小説・文芸の高評価レビュー
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最近裏千家茶道のおけいこを始めた。おけいこでは、根拠のよく分からない作法について細かく指導され、決まった通りの作法をすることのなにが面白いのか分からず、でも、なぜか帰り道ではすっと背筋が伸び、穏やかな気持ちになるのが不思議だった。
(ちなみに、先生はとてもやさしいです!)
そんな不思議な感覚に対する、一つの見解をくれたのがこの本だった。
おけいこを始めてから、四季を感じるようになった。季節は疎んだりあらがったりするものではなく(冷房はつけるけれど!)、感じるものだと思うようになった。
茶道は、ただシャカシャカお茶をたてて飲むものではない。人生とは、毎日を「作業」のように「過ごす」のではなく -
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竹とんぼのおじいちゃんの話は、涙が出た。
家族というのはやはり、切っても切れないもので、色んな性格や、ものの考え方を学ぶ場所だ。大人だってまだまだ未熟だし、子どもの容赦ない言葉にハッとしたりしながら、死ぬ間際まで成長を続けていく。
家族関係を「依存」と呼んで良くないもののように決めつけることもあるけれど、やっぱり身近な家族の誰かと、うまく心を通わせられたことが、他者との「共存」に、そのままつながっていくんだよね。
言葉もへたな、頑固一徹なおじいちゃん。だけど、まっすぐ正直で、平らかにものを見られる人。こういう人って本当に隣にいそう。
その存在で、静かに、そっと、孫たちの心にも「安心」が育つ。 -
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読み終えてすごく達成感があります。素晴らしい作品でした。
司馬遼太郎さんが何を願い、如何に苦労してこの作品と向き合ったか。ずっしりと伝わり、深い感動を覚えました。
(文庫版だと筆者の「あとがき」が最後の8巻に全てまとまっていますが、単行本は最初6冊で刊行されてその巻ごとにあとがきがあったようです。なので、文庫版で1巻から読み始める方、途中で8巻のあとがきを読みにいくのも良いと思います!)
最後まで読んで、あぁ、この描写の意図はこういう事だったんだ、と納得する場面も多々ありました。
私が途中で読むのが辛い(戦争で劣勢にあり被害が酷い場面)などと感想を書いたりしていましたが、それこそに大事な意味 -
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歌人である俵万智さんの語る「生きる言葉」
言葉に並々ならぬ思いがある私としては、これは是非読みたいと即決購入。
『言葉には、発する人の気持ちが乗る。そして言葉の後ろにある気持ちを感じて、人は少なからず感情を揺さぶられるのだと思います。』
「はじめに」の文章から早くも引き込まれ、ひとり頷きながら読みました。
子どもの真っすぐな質問に答える章での様々な問い。
「説明できないわからない気持ちがあるのはなんで?」
言葉と心と向きあう問いに、私も思考をめぐらせました。純粋な疑問て本質的で、普段あまり意識しないことを掘り下げて考えるきっかけになります。
そしてその問いへの万智さんの答え(考察)も深いも -
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【個人的オススメ度】★★★★★5.0
【受賞】 第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞✨
【感想】
はじめましての高瀬隼子作品。
“ぶつかったる”この帯のインパクトに比例して…いや、、、それ以上にびっくりするくらい、衝撃的におもしろかった!!
“歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?その「割りに合わなさ」”
考えたこともなかったけれど、「確かに!!」の視点。
読み始めてすぐ、「これ、芥川賞系かな……?」と思って調べたら、ビンゴだった。
──あなたは、あくびを我慢しますか?
読み終えて、この問いがふと浮かぶ。
あくびは、自然発生する生理現象