小説・文芸の高評価レビュー
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「子どものためなら何でもできる」という覚悟と、「子どものために何でもしてあげたい」という願い。その似て非なる二つの感情の狭間で、私たちはどれほど自分を削りながら親という役割を全うしているのでしょうか。
物語の序盤、義務感と理想、そして逃げ場のないほど色濃い現実に胸が潰れそうになりました。けれど読み進めるうちに、ふとした日常の隙間に宿る、誰にも邪魔されず、誰にも奪われることのない幸せが溢れ出していく。その光景があまりに尊くて、涙が止まりませんでした。
特に心に突き刺さったのは、美空が実の母親と対峙するシーンです。強くなきゃと自分を鼓舞し続けてきた彼女が、本当の意味でのたくましさを手に入れ、一 -
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読み始めた瞬間にこれは自分の好きな作品だと直感しました。心をさあ、っとさらわれるってこういう事かと。
どこを読んでもこの表現好きだなと思いながら読み進め、気づけばずっと言葉を味わうように読んでいて、読み終わるのが本当に惜しく感じられました。
静かな物語ですが、その分一文一文の重みが強く残っていく作品だと思います。
この作品は、自我が生まれる前の罪への向き合い方が描かれています。きれいに割り切ることはできなくても、そのまま生きていく事への覚悟を感じました。
読み終えたあとも言葉が何度もよみがえり、これからも繰り返し思い出す大好きな作品となりました。 -
Posted by ブクログ
どのストーリーも優しくて暖かくて、自然に涙が溢れます。
冬の寒い日に、(日本にはないかもしれませんが)暖炉の前に家族で座って、柔らかな炎の明るさで文字を追う。
そんな光景を想像できるような作品です。
薄いクレープの生地を心の中に、一枚、また一枚と、静かに重ねられているような感覚になりました。
話がうまくいき過ぎると思われる方もいるかもしれませんが、この作品はフィクションでありファンタジー。
ドロドロしたものがなくても、誰も死ななくてもいいじゃないですか。
読んだ後に静かな余韻を残すような、明日誰かに優しくなりたくなるような本があっても絶対いい。 -
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オードリーのオールナイトニッポンで出てきた話題がチラホラ。著者の高校時代のエピソードがてんこ盛りなんだろうな。
最初に遼西学園戦に向けて河瀬が考案したプレーは
①ピッチ オープン フェイクパス
②リバース フェイク パス
③オープンHBラン WRリバース
凝ったプレーで時間が掛かりそう。
倫理の先生がカミュのシーシュポスの話をする。主人公のアリは不条理なこと、無駄なことだと分かっているのにそれを繰り返してるときに感じる小さな喜びや気づきに意味があることに行きつく。
合宿後の神奈川光高校との練習試合はほとんど触れられてないけど、きっと負けたんだろう。
アメリカンフットボールは観戦したこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ柄でもないので、恋愛小説はこれまで選択肢に入ってませんでしたが、薦められて読んでみました。
SideAは思考すると死に至る奇病を患った女性作家の話。
SideBはふとしたきっかけで出会った自身の熱烈なファンを夫に持つ女性作家の話。
SideA:夫との出会いをきっかけに小説家として羽ばたいていくシンデレラストーリーと纏わりつく不運と不遇の狭間で壊れていく彼女の心…執筆を続ける=思考する、死を受け入れて小説を書くのは誰のためなのか。そしてそれを受け止める夫の気持ちに目頭が熱くなりました。
SideB:ふとしたきっかけで出会った自分のファンだと言う男性との出会い。好意を持ちつつも、小説家として
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