ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ふつうの家族

    pie

    購入済み

    台風と来訪者という非日常はあるけど、淡々とした4人家族の団らんから始まり、読者を驚愕させるような事件は起きない。500ページ近くある作品で、淡々と進んでいくけど、途中から引き込まれ、すいすいと読んでしまう。それでいて驚ける「裏」はしっかり隠されていて、最後には後を引くさわやかな感動が残る。さすが辻堂先生。

    #感動する

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    2026年08月09日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    めちゃめちゃに刺さった。
    何が好きかって聞かれると言語化が苦手だから難しいけどそれぞれの苦しさとか辛さとかその人にしか分からない何かがあって
    その中で傷ついて傷つけても少しずつ人間は進むんだなって

    クジラの描写が好きすぎる
    最後にかけて少しずつ本当に少しづつだけど希望みたいな小さな光が見えてきて集中して眉間によってたシワが少しずつほぐれて最後は良かったって思えた。

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    2026年08月09日
  • ミカエルの鼓動

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    大学病院で手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。その前に、圧倒的な技術を持つ天才外科医・真木が現れる。難病の少年の治療をめぐり、異なる信念を持つ二人の医師が対峙する。

    前半は院内の出世争いが色濃く、正直、西條にもあまり魅力を感じなかった。しかし読み進めるほど、その印象は変わっていく。人間の限界を越え、より多くの患者を救う――西條がミカエルに託した理念は決して間違っていない。そして彼は、大勢を救うために目の前の一人を切り捨てるような医師でもなかった。

    ミカエルをめぐる謎を追う個性的なフリーライターもいい仕事をしている。病院の外から真相に迫ることで、医療ドラマにサスペンスとし

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    2026年08月09日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    ▪️殺し屋シリーズ第2作目

    おっもしれー!!
     新幹線という動く密室の中で、殺し屋たちがそれぞれの目的遂行のために動き出す。なんといっても新幹線という、逃げ場のない閉鎖空間で巻き起こる殺し屋たちの交錯が、読んでてハラハラドキドキの連続で面白すぎる!

    今回も個性溢れるキャラが多くて、ユーモア全開の読んでて飽きさせない!
     特に、果物コンビのやりとりが好きすぎて、蜜柑と檸檬が魅力的だった。とことんついていない七尾の不運っぷりも、読んでて同情したくなるほどでキャラが立っている!
     そして王子は憎すぎる!!文字から伝わってくるこの嫌悪感はなんなんだ…。王子を許すな
     その他にも魅力的な人物が多くて

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    2026年08月08日
  • プラナリア

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    置かれた場所で咲きなさい…と…、そうね それが 人生を生き抜くためのいちばん手堅い思想だと頭では分かっていても 僕にはどうしても できない。だから この5編の小説に出てくる「置かれた場所で咲くことがどうしてもできない女性たち」に ある種の親近感を抱きながら また一方で 僕自身の 弱さ あるいは僕自身の社会的不適応の様相を 鏡に映して見せられているような 一抹の不快感も感じつつ読み進める。

    僕ら (=すなわち 一読者としての僕 および、僕と同じように『置かれた場所で咲けない人たち』)は 単に 甘えている? 甲斐性がない?未熟な人間?

    僕にしてみれば 5編のいずれにおいても 誰ひとり 僕を置い

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    2026年08月08日
  • 傷モノの花嫁3

    購入済み

    発売待ってました!今回はすごい展開で続きが気になって仕方がない!あとがきにて漫画先行だと初めて知りました💦三馬鹿の顔を拝みたいので漫画も覗いてみようと思います🎶次巻もすぐ発行との事でめちゃくちゃ楽しみにしてます!

    #ドキドキハラハラ #切ない #胸キュン

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    2026年08月08日
  • 父の回数

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    色々な人がこの小説を読むのだろう。そして色々な想いを致すのだろう。そしてその想いを受け止める人がいない人になるのだろう。
    そしてそう思っていても実はどこかに、死んでから会うのかもしれないけれど自分のしてきたことやこれからや死んだことに想いを致す人がいるのだろう。

    ババヤガは、それはそれで面白かったけど、今回のこの短編集はその五倍、五つあるから五倍、面白かった。

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    2026年08月08日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    うわー、こういう話だったのか。
    ピンチに次ぐピンチ。
    敵の裏をかいたと安心した直後に延びてくる敵の腕。
    500ページの二段組なので、読んでも読んでもまだ残りページはふんだんにある。
    これ、紙の本の醍醐味だよね。

    4人の南京脱出譚だった上巻と違い、下巻では4人がそろって行動することはなく、何なら于謙はほとんど出てこない。
    賢いくせに空気が読めずにうかつなところがお気に入りだったのに。

    主人公側も相当大けがを負いながら逃避行を続けているけれども、追っ手の人間離れした追撃にのけぞるよ。
    梁興甫といい、靳栄(きんえい)といい、人間とは思えない執念と体力。

    そしてようやくゴールを迎え…まだ100ペ

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    2026年08月08日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    純愛小説だった。
    はっきりしないエンドは好みではないと思っていたけれど、この小説を読んで考えが変わった。
    夏に読むのがおすすめ。海を見に行きたくなる。


    恋愛小説は多いけれど、ここまでストレートな純愛を描いた小説は案外読むことがなかったので、逆に新鮮だった。
    ストレートすぎて、大人だけど泣けるのかなと途中不安になったけれど、心配無用だった。
    何かある結末だと現実感が薄れる気がするし、何もない結末だと期待感が薄れる気がするから、我儘にも着地点が描かれていなくて良かったと思った。
    久しぶりに読み返したいと思える綺麗な小説に出会った。


    「冷静じゃない時の気持ちが、本当の気持ちなんですよ、きっと

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    2026年08月08日
  • けんぐゎい

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    面白かった。一気に読んだ。最初、宮部みゆき『あやし』のような怪談めいた短編なのかと思っていたら長編だった。良かった。
    直木賞受賞だから読んだことは否定しないのだけど、自分が読みたくて読む時代小説が久しぶりで、やっぱり好きだなと思った。

    私自身、だいぶわたしを呪っていることにして動かない人生を送っている。

    p102
    おまえがどんなに賢くても、見た目がそれじゃあ、なんにもならない。
    そもそも賢さなんぞ女の強みにならないし、うん、どっちにしたっておまえは圏外。

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    2026年08月08日
  • 名前探しの放課後(上)

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    何故戻ったのか。
    関わる人のことが明らかになってくる過程が面白くて読むのが止まらなかった。
    いろんな結末を考えながら読む。
    自分が想像する結末は暗くなってしまうので、素敵な結末を迎えて欲しいな。

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    2026年08月08日
  • ストーンサークルの殺人

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。序盤の方からもしかして犯人この人じゃ?と予測は立てられた。でも動機までは推測できなかった。全てが明らかとなったとき、被害者の残酷な殺され方に当然と思った。むしろすっきりとした自分がいた。動機となった出来事も、事件後の警察の処理も、この社会は闇で溢れている。ポーには汚れきった社会を正せる力を持ってると、犯人からの口からだけじゃなくて、今までの一連の描写が証明してくれてるのが説得力を更に持たせた。
    そして、ポーとの関わりを通して、ティリーが精神的に大人になっていく姿が微笑ましかった。

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    2026年08月08日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    日本版ヘレンケラーとサリバン先生のお話。
    日本の田舎であれば確かにそういう扱いであっただろう、そして親としては根底にある愛が邪魔をする
    去場安の当て字には笑った

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    2026年08月08日
  • おむこさんは殺人鬼

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    謎解きはコージーミステリ的ですが、フェミニズム文学として最高です。
    これからもこういうテイストの本書いて欲しいなと思います!
    一番泣けるのは四話目の『答え合わせ』です。

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    2026年08月08日
  • いい子のあくび

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    『いい子のあくび』

    気づく側の割に合わなさ、そして、それによって人間関係をうまくやれているという自負。私はそれらを自覚的に生きてきたわけではないけれど、「割に合わない」という気持ちはよく分かって、ちょっとこわい小説だった。
    「どうして気づかないんだろう」と思うと、そこに分断が生まれる。だからこそ、お互いの違いを理解しながら生きていきたいなと思う。

    他の二編も、面白かった。

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    2026年08月08日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    好きな作品だった!
    ノーサイドゲームと同じ構造なのかなと思いあまり期待せずに読み始めたところ、大枠のテーマは同じにもかかわらず、切り口は異なり大変引き込まれた。
    池井戸さんの描く敵対組織は毎度のことながら感情移入しすぎてイラつきすぎてしまうほど。
    さまざまな方面で誠実に向き合う人々の世界が描かれ、それが交錯していく素敵な作品でした!
    野球のシーンばかりという印象はないものの、野球をよく知ってから読んでよかった〜!

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    2026年08月08日
  • チョコレート・ピース

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    短編集だと思ってたら、前半は1人の女性の話。記憶ってバラバラで曖昧な時があるけど、あの感じが文章になっていて凄い。少し「赤と青とエスキース」の構成に似てる。
    後半は前半に登場する人物達の目線から描いた話。

    すべてのお話にチョコレートが絡められてる。
    チョコレート食べたい!って気持ちになる。

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    2026年08月08日
  • いつまでもショパン

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    今の時代と重なって、音楽の力で偉大だなぁと思いました。「ポーランドのショパン」とは何かと何度もストーリーに話しました。最後の真犯人は予想通りだったけど、それまでの色々が本当に重くて苦しくて、泣いちゃいました。

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    2026年08月08日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    世間一般として暗黙の了解とされている「足りている」に当てはまらなくても、自分なりの足りているで幸せだと思えるならいいと思った
    最初、恋人もいるしすごく愛されているからこの本は読んでも今の私には共感できないと思った。
    でも、読んでいくと凄く共感する部分は沢山あって、例えば仕事をしている中でも足りていないと思うことはあるし、評価されないことに対して自分自身で評価してしまって落ち込むことだってある。そんな中で主人公みたいに失敗しても前に向かってもがいていくことが大事なんだと思った。そしてその中で自分のことを愛してくれる人がいればいいんだと思ったり。人を表面で評価しないこと。自分自身も評価しないこと。

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    2026年08月08日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    「わたしは大きなことを百個言って、一つ叶えばいいと思っているんだ」

    街灯に照らされた成瀬氏の横顔からは確固たる意志が感じられて、私たちには到底届かない場所にいるように見える──。
     
     
    シリーズ累計発行部数、脅威の210万部突破。そして、成瀬シリーズの最新作にして堂々の完結編。

    とうとう終わってしまった。読後の達成感以上に、読後の喪失感の方が大きいかもしれない。もう、成瀬のこれからを追いかけることができないんだということが、如何にもこうにも切ない。

    本編は京都大学入学後の成瀬と、そこで出会った新たな仲間たちとの日常、そして、これまでに成瀬を支えてきてくれた方々との再会も描いた、青春ヒュ

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    2026年08月08日