ふくふく書房でお夜食を

ふくふく書房でお夜食を

737円 (税込)

3pt

4.1

元料理人の書店主が贈る心あたたまる物語。

古びた商店街にある小さな書店「ふくふく書房」。店を切り盛りするのは元料理人の夏郎とその娘の成、そして看板犬のフクコと猫の大福だ。書店の営業時間は夜八時までだが、閉店後ごくごくたまに、店前に灯りがつき食欲をそそるいい香りが漂い始める――。

同棲中の婚約者の浮気現場を目撃してしまった女性に、女手ひとつで育てあげた娘が巣立ち寂しさを覚える母親。

困りごとを抱える人々が訪れるのは、書店兼食事処という夜の小さな休憩場所。寡黙な店主が作る夜食と娘が作るデザートが、疲れた心を癒やし、明日への元気をくれる。心あたたまる感動の物語。

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ふくふく書房でお夜食を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    設定と登場人物の背景、そして成と夏郎との関係性。
    ほっこりする話からシリアスなシチュエーション、でも締めくくりはすっきりする、昔見た好きだったテレビドラマの様。
    こんな優しい世界があったらいい、娘を持つ父全ての人へ贈りたい。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    お初の作家さんでしたが、とても良い作品と出会えました。
    悲しい時、起こっている時、情けなくなってる時、色々な事情の人が
    このお店で一息ついて、心身共にエネルギーを得て、また踏み出すのが良いですね。
    私も仕事などで苛々、落ち込み、落ち着かないなど、そのまま帰る気になれない時に本屋に寄り、文庫の棚を見な

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    あたたかいお話でした。
    書店の奥で開かれる定食屋さん。
    本に関係するメニューあり、ごはん処には、導かれるような人がやってきました。
    続きがあるのかな〜
    読みたい気分になります。

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    書店とごはん。どちらも好きなジャンル。どちらかというとご飯の方が強めでした。

    こういうところが近所にあると通っちゃうだろうな。癒されたい。
    成ちゃんのお母さんはとんでもないけど、お父さんと出会わしてくれたのは感謝だな。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    続編を書いて欲しい(泣)
    夏郎と成親子が営む
    書店の奥で22時から不定期に営業する食堂で起きる
    ちょっと問題を抱える人達を食と物語を綴り、フクコと大福が心を浄化してくれる

    しかし親子の辛い過去も
    癒されたり、イライラしたり、成頑張れ
    夏郎いい男ダァ(泣)

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    傷ついたり疲れたりした時にふと出会う、ちょっと変わった食堂が舞台の短編集でした。
    似たような設定の物語はいくつか読んだことがあるけれど、一つ一つのお話が今の自分とリンクすることが多く、読み終わったあとはすごく温かい気持ちになれた。いつも思うけど、こういう食堂、私の家の近くにもほしい〜

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    一見ファンタジーかな?と思わせ振りな冒頭の文章、秘密の場所のような奥まった場所にあり、ごくたまにしか出会えない非日常的な感じが「これ、面白そう」と期待させる。
    読み進めるとじわじわと胃袋と心を刺激する。
    期待以上の面白さに心もお腹も満腹感いっぱい。

     こんなお店あったらいいなと思う物がぎっしり詰ま

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    毎回違うお客さんがお店を訪れる連作短編。最初の方は偶然に訪れた一見さんだけど、最後の方は常連さんと。。お父さんの温かさがとてもいい。砂川さん、こういうお話も書くんですね。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本にイヌとネコ。これらが合わされば読者は癒やされずにはいられない。この宇宙の真理である。

    ま、上記の3つは物語を彩るエッセンスとして大いに活躍はしているものの、根幹に関わるようなものではないのであくまでもおまけ程度として認識してもらえればいい。
    でもあるのとないのでは大違いなので、それがある幸せを

    0
    2025年11月23日

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