小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
宇野常寛さんの社会批評でもあり個人的な日記でもあるエッセイ集。この本に触れて読んで、宇野常寛さんを少しだけ好きになったし、少しだけ内面(自己に迫るもの)に矛盾がありそこも面白いと思った。概念や空想論で終わらず、「地に足ついた」文章で、自分の生活と社会を結びつけて考えるのが本当にうまいと思う。だからこそ、彼の文章は読んでいて苦ではなく、人々に考えるきっかけを提供しうるのだと思う。友達にも薦めたい一冊。
個人的な感想としては、この本のどこが良かったかというと難しいが、最後に、「水曜日も働く人たち」という章であり、この本の題名である「水曜日は働かない」思想に反するが、それでも働く(働かざるを得ない -
Posted by ブクログ
面白かったな〜!
スペードの3、なるほどね、そう来たか。と唸ってしまった。
ハートの2。これはあんまり刺さらなかったな。もうちょっと先まで見たかったような。でもきっとこの終わり方が一番キレイ。何だか映像みたいだなと思いました。これは映画で観たら絶対面白いと思う。
ダイヤのエース、が一番共感できた気がする。羨ましいけど自分の持ってるものに自信は持てない。人って「本当にこれでいいの?」って疑う瞬間って山程あると思うんだよね。あと“持ってる”人への羨望。
朝井リョウは鬱屈していてて好きじゃない、と知人に言われたんだけど、わたしはやっぱりこの鬱屈して拗らせてる感じが好きなんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ企業版ふるさと納税や防災ベンチャーといった現代的なスキームを隠れ蓑に、狡猾に公金を還流させる洗練された搾取の構図。プロポーザルの仕様書を巧みに操る手口など、生々しい解像度で暴かれる地方の闇。本書の真骨頂は、中盤以降に展開される報道のリアル。巨悪を暴いて終わりではなく、いかに世論を巻き込み、沈黙していた人々を動かしていくかという実践的プロセス。単なる勧善懲悪の枠を超越した、泥臭くも熱を帯びたジャーナリズムのダイナミズム。現場記者ならではの圧倒的な説得力。地方創生の美辞麗句に潜む構造的欠陥を突きつけ、読者に社会への当事者意識を迫る骨太な一冊。
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Posted by ブクログ
大門剛明さん初読みでした✨
ブク友さんのレビューに読書欲を刺激され
手に取りましたが、ボリュームと表紙デザインの重々しさに、気合いが入りました。
読み始めるとアッという間にストーリーに引きずりこまれ、時を忘れてページがめくらさる。
長時間同じ体勢でいるのが苦痛になり、何度か体勢を変えたとて、軽めのストレッチが必要になるくらいの没入度…(*´ー`*)
最後の最後まで気を抜けない展開で、大満足の読書体験でした✨✨
各章のくくりで、波子さんは誰に語りかけているのかな…凪沙ちゃん?それとも…(-ω- ?)
大きな権力の前では真実や正義、人の思いは理不尽な理由で簡単にねじ伏せられてしまう。
そ -
Posted by ブクログ
読み始めてすぐ思いついたのは、現在の中国の信訪制度である。様々な理不尽に遭う地方の人々が、地方政府に訴えると、公安によって即座に逮捕、強制収容所送りになる。そのため、北京の信報所に訴え、その判決を待ち望むため、多くの人が行列を作り、かすかな期待を寄せる。訴えが受理される確率は極めて低く、まして救済される例はほとんどないが、多くの人々は列をなすことになる。そこには地方の公安関係者が頻繁に訪れ、強制的な逮捕が繰り返される。
これは江戸時代の物語ではある事は承知しているが、強権制度の元では全く同じ状況が、司法は権力から独立すると言うのは幻想に過ぎないだろうと言うことを強く感じた。
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