8月中に、夏の間に読めたことは満足
    その後の村上春樹作品にも見られる会話のテンポの軽妙さや淡白さ、それと共存する深刻さが見られて、村上春樹らしさを感じながら読めた

    過ぎ去っていくあらゆるものは再び捉えることができないし、それを諦めて受け入れようとしても、心の底では屈託してしまう人間のままならなさを感じた
    「もう何も考えるな。終ったことじゃないか。」
    色々と考えるべきことや示唆はあるんだろうけど、一先ずはリズムと情景に身を任せたいと思わされた

    あと、個人的に驚いたのは、作中の「僕」が思う小説の評価基準の通りに、セックス・シーンが出てこないこと
    村上

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    2026年08月31日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    過去と現在の事件が重なり合って浮かび上がった衝撃の真実。これだけ複雑な物語なのに無理矢理な展開もほぼ無く、登場人物一人一人の苦悩や覚悟の描き方がとても丁寧なのでそれぞれに感情移入しながら読み進める事が出来た。
    光汰朗、生きてて良かった…。保護されたのに犯人の話をしたがらない理由、本間に言われたことを話せなかった理由が「おじいちゃんの大事な子どものことだから聞けない」って。あの日どんな覚悟で学校に向かったのだろう。この小さくて優しくて勇敢な命が新沼家に帰ってきて本当に良かった。
    忠治が本間に放った「殺さないでいてくれてありがとう!」もなかなか胸に響いた。孫を攫った憎むべき相手なのに矛盾してるのに

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    2026年08月31日
  • 楽園

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    ネタバレ

    凄い。
    本格ミステリというよりは、普通にエンタメ恋愛小説として良い。それだけで好物なので星5にできる。
    主人公の2人のどちらも生き残るのは想定外で、それも良い。
    三部作とはしらず、無限に続けると思っていたのでこのオチは読めず。流石にもう続けられないので。(追記:続ける雰囲気ありそうですごい)

    小ネタトリックはよく考えた!という感じではあるけどドアノブ交換は流石に無理がありそう笑。

    QRを読むと少しの小手先感を感じてしまうので、今回明かされた舞の過去は方舟に対しては寄与できないかもね。(適当)

    うれしいな。今回は、お別れを言わなくていいから
    がハイライトなんですか?

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    2026年08月31日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    とっても面白かった。
    主人公が死んでしまうと分かりながら読み進めるのは心が握りつぶされる程に辛かったけど、主人公の強さに励まされながら読んだ。
    限りある命となったからこそ日常の何気ない瞬間を愛おしく感じたり、時間が勿体無いと感じたり、砂時計の残りが少なくなるにつれ目的を果たす事だけでなく主人公の価値観や人との関わり方が変わっていくのも良かった。

    ただ出てくるやつがみんなクズ。
    お母さんは自己保身で他責ばかり、父親は優しいがどっちつかず、ルークも言ってる事とやってる事が違いすぎる、ソフィは元親友のくせに殺人未遂のクソ女。なんなんだよ!主人公があと少しで死ぬというのに身勝手な奴ばかり。
    ビリーだ

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    2026年08月31日
  • ナチュラルボーンチキン

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    向上心なんてないなんでもない日々も時には心が荒れることも肯定された気持ちになった
    泣けたから素晴らしい話とかは言わない性分だけどめっちゃ良かった泣いた
    551食べたい

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    2026年08月31日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    最後の方まで、ツラくてたまりませんでした。でも主人公の貴瑚が幸せになって欲しい一心で読み進めました。
    誰しもが愛されたいと思っている。でも叶わない。孤独。

    海やクジラの描写が神秘的な感じがして好きでした。

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    2026年08月31日
  • ゴーストハント6 海からくるもの

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    ネタバレ

    これはかなりお気に入りの回。霊能者たち大活躍だし。綾子の家に植物がたくさんある理由がわかったし。このくらい優しい力があったらいいなあ。
    あたし非力だから、あたしにしかできないことがあるの、のセリフも好き。麻衣のセリフ。
    キレるナルを見られるのもなんか嬉しいし。
    優しいナルもいいけど、ね。面白いのは怒ってるとき。

    トリックで東京の学者が田舎で偽霊能者をやっつけるのは、マレビトが村を回って悪霊退治する話が原型なのかな、なんて思いました。だから終わったら東京に帰る。これって海外ドラマでは意外とないパターンじゃない?映像で心霊もの見ないせいか詳しくないけど。

    3巻が矢鱈すきなのですが、この巻も良き

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    2026年08月31日
  • 告白

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    湊かなえさんの物語の構成がすごく好きだなーと感じた。娘を亡くした女教師による辞職前最後の告白から始まり、その後のクラスに流れる不穏な空気と、そこに至るまでの様々な人物の心情、それぞれの家族の形。どの視点に立つかでこんなにも印象が違うのか。これがデビュー作ということが何よりも恐ろしいです。

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    2026年08月31日
  • お探し物は図書室まで

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    短編5つ。ちょっと話ができすぎている、いい話すぎる、ような印象を最初の2つでは感じたが、話としては好きだった。
    夏美、浩弥の話は、すごく好きで、読んでて泣きそうだった。

    どの話も、人は人に影響し合っている、という事が伝わってくる話で、感動した。 同じような感動を、昔読んだ伊坂幸太郎の透明ホッキョクグマ?だったかで、感じた記憶がある。 自分は人との繋がりに憧れるけど、人との繋がりを作ることが上手でないと自覚しているから、こういう話を読むと身に沁みるんだと思う。昔は慰めのように捉えていたが、最近は、真実だと素直に感じられるようになった。コテンラジオで深井龍之介も、偉人でなくても生きているだけで人

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    2026年08月31日
  • 偽医者がいる村

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    少子高齢化時代の、限界集落の医療問題を取り上げたストーリー。

    医療裁判を起こされた若い産科医が、自信と自らが進む道を取り戻すまでの物語。

    逃げ込んだ村は高齢化が進み、産科医療を維持できない限界集落。

    そこで出会う医師、村人、そして医療行為が、彼を再び立派な医師へと立ち直らせる。

    手術シーンなどリアルな描写もあるが、今の日本が抱える問題を考えさせられるとともに、感動で心を動かされる。

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    2026年08月31日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズ完結作で、時系列としては一番古い。朔の過去にまつわる話。
    過去2作よりも冒頭から謎が多く、その謎というか嘘がどんどん暴かれていく感じ。ミステリーではないけど、過去2作とは雰囲気が違った。

    文章がとてもきれいで、いろんなものの描写が手に取ってわかるような感じ。文章が好き。

    シリーズでは1作目が好きだな。これもこれで良かったけど!

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    2026年08月31日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    社長の急死と、遺体のポケットから見つかった奇妙なライ麦から始まる物語は、最初から「何かがおかしい」という空気が張り詰めていて、一気に引き込まれた。マザー・グースの童謡をモチーフにした見立て殺人が、ただの趣向ではなく物語全体を不気味に支配しているのが巧み。
    ミス・マープルの登場も印象的で、事件に個人的なつながりがあることで、彼女の正義感や優しさが強く感じられた。登場人物たちの欲望や人間関係の複雑さもリアルで、単なるトリック勝負ではなく「人間の業」を描いたミステリとして味わい深い。
    真相は意外性と納得感のバランスがよく、読み終わった後も余韻が残る、さすがアガサクリスティと唸る一冊だった。

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    2026年08月31日
  • 殺し屋の出世術

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    「殺し屋の営業術」から約半年後。「極東コンサルティング」の実質的な代表として着々と業績を伸ばしていた鳥井だったが、上部組織組長である巣ヶ谷から「極東コンサルティング」社長の座を賭けた勝負を命じられる。しかし内情としては、対決相手である鷹見の勝利は最初から約束されたようなものだった。絶体絶命の危機に鳥井はどのように立ち向かうのか。
    前作以上の危機に前作以上に嬉々とする鳥井がとんでもなく怖い本作。本当にこの人をこんな世界に入れたのは大間違いです。読者はハラハラしっぱなしで、鳥井は危機は感じているものの、それ以上にものすごく楽しんでるよね。実際のところ拷問を好んだりする残虐ヤクザよりも鳥井の方が恐ろ

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    2026年08月31日
  • ファイア・ドーム 上

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    最後怒涛の展開で、下巻を買っといてよかったとなりました...!
    寝る間を惜しんで読んでしまった作品です

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    2026年08月31日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    あー!面白かった!!!!!
    本当に面白かった!なんでこんなに自分の身に起きた出来事を、面白く楽しく書けるのか!

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    2026年08月31日
  • 滅びの園

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    恒川光太郎さんの長編の中でも、一位二位を争うくらいかなり好きな作品です。

    最初はほんわかしたファンタジーの世界観だったのが、一転してどぎついSFへと変貌する勢いに、頭を殴られたような衝撃を受けました。

    立場が違えば、お互いの正義も変わる。何が正しいのかを深く考えさせられるお話です。

    もし自分がこの主人公の立場だったら…と考えてみると、私も主人公と全く同じことを考え、同じように動いた気がします。そう思えるからこそ、より強く感情移入できました。

    やっぱり、一番怖いのは人間ですよ。

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    2026年08月31日
  • リカバリー・カバヒコ

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    やはり青山美智子さんの紡ぐ物語は、
    私の疲れた心をゆっくりじんわりとほぐしてくれる


    特に心に残っている言葉を残しておく。
    「何が大事で必要か、そのつど選択しながら生きているってことでしょ。なにもかも全部はっきり見てやろうなんて、そのほうが傲慢ですよ」

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    2026年08月31日
  • こころ

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    良すぎました。これは何度か読み直したい作品です。高校だったか、国語の教科書に一部が載っていたような、載っていなかったような、当時文学にまるで興味のなかった私にはうる覚えなのですが、四十手前にして、最初から最後まで読み、感銘を受けました。お札になるのも納得です。

    タイトルのとおり、人の心情の動きを上手にとらえ、描写しているように思いました。後半の先生からの手紙からが特によく、童貞非モテ男が恋をした時、嫉妬の炎に身を焦がした時に感じることを巧みな表現で描いていて、あたかも自分の青春時代が蘇ってくるような感覚を覚えました。

    また、漱石が今の日本語の礎をつくったのだと思うのですが、とにかく一文一文

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    2026年08月31日
  • ファイア・ドーム 上

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    辻村深月、やはり天才!
    美冬に完全シンクロして、焦り、戸惑い、「絶対ブス」の書込みに怒り心頭し、絶望し、忠治の家で自分も一緒に泣きました(笑)
    これは本屋大賞ノミネート当確か?
    早く下巻読まねば。

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    2026年08月31日