あらすじ
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき、最後はひとりの命を救う。小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。※文中に登場するシドニーの情報は、2017年7月時点のものです。
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Posted by ブクログ
こころがホッコリ温まるってこういうことを言うのでしょうか。きっと誰でも、誰かの物語の登場人物なのかもしれません。
読んでいるあいだ、ずっと温かなクリーム色に包まれていた感じでした。
お気に入りのカフェでゆっくり読みたいと思える1冊です。
Posted by ブクログ
有川浩さんの阪急電車と同じような文章の書き方で好きな本の形態でした。
寒い雪の降る日に珈琲を飲みながら読むにはちょうどいい優しく温かな気持ちになる本でした。
Posted by ブクログ
私立の進学校開成中学の、2018年国語入試に出題された物語が収監されています。
yellowです。
ぜひ読んでみてください。
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大好きな青山美智子さん。
『月の立つ林で』『赤と青のエスキース』に続いて読ませて頂きました。
短編だけど繋がりがあり、心の温まるお話でした。
みんなそれぞれ自分の世界をもがきながら必死に生きている。
ハッとする気付きもあり、思わずウルッと涙が流れる感動の瞬間もあり。
大好きだな、こういう本。
常にカバンの中に入れておいて、時間が空いたら読んでいたい。
心が疲れた時、悲しい時、そしてもちろん、嬉しい時にもおすすめできる本です。
Posted by ブクログ
カフェから始まりますが、繊細なお話が糸を紡ぐように編まれていきます。みんなどこかで繋がっているかも。このステキな本をたくさんの人に読んでもらいたいです。
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短編連作で、とても読みやすかった
ひとつひとつの物語、どれも優しくて読後感が良い
続編があるみたいなので、疲れた時に読む用に手元に置いておこうと思う
Posted by ブクログ
『月の立つ林で』に続き、青山美智子さん2作目!
2作読み終えて、既刊全て読みたい気持ちになったくらい青山美智子さんが好きな作家さんに!連作短編集、好きだな。
どの話も読んでてホッコリ温かい気持ちになった中で、1番好きだったのは「きまじめな卵焼き」次に「半世紀ロマンス」
この物語の登場人物たちみたいに、自分も知らないうちに誰かを救っているのかな…自分も誰かにとってそういう存在になってるのかな…と思うと、より優しい気持ちで生きていけそう。
Posted by ブクログ
数年前にすごく話題になっていて、それ以来とても気になっていた本書をようやく読みました。
なるほど! こういうのだったのか。
うん、話題になったのも大いに頷ける!!
まったく毒のない物語です。
そして勇気と元気と安心をもらえます。
バタフライエフェクトとか「風が吹けば桶屋が儲かる」とか、そんな言葉を思い浮かべました。
最初の短編の二人の人物が最後の話で、なるほど、こうつながったかあ~(ほっこり)で脱帽です。
それぞれの短編の登場人物たちに思いを寄せて読みましたが、私はとくに「めぐりあい」と「半世紀のロマンス」のご夫婦がお気に入りになりました。
いろんな年代の方が読んで愉しめる良書です。
そして私はココアが似合う季節に読もうと思ってここまでひっぱってしまいましたが、夏に読んでもぜんぜん違和感がないお話です。
お見事でした!
P102
「似てくるんですかね、やっぱり。それとも最初から似ていたんですか?」
おじいさんがのんびりと答えた。
「どうだろう。似てくるというか、同じになってくるんですよ」
「ああ、趣味とか、味付けとかが?」
「そういうんじゃ、ないんだなあ……。この人がわたしで、わたしがこの人になっていくんです」
(中略)
「いつのころからか、血がつながっていないってことに我ながらびっくりするようになってね」
ひろゆきさんが「それくらい似てますもんね」という。おばあさんは首を横に振った。
「ううん、顔が似てるとかっていうのはどうでもいいのよ。血縁関係にないってことを、そういえばそうだっけ? と思うの。家系図なんかで一等親、二等親とかってあるでしょ、あれ、今でもいちいち驚くわね。私とこの人、ゼロ等親だっていうじゃない。信じられないわ、世界中の誰よりも一番血が濃いんじゃないかって思うのに。もう、体が勘違いしている感じよ」
「へえ! すごいな。遺伝子まで勘違いするほどのなっちゃうんだ」
====データベース===
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。
川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。
わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき、最後はひとりの命を救う。
小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。
読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。
インスタフォロワー数200万人のミニチュア写真家・田中達也氏がカバーを手がけています。
Posted by ブクログ
どの話も心がほっと温まるような話でとてもよかった。人と人との繋がりの尊さみたいなものも感じられた。また一息つきたい時に再読したい。
マスター手広すぎだよ。
Posted by ブクログ
「私は泣いた。言葉をまだ知らない幼児みたいに泣いた。泣いて泣いて泣いて、うわあああと声をあげえ、大事なふりしてずっと抱きかかえていた、固くて重くて要らないものを破壊した。心のどこかで知っていた。私は、ずっとこうしたかったのだと」
再読。
大好きな女の子にこの本を教えてもらったのが最初。この本を最初に読んだ時から変わらず、心があたたかくなる。
連作短編小説、こんなに綺麗につながっていくなんて、まずはそこに惚れ惚れしてしまう。今ここに生きている人たちひとりひとりにこのような物語が無限にあるんだ、と思う。
特に緑の話が大好き。冒頭の文章も『カウントダウン Green/Sydney』より
匿名
心温まる短編集が、
それぞれ違うところの違う人物で語られていくんだけど、どこか繋がっていて最後にはまとまりがある一冊になるすごい一冊でした。
やっぱりつながってる
私たちはどこかでつながっている。気がつかないけど、ずっと気づくことはないけれど、きっとつながっている。そう思うとなんだか落ち着く。殺伐とした世の中だけど、つながりを意識すると元気が出るような気がする。
お熱いので、お気をつけください
人の縁というものはどこに隠れているのかもわからない。けれど、知らず知らずのうちに私たちは繋がっていることがある。なんて面白いんでしょう。
奇跡のような運命のような巡り合わせのお話を読み終わった後は、ホットココアを飲んだ時のような、ホッとした気持ちになりました。
胸がいっぱいになりました
どんなことがあっても世界は美しいということを改めて実感しました。暖かくて素敵なお話でした。
カフェでいつもコーヒーのドリンクを頼んでいる私も
ココアを頼みたくなった。
心がじんわり温まります
登場人物ひとりひとりの心情が、美しく、わかりやすい言葉で書かれていて、とても読みやすいです。読み初めから飽きる事なく、最後まで手が止まりませんでした。最後の手紙にはとても心があたたまり、幸せな余韻が残ります。久しぶりに疑ったり嫌な気持ちになったりしない本に出会えたことを嬉しく思います。
素敵です。
とても素敵なお話ばかりで、短編が続くので読みやすかったです。
読み終わった時にはココアを飲んだ後のようなほっこりした気持ちになれて多幸感でいっぱいです。
他の作品も読んでみようと思います。
お気に入りの場所でこの一冊を!
あなたにとってホッと落ち着ける場所はありますか?
私は寝室に作った一畳程の読書スペースでコーヒーorお酒を飲みながら本を読むことが気に入っています。
木曜日の午後3時。
決まった時間に喫茶店へやって来て決まった席で毎度ホットココアを注文する女性。
そんな彼女に恋心を抱く男性店員。
でもある日、そのいつもの場所には別の女性が座っていて・・・。
人と人は知らないところでどこか繋がっている。そんなことを気づかせてくれる。
何気ない日常を描きながらも、ちょっとした幸せがこの物語の中にはある。
『好きなところにいるだけで、元気になることもあると思います』
あぁ、本当にその通りだなぁ。とほのぼのとしながら、私もいつもの場所でこの物語から元気とちょっぴりな幸せを頂きました。
Posted by ブクログ
青山美智子さんの作品は本当に心温まる。12話12色それぞれが少しづつ繋がり最後までずっと優しかった。まさに温かいココアのよう。
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好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。
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Posted by ブクログ
記憶力が無さすぎて途中から、「うわー、この人絶対どっかで出てきたな、誰だっけなぁ」ってなった笑
桜並木沿いのカフェってだけでワクワクした
暖かいお話だった
Posted by ブクログ
12個の物語が少しずつ繋がっている。
ひとつひとつが、ハッとしたりほっとしたり優しい気持ちになります。
妻が新婚旅行先で夫とはぐれてしまったとき、
結婚50周年記念旅行で来てた夫婦とする会話が、良かったです。
結果として50年たちましたという感じ…
似てくるというか、同じになってくる…
とこ
Posted by ブクログ
優しく、温かい物語の短編が12編。最初は、なんというか出来過ぎのような、ご都合主義的な印象を持った。でも、読み進めて、それぞれの登場人物の物語が繋がり始めると、途端に人が浮かび上がってくる。人と人との円環が、人を人たらしめるのだなと感じた。読み終わったとき、心が温かくなった、ココアを飲んだときのように。
Posted by ブクログ
よくおすすめされていたので読んでみたくなった。
終始あたたかい雰囲気で話が進んでいくが、その中でもいくつかいいなと惹かれた文章があった。
「手ごわくて、かわいくて、おもしろくて、かよわくて、たくましくて、手も目も離せないのに、そうかと思うと知らないところで勝手に育ってて、こっちが想像してるよりずっとしっかり物事わかってたりして、ほんと、あいつら怪物」
「赤い糸。それは、小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、互いの体の中をかけめぐる血のことなんじゃないだろうか。あらかじめ結ばれた線を手繰り寄せるのではなく、いろんな出来事を重ねながら、それぞれの中で脈々と流れるたくさんの赤い糸を共鳴し合っていく。そんなスペシャルな相手を、人はみな探し続けているのかもしれない。」
「だけど今、50年後も一緒にいたいと思う。
そう願える人が隣で笑っている、この瞬間よりも大切なものなんてない気がした。きっと、そんな時間が私たちを作っていくのだ。」
「好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。
私は今まで、そんな大切な願いに対して、どこか臆していたような気がします。
でも、思ったときに進まなければずっと止まったままで、それどころか、その願いは果たせないうち気持ちごと消えていってしまうかもしれない。」
「散りゆくピンクの花びらも、若葉の緑も、真っ赤に色づく紅葉も、純白の雪も、これからはあなたと見たい。
私の話を、あなたにしたい。そしてあなたの話も聞きたいのです。
星のように遠い夢も、手のひらに乗るほどのちいさな出来事も、たくさんたくさん。」
Posted by ブクログ
丁寧にカフェの情景が思い浮かぶように描かれており、カフェでもう一度読みたくなる。
短編集のようだが、一つ一つが少しずつ繋がっている。温かな木漏れ日のような話が続き、心が穏やかになった。
Posted by ブクログ
短編で読みやすく、カフェを中心に人々が繋がるストーリー。ほっこりしたり、誰かを思い遣る気持ちが嬉しくなります。
気になった方は是非、読んでみてください
Posted by ブクログ
すべての話が連続的に影響し合っていて、この人は誰から影響を受けて、誰に影響を与えているのかと考えるのがとても面白かった。それに1つ1つの話が短いのも読みやすくて良かった。
まだ自分の中で消化されてないけど、一般的な言い方を貨りるのであれば、心温まる物語だったと思う。ただ、月の立つ林でほど、新鮮さはなかった。
一番印象に残っているのは、カフェの青年といつも窓辺に座ってエアメールそ書いている女性が互いのことをココアさんと呼んでいて、最後関係が進みそうな所で終わったのが空想しがいがあっていいなって思う。
一方で、なんていえば良いのかな、現実ではこんなに互いに思いあうことなんてできるのだろうかと思ってしまって、なんとなくすっきりしていないというか、あまり印象に残っていないのかもしれない。
Posted by ブクログ
私が特に好きな章は恋文。惹かれたというか思い出したというかとある店員の言葉だ。
「いつもの場所です。好きなところにいるだけで、元気になることもあると思います」心がどんよりしてる時、確かに好きな場所にいるだけでも救われる…少し元気になれる。気がして…好きな事をするのも難しい時ってあってそういう時は好きな場所にいるだけでもいいんだなと思えました。
Posted by ブクログ
マーブルカフェのココアからはじまる12のお話
点と点だったはずの物語が線になり、繋がりや優しさが浮かび上がってくる
特に、木曜日にはココアをと恋文、半世紀ロマンスが良かったなぁ
読後感も最高です
Posted by ブクログ
青山美智子さん自身がとても心の清らかな優しい方なのだろうなと思いました。
みんながどこかで繋がっていてそれぞれの幸せを手にする。そんな人と人との繋がりがホットココアのようにとても温かかったです。
木曜日にはココアを
人と人との繋がりが感じられるので、連作集がとても好きです。
幸せが続いていく過程は、読者を幸せな気持ちにさせてくれました。
Posted by ブクログ
ほっこり落ち着いた気持ちになりたくて購入。
全体の雰囲気は好みだったが、水色のランジェリーをプレゼントした後のセリフが個人的にちょっとハマらなかった……!!
Posted by ブクログ
カフェの店員からカフェの客、そのお客さんが利用してる幼稚園の先生…と人の繋がりでそれぞれの短い、たけど心が温まるお話。
人との繋がりって本当に不思議だなぁと思う。
Posted by ブクログ
読みやすくわかりやすかった。
やっぱり情景描写が素敵だと思った。
最近人に対して当たりがちというか、知らない人にはどう思われてもいい精神だったけれど、この本を読んで、知らないうちに人と人とは繋がっていて、そして誰かに影響を与えている素敵なものだと感じた。一期一会だと思った。大切にしたい。
Posted by ブクログ
The青山美智子といった感じの作品。
1つ1つの物語は短くて読みやすくストーリーも分かりやすいので読書初心者にもおすすめしたい。
マーブル・カフェから始まった物語は主人公が代わり別の物語へ、また主人公が代わり別の物語へ、と連鎖していくと最終的にはマーブル・カフェに辿り着く。
最終編でココアさんの秘密が明らかになる時は驚きとほっこり感を感じることができた。
ココアさんに恋文を渡す時の一言が最高に洒落ていた。
12の物語の中では3編目の"のびゆくわれら"がお気に入りだ。園児の可愛い言動に癒されたことに加えて仲違いしていた人達が心を通わせるという自分の好きな王道展開があったのが良かった。
自分もマーブル・カフェのようなほっと一息つけるお店を見つけたい。
Posted by ブクログ
おもしろかった!
いつもの木曜日もう一回見直したい
2.きまじめな卵焼きが1番好きだった
青山さんの作品はいつもあったかい気持ちになれる、前向きになれる、頑張ろうって思える
ぐわーああって心揺さぶられるストーリーもいいけど、何回でも読みたいって思える素敵な作品。
あたたかいもじ
タイトルに惹かれて読み始めた。冬にぴったりそうな雰囲気、心温まりそうな予感。一軒のカフェから始まるバトンを繋いでいる。最初は素敵だなと思ったが、シドニーに場面が変わった頃からかな?気持ちが離れてしまった。一周して、現実が見えた感じ。優しい文体で心温かくなる作品ではある。
Posted by ブクログ
誰もがみんな主人公 物語の脇役も、その人自身の人生があり、その人生の主役。
連作短編の本作は、各ストーリーの脇役で出て来る人たちが主人公になる話の連なりです。
それぞれの関わり、気づき、そして行動が次の行動につながっていく。安心して読めるほっこりハッピーエンド集。
ただ、もう少し深掘りが欲しいな、と個人的に思いました。