ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ


    4つの事件を取扱う短編集で最後の章はそれまでの章に登場した人物が鍵を握る構成と演出がとてもニクイ。
    一つ一つの事件について、自分の中でも疑問に思ったり、気にかかることはあっても、そこから正解を導くのは難しく、どの話も最後にはううんと唸るような解決が見れた。
    なかなか、探偵になる道は険しい。
    語り手の小鳩くんの口調も軽妙で、いつもの味を感じているようで読む手が止まることはなかった。少し古めかしくて小粋な語り口は小鳩くんの性格をよく表しているなと感じた。
    最後の最後で夏季限定トロピカルパフェ事件のプロローグを見ることができてすごく満足した。またトロピカルパフェ事件も読み直します。

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    2026年07月11日
  • おもちのえほん おもちのおやど

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    子供が小さい時に「おもちのおふろ」が好きで買ってあげた。なつかしい。「おもちのおやど」もあったのね。

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    2026年07月11日
  • エピクロスの処方箋

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    夏川さんの文章はほんとに綺麗で、いつまでも読んでいられる。いつもめっちゃ寝不足になる。おすすめします。

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    2026年07月11日
  • 光のとこにいてね

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    団地の一階と五階のベランダで2人の目があった時、それはお互いに一目惚れだったのだと読み進めていくうちに思う。
    一穂ミチさんの作品は初めてだが、情景描写がとても美しい。海に反射する太陽の光も、灯台に向かう道の草いきれも実際にその場にいて私自身が感じているようだった。

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    2026年07月11日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    普通の中学生が生きているだけでこんなにも自分のアイデンティティや差別、シンパシーについて考える事が出来るのはある意味幸せなのかなと思った。
    けど日本でぬくぬく育った純ジャパだからこういう事言えるんだろうな~とも思うから難しい!!

    特にハーフに関して触れてるシーンが印象に残った。
    ハーフって気軽に言ってたけど、当事者からしたら半分って言われたり2倍って言われたり失礼極まりないよね。
    「外国の話」として完結させるんじゃなくてこういう所から私たちも意識を変えていかなきゃね。

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    2026年07月11日
  • うらおもて人生録(新潮文庫)

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    劣等生が人生を生きるためのヒントが散りばめられている。それは色川さんの経験から教えてくれている。そんなたくさんのヒントの中で、生きていく上で自分の支えとなるような、宝物のような言葉は、読者それぞれ、読むタイミングによって違ってきそうだな。

    全体を通して、なんか優しくて愛情があるんだよな。
    マイナスなことがあったとき、「これは黒星稼げたな」と考えるだけで、息がしやすくなる気がする。

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    2026年07月11日
  • グレタ・ニンプ

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    俊貴さんいい人だ,,,自分だったら苦労は計り知れないほどあったとはいえ、ここまで豹変した姿のパートナーに驚きつつもこんなに支えてあげられるかな,,,って思った。由依も外見や口調がガラリと変わったけど、根底にある考えや思いは真っ当で、女性の妊娠出産育児について考えさせられた。そしてとにかく読んでてゲラゲラ笑った爆笑

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    2026年07月11日
  • シェエラザード(下)

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    弥勒丸。船は女性名詞、本当にそうなんだ•••と思った。この船を愛した人達、魚雷で沈められた時にすら、この船に抱きしめられていた。素晴らしい物語。一気に読みました。

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    2026年07月11日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    知らぬ間に首相暗殺犯に仕立て上げられた男、青柳の逃走劇。
    本作に幾度も登場する森の声が聞こえるという青柳の旧友・森田の台詞「人間の最大の武器は、習慣と信頼だ」、青柳がこの2つこそ自分に唯一残された武器だと捉え、思いもよらぬ方向に物語が進んでいく過程に胸が躍らされた。

    あとは構成が今まで見たことのない形だった。事件当日から始まり、事件から二十年後、そして事件当日以降数日、最後は事件から三ヶ月後という初めから”誰が”黒幕かは明らかにならないこと自体が明らかな展開であり、あくまで"黒幕"にさせられた青柳にスポットライトを当てた作品として楽しめた。

    状況設定的に手に汗握るストー

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    2026年07月11日
  • 渋谷神域

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    ネタバレ

    面白かった!
    都市伝説、スピリチュアル好きにはたまらないエッセンスがあちこちに散りばめられていた。
    最後まであっという間だった。しかし。最後の展開があまりにも超特急で「あれ?終わっちゃった」という感じだった。
    ミルクティーさん、すごいなぁ。
    色々と考察するようにあえてそうしたんだろうな。
    結局、継承者は誰だったのか。
    色んな見方ができる。でも、最後に書いてあった「憂忘桜」の文章が自分的には引っかかった。
    あえてそういう書き方をしたんだろうなと思うと、何とも言えない余韻が残る。
    はっきり答えを教えてほしいけど(笑)
    でも、みんなそれぞれの見方があっていいのか。みんなそれぞれの世界で生きてるんだも

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    2026年07月11日
  • 硝子のマンション

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    初染井為人の作品、重たいながらも感情移入もしやすく展開も面白い。映画化しても面白そう。他の作品も気になりました♪

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    2026年07月11日
  • ザ・ロード ――アメリカ放浪記

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    ジャック・ロンドンの若きホーボー時代の日々が描かれた作品。

    食べ物もないし、列車に無賃乗車しては制動手から逃げてたり、捕まったりして、放浪罪で刑務所に入れられたり、物乞いしたりで命がけで大変な苦しい生活だったことが分かるけど、読んでいてかわいそうとか、悲しいみたいな気持ちにはならないのはジャック・ロンドンがタフで自由を謳歌しているのがある種、魅力的見えるからだと思う。

    本作の解説でもあるようにこの時のトール・テイル(ホラ話)がその日の糧を得るのに役立ったり、別のホーボーから認められたり、ジャック・ロンドンの作家としてのストーリーテリングの才に磨きがかかったことも見逃せないポイントだろう。

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    2026年07月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    それぞれの依頼者視点と使者視点でストーリーが楽しめた。親友と待ち人の心得が特に印象的で虚しさを感じました。

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    2026年07月11日
  • 正体

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    ネタバレ

    ずっと主人公鏑木の脱獄生活を描きつつ、鏑木に関わる人の心中を描いた話。
    脱獄生活を描いて面白いのかわからなかったが、色々な人々のリアルな葛藤が描かれており、すらすらと読めた。
    最後に鏑木の正体が明らかになってくる部分は、予想はしていたので、ストーリー的にはハッピーエンドで終わるのかなと予想していたが、最後の最後にもっとも悲惨な結果となる。
    舞が判決を聞き、叫ぶところに想像を絶する悲しみを感じた。鏑木救われてほしかった、、

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    2026年07月11日
  • イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる

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    ネタバレ

    読み終わって…言葉が出ない。
    こんなに心が苦しくなる物語だったなんて。
    しかもそれが著者の実体験によるものだったなんて。

    『ネイキッド・トゥルース』
    …最初に屋上でリリーとライルが出会った時に交わし合ったこのクエスチョンは、なんてロマンチックなんだろうと思った。

    『ネイキッド・トゥルース』
    『わたしは暴力をふるう男性と恋に落ちた』
    …ただひたすらに悲しかった。

    そして最後の「ネイキッド・トゥルース」
    『あなたとわたし、ふたりで終わらせるの』
    …リリーの勇気に感動した。


    アトラスとの思い出も心に刺さるものがあって、あの時から、ただ必死に"泳ぎ続けて"きたリリーとアト

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    2026年07月11日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    ことばが操れたらどんなに楽しいか!
    ことばを扱うプロ俵万智さんによる
    ラップやドラマ、現代の言葉遊び、言葉選びの話が面白かった!

    話題になったドラマのセリフ解釈から
    改めてそのシーンの良さを感じたりと面白く
    情景が目に浮かぶエピソードも微笑ましく
    すらすらと読みました。
    ところどころ出てくる短歌も素敵で
    ずっと読んでいて楽しかった本でした。

    言葉の素晴らしさの余韻に浸り、
    誰かと話す時に色々な表現ができたらいいなと思い
    日常でも辞書を引くことが増えた1冊です。

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    2026年07月11日
  • コンビニ人間

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    周りの人は良かれと思って言ってくれるからこそ、生きづらい世の中なのかなと思いました。
    やりたい事を見出しても純粋に応援してもらえず、閉塞感が続くかもしれないのが辛いです。

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    2026年07月11日
  • ドルジェル伯の舞踏会

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    お気に入りの作品の一つになった。
    三島由紀夫の愛読書として知り、彼らしい表現にも出会った。
    純粋な恋模様を描いていて、しんどい思いをしている自分としてはきれいに感じるほどだった。

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    2026年07月11日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    ネタバレ

    私にとって、この本に出会えたことが「ミクジ」に出会えたようなもの。どの話の主人公にも共感できるところがあり、お告げに正解を求める気持ちもとても分かる。ただ、お告げは何か自分に変化を起こすきっかけの一つであって完璧な答えではない。自分の生活を改めるきっかけにもなった。「僕のママより輝いて見える」——そのママも次の話では主人公であり、色々葛藤がある。。。誰もがそれぞれ悩みを持って生活していることを実感できる短編小説。そして最後の話で皆が少しずつ良い方向に向かっているのを知ってほっこりしました。
    「マンナカ」の話は今小学生の娘にも読ませたい。きっと学校生活でいつかは出てくる悩みの一つのはず、、、小学

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    2026年07月11日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    面白かった!
    主人公たちが、悪徳業作に盗聴バスターズとして乗り込むところ、めちゃくちゃドキドキハラハラしました!久しぶりに読書で、続きを見るのが怖い、見たい、落ち着いて読まなくては!と、なりました。
    主人公のタケさんが、詐欺師やってるから最初はあんまり好きじゃなかったんですけど、物語が進めば進むほど、タケさんも、他の同居人4人も、応援したくなる魅力的な登場人物でした!
    でも結局テツさんは詐欺師で(笑)何度も何度も騙される物語でした。

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    2026年07月11日