ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • グローイング・ダウン

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    偶然見つけた本だけど星新一育ちであり、現在SFにハマっている自分にすっごく刺さった。日本SFとしてどの短編もとても面白い……!他の作品も読んでみようと思う。

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    2026年05月23日
  • 砂漠

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    最初、あらすじを読んで大学生活かぁ…となんとなく敬遠して積読してた小説であるが…
    読んでみると春の章からすでに彼らと同じ大学生活を送っているような感覚に陥る…凄く良い…
    多分伊坂さんの小説で自分が好きな部分は何気ない日常の妙、会話の面白さにあるのかなと…それが最初から最後まで続いているという…
    今回は西嶋がクセはあるが味のあるキャラクターとして登場おり、〜なんですよ…の口調が特徴であるが最後にはみんなが彼の事を好きになると思う…
    西嶋は去勢を張ったような格言を本作でいくつも言っているのだがその格言よりも『笑ってる東堂の隣にいるのは僕じゃないと嫌だと思ったんですよ…』とか『友達には恵まれたと思う

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    2026年05月23日
  • 非色

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    色に非ずとはこういうことか。
    とラストで理解した。
    人間は誰かより優位であると感じられないと生きていけない生き物なのか。
    差別はいけないことと頭では分かっていても生きていてどこかで人と比べることのほうが多いと思う。
    それよりも、自分はどういう存在であるのか、自分の価値を自分で見出して抱えて歩くことが重要なことなのだとこの本を読んで理解した。

    60年以上前の本だとは思えないほど理解しやすい。
    他の作品も読みます。

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    2026年05月23日
  • 欲望の大地、果てなき罪 上

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    「僕が死んだあの森」で著者の作風が好みかもしれないと思い、最新シリーズのこちらを読んだところやはり自分のツボど真ん中だった。登場人物が多くても各々にしっかり個性というか癖が出ているからスラスラ読めてしまう。
    ベトミンの報復描写に衝撃を受けつつも、どちらかと言うとその後フランスで通り魔的な殺人繰り返すジャンの方に底知れない恐ろしさを感じた。
    戦争、日常、集団、個人、富裕、貧困を行ったり来たりして展開していく様が味わい深い。

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    2026年05月23日
  • キケン

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    学生の時に、特に大学に入る前に読んでみてほしい本。何かに全力で取り組むことの楽しさをこれでもかと教えてくれる。普段本を読まない人でも漫画風の挿絵があるから読みやすいんじゃないだろうか。こんな学生生活送りたかったの代表作

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    2026年05月23日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    面白すぎた!
    鑓水、修司、相馬の3人のキャラクターがあまりにも魅力的。つい笑ってしまうシーンが多い。
    ストーリーも複雑ながらも常に先が気になって、特に下巻は一気読みしてしまった。

    3人の老人含む島民の人情には涙が出たし、決してまた戦争を起こしてはいけないと改めて思った。

    あの時代を生きた人から直接話を聞くことができた最後の世代である自負がある。物語としての楽しさ、面白さがあるだけでなく、社会へのメッセージとして大きな意味を持つ偉大な作品だと思う。

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    2026年05月23日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    ネタバレ

    火星で1年間ジャガイモ生活を送ることを想像したら、かなり絶望的だった。(そこ)

    気になったので、新じゃがを茹でてバターをのせて食べてみたら普通に美味しかった。これなら意外といけるかも?と思ったけど、火星のサプライにバターはなさそう。

    となると、自分の汗から塩を作って食べるのかな。

    ジャガイモの食べ方について、下巻が楽しみ!(嘘です)

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    2026年05月23日
  • 婚活食堂 15

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    もう15冊か...
    気分が落ち込んだ時に読むと、暫し悩みを忘れさせてくれる特効薬。
    今回も良かった。
    何よりのハッピーエンド!

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    2026年05月23日
  • 任侠病院

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    スカっとしますねえ。
    私も中間管理職なんですが、主人公の気持ちはよく分かる。
    上司が無理難題を引き受けちゃう。
    えー、そりゃないよ。
    でも、上司が引き受けてやれと言われたら、知恵を絞ってでもやらなきゃいけない。組織だから。
    ということは、自分も任侠の世界の人間と本質的には同じ⁈なんて思えてきちゃう。
    もしかしたら、会社が掲げるコンプライアンスなんてものは、会社の言い訳なのかもしれない。

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    2026年05月23日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    GAFAMのような巨大資本の徹底的な包囲網と搾取網からどう逃れるか、ということもそうだけれど、人それぞれ違う幸福の定義のなかで、悪魔的な便利さとともに息苦しくなっていること自体、言われ始めて久しい。そうなのだけれど、状況は一向によくならないし、打開策も見当たらない。

    どうにもお手上げ状態の下で、せめて本を読んで、日々を少しずつ心豊かにすることが数少ない抵抗であろうよ、と思って、新潮社のサイトで又吉直樹さんと対談されているのを見かけて気になり始めた本だった。

    夏葉社という出版社は知らなかった。何気なく本屋で手に取った津村記久子の『ふつうの人が小説家として生活していくには』が、夏葉社の仕事で、

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    2026年05月23日
  • 殺し屋の営業術

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    どういう展開で、営業マンが殺し屋になるのかなと話の展開が気になりどんどん読み進めれた。
     心理テクニックみたいな話も散りばめられており楽しめた。

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    2026年05月23日
  • アパートたまゆら

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    ごめんなさい琴引さんのことが好きすぎて辛いです。本当に、本を読むのが好きな女性であればほんの少しは惹かれるであろう要素の集合のような彼。胸キュンが止まらない、なんて事前情報を元に読んだけれど、全てにおいて想像以上。期待以上。少女漫画脳なわたしはそうはならないだろう!という展開は多少目を瞑ることが出来るので楽しむことができました。琴引さん本当に。

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    2026年05月23日
  • クラインの壷

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    おんもろ。
    表紙ダサいというので、忌避していた自分をぶん殴ってやりたい。
    ザ・SFミステリーって感じ。
    読みやすさ、ダレなさ、最高でしたね。

    主人公と同じように読者もクラインの壷に入り込んでしまうが故の面白さでした。

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    2026年05月23日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とにかく物語全体を通して、あるがままを受け入れる征四郎の人間性というか人生観が魅力的だなぁと思う。
    最後の湖底に赴く話がとても素敵。
    続編の冬虫夏草も買って読もうと思う。

    全面的に同意したい、一文↓
    「寝床の中にいて、この世の彼方此方に思いを遣るのは、これもまた立派な精神活動であるからして、肉体労働の向こうを張って、(知的とは云えぬにしても)精神労働者とぐらいは自ら称してもいいのではないかと開き直っている。進化か退化か」

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    2026年05月23日
  • ここはすべての夜明けまえ

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    2123年。もう誰もいなくなった、そんな日本の山奥で、主人公が「かぞく史」を綴っています。
    父親によって機械との融合手術を受けされられた主人公「わたし」。家族や周りの人は年老いて死んでしまいますが、ずっと若いまま生き続ける未来。
    手術前の主人公の境遇と、手術後の気が遠くなるような感覚。ずっと淡々としていて切なくて、このひらがな多めの文章がその切なさをさらに加速させます。
    昔聞いていたボーカロイド(気になって検索しました!)のエモさを回想するシーンとか痛快な夢とか。この子にこういう思い出があってよかった、としみじみ思うのですが…それも読んでいくと強烈に切ない。
    終盤の主人公の気づきと、ラスト第3

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    2026年05月23日
  • サイレント・ブレス 看取りのカルテ

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    著者は社会人経験を経て医学部に学士編入後内科医となった経歴を持つ。2016年刊行の本書がデビュー作。深く考えずに手に取ったが、これは当たり本。
    在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの勤務を、意に反して課せられた女性医師を主人公とするフィクション。大学病院の臨床とは全く異なる現場。誰もが迎える"死"に対して、患者、家族、そして医療従事者がそれぞれ抱える答えの出ない葛藤を言葉に紡ぐ。命の灯が消えそうな時に延命か自然に任せるか。どちらが正しいというわけではないが、患者が望む死に方に寄り添おうとする主人公の姿は、終末期医療専門病院で働いた経歴を持つ著者の表現によって、いっそ

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    2026年05月23日
  • 科学の扉をノックする

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    もっと早く読みたかった!素晴らしい本です。

    私も文学部出身なので、科学者の方々の思想や思考にはとても興味がありつつも、きっと自分には理解できない範疇なんだろうって、諦めていました。伝記を読むくらいしかしてこなかったかな。
    そりゃあ土台も何も無いのにいきなり論文を理解しようなんて無謀ですが、今回小川洋子さんのアプローチで見事に私も科学の扉まで辿り着けた気がしています。(そう思い込む事がきっと大事だし楽しいです♪)

    7人の方々の好奇心、探究心、そして人間はまだまだという謙虚な姿勢、とても感動しましたし、お話の一つ一つも本当〜に面白かった。
    虚数の話、高校一年の時に聞きたかったです、数学を敬遠し

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    2026年05月23日
  • 魚神

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    没入して読んだ。蓮沼という男がまぁ言ってしまうと当て馬なのだけれど、あまりにもツボだった。どうして結ばれない……(結ばれないからいいんでしょうが)。
    読んでるうちに世界観に浸り込んで、情景が目に浮かび音も匂いも体感した気分になる。遊郭という楽園の檻、煌びやかでありながら人の業が渦巻く薄暗さとそこに漂う哀愁がいい。

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    2026年05月23日
  • 言語化するための小説思考

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    小川さん本当に言語化がお上手で…うわそうかも、そのパターンわたしですね、の連続。自分の癖とか譲れないルールは何なんだろうと改めて考えるきっかけになった。あと典型的なプロット書かない人間なので"「書いちゃったところ」から広げる"を強く推して下さったことがとても勇気になる…。
    小説の書き方ではないって冒頭で念押ししてるけど、いや言うてこれ書き方にモロ直結する話だよな?と個人的には思った。

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    2026年05月23日
  • 骨董・怪談

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    小泉八雲研究者による「骨董」と「怪談」の個人完訳本。
    ・骨董
      古い話・・・幽霊滝の伝説、茶碗の中、死霊など9編
      ある女の日記、平家蟹、蛍、餓鬼、夢想など11編
    ・怪談
      序文 怪談・・・耳なし芳一の話、貉、雪女など17編
         昆虫の研究・・・蝶、蚊、蟻
    註有り。
    ・解説 小泉八雲と怪談の世界 ・論考 小泉八雲の怪談の位置
    原題一覧有り。

    小学生の頃に読んだ怪談集で幾つかを読み、
    高校生の頃に文庫で「怪談」を読んだ。
    その頃は、ただ怖いだけだったけど、
    年を経て改めて読むと、切なさを感じました。
    八雲の言葉を慎重に選んで書き上げた再話を、
    美しい翻訳での提供は、微かな光の中での

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    2026年05月23日