小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、日本国債や金利について学び直したい人にとって、とてもよい入門書だと感じました。
「長期金利が上がった」「日銀が利上げした」「YCCが撤廃された」――ニュースではこうした言葉をよく見ます。しかし、なんとなく大事そうだとは思っても、実際に何が起きているのかはわかりにくいものです。私自身も、これまではこうした言葉を十分に理解しないまま読み流していました。本書を読んで、その見え方がかなり変わりました。
特にわかりやすかったのは、「金利が上がると国債の価格は下がる」という説明です。債券の入門で多くの人がつまずくところですが、本書ではこれをとてもシンプルに説明しています。金利とは、国債を持つこ -
Posted by ブクログ
読み終わった。
戦争の無惨さという焦点だけではなく、人と生きること、すなわち、自分とは、世界とは、愛とは、を常に考えさせられる素晴らしい日記であった。
素晴らしかったというのは、美しかったという意味を含んでいる。
現実は、戦争という美しいとは対極の内容。
しかし、アンネの心にわたしは、愛と生きるという意思を強く感じ続け、その美しさを身体で受け取ったような感覚を覚えている。
その心の隣には、戦争というあまりにも愚かな現実が常に同居しており、わたしの身体には少しもわかるわけがないものが、散りばめられていた。
日記を読みながら、何度か手で文字をなぞったのは、アンネの思いを自分の皮膚に、身体に伝 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『少年』がめっちゃ好き。仙吉に会わせてあげるって、そういうふうになるんかーいッ。燭台仙吉くんの艶かしさよ。大人しくしてるのがいいですね。ひたいの蝋燭の灯りに照らされながら、薄っすらと目を開く場面は大変魅力的。
熱さで顔が赤らんでいたらいいなぁ。
主人公も燭台になってからの描写もまたよい。薄い瞼を透かして見える火の色。香水の香り。美しい旋律。魅惑的な話でした。
『二人の稚児』で千手が幻想に悩まされるシーンにもドキドキしました。菩薩に似た柔らかな容貌なのに、大蛇よりも恐ろしい。「体から毒気を噴き出す爬虫類」「われわれが女人に殺されなかったのは、よほど、運が好かった」……。妖しい魅力を感じました。 -
Posted by ブクログ
凪良ゆう「流浪の月」は、誰にも侵せない、誰にも理解されない二人の愛の物語でありながら、根底に流れるのは「事実と真実は違う」という深く重たいテーマである。
物語は常に不穏で、今にも壊れてしまいそうな空気に満ちている。ずっと危ない綱渡りをしているような緊張感が終始漂い、常に最悪の結果を予想しながら読み進める感覚が堪らない。頁をめくるたび、「これ絶対不幸になるパターンのやつやん」と目も当てられなくなるような息苦しさを覚えるが、その危うさから目を離せなくさせる魅力を秘めている。
序盤に描かれる少女の視点と、終盤に明かされる青年の視点。その二つのピースが合わさったとき、初めて物語の全体像がつながり、 -
Posted by ブクログ
この本、好き。
何だろうなあ、あったかい?安心?心が穏やかでいられる。
秋鹿先生にとってのトランキライザーのマチ先生。読後の感覚は、それに似たものなのか?
心の在り方、認知や思考、幸せとは…
自分の追い続けているテーマがそこにあったので、ぴたっとハマった感じがある。
哲郎に解説してもらいながら、登場する菓子を食したい欲求が生まれた。
京都の街並みをこの本を手掛かりに楽しんでみたい。そんな人生の楽しみも生まれた。
スピノザのエチカも読んでみたい。
人間の力ではどうこうできない宇宙に生きるちっぽけな私が、そんな望みを持つことが「幸せ」の一つなのかも。
「少しだけ景色は変わる」
誰かにと -
Posted by ブクログ
講談社文庫から出版されたもの。
文庫本は、1984年12月15日 印刷。
私が読んだのは、昭和1992年8月25日 第2刷。
会社勤めを始めて7,8年ぐらいに読んだと記憶しています。
江戸末期の浦上四番崩れを題材とした「最後の殉教者」を始め10の短篇集となっています。読んでから25年以上経っています。内容は全く記憶にないですが、、浦上四番崩れの話は、何かのTV番組で知っています。しかし、その時、この小説とは直ぐに結びつかなかったです。再読して見たくなったので、廃棄せず取り置くことにしました。
ただ、現在とは文字の大きさが違い、老眼には厳しい。退職記念に貰ったハズキルーペを使ってみようと思いま