ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • I

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    すごい衝撃を受けた読書体験でした。
    正直ずっと帯にある自分は殺す側になるのか救う側になるのか分からず、不安な気持ちにもなりましたし、展開が読めない中でずっと読んでいました。
    「N」も凄かったけど、「I」も衝撃的でした。

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    2025年12月05日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    今まで箱根駅伝に興味が無かったことを後悔してしまうほど素晴らしい作品でした。
    選手、監督、ライバル、テレビ局など、それぞれの立場で作られる箱根駅伝。まさしくタイトル通りでした。
    ドラマは誰がどの役を演じるのか楽しみです。1クールじゃ収まりきらないのでは、と思ってしまいます。
    欲を言えば、上巻で1クール、下巻で1クールで制作してもらいたいものです。

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    2025年12月05日
  • こころ

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    12,3歳の頃 年上のきょうだいの教科書で初めて読み、
    その後初めて手にした純文学小説。

    ライトノベルも純文学も、
    いろんな本を
    買って読んで売って
    としている中
    この本だけはいつもどうしてだか手元に残る。

    他の本も読み返すこともあるけれど
    それ以上に この本は何度となく読み返してしまってる。

    10代 10代半ば
    20代前後…

    その時々の読み返す時点で
    みえるものも 読める部分も 感じることも
    ぐるっと変わって 毎度微妙に違う物語を読んでいるような心地になる。

    友情 恋愛 .. 大きく見えやすいテーマはその2点のはずなのに
    それらよりもずっと底深い何かが息を潜めて居る気がする。

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    2025年12月05日
  • 分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界

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    2025年個人的NO.1本でした。
    本書では、朝鮮半島の近代史〜現代史を知ることができます。わたしは本件に関して全くの無知でしたが、問題なく読み進められました。筆者の筆も上手く、事柄ごとにストーリー構成もされているので、とても読みやすく、また、感情移入もできます。
    しかし、知らないことばかりでしたね。
    韓国にとって、今の政治状況が、どれだけの犠牲の上にあるものなのか、どれだけの犠牲をともなって勝ち取ったものなのか、ここが最も衝撃でした。
    そりゃあ戒厳令なんて出された日には大騒ぎになりますわ。
    あとは、すべてのはじまりにある南北分断。
    南北分断が韓国という国そのもののアイデンティティ形成に与えて

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    2025年12月05日
  • 普通の底

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    社会の空気や言説をくみ取りながら構築された架空の物語を読んでいるという感覚と、実在する人物による手記を盗み読んでいるという感覚が交互にやってきた。やっぱりこの書き手が好きだ。

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    2025年12月05日
  • おごそかな渇き

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    おごそかな渇きを読みたくて手に取った
    山本周五郎の未完の絶筆

    戦後の日本の貧しさ
    欲が渦巻き 他を排除しようとする人々
    東京で妻に逃げられた中学教師と14歳の娘は東京を離れ田舎で野菜や特殊な
    炭を焼いて生活している
    学があり無宗教の父親は地域の住民に
    うちとけていけないし
    地域の住民もなかなか受け入れられない
    そんな中 行倒れの若い男性を助け
    医者を呼び食事を与え
    体力を回復させる

    戦後で誰もが生きること食べることに
    精一杯だった時代
    貧しさにも負けず困っている人を助け
    希望をもって進もうとする人々
    14歳の娘の生活力のたくましさ
    今の時代の人が失ったものが
    みずみずしく表現されていて

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    2025年12月05日
  • この世をば(上) 藤原道長と平安王朝の時代

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    藤原道長の小説。倫子と明子を妻とし、関白兼家の三男として世を渡る。兼家の時代、道隆の時代、道兼の時代を経て、内覧に任じられるまでを描いている。
    「光る君へ」より少しゆったりした道長で、道兼はより癖が強い。道隆は大河ドラマよりは上品である。

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    2025年12月05日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    読みやすい文章とは裏腹に内容は結構ハード。
    人の考え方や価値観は分かろうとしても本当の意味では理解できなくて、
    日々人の気持ちとか信念は変わり得るものだし、だからこそ他人と理解し合えた瞬間は奇跡的なんだと思った。
    信じる気持ちとかそういう類のものを今一度考え直させられる時間だった。

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    2025年12月05日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    ネタバレ

    ただただ切ない。これはハッピーエンドなのか?
    身勝手な大人のせいでふたりの子供が殺人鬼になってしまった。ふたりはくっつくと思ってたけど亜紀は別の人と結婚をした。小さい頃から亜紀のために頑張ってきて杉本を殺すことまでした彼が無念で切ない。そして前に奥さんに似てる子供と旦那さんと暮らしてる亜紀はほんとに幸せなのか?幸せとは家族とは、考えさせられる作品だった。

    ・アビューズとは虐待を意味する医学用語です。

    ・児童相談所には「四十八時間ルール」というものが存在します。虐待の通報ば受けたら、四十八時間以内に児童に接触するというきまりです。

    ・「助けるけんな、おじちゃんが、必ず助ける」

    ・児童福祉

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    2025年12月05日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    何回読んでも最高に面白いです。さくらももこさん目指して、無限にエッセイ書き続けてほしいです!お願いします!

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    2025年12月05日
  • 魚神

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    互いの関係や世界観が独特だけどくせになった
    途中までやめようかと思っていたけど、最後まで読んでいた。後半がよかった

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    2025年12月05日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    前半は何となく退屈で、途中で読むのをやめようかと思いましたが、全体に漂う奇妙な雰囲気と、いくつかのテーマ(提供など)が気になって、読み進めていくうちに、少しずつ状況が明らかになって、途中からは猛スピードで読み終えました。
    残酷な現実や少しだけの穏やかな時間が、淡々とした語り口とは対照的で、強烈に印象に残りました。
    同じ著者の別の作品も読んでみたいと思います。

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    2025年12月05日
  • 選挙漫遊記

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    一貫して全ての候補者に対してリスペクトをもって接している畠山さんに尊敬の念を抱かずにはいられない、それが読後最大の感想です。

    私のような下衆な者は、どうしてもネームバリューや目立ち加減で勝手にフィルターを通して見てしまいがちで、俗にいう「泡沫候補」については政見放送や選挙公報を一瞥して(全くしないことも…)おしまいにすることが多かったけれど、今回本作を読んでその姿勢をあらためなくちゃと思わされました。

    それは、自分の上辺感を省みるということだけでなく
    「しっかり追うと、こんなにも興味深いことが色々わかるのか」
    「突飛もない公約に思えても(その人が当選しなくても)後々活きることもある」
    とい

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    2025年12月05日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

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    待ちわびすぎて古典というかレジェンドと再開したかのような気分です。
    この軽妙なやりとり、関係、好きだな〜

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    2025年12月05日
  • 舟を編む

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    やっと読んだぜ本屋大賞。

    辞典ひとつ作成する為には、そりゃあ膨大なページと文字のバランス、紙の質感、厚み、誤字のチェックなど、途方もない作業の繰り返し完成されるのだと。知ってるようで知らない世界に没頭させて貰った。

    そんな作業を日々繰り返す愛すべき変人たち。笑いと、関心と、最後には泣かせて来るとなれば最高評価せずにはいられない。

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    2025年12月05日
  • チョコレート・ピース

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    チョコバナナから始まり、子供の頃、学生時代、大人になった今までいろんな思い出があり、そこには甘くて苦いチョコレートのような感情が思い巡らされている。BOX1とBOX2で二方からの感情が読み取れるのが良かった。

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    2025年12月05日
  • 踊れ、愛より痛いほうへ

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    友人に紹介してもらった芥川賞候補作品。
    輪郭はある、それもぼやけて見えるけどきっとしっかりある。そう感じたのは平仮名の多さ?
    頭が割れて噴き出す感覚に共感。

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    2025年12月05日
  • 硝子の塔の殺人

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    医療ミステリーではない、館シリーズのような知念さんの新本格ミステリー。ミステリーのマニアックな知識も散りばめつつ、密室トリックを絡めたありがちなストーリーかと思いきや・・・
    2回の読者への挑戦、どんでん返し、知念さんらしいラストとたっぷり楽しめる長編です。

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    2025年12月05日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    第三弾ともなればもう安定の(*^-^*)
    登場人物の多さももう慣れたもんではあるけども、
    家族は増えるし、新たな人物も登場するし、
    どれだけ増えるんじゃ~!
    ドラマにしたらキャストのギャラが大変だw(≧▽≦)

    季節の移り変わりと共に相変わらず小さな事件がいっぱい起きる賑やかな堀田家
    二本足の羊の正体には笑った
    ほっこりするような事件の解決と家族の愛情…いやLOVEをめいっぱい感じられるこのシリーズ
    Audibleでは月イチくらいで更新されるようなのでゆっくり楽しんでいこう

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    2025年12月05日
  • 翠雨の人

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    ネタバレ

    100年ほど前に生まれ、物理数学の頭脳を持ちつつ、「その時々を辞本で洗濯して歩んできた」女性、猿橋勝子さん。
    これほどまでに胸を打たれると思わなかった。
    幾度も目頭が潤み、最後は胸に迫るものが。
    男性なら異なるだろうが・・・・女性が生きたこの時間、まして研究者学者の世界がいかに男性優位であったかは周知の事。
    信州諏訪、気象大学校から始まった研究と勤務の日々・・職場はもとより、10代からの付き合いの仲間がフィクションとはいえ、「そうであったろう」描き方が、非常に心地よい。

    三宅氏、奈良橋氏といった直接顔を合わす上司、同僚の言葉が作り物めいてなく、頁が進む。
    こういった優れた作品を読むと、個人的

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    2025年12月05日