小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
読み終わって、恐ってなった!
アガサ・クリスティー作品ではあるが、
殺人事件とか何も起きて無いんだけどಠ_ಠ
家族の歪さをこれでもかと見せつけられた。
家族を、夫を心から愛していると信じるジョーン・スカダモアの有りようが哀しいし、虚しい。
本人は良き夫、良き子供たちに恵まれて理想的な家庭を手に入れたと自負しているのに、「知らぬは当人ばかりなり」といった具合に事実は全くの逆。それを段々に鋭く描き出しているから凄まじい!
流石のクリスティーだな、と感嘆しました。
砂漠の只中で一人、自身の内面を省みることしかやる事が無くなっていく描写が寒々とこわかった…
汽車がやっと着いて、徐々に現実の生活に戻 -
Posted by ブクログ
最初の亡くなるシーンは悲しい。
非の打ち所が無い(千鶴子)ような人でも、人には明かせない内面部分があるものだ。特に思春期には。
むしろそういう人こそ二面性があるのかもしれない。
誠実で家族想いのお父さんが単身赴任先で女性関係ができる その女が訪ねて来た。その女を誠実でいいお父さん(だったはず)が追いかけて行くシーンはMAX腹が立った。「なんだ オマエもかいっ!!」このお父さんもそうなのかい
そうなった感情に自分自身で気づく。
誠実でありたいという私の本質がそう思わせる。
ラスト お母さんが何事も無かったような言動をするのが凄いなぁと思う。
きっと 作者の意図と違う感情や感想を持った事で -
Posted by ブクログ
何度も読み返している、お守りのような小説。
子どもの速度で一緒に歩き、その子の中に生まれたばかりの感情に触れる。
作中に流れるゆったりとした時間に出会うたび、「ゆっくり待つ」ことの大切さを思い出す。
待つとは、何もせず立ち止まることではない。
相手を自分の速度に合わせず、その人の中で何かが動き出し、気持ちや言葉が生まれるまで、そばにいることなんだと思う。
効率や成果を求めていると、すぐ答えを出すことや、先へ進むことばかりが正しいように感じてしまう。
でも、人の気持ちや成長には、その人にしか分からない速度がある。
誰かの速度を尊重することと、自分をすり減らすことも違う。
本書は、急かさずに寄
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