小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ少しファンタジーのような独特な雰囲気の中に、ありふれていそうだけど見えにくい、現実的な仄暗い人間関係を描いた短編集。
物語での出来事は非日常的に感じる。少なくとも馴染みがない事が起きているのに、日常に溢れている感覚や記憶にこびりついた経験、思考など共感できる事が多い。不思議な作品だった。
「ネオンテトラ」
モデルの仕事がなくなり始める齢で、子供を授からないことに悩む女性の話。
自分には合わない話のはずだけど、なぜか好きだった。人生で1つのことがダメだと精神に致命的な影響が出たり、反対に1つの良いことで他の悪い事がどうでも良くなる。人間のいい加減さが描かれている。
なんでもない友人の言動に感 -
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Posted by ブクログ
少しずつ読んだから3週間くらいかけて読んだかも。
若林がラジオで話していた日大三高のエピソードに似た描写がたくさんあって、このアリは若林そのものかと思った。
若林って実際はどんなアメフト選手やってたんだっけ?
とことどころに入って来るヒップホップの歌詞とかもリアルで面白い。
すごく頭のいい高校生でありながら、生きづらそうだなと感じた。まるで私みたいだとも思った。
でも私と違うのは、自分で行動に起こすところ。覚悟を決められるところ。
覚悟を決めた人間は結果が違うなと思った。最後の岩をなぜ運ぶかって話に関して、わかるようでわからない難しい話だった。どうせ負けると分かっていても今できることをする。そ -
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Posted by ブクログ
あーー笑った。最高の読書時間だった。ほんと漫画のような圧倒的コメディなんだけど、この表現って小説でもできるんだ!って思い知るところがたくさん。めっちゃ面白い。
主人公は受験勉強と読書以外、なんにもしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。
夢はノンフィクション作家になることだが、そのための原稿は未だ書いたことがない。毎朝、母親に叩き起こされ、こんなはずの人生じゃなかったと思いながらネタを探しに京都大学に行く。七浪して合格した院等寺庵乃雲の母校でもあり、京大には変人が多いと言われているからだ。
そこで再会したのは、かつて好意を寄せていた間宮という女性。彼女に半ば強引に連れ回されながらも色々な事件に -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画とはかなり内容が違うおかげで、二重に楽しむことができました。
これはハウツーではないが、自国で生きないといけない我々は決して目を逸らしてはいけない問題がてんこ盛り。何歳になってもどうなるかわからない怖さ、年金じゃ暮らしていけない老後の心寂しさ、家族間のトラブル。苦しい思いや既視感、苛立ちを感じながらもすごく面白かった。
篤子さんに苛立ちを感じた人はたくさんいるんじゃないかとおもう。自分はそんなことないと言いつつ、真性の見栄っ張り。
印象強いのはやはり、しっかり者の勇人より、人間性も難ありの社会不適合者であるさやかに対してだろう。(家の食料を持って行くシーンも非常識で信じられませんでしたね