小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ徐々にこんなに感動するとは!名作。
タイトルの意味がわかった時、ゾクっとしました。
あと、私は単純であまり予想しないように本を楽しんでるからまんまと驚かされました。
また、"死"が身近だった人には刺さるんじゃないかな。
自殺って、他人からしたら「そんなことで?」と、理由が小さく見えても当事者からしたらかなり大きかったりする。あとは突然ダメージが重なることで大きくなったり、普段なら気にならないことまで理由になったりするものです。
そして自殺に関しては計画性でなく、衝動性で亡くなる可能性もかなり高い。
だから私にはかなりリアルに感じました。 -
Posted by ブクログ
「本なら売るほど」の中で「読み終わるまで死ねないくらい面白い本」として出てくる小説
読みたいなと思いながら今になり、もっと早く読めばよかったーと思っている
べらぼうにおもしろい
密教の護摩業からはじまり、超能力vs超能力狩り(自称超能力のインチキを暴く)、新興宗教、尊師の奇跡
エンタメのおもしろさの中に皮肉とか風刺もあって、ページをめくる手が止まらない
特に新興宗教“聖気の会”での洗脳の描写は、昔オウム真理教の再現VTRで見たまんまだったし、護摩業で隆心師が気づく「宇宙的なパースペクティブに立てば、“違う”と“違わない”はもはや同じ言葉なのではないか」は量子力学的だし
すごい
あと、アフリカ -
Posted by ブクログ
壮大な愛の話だった。ひたすら認めたくない加害の「共感」を敷き詰めて、行き着く先がまさかの場所でびっくりする。語られる事と、行動と、どちらがその人の本当なのだろう。
コロナ後、社会のホワイト化は拍車がかかっているように感じる。SNSという記憶(価値観)のワクチンを接種して、僕らは均一化されている。(作品の中でも「海外はそうでもない」というのが面白かった。)これは良い方向に向かっているんだろうか。
無い頭で色々考えてパンクしそうなんだけど、単純に、友愛や性愛に分類されない。いや「愛」という言葉で合っているのかもわからない、2人の関係性について、とてつもない感動を覚えた。村田沙耶香版「ちびまる子ち -
Posted by ブクログ
前作を読んだだけでは理解しきれなかったマチ先生の哲学により深く触れることができた。マチ先生の哲学はすでに完成しているものと捉えてしまっていたけれど、実際には医療の現場で日々患者と対峙し逡巡しながら、自身の内側と向き合っている。哲学とは考え続けることなのだな、と改めてわかった気がする。
幸福と快楽の違いや、哲学者エピクロスが説く精神の安定を本質とした快楽と世の中に浸透している快楽の違い。本作を読みかじっただけで理解するにはあまりに難解である。ただし思うことは、欲に塗れた卑劣な「快楽」に走って本質を見失わないように、そして、マチ先生の理論に置き換えるならば、「雑多な物事とともに我々の足元に埋もれて -
Posted by ブクログ
昨年母になったので、自戒の念を込めて読んだ。
私が失敗したことや後悔していることを、なるべく避けてほしいと願ってしまう。願うからこそ先回りしたい。気付きを与えたい。期待したい。父と母を超えてほしい。偏差値の高い学校へ行き、選択肢を持ってほしい。そして、大好きな人と一緒になってほしい。愛されてほしい。そして、いずれは孫を一緒に育てたい。
……いずれは孫を育てたい。
ではおかしいのだ。頭では分かってる。
「あなたが生まれた幸せを、あなたにも経験してほしい」
こんな思いでなくてはならないのに。私のための孫じゃないのに。
なにより、結婚や子育ての有無は母である私が決めることじゃないのに。
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Posted by ブクログ
思ってたんとちがーう!!
交通事故で死んだ山田の声が、教室のスピーカーから聞こえてくる。突飛な設定と、テンポよく進む高校生達の会話に乗せられて、何だかポップな話かと思ったら…まんまと騙された〜!
この書き方、すごいな〜!会話中心で物語が進んでいくから、気づいたら自分も2Eのクラスメイトの視点で山田を見てしまってる。アホだな〜って笑って見てたら、急に心臓がヒュッと冷たくなる。
私が見ていた、山田って何だったんだろう??
この先、どうなるんだろう??
夢中になって、最後まで一気読みしてしまった。
読後の余韻にずっと浸っていたくなる、めちゃくちゃ心動かされる作品だった。
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