ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 滅びの前のシャングリラ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それぞれの生きづらさを抱えていた登場人物たちが、人類滅亡を迎えることになった世界で、交わり小さな奇跡を起こす物語。

    「あのままの世界だったら長生きできたかもしれないけど、こんな気持ちは知らないまま死んでたかも」

    どんなに苦しくて辛くても、世界の前提条件や構造がちょっと変われば、或いは見方を変えれば、そこには幸せや希望があるかもしれない。たまたま通りすがった人たちそれぞれが、それまでの人生の出来事を抱えながら生きている。親として子の人生の重荷をどこまで背負えるのか。人類滅亡という大きな主題を通じて、こういう気づきを得たように思う。

    最後を笑顔で迎えることができた彼らは、きっと最後の最後は、

    0
    2026年06月13日
  • 私たちの世代は

    Posted by ブクログ

    とても暖かい物語でした。

    瀬尾まいこさんの描く親子の関係は、あたたかく、愛情に溢れています。

    親になってから、また読み返したいです。

    親目線で読み直した時、また違った見え方ができるんだろうなと思います。


    また、コロナ時代を経験した人の方が、やはり共感しやすいだろうなと思います。

    コロナを知らない子供達たちに、この物語がどう映るのか気になります。

    0
    2026年06月13日
  • ようやくカナダに行きまして

    Posted by ブクログ

    光浦靖子さんのカナダ留学のエッセイ。
    とっても良かったー!今読んで良かった!
    何度も読み返して自分を鼓舞したい本になった。

    私も今アメリカに住んでて語学学校に通ってる身として、自分がリアルタイムに感じてることがたくさん書かれてて、まさに今読んで良かった!と思えた本。

    光浦さん色々と自虐されてますが、本当に行動力があるお方で何度も私は凄いなと尊敬させられた。
    私は自分の英語の出来なさを20代後半から始めた年齢の遅さのせいにしてたけど、そんな事吹き飛ばすくらい頑張られてる。英語だけじゃなくて、周りの方との接し方もお友達作られたり色んな方と話されたり、、凄すぎる!

    私ももっと頑張りたい!この本

    0
    2026年06月13日
  • BUTTER

    Posted by ブクログ

    相当おもしろい。歪んだ自己認知オンナが産んだ沼らせテク。
    木嶋佳苗を題材にした小説。作中は梶井という女性として描かれている。グルメ要素もあって楽しい。
    梶井は昭和男子にブッ刺さる女子テクで小金持ちのおじさん達を次々沼らせた。おじさんだけでなく、主人公の女子まで沼らせた。異常に高い梶井の自己評価は、自分軸で生きているからではなく、単に都合の悪いものを見なかったから。
    しかしながら、ターゲットを知って戦略的に狩るという能力には尊敬の念を覚えた。

    0
    2026年06月13日
  • 祝祭と予感

    Posted by ブクログ

    蜜蜂と遠雷のスピンオフとして
    読みごたえがあった
    その後の話と、過去の話が織り混ざり
    蜜蜂と遠雷をもう一度読み返したくなった

    春と修羅が生まれたきっかけの
    菱沼さんの話がよかった
    奏のヴィオラの話も好き

    0
    2026年06月13日
  • そして、バトンは渡された

    Posted by ブクログ

    最後は涙が止まらなかった。血が繋がらない親たちの間でバトンのように引き継がれてきた優子の人生。どの家庭にいるときも深い愛情の連続だった。
    読み終えたあとは本当に優しくて温かい気持ちになれた。人を愛することの美しさと、誰かを信じる強さを教えてくれる、生涯忘れたくない大切な一冊になった。

    0
    2026年06月13日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても難しかった
    今まで考えもしなかった少数派の困難や内面的の歪み等について考えさせられた
    想像し得えない多様性のことは考えもせずに拒否してしまっていたであろう自分は「正欲」を読んだことによって何かがほんの少しでも変わったように思えた

    0
    2026年06月13日
  • 新装版 わたしが・棄てた・女

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすい一方で、神や愛、運命とは何かを考えさせられた作品だった。作品自体が良かったことももちろん、特に解説が素晴らしかった。あの時のこの表現はこういう意味だったんだ!という気づきがたくさんあって、この解説を踏まえてもう一度読み直したらまた新しい発見があるだろうと感じた。主人公の吉岡と森田ミツのリアルな男女関係と人間性の違いを反映していて共感しやすかった。でも読み終わった後に振り返るとその対比が鮮やかで、さすがなと思う。
    醜く、教養のない家庭で育ったがために無償の愛をもらえず、孤独に苦しみ、病気になった時は周りの恵まれた人間を妬ましく思うミツ。病気で体が変形した患者を忌み嫌いながら、自分

    0
    2026年06月13日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

    Posted by ブクログ

    映像じゃないのに、ひたひたと伝わってくるこの静けさの正体はいったい何なのだろう。

    言葉少ない主人公にも関わらず、たくさんの愛をもらい、与える姿に夢中でした。

    0
    2026年06月13日
  • 天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト

    Posted by ブクログ

    一巻から5巻まで、一気に読みました。浅田さんの世界観、人間感、仕事観。「天切り松闇がたり」は、その全てで読者を釘付けにしてしまう、もう逃げられない、そんな話でした。又、松蔵の口を借りた語り口がすごい。もう逃げられませんでした。

    0
    2026年06月13日
  • 渚にて 人類最後の日

    Posted by ブクログ

    皆さんは、残り一ヶ月、残り一週間、そしてあと一日と、徐々に世界ごと滅びる運命に置かれたとしたら、どのように行動するだろうか?

    この作品は、そんな究極の問いの答えの一つを、静かにしかし厳かに示してみせる。

    北半球での核戦争が終わり、放射能が徐々に南半球をも侵食していく世界。
    絶対に逃れられない死へのカウントダウンの中で、残された僅かな時間を生きるオーストラリア南部の人々。

    このような状況に置かれたら、人はパニックを起こし、好き放題に背徳的に振る舞うのではないか、そう考える方も多いだろう。

    だけどこの作品は違う。多くの人は、まるで自分たちに死は訪れないかのように、普段通りの時間を愛する人や

    0
    2026年06月13日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

    とってもとっても良かった。
    素晴らしい!!!!!
    やっぱり瀬尾まいこさんのお話は好きだなあ。
    心温かい気持ちになれる。

    主人公である梨木君が、人の心を読める力があるという。
    色んな人の心の声を読んで、助けたりして、みんなには『エスパーだ!』と言われるまでに。
    しかし、バイトの新人の常盤さんだけはなぜか心の声が読めず、なかなか心も開いてくれず‥というお話。

    『もっとこの人のことを知りたい』と思って、積極的に色んな人に接する梨木君がなんだか、かっこよかった。
    なんとなく見た目で声かけにくいと思ってしまったり、冷たい言い方をちょっとされたら怖い人かも‥と勝手に距離を置いてしまうことは誰しもあるだ

    0
    2026年06月13日
  • 彼女失格 恋してるだとか、ガンだとか

    Posted by ブクログ

    若くしてガンに罹患した辛さだけでなく、待ってくれない現実(仕事・お金)の現実。辛い!そして彼氏との関係。彼女を支える周りの関係も、ガンは容赦なく巻き込んでいく。明るい語り口調なのが救われるが、自分がもしこの状況だったら、ここまで戦えなかったかも…。帯に『闘病記ではなくて、女の格闘記』とあったが、まさにこの通り。

    0
    2026年06月13日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    素敵なタイトルと表紙に惹かれて読みたいと思いました。
    そしたら、これは『元カレごはん埋葬委員会』の続編だと知り、慌ててそちらも読んでからの『月がきれいな夜に…』でした。
    あまりにも装丁の雰囲気が違うので出てくる人物が同じでもガラリと違った内容?と、思いましたがそんなことはなかったです。

    おいしい物を食べた時、素敵な景色を見た時、
    『あの人にも食べさせて(見せて)あげたいな』
    って思える人がいること、思ってくれる人がいることは幸せなことなのだと改めて思いました。

    そして新たに思ったことは…
    幸せを祈ってしまうことは人によっては呪縛になってしまうのだな…
    ということ。
    文中の
    『ほんとうは悩ま

    0
    2026年06月13日
  • よくわからないまま輝き続ける世界と~気がつくための日記集

    Posted by ブクログ

    同じことを経験してても、ただ通過している自分に気がつく。

    エッセイストって人生を楽しく生きる名人だな。

    言葉の使い方も巧み。

    誰だか知らずに読み始めたのに、もうすっかり古賀及子さんのファンになっている。

    0
    2026年06月13日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。
    いろいろな音、光、感情の揺さぶりを感じた。もっと感じたい、いろんな感性に触れたいと思った。ピアノコンサート行ってみたいな、一度生で聴いてみたい。

    0
    2026年06月13日
  • 小公女たちのしあわせレシピ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本屋さんでタイトルに惹かれて手に取った本
    小公女は私も大切にしている一冊なので
    どんなふうに出てくるのかな?と読みすすめると
    メアリさんにつながる人たちのなんだか不思議な物語なのでした

    外国のお話が好きで英語を学んでいたつぐみをはじめ
    登場人物の境遇に自分との共通点がいくつもあって
    その心の動きや発されたことばが胸をうち
    なにより子どもの頃に夢見がちに読みふけった英国児童文学と
    そこに出てくるお菓子がモチーフとなっていて
    現実とファンタジーが地続きになっているような
    たまらなく愛おしくなるエピソードばかり

    小公女から秘密の花園へ

    ああなんて素敵なお茶会でしょう
    最後の数ページは不意に涙が

    0
    2026年06月13日
  • えーえんとくちから

    Posted by ブクログ

    夭折の天才歌人・笹井宏之さんのベスト歌集。笹井宏之短歌賞に歌を出すにあたり、一冊も鑑賞しないのは大変失礼にあたると思い、長い積読から解放しました。本書を読む前は、笹井宏之短歌賞に選ばれるような、笹井さんみたいな透明度の高く不思議で、それでいて本質を突いた短歌が詠みたいと思っていました。実際に本書を読んでみて、笹井さんは26歳という短い人生の中で笹井さんの歌を詠まれたのだから、私は私らしく短歌を詠んだら良い。たとえ賞には選ばれなくても。そんな、悟りとも自己欺瞞ともつかない感想を抱きました。本書に出会えて良かったです。

    0
    2026年06月13日
  • ハサミ男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ⭐️5
    細かな部分をほぼ忘れている状態で再読。
    やっぱり面白い。
    ハサミ男の正体だけは覚えていたので、初読時の衝撃こそ味わえなかったものの、伏線回収時の小さな騙された感の連続にはしてやられた。
    これだけ有名になってしまうと難しいと思いますが、できれば知識ゼロで読むことを勧めたい作品ですね。

    0
    2026年06月13日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

    Posted by ブクログ

    ⭐️5
    再読。映画も好きだけど、やっぱり原作の方が何倍も好き。しばらくマイブームがボブ・ディランになっていました。我ながら単純。

    0
    2026年06月13日