ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ⭐️5
    再読。当時本格ミステリにハマり始めたときに読んだ衝撃といったら!
    館シリーズなんて、そりゃワクワクしますよね。
    以前実写ドラマ化されていて、それも見事な映像化だったなぁ。

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    2026年06月13日
  • 老乱

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    最後は涙。

    お嫁さんすごいよ。最初からちゃんと舅さんの心配して、これでいいのかって自問自答して。
    ちゃんと施設にも通って、介護して。
    私だったらどう?義母はもちろん、両親ですらできる気がしない。
    両親のことは憎んでいるから。
    そうするとこれから先介護が必要になった時どうしたらいいんだろう。
    穏やかな気持ちで見守ることができるだろうか。
    作者さんが番組で、楽に死ぬ準備をするって言っていたけど、認知症だとなかなかそうもいかないよね。
    自分がなったら嫌だなぁ。迷惑かけたくないってやっぱり思う。
    長寿はいいことなのかな。

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    2026年06月13日
  • グロリアソサエテ

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    大正から始まった民藝
    柳宗悦の家で女中奉公を始めた少女を
    通して河井寛次郎や濱田庄司との交流
    民藝の発展とその紆余曲折
    経済を支えた柳家の才能ある妻
    それぞれ個性豊かで暮らし方が伝わってくる

    日々の暮らしを丁寧に工夫しながら
    過ごす大切さを感じさせられる
    最後は奉公していた少女は琉球の出で
    時代に翻弄された一族の末裔だった
    苦労した彼女にも希望が灯りそうな
    場面で終わる

    こんな作品が好きだ

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    2026年06月13日
  • 愚かな薔薇 下

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    ネタバレ

    ホラーチックになるのか、そうでなければどういう結末なのかハラハラしながら下巻を読み進めた。
    奈智の心情の変化が細かく書いてあって、感情移入しそうになった。
    深志と奈智が次第に深い関係になっていくのが、反応や会話の様子から分かってドキドキしながらも応援してしまった。
    読んでいる時の謎が1回では全部理解しきれないけど、嬉しい終わり方なのかなと思った。

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    2026年06月13日
  • さよならジャバウォック

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    伊坂作品の中でも一、二を争うくらい好きな作品だった!
    隠されていた真実が明かされた時の衝撃と、スッキリ感がたまらない。
    桂凍朗の苦悩を思うと、胸がキリキリと痛むが、最後の凍朗の行動を知ったとき、救われた気持ちになった。

    家族の絆が裏テーマにある話に、ぐっと感情のツボを掴まれてしまう。
    前面に主張されると、思わず「ちょっと美談すぎない?」と斜めの目線で読んでしまうが、「実はこの行動の裏には…」と主張しない感じで書かれると、現実味があってぐっとくる。

    伊坂作品は割と人の命が軽やかに散っていくものもあるが、この作品は「命あるものとしての、人間の在り方」を描いているように感じた。

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    2026年06月13日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    読み終わった後は余韻がすごい。当たり前かもしれないけど理解が難しいことを淡々と綴っていて読みやすく面白かった。どんどん強くなる暁美がかっこよかったし櫂も最後までいい男だと思った。

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    2026年06月13日
  • わが家の宗教を知るシリーズ 【新版】うちのお寺は浄土真宗

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    第1章 ここを見ればすべてわかる「浄土真宗早わかり」
    第2章 開祖はこんな人「親鸞聖人」
    第3章 経典・著書にみる教義「浄土真宗の教え」
    第4章 宗門史に名を残す「浄土真宗の念仏者たち」
    第5章 ぜひ訪ねたい「浄土真宗ゆかりのお寺」
    第6章 知っておきたい「浄土真宗の仏事作法・行事」

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    2026年06月13日
  • 翠雨の人

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    女性化学者、猿橋勝子の一生。1980年に女性で初めて日本学術会議会員に選ばれた。
    受賞歴として、エイボン女性大賞、日本地球化学協会から第13回三宅賞。日本海水学会から田中賞(功労賞)。

    最初は物理学を学んだが、帝国女子理学専門学校在学中に気象庁の三宅につけられ、研究を始める。卒業後は気象庁研究所で研究を重ね、微量分析の達人とまで言われるようになり、ビキニ水爆の第五福竜丸の死の灰を分析、アメリカに単身渡り、放射能汚染の調査で相互検定を行い、世界の核実験の禁止に手を貸す。
    国内では猿橋賞を創設し、若い女性科学者の後押しをする。

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    2026年06月13日
  • 僕たちにはキラキラ生きる義務などない

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    タイトルを見て、確かにそうだよねと思い読んでみた。まえがきには、世の中にあらゆる角度から人々を鼓舞し、奮い立たせるような言葉が溢れかえっている状況に「勝手に背中を押すな!」、挫折や失敗は、必ず糧にせねばならぬという風潮は気が滅入る、とある。全くその通りで。
    しかし、筆者は卑屈だなあと思いました。文章を書く芸人は卑屈な人、穿ったものの見方をする人が多いと思います。その鬱屈した気持ちを文章化し、屁理屈こねて正論化する。それに共感する人は少なからずいる。この本がそれでしょう。ただ、芸人はその卑屈さが次第に昇華していく人もいるように見受けられます。最近思うのは、日本人は他人の問題点を指摘し優越感を得た

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    2026年06月13日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

    大好き!!柚木先生の女同士の関係小説にハズレなし。
    あらすじを見た時はピンと来なかったけどこの作品は柚木先生の中でもだいぶクリア?ホワイト?な方では?
    恵まれてる子が大学で捻くれて、ヤリサーに入っちゃって価値観おかしくなるのと、逆に変わった親に育てられた子が真っ直ぐでまさに主人公!って感じで成長するにつれ生き生きしていくのがリアルだった。ダイアナには学校は窮屈すぎた。
    このふたりが再び出会うところで終わったからその先まで読みたかった…。

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    2026年06月13日
  • 天空遊園地まほろば

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    一生に一度、たった1時間だけ、亡くなった人と会える遊園地。アンソロジーで読んで知ったシリーズをやっと単行本で読むことができた。
    どの作品も優しくて温かい。
    案内人のシチカもすみれも魅力的だし、ケーブルカーに案内する黒猫さんも素敵。で、変化してゲストを送ってくれてるのよね。
    アンソロに収録の作品は載っていないので、きっと続編があると期待。
    最後の作品、シチカは、きっとそうだと思ってた。当たっていて嬉しい。

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    2026年06月13日
  • ブティック

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    登場人物がみな魅力的で、テンポ良く物語が進んでいくので、570ページでも短く感じるくらい没頭して読むことができた。池井戸作品の中でもトップクラスの勧善懲悪で痛快なストーリーに、映像化にも期待がふくらみます。秋都と莉央のその後の物語もぜひ執筆してほしい!

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    2026年06月13日
  • 教場Ω 刑事・風間公親

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    風間シリーズ、第8弾!


    「千枚通し」十崎波留との、初めて出会ったストーリー。

    飛び級をして、大学講師にまで上り詰めた優秀な十崎が、
    警察学校を首席で卒業し、切れ者の刑事になった風間に対して、ものすごい執着を持つ、はじまりの物語。

    こんなに優秀で、鋭い部下を持ったら、
    ある意味やりづらく、嫉妬と僻みを持つだろう。
    だが、謙虚な姿に、誰もが風間に魅了されていく。
    さすが、風間教場は、新人の時から素晴らしい。

    右目のウィンクが、のちの事件を思い起こさせて、
    何とも言えず、ぞくっとした。

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    2026年06月13日
  • 隻眼の少女

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    ネタバレ

    腹話術のトリック以外は納得感のあるトリックで、読んでてとても面白かった。

    みかげが被害者に対して情がなさすぎない?と思って読んでたが結末を知り納得。構成も珍しくて新鮮な読書体験でした。

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    2026年06月13日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    ネタバレ

    番外編ということで、マカン・マランを飛び出して台湾が舞台となっている。

    ・留守番役の真奈さんが彼女なりの感性、アイデアで管理役を務めててよかった。
    ・珈琲はお店用ではなく、あくまで自分用(=自分の大切な人のため)に見繕ったもので、シャールさんの色んな想いが感じられた。

    また何年でも待つので、続きを書いて欲しいです。

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    2026年06月13日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    だから、ラロロリンガール・ライフってなんだよ(笑)と序盤から突っ込みを入れながら読み始めた下巻。ようやく読み終わりました。
    いや~強烈でした。ここまできっつい話はそうそう読めないですよね。
    こんな無茶苦茶な話あってたまるか!!と思いたいところですが、それがそうでもないのでは?というのが今の感想です。ラロロリンキャリアも、ピョコルンも存在しない我々の実生活ですが、皆、何かに搾取され隷属しているのは大なり小なりあるわけで、案外無意識に空子みたいに達観して世の中眺めている人そこそこいるんじゃないのかな?

    怖いなぁと思ったのが、観覧車で空子と音が話するシーン。今更ながら気付いちゃいました。「あ、こ

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    2026年06月13日
  • 天上の葦 上

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    2017年初版。「幻夏」「犯罪者」と読みました。順序が違いますが。期待通りの面白さです。一人の人間の死から、どのような真実が解き明かされるのか興味津々です。いろんな謎が出てきて、それが下巻で、どのように解決されていくのか楽しみでなりません。

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    2026年06月13日
  • 燻る骨の香り

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    「透明な夜の香り」
    「赤い月の香り」
    に続く3冊目

    主人公はどんな香りでも作りだせる、天才調香師
    小川朔
    人並外れた嗅覚を持つ

    今作は小川朔の前2冊に至る前段の話だという

    香りにまつわるミステリー、とも言えると思う

    京都、香原料 薫香の製造販売をしている瑞雲堂の2人姉妹
    姉の真奈目線で進んでゆく
    妹の丹穂(にお)は、類まれな嗅覚をもつ

    丹穂は、最初の1ページ目、伽羅の香りを放つ骨として登場する
    もうこの世にはいない

    人々の秘密や欲望を、小川朔が解き明かす

    日本語の奥深さと、面白さを表現し、
    香りの薫る、匂う、嗅う、そして燻る舞台を創造して、存分に楽しませてもらった

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    2026年06月13日
  • リトル・ドラマー・ガール 上

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    題名を見て、印象深かった作品と思い出した。演劇的な葛藤。次に見たときはその印象も思い出さないかもしれないので。

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    2026年06月13日
  • 宙ごはん

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    心温まる物語だった。
    食とは生きるための行為である。
    その「生きる」には多くの意味が内包されているんだと私は思った。

    思い出を振り返るとその思い出には様々な食の記憶が思い出される。辛い思いや嬉しい思い、いろんな想いを抱えながら食事をしてきた。

    この物語を小学生の頃に読んだら料理人になりたいと思っていそうだ。私は父が料理人である。料理に向き合う父の姿にリスペクトをしてきた。
    その思いがより強固になった。そんな作品だった。

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    2026年06月13日