小説・文芸の高評価レビュー
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「人を救うのは、医療ではない。人なんだ。」が、この本の名言としておこう。舞台が京都であることも影響しているのか?何もかもが凄まじい勢いで変化していく今、変わらないでいてほしいと思うものがちゃんとある。登場する人や街とか…いろいろと。「どうにもならない世界で、それでもできることを考え続ける」このことを私も心に留めておきたいと思えた。
それにしても、今回も胃袋を掴まれるポイントがあった。「大黒屋鎌餅本舗」で作られる「御鎌餅(おんかまもち)」が気になる。そして、割り下でしっかり煮込んだ柔らかいカツに半生の卵をからめた昔ながらのカツ丼も。京都の老舗で頂きたいものだ! -
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ネタバレ7作目。手厚い社会保障が充実していると言われるデンマークだが、悪用する人たちがいる。特捜部Qが過去の事件を追ううちに、不正受給者の事件に巻き込まれる。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
連続殺人事件が起きる。
福祉事務所に勤めるアネリ(アネ=リーネ・スヴェンスン)は、みすみす不正受給だと判りながら、あれこれと理由をつける担当の女たちに我慢ならなかった。
義務の職業訓練も受けず、紹介した職場にも不満を言って勤めず、男のところで同棲しながら厚かましく住宅補助を持っていく。
アネリは定期的な面談のたびに積もるストレスに耐えて来た。
検診で癌までが -
Posted by ブクログ
文芸誌の元編集長がかつて交際していた女性から、「10年前に性的搾取をされていた」とSNSで実名告発されたことをきっかけに、年代も性別も違う複数の人たちが、いろいろな視点からそのことについて語る作品です。世代間の意識や考え方、価値観の違いが描かれていて衝撃的な作品でした。
語り手は、性加害の当事者である文芸誌の元編集長で今はもうすっかり枯れてしまった無気力状態の50代の男性、正義感が暴走気味で古い価値観に抗う40代の女性小説家、その女性小説家の担当で異常な性癖をもつ30代の男性編集部員、この男性編集部員とセフレの関係にある女性、女性小説家と一緒に暮らす16歳年下で一途に相手を愛する20代の恋人 -
Posted by ブクログ
・本書は、福島県国見町を中心に、人口減少が進む地方自治体を舞台にしたノンフィクションルポルタージュである。著者は河北新報の記者で、新聞連載(企業版ふるさと納税の寄付金還流疑惑)を基に取材を重ねて書籍化した。
・書名にある「過疎ビジネス」とは、過疎地域の自治体に接近し、制度を介して公金を吸い上げるコンサルタント会社や事業者たちの利権構造を指す。
・主な問題は「企業版ふるさと納税」という制度を悪用したもので、自治体が企業からの寄付を受けて行う大規模事業が、実際には地域の利益にならないにもかかわらず進められ、結果的に公金が関係者に流れる仕組みが暴かれる。
・第1章では福島県国見町での「高規格救
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