ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アルプス席の母

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    球児の母が主役という新しい視点の物語です。
    実家にいる親に想いを馳せたり、学生時代の自分を重ね合わせたりと、読む人によって様々な楽しみ方ができると思います。
    読み終えて残ったのは、「大人目線で見た親の姿」という印象でした。子どもの頃には見えなかった、親としての葛藤や覚悟を追体験させてくれます。
    「学生時代に出会いたかった」と思える、温かくて鋭い作品です。

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    2026年03月22日
  • ありか

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    「子どものためなら何でもできる」という覚悟と、「子どものために何でもしてあげたい」という願い。その似て非なる二つの感情の狭間で、私たちはどれほど自分を削りながら親という役割を全うしているのでしょうか。

    物語の序盤、義務感と理想、そして逃げ場のないほど色濃い現実に胸が潰れそうになりました。けれど読み進めるうちに、ふとした日常の隙間に宿る、誰にも邪魔されず、誰にも奪われることのない幸せが溢れ出していく。その光景があまりに尊くて、涙が止まりませんでした。

    特に心に突き刺さったのは、美空が実の母親と対峙するシーンです。強くなきゃと自分を鼓舞し続けてきた彼女が、本当の意味でのたくましさを手に入れ、一

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    2026年03月22日
  • 星を編む

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    汝、星のごとく のスピンオフ。暁海と北原先生のその後の人生が、二階堂さんたち編集者たちの櫂の作品への熱い思いが、印象的。
    北原先生に惹かれる。素敵な人すぎます。

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    2026年03月22日
  • 雪に咲く

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    村木嵐さん作品は、「まいむいつぶろ」に続いて2本目。越後高田藩のお家騒動の話と聞き、同じ越後人(新潟県民)として読んでみました。
    史実をよりドラマチックにして書かれているのでしょうが、欲が無く控えめな性格の主人公、小栗美作が幕府と藩政に翻弄される様子が切なく、何度か涙しながら読みました。
    日本三大夜桜で有名な高田、こんな歴史があったとは、興味深い作品でした。

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    2026年03月22日
  • レテの汀

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    読み始めた瞬間にこれは自分の好きな作品だと直感しました。心をさあ、っとさらわれるってこういう事かと。

    どこを読んでもこの表現好きだなと思いながら読み進め、気づけばずっと言葉を味わうように読んでいて、読み終わるのが本当に惜しく感じられました。
    静かな物語ですが、その分一文一文の重みが強く残っていく作品だと思います。
    この作品は、自我が生まれる前の罪への向き合い方が描かれています。きれいに割り切ることはできなくても、そのまま生きていく事への覚悟を感じました。
    読み終えたあとも言葉が何度もよみがえり、これからも繰り返し思い出す大好きな作品となりました。

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    2026年03月22日
  • 街角ファンタジア

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    どのストーリーも優しくて暖かくて、自然に涙が溢れます。
    冬の寒い日に、(日本にはないかもしれませんが)暖炉の前に家族で座って、柔らかな炎の明るさで文字を追う。
    そんな光景を想像できるような作品です。
    薄いクレープの生地を心の中に、一枚、また一枚と、静かに重ねられているような感覚になりました。

    話がうまくいき過ぎると思われる方もいるかもしれませんが、この作品はフィクションでありファンタジー。
    ドロドロしたものがなくても、誰も死ななくてもいいじゃないですか。
    読んだ後に静かな余韻を残すような、明日誰かに優しくなりたくなるような本があっても絶対いい。

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    2026年03月22日
  • 星を継ぐもの

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    ヴィクター・ハント
    グレッグ・コールドウェル
    リン・ガーランド
    クリスチャン・ダンチェッカー
    ドン・マドスン
    フランシス・フォーサイス-スコット
    ロブ・グレイ

    ルナリアン
    チャーリー

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    2026年03月22日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    意識せずに読み進めたら見事に騙された。構造を詳細に述べるとネタバレになるため控えるが、ひたすら凄かった。エピローグも良かった。

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    2026年03月22日
  • カフネ

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    職場の読書好きの先輩から勧められて読み始めた本。ジャケットが美しく、ジャケ買いも納得です。
    薫子とせつなが、カフネで働きながら[愛]とは何か、生きるとは何かを考える姿がとても素敵だった。
    せつなが料理を作る描写も、もがきながら生きる登場人物も、何もかも美しく、力強かった。
    読んでよかったと思えた作品です。

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    2026年03月22日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ミステリーの王道なのに今更読んだけど最高に面白くて一気読み。
    なるほど、そう来るのかー!って。後から思えばヒントはちょこちょこあったのでミステリー好きなら気付けるのかな?

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    2026年03月22日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    ネタバレ

    最近読んだ小説の中でトップになりそうな面白さだった。
    前半はわかりやすいファンタジー展開で楽しめた。スズとギンタの銀時計と、短時間接着剤が好きだった。
    後半は遠い未来の話になったりスケールが大きくなったりして少しついていけてなかった。
    あともう少し箱庭と現世との繋がりについて知りたかったなと思った。
    ただファンタジーの世界に浸りたくさん現実逃避ができたのでとても満足した。

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    2026年03月22日
  • カラフル

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    さらっと読めるけれど、後からじわじわ来る。登場人物全員が、様々な悩みを抱えながらも懸命に前に進もうとしている様子が、後半一気に明らかになる。満たされないものは、誰しも心に秘めている。分岐点となるような出来事を経験しながら、自分にとって一番大切なものに気付いていくのかもしれない。人間って、なんだかんだ言って面倒なことが多いけれど、それでも関わり続けることで生まれる絆。思春期の中高生だけでなく、大人もじゅうぶん楽しめる本だと思う。
    #親子の絆 #思春期の葛藤 #対話

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    2026年03月22日
  • 青天

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    オードリーのオールナイトニッポンで出てきた話題がチラホラ。著者の高校時代のエピソードがてんこ盛りなんだろうな。

    最初に遼西学園戦に向けて河瀬が考案したプレーは
    ①ピッチ オープン フェイクパス
    ②リバース フェイク パス
    ③オープンHBラン WRリバース
    凝ったプレーで時間が掛かりそう。

    倫理の先生がカミュのシーシュポスの話をする。主人公のアリは不条理なこと、無駄なことだと分かっているのにそれを繰り返してるときに感じる小さな喜びや気づきに意味があることに行きつく。

    合宿後の神奈川光高校との練習試合はほとんど触れられてないけど、きっと負けたんだろう。

    アメリカンフットボールは観戦したこと

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    2026年03月22日
  • 行方

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    大切な娘の行方が分からなくなった話。前半はハラハラドキドキしながら読み進めていった。
    誠司の不自然な振る舞いも全て楓を失いたくない想いからだった。
    なんか、色々な人に感情移入しちゃったけど、最後はハッピーエンドで良かった。

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    2026年03月22日
  • 傲慢と善良

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    実は自分もそうかもしれない、とか子供に対してそう接しているかもしれない、と共感する人が多いのでは。
    世間体を気にしないと頑張ってみても、進学、就職、結婚、と人生の節目で周りの目を無視して生きられる人はごくわずかなのかも。その土地で、その年代で「当たり前とされる生き方」から外れることの疎外感。傲慢と善良のタイトル、流石だなあ。「島はぼくらと」と「青空と逃げる」も読んでみたい。

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    2026年03月22日
  • 絢爛の法

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    この作品を書き上げた川越宗一さんすごいです。
    どれだけの資料を読み込んだのか。その執筆準備の量を想像するだけでもう。。。

    それまで憲法なんて概念さえなかった時代に、海外に渡航し勉強してきた人々。明治憲法を作り上げたのもすごいが、国内の政治や経済の基盤を整えた偉人たちには感服します。

    井上毅の実家の両親の話にはくすりと笑ってしまうことも。固い話の中のちょっとしたオアシスでした。

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    2026年03月22日
  • ストーリー・セラー

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    ネタバレ

    柄でもないので、恋愛小説はこれまで選択肢に入ってませんでしたが、薦められて読んでみました。

    SideAは思考すると死に至る奇病を患った女性作家の話。
    SideBはふとしたきっかけで出会った自身の熱烈なファンを夫に持つ女性作家の話。

    SideA:夫との出会いをきっかけに小説家として羽ばたいていくシンデレラストーリーと纏わりつく不運と不遇の狭間で壊れていく彼女の心…執筆を続ける=思考する、死を受け入れて小説を書くのは誰のためなのか。そしてそれを受け止める夫の気持ちに目頭が熱くなりました。

    SideB:ふとしたきっかけで出会った自分のファンだと言う男性との出会い。好意を持ちつつも、小説家として

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    2026年03月22日
  • ようやくカレッジに行きまして

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    オアシズ大好きなのでオーディオブルで見つけて速攻聴いた。

    絶対面白いだろうなって思ってたけど期待通り面白かった。そして朗読が光浦さん自身で更に面白さ150%増し。
    文化も違う、言葉も十分に通じない、しかもほぼ未経験領域な料理の現場で、逃げずに何とかやってのける光浦さんのポテンシャルが素直に尊敬する。大変な現場経験を通して成長実感が得られているのとても大事。
    そして個性的なシェフのラインナップがすごい。

    毎週大久保さんのポッドキャスト聞いてるから大久保さんの名前チラチラ出てきてテンション上がった。2人とも愛知県民の誇り。

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    2026年03月22日
  • うたうおばけ

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    笑い話を面白おかしく書ける天才だと思う。
    そしてそんな人の周りには面白いことが集まってきて、濃密な笑いの元をつくってしまうのだろう。
    何より表現力の豊かさ、funny という言葉が一番合う気がする。
    日常生活に転がっている話をこんなふうに話せたら楽しいだろうな。
    絵本の中で感じた詩人の気質はどんな本にでも活かされると思う。

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    2026年03月22日
  • たゆたえども沈まず

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    タイトルが良い
    フィンセントのことを深く信じているからこそ、それが重い鎖のように繋がってるテオの心情が鮮明に書かれていてよかった
    ゴッホ展行く前に読めばよかった

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    2026年03月22日