小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
本書は「本と鍵の季節」に続き〈図書委員シリーズ〉の第2作目です。
本書(2作目)から読まれても何もわからなくて楽しめないってことはないと思いますが、前作の事を語ったり、前作の事件の事を話題に出すととある人が顔をしかめると言った、細かい所でふふっとなる事ができますので、是非「本と鍵の季節」(1作目)から読まれることをお勧めします。
米澤穂信さんの小説はほんとにノリが好きでどんな場面でも常に面白いから大好きです。
あと語ってないし、物語には関係ないが気づいたら?嬉しいと言った隠し要素があったりしてそんなところも大好きです。
米澤さん!早くまたあの二人の話を読みたいです!
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Posted by ブクログ
一行目から心掴まれる文章で、内容も作品の雰囲気も優しくてとても自分好みだった。
建物の気持ちを読み取れて「家読み」という仕事をしているシガは、その仕事中にナガノという行き倒れたクローンを助ける。
この二人の話と、リョクとキン、サバとシールというそれぞれのふたりの話が詰まった短編集。
いずれのペアも年齢も性別もときには種別も超えて、互いが互いのことをいちばんに思いやっていて、相手のためになにかしてあげたいという気持ち、自分のことや欲よりも相手を尊重する気持ちが強くて、人が惨く死ぬ作品ばかり目にしていた自分にとっては珍しく、角砂糖と清涼剤を一息に飲んだような愛に溢れた作品に出会えて良かった。
続編も出ているようなので、是非読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ永遠の命という題材を社会制度として考えるSFとして面白かった。特に、百年法が制定されるまでの政治的なやり取りと、老化人間と不老人間の時間感覚の違いが印象に残った。物語の開始時点を百年法制定前にしたことで、制度が成立する過程そのものを描いているのもよかった。
上巻は群像劇的な構成で、視点が切り替わるたびに物語へのモチベーションがリセットされる感じで途中から読むペースが落ちた。下巻は物語の方向性が明確になり、先が気になって一気に読み終えた。
終盤はクーデター失敗後から少し駆け足で、ご都合主義的に感じる部分もあった。また、人間の描き方はややロマンチックで、掘り下げが甘い印象もある。
「永遠に生きられるならどう生きるのか」という思考実験としては面白いが、自分自身の生き方を深く考えさせられるほどではなかった。全体としては、哲学的な作品というより、壮大な設定を使ったエンターテインメントSFという印象。
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Posted by ブクログ
著名人10人が『ドラえもん』を通してメッセージを伝えるという本。
企画(というのかな?)が面白いし、著名人10人が私のミーハー心をくすぐる面子ということもあって、すぐ「読んでみたいな」という気持ちになりました。
私にとって印象に残ったのは、辻村深月さん「ぼくよりダメなやつがきた」の章。のび太の気持ちとリンクして、身悶えするような感覚にまでなるほど物語に入りこめたし、多目くんのリアクションの素直さや清らかさに感嘆してしまいました。
この作品に対する辻村さんのメッセージもステキで、ラストで描かれるのび太と多目くんの真の友情という考え方もいいなあと思えました。
10人のメッセージは、それぞれ独立した短編のようになっていて読みやすいし、ラストの漫画「りっぱなパパになるぞ」でまとまっていく構成も面白かったです。 -
匿名
ネタバレ 購入済みシュレディンガーの猫を題材にしたミステリとして、うまいことやってたと思う。
結末に向かうのに二転三転するのも良かったし、最後のifルートオチもやり過ぎ感ちょっとあったけど、題材には合ってたと思う。
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