【感想・ネタバレ】キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープのレビュー

あらすじ

チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。

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匿名

ネタバレ 購入済み

境遇

私も接客業です。
色々共感して読んでたけど
男性社員の話で
40.50代で役職ない人ってところで
一緒に働きたくないとあって
役職ない私はなんかテンションが下がり
楽しんでた気持ちがなくなりました…
環境も境遇が違うから仕方ないけど
なんか、チクッとしました。
エピローグの友達の飲みと一緒。

#癒やされる #エモい

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

キッチン常夜灯もいよいよ4作目。そろそろオオイヌ関係者以外も仲間入りするかと思いきや、今度は池袋店の店長・鳥羽いつきが参戦。他の人もレビューに書いていたけど、ほんとにこの店にはオオイヌ関係者がこぞって集まる。
今回の主人公は、これまで推定20代30代だった主人公たちよりも年上となり、40代。いつきは勤続20年を越え、大量採用された同期たちは次々といなくなり、結婚もすることなく独り身。若い人たちのパワーに押され、自分が入職し店長となったばかりの頃とは違い、これからどう仕事と向き合っていくか考え始めていた。私自身もこの先仕事を続けていると、同じように考えるのだろうかとふと思う。
自分の職場でいうと、今年度に入って、ようやく【休憩時間をちゃんと1時間とりましょう】と社内規定が強化されました。これまで、業務の関係で昼食をとったらすぐに業務に戻らなくてはいけなかったのですが、おそらく誰かが物申したのでしょう。これまではなあなあでやっていたことが、次々と「今の時代と合っていない」ことから、変わってきています。
小説「キッチン常夜灯」のすごいところは、まさに今の時代背景を取り入れつつ、今を生きる人たちが直面している悩みに切り込んでいるところ。読んでいて、「あれ?自分の職場のこと言われている?」となりました。
辞める先輩より、辞める後輩のほうが多くなり、新たに新入社員がやってきても「いつまで続くか」と考えるようになったのは、いつからだったか。
自分が新入社員のときに経験したことは当たり前ではなくなり、今の若者にとってはおそらく生きづらい世の中だと思う。(いや、もう少し頑張ってみようよと思うことは多々あるけれど……)

話は戻し……
今回の物語では、前作の【タルトタタン】で登場人物が言っていた
「伝えないと損をする」
を見事に体現した内容だったと思っている。
いつきはいつの間にか、本社に自分の意見を伝えることをせず、店長会議でも若い店長たちが活発に意見を出すなかでただその光景を見ているだけだった。
【言ったところでどうせ……】
【意見を出すなんて……】
とこれまでの(悪しき)慣習をそのまま受け入れていたのだと思う。
人は、一生懸命何かをしたところで、成果を出せない、人に聞いてもらえないと悟ると、その瞬間から自分の意志を伝えることを放棄してしまう。
期待しても無駄だと諦めてしまう。
けれど、「伝えないと損をする」。
「伝えないと何も変えられない」。
いつきはきっと、気づいて勇気を振り絞った。
思いを伝えること。これはとても勇気のいること。
けれど伝えたことで、まわりの人を頼ったことで、いつきのこれからはきっと違うものになる。
つくづく、人は人に助けられていると思う。
その事実を、決して忘れてはいけないと思う。

もうひとつ。
そう、【女性活躍】だけでなく、【男性活躍】もできる世の中でないと。
確かに女性が世界中で、長いこと差別される現実が今も続いている。
けれど、女性ばかりに目を向けるのは違う。
いろいろな人がいるから社会はまわる。いろいろな考えがあるから争いも起こるけれど、わかりあうこともできる。
男性のことにも気づいたいつきは、きっとこの先も年齢や性別にとらわれず、いろんな意見に耳を傾け、気づいて変えていくと思う。次回作もぜひ、いつきの登場を待ちたい。

小説「キッチン常夜灯」はこれからも続くことでしょう。というか続いてくれ。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このシリーズは本当に好きです。
お腹が空いちゃうのがたまにキズだけれども(苦笑)

今回はベテランさんの悩み。

前回までは、若い女性社員のお話しでした。
今回は実績を積んで女性店長になった主人公が会社の方針の『女性活躍』で経験の浅い若い女性が店長になってしまったことを内心不服に思うことから始まります。

でも、『常夜灯』で知り合いになった彼女たちは親交を深め会社を良くするために奔走する…。

ベテランはノウハウを教えて盛り立てていく。
その境地に至った主人公はとても素敵です。

また続きもあるようなので楽しみに待つことにします。

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2026年05月27日

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