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8つの物語の「軌跡」を奇跡の構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作 自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽――移り変わっていく所有者たちの多様性と不可解さのドラマ。
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Posted by ブクログ
超大作にして本当に面白い。こんなに壮大な物語を書ける作家さんに尊敬の念が止まらない。 570ページ近くあったが、9日間で読み終わった。逢坂冬真さんの作品は『同志少女よ、敵を撃て』を読んでいたが、やはり戦闘の描写が上手いな。 2025年の世相を大いに反映した作品だった。本当に誰か読んで、語り合いた...続きを読むい。2000円強の価値はあります!
凄すぎた…! 個別の物語が終盤で一気に絡み合っていく様子は圧巻。 夢とは、善良さとは、愛とは。 一度では受け止めきれないほどのメッセージ。 投資や詐欺絡みのパートでそれぞれの登場人物の思惑が錯綜する様子に圧倒された。 必ず再読したい。
読もうか迷っている人宛に書きます。 ①この本を読むなら「今」です 本書は2025年3月発売。私が読んだのは2026年2月ですが、この「リアルタイム感」は今しか味わえない。例えば5年後にこの物語を読んでも面白いだろうけど、「ああこんな感じだったなー」と少し遠く感じてしまうかも。 ②『同志少女よ……...続きを読む』とは全く別物です 題材も、構成も、物語の面白いポイントも、全く違います。どっちが優れているとかも比較はできないと思います。下手に前作の印象を抱えたまま「あれを超えられるか!?」という読み方をするよりは、一旦忘れて0から読んだ方が楽しめるはず。その上で、どっちが好みとかはもちろんあると思いますけどね。 ③最後まで読んでください 私がそうだったのですが、読者が登場人物と同じ(又は似ている)要素を抱えている場合、途中で読むのが辛くなるかもしれません。 よくあるじゃないですか、足ツボマッサージで、健康な人は大丈夫だけど不健康な人はめちゃくちゃ痛いやつ。私は読みながらめちゃくちゃ痛かった。 でも今はそれで読むのを辞めてしまわなくて良かったと思っています。 本作は『エピローグ』まで読んでから評価すべきです。言ってみれば、プロローグからエピローグまで幾つものエピソードが連なって円になるような構成ですので、ぜひ最後まで読んでください。
日本車、サッカー、マネー、中央アフリカ、ゲイなどをばらばらに描き、最後に繋がる。とっても暗い物語なのに最後にすかーっとする。
二年十一ヶ月という決められた期間、自動車期間工として働く本田昴は、契約の満了日に同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するもののーーー移り変わる所有者たちによって作られる壮大な物語 「台の上のすべてを把握しようとするのは傲慢だし、自分の打つボールが波及するという意識を持たな...続きを読むい人間には、ゲームに参加する資格はない」 最高の一冊の中の大好きな台詞。 ブレイクショットとはビリヤードにおいてゲーム開始時に行われる最初のショットを指し、この一打によってビリヤード台の中央奥に集められた球が様々な方向に動き出す。 作中にて、ある人物がブレイクショットを放つ前に言った台詞で、自分が本作に感じた面白さを的確に表していると感じた。 それぞれが自由意志を持って動く人々を自らの手中に収めようとする傲慢な人間や、自らの行動によって様々な物事が波紋のように発生することを理解せずに動く人間が多く作中に登場するし、私たちが暮らす現実にそれらが存在する事も事実としてある。そんな中で、ゲームに参加する資格がある人間の手によって、不当にプレイしようとする人間を淘汰し、正しい物語が作られる様に感動した。それでも、世界各所で自覚も無しに参加資格のないゲームに参加する人が後を経たない。この人達が居なくなることが世界を理想的なもの変えるのかはわからない。結局、自分は変化に恐れているだけで、参加資格のないゲームを外から眺めることしか出来ていないのだと思う。 でも、今は自分の気持ちを棚に上げて、この物語に対する感動に浸っていたい。面白すぎる。
「ブレイクショット」ビリヤード用語ですが、 この作品の中ではその元々の意味と、 架空のSUV車・ブレイクショット の二つの意味合いで用いられています。 ある期間工として働く青年のお話から始まり、 ある一台のブレイクショットに関わる人々の、とにかくとにかく壮絶な…言わば地獄の人生を描いたお話でした。 ...続きを読む読んでいて辛くて泣きすぎて寝れなくなって、 でも止まらなくて気持ちとしては身を削る思いで読み進めていました、、、 どこか遠いような話かもと思ったら 身近な、生活の一部のような話もあって、 かなり自分ごととして読めるところが、この作品の魅力だなと私は思いました。 目まぐるしい……。ちょっと混沌としていて、 どうやってこのお話は収束していくんだろうと思って読んでたけど、もうね畳み掛けが素晴らしい。 一冊の本としての構成力がすごく引き込まれるのですが 一章ごとのお話もほんとうに読み応えがありまして。 あああ本当に宝物みたいな少年と少年のお話に 私何度泣いたんだろう…思い出すたびによ…… 出てくる登場人物の笑顔が、 ふわっと頭に浮かんでくる。 エピローグを読んで、また一から読みたくなる。
辞書のようにぶ厚くて重い本…読み始めるのが億劫だったが、いざ読み出すと止まらなくなり、寝不足になりながら2日で読み切った。(私にしては速い!) ブレイクショット。それは「程よい性能と価格」を持つ架空のSUVの名前であり、ビリヤードでゲーム開始時の始めのショットを指す言葉でもある。ブレイクショットの...続きを読む名を持つ車が人から人へ渡っていき、ビリヤードの球のようにさまざまな出来事も波及していく。 8つの物語で登場人物たちはみな頭を抱えたくなるような地獄を見ていた。どの道を選んでも八方塞がりで、「頑張れば」「信じていれば」で簡単に好転するようなものでもない。それでも生きていく方法を見つけなければならない。その息の詰まるような状況がとてもリアルで、小説というより体験レポのようだった。 彼らがどの道を選んだのか、どうなるのかが気になりグイグイ惹き込まれた。 とても身近な話もたくさんあった。 なかでもSNSの様相には覚えがあった。 SNSやYouTubeのコメント欄で、投稿した本人を差し置いて、顔も知らない人相手に言い合いを始める人たち。 「テレビでは嫌われ者キャラだけど本当は〜」「〇〇の表情が恋する乙女なんだよなぁ」と全てを知っているかのような口ぶりで、いいねを得やすいコメントをする人たち。 ファン同士は自然と仲間意識が芽生えやすいし、彼らにとってアンチは共通の敵であるから石を投げても構わないという雰囲気になる。実際に対面するより、ネットではそういう雰囲気は炎が広がるように勢いよく伝播していく。 その対立を「俯瞰的に」眺める人たちもいて、彼らは自分は冷静だと言わんばかりの冷笑コメントをする。罵り合いを見に行ってコメントを打っている時点で、かなり前のめりなのに。 作中に登場するXの投稿たちは、過去に私が見たものではと錯覚を起こすほどリアリティがあって、見ていてしんどくなった。 それぞれが自分のなかの渇望感を満たすために世界に思いを発信するから、SNSの世界は大抵うんざりするほどやかましい… 他にもNISAに特殊詐欺にコロナ。どれも近年よく話題に上がるトピックスがストーリーに織り交ぜられている。今の社会の空気を感じられるため、文庫化する前に読んでよかった。 久しぶりに夢中になって読んだ作品だった。 (表紙にカイロスがいることに今気づいた…!)
とても面白かった。架空の車、SUVのブレイクショットに関わる人々の悲喜を描く社会派群像劇。自動車期間工のホンダ・スバルの語りから始まるプロローグに引き込まれた後、立ち替わり多視点で紡がれていく重厚な人生の物語にあれよこれよと言う間に惹き込まれた。経済格差、投資ビジネス、SNS、LGBTQ、高次脳機能...続きを読む障害、アフリカ紛争など様々な社会問題を一冊の中で重厚に描いていて、混沌としながらも一つに収束していく様が秀逸。
これ、めちゃくちゃ面白かった!結構なボリュームがあって、読み応え十分なのに、物語がきっちり繋がっていって壮大な読後感を与えてくれる。ああ、読んだー、読み終えたー、良かったー。って感想になる(語彙力どこいった)。大満足。 「同志少女よ、敵を撃て」の作者さんの作品。海外歴史的物ばかり書く方なのかなと思っ...続きを読むていたけど、今回は日本国内の現代劇。それも抜群に面白い。 章立てで物語が進んでいくんだけど、主人公がどんどん変わっていく。それぞれの立場でそれぞれの考え方や行動の理由がわかる。大手投資会社の副社長からその息子へ、その息子のサッカー友達の父親から不動産屋の営業担当へ、果てはアフリカの武装勢力の少年まで。どんどん主人公が変わっていくけど、物語の中には常に「ブレイクショット」が登場している、という構成。ここでの「ブレイクショット」は国産車のSUVのこと。どのお話にも微妙に絡んできて、ある意味主人公はこの車だったのかもしれない。 全然違う物語それぞれが関係し合い、複雑に絡み合いつつも、新たな局面を生み出してくのが読んでいてとても興奮できた。特に後半あたり、ドキドキしつつもどうやって解決していくのだろうかと読む手が止まらなかった。このプロットの組み立て方は見事だなと思わざるを得ない。初期の伊坂幸太郎作品みたい。バラバラのパズルのピースがピタッとはまっていくような感覚で、心地よさがどんどん続く。そんな読書体験だった。 特にYouTuberの胡散臭さ、ヤ○ザの追い込みの仕方など、リアルに迫る内容でとても印象に残った。楽にお金を儲けることの恐ろしさをこれでもかと味わえた。よくもまあ、こんな内容思いつくなあと感心した。最終的にみんな収まるところに収まっていくけど、リアルはこんなにうまくはいかないだろうな。恐ろしいな。 ちなみにこの作品がノミネートされた直木賞の回は「該当なし」だったらしい。なぜこれが直木賞を取れないの?と思えるほど素晴らしい出来だった。 まあ、ストーリーがしっかりしてるので、映像化してもしっかり面白いだろうなあ。映像化前に読んでみるのが吉と思う。良本。
圧倒的構成力。個々の場面に感情移入しつつ、多彩な展開に躍動感を覚える。500ページを超える文量もその長さを感じさせず、様々な展開を踏まえた先のエピローグは掛け値なしに圧巻。
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逢坂冬馬
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