ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    人間の言葉を話すトラネコ。ファンタジー系のSFなのかなと読み進めると、次第に、ああ…なんて面白い題材なんだ!と視界が広がる。
    読書家を名乗って、こういう人いるよね(批判ではなく、分かるんだけれど〜…という感じ)と思ったり、自身を省みたり。

    コレクション、速読、書籍とは…本を読むということは……
    つまるところ、皆、本が好きなんだよね。

    医療系ではない夏川草介さんの作品。気がつけばこちらもしっかり、哲学的で現代社会への問いかけもあり、とても良かったです。

    0
    2026年06月12日
  • 青天

    Posted by ブクログ

    見応えある韓ドラ見終えた時くらいの心地よい達成感と、ロス感がある。
    読んでる途中にあんなに手に汗握り、心臓がバクバクしながら読み進める感覚は久しぶりかもしれない。
    私が高校の時(自分は剣道部)NFLにハマり、アメフト見まくっていたからというのもあるけど、やはりアメフトは最高だと思ったし、高校で運動部してた人は少なからず共感すると思う。
    爽快かつ少しのしょっぱさの残る後味すら消えるまで楽しみたいと思える素晴らしい本だと思う。

    0
    2026年06月12日
  • 光のとこにいてね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    曖昧なままに終わる読後感が良かった。
    歪な形の家族の描写に心抉られ、親が子に与える影響の大きさを感じつつも、結珠に会いたい一心でS女に現れる果遠の行動力だったり、果遠のために喪服を準備して化粧して、果遠を守る結珠の姿だったり…
    恋人でも友人でもない、でも互いが互いを想う関係性が凄く美しかった。
    果遠が宝物として大切にしていた防犯ブザーのくだりはちょっと泣いてしまった。
    一穂ミチさん特有の、心情の描写がまた良い。
    「草いきれのように立ち込める乱暴で瑞々しい魂の気配に、憧れめいた愛情を覚える。」
    なんて美しい描写だろうと暫く反芻したし、二人の関係性はこの一文に集約されているんじゃないかとも思う。

    0
    2026年06月12日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    白藤さんは私が考える人間のまま世界を見続けてるんだな。
    疲れきった人がピョコルンになりたがる、名誉なことなのか?
    女性が負わなければならなかった妊娠出産家事育児をピョコルンに負わせることができる世界。羨ましいと思い読み進め、最終的には…おぞましい世界観だった。
    何か別のものに押し付けるのではなく、夫婦で、家族皆で分担すればいいよね。妊娠出産は今のところ女にしかできないし、女も正社員を一生続ける現代だしね。1人だけ便利に使われ続けるなんて嫌だから、それを見てきてるから少子化なのもあるよなぁ。
    「子宮を見張られる」と、空子母の「次はお前の番だ」的な表現や圧、あるある過ぎて読んでて苦しかった。
    いじ

    0
    2026年06月12日
  • グロテスク 下

    Posted by ブクログ

    しんどくて息を止めて読んでるような気分だった!
    なのにページを捲る手が止まらない。それは「面白い」ではないんだけど、先が気になって仕方ないし、早くこの不快さから解放されたい!みたいな笑

    下巻は打って変わって殺人を犯したチャンの上申書から。
    ユリコ姉妹もすごいけど、チャンも中国の貧困層で壮絶な生き方をしてきた人で、そのハーモニーったら素晴らしい組み合わせだった!


    不快で仕方ないのに星5を付ける矛盾!!

    これは読んだ人にしか分からないと思うけど、だいぶアングラな世界の話なので、私は身内にはオススメしない/できないかな!笑

    0
    2026年06月12日
  • 紋の国の宮廷彫刻師

    Posted by ブクログ

    輝石と呼ばれる宝石に紋を彫ることによって魔法の力が発動される。
    めちゃくちゃ面白い!
    ぜひぜひシリーズ化して欲しい!

    0
    2026年06月12日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

    Posted by ブクログ

    「どういうことですか?そんなことある?」

    タイトルを見た時、そう思いました。

    でも、読み進めるうちに思います。

    「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵だなー。」


    と。



    「SHIKAGAWA社」が発売した電動自転車は、ブレーキに欠陥があり、それにより死者も出て、大きな社会現象となる。

    多くの人々から糾弾される志賀川社長。
    罪の意識に苛まれたのか、志賀川は社長室で首を吊っているのが発見される。

    後日、密室の廃墟に集められた7人。
    7人とも志賀川の死に関わる人物。

    廃墟のスピーカーから指示が出る。

    「志賀川は誰かに殺害された。志賀川を殺した犯人だけは命を助けよう。」

    期限は4

    0
    2026年06月12日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    Posted by ブクログ

    ファンタジーの余韻から現実へ引き剥がすようなあとがきパート含め、全部好きだし新鮮だった。
    まず、千鶴子の痛々しい言動に、痛烈な共感性羞恥を覚えた。
    台湾グルメと鉄道旅の鮮やかな描写に惹かれて読み進めるうちに、自分の中にも覚えのあるおめでたくも独りよがりで都合の良い解釈に気付かされるからだ。
    千鶴子の無自覚な特権階級の傲慢さと、千鶴ちゃんの圧倒的な大人の対応の対比に、息も絶え絶え悶え苦しむほどだった。
    対等とはなんだろうか。対等でないと友情は育めないのか。
    現代の自分を翻って、組織における上司と部下の関係にも綺麗にスライドして追体験できる素晴らしい読書体験だった。

    0
    2026年06月12日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母親に振り回される2人が不憫だと思うと同時に、その経験がなければつながることのできなかった2人でもあるも思う。親父の不倫、親友の自殺、母親の鬱などすべて含めて人生は面白いと感じた。

    0
    2026年06月12日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    魅力的なキャラクター、緻密な伏線、そして衝撃の展開の連続。
    素晴らしいミステリー小説でした。

    香月と翡翠の正体は本人たちから明かされるまで全く気が付かなかったので、終盤の展開には本当に衝撃を受けました。今思うと、別荘に招待した段階で何かに気がつくべきでしたね。
    ドラマ化しているという情報もあったので、「霊媒探偵」というキャッチーなキャラクターで勝負する作品なのかと思っていましたが、この作品はその論理性と伏線に魅力がある作品でしたね。

    0
    2026年06月12日
  • 錦繍

    Posted by ブクログ

    文学の森 2026年6月クールのテーマ作品

    過去から現在につながり、そして未来へとつながる。
    過去に引きずられず今を精一杯生きることが、きっと自分にとって一番ふさわしい未来につながると感じた。

    数十年ぶりの再読だが、宮本輝さんの美しい文章は心地よいなぁ。

    0
    2026年06月12日
  • 遥かなる水の音

    Posted by ブクログ

    モロッコ旅行に行きたいと思っていた時に夢中で読んだ。同じコースで旅したいと思った。
    死んだら子どもたちでサハラ砂漠に散骨してもらいたいと考えている。

    0
    2026年06月12日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学生の時、青い鳥文庫で読んで、今回再読。
     第一声は「懐かしい」
     でも、小学生に読んだ印象と今読んだ印象が
     全く違って、「これだから再読は辞められな
     い」と再確認。世界観が本当に大好きで、た
     だファンタジーではなく、厳しいところもあ
     るのがこの作品の魅力だと思っています。
     早く「2」を読も (⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠

    0
    2026年06月12日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

    Posted by ブクログ

    大どんでん返しって感じ!!!なんだ!?菅原と榊が一緒の人物だったのか!?!?!それそれひろのストーリーや深月のストーリーも世界観に引き込まれ読むのに飽きる暇がなかった

    0
    2026年06月12日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    約20年前、『すべてがFになる』を読んだ時、私の読書史上では五指に入るぐらいの衝撃を受けました。
    それ以来、森作品を追いかけ続けていた私ですが、次第に仕事の忙しさや体調の波に押され、十年ぐらい前、ちょうどこの「Wシリーズ」あたりから足が遠のいておりました。
    「いつか必ず」と思いながらもそのまま延び延びになっていた1冊目を、ようやく読みましたが……これがもう、本当に素晴らしかったです。

    時代設定は、あの「百年シリーズ」のさらに先でしょうか。
    近未来というより、森作品史上、最も遠い未来だと思います。
    「ウォーカロン(Walk Alone)」という切なくも美しい名を持つアンドロイドが限りなく人に近

    0
    2026年06月12日
  • 遊園地ぐるぐるめ

    Posted by ブクログ

    遊園地、地元の遊園地というものはみなそれぞれにあると思うのだがそこへの思い入れもまた人それぞれ。
    色んなところで話がつながっていて読むのが楽しいし、遊園地に来る人たちの想いや遊園地に来る人たちを迎える人の想いも伝わってきて心が温かくなる。
    人それぞれの人生があるが、その人生の瞬間を覗かせてもらったような気分。

    0
    2026年06月12日
  • 自分ひとりの部屋

    Posted by ブクログ

    1. 『ダロウェイ夫人』との幸福なシンクロニシティ
    先に読んだ『ダロウェイ夫人』の、あの意識の流れを用いた斬新な作風(挑戦)が、本書で語られるような「女性と文学の歴史」に対する深い洞察や敬意、そしてウルフ自身の「執筆への凄まじい覚悟(心意気)」の上に結実したものであると深く得心がいった。2冊を同時期に読めたことで、ウルフの挑戦の重みがより立体的に理解できた。

    2. 「シェイクスピアの妹」の仮定に込められた魂
    途中と最後の締めくくりに登場する「もしシェイクスピアに才能ある妹(ジュディス)がいたら」という仮定とウルフの主張に、魂が込められていて激しく心を揺さぶられた。
    本来、創造的なものを

    0
    2026年06月12日
  • 探偵が早すぎる (下)

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。 ミステリアスな千曲川光。不思議な家政婦橋田。純粋で少し抜けてる一華。
     でも、相続争いでここまでドロドロするのは嫌だな〜
    最後は、感動した

    0
    2026年06月12日
  • 女二人のニューギニア

    Posted by ブクログ

    めっちゃオススメです!学術的にも貴重な資料になるんじゃないか。でも、とにかく面白い。すごい人だな有吉佐和子さん!

    0
    2026年06月12日
  • 恋に至る病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    純愛が好きなので景は愛ゆえに行ったとそう思い込んでおきます。入見の話した筋書きは確かに理路整然としてるし、景は最後まで宮嶺の事を最後ただの駒としてしか見ていなかったのかもしれない。自分を肯定して盲目的に信じる流される物の一部でしか無いのかもしれないけれど、彼女の行動原理の行き着く先は全て宮嶺を守る、あの日宮嶺を苦しめた人間達とそれに付随するものに復讐することだと信じたい。消しゴムに関してはいじめを指示した可能性を示唆するものとも捉えられるけど、景ならそれを隠滅するもしくは取り返したと宮嶺にみせて更に罪悪感を植え付けて支配する気がする。でもそれをしなかったという事実が宮嶺を好きでいた証拠であり続

    0
    2026年06月12日