ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 十戒

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    「方舟」に続いて、旧約聖書の神話になぞらえた「十戒」がテーマでお洒落すぎます。王道のクローズド・サークルかと思いきや、「犯人を見つけてはいけない」という戒律が敷かれるところが最大のポイント。終盤に物語の全容が明かされる爽快感は堪らないし、新本格の真骨頂を痛感しました。あとは何より、解説で語られた最後の展開…!自分では気付けなかったけど、物語が根底からひっくり返る衝撃の真実が隠された最高のミステリーでした!
    夕木晴央最高!未読の方は、まずは方舟から読むのがおすすめです!

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    2026年05月03日
  • カラフル

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    ネタバレ

    徐々にこんなに感動するとは!名作。
    タイトルの意味がわかった時、ゾクっとしました。

    あと、私は単純であまり予想しないように本を楽しんでるからまんまと驚かされました。

    また、"死"が身近だった人には刺さるんじゃないかな。

    自殺って、他人からしたら「そんなことで?」と、理由が小さく見えても当事者からしたらかなり大きかったりする。あとは突然ダメージが重なることで大きくなったり、普段なら気にならないことまで理由になったりするものです。

    そして自殺に関しては計画性でなく、衝動性で亡くなる可能性もかなり高い。

    だから私にはかなりリアルに感じました。

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    2026年05月03日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    めっちゃ面白かった。最初は歳の差恋愛の、表現が妙にリアルな小説かと思ったが、後半はドイツの人々が戦争の過去をどう捉えているかという難しいテーマになった。前半でハンナとの恋愛を詳細に書くことで、後半のハンナの裁判の時の主人公の苦悩が想像しやすくなっていた。前半がきちんと後半に対して役割を果たしている。

    ハンナの力強い姿の描写から、スーザンボイルのような外見を想像して読んでいた。

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    2026年05月03日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    面白かった。
    江戸の風景が、芝居小屋が、語り手たちの人生が本当に目に見たように浮かんでくるようだった。

    時代小説苦手かもなんて思ったけど、
    むしろ好きかもしれない。
    今より縛りが多い時代だからこそ
    生き様や信念が苦しい中でも豊かに生きる術になっていたのではないかと思った。

    今さら過ぎるけども映画も気になる。

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    2026年05月03日
  • ガダラの豚 1

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    「本なら売るほど」の中で「読み終わるまで死ねないくらい面白い本」として出てくる小説
    読みたいなと思いながら今になり、もっと早く読めばよかったーと思っている
    べらぼうにおもしろい

    密教の護摩業からはじまり、超能力vs超能力狩り(自称超能力のインチキを暴く)、新興宗教、尊師の奇跡
    エンタメのおもしろさの中に皮肉とか風刺もあって、ページをめくる手が止まらない
    特に新興宗教“聖気の会”での洗脳の描写は、昔オウム真理教の再現VTRで見たまんまだったし、護摩業で隆心師が気づく「宇宙的なパースペクティブに立てば、“違う”と“違わない”はもはや同じ言葉なのではないか」は量子力学的だし
    すごい
    あと、アフリカ

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    2026年05月03日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    ネタバレ

    前作『キラレ×キラレ』を読んでから15年も経ってしまった。本書の印象に関して、解説の説明に大いに納得。小川が雑な推理をし、真鍋がそれを上回る奇抜な推理をし、鷹知が最新情報を提供する。推理と言えるのかよく分からない会話劇で解決するのかこれ?って心配になるけれど、いつの間にか結末に至っているみたいな。それぞれの推理をつなげてみるとさらにその先に新たな景色が見えるあたりは一筋縄ではいかない流石の森さん。

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    2026年05月03日
  • 私たちの世代は

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    小中学生のころにコロナ時代を過ごした、全く状況の違う女の子2人が交互に主人公で出てきて、そのうち繋がっていく…。後半、その純愛と友情に、、、久しぶりに気づくと涙が溢れた1冊。

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    2026年05月03日
  • 変な家2 ~11の間取り図~

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    ネタバレ

    子どもの話がところどころ出てきて精神的にキツかったけど、11個の資料がだんだんと繋がっていくのが読んでいて気持ちよかった。
    最後の終わり方は夢オチ?恐らく真相ではない…?スッキリ!解決!って感じではないけど、読者が自由に感じ取れる結末は余韻が残って私は好きだった。

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    2026年05月03日
  • 世界99 下

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    壮大な愛の話だった。ひたすら認めたくない加害の「共感」を敷き詰めて、行き着く先がまさかの場所でびっくりする。語られる事と、行動と、どちらがその人の本当なのだろう。
    コロナ後、社会のホワイト化は拍車がかかっているように感じる。SNSという記憶(価値観)のワクチンを接種して、僕らは均一化されている。(作品の中でも「海外はそうでもない」というのが面白かった。)これは良い方向に向かっているんだろうか。

    無い頭で色々考えてパンクしそうなんだけど、単純に、友愛や性愛に分類されない。いや「愛」という言葉で合っているのかもわからない、2人の関係性について、とてつもない感動を覚えた。村田沙耶香版「ちびまる子ち

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    2026年05月03日
  • 銀座「四宝堂」文房具店7

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    文房具にまつわる心温まる話が5話。
    5話目に出てきた、ぺんてるのスーパーマルチ8が欲しくなって買っちゃいました。

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    2026年05月03日
  • エピクロスの処方箋

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    前作を読んだだけでは理解しきれなかったマチ先生の哲学により深く触れることができた。マチ先生の哲学はすでに完成しているものと捉えてしまっていたけれど、実際には医療の現場で日々患者と対峙し逡巡しながら、自身の内側と向き合っている。哲学とは考え続けることなのだな、と改めてわかった気がする。
    幸福と快楽の違いや、哲学者エピクロスが説く精神の安定を本質とした快楽と世の中に浸透している快楽の違い。本作を読みかじっただけで理解するにはあまりに難解である。ただし思うことは、欲に塗れた卑劣な「快楽」に走って本質を見失わないように、そして、マチ先生の理論に置き換えるならば、「雑多な物事とともに我々の足元に埋もれて

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    2026年05月03日
  • フラッガーの方程式【電子特典付き】

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    全オタク必読!
    こういうフラグってあるよなあと思わされ続けた。
    様々な障壁に見舞われる前半の日常(?)パートももちろん面白かったが、伏線回収の嵐とも言える後半部分はページをめくる手が止まらなかった。
    「6人の嘘つきな大学生」のようなミステリーも本作のような変わり種も書ける朝倉先生には驚きを隠せない。

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    2026年05月03日
  • 告白

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    10年前に一度読んで再読。ミステリーとしてしっかりしており、読む手が止まらず一気読み。改めて完成度の高い本だと感じた。

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    2026年05月03日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    昨年母になったので、自戒の念を込めて読んだ。

    私が失敗したことや後悔していることを、なるべく避けてほしいと願ってしまう。願うからこそ先回りしたい。気付きを与えたい。期待したい。父と母を超えてほしい。偏差値の高い学校へ行き、選択肢を持ってほしい。そして、大好きな人と一緒になってほしい。愛されてほしい。そして、いずれは孫を一緒に育てたい。

    ……いずれは孫を育てたい。

    ではおかしいのだ。頭では分かってる。

    「あなたが生まれた幸せを、あなたにも経験してほしい」

    こんな思いでなくてはならないのに。私のための孫じゃないのに。

    なにより、結婚や子育ての有無は母である私が決めることじゃないのに。

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    2026年05月03日
  • ガラスの50代

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    50歳になったので、というか酒井順子さん初めて読みました。
    めちゃくちゃ好きでした。ちょっとシュールな感じもするけど、極めて真摯に年齢を重ねることと向き合っていて、私もこんなふうに歳をとっていきたい。

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    2026年05月02日
  • 高慢と偏見

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    登場人物の関係性、血縁関係にだけ注意しておけば、話の展開自体はすっと頭に入ってくる。

    何よりエリザベスの皮肉っぽくも、常に前向きで素直な姿勢が素敵です。ダーシーも芯のある男という感じで、かっこいい。令和の日本には、もう絶滅危惧種みたいなタイプだと思いますが!

    当時のイギリス上流階級の雰囲気も感じられ、充実した読書体験を味わえると思います。2005年版の映画も併せて鑑賞しましたが、エリザベスはじめ、キャラクターがみんな生き生きしており、世界観も原作に忠実でとてもよかったです。おすすめです!

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    2026年05月02日
  • 宇宙食になったサバ缶

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    前から知っていた本だったけど、読まずにスルーしてた。今回ドラマ化されたので、先が気になって読んでしまった。高校生!すごいね。そして、これこそが学ぶということなんだろうなと思った。

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    2026年05月02日
  • 死んだ山田と教室

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    思ってたんとちがーう!!
    交通事故で死んだ山田の声が、教室のスピーカーから聞こえてくる。突飛な設定と、テンポよく進む高校生達の会話に乗せられて、何だかポップな話かと思ったら…まんまと騙された〜!
    この書き方、すごいな〜!会話中心で物語が進んでいくから、気づいたら自分も2Eのクラスメイトの視点で山田を見てしまってる。アホだな〜って笑って見てたら、急に心臓がヒュッと冷たくなる。
    私が見ていた、山田って何だったんだろう??
    この先、どうなるんだろう?? 
    夢中になって、最後まで一気読みしてしまった。
    読後の余韻にずっと浸っていたくなる、めちゃくちゃ心動かされる作品だった。

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    2026年05月02日
  • ねこいる! いる!

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    前作の衝撃もさることながら本作も面白かった!もしかして!?と前ページを一つずつ遡って確認してしまいました。ねこいるし、いぬもいる!

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    2026年05月02日
  • アラスカ物語

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    読点の打ち方などのちょっとした違和感はあったが、ストーリー自体が面白く、夢中になって読んだ。主人公の意志や精神の強さと、崇高な自己奉仕精神に圧倒された。

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    2026年05月02日