ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
天下取りの見果てぬ夢を追い求めて関ヶ原盆地に群れ集った十数万の戦国将兵たち……。老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか? 両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命運をつなぎ、また亡び去ったのか? 戦闘俯瞰図とも言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将たちの人間像とその盛衰を描く、波瀾の完結編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~3件目 / 3件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
今まで戦国時代の歴史に関心がなく、その時代に関する大河ドラマを見ることもありませんでした。今回、戦国武将たちのかけひきの有り様を初めて知り、興味深かったです。数日に渡って読んでいこうと思いましたが、関ヶ原の戦いに入ってからは、自然読むスピードがアップして、あっという間でした。 上巻、中巻と司馬遼太...続きを読む郎さんの詳しい実況中継で、リアルな映像が広がりました。下巻の最後では石田三成の悲痛な叫びに、司馬遼太郎さんの気持ちまで乗っかっているように思えました。 全体を見通す力、客観的に現実を見る目といった組織のトップとして必要な能力が、三成には確かに欠けていた。それが分かっているのに三成のことを悪く思えないのは、とんでもなく真っ直ぐで純粋なところに惹かれるからでした。 石田三成についていた、島左近、大谷吉継は三成の長所も短所も知り抜いていた。両者の心の広さはハンパなく、この小説で最も人間の器の大きさを感じた人物です。 小説のラストに、石田三成の恋人?初芽が登場します。交響楽が静かに終わるようでした。心に沁みました。
戦略がいかに重要なことなのかを改めて考えさせられました。家康の政略により三成がじわじわと追い詰められていく描写が儚いです。黒田長政による毛利秀元の参謀長格の吉川広家と小早川秀秋に対する工作、藤堂高虎による大谷吉継に属する小緑大名の西軍から東軍への寝返り約束の取り付けといった手を打たせている家康の緻密...続きを読むさ、老獪さが際立ちます。そんな不利な状況でも、三成を見捨てず、側で支え、共に戦う島左近や大谷吉継の姿には感動しました。
司馬さんの歴史小説では、史実でしか知らない人物が、人間になって立ち現れる。人間描写力がすごい。 石田三成と徳川家康、本書では関ヶ原の戦いの首謀者二人に光を当てる。戦いの成り行きとともに、二人はどう判断し、どんな手を打ったのか…。 すると、戦いの帰結の必然性が見えてくる。 三成は、官僚として非常に有能...続きを読むだが、人を受け入れる器が小さい。一方の家康は欲得で動く人間心理を理解し、人を操れる。 二人にからむ人物たちの人間模様も面白い。 結末がわかっているのにまるで現在形で動いているようで先が知りたくてたまらない。 先がわかっていても、人間三成に感情移入し、生き延びて欲しかった…
天下分け目の関ヶ原!とうとう完結しました。 徳川家康の緻密な戦略が凄い。 戦国武将たちのそれぞれの思惑。 司馬遼太郎氏の肉厚な描写に痺れました。
「おまえ、右手で握手したんやったら左手は何してたん?」 のくだりがあってこその関ヶ原の戦いやと思ってる。
昨年、1年見続けていた「どうする家康」。物語の大サビである「関ヶ原の戦い」が、なんとなくサラッと描かれていて、もう少し深掘りしたく読み始めました。 尾張派(北政所) VS 近江派(茶々) の代理戦争であったこと、滋賀の小さい一大名の石田三成が徳川家康と対等に戦えるまでになったこと、各諸大名にもそれ...続きを読むぞれのドラマがあること(真田は生き残るために兄弟でどっちにもついたり)など、興味深いことが多いです。 西軍について敗北した毛利(長州)、島津(薩摩)、長宗我部(土佐)から討幕の動きがあることを考えると、関ヶ原って250年も影響し続けて、ほんとに天下分け目やったんやなと思うとります。
関ヶ原合戦、西軍の奮闘、小早川の裏切り、死闘。大谷吉継が最期まで名将すぎて涙目。島左近の17歳の息子さえ戦場で華々しく散った、というのも切なかった。 石田三成が戦場離脱したのには「あれ?大谷吉継は自刃したのに?」と戸惑ったけど、結局自首して潔く処されたのは(性格的に)筋が通ってて良かった。 これまで...続きを読む読んだ司馬遼太郎作品で上位にくる面白さだった。
みんなからの嫌われ者、石田三成を自分も序盤からずっと好きになれなかったのだけど、最後の最後でその感情も全く逆になった。感動した。 本当に義を貫いた人だったんだ。 裏切って家康についた将たちは、その後どんな運命を辿ったのか気になった。 次読むテーマにしたい。
・関ヶ原の戦いに至るまでの人間模様がとても魅力的に描かれていた。 ・気持ち的には石田三成に勝ってほしかったが、世を治める器量はなさそうなので、徳川家康の勝利で良かったのかもしれない。 ・小早川秀秋は今の時代でも悪者として扱われるので、人の行動が与える影響力の凄まじさを感じる。 ・様々な人間の思惑が錯...続きを読む綜するので、自分が歳を重ねて読み度に、共感する人物が変わりそう。
誰もが知る関ヶ原。その後の泰平の世を思えば家康が勝者であってよかったと思うし、小早川秀秋がどう評されようがその裏切りは正解だと思う。 だけど、司馬さんの関ヶ原を読むと義に生きた青くさい三成に勝たせてやりたかったとも感じる。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
関ヶ原
新刊情報をお知らせします。
司馬遼太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
竜馬がゆく 1
【分冊版】竜馬がゆく(1)
街道をゆく 1
新装版 播磨灘物語 全4冊合本版
合本 この国のかたち【文春e-Books】
胡蝶の夢(一)~(四) 合本版
合本 十一番目の志士(上)(下)【文春e-Books】
坂の上の雲(一)
「司馬遼太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲関ヶ原(下) ページトップヘ