あらすじ
チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回のテーマは働き方や働きがい、女性活躍、年代的にも近しい女性店長が主人公で立場であったり高齢の両親のことであったり、長年働いてきたシリウスの変化であったり、男性である自分にとっても今回の話の中の出来事やセリフ、考え方に共感するところが多かった。
そんな中で常夜灯の様な場所があるというのは本当に羨ましい。もちろん出てくる料理も美味しそうでそこで生まれる会話や雰囲気がとても心温まる。
何気に発行が私の誕生日なのがなんだか嬉しいところ。
Posted by ブクログ
シリーズの中で一番好きな話。
私のほうが主人公のいつきより少し年は上であるが、同じような立場。
「女性活躍」方針以前に男ばかりの中でラインマネージャーになり、その後、実績もなく職歴だけで管理職となった女性職員に対し、複雑な思いを抱えているところに共感を感じた。
Posted by ブクログ
今回の主人公は、池袋店の女性店長いつきちゃん。みもざちゃんよりもずーっとベテランの女性店長です。キッチン常夜灯という癒しの場所が有って、各巻それぞれの主人公が悩みから解放されていく展開ですが、ファミリーグリル,シリウスでの彼女達のストーリー展開も面白く、引き込まれていく感じです。同じ会社で働いている彼女達が、立場は違っても繋がり、協力し合って、働く事の楽しさを見つけていく展開、うれしくなります。飲食業の形態も最近は本当に変わってきていて、いつきちゃんの元同期の由香が働き始めた、客との接触が最小限ですむようなお店が増えてきましたね。年配層にはタッチパネル式や、QRコード読み取り式の注文方式はハードルが高くて時々とまどう事も有ります。堤さんや城崎シェフを見て(読んで)いると、飲食業においてのお客様との距離について考えさせられます。いつきちゃんが、こんな事を言っていました。
「食事を通して、様々な経験をお客さんに与えられるレストランが、やっぱり私は好きなのだ。退職した同期がよく話していた。退職祝いに海外に旅行をしてエステに行ったとか、ホテルのスパでリフレッシュしたとか。自慢にしか聞こえなかったから、それきり会うのを止めた同期も多かった。でも、そんなたいそうなことをしなくても、身近な場所で私はこんなにもリフレッシュできている。」
いつきちゃんやみもざちゃん達を癒すだけでなく、次へのステップへと導いてくれる力を持っている常夜灯は、やっぱりステキです。
Posted by ブクログ
自分も今の仕事について時折悩むことがあり、転職しようかなどうしようかなと考えたりするのですが、この作品を読んで、ここでもまだ頑張れることがある・学べることがあると気づいて、もう一度頑張ろうと思わせてくれた作品です。
そしてとにかく料理の描写がとても美味しそう。キッチン常夜灯みたいなお店が自分の近くにもあったらいいのになと思わせてくれる、あたたかい作品でした。
私はこの作品から読んだのですが、キッチン常夜灯シリーズはこの作品以前にもすでに三作出ているとか?そして今作に出てきた登場人物たちがそちらでは主人公になっているようで、ぜひそちらも読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
同世代、仕事に対する悩みや考えがまさにおんなじで。
常夜灯で癒されながら、後輩達との繋がり、いろいろ共感できて、これから頑張ろと元気がもらえるお話でした。常夜灯あったら行きたいなぁ。
Posted by ブクログ
今年の読み納め本。『キッチン常夜灯』シリーズ第4巻。今までの若い女性達とは異なり、年齢も凄く近くて、会社に対する考え方や将来的なことの悩み等とても共感できる、鳥羽 いつきが主人公の話し。
毎回登場するフランス料理に思わずお腹が鳴ってしまいそうになりますが、今回は今までと違ってヨダレがこぼれそうになる描写が多くて、決して夜中に読んではいけません❗️
全体的にとても共感できる話しだったので、特に印象に残った話しはありませんが、食べてみたい料理は、アッシュ・パルマンティエとシュー・ファルシです❗️
Posted by ブクログ
キッチン常夜灯シリーズ4作目!
相変わらず美味しそう描写多すぎてお腹空く&私の食欲も増す….笑
接客業の働き方、両親の介護、めちゃくちゃ現実的で共感できる内容であり、それを1人で抱え込みすぎず、自分で自分を労って美味しい料理を食べて、明日も生きていけたらいいなと前向きになれる作品でした!次回作も待ってます!
Posted by ブクログ
ファミレス・シリウス本社で「女性活躍」と言われる前からの叩き上げ女性店長のいつきは自分の立ち位置に悩んでいた。そんな中、偶然見つけた「キッチン常夜灯」で後輩やシェフ達と話す事で少しずつ働き方を見出せて…
中堅の叩き上げ故の葛藤や、若い子達との距離感など、悩み所は色々ありましたが、キッチン常夜灯のメンバー達の温かさで前へ進めて良かったです。
お一人様でも自分を大事にしよう、家族を大事にしようと言う姿に元気を貰いました。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
シリウス池袋店の店長を務める鳥羽いつきは、会社が「女性活躍」の方針を打ち出す前に車内で初めて女性として店長を任された。
自分なりに頑張って来たつもりだが、ここ数年で若い女性店長が増えるつれ、自分が会社から必要とされていないのではないかと不安を抱くようになっていた。
そんなある日。必要な備品を倉庫に取りに行った際に偶然〈キッチン常夜灯〉と出会い、店の定連となっていた会社の後輩たちとの交流が始まった。
【感想】
今回の主人公であるいつきはまもなく45歳の誕生日を迎える中年女性なので、これまでで一番、自分の年齢に近い主人公でした。
仕事面の悩みだけでなく、いつまでも元気でいてくれると思っていた親の入院で覚える不安なども盛り込まれていて、身につまされました。
登場するお料理もますますパワーアップしていて、実在するお店だったらどんなにいいだろうと思いながら読み進めました。
Posted by ブクログ
飲食業界の危うさの描写がなかなかに生々しく、キツいと感じる場面が結構あった。
だからこそ、そんな場所で働き続ける前向きな意思と、そこからより良くしていくために更に立ち上がろうとする主人公いつきさんの姿がとてもまぶしかった。
前作の主人公が皆でてくるのが純粋に嬉しく、いつきさん目線描かれるそれぞれの姿がなんだか誇らしく感じた。
また神保町店の店長三上さんの心情をかなりちゃんと知れたのが嬉しかったし、ほんとに格好良い人だなーと再認識できた。
登場する料理のどれもが実際の熱さとは関係ない暖かさを持っていて、感覚として美味しそうってだけでなく、心も満たしてくれそうな料理という感じがした。
Posted by ブクログ
チェーンの洋食店を運営する株式会社オオイヌで働く女性社員たちが、それぞれの人生の節目で導かれるように出会う場所――キッチン常夜灯。
本作はそのシリーズ第4作目にあたります。
今回の主人公は、40代半ばの店長・鳥羽いつき。
女性店長の先駆けとして努力を重ね、責任ある立場を任されてきた一方で、次々と頭角を現す若手女性店長たちの積極性に、言葉にできない焦りや危機感を抱いています。後輩の退職に心を揺さぶられ、高齢の親が倒れるという現実にも直面し、「このままでいいのだろうか」「自分はもう必要とされていないのではないか」と、人生と働き方の迷いが静かに積み重なっていきます。
同世代である私自身にも重なる場面が多く、いつきの戸惑いや不安は決して他人事ではありませんでした。
そんな彼女が、キッチン常夜灯でシェフや堤さんと出会い、言葉を交わす中で、少しずつ“初心”を思い出していきます。
さらに、本部スタッフのつぐみちゃんとの出会いをきっかけに、「この環境から逃げるか、残るか」という二択ではなく、今いる場所で未来に向けて何を変えていくかへと、意識が静かにシフトしていく姿が描かれます。
物事を変えようとする人は、必ず悩み、迷い、葛藤します。
それでも「どうせ変わらない」と諦めるのではなく、「自分たちがやるしかない」と前を向く姿勢は、とても誠実で力強いものでした。
同じ方向を向いてくれる仲間の存在、そして時に癒し、時に背中を押してくれるキッチン常夜灯という場所の温かさが、物語全体を優しく支えています。
改革はまだ“兆し”の段階で、本書は幕を閉じます。
だからこそ、シリーズ第5作で描かれるその後の変化や成長を、今から楽しみにしたいと思える一冊でした。
Posted by ブクログ
今回のテラーであるいつきさんはベテランの店長さん。シリウスはチェーンのファミレスをイメージして路面店を想像してました。いつきさんはテナント店舗の店長でした。ロケーションは池袋なので人の往来が多い場所である。大きな百貨店やショッピングモールにある異業種混在の休憩所は路面店にない魅力的な環境下だ。
女性活躍がこの物語の初期からのテーマだったが、いつきさんは影を潜めて男性社員の如く振る舞っていた?初巻のみもざさんが常夜灯に通うきっかけとなった倉庫がまた今回も登場してきてリンクしている。確か寮だった建物を倉庫として使っているのだったか。不要な資産を削減する昨今、物持ちの良さが利益拡大の拠点になるとは少々考えさせられる。
常夜灯のカウンターでは仕事がオンの時に会う人とオフ時に出会ったときの戸惑いと嬉しさと繋がる勇気を体感しているような錯覚に陥る。その勇気をあと押してくれるのは洞察力があるシェフの美味しい料理なのでしょう。
まだまだ続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
第一線で働く女性を応援する文面がいくつも散りばめられているこのシリーズ。
置かれた場所でさきましょう的なメッセージは今回もしっかり伝わりました。
シズル感溢れる描写を追いかけるうちにすぐ読み終わる。
シリウスも常夜灯も、私のなかですっかり店舗のイメージが定着してきた。
登場人物(かつ皆名前が似てる)が増えるにつれて伏線回収もやや難易度が上がってきた感。
Posted by ブクログ
いつも温かさと仕事へのやる気をくれる大好きなキッチン常夜灯シリーズ4作目。
つぐみちゃんやみもざちゃん等、過去作の主人公も登場して、読んでいて懐かしい気持ちになりました。今までのシリーズと比べ大きい事件やヤマがあるというわけではないですが、今までと違う年齢立場からの視点で、ライフステージや環境が変わって話や価値観が合わなくなってくる友人や、若手のアクティブさに焦りや不安を感じる姿など、凄く共感できる内容でした。そして変わらず常夜灯は温かく、そして美味しそうな料理ばかりで…近くに欲しい行ってみたいといつも思います。
Posted by ブクログ
一人でがんばらなくてもいい。
そのことに気がついたとき、がんばっている人は成長できるのではないか。
人に頼ることも、自分でがんばりたいという気持ちも、どちらも大事。
45歳という年齢が、頼りにくくさせるのもわかるし、プライドが邪魔をすることも。
今回も、食べたくなるものがたくさん登場したけれど、中でも最後の方に出てくる栗のスープが、気になっている。
Posted by ブクログ
シリーズ第四弾。
今回の主人公は、シリウス池袋店の店長、鳥羽いつき・45歳。
同期が次々と退職していく中、結婚をしないまま初の女性店長となったいつき。
このシリーズの魅力は『キッチン常夜灯』で提供される美味しそうな料理だが、それにも増して、一人一人の人生が丁寧に描かれている所がいい。
いつきの仕事に対する情熱や、手にする事が出来なかったものへの想い、わかるわかるの連続だった。
飯テロ本であり、お仕事小説でもあるけれど、人生を見つめ直す心の処方箋のようでもある。
自分の居場所を確信し前進していく主人公の姿が眩しかった。
Posted by ブクログ
前作までとは少し異なる立場にある主人公。キッチン常夜灯と、そして後輩たちと出会い、変化していく。彼女のように、年齢を重ねても、先輩の立場にいても、素直に意見を受け入れる心を持っていたい。変化することを恐れたくない。今作も心温まるお話だった。
Posted by ブクログ
安定の料理の描写。そして今作も戦う女性の話。会社員ならばでのあるあるを描き、料理に勇気をもらい、再び仕事をがんばる。
そんなお決まりのパターンだけども、それでもほっこりさせられる。第五シリーズもあれば読んでみたいな
Posted by ブクログ
今回も、常夜灯のあたたかさに癒されました。
いつきの、仕事のモヤモヤ、高齢の親に対する心配、友達との関係など、40代独身女性の悩みがリアルに描かれてて、同世代の方は共感できることがたくさんあるのではと思いました。
主人公が前向きになって仕事を楽しむ姿に、同じ女性として応援したくなりました。
これからいい方向に向かうであろう会社の変化を見てみたいと思いました。
Posted by ブクログ
毎回このシリーズは心と日常が整う気がして、心の安定剤だったけど、今回の主人公は同年代でさらに「あるある!」と共感できる部分が多かった。
若くても、中堅でも、女性でも男性でも、独身でも既婚でも、子持ちでもそうでなくても、今を大切に毎日を満足して過ごすことが、何より人生を楽しむことなんだと、常夜灯で教えてもらえる。
Posted by ブクログ
シリーズものってキリがなくなりそうだか
あまり手を出したく無いな…
という気持ちがいつも心にある私でも
このシリーズだけはすぐに読んでる。
常夜灯みたいなお店って
きっと日々を頑張る全ての人が求めてる居場所。
今作も気持ちあたたまる読後感でした。
Posted by ブクログ
お料理のシーンはどんなものか分からなくてもお腹が空いている時に読むと、空腹感が増幅します。
今回のお話は長いキャリアを積んだ女性店長が主人公。生きづらさも知っていて、中間管理職のたいへんさもあって、世代間ギャップも感じ、時の流れに自分がうまく変わっていけていないのか…と思い悩んでいるところも。
そんな時に出会ったキッチン常夜灯。こんな場所があったらきっとわたしも通います。
行きつけのランチのお店でもそんな存在のところがありますから。
また明日もがんばろうって思わせてくれるお話でした。
Posted by ブクログ
キッチン常夜灯4作目。
今までの主人公より年齢が近いし、状況も一番近いから、前作たちより苦しくも楽しく読めました。
そして、安定して美味しそうな料理!
Posted by ブクログ
長く勤めた飲食店に希望持っていなかった主人公が、ある日偶然見つけたキッチン常夜灯での食事に感銘を受けると共に、会社の後輩やキッチン常夜灯のシェフらと交流する中で、会社•自分自身を少しずつ変えていく話。
自分にも、こんな暖かく迎えてくれる飲食店があると、人生躓いても前向きになれる気がします。
別の関係図書も見てみたいと思います。
Posted by ブクログ
前シリーズを知らずに美味しそうだからという理由で購入。
美味しくて温かくて、幸せな気持ちになれる本。40代半ば、仕事詰めの独身女子のいつき。先に退職した同期や若い女性店長との距離が掴めず、自分の将来をもやもやと案じていた。常夜灯との出会いにより生き生きと輝いていく。飲食店の内情が分かる人ならきっと感情移入すること間違いなし。
手の込んだビストロを食べに行きたいと思った。
Posted by ブクログ
主人公と同世代なので、共感するところがたくさんありました。
ただ、今までの作品と比べると、単調だったかなと思います。
オオイヌいう会社がこれからどう変わるのか楽しみですが、オオイヌで変わっていく男性の目線も書いてほしいな。
そして、主人公の友人由香のその後が気になります。その会社大丈夫なのか?って思ったので。