小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
読むべき小説に出会った。
『集団浅慮/古賀史健』で、「二重思考」の概念を知り、『1984年/ジョージ・オーウェル』に興味を持ったんだけど、「二重思考」はやっぱり面白かった。
この先の人生で、この小説は何度も私の思考に現れる気がする。
権力と嘘は親和性が高いよね。
権力って魅力的なんだろうな。
プロール(労働者階級)は「平等」を求めるって、この本が出版された当時と今と何も変わらないね。
「無知は力なり」
「戦争は平和なり」
「自由は隷属なり」
最後、「ニュースピーク」は過去のものとなり、ディストピアは終わったのだろうか。
それとも、別のディストピアが始まっているのだろうか。
二重の -
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Posted by ブクログ
ネタバレスウェーデンの作家、クリストフェル・カールソンの初邦訳作品。
1986年、首相が殺され国中の警官が慌ただしい中、1人の女性が殺される。限られた捜査員で犯人を探すも、嘲笑うかのように2人目の殺害を示唆する電話が入る…
親子二代で挑んだ事件の真相が、三十年を経て明らかにされる。語りが落ち着いていて、非常に読みやすい。厚さほどの長さを感じないと思う。
個人的なイメージは、トマス・H・クックとヨルン・リーエル・ホルストを混ぜた感じで、クックほど後悔の側面は少なく、ホルストほど淡々としていない感じ(過去を振り返る系の作品はクックを思い出してしまうので、偏見かもしれないけど)。
なんとなく犯人はイメ -
Posted by ブクログ
面白すぎて、毎日少しずつ読んでいた。いまだにお気に入りのものを読み返す。
子どもがしばしば「お母さんこれ読んで」とこの本を持ってきた。機嫌の悪いときに限ってそういうことをするのでうっとおしく思っていたら、「なんで持ってくるの!!」と問いただしたら、「これを読んでるときはいつも笑ってるでしょ?これ読んで笑って」と言った。怒っている私の機嫌を直そうとしていたのだった。
と、書いて、大笑いしたお気に入りの話に付箋をつけることにした。
「言い回し」「いとまき」「新年の誓い」「眠者たち」「器」「キャッシュ」「前身」⋯。
これで私の不機嫌はもう大丈夫。 -
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『宙わたる教室』の続編。
学会の高校生セッション優秀賞、JAXAとの共同研究という快挙を成し遂げ〝伝説”となった東新宿高校定時制科学部。その6年後、顧問の藤竹は去り、科学部は消滅していた。私立の超進学校から東新宿高校定時制に転入してきた飯星佐那は、科学部を復興させようと奮闘するが…。
今回の研究テーマはペットボトルロケット。前作の〝火星〟よりも身近に感じわかりやすい。
前作の中心的人物は藤竹先生だったけど、今作は転入生の佐那が中心となって物語が進むので、中高生は感情移入しやすいかも。
前作の科学部メンバーも出てきて、みんなのその後がわかるのは嬉しいが、藤竹先生がいなくなった理由がちょっ -
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ずっと気になってた古賀及子さんの本。
タイトルから、共感しかなかったけど、開いてみて最初のページから笑が溢れてにやにや。
「つまりこれはいかんともしがたく愛の話なんだろう。」
読み終わってまず、こんなにも自分と照らし合わせてどんどん思い出が込み上がってかたり、あぁわかる…と一人で声を漏らしたり、思わず吹き出しそうになるのをひとり喫茶店で押し込めたりする、エンターテイメントな一冊があるだろうか。まだ7月だけど今年一楽しく読んだ一冊かも知れない。
毎回読みながら気になったフレーズや共感した表現をメモするけど、こんなにメモが大量になったことはない。
読みながら私も、私の好きな食べ物を思い浮かべた