小説・文芸の高評価レビュー
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芯ある力強いサクセスストーリー。
黒人であることのハンデを乗り越えつつ、家族の愛に包まれつつ、自分の能力を活かして社会に最大貢献する道を選んできた筆者。が、夫の仕事により子育ての負担を強いられ、夫の選挙の応援では感情的に怒れるゴリラだと世間に罵られ、それでもなお自分を成長させていき、より多くの影響力をもてるようになる。
が、話が美しすぎ、羨ましすぎる。非の打ち所のなさ、例えば、自分は低俗なテレビとかも見るんですよ、というアピールとかも庶民へのアピールとして含むべきと計算済みなのだろうなとか。。。いや、もう、完全にわたしの嫉妬だと理解するけど。
とはいえ、結論は星5。人は奈落の底に突き落とさ -
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前作『僕は地球で考える』を読みハマってしまった者です。今回のステージは東南アジアに成っており、バックパックを背負って二年間、オセアニア、アジアを旅した、主人公のバンコクでのお話がメインに成っています。ムエタイを習ったり、バックパッカーの聖地と呼ばれるカオサンロードにて個性豊かなトラベラー達との生活や、当時のタイランド、カンボジア、ラオスの様子が主人公の目線でリアルに描かれたノンフィクション物語です。題名に有るように主人公はとある女性と恋仲のような関係にも成りますが。。。兎に角面白かったです。自分は沢木耕太郎さんの『深夜特急』シリーズが大好きなのですが、このLive on The Earth シ
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ネタバレ
一見遠回りで、しかしそれが本当の自分の人生を生きる上で必要な時間だったと思える結末だった。
所々に散りばめられたメッセージや、構成の工夫によって最後はその仕掛けに楽しませて貰った。
2人の人生の、想い合い、愛し合い、自分の抱える問題と向き合いながら、自分の夢を大事にする。
その先に選んだ選択とは…
また、男尊女卑、ヤングケアラー問題、育児放棄なども題材にしている。
女性目線からしても、色んな問題をしっかり抱えて、時には潰れそうになりながらも直向きに自分のできる事、そして夢を追う姿に勇気を貰えた。
【内容】
読み始め、2人の置かれた境遇から唯一無二の理解者となって恋が燃えてゆく。
恋とはそ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんかあっさりだよね的なレビューがチラホラありますが、なんたって今回の犯人はいつもの殺意満々ではない、行き当たりばったりな犯行でした。の割には島田も同情するほどやることが多すぎるアレ。犯人側で見るとあのバイトのガキふざけんなと思ったことでしょう笑
素人が考え付くような動機は全て躱していくのは流石。今回は人物表が無いのでミカエルてどんな奴だっけ?みたいにチョイチョイ読み返しました。
未来の仮面に頼る気持ちは、まさに藁にも縋る思いとう奴でしょう。追い込まれた人が怪しい宗教とかに入れ込むような心理状態であったと。その辺を汲み取ればまあまあ同情の範囲かな。あと鬼丸の彼はあの"鬼丸" -
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展開と伏線回収がすごく計算し尽くされていてエンタメ性がめちゃくちゃ高いのに、人物の描写も細かくてリアリティがあり、面白さの総合的なバランスが絶妙だった。
世の大学生ほどではないが、就活にはそれなりに向き合ってきたので、この作品の大学生たちの必死さはよくわかる。
転職だったら、採用面接は評価というよりマッチングとか交渉の場だなと思えるけど、新卒の採用面接ってやっぱ社会に出ていない学生にとっては“評価されている”と感じるものだよなぁ。
人を評価することって難しいなと常々思う。
人事評価で自分と向き合うのも辛いし、人を見る目に自信を持ってる風な人に対して、心の中で懐疑的に思ってしまう。
ただ共 -
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二〇二五年の読書におけるベスト。今年はたくさん本を読んだわけではなかったけれど、それでも、読んだ中で一番の出来だった。連載開始から十数年、待ちに待った単行本化であり、鈴木光司がこれまで描いてきた「世界そのものへの謎」へのアプローチの集大成とも言える一作だ。
南極深層の氷、ヴォイニッチ手稿、都内で起きる連続変死事件、そして新興宗教団体。一見バラバラな素材が、主人公の調査を通じて一本の線に束ねられていく。その収束の快感がまず凄い。ミステリとしての謎解きの面白さにとどまらず、人類や宇宙、世界の領域へと物語が拡張していくドライブ感は、まさに作者の真骨頂だ。デビュー作『楽園』や『神々のプロムナード』『