緋色の記憶〔新版〕

緋色の記憶〔新版〕

1,650円 (税込)

8pt

村にやってきた美しい美術教師。悲劇はここから始まった。老弁護士の回想で語られる事件の真相とは? 傑作ミステリがついに復刊

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緋色の記憶〔新版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    静かな文章だからこそ、ぞっとする内容だった。
    文学小説慣れしてない人には、ちょっと読むのが苦痛かもしれないと思った。

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

    以前にクックの「夜の記憶」を読んだことがあり、この作品はまあかなり、いわゆる「イヤミス」で読んだ後になんとも言えない気持ちになって、登場人物の名前を全く別のシチュエーションで聞いてもその気持ちが蘇るトラウマミステリーでした。
    なので、なんとなくしばらく遠ざかっていたクックなのでした。


    こちらの作

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    ミステリーと一言で表現出来ない。細やかな情景、語り部の心情、結末は最初から分かっているようで、しかし深層は分からない・・・とても残酷な美しい、人間を描いた物語だった。初クック作品だったが、善き作家との出逢いに感謝。

    0
    2023年07月12日

    Posted by ブクログ

    トマス・H・クックは初めて読んだ。
    すごく好みで驚き。クラシックな雰囲気、静かな筆致で、過去の事件が少しずつ浮かび上がる。
    その少しずつの書き方が、すごく上手い。最初は地味かなと思って読んでいたけれど、ぐんぐん引き込まれました。登場人物も多くないけれど、一人一人の置かれた立場からの思惑が練り込まれて

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    美しい美術教師が村にやってきたことから、
    始まる事件。
    いやー。何が起こったの?
    全貌が全然見えないなか、
    何かよくないことが起きたのは確かで。
    じわりじわり、見えて来た頃には、
    なんてことに!
    と、深いところに落っこちたような
    感覚になった。

    後戻りできない今となって、
    ヘンリーの心に横たわった

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    過去の追憶から始まる物語。主人公は、とある村の校長の息子。
    物語は、彼の記憶をたどる形で、かつて村で起きた事件が描かれていく。

    ミステリー要素はないものの、随所に散りばめられた不穏な描写が印象的で、最後に明かされる事実と、それまでの出来事が一つにつながる構成がとても面白かった。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    土瓶さんの『夜の記憶』のレビューに触発されてトマス・H.クックを初読み。

    平穏な村に美しい女性教師が訪れたことによって起こった事件は、どんな悲劇だったのか…

    いや〜焦らされる。
    こうして思い出すと…、あの時はまだ…、こんな恐ろしいことになろうとは…みたいな思わせぶりにずっと焦らされる。
    「一体何

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    ミステリーに分類されているが、ネタバレや謎解きに重きが置かれている訳ではない。
    事件発生までの時系列に加えて、主人公の少年が老齢になった現代の描写や裁判の公判での証言を織り交ぜることで飽きの来ない展開がされている。
    少年の一途な心理が描かれているが、大人の自分としては、彼が興醒めする大人側の視点で考

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    「雪崩を精緻なスローモーションで表現するような」と解説にあったが、まさにその通りです。悲劇にじんわりじんわり向かっていくのが怖い。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    ある田舎町の学校に女性教師が赴任し、そこから起きた事件
    田舎町の平穏だけど退屈な空気感
    そこに現れた異質な存在に惹かれる少年(過去)と、それによって人生が変わり果てた老人(現在)が事件について語っていく。
    真相がわからないまま進むが
    引っ張り込むようなエンタメの要素は無い代わりに各場面静かで鮮明な描

    0
    2023年08月31日

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