ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    最近裏千家茶道のおけいこを始めた。おけいこでは、根拠のよく分からない作法について細かく指導され、決まった通りの作法をすることのなにが面白いのか分からず、でも、なぜか帰り道ではすっと背筋が伸び、穏やかな気持ちになるのが不思議だった。
    (ちなみに、先生はとてもやさしいです!)

    そんな不思議な感覚に対する、一つの見解をくれたのがこの本だった。

    おけいこを始めてから、四季を感じるようになった。季節は疎んだりあらがったりするものではなく(冷房はつけるけれど!)、感じるものだと思うようになった。
    茶道は、ただシャカシャカお茶をたてて飲むものではない。人生とは、毎日を「作業」のように「過ごす」のではなく

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    2026年07月10日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「この人達の作品を読んで生きてきました!」と言える作家さんしかいない豪華な短編集。ファンタジー(SF?)だったり、ミステリーだったり、淡い恋だったりほんのり怖かったり…「この先生の書くこういうお話好き!」が詰まった、まさに読書好きへの”プレゼント”みたいな1冊。既存のシリーズ作品との繋がりを感じられる作品があったのもほっこりして良かった。伊坂幸太郎さんと宮部みゆきさんの作品が特に好き。

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    2026年07月10日
  • ビバリウム Adoと私

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    積み本になってた。
    日産スタジアム前に流石に読んでおこうと思い読み始めた。

    うっせぇわからのファンだけども、幼少期、両親の事、事務所の社長の事詳しく書いていてAdoの本質を知れた気がした。
    Xやラジオで言っていた事も深堀りしていてなんか嬉しい。
    これからも応援しています。

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    2026年07月10日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    母と子の短編集。やがて子を持つ母も含む。

    テーマ的に不倫の話も多々ありましたが、嫌悪感を持つことなく読めました。しみじみと優しい一冊です。

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    2026年07月10日
  • ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど

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    人生何事も、不具合を少しずつメンテナンスしながら粛々とやり続けるしかない。というところが残った。
    結局はダイエットも仕事も勉強も、積み重ねによって結果が出る、当たり前だけど本当にそうだと実感した。

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    2026年07月10日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    『「母」というペルソナ』を、できれば育児中に読みたかった。そしたら、あの頃の私が、どんなに救われただろうと思う。

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    2026年07月10日
  • 家族シアター

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    竹とんぼのおじいちゃんの話は、涙が出た。
    家族というのはやはり、切っても切れないもので、色んな性格や、ものの考え方を学ぶ場所だ。大人だってまだまだ未熟だし、子どもの容赦ない言葉にハッとしたりしながら、死ぬ間際まで成長を続けていく。
    家族関係を「依存」と呼んで良くないもののように決めつけることもあるけれど、やっぱり身近な家族の誰かと、うまく心を通わせられたことが、他者との「共存」に、そのままつながっていくんだよね。

    言葉もへたな、頑固一徹なおじいちゃん。だけど、まっすぐ正直で、平らかにものを見られる人。こういう人って本当に隣にいそう。
    その存在で、静かに、そっと、孫たちの心にも「安心」が育つ。

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    2026年07月10日
  • 法廷遊戯

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    最初は淡々と暗く、どういう話で進んでいくのか(映画未視聴)わからず、ちょっと読み進めるのに苦労したけど途中からどんでん返しが凄まじく、
    なんか情報量がいっぱいいっぱいすぎて。。。


    罪とか罰とか償い、赦し、色々考えさせられた。

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    2026年07月10日
  • 修羅の桜

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    中学受験を題材にしたミステリーという、あまり見かけない設定に惹かれた一冊。

    物語は母親たちの視点を中心に進むため、子どもが懸命に頑張る姿を見守り、自分のことよりも子どものことを優先してしまう気持ちに何度も共感した。

    中学受験の厳しさや親子の葛藤を丁寧に描きつつ、ミステリーとしての緊張感もしっかり味わえる作品だった。

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    2026年07月10日
  • 坂の上の雲(八)

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    読み終えてすごく達成感があります。素晴らしい作品でした。
    司馬遼太郎さんが何を願い、如何に苦労してこの作品と向き合ったか。ずっしりと伝わり、深い感動を覚えました。

    (文庫版だと筆者の「あとがき」が最後の8巻に全てまとまっていますが、単行本は最初6冊で刊行されてその巻ごとにあとがきがあったようです。なので、文庫版で1巻から読み始める方、途中で8巻のあとがきを読みにいくのも良いと思います!)
    最後まで読んで、あぁ、この描写の意図はこういう事だったんだ、と納得する場面も多々ありました。
    私が途中で読むのが辛い(戦争で劣勢にあり被害が酷い場面)などと感想を書いたりしていましたが、それこそに大事な意味

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    2026年07月10日
  • 風の歌を聴け

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    n回目。
    何かが書かれることによって、書かれていないものの姿形、質量や手触りがこの上なくリアルに立ち上ってくる。優れた表現者は、常に自分の心を耕し技術を磨き続け、そして人が語り得ない領域への一線を土足で踏み越えない、見えないものへの畏れの感覚を持ち合わせているのだと思う。デビュー作って…すごい。。。とても好きな作品です。

    次、同時に購入している「夏帆」へ行って参ります。

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    2026年07月10日
  • 私たちの世代は

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    瀬尾さんの描く家族像が本当に好きだ。
    完璧ではないが美しい。恐らく、これは左右対称よりアシンメトリーの方が魅力的に感じるのと似た感覚ではないかと考える。
    そしてバトンは〜と同じく、読後に心がジュワっと暖かくなる。家族や友達にも読んでみてほしいな、と自分の愛する人に思いを馳せてしまう。

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    2026年07月10日
  • ホワイトハートの殺人

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    面白くて一気読み、仕事の休憩時間超えそうになりました!キャラクターも共感できるし、ユーモアも最高。シリーズ化希望ですね。

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    2026年07月10日
  • 伯爵と三つの棺

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    歴史ミステリーは少し苦手意識があったものの、本作はユーモアを交えた軽快な語り口のおかげで、時代背景に身構えることなく最後までスラスラと読み進められた。

    もちろんミステリーとしての仕掛けも抜群に面白い。しかし、読み終えたあとに強く印象に残ったのは、事件そのものよりも、その時代を生きた人々の思いや歴史の重みだった。

    どんでん返しを楽しみたい人はもちろん、読後に少し切ない余韻や哀愁を味わいたい人にもおすすめしたい一冊。

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    2026年07月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    表題見て読む前はなんで桐島は部活辞めたんだろう?と読み出したら本人とうとう出てこなくて周りの高校生たちが抱えるいろんなエピソードがとてもリアルで清々しかった。
    朝井リョウ当時19歳でこれ書いたてすごいな。

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    2026年07月10日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    歌人である俵万智さんの語る「生きる言葉」
    言葉に並々ならぬ思いがある私としては、これは是非読みたいと即決購入。

    『言葉には、発する人の気持ちが乗る。そして言葉の後ろにある気持ちを感じて、人は少なからず感情を揺さぶられるのだと思います。』

    「はじめに」の文章から早くも引き込まれ、ひとり頷きながら読みました。
    子どもの真っすぐな質問に答える章での様々な問い。
    「説明できないわからない気持ちがあるのはなんで?」
    言葉と心と向きあう問いに、私も思考をめぐらせました。純粋な疑問て本質的で、普段あまり意識しないことを掘り下げて考えるきっかけになります。
    そしてその問いへの万智さんの答え(考察)も深いも

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    2026年07月10日
  • 掬えば手には

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    普通って何だろうと考えさせられる本。
    きっと自分が普通って思ってることでも、誰かにとっては普通じゃない(すごい)ってこともあるんだよって教えてくれた気がする。
    私も主人公のように人のことばかり気にして自分のことをあまり考えないことがあるから、共感できる部分も沢山あった。
    サラッと読めたので、ぜひ自分のことを普通だと思ってる人や、人間関係で悩み事がある人には読んで欲しい1冊です。

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    2026年07月10日
  • いい子のあくび

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    【個人的オススメ度】★★★★★5.0

    【受賞】 第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞✨

    【感想】
    はじめましての高瀬隼子作品。

    “ぶつかったる”この帯のインパクトに比例して…いや、、、それ以上にびっくりするくらい、衝撃的におもしろかった!!

    “歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?その「割りに合わなさ」”
    考えたこともなかったけれど、「確かに!!」の視点。

    読み始めてすぐ、「これ、芥川賞系かな……?」と思って調べたら、ビンゴだった。

    ──あなたは、あくびを我慢しますか?

    読み終えて、この問いがふと浮かぶ。

    あくびは、自然発生する生理現象

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    2026年07月10日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    面白かった!
    医療ミステリなのに読みやすかったし、まさかの結末も予想できなくて良かった。
    胎児の名前を暫定的に「レイ」としてたけど、生まれたときには「レイナ」にしてたのは、「ナカガワ」のナ?弔いとして、忘れてはいけないから入れたのかな?いやいや、奥さんあんな目にあってそれはないか?たまたまかな。
    病院の先生たちの苗字に色が入ってるのとかも特に意味はなかったのかな?

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    2026年07月10日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    恋愛小説ではあるけれど、主人公2人の激動の人生の一部を覗かせてもらった気持ち。
    生きてさえいれば、未来を変えることができるだけでなく、過去でさえ変えることもできる。

    あと、自分が知らない難しい言葉や言い回しや当時の世界情勢がたくさん出てきて自分の無知さも知ることができた。過去と地続きの今を生きている1人の人間として、過去のこと色々知っておきたいと思った。

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    2026年07月10日