ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 博士の愛した数式

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    以前読んで、とても良かった記憶だけが残っていて、細かい内容をすっかり忘れてしまった本を読み返してみようと思った。その一冊目がこれ。

    20年近く経って読んでも、やっぱり良い。派手さはないけれど、読み終わったあとにしみじみとした静かな余韻が残る感じが思い出された。

    数学とは無縁の人生を歩んできたけれど、この本で垣間見ることができる世界は、とても整っていて、深くて、美しい。もし若い頃、もう少し感受性が強い時期にこういう世界に触れていたら、少し違う人生を歩んだのかも、なんてことを考えながら読んだ。

    あらためて、人生ベスト5に入る一冊。

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    2026年02月07日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    頭の中の「すべてがFになる」読書体験だった。第一メイスト賞受賞作。なんと、30年前の作品。2026年現在のネット知識を持ってしてようやく理解できる内容だった。作品内で【自分は百歳若すぎる】という一文があるのだが、文字通り作者の森先生なら百年先が見えるのかもしれない。文章がまた読みやすい。まるで、無駄のないプログラムのコードの様だった。会話が軸の文章で、描写はシンプルに最小限、なのにしっかり風景や人物が描けている。気になって、森先生の経歴を調べたら、大学教授だった。そして驚愕したのが、筆の速さ。嘘か誠か、一週間で長編を書くらしい。ははは、まさに【自分は百歳若すぎる】。森先生の作品は制覇したい。

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    2026年02月07日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公の竜崎は、真面目で合理主義、国のために働くべきだと心の底から、ほとんどぶれることなく信じている男。無意識なしきたりは廃し、立場が上の者にもへつらうことなく間違っていれば異議を唱えられる。多くの人が、出来るならばこのように行動するべきだ、と思うような人間。そんな竜崎に、理不尽な文句を言う人間は結果的に痛い目に遭い、信頼し協力した人は最後に報われる。こう書くと勧善懲悪ものなのかなとも思うが、説教臭さは感じない。気づけば自分も、竜崎のようになりたい、でもやっぱり無理だなぁと思っている。前作とは事件の性格もかなり変わっていて、読み応えのある作品でした。

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    2026年02月07日
  • GOAT Summer 2025

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    今回のテーマは悪。改めて悪は人間特有の観点であり、様々なストーリーを色付けする重要な要素であることを再認識させられました。今回も大満足

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    2026年02月07日
  • 四季 秋 White Autumn

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    シリーズ3作目。真賀田四季の残像だけでこのインパクト!
    オールスター勢揃いでテンションマックスの回!

    続きが楽しみやけど、次でラストやんー。

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    2026年02月07日
  • 王者の妻 上 豊臣秀吉の正室おねねの生涯

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    庶民派でおおらか、器はでっかいが全方位への気配りも見事。本当に天下一の女房だなあ。
    秀吉は戦略家、政治屋としては天才的だしなるべくして出世したのだろうだけどやっぱりおねねのサポートなくしては天下人までは辿りつけなかったのでは?と思う。
    信長の手紙、めっちゃ良い。

    後半、次第に権力欲と色欲と老衰ボケ?にまみれてどんどん狂っていく秀吉(これも諸説あるんだろうけど)の側でどんな風に描かれていくのか楽しみ...。

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    2026年02月07日
  • よろこびの歌 新装版

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    私立明泉女子高等2年生2Bはクラス合唱コンクールで惨敗!しかしある事がきっかけで再び「麗しのマドンナ」をクラス全員で合唱することに!
    新設校であるが為に、意図して希望をしていない学生が集まる。音楽学校に落ちた、ソフトボールを諦めた等々
    「未来に向けて」合唱を!応援したなる感動作

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    2026年02月07日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    最高だった!やっぱりみんなが話題にしてる作品は面白い!
    食わず嫌い、やめたほうがいいね(自戒の念)

    映画がもうそろそろ公開されるのと、タイミングよく文庫化したのでこの機会に、と思って読み始めたけど、ずっとワクワクできる小説初めてでした!
    最後の方になって、終わらないで〜って思ったの久しぶり。
    「よい、よい、よい!」

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    2026年02月07日
  • グリフィスの傷

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    傷を題材とした短編集。
    傷と言っても様々な傷の形があり、そしてストーリーがあるということを改めて感じた。
    グリフィスの傷、からたちの、慈雨の3つが特に印象深かった。
    その中でも本のタイトルにもなっているグリフィスの傷。
    目に見えない傷のことをグリフィスの傷ということを初めて知った。
    "その見えない傷が、いつの日かよみがえってあなたを壊してしまわないよう、わたしはずっと祈り続けます。"っという一文が
    涙が溢れてしまいそうになるくらい心に触れて、刺さった。

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    2026年02月07日
  • 武士道シックスティーン

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    性格が正反対の二人の少女が、剣道を通して成長していく青春物語。剣一筋で不器用だった少女が、仲間との出会いによって少しずつ変わっていく姿は感動。
    なぜ今まで手に取らなかったのかと思うほど、まっすぐで心に残る一冊でした。

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    2026年02月07日
  • 最強王図鑑シリーズ 神話最強王図鑑

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    だいすきな最強王図鑑シリーズ!
    何度もいろんなのを読んでる
    テレビも観てる

    2026/02/07 小2

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    2026年02月07日
  • きよしこ

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    昭和の時代を生きた小学生時代がフラッシュバックするような、ほっこり系短編集。

    言葉に出来ない心の痛みというか、まるで冷蔵庫に足の指をぶつけた時の、いやこれは違う。

    今の小学生が読んでも情操教育的に良いかもしれない(文章も難しく無い)

    なんだか定期的に開きたくなる短編ばかりでした。

    小学生の力では、どうにもならない環境下での切ない話。

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    2026年02月07日
  • ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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    表題にインパクトがあり気になって手に取ってみました。なにかから逃げたり前後不覚になったりうれしかったり悲しかったりつらかったりする気持ちがそのまま閉じ込められているようにみずみずしい。ポンっポンって軽やかに読み進められます。おもしろいのに切ない。短歌もすごく好きです。

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    2026年02月07日
  • 選挙、誰に入れる? ちょっとでも良い未来を「選ぶ」ために知っておきたいこと

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    2026年2月8日は衆議院議員選挙投票日。その前日にこのレビューを書いている。
    この本は「選挙」とタイトルが付いてはいるが、政治だけに限定されない、いまの日本が抱える諸問題を広く網羅した、中学校社会や高校公民の良質な参考書ともなりうる。

    私は16ページでもう引き込まれた。だって1ページ使って「投票したい候補者がいない場合はどうすればいいの?」について書かれている。「民主主義」や「政治参加」もいった教科書的なテーマも大事だが、おそらく多くの人の心に引っかかっている“現実”にスパンと冒頭から切り込んでいるのは、専門書ではないというのを逆に生かして本質を突くという点で見事だ。

    ちなみに「~どうす

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    2026年02月07日
  • ありふれた祈り

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    原題は『Ordinary Grace』Ordinaryはありふれたという意、そしてGraceは祈りと言うよりは神の恵み、恩寵と言った意で正しく訳すなら「ありふれた恩寵」といったところか
    そして恩寵とは罪深い人間を救うために神がもたらす奇跡のことだ

    それではこの悲しい物語のどこに神の恵みがあったのか?

    少年が愛する人々の存在に気付くために、少年が自らの行いに責任を持つために、そして少年が大人になるために、その悲劇が必要だったと神が判断したのだとしたら、それは恵みではなく呪いだったのではないだろうか

    そして悲劇から人生を取り戻した人々の変化を奇跡と呼ぶのなら、それは神の恵みではなく人の持つ強

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    2026年02月07日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家の頭の中を覗かせてもらえたような1冊。小説家はあることをないことに、ないことをあることにする、平気で嘘をつける人が向いている気がする。話の構想と伝える技術、何をどう書くか。何回でも読めそう。

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    2026年02月07日
  • 三千円の使いかた

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    この方の作品を一度読んでみたいと思っていたし、お金のやりくり的なことにも日頃から興味関心があるので手に取ってみた。

    ある一家三世代の、それぞれの視点からのお金にまつわる悩みを描いた作品。最後の後書きで垣谷さんも述べていたが、どのエピソードもこういうこと身の回りでも起こりうるよなーっていうものばかりだった。

    自分がいつまでにお金をいくら持っていないといけないんだと考えさせられるいいきっかけにもなった。

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    2026年02月07日
  • 虹の岬の喫茶店

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    ずっと気になっていた一冊、森沢明夫先生の物語によく出てくる喫茶店のお話、やっぱりみんないい人ばかりでほっこりします
    他の作品に少し登場した人もいたし、まだ読んでいない作品にもこのお話の人達が出てくるのかな⋯って思うとワクワクします

    ⋯⋯悦子さん、いつまでも元気でいて下さい

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    2026年02月07日
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄

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    不気味さと気味の悪さが強く残る、家族を描いた小説。
    さまざまな偶然が重なったとはいえ、これほどの連続殺人をやり通してしまうのは、もはや常軌を逸しているとしか思えない。

    タイトルは「幸せな家族」だが、読後に残るのは強い後味の悪さで、物語から伝わってきたのは歪んだ家族愛。
    ただ、その不気味さや気味の悪さも含めて引き込まれ、最後まで面白く読み切ることができた。

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    2026年02月07日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    とても癒されました。千羽鶴の話は特に沢山の人に声をかければ千羽鶴などあっという間に出来ますが、ちゃんと理由を知った上で皆んなに折ってもらった心のこもった鶴を渡されたポルトガルのお客様はどれだけ感謝したか想像するだけでも嬉しくなります。まして無くした鶴も無事に戻り重ねて良かったと思いました。素敵な文房具店には素敵なお客様が沢山訪れて素敵なドラマガ沢山ありそうです。続篇宜しくお願いします。

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    2026年02月07日