ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 白色光の影を浚う

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    麗一の親のことや蓮司との出会いが明らかになる。そして今回の事件はありとあらゆる方向から色々来た。このコンビは好きだからまた出会いたい。

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    2026年06月13日
  • 西巷説百物語

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    ネタバレ

    〈巷説百物語〉シリーズ第5作。御行の又市の元相棒・靄船の林蔵を主役に、上方での事件の数々が描かれる。

    林蔵の人当たりの良さや、自分の気持ちを隠し切れない人物像のせいか、又市を主役にした作品とは違った味わいがあって面白い。
    最後の「野狐」は悲しい事件ではあるけれど、これまで登場してきた多くの人物たちが同じ場に揃う姿が見られて、シリーズを読み進めてきたことの満足感があった。

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    2026年06月13日
  • 女王様の電話番

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    この本を読みながら、私自身も主人公と一緒にセクシャリティについて考え、迷いました。
    主人公の孤独に共感したり、この世界のセクシャリティルールにイライラしたりと、重たい感情が溜まっていく感覚になりましたが、読み終えた後にはやっと腑に落ちるような、肩の荷が降りたような安心を得ることができました。

    ぶっ飛んでいるけど、正直に生きてる美織さんにわたしも抱きしめられたいです(笑)

    世界に対する目線が、ちょっとだけ変わるきっかけになる本でした。おもしろかったです。

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    2026年06月13日
  • お探し物は図書室まで

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    温かい世界へ連れ出して、
    そっと背中を押してくれる作品だった。

    『書物そのものに力があるというよりは、
    あなたがそういう読み方をしたっていう、
    そこに価値があるんだよ』

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    2026年06月13日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    冷えたビールを飲みながら、静かな夏を待つ午後に、村上春樹の『街とその不確かな壁』を読んだ。ポッカリと空いた空虚が、僕をただ見つめていた。影と自分が溶け合い、ひとつになる。そこに救いはあるのか。影と一体になるプロセスは興味深かったが、心を激しく揺さぶられるような感動はなかった。遠くから警笛がなっているような、しかしそれはどうしても無視しきれないような、奇妙な読後感だった。やれやれ。

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    2026年06月13日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    3ヶ月前の自分が目の前に現れたら。
    あるいは、3ヶ月後の世界で自分に会ったら。
    「私」の人生をどう分かち合うべきなのだろう。

    多くの登場人物が出てくる群像劇のような作品だが、どのエピソードも読みごたえがある。みんな何かしら抱えていて、幸せとは言えずとも満足して終わっているように見える。

    掛詞や韻などが目立つのが印象的。「禅なる死は単なる死ではない」みたいな、おそらく原書での言葉遊びを日本語で再現したのだろう訳文も楽しい。

    ところで、アメリカの大統領は馬鹿にされすぎではないかw

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    2026年06月13日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    オチで最も衝撃を受けた小説。ここまでキレイに騙されるのはなかなか無い。
    ここ最近読んだものの中ではダントツで面白かった。
    序盤からさまざまな違和感がありながらズンズン話は進んでいく、しかし違和感にはスルーしたまま読み進めることができた。
    最後のネタバレでおいおい嘘だろ!?!?となったが、それまでの違和感が解消されて唸った。
    タイトルの意味もここで分かって良かった。(葉桜っていうかもうほぼ枯れてんだろ!というツッコミはありましたが)

    いきなり書き出しで主人公が射精する場面だったり、ヤクザ関係の描写だったり、蓬莱倶楽部が非道すぎること等で、確かに清潔な話ではないけど、それが嫌でないならぜひ読んで

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    2026年06月13日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    喧嘩の腕を買われて、新道 依子は暴力団である内樹會のトップの娘である内樹 尚子の運転手兼ボディーガードになる。
    喧嘩に生きがいを感じる依子と華奢で閉塞的な生活を送る尚子。
    けじめや暴力があふれる日常の中で、正反対のような2人はある事件をきっかけに打ち解けていき、次第に相手を知るようになる。

    殴る、蹴る、振り上げる!
    「シッ」「シッ」
    拳を突き出す際に息がもれる!
    呻く声、流れる血!

    窮屈な世界で戦う2人が、とにかく一途でかっこよくて爽快だった。
    ヒェ〜っと思う場面もあるが、依子と尚子のことが気になって、一気に引き込まれた。

    この名前のないような2人の関係も一つの在り方として感銘を受けた。

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    2026年06月13日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ


     婚活する二人の男女を視点に、物語を通して
       人間の傲慢さと善良さ
    を見事に抽出!

     これ以上ないという相手に巡り会えたにも関わらず、結婚を想像できず別れてしまった経験を持ちながら、婚活するときは自分は選ぶ側であり、ピンとこないという理由でなかなか結婚に踏み出せずにいた、架の傲慢さ

     自分の意思がなく、周りの意思に従って振る舞い、自分のためすら嘘をつけない清廉潔白な、真実の善良さ
     
     そして物語が進むと、この構図は一転

     特に、初めは架が傲慢ポジションで真実が善良ポジションとしてスタートしていくが、真実の失踪をきっかけに
       真実の傲慢さと架の善良さ
    がジワジワと炙り出されてい

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    2026年06月13日
  • 日暮れのあと

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    読み終わって思ったことは、小池真理子さんのファンであれば、この一冊は読まなくてはならないと云う程に秀作だった。
    7編の短編集なのだが、どの物語もジワジワと胸に迫ってくる内容だった。
    小池真理子さんが各短編に込めた主人公たちの心の迷いが、とても繊細に綴られている。
    酸いも甘いも知り抜いた年配の方々ほど、登場人物たちの心の内の機微が理解できるのではないかと思った。
    人は生きている限り、何かしら人には決して言えないような悩みや迷いを抱えていると思うが、歳を重ねるにつけ心の内には変化が生じるようだ。
    そんな繊細な心の内を、分かりやすい丁寧な言葉で小池さんは綴られている。

    7編中、私が特に印象深かった

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    2026年06月13日
  • 流星と桜

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    歌舞伎の演目になぞらえているが歌舞伎を全然知らなくても楽しめた。

    桜子が臆病で自分には価値がないと思い諦観の念があったのが、探偵事務所で働くことで気付きを得て変化していく姿が好ましい。
    気掛かりなことについて何も聞かずに自分の中で勝手に思い込んでしまうことは自分も良くあるので、自分の望む応えが返ってこなかったとしても直接話をする大切さを教わった。

    心の機微が丁寧に描かれていて文体も好みだった。他の作家のことを挙げるのがいいか分からないが、大好きな作家・近藤史恵さんの作品を思わせる。

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    2026年06月13日
  • 湯気を食べる

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    初めての「くどうれいん」さんの作品。
    食をテーマにした本って良いなって思っても、なんか最後は飽きてしまったり美味しそう…で終わることが多いけど、これは違った。
    本当によかった。

    最初から最後まで共感しかなかった。

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    2026年06月13日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    辻村深月さんの小説を読むと、忘れたい過去があるのは自分だけじゃないのだと安心する。でもやっぱり、思い出したくない思い出は掘り起こされたくない。辻村さんこわい~❕❕

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    2026年06月13日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    カフェで読むのにちょうどいい小説。
    どの話も再会がテーマにされていて、最初は悲しい感じなんだけど、最後には前を向けるような話ばかりで心が穏やかになった。

    #切ない #癒やされる

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    2026年06月13日
  • 魔女の館の殺人

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    王道のクローズドサークル!理系と文系の大学生コンビの活躍!ありがちな話かと思いきやしっかり楽しめました!シリーズ化に期待です!

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    2026年06月13日
  • なさけの左甚五郎

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    死後幽霊になって木像に入り込んだお美弥を成仏させるべく
    甚五郎は弁天様に会いに近江の竹生島に向かった。
    が、そおこで弁天様に会って聞いた話が衝撃的過ぎて、
    腑抜けて江戸に帰還して終話@@

    次巻でどうなるかな?

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    2026年06月13日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

    匿名

    購入済み

    殺害された母親の側の気持ちはわからないし、
    娘のしたことはもちろん決して許されることではないのだけど、
    娘はどうすればあの環境から逃れることができたのだろう…?

    そう思うと、心が苦しくなる。

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    2026年06月13日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    本に出てくる曲を聴きながら読むとトリップできます。読んでいて、ページの残りが少なくなっていくのが悲しかった本はこれが初めて。もっとずっと読んでいたい、もうすぐ読み終わっちゃう、いやだー!と思いながら読んでいたところで、まだ上巻だったと安堵。しかしもうあと半分しか残っていないともいえる。早く下巻が読みたいです。

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    2026年06月13日
  • 五葉のまつり

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    石田三成を始めとする5人の奉行が、秀吉の依頼する「とんでも」案件に如何に取り組んでいくか。各案件ごとに、それぞれの奉行が物語の中心になって進んでいく短編集です。今で言うと、「ホールディングス会長:秀吉」に振り回される「子会社社長たち」のビジネス事例集ですかね。

    そして、最後に感動で泣きそうになるとは思いもよりませんでした。
    真面目に仕事に取り組む大事さを教えてくれますね。

    スマートな三成の最後の案件も勿論良いですが、不器用だけど桁違いの数字能力を持つ正家の話が一番のお気に入りです。自分も情シスの仕事をしているので近いものを感じてしまい、感情移入して正家を応援しながら読んでいました。

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    2026年06月13日
  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    さすが紺野天龍といったところか。
    ミステリ好きがクスリとするような部分がちりばめられていて、とても面白かった。

    作中作かと思いきや、抜粋で終わり
    名探偵倶楽部の推理合戦。
    「黒後家蜘蛛の会」みたいと感じていたので、まさにといったところ。

    やさしさに満ち溢れたミステリだった。

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    2026年06月13日