ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 屍人荘の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかく文章が読みやすかった。
    登場人物もキャラと名前が連動していてわかりやすかった。
    ゾンビと殺人のトリックを見事に融合させていて本当によくできていると思った。
    ゾンビなら二度殺せるからゾンビ化するのを待つというのはこの設定ならではだし、執念を感じてゾッとした。

    0
    2026年10月04日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    表題の話が好き。他人の考えを理解するのは難しい。
    ハラハラする作品がいっぱいで良かった。
    読みたい本が尽きないわー。

    0
    2026年10月04日
  • 夜を、編む

    Posted by ブクログ

    表紙と夜を編むというタイトルに惹かれて買ったが、よかった。
    会話の温度感がすきで、ゆったりと進んでいくけど、心がスッとしていく感じがする。
    ファンタジー系かと思ったけど、終盤は思ってなかった展開でおもしろかった。
    読み手を誘導しない、ふんわりと風に乗るように心もやわらかくしてくれる小説でした。
    読みやすかった。

    0
    2026年10月04日
  • おしごとそうだんセンター

    Posted by ブクログ

    これはどんな仕事?と一緒に想像しながら読みました!おしごとそうだんセンターのお姉さんが話してくれる言葉がそうだよね〜と思うことばかりで、子どもも大人もどちらにもおすすめです!

    ・・・・・・・
    大事な人のためにも、まずは自分を大事にする
    なりたいしごとになれなかったら、あたらしいなりたいおしごとをみつければいいだけ
    お仕事が終われば今度は誰かのおきゃくさん
    この人はお仕事をしていない時はどんな感じなんだろう?何が好きで何を大切にしてるんだろう?て考えることも大切

    0
    2026年10月04日
  • 灰夜 新宿鮫7~新装版~

    Posted by ブクログ

    新宿鮫が新宿ではないところで⁉︎
    今回、新宿はおろか東京近辺での話でもなかった。
    管轄外の地域では、捜査をする権限はないらしい。
    それでも一個人として、たまたま出会った友人の友人のために、鮫島は動いた。
    相変わらず命がけで。
    結局まるでいつものように、行動を起こしていた。
    結末は、誰も納得がいかないものだったけど、被疑者死亡で証言も証拠もないから仕方ない。
    真相は闇の中だ。
    それを上は、綺麗に収める。
    鮫島も、上に守られたような形になってしまった。
    組織を嫌っていても、結局は組織に守られることもある。
    鮫島のとった行動に対して、何のお咎めもなかったのがいい例だ。
    世の中、全てを白黒はっきりさせず、覆い隠してしまうことも時には必要なんだろう。
    ただ、その塩梅が難しい。

    0
    2026年10月04日
  • 鏡の国(下)

    Posted by ブクログ

    4人の主要人物の抱えている問題がトリックに結びついていて、個人的には素晴らしいプロットだなぁ、と感じました。
    タイトルや表紙も秀逸だと思います。

    0
    2026年10月04日
  • クラウド・アトラス(上)

    Posted by ブクログ

    アダム・ユーイングからロバート・フロビシャーへ。
    ロバート・フロビシャーからシックス・スミスへ。
    シックス・スミスからルイーザ・レイへ。
    ルイーザ・レイからティモシー・キャベンディッシュへ。
    ティモシー・キャベンディッシュからソンミへ。
    ソンミからスルーシャへ。

    過去から未来への因果律を排他的にとらえた【上巻】によって、本作クラウド・アトラスの序章は整えられる。
    私たちはバタフライ・エフェクトを信用しすぎている。過去の振る舞いや行いが未来を変えるとすることが、川の流れに例えられるから、頭に入りやすいのだ。しかし、クラウド・アトラスは過去から繋がる因果の途上にいる者たちは、未来からも同様に見えるというものだ。なぜなら、この世界や宇宙の規則で言えば、遠くを眺めることは過去を見ることと同義なのだから。
    そういうクラウド(相関)の中に一筋の道があり、遠くを眺める目が迷子にならないよう、未来で精緻なアトラス(地図)を眺めた時、未来の選択肢を変えることは、同軸の過去の結末を変えることになるのではないだろうか。

    私がこの物語のもっとも愛している部分は、運命には逆らえないが、あらがうことはできるという一貫した思想だ。そしてそのあらがいは、未来の選択によって過去を変える力を備えた者にしかできないことに加えて、あみだくじのように一筋に繋がった時だけの奇跡でしかない。

    「クラウドアトラス六重奏」は、アダム・ユーイングからスルーシャまでの何千年もの時を超えた結末が破り取られた伝記を、スルーシャの手によってアダム・ユーイングの結末を書き替える物語を綴った曲。
    映画化された際、サントラにも入った曲でYouTubeでも視聴できます。ぜひ聴いてみてください。

    冒頭の登場人物。合計で7人になります。クラウドアトラス六重奏は6人の物語です。

    溢れた1人は、果たして誰なのか。因果律の外側に取り残された人を、皆さんも探してみませんか?

    0
    2026年10月04日
  • アンコの丸かじり

    Posted by ブクログ

    東海林さだおさんの「丸かじりシリーズ」(単行本)の最終巻。1988年刊行の第1弾『タコの丸かじり』から順番に読み続けてきたが、先日東海林さんがお亡くなりになり、急遽、最終巻となった本書を手に取ることになった。 東海林さだおさんの作品は本シリーズに限らず、独特の鋭い視点とたっぷりのユーモアにあふれており、いつも楽しませていただきました。本当に長い間、たくさんの笑顔と楽しみをありがとうございました。合掌。

    なお今回、評価の星はシリーズ全作を対象とした。

    0
    2026年10月04日
  • アルプス席の母

    Posted by ブクログ

    高校球児の母親目線の作品というだけで泣ける。母と子のユーモアある会話や逞しく生き抜いていく姿が良かった。

    0
    2026年10月04日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    かなり昔に読んでいたが、再読。昔読んだ時、人は自分の都合の良いように、他人を枠にはめるよなと考えさせられた。今回再読して、自分も古倉の周りの人間と同じかも知れないと思い、何とも言えない気持ちになった。枠にはまらない他人を訝しく見てるのかもしれない。枠って、普通って、なんだろうなとまだ消化できてない。

    0
    2026年10月04日
  • 人文知は武器になる

    Posted by ブクログ

    とにかく面白かった。そして、とても勉強になった。

    読み終えてまず思ったのは、もう一度最初から読み直したい、ということだった。一度読んで終わりにするのではなく、もう一度読みながら、自分なりの理解をもっと深めてみたい。

    なぜ今の自分は、こういう考え方をするのか。
    日本人として他民族に誇れるものは何なのか。
    そして、日本人はなぜこのような特性を持つようになったのか。

    この本には、そんな問いを考えるためのヒントがたくさんあった。歴史や思想、文化について知ることが、単なる知識の蓄積ではなく、「今の自分」や「今の社会」を理解することにつながっているのだと実感した。

    また、これまで「人文知とビジネスの接点」など考えたこともなかったが、読んでみると納得できることばかりだった。仕事を通じて過去に出会った人たちや、これまで経験してきた出来事を思い返してみると、「あの人があのように考え、行動したのは、こういうことだったのか」と、この本の主張によって説明できることがたくさんある。

    特に印象に残ったのが、数字の抽象性、その効用と限界についての話だった。

    数字は、物事を客観的に捉え、比較し、判断するための強力な道具になる。一方で、数字に置き換えた瞬間に失われるものもある。数字を使うことと、数字だけで物事を見ることは違う。

    これは、まさに今の自分が仕事の中で考えていることと重なり、大変参考になった。

    人文知は、過去について学ぶためだけのものではない。
    自分自身を理解し、他者を理解し、社会を理解し、そして仕事の中でより良い判断をするための「武器」にもなる。

    タイトルの『人文知は武器になる』という言葉の意味が、読み終えた今は、読む前よりずっと深く理解できる気がする。

    0
    2026年10月04日
  • ギャルにひかれて寺マルシェ

    Posted by ブクログ

    マルシェってなんぞと思いながら読み始めた。意味はすぐわかるのですが、お寺でそんなイベントできるものかと思った。こんな寺があるなら行ってみたい。

    0
    2026年10月04日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    警察不祥事とそこから巻き起こる事件に対して警察広報職員の泉が核心に迫る。読みやすいのはもちろんのこと、色んな登場人物に感情移入しやすい良さがある。続編も早く読みたい。

    0
    2026年10月04日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    書店の平積みを手に取ったらスピンがピンクだったので珍しいと購入。これ文庫本の初版限定仕様だったというのを、読み終わってから帯見て知りました。
    成瀬いいなぁーー

    0
    2026年10月04日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

    Posted by ブクログ

    今回で読むのは恐らく3回目になる。主人公である萌絵の友人である杜絵の家族に起きた不可解な誘拐事件のお話。意外な結末に、3回目でも驚かされて楽しませてもらった。トリックというよりもその真相に辿り着くまでの登場人物の会話が面白い。この話では犀川先生よりも、萌絵と萌絵の叔母である睦子の会話が印象に残る。睦子の余計なお節介に怒り捲し立てる萌絵に対して、騙し討ちした睦子は反省する事なく、逆に「今回は見逃すけど、今のは言い過ぎ」とキッパリ言ったり、別れ際には服装の事を実は気にしてる素振りを出してお茶目な一面を見せたり、完全には憎めないキャラクターだと改めて思った。登場人物の会話に知的さとユーモアさが混じってて、こんな会話に参加したいなぁと思わせてくれる。

    0
    2026年10月04日
  • わたし初音ミク こまっているの

    Posted by ブクログ

    これまではフリップ芸の印象が強かったが(作者は芸人なのだから当然といえば当然だが)、この一冊は最後まで一貫したストーリー仕立てになっている。こういう形式もいいではないですか。いや、むしろこっちのほうが好みかも。
    初音ミクを主人公にした時点で、対象とする読者の層は普通の絵本よりもやや上になるだろう。内容もそうなっている。何しろアイデンティティがテーマなのだから。それを初音ミクでやるところに芸人らしさが出ているか。
    今後の作品も注目していきたい。

    0
    2026年10月04日
  • 正体

    Posted by ブクログ

    冤罪や死刑がテーマの作品。この手の作品は過去に読んだことがあるが、読後感が全く違う。ここまで救いがない結末は、初めてかもしれない。非常に悲しいが、より現実味がると思った。
    冤罪と死刑は非常に重いテーマであり、立場や状況によって正義が変わるので難しいとされていると思う。
    今作は冤罪者の目線で描かれているので、冤罪者に肩入れをして読んだが、自分と近い存在が殺された場合、遠い存在が殺された場合、警察組織の人間だった場合になって考えると180度感想が変わると思う。

    0
    2026年10月04日
  • 戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない

    Posted by ブクログ

    全く疎い分野で、知らないことばかりだった。
    今、国内でも世界的にも力の強いものがの声が大きい流れになっていることに、どうしたら良いのかと思うばかり。ICCは、特に国際的に弱い立場の国、人にとって拠り所になる唯一の存在なのでは、と思った。

    「裁判が行われ、その犯罪に責任のある者が罰せられたからといって、彼ら・彼女ら(事件の被害者たち)の悲しみ、苦しみが消えてなくなるわけではない。しかし、自分たちの被害が放置されることなく、しかるべき扱いを受けるということは被害者やその家族にとって極めて重要です。人間の尊厳を守るために、私たちはこれからも活動を続けていかなくてはならない。」(p116)

    そうだ、脅かされているのは人間の尊厳だ。

    防衛費に膨大なお金をかけるよりも、法整備を進めたり、外交に力を入れたりすることにより、世界のみんなが気持ちよく生きていけるようになれば、と平和を祈らずにいられない。

    コラム「ICCが捜査・訴追した事案」は、知らない事柄も多く、とても勉強になった。

    0
    2026年10月04日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作中で香月と鶴岡のアナグラムが出てたけど、それとは違うアナグラムでの香月=鶴岡を見つけたので書いてみます。

    香月史郎-こうげつしろう-kougetsu shirou
    鶴岡文樹-つるおかふみき-tsuruoka fumiki

    香=か、月=つき、史=ふみ と読むと
    katsuki fumirou これを並び替えると
    tsuruoka fumiki=鶴岡文樹

    他にも言ってる人がいたら恥ずいけど自力で辿り着いたことを褒めたい。

    0
    2026年10月04日
  • オルロージュ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    帯に小川哲版『グレート・ギャツビー』開幕とか書かれていて期待して読みましたが、想像以上だったもののギャツビーというよりは、エリザベス・ホームズですし、金融資本主義の悪い部分を流し込んだフル・フロンタルだなと思った。これ書いてて、ユニコーン企業の話だからフル・フロンタルなんじゃ!?と思ったりしましたが多分関係ない。

    ガンダムユニコーンでもフル・フロンタル出てくるとホラーになるので、この本でも同じくホラー味を感じた。人間理解できないものは怖いんすよね。小説を読むのが好きな人なんて特にそうなんだと思うのですが、私を含めそういった人は人を評すときに物語でみることが多い気がします。その人の背景にある物語が空ろであったり虚像に基づいて整合性が取れないと、キャラクタがつかみどころがなくて何とも気持ちの悪いんじゃないかと思ったりします。

    帯に引っ張られてどうしてもギャツビーと比べてしまうのですが、桐田はギャツビー向けられた可愛い解釈と比べるともう少し冷静に見られている印象ですよね。ただ、彼女は最初から最後まで実は変わってなかったんや。そして全く理解できない合理性が怖いところ。

    <<ここから一夜明けての追記>>

    で、一晩明けて終章を読み返してみたんだけど、確かにギャツビーやったわ。多分昨日一気読みした時には、終盤までの桐田の理解できなさに不快感があったからなのか、長時間読んで頭が働いてなかったからなのか、自分の考えに固執してたのか、終章の倉敷が語る桐田像が上手く呑み込めたなかった。まぁ、ただこれが本当の桐田なのかというのは結局わからんわけだけどね。ただ、個人的には上原やオーキが想定したものと比べれば、悪くない解釈だと思う。

    自我のない器とみれば、フル・フロンタルになるし、世界を救おうとした人の話と観ればギャツビーとなる、もちろん他にも自己承認欲求の化物と観ることもできるだろうし、合理性の極みにいる人に公器である会社を持たせるとどうなるのかという思考実験ともいえる、そんな感じで色々な解説ができるんだろうけど、人間って結局のところ多層的多面的なものなので、どれってこともないんじゃないかなと思ったりした。確かに倉敷の解釈というのは魅かれるものがあるな。

    0
    2026年10月04日