ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    大切な人たちと同じ時間に存在できる喜びと、今同じ時代を過ごせていることが、どんなに尊いことなのか…一緒にいるのが当たり前のようになってたけど毎日を大切に、いつどこで消えてしまっても悔いの残らないように生きれたらいいな

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    2026年10月04日
  • 博士の愛した数式

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    静かで知的で温かい、読んでるあいだ終始じんわりと涙がでるような物語だった。
    80分しか記憶がもたない博士が、記憶が更新されないまま生きる難しさが生々しく描かれる一方で、どんな時でもルートを必ず優先して優しく接する所に愛と品位を感じたし、10歳のルートも自然に博士を思い遣っていて、なんて優しい世界だろうかと思った。

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    2026年10月04日
  • それいけ! 平安部

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    部活青春モノ大好き!なので楽しく読めました。平安部の立ち上げから文化祭までが書かれていて、文化祭以外にも沢山の出来事があったのに文章が駆け足になってないところが読み易かったです。
    なにより登場人物が皆イイヒトなのが良い。ファミレスで安以加が過去を打ち明けて先輩達が慰めてくれたシーンはホロリと泣きました。
    表紙と裏表紙に主要人物のイラストが描かれているのでキャラクターが想像しやすいのも良かった。

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    2026年10月04日
  • タイム・アフター・タイム

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    長崎、沖縄が舞台のキラキラした青春時代、そして20年後に東京で再会した男女の物語。二人を取り巻く人々の心情も明らかにしながら過去と現在を行き来して描かれている。青春のキラキラと20年の間に変わってしまったものの大きさが胸の奥に深く刺さった。
    冒頭から舞台の長崎、沖縄、東京の情景と登場人物たちを脳内に鮮明に描くことができ、上質な映画を見終わったかのような読書体験だった。
    ずっと読み続けていたい、そんな素晴らしくて不思議な作品でした。

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    2026年10月04日
  • 少女ソフィアの夏 新版

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    息子夫婦が帰省し、可愛い孫に会えたものの、私は料理やみんなの世話に追われ、思うように楽しむことができず、すっかり疲れてしまった。

    そんなモヤモヤした気持ちをチャッピーに相談したところ、勧められたのがこの本だった。

    ソフィアとおばあちゃんの関係には、気を遣うとか、もてなすとか、そういうものがない。お互いが自分の思うままに過ごしているのだけれど、その自然な距離感がとても素敵だった。

    そして、この本を読んで気づいたこと。

    相手を尊重し、大切にするということは、相手と同じくらい自分自身を尊重し、大切にすることなのだと思った。

    相手を思いやるあまり、自分を後回しにしなくてもいい。相手には相手の、自分には自分の時間や気持ちがある。その両方を大切にできる関係が、自然で心地よい関係なのかもしれない。

    ソフィアとおばあちゃんがひと夏を過ごした、自然豊かな島の風景もとても魅力的だった。

    読んでよかった。

    きっと私は、これから何度もこの本を読み返すと思う。

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    2026年10月04日
  • 流砂

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    ネタバレ

    悪逆の刑事2人が食ったり駄べりながら捜査する系の小説です。ほんとに最高ですね!
    犯人視点と刑事視点が行き来するのも同じやし、最後にしっかり事件解決されるのも当たり前だけど嬉しい。

    前半は匿流の男が手際良くポンポン犯罪を積み重ねていくのが気持ちいいです。
    やられるのが同じ犯罪者同士になってるのも読みやすいポイント。犯人の一応の言い訳みたいなのか読み手にも心理的負担がないようにしてるし、こいつの行く末を応援したくなる気持ちにもさせる。

    皆木と迫田の2人組が着々と調べ尽くして行く過程も気持ちがいい。
    今作で最高に良かった所は2人が仕事についてサラッと話している部分で、なぜこの仕事をしているのか、薄給で勤務時間が長いからプライベートもないしめっちゃ大変そうやなと思ってたらこの仕事は楽しいとサラッと言うんですよね。ほんといい言葉で感動した。決めて言うわけでもないし。こういうのがカッコイイんよなー。あと込み中に2人で来るんかいと聞かれて刑事は2人でくるんやと返すとこもいいですね。

    あとは嫁とか子供とかが割り込んで来ないのも最高。こういう話に家庭の場面とか要らんし。
    あったとしても生活が破綻しててほしい(笑)と思ってるからこの小説は見たいもの、読みたいものしかなくて最高すぎました。

    今回は犯人と刑事視点の交互描写はそのままにどんどん視点が引き継がれていくのも楽しいポイントでした。
    特に沖視点のところと長田と一緒に回る皆木視点ら辺からは面白すぎた。
    シゲルが行き当たりばったりなのに意外にも良いとこまでいけちゃうのもおもろいです。
    またこんなの読みたい〜!

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    2026年10月04日
  • 海を破る者

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    非常に面白かった。まず、これまで時代物といえば江戸時代が舞台のものを読むことが多く、鎌倉時代の、それも蒙古襲来だなんて、中学生あたりの歴史の授業以来のワードに衝撃を受けた。
    六郎のその後について気になって調べたし、当時の蒙古軍や鎌倉幕府についてももっと知りたくなってしまった。

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    2026年10月04日
  • あなたの言葉を

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    まだ読んでる途中だけど、小学生向けに書かれている本なのに刺さる。人柄が出てる優しい文体も好き。40代なのに自分の言葉が分からないことがあるから、熟読したい!

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    2026年10月03日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おーもしろい。尚隆が暢気者だとか散々な言われようで、あれ?前作?前々作とかではなんかすごい人って話じゃなかったっけ?と思いながら読み進めた。読み進める内に、やっぱりそうよね!!ってなった。これを読むまでは、景麒が最推しだったけど尚隆に鞍替えした。心に残ったのは、驪媚が六太の赤索条を切るシーン。それまでは、まあ六太は無事だし、そんなに深刻には捉えていなかったけど、驪媚が自分の命を投げ出して、不本意ながら世話をして多分少しは情がうつっていたであろう赤子も犠牲にしてまで六太を逃がそうとしたことに驚いた。驪媚はそれほどまでに尚隆を信じているんだとはっとさせられた。直後の挿絵がすごく効いていて、六太の表情がすごく悲しかった。最後のページで、約束通り更夜と妖魔が一緒に暮らせるようにしたんだなあということも分かって、じーんとした。シリーズの本全てにあるけど、最後の漢文の書き下し文?みたいな部分でなんか心が震えるなあと思っていて、その理由が、この本の養老孟司の解説で腑に落ちた。シンプルで、だからこそ力強い。面白いなあーーーひさびさの沼にはまっていく感じが心地良い。

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    2026年10月03日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    後半はかなり濃厚でした。25年前の二つの事件が一つにつながり、また光汰郎くんを誘拐したのがまさかのまさかに読んでる手が止まりませんでした。良かったでは済まされないけど良かった。さすが辻村先生、最高でした!

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    2026年10月03日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌2

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    ネタバレ

    ファンブックとは言え、表紙イラスト集、短編、シリーズ全作の見どころ紹介、ショート漫画などが入って超お得な一冊。武田さんのインタビューやアサダニッキさんとの対談では、キャラクターの造形や創作秘話がたっぷり語られていて、ユーフォファンならこの部分だけでも十分にお釣りがくる内容だと思う。特に武田さんの次の言葉には、なるほどと大きくうなづかされた。「緑が部長だったら全部自分で解決してしまいそうだから久美子が部長になった」「真由の思惑どおりに進んだのが小説で、久美子の思惑どおりに進んだのがアニメ。久美子が真由の真剣さを引きずり出した話がアニメで、小説では、真由も真剣には吹いているけれど「久美子に吹いてほしい」という気持ちの方がまさった」

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    2026年10月03日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    面白かったーー!!!ラストスパートの畳み掛けがすごくて、泣いてしまった。上中下巻を通して、わたしまで一緒に成長した気がします。差別だとか嫉妬だとか現代社会でも誰しもに付きまとう感情に対してずっと丁寧に描写されていてとても良かった。ちょっと酷すぎるんじゃないか!?って場面も多々あって手に汗握りながら応援してました。1週間くらい読んでたのでもうキ・キーマやワタルやミーナに会えないのかと思うと寂しいよ~涙 映画化もされてるとのことでそっちも見ます!久しぶりに冒険小説を読んでワクワクハラハラドキドキした!面白かったです!

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    2026年10月03日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    前半半分以上は壮絶な生活描写。まったく救いがない。
    後半は家の外の世界へ、そして知るのだ。
    なぜ母親は外へ出てはいけないと言ったのか。
    なぜ母は失踪したのか。
    盲目の彼女が知らなかった母の一面が語られる。
    母がオットさんとよんでいた人の正体。

    家の外に出た彼女の存在が社会に大きな衝撃を与える。
    人生を取り戻すかのように生き直していく時間が美しかった。盲目なのでとわの庭の音が彼女の世界に色を与える描写もいい。
    出会った人たちとの交流や絆もすてきだった。
    不幸な生い立ちだけど良き出会いに支えられて生き直していく。
    人生を受け入れ肯定する強さ。
    地に足をつけて生きていくたくましさ。
    10歳だった盲目の少女が30になり自分を捨てた母親の死を知ったとき何を思い何を語るのか。
    1人の少女の成長の物語。

    ふと水車小屋のネネを思い出した。

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    2026年10月03日
  • 小説

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    ネタバレ

    乱雑に置かれた断片的な話の欠片が最終的に一つにつながっていくような、これまでに読んだどの本とも違う書き口で面白かった。

    最後のページの改行がキマっていて最高だった。

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    2026年10月03日
  • 夜の道標

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    ネタバレ

    良い本だった。
    考えさせられる話。心が沈み込みそう。てか沈んでるわ

    優生保護法というものがあったということは知っていた。ただそれが1996年まであったということは今まで聞き流していた気がする。調べてみると不妊手術をされた最年少は9歳。それがもし1996年であれば、今39歳。昔の事なんかじゃ全然ないな。

    本としては、文体も読み易く、入り込めるような面白さ。ハルの父親以外は皆んな心優しく、上手いこといくなぁと思わないでもないが、そうでもないと最後まで読めなかったかも。桜介や優しい刑事がいてくれて良かった。

    ただ阿久津は...人殺しになり結局優生保護法が正しかったんじゃないかと考えてしまって、そう考えてしまった自分がなんとも醜く感じて吐きそう。

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    2026年10月03日
  • 容疑者Xの献身

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    初めて読んだミステリー小説でしたが、読みやすくて最後まで一気に読んでしまいました。こんなトリック思いつくのは、東野さんしか居ないです。絶対!!!
    感想は、もう本当に、苦しいの一言です。こんなに苦しくなる小説は初めてでした。誰の立場になっても、苦しい。石神の気持ちを考えたら、最後は本当に切ないです。どうしたら良かったのって神様に問いたい。

    生涯一生忘れることの出来ない大切な本になりました。東野さん、本当にありがとうございましたт т

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    2026年10月03日
  • 夜明けのはざま

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    みんな必ず最後は迎える「死」
    椅子を準備しておくって暖かい表現で良いなと思った。
    最後の繋ぐって意味が分かったような、
    けど説明できるほど分かってないような。
    わたしが主人公なら別の選択をしてたかもしれないけど、悩みぬいて自分に正直な決断をしたラストは素敵だった。

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    2026年10月03日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ネタバレ

    いやーすごい!!
    【霊媒】とかを信じてなくて興味も無かったから話題になっていたけどスルーしていたの勿体なかったー。

    私みたいな霊媒師とかを小馬鹿にしてる人ほど
    翡翠がインチキ霊媒師だったって事実に驚いてしまうのでは?
    凄いです、ほんとに。

    途中、翡翠のキャラが痛いなー、気持ち悪いなーと思ってしまい(黒猫さんだとか、セーラー服着てるとことかw)ましたが正しかったのね。

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    2026年10月03日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    遭遇したくないシチュエーションだなと。私もこういう女性が職場にいたらすごくしんどいだろうな。なおも共感してもらいたい相手にちょっとだけ裏切られるとか。やだやだ。でもそんなもんだよね。リアルだった。

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    2026年10月03日
  • 楽園

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    またまたしてやられました!最高です!ありがとうございます!
    「方舟」、「十戒」に引き続き期待を裏切らない大どんでん返し!シリーズ化するとどうしても最初の作品を超えられないのではと思ってしまいますが、今回も期待値を超えてきました!
    犯人は前作を読んでいる人は冒頭から気づいているとは思いますが、殺害動機、周囲の欺き方、狂気的な発想の数々が前作に引き続きとても魅力的でした。私の頭の中ではもう清楚系で華奢な黒髪の女性の姿ができあがっちゃってます笑 映像化してほしい、、!!

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    2026年10月03日