ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 鈍色幻視行 上

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    ネタバレ

    撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜果つるところ』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢のインタビューに答えていく。

    インタビューを通じて『夜果つるところ』およびその作者飯合梓の人物像に迫っていく
    物語を通じて何故『夜果つるところ』が、呪われた映画になったのか、が明らかになるのかと思っていたら、そこはベールに隠されたままであった。
    しかし、それを上回るような飯合梓の人物像の推理が面白かった。

    また、インタビューや船旅を通じて夫の雅春が死別した妻との整理ができたのも、その過程が美しくとても良かった。

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    2026年10月04日
  • ある編集者の主観

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    小寺さんのファンになった。
    コデラーになる。もう一度読み直したい本。
    ここまで辿り着くために、小寺さんはとことん自分と向き合って、理想の自分を突き詰めてということが伝わった!
    今自分の現在地を見つめ直してる私にとっては、ぴったりの作品だった。

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    2026年10月04日
  • 怪物の祈り

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    死刑に関わる人の苦悩がよく描かれており、赦しとは何かを考えさせられるような内容でした。
    映画化もするということなので楽しみです。

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    2026年10月04日
  • 反知性主義者の肖像

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    ネタバレ

    とても面白かった。今の日本とアメリカの政治がなんでこんなに腐っているのか、ちょっとスッキリした。
    知性というのは個人の属性ではなくて、その集団を知的に活発にするものだというのが本当にそうだなあと思う。本当に知性のある人は、自分の知をひけらかして他人を否定するのではなく、自分の無知を知った上で自分が変わることに吝かでない人。だから知識人とか学者の家に壁いっぱいの本棚があるのは、そのほとんどを読んでもいないお前は何も知らないのだという無知の知の戒めの装置だという考え方がとても面白いと思った。

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    2026年10月04日
  • 立ち上がる時 下

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    下巻はほぼ一気読み。
    パリ郊外「アジサイ苑」での暗黒の時代を経て、エレオノールの故郷であるブルゴーニュで再生していく2人。もちろんそんな簡単にいくことはなく、立ち直っていくフランソワとは対照的にエレオノールが落ちてしまったりと前途多難であったが、最終的にタイトルどおりに。だけど、とても素敵な結末だったと思う。

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    2026年10月04日
  • ノウイットオール あなただけが知っている

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    自分はこれ系が大好き
    普通のミステリから始まりいろいろなタイプの作品があり、細かいものから全体の構造が少しずつあるいは大胆に明かされ、その先にあるものは…
    森バジル追うの決定

    3347冊
    今年246冊目

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    2026年10月04日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画で有名な「国宝」
    映画は見ていないけれど、
    積んであった小説を読んでみた。
    ところが、なんと、
    心地よい語り口調で物語が進むので、
    あっという間にのめり込んでしまった!
    そしてすぐに、あっこれ映像で見てみたい!と、
    思った次第で‥
    今頃になって後悔先に立たず。
    喜久雄と俊介の波瀾万丈な人生!
    歌舞伎をを知らなくてもその世界に浸かってしまった。美しい映像が浮かんでくる。
    気がする。実際は知らないのでたぶんですが‥
    まだ、前半ですが、後半が楽しみすぎる。

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    2026年10月04日
  • こちらあみ子

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    読んでてしんどかった。周りと違うあみ子。「のり君好きじゃ」というあみ子の言葉、のり君にとっては破壊力の持つ暴力。あみ子は真っ直ぐで優しい女の子なんだけど、周りの人たちには絶望感をもたらす。ピクニックは違う角度でまた怖かった。虚言を話す七瀬。それを応援するルミたち。七瀬の虚構を暴くのではなく、その虚構を完成させる方向に加担するルミたちの応援は本当に残酷だった。ルミたちの心情はわからないが、後戻りできないところまで七瀬を追い込んだ。結局、街を出たといった七瀬のアパートにルミ達は行き、玄関の外から聞き耳を立てている。七瀬のことを心配していないし、嘘を確認しに行っている。

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    2026年10月04日
  • マザーアウトロウ

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    型破りかつ自由な考え方に触れて、なんだかスッキリする作品。暗い過去は双方あるのだが、それを乗り越えて、暗さを感じさせないのも良い。「完璧な一日」に憧れる。

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    2026年10月04日
  • ありふれた家を建てる

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    タイトルに嘘偽りの何もかもがありふれてない家を建てた時のエッセイ(笑)
    登場人物がクセが強く魅力に溢れていて、17年も前とは思えない細かな面白いやり取りに読んでいてとても楽しくなってしまった。

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    2026年10月04日
  • アウシュヴィッツの図書係

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    この本を、もう一度読み直せと言われても、できないかもしれない。
    それほど壮絶で生々しく、残酷な時代の出来事が綴られていました。
    今日は生きられても明日生きていられるか分からない、そんな状況に置かれた収容者の一人である少女エディタが、命懸けで愛し、守り抜いた数冊の本。
    やむを得ずその場を離れることになった時に本を愛でていた様子や、そこからの苦難の時を本の記憶を一つの糧として生き抜いた少女の姿に、様々な意味のこもった涙が溢れてしかたなかった。

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    2026年10月04日
  • 思わず考えちゃう

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    日常のほんの一瞬の一コマに何かしらの想いや感情はあるもの。それをまとめた本。好きな描写は両手持たれた瞬間にイベント化する。感性が豊かだとこんな表現にもなるんだなと感じた。
    著者のコアのところが覗けて面白い

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    2026年10月04日
  • スウィッシュ!

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    躍動感を感じた。バスケットボール経験者はだったら、空気感というか 試合中のコートの中がよくわかるのかな〜と思った。
     今夏 読書感想文の学生の課題図書になっていたので、夏休み始まる前からしばらくは借りるのを我慢していた。
     今すぐ バスケ経験者で 読書感想文を書くのに選んだ学生と話がしたい!
    愛奈の両親もステキ! スポーツをしている子どもを支える両親、脱帽。

     スウィッシュとは、スパッとバスケットゴールのネットに入っていくこと

     登場人物の息づかいや動き 感情 色々なものをつかめる1冊

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    2026年10月04日
  • 回樹

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    大好きな斜線堂有紀先生の短編集
    SFチックな話が多く、かなり読み応えがあった。
    個人的には「奈辺」と「回祭」が好み。

    「奈辺」
    黒人を心底見下す白人のヒューソン、
    優秀だが産まれから奴隷として生きるシーザー、
    16世紀の差別真っ只中の時代で、
    肌の色から交わるはずの無い2人が
    ある日“緑色の肌”を持つ宇宙人との出会いから、
    親交を育み、とある事件を起こす。
    昔からSFはよく読むので、
    受け入れやすいストーリー構成だった。
    かなりサッパリした終わり方で、
    斜線堂先生にしては珍しい(?)読後感。

    「回祭」
    性格の悪いお嬢様と
    親を亡くし貧困に喘ぐ主人公の交流。
    主従関係の百合的な属性を持つ話は
    「玉野五十鈴の誉れ」「荊の城」などを読んできたが、
    単なる恋や愛ではない、複雑な心境の落ちどころをどう描くかが良作足る基準だと考えている。
    そこを、SFならではの特殊設定でオチをつける運びから、斜線堂先生得意の耽美で陰があり、
    それでもどこか満足に至る登場人物の心理描写を
    味わうことができた。

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    2026年10月04日
  • 間の悪いスフレ

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    小さなフレンチレストラン「パ・マル」を舞台にしたシリーズ。今回もシェフがお客さんの身辺に起こった謎を鮮やかに解き明かす。
    料理人だった女性の「過去があって今がある」からこれまでの決断を後悔していないと語りながら「でも、結婚に幻想を抱いたことだけは後悔しているかも」というセリフ、コロナ禍でフランス留学が叶わなかった若いシェフが「置かれた場所で咲きなさい、なんて言葉は大嫌い」と吐き捨てる…。
    人の心の中は、外からは測り知れない。でもそんな本音を吐ける場所があると救われるよね〜。

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    2026年10月04日
  • マリエ

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    離婚後の楽しい話なのかな?と思って読み始めたら、思った以上に現実的でグサグサくる話だった。

    子どもがいなくて、仕事もあって、自分でそれなりに稼いでいる。それなら離婚したって、お金があれば自由に生きられるんじゃないかと思う。
    でも、実際はそんなに簡単じゃない。

    老後を一人で過ごすこと。
    婚活。
    年下の恋人との不安定な関係。

    誰かと一緒に生きるなら、何かを妥協しなきゃいけない。かといって、一人で生きることにも寂しさや心細さがある。なんで人生って、こんなにうまくいかないんだろう。

    現実って難しい。

    そして読んでいて思ったのが、マリエさんみたいに生きられる人って、実はそんなに多くないんじゃないかなということ。
    マリエさんには自分で生活できる仕事や収入があって、子どももいない。
    もし子どもがいたら、離婚したあとも自分の気持ちだけで人生を決めることはできない。
    経済的なことや子どもの生活、元夫との関係……考えなきゃいけないことは、もっと増える。
    だから「離婚して自由になった!」なんて、そんな単純な話ではないんだと思う。

    それでもマリエさんは、何かを選ばなかった。
    結婚することも、再婚することも、誰かに人生を預けることも。それはそれで、いいな!と思えた。

    読んでいて楽しいのに、現実がどんどん浮き彫りになってくる。

    でも最後には、
    「あたしもマリエさんみたいに、もう少しゆるく生きてもいいのかも」と思えた。
    人生に、これが正解っていう選択肢はないのかもしれない。
    だったら、無理に何かを選ばなくてもいい。
    自分なりのペースで、ゆるく生きていくのも悪くないのかも。

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    2026年10月04日
  • 文庫版 完本 百鬼夜行 陰

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    文章の美しさと 昭和のノスタルジーと なんて雰囲気のある大好きな世界観 やはり女の人の描写が実に素晴らしい

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    2026年10月04日
  • 多類婚姻譚

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    勢いで読み切ってしまった。
    前向きな終わり方で幸せってなんだっけって思い出させてくれる短編集だった。
    読み終わって、みんな抱えているものはあって、でも荷物を降ろすみたいに心が軽くなっていくような気がしました。目の前の大事にしたいことを大事にします。

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    2026年10月04日
  • 春までのセンセイ

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    先生が先導してクラスの1人も取りこぼさないようにするんじゃなくて、生徒自身の意思で1人の手も離さないようにする姿がすごくよかった。

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    2026年10月04日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前巻で辛い方向で鍛えられた陽子が達観した状態から始まった。

    楽俊が出てきた。
    思考の置き所が大人過ぎる笑
    どんな結果になっても選択したのは自分だと。

    十二国記に関する地理、歴史、政治が説明される。
    よく世界観が考えられているな。
    陽子、荒みに荒んで来たけど普通の高校生なのだよね。

    尚隆も登場し、この世界の王と麒麟について語られる。
    陽子が何者かも。
    他国を道連れにしてはいけないな、塙王。
    何やら闇深い。
    景麒と再開し、陽子がどんな成長をしていくのか楽しみ。
    赤楽の楽は楽俊?

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    2026年10月04日