【感想・ネタバレ】キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュのレビュー

あらすじ

夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。

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Posted by ブクログ

疲れた年度末〜年度始め、癒してくれる一冊でした。今週みたいな寒暖差で疲れやすい時期には、常夜灯のシェフのニンニクのスープ「アイゴ・ブリード」(南仏の家庭料理だそうです)が食べたくなりますね。心も体も癒やされたい。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

【あらすじ】
 本社の営業部に勤務するようになって3年になる新田つぐみは、恋人とは距離が出来、職場の人間関係もうまく行かず、疲弊するばかりの毎日を送っていた。
 そんなつぐみに同期のみもざが教えてくれたお店〈キッチン常夜灯〉。
 お店の丁寧なお料理と丁寧な接客に癒されていくうち、つぐみは自分の目指す道を見つけていく——— 。
【感想】
 キッチン常夜灯の2冊目です。
 今回も美味しそうなお料理に癒され、つぐみの抱える悩みに共感しながら読み進めました。
 私にも大好きで大切なお店があったのですが、そのお店が今夏、諸事情により閉店となり寂しい思いをしていました。
 この本を読んでいると、あのお店で癒されていた頃の自分と再会出来るような気になります。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

年下彼氏との関係修復、本社で忙しいつぐみさんのお話。前回に続いてまじめな主人公。応援したくなります。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

今回も良かった!後半にかけてどんどん主人公が前向きになっていくのを見て、ほっこりニコニコしながら読めた。
今作は、仕事との向き合い方だけじゃなくて、大切な人と過ごすなんでもない時間の大切さにも改めて気づけて、読んでよかったなと思えた。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

前作に続き、今回も良かった!!知らぬ間に4作目も出てるみたい、読まねば!
みもざの同期、本社の営業部のつぐみちゃんが今回の主役。みもざも出てきたしたくましくなっていた
おいしそうな料理がたくさん出てくるので、おなかすいてる時に読むのはやめといた笑
食事って大事だなぁ、心許せる人と美味しい食事をする、それがなにより癒される
仕事の大変さもだけど、やりがいが伝わってきて心が動いた こんな風に仕事していきたいなぁ 同じ仕事をするにしても、心持ちが大事
最後、恋人と一緒にキッチン常夜灯に行けてよかったなぁ〜

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

シリーズ1では「ファミリーグリル・シリウス」というファミレスで働く女性店長と「キッチン常夜灯」のお話。シリーズ2はその女性同期で本社勤務の女性とのお話。
どこを読んでもほっこりする。
文中から
迷う。世の中は自分だけじゃない。相手がいるから難しい。相手の考えがわからないからうまくいかない。これでいいのかと迷うのだ。恋愛も仕事も同じ。
「常夜灯」が満たすのはお腹だけではない。心まで温かく満たしてくれる。夜が明けたら戻って行かなくてはいけない「自分の場所」で頑張ろうという勇気を与えてくれる。同じ飲食店なら「シリウス」もお客さんにとってのそういうお店でありたい。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かなり性格的に自分と重なる部分が多くて、つむぎが自分の落ち度に気づく度私もぐさっときてありがたかった。これから社会人になっていって、何度も読み返して忘れないようにしたい。人はしっかり見ているし、気持ちがこもっているがどうかは伝わって、信頼につながる。みんな愛すべき「人」なんだ。

「私は他人から羨まれたいと思っている。いつも主役でいたい。だからこそ何かにつまずく度、こんなにも焦り、腹を立ててしまう。いったい私は何様のつもりだ。」

「私は迷うことから逃げてきたかもしれない。じっくりと取り組むことを拒否してきたのだ。」

「これまでの大先輩たちだって、悩みに悩んで、今の「シリウス」を築きあげてきた。それをないがしろにしては先に進めない。」

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

前作とは異なり主人公は前作の主人公の同期。同じ会社だが部署が違い、彼女の部署での悩みや職場恋愛の悩みなどが描かれていた作品。
相変わらず、「キッチン常夜灯」のお料理は美味しそうで、読みながらお腹が空いたなと感じることが多かった。(会社からの帰路につく際に読むのはよくないなだと思った。)
主人公が直面する人間関係や出来事に対して、文章を読みながら「分かる。」と首を縦に振ることが多かった。しっかり自分と向き合い、いろんな人のアドバイスや言葉を参考にして問題を乗り越えていく姿は、読んでいてこちらも「よし。私も頑張ろう。」と思わされた。
私には「キッチン常夜灯」ような行きつけのお店はないが、自分の拠り所はあるので、そこに帰れることを幸せに思い日々を暮らしていきたいと思う。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

今回も素敵。
「常夜灯」もすてきだけど、登場する系列洋食店のスタッフたちもすてき。
美味しいご飯で前向きになって繋がっていく。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

胸が温かくなる物語。
ご飯ものの小説が読みたくて手に取ったのですが、これどちらかというとひとりの女性の成長の物語のように感じました。
常夜灯は、そんな女性を助けてくれる宿り木のようなものでごはんは女性を助けるきっかけ。
2巻から読んでしまいましたが楽しく読めたところも個人的には好きなポイントです。
常夜灯のようなお店を私も見つけたいと思いました。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

キッチン常夜灯シリーズ 第2弾。
みもざちゃんの同期のつぐみちゃんが主人公。
本社勤務であり、上司に気遣いながら、
結婚を意識する彼とも会えない。
色々な葛藤が上手く描かれてました。
素敵な料理を食べながらホッと出来る場所があるのがいいな

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

飲食店で働いてた経験と重ねて読んでしまった〜!わたしも常夜灯に行った気分になった。そして美味しいご飯を食べた気分になった。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

前作とも登場人物の繋がりがあり、シリウスのみんなの成長が見られてよかった。
机上の空論じゃなく、ちょっと泥臭い熱い働き方、私は好き。それにしてもキッチン常夜灯、あったらいいのになー。続編も読む!

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

日常の疲れが和ぐような感覚になれる。

人それぞれ色んな重しを抱えながら、それでも頑張っているんだろうと励ましにもなる一冊でした。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

どんな時も癒される、キッチン常夜灯。
人は葛藤や悩みを抱えながら生きていく。
人生は、迷って、悩んで、分からないことばかりである。けれど、迷うことは悪いことじゃない。自分ときちんと向き合えているのだろう。迷って悩んで、その繰り返しで歳を重ね、自分の人生を生きていけたら素敵だなと思う。
そして、誰かと気持ちを共有し、心に栄養を与える。そんな場所があれば、きっと生きていける。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

キッチン常夜灯2作目。前作の世界観を引き継ぎつつも、新しい主人公の登場で、ストーリーに奥行きが出て良かった。光景も浮かんでくるし、読んでて楽しい。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズの2作目。一作目の主人公に誘われて行くところから始まる。
相変わらず行きたくなるキッチン常夜灯だった。

「私も同じです。だからわかるんですよ。料理も試行錯誤する。迷う。あれこれ試す。また迷う。そうやってやっと最高の答えにたどり着いた時、それは経験として私の中に深く刻み込まれます」

このセリフに救われた。人生はとても短い。だから迷って試して最高の答えを探ることにもう少し命をかけて楽しみたいなと思った。

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2025年10月29日

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312の順で読んでしまったせいもあるかもだけど
本作が一番好き。
すれ違ったり分かり合えなかった人達が徐々に同じ方向に向かって力を合わせていく展開はやはり読んでて気持ちいい。
でもってやはり圧倒的に私に不足してるのは
誰かと語らうことなんだなぁと痛感。
さびしーっ!!

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

「キッチン常夜灯」シリーズの第2弾。
1巻では店長が主人公だったけど、2巻では本社勤務のつぐみが主人公になってて、また違った視点で楽しめた。店舗とはまた違う忙しさや悩みを抱えながらも、つぐみが奮闘している様子が伝わってくる。

第一話でみもざが勇気を出して発言しているのを見て、頑張っている様子が見えて良かった。前作からのキャラクターの成長が感じられるのもシリーズものならでは。今回のつぐみは恋愛で悩み続けていた印象で、仕事と恋愛の両立に悩む女性の心境が丁寧に描かれていた。

心に響いたフレーズ
⇨「気持ちの問題ってことかな。来てくれって言われて、面倒だなって嫌々行くのと、よし、任せとけって行くのとじゃ、違う」
「人は見ている。まっとうな仕事をしていれば、きちんと評価され、信頼関係ができる。」

このシリーズの温かい雰囲気と、働く人の等身大の想いが描かれているところがやっぱり好きだなって改めて実感した。ゴロゴロ具沢山スープ飲みたくなった。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

旅に出るように食事に行く。そこにはくっきりとした季節の移ろいがあって、美味しい料理を前にすると誰もが気を緩めてしまう。前作に引き続き、今宵もキッチン常夜灯ではやさしい時間が流れていた。
行き詰まった日。もう一踏ん張りしたい日。ちょっと頑張りすぎた日。とっておきのごちそうを頬張って、自分に「お疲れさま」と言ってあげたい。具だくさんの温かいスープ、わたしも食べたいな。

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2025年10月10日

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夜から朝まで開いている『キッチン常夜灯』。フランスの田舎家庭料理がお客の心を癒やしてくれる。シリーズ第二弾。今回の主人公は前作の主人公・南雲みもざの同期、ファミレス『シリウス』の本社で営業を担当する新田つぐみ。職場で奮闘し、『キッチン常夜灯』で癒される。シャルキュトリー、ピザラディエール、クロックムッシュ、想像するが、カラー写真せめて挿絵があればなあ。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

『キッチン常夜灯』第2巻。前作の主人公だった南雲 みもざとは打って代わり、みもざの同僚の新田 つぐみを中心とした、お仕事系のグルメ小説。

仕事に対してや恋人に対して、色々不平不満を持ちながら中々前向きにならないつぐみが少しイヤだなぁと思いながら、読んでいましたが、『キッチン常夜灯』に訪れてスタッフやお客さんと会話をしていくうちに、自分の殻から脱皮していく様子がとても丁寧に描かれていて、良かったです❗️

最終話の『第五話 特別な夜に 仔牛のブランケット』では思いもよらない展開で、前作よりも中身の濃い作品でした。

相変わらず登場するフランス料理は余り分かりませんが、いつか作品に登場する料理を食べてみたいと思います❗️

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

キッチン常夜灯シリーズ、好き!
みもざちゃんの続きじゃないのか~と思いつつも、今回のつぐみちゃんもとってもよかった。

別の本を読んでも最近改めて思う。
何事もとらえ方次第だな、と。

環境は変わらずとも心の中が変わっていったつぐみちゃんの成長を見るのが楽しかった。
キッチン常夜灯の暖かさは変わらずで落ち着く。
もう1冊続きも出てるので、またこれもいつか読みたいなあ。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

面白かったですよ。
常夜灯と、シリウスっていうチェーン店のレストランで繰り広げるストーリー。

各々の立場で苦悩はある。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

これは・・お仕事小説ですね!
常夜灯はあくまで話しのシンボルみたいな感じで、この一冊での主人公は固定してて好感、で読み応えありました。
何事も問題を解決しながら進むこと、知恵を出し合うこと。そういうことなんですよね〜

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

2作目も凄く良かった…出てくる料理の描写が美味しそうすぎて堪らないのはもちろん、主人公つぐみの年下彼氏との付き合い方や営業職の粘り強さ、向き合い方にもハッとさせられた。大切な人に自分の気持ちを上手く伝えることの大切さを実感。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

オオイヌ本社営業部で働くつぐみは、店舗との橋渡しや指導などを行なっているが、忙しさから彼との間が疎遠になっていた。そんな時に彼のいる店舗で事件が起こり、奮闘する。また、通常やらない店舗での結婚式などを手掛け、日夜忙しい。そんな時に癒されるのがキッチン常夜灯である。同じ食に関する仕事をしているせいか、色々な話を聞いたりとても癒しさ&仕事にも繋がっていて、とても良いお店だと思う。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

キッチン常夜灯シリーズ第二巻。
こんなお店行ってみたいなあ。人生を変えるような料理と人々。常連になって、人生を好転させたいね。

主人公は仕事が忙しく彼氏とすれ違う適齢期の女性。会いたいだの、あの時の言葉にはこう応えてあげられればよかっただの、女性の思い悩む感情の描写は冗長で、おじさんには退屈だったかも。

また何でもかんでもキッチン常夜灯に行けば答えがあり、解決するというのも主人公補正のようで私としては面白くない。もっとうまくいかなくたっていいし、不幸であってもいい。

飲食関係で頑張る人、仕事にやりがいが見出だしたい人などは元気がもらえていいかもしれない。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

前作楽しく読めたので読んでみましたが、今作も面白かった。
日常のつまずきや不満など誰もが抱えるものをどう捉えるか。料理を通して心をときほどしていく。前作の主人公みもざちゃんの同期つぐみちゃんの成長記。
読んでいて優しい気持ちになる本です。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

深夜に営業しているフレンチのお店「キッチン常夜灯」。仕事に疲れた人達を癒してくれる美味しい料理とスタッフの暖かい人柄で人気のお店だ。
洋食チェーン店の営業部員として忙しく働くつぐみは同期のみもざに教えられてこの店に通うようになった。この店に通ううちに、会えない彼との事や仕事にも忙殺されている心身が癒されていく。
シリーズ2作目、前作で主人公だったみもざがヒロインの同僚として登場する。
美味しそうな料理と優しい雰囲気のお店で通いたくなる。
働く女性への応援にもなっている。

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2025年08月23日

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