小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ後半になるにつれ、ナオミのファム・ファタール具合が加速していってよかったです。
美人の容姿の描写がどれもドキドキする。「白い下にうすい紫の血管が/ほんのり透いて見える凄艶さ」「同じ貝殻を集めたように、どれも鮮かに小爪が揃って」とか、「「夜」と「暗黒」は附き物ですけれど、私は常に「夜」を思うと、ナオミの肌の「白さ」を連想」とか。
シュレムスカヤ夫人とのダンスシーンも印象深い。読んでいてドキドキしました。
握手するのもおこがましいと思う相手に抱きかかえられるなんてドキドキですね。特別な香りも魅力的。
あと印象深いのは、ナオミ恋しさに四つん這いになって部屋を歩き回るシーン。ほんとうに渇望しい -
Posted by ブクログ
子どもの頃から時々読み返している本です。
ネット化社会ですし、今は読まずとも大まかな内容は知る機会があるでしょうが、昔まっさらな状態で読んだときは衝撃でした。
心ってこんなふうに壊れていくんだと。
どうしてこんなに自分に厳しく当たるのだと。
時代小説も好きですが、昔の人って一人一人がおしゃべりじゃないんですよね。(小説の中しか知らないですが)
余計な事も言わないけれど、言いたい事も言わないんです。自己防衛や虚栄心もあるかと思いますが、いい意味で「言葉」というものを重く受け止め、大切にしている のだと感じます。
その少ない言葉の中から勇気をもらったり、逆に自死を覚悟してしまったり…
今の時代だと -
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Posted by ブクログ
親鸞が誰か、どんなことをした人か、何も知らずに上下巻を購入し、読み終えた。そして泣いた。
読むことのすごさを、また感じる作品に出会えた。なぜなら、その時代の様子と今との差を知ることができるから。そして、ドキドキ、ハラハラと感情が動き、本の中に没入することができる。
鴨川に死体がゴロゴロ転がっていたり、人を物のように売ったり、傷つけたりする。そんな残忍な時代でも、親鸞や恵信のように、何かを強く信じる心を持った人たちがいる。
今まで、こんな残酷な世界があったことを考えたこともなかった。
一方で、人と人との友情や愛情、つながりは、今も昔も同じなのだと感じた。また、人が大成していくときには、人 -
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Posted by ブクログ
初めて本で泣いた。
この本のおかげで自分の気持ちに正直に生きたいって思えた。やりたいことは全部やって、やってなくて後悔だけは本当にしたくないと思わざる負えない作品だった。
僕は夢追い人で、周囲と全く違うことをやっていることに、常日頃から先の見えない道を進んでいる沼にいる感覚だった。その中で何度も絶望して、足を止めることもあった。
でも、たとえ絶望しても、何が自分にとっての光になるか分からない。だからこそ、命がある限り前を必死にみて、食らいついて、足掻きもがき続けることが、決して悪くないことなんだと感じることができた。
本当にいい作品に出会えた。
自分の人生を今後振り返ることがあれば、迷わずに