小説・文芸の高評価レビュー
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民間人に一日捜査体験をさせる『非正規雇用捜査官制度』が新たに導入され、フリーライターの折本と久世はその制度に応募し、非正規雇用捜査官として採用された。フリーライター稼業を行う彼らにとって守秘義務はあるもののいつか仕事のネタになるかもしれない、という理由で。彼らが遭遇する事件はどれも死体が切断された陰惨で謎めいた死体ばかりで……。
首、腕、足、そしてバラバラ死体。本書は四篇の短篇、中篇で構成された作品になっているのですが、そのどれもに切断された死体が出てきます。事件自体はかなり残酷ではあるのですが、非正規雇用捜査官のふたり(主に久世)が行うのはすでに起こった事件に関する情報を警察や関係者か -
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話に引き込まれあっという間。コミ障の縫製職人織田牡丹、お菓子作りが趣味の可愛いものが好きな大学3年生大家の息子の平野浅海のメイコンビ持ち込まれるお直しの依頼。小学6年生の女の子が持って来た穴の空いた手編みのセーターのお直し依頼。自責の念と父の病気の回復への思い。牡丹の父への思いが伏線となっていると感じた。僕自身もコミ障でありできればずっと書斎で本を読んでいたい。と思う。でも持ち込まれたお直しの服への依頼主の思いを聞いて断れない牡丹。続の話を是非是非読みたいと思った。牡丹と浅海がどうなっていくかも気になる。すごくお似合いかも。浅海の母親はそう思って見守っているのかも。続が読みたい。大当たりの作品
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ネタバレ宗教観や、社会体制の違いを超えて、生きるとは、を考えさせられた。
最愛の息子を自らの過失で死なせてしまった宇野。妻とは離婚し、ほかの家族との関係も思わしいものではなかった。社会的にも理解を得られず、成り行きでギリシャに生きる。ギリシャで結ばれた女性、エフィーとの間に生まれた子は、死んだ息子の生まれ変わりであるが、同時に新しく共に歩む女性との間に生まれた新しい命でもある。主人公の中でこの2つの思いは矛盾しない。このことは、一神教の価値観のみでは理解が難しいと思われるが、単純に輪廻思想でもなく、両方を体験し、咀嚼したあとに得る納得なのではないか。生命はマッチをつなぐ薄いロウ(永遠=今)をつなぎ続け -
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久しぶりに池井戸潤の真骨頂の金融小説で最高でした!
本のタイトルが「ブティック」だったので小さな洋服店の話かと思いきやM&Aブティックを舞台とした話で、主人公が大手銀行を辞して、このM&Aブティックに入社し、クライアント企業のために仲間と共に最善を尽くす姿に感動しましたし、池井戸潤ならではのうまいこといく話もあれば、なかなかうまくいかないこともあるといった紆余曲折しながらも成長していく主人公の姿も最高ですし、見事なまでの憎たらしい悪役と対峙する設定もさすがでした!
やはり池井戸潤作品はビジネスマンとして教訓となる作品ばかりで、次回作にも大いに期待しております! -
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ネタバレ2026/08/09読破
1つのきっかけが、様々な人.事象に影響していく物語
あらすじ
自動車期間工の鈴木スバルは同僚が組み立て中の車ブレイクショットにボルトを一本落とすところを発見してしまう。
ただ、ちょうど仕事満期の鐘がなり正社員にどう伝えよう、、とタイミングを悩んでしまう、、伝えなければ事故につながる可能性が、ただいま伝えればタイミングが遅く正社員の話が白紙になるかも、、
そこから始まる物語
どのシーンにもブレイクショットが出てきて、まるで1台のブレイクショットの一生を見ていくかのような物語
すごい、、ブレイクショットの軌跡という題材がすごくピタッと納得ができた。
途中様々なシーン -
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Posted by ブクログ
介護の末の殺人から始まったその連続殺人事件は、死刑になるとわかっていたが、それも予定できたことである。
それは介護の苦しさだけではなく、社会に穴が空いていることに気づいたから…
重い重い家族をひとりで支えていると、おかしくなる。
それでも明日はやってきて、ずっと続いていく…。
その殺人は、かつての自分が誰かにしてほしかったことをしたのだと。
正義を信じる検察官の大友は、たとえどれほど立派な信念に基づいていようとも、救いのための殺人など認めるわけにはいかない。
最後まで大友は、斯波の引き起こした要介護老人のロスト・ケア事件に対して敗北感を残したままだ。
それは社会システムに歪みをどうする
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