ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • エピクロスの処方箋

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    良くならない病と向き合うなかで、介護者に積み重なっていく、悲しみやもどかしさ。
    どうしようもなく溜まってしまう感情の澱は、想像するだけでもきつい現実だと感じた。

    大事な人の存在が希薄に感じられることの寂しさや孤独感は、介護の肉体的なしんどさとはまた別の辛さなのだと初めて想像した。

    そこを想像できない、私のような人間は数多くいて、そんな者たちの何気ない一言や態度によって、少しずつ心が削られていく方は実際に多くいるんだろう。
    ただ生きてるだけでは“生”は感じられない、ということに気付かされ、強く胸に残った。

    そんな中で描かれるマチ先生の接し方に改めて真摯さを感じた。

    できれば避けたい、だが

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    2026年04月11日
  • 暗黒女子

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    結末の細部にかなりびっくりした
    ドロドロしてるけど閉鎖的でお洒落な感じがしたし、この小説でいつみが行った"ブルガリア"って国が静かで素敵な感じがしたからいつか行ってみたいな

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    2026年04月11日
  • 泡の子

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    以前、トー横界隈に強く惹かれたことがあって(あくまで傍観者として)本作に興味を持ち、すばるの誌面に掲載されたものを読んだ。

    七瀬と心中しようとするまでのシーンが良かった。2人の会話と、徐々に強くなる死の匂いが切ない。どうにかして生きてほしい、という願いを超えたところにある諦めともまた違うゆったりとした時間。

    僕がトー横に関心を持った要因がこの小説の中にしっかり閉じ込められている感じがした。破滅的で退廃的な危うさ、今まさに底に落ちている最中であるかのような世界観、それにもかかわらずそこにいる人たちは異常に楽しげで、だからこそ濃くなっている影、あの感じ。

    表現が濃密で、まどろっこしいと感じる

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    2026年04月11日
  • 生きとるわ

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    最高傑作では?
    何に価値を置き、何を信じ、どう生きるかは、それぞれの勝手なのだろうか。
    他人はそう簡単に変わらない。
    自分を正当化することの滑稽さ。
    それでも必死にもがいて生きていく人間たちの愛おしさが垣間見れる。

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    2026年04月11日
  • 火花

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    まずは会話のテンポと面白さで惹き込まれる。
    そして神谷という芸人の虜に。
    神谷の言いそうなこと・やりそうなことを予想しながら読み進めていくが、良い感じに裏切られる。
    最後の最後まで爽快に裏切られる。
    そんな人間だからほっとけない。

    夢追い人には読んでほしい。
    世間からの評価、やりたいことを続けていく難しさ、直向きになることの強さと弱さ。
    共感する部分が多くあるのでは。

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    2026年04月11日
  • かがみの孤城

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    現実とファンタジーの世界がつながり、ありえない設定で進んでいく話に引き込まれ、ひと息に読み終えてしまった。学校に行きたくても行けない子どもたちのいろいろな気持ちや状況が丁寧に描かれていて、もっと早くこの本と出会いたかった。冒頭の「夢みる時がある…」の部分が、最後に「そうか…」とうれしい気持ちにさせられて、温かい気持ちで読み終わることができた。

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    2026年04月11日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    むっっっず!
    けど
    仕事終わった後のヒキガエルの一連の流れはめちゃめちゃ分かるw疲れてるとなぁ見間違うし、人目を気にせずはしゃぎたくなるわなぁ…分かるよ…

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    2026年04月11日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ザリガニの鳴くところ

    著者:ディーリア・オーエンズ

    2019年・2020年アメリカでいちばん売れた本という肩書が気になり手に取った小説。

    とにかく物語の重厚感に圧倒された。

    ノースカロライナ州の湿地で発見された死体を巡る法廷ミステリーが主軸であるものの、
    湿地に1人残された主人公の成長譚や、貧乏白人を描く社会差別、DV、三角関係の恋愛小説と、色々な切り口で物語を楽しめた。

    また、野生動物学者である著者の自然描写が美しい。

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    潟湖には、生命と死のにおいが同時に漂っていた。成長する有機体と、腐敗する有機体が交じり合ったにおい。カエルが嗄れた声で鳴いていた。カイアは

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    2026年04月11日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士4

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    第1部の中で最もスリリングで、エキサイティングな話しでした❗️

    町田 そのこさんからの紹介がなければ、ずっと出会うことのなかった作品でした
    また町田 そのこさんが夢中になって何度も読み返したというのが凄く納得できます❗️

    ファンタジー好きなら一度は手に取ってもらいたいシリーズです
    敢えてその理由はここには記載しません
    ご自分の肌と目で感じ取っていただきたいです❗️

    来月から第2部の刊行が予定されているようなので、今からとても楽しみです

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    2026年04月11日
  • アンクールな人生

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    アンクールな人生

    著者:弘中綾香

    『ミュージックステーション』『激レアさんを連れてきた。』『ノブナカなんなん?』など人気番組のレギュラーを多数担当されるアナウンサー、弘中綾香さんのエッセイ。

    小学生時代から『好きな女性アナウンサー』3年連続1位になる現在までを振り返る回顧録のような内容だった。

    中学受験、女子校、慶應、アナウンサー。

    肩書きだけ見ると、テレビ越しのキラキラした芸能界で働く順風満帆なイメージを持ってしまうが、本書で登場するエピソード、悩み、言葉のチョイスのどれもが、自分とかなり近い感覚、距離感で描かれている。

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    周りの同級生を見てみると、なんだ

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    2026年04月11日
  • か「」く「」し「」ご「」と「(新潮文庫)

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    高校生の男女5人それぞれの視点で描かれていく中で人間関係が少しずつ変化していく様子が分かっていく。それぞれが他人の感情の一部を理解できる特殊能力を持っているがゆえに悩みが生まれる。
    登場人物それぞれに共感できるポイントがあり読み進めやすい。高校生ならではの関係性や空気感が描かれていて心がじんわりと温かくなる。
    大きく感情を動かされることはなかったが、とても好きな話だった。日常を切り取ったような作品が個人的に好みなのかもしれないと思った。

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    2026年04月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    "それが幸せだと思いますか?"
    おばあちゃんのこのセリフが、凄く好きだった。

    何が私を幸せにするのか。私にとっての幸せは何か。
    自分で決めたことをやり遂げる力、
    自分との約束を守り続けること。
    その積み重ねが、自分で自分を守る強さになるんだと思った。

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    2026年04月11日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    ページ数も多く内容も重たいので、読むのはかなりハード。
    しかし、それを上回る満足度だった。
    やはり、セラフィマがミハイルを撃つシーンが印象的だった。

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    2026年04月11日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    52ヘルツのクジラたち

    著者:町田そのこ

    52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数で鳴く世界でたった一頭だけのクジラ。

    虐待に人生を搾取され続けた主人公が、
    逃れついた田舎街でムシと呼ばれる少年との出会いから始まる物語。

    主人公の過去はそれはそれは不幸の詰め合わせかのような描写が続き本当に心が苦しくなった。

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    拒絶するように向けられた背中を見つめる方が、殴られるより辛かった。p125

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    どれ程の絶望感なのか。

    到底自分とは縁の無かった境遇なのに、
    何故かフィクションとして真っ直ぐに受け入れることが出来なかった。

    誰にも言

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    2026年04月11日
  • 煌夜祭

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    とても好きな世界観

    読みやすかったし、
    それぞれ単独の話なんだけど
    最終的に繋がっていく感じが
    すごく良かった

    語り部と魔物の関係性
    切なさと優しさが残る
    いいファンタジーでした

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    2026年04月11日
  • 自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ

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    総じて共感できる話が多かった。
    ジョジョや進撃の巨人のセリフが入ってくるのが個人的には面白い。
    性暴力やセクハラに遭ってもなお、それすらも消費されてしまう。言い返すと口うるさいと言われ、黙ると承認されたと勘違いされる。それは理不尽でありもっと怒っていいのだと教えてくれた。
    沖縄というものを消費しているということにも個人的には膝パーカッション。

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    2026年04月11日
  • スピノザの診察室

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    医療ものをあまり読んだことなかったけど、温かい内容でよかった。死を感じるほどの病気になったことも、身近にもいないけど、いざそうなったらどんな感情なんだろう。。って考えながら読みました。マチ先生のように寄り添ってくれる医者がいてくれると安心だなぁって感じました。
    あと、マチ先生のように周りの評価を気にせずに、患者さんとただ向き合い、患者さんのために全力を注ぐ。わたしも仕事に対して何が1番大切か考えて努めたいと感じた。

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    2026年04月11日
  • 愛なき世界(下)

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    その情熱を、知りたいって気持ちを、「愛」って言うんじゃないんすか?
    植物は愛なき世界だと思ってたけど、愛を持って調べられることで愛ある世界で生きるんだなって

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    2026年04月11日
  • 百花

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    百花

    著者:川村元気

    認知症を患った母とその息子の話。

    重いテーマを携え、母と息子2人の「記憶」を丁寧に描きながら進行していくのが特徴的だった。

    次第に忘れていく百合子と忘れていた思い出が蘇る泉の対比的な描写に胸が苦しくなる。

    誰もがいずれ訪れる死について、
    大人になるということはなにか、
    を問われ続けていた気がした。

    時間を目で捉えることは出来ない。
    けれど時の流れを肌で感じる瞬間は、確かに日常に存在している。

    日捲りカレンダーを破る時、歯ブラシを交換する時、金曜日のプラスチックごみの収集。

    そうして積み重ねた瞬間が日々をつくり、年齢をつくり、死へと繋がっていく。
    当たり前に

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    2026年04月11日
  • いやなことがあった日の、甘くておいしい仕返し

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    ブラックな気持ちをどうしたらいいのか。
    素敵な考え方だなと思った。
    自分に刺さる言葉もたくさんあって
    心をギュッと掴まれた。

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    2026年04月11日