ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    ネタバレ

    十勝岳の山津波の後、硫黄に汚染された大地を耕し、復興を目指す拓一や村長。それに対し、無駄な努力で負債を増やし、街のものにその損害を負わせていると反対する深城を始めとする反復興派は、村長に無実の言いがかりをつけて反対運動をしている。そんな中耕作を庇って反復興派に殴られて拓一は不具となる。正しい者が不幸に遭い、悪を行う者が蔓延る世界に疑問を持つ耕作だが、母の聖書のヨブ記を読み、また拓一の揺らがぬ姿勢を見て、因果応報は現実ではなくて人の願いに過ぎず、現実は善因善果とは限らないことを悟っていく。それでも最後は拓一の稲が実り、深雪楼に売られていた福子は深城の娘の節子が救い出して汽車に乗せ、きっとこれから

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    2026年02月08日
  • ユニコーンレターストーリー

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    私も小さい頃、離れた場所にいる友達とそれこそこの本とほぼ同じような境遇で手紙のやり取りをしたことがあった。それを思い出した。男の子の方からの手紙で、最初はアメリカという新しい環境に絶望感を抱いていたけれど、だんだんローマ字が混ざってくるようになっていて、彼の成長の度合いを感じられてなんだか関心(?)した。

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    2026年02月08日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

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    裏表紙から 「最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。」
    このエバーグリーンがとても気に入った、この話によく似合う言葉。
    谷崎や三島には使いづらいけど。
    その通り。みんな知っているエバーグリーンな話。
    ただ拾った幸せでなく、一つの稀に恵まれたチャンス、それをきっかけにして掴んだ幸せな生活が快い。

    苦労はしたけど、知らなかっただけで彼女の父は大富豪でした・・・小公女
    男の子が欲しかった老夫婦は、間違って来たおしゃべりな女の子が気に入り深く愛するようになるのです。その子「アン」は夢見がちなおとめ時代を過ぎ愛する人を見つけ、家庭を築き、人生の苦楽を乗り越えていくのです・・・赤

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    2026年02月08日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    【泣くな研修医7】
    主人公は佐藤玲。
    彼女の研修医時代〜外科医9年目の33歳に至るまでの軌跡。 

    切ない、泣けた( ; ; )男性が圧倒的に多い分野。
    そこで一人前として確立していくまでの苦労は男性医師の何倍もの努力があったことだろう。

    それを支えてくれた先輩指導医の東凱(とうがい)先生が患者としてやってくる——。

    クールビューティー玲の葛藤と人生観も知ることができた。玲から見た、雨野隆治や凛子もチラチラと登場しまろやかな味を足している。

    このシリーズ、私の中ではもはや実話なのだ(笑) 小説だということを忘れてしまいたい!

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    2026年02月08日
  • 時をかけるゆとり

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    こんなおもろい体験してることもそうだし、それをこんなにも面白おかしくかける朝井さんの文才に惚れ惚れしてしまう。読書というよりマンガを読んでいるような気分になった。読書が苦手な方に最初に勧めていいものか分からないが、手に取って公開することがまずないであろう作品だった。是非。

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    2026年02月08日
  • イクサガミ 神

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    いよいよ孤独が終わる。

    兄弟愛、読めない結末、とにかく、最後の最後まで楽しめる小説だった。

    心技体

    昔からある言葉だが、昔から今まで使われ続けているという事は、やはりその言葉に強い意味があるということだ。その言葉に強い力があるということだ。

    心も技も体も全てが整って一級品になる。この本ではただ単に強いだけが全てじゃないって言うことを教えてくれる小説だった。何かを守りたい、そういった気持ちが、人の力を何倍にも膨れ上げさせる。

    ドラマもどういった結末になるのかが楽しみだ。この小説も面白くて2〜3回読んでも飽きないだろうと思っている。だから今2週目を読み始めている。

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    2026年02月08日
  • その糸を文字と成し

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    ネタバレ

    昭和の御代から江戸後期までの時間間隔とこの時期までの時間間隔はそんなに違わないんだなあと。明治末期生まれの爺さんばあさんたちから聞いた彼ら彼女らが子供のころに年寄りから聞いた話の中にはご維新で戻ってきたお腰元のはなしとかご維新の後の士族の話というのがあったが、その時代。と思いながら読んだ。鴨居の上の写真と同時代の。

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    2026年02月08日
  • 舟を編む

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    国語辞典を作る人達の奮闘ぶりを楽しめる作品でした。馬締の書いたラブレターは最高傑作です。少し古典にも興味が湧きました。

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    2026年02月08日
  • いけない

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    ネタバレ

    章末の写真に隠された真相があるという面白い小説だった。

    第一章の写真はぱっと見よく分からず、この写真は後で何かしら使うのかなくらいにしか思ってなかった。
    その時は車で引かれたのが直前でアパートから飛び出した邦夫だと思い込んでしまっていたからだ。

    のちに邦夫が出てきて「生きとったんか!」となった。
    再度一章を読み返し、それぞれ雅也、隈島、邦夫の立ち位置と進行方向を元に地図とにらめっこしてみると答えがきちんと見えて、「なるほど!」と納得しすごくすっきりした。

    二章以降の写真を見たときも、「え?」とか「やっぱりな」など面白い発見がありすごく楽しめた。

    三章では竹梨がボールペンを持っていること

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    2026年02月08日
  • 贈り物の本

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    青木奈緒の子供のころになくした財布の話。私も落とし物、なくし物をしても、拾った誰かへの贈り物だと思うようにします。

    ちぃばあちゃんの話が切ない。

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    2026年02月08日
  • 十六夜荘ノート

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    戦中戦後の厳しい時代を乗り越えてきた強い女性が守り抜いてきた屋敷。

    その屋敷を相続することになった姪孫の男性が何故自分に?と思う気持ちで過去を紐解いてゆく。

    だんだん明らかになっていく屋敷の背景にある物語りに読む手が止まりませんでした。

    (Word)
    ・知りたいと思わなければ、何も分からない。

    ・満月にだって雲はかかる。けれど一度闇を知った月は、今度は群雲なんかにびくともしない、本物の十五夜になるのだろう。

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    2026年02月08日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    一気見した。三宅香帆さんがとても面白いと勧めていた。ノンフィクションの本医学部を目指す、娘とその母の物語。母は数多くのDVを娘にしていた。体罰言動、精神的なものスマートフォンを一切与えなかったり、20歳過ぎれば娘ももっと反抗して出て行けばいいのに、それよりも母親という存在は上に立つのかしら?母親の言動に心が痛む場面もあったが、一気見してしまった〜。1日で読み終わった。面白かった

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    2026年02月08日
  • 普天を我が手に 第一部

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    久々に、話の中に入り込んでしまう本に出会った。
    読み終わった後、あれ?今って戦前だっけ?と思ってしまった。
    怖い時代。知らなかったことも多い。大連行ってみたかったな。

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    2026年02月08日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズの短編集
    北の原野の湿原に浮かぶ、岩に貼り付いた古く美しい建物で、全寮制の学校で起こる様々な出来事

    水晶の夜、翡翠の朝
     ヨハンの物語 ユーロ・マフィアの跡取りのヨハン
     学園内でも命を狙われるだ…
    麦の海に浮かぶ檻 
     現在の校長の遠い記憶
     タマラ 毒に耐性が出来てしまった悲しい少女
    睡蓮
     理瀬の記憶
    丘をゆく船
     黎二と麗子 親に虐待を受けて育った2人
    月食
     聖を守りにきたのね 数学の代用教員の高橋先生
    絵のない絵本
     父の依頼で南国のホテルにバカンスに訪れた理瀬
     誰が誰を狙っているのか…

    どれも怖くて面白い物語だ~

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    2026年02月08日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    黒柳徹子本人による朗読がとてもとても素敵だった。
    トットちゃん本人だからこそ伝わる当時の、そして今の想いが声にのって運ばれてきた。

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    2026年02月08日
  • スモールワールズ

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    今年読んだ本でいちばん!
    「解説:辻村深月」に惹かれたことがきっかけで、初の一穂ミチさんでしたが、素敵な作家さんに出会えました。

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    2026年02月08日
  • いとエモし。 超訳 日本の美しい文学

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    学生時代、国語は好きだったけど古文は苦手だった。
    当時こんな副教材があれば、きっと古文にハマっていただろう。

    時代は違えど人は人。喜怒哀楽があって、恋もする。
    31文字に込められた想いや情景を自分なりに解釈できたら、それこそ「いとをかし」そう「まじエモい」だなあ。

    『義経記』読んでみたくなった。
    定子、一条天皇、章子の関係性、気になり過ぎます。

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    2026年02月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    凄すぎた…!
    個別の物語が終盤で一気に絡み合っていく様子は圧巻。

    夢とは、善良さとは、愛とは。
    一度では受け止めきれないほどのメッセージ。
    投資や詐欺絡みのパートでそれぞれの登場人物の思惑が錯綜する様子に圧倒された。

    必ず再読したい。

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    2026年02月08日
  • ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)

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    綺麗な表紙のデザインと大好きな伊坂幸太郎の帯で即決購入した本だったが、読んで大正解の一冊でした。
    外国人の名前やおそらく武器の名前?みたいなのがなかなか覚えられず読み進めるのに少し苦戦したが、まるで一本の大作映画を見終わったような満足感と喪失感。

    メモに残しておきたいセリフがたくさんあった。
    生きる目的は何か。戦争とは何なのか。
    重たく複雑なテーマをいろんな人種や宗教やバックグラウンドを持つ登場人物達から考えさせられる良書でした。
    日本人の作家作品とは思えないほどの大きなスケールのお話でした。
    物語もとても素晴らしい。ハリウッドとかで映画化されたらいいな。

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    2026年02月08日
  • 店長がバカすぎて

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    ネタバレ

    キャラが愛おしい。6つの短編が絶妙に絡み合い、最後にはそれぞれの繋がりが明かされる。
    書店員さんの苦労や奮闘を知れたり、辛くても明日を頑張って生きようという活力になったりする。
    店長は結局敏腕?非敏腕?バカなの?バカじゃないの?
    続編も楽しみな作品。

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    2026年02月08日