あらすじ
8つの物語の「軌跡」を奇跡の構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作
自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽――移り変わっていく所有者たちの多様性と不可解さのドラマ。
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Posted by ブクログ
魂が震える作品。皆読んでほしい。
ブレイクショットの軌跡というタイトルも深い。
長編だからこそ、没入してそれぞれの人物の立場で深く考えることができ、最初から最後まで味わえた。
社会の一員である自分は、すでに世の中の出来事に関係していること。
人間ひとりひとり、問題のひとつひとつ、とても複雑なはずなのに、「まとめ」で知った気になってしまう現代社会のこと。
最後の彼女の言葉がとても良かった。
自分の打つボールが波及するという意識を持たない人間にはゲームに参加する資格はない。
だが、誰かがそれを打たなければならない。
Posted by ブクログ
多面的な視点から描かれる物語。読み進めると伏線が繋がっていき、そこがそこと繋がってくるのかと感心させられた。LGBTQは自分にはよきわからないけど。500p越えで少し長くはあるが、どこが繋がるのか気になって次々と読み進められた。逢坂冬馬さんの本ははじめてだったが他ももっと読みたいと感じた。
Posted by ブクログ
ブク友さん達がこぞって好評価で、とても楽しみにしていた本。600ページ弱を読み終えて、なんだかものすごい達成感。
SUVブレイクショットを軸にした短編連作だけど、短編連作という呼び名であってる?という位、それぞれが一つの物語として完成している気がした。
8つの物語のバリエーションは、マネーゲームに偽装修理、特殊詐欺…と、とても豊かで飽きることなく読めた。
中でも好きだったのは、晴斗が絡んでいるところ。
後藤家の家族の雰囲気が温かくて応援したくなるし、晴斗の聡明さがとにかく魅力的だった。
この大作は、いつか映像化されそうな予感。
Posted by ブクログ
この作品はすごい。サイコロのように全ての面が繋がっている。この面で起きていたことと繋がって繋がってこの面までたどり着くという感じ。全ての伏線が読者の想像に委ねるのではなく全て描かれているのも気持ちいい。今の社会のどす黒い闇と危険を驚くほどリアルに詳細に描ききっていてこれは決して物語ではなく現実にも似たような事件、報道を見た事があるなと思うと自分もいつその闇に騙されてしまうかもしれない日常を生きていることへの恐怖をも感じたけれど読後に訪れたのは失望ではなく希望でした。
Posted by ブクログ
同志少女よ敵を撃てがものすごく面白かったので、期待して読んだ。ブレイクショットという車が関係したバタフライエフェクト的な展開。それぞれの話がなんとも濃く深い内容で読み応えがあり、さらにお互いが繋がり、最後には混ざり合ってスッキリする展開となる。
おそらく見逃してるネタや伏線がたくさんあるだろうから、また時間をあけてぜひ読みたい作品。
Posted by ブクログ
濃い!!社会的テーマ多く、めちゃ良かったし勉強になった。570ページほどもあってここまで長い小説は個人的に初めてやったけど、どんどんストーリーが展開されていくし、とても読みやすかった。二章の「取り柄は善良さ」は辛すぎる。。。読者にわかりやすく誘導してくれるんやけど、しっかり期待を超えてくるし、どう終わるんやろーと思ってたらしっかり全てを回収してくる。再読したい。
Posted by ブクログ
経済格差、非正規雇用、LGBTQ、少年兵、特殊詐欺と、様々なテーマについて魅力的なキャラクターたちが悩み苦しみながらも前に進んでいく様子が気になって、読み進めるページが止まらなかった。身近なことから遠い国の想像も及ばない出来事まで全部繋がっていて、これだけ幅広いテーマを扱いながら、一つ一つが非常に濃く語られているのがすごい。
同作者の『同志少女よ、敵を撃て』でも思った通り、魅力的なキャラクターを描くのが圧倒的に上手だと思った。
インターネットやSNSで世界が繋がるということはどういうことなのか。世界中が繋がりすぎた現代社会のメタファーとしての車やビリヤードの描かれ方が素晴らしい。
「台の上のすべてを把握しようというのは傲慢だし、自分の打つボールが波及するという意識をもたない人間には、ゲームに参加する資格はない。だが、だれかがそれを打たなければならない」
作中のラッパーやアメフト選手のように有名じゃなくても、自分の言葉が無意識にだれかを排除していないか、考えないといけないと思った。
Posted by ブクログ
変なビジネス書を読むぐらいならこれを読んだ方が楽しめて、勉強になるぐらい面白いし、為になる。
著者の知識とそれを伝える力が凄い。
ブレイクショットがそれぞれの物語を繋ぎ、色んな人生を描いていく。
章の1つ1つが濃く、ここまで濃厚に書きながら、しかもテーマもそれぞれ違い、大事なことを語っていく。
家族、お金、時間など、生きる上で必要なものはここに書いてる気がした。
伏線も回収も見事。
読んでて最後まで楽しめたし、特に突っ込みどころもないのだが、必要以上に長く感じてしまったのが唯一の欠点だろうか。
読みやすさはあるがミステリーとは違い、膨大な量を読んだ後に得られるビックリ感がやはりミステリーのそれを超えれない。
ただ、知識として哲学としてなど幅広い分野で為になるのと、物語自体も別に退屈する訳ではないので、面白いには変わりない。
この著者の作品は好みだなと改めて思った。
Posted by ブクログ
★★★★これだけ様々なバックグラウンドを持つ人物の心情や背景をよくこんなに書き分けられるなと、大半の人物に感情移入しながら読んだ。読み終えるにつれ、ここがここと繋がるという網の目が徐々に明らかになっていくのが面白い。最初は、一体なんの話?戸惑わされる。世の中の有様がビリヤードに見えてくる。
色々と考えさせられながら読んだ。文章量の数倍、思考した。
濃かった。
Posted by ブクログ
全てのストーリーが繋がっていて、「あ、この人か」となる場面が多く、日曜劇場を見ているようにあっという間に読み終えた感覚である。
期間工で働く期間終了日直近の本田昴が、ボルトを落とした同僚を見かけてからのストーリーが圧感。
一台の車、ブレイクショット
ビリヤードの最初に打つのもブレイクショット
ブレイクショットというタイトルからストーリーがどんどん出るのは、凄いなっと思った。
あまり考えさせられる部分のある小説ではないが、
今後ミスをしたら正直に言おうと思う。
Posted by ブクログ
車生産工場の期間工員 本田昴の話から始まる
昴はブレイクショットとゆう車種の製造ラインで
ボルトをひたすらはめていく作業をしている
期間最終日に同僚がブレイクショットの車体内に、
ボルトを一つ落としてしまうのを見た
落とした本人も周りも気づいていない
ミスを報告しなくては・・・
シーンが変わり中央アフリカの戦闘地帯の
少年兵たち
更にシーンが変わり、
サッカーのユースチームで
年齢は3つ違うが親友の霧山修吾と後藤晴斗、
その両親達
と、大きく3つのエピソードが
展開していく
そのどれにもブレイクショットが出てくる
そして、どの話も不穏な出来事が起こる
修吾と晴斗、この2人には幸せになってもらいたい
のに、どーしてこんなにも障害が立ちはだかるのか、
もどかしくてならなかった
その中で、後藤晴斗の父、後藤友彦の話が
とても泣けた
家族を愛していて、
仕事にも誠実な後藤友彦が
「大層な人間じゃない 〜中略〜
でも、そんな俺にも、
なくしようがない取り柄はある。
それは、善良さだと思っている」
自他ともに認めるいい人なのだが、
ある事故にあい、脳障害のため
一時的に人格が変わってしまう
不運としか言えないし、そんな自分が嫌になるが、家族は友彦を支え続ける
後藤家の結束力は素晴らしいです
それはきっと友彦がずっと家族を大切に
愛してきたから
社会問題が多々盛り込まれていて、
所々文字を追っているだけで、
意味がわからない箇所もあった
(特にマネーセミナーのあたりとか)
最終章「エピソード」で全ての事が繋がり
登場人物大集合になる
(私はそーゆー展開が個人的に好きです)
しかもあれだけ不安になりながら
読んでいたのに、
最後安心した気持ちで読み終えられた
・・・にしても、
全577ページは私にとってかなり長かった~
Posted by ブクログ
あらゆる事柄の中心に、あるいは脇役に、ブレイクショットはいつもあって、多くの人たちの悲喜交交を見ていた。
投資、格差、LGBTQ、特殊詐欺、貧困、家族、アセクシャル、反社…
現代社会のホットトピックを凝縮したような社会派サスペンスでした。
エピローグの伏線回収はマジで凄かったなー。
これが直木賞取れなかった理由…わからん。テーマ広げすぎて、ちょっと説明っぽいところが長かったとか?いや、それを差し引いてもめちゃくちゃ面白かったよ。
ある程度社会人経験を積んだ人の方が、用語がスッと入ってくるので読みやすいかも。
Posted by ブクログ
人生の軸となる3つの指標って何だろう?冬至は勤勉、家族、平穏。企業を打診されたときに聞かされた軸、マネー、ライフ、ゲーム。妻からあなたは変わってしまったのねと言われそれに対して理論的に説明する冬至が印象的だった。どちらの価値観が良いとかではないけど、自分がどのように生きていきたいか、どのように生きれば満足のいく、納得のいく人生を歩めるか。後藤は初めからそれが分かっていた。不慮の事故さえ無ければ。
いろいろなテーマから深掘りしていて面白かったが500ページ近くあって読むのに苦労した。
Posted by ブクログ
該当作がなかった直木賞候補の中でイチバン面白い作品だった。
(「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」と「嘘と隣人」は途中で挫折してるので、「Nの逸脱」「逃亡者は北へ向かう」「踊りつかれて」の3作品と比べてだが)
先入観無しに読み始めたが、プロローグの時点で、馳星周さんの直木賞受賞作「少年と犬」を思い出した。
今作では、車(ブレイクショット)を狂言回しにして、所有者が困難に見舞われることで現代社会の様々な共同体ーサッカー、町工場、IT企業、不動産業界、投資系Youtuberとセミナービジネス、アフリカの少年兵での闇の部分や絶望が描かれている。
「取り柄は善良さ」の章で描かれていた家族のエピソードは、自分自身の経験と重なる部分が多く、読んでいて胸を締め付けられる思いだった。
途中からミステリーの羅生門効果のようにひとつのエピソードが多面的に描かれるのも読み応えを加速させ、伏線を回収するようにバラバラに見えたすべてがつながり、一気読みだった。
Posted by ブクログ
受賞作なしになった2025年上期、173回直木賞の候補作。この人の作品を読むのは3作目だが、前2作に比べると、各話の繋がりが難しく、またいろんな問題を盛り込み過ぎで満点は付けられないな。しかし、ストリーテイラーではるわな、この人は。次作も期待したい
Posted by ブクログ
プレイクショットという架空の国産SUV車。自動車工場で生産されて新車に。持ち主の事情で手放されて中古車に。さらに営業車になり、やがて紛争地で改造されて想定外の役割を担っていく。
この1台の車に関わった人たちの膨大な物語。
経済や紛争地の問題あたりはニュースでは取っ付きにくく、作者の書いてくれた『物語の力』によってどうにか読み通すことが出来た。今後はこの分野にもう少し関心を持てそう。
特殊詐欺のあたりはさらにわかりやすくて、頭のいい人が悪いことに能力を使ったら恐ろしくてかなわないなと思う。
最後に一連のストーリーが繋がり読後感が良かった。
これだけ長大な一冊を読んだので、やっぱりこのように物語を閉めてくれてありがたいです。
Posted by ブクログ
会社役員のM&Aからヤクザの特殊詐欺まで多岐に渡ったトピックを扱いながら軸はブレイクショットという車という構成。
またブレイクショットにはビリヤードの1球目の意味もあるという、、
いや〜、重厚でした。疲れました。
そして個人的にはこれだけ多様な人を描けてるんだからわざわざLGBTQのトピックはいらないのでは?と思っちゃった。LGBTQは多様性を表現しやすいけど、そのせいで用いると逆にチープになってしまってる感(気にしすぎです)
Posted by ブクログ
車の製造過程で、車内に転がり落ちた余分なボルトが一個。そのまるで些末なように見えるミスを見逃すか、見逃さないか。ちいさなその問題提起から始まるこの長編作品は、現代日本のさまざまな社会問題を浮き彫りにした物語となって大きく展開します。
雇用問題、投資詐欺、貧富と貧困、LGBTQ。扱われるテーマはどれも深い根を持ち明快な回答を持てないでいます。けれど、それらそのものを解決できなくとも、自らが向かい合ったときに、自分なりのできるかぎちの「善良さ」でもって対峙すること、そんな些細な勇気が必要なのではないか、と作中で奮闘する若者たちの姿を通して感じました。
物語の構成としては、どれもテーマをしっかり描こうとする意思の表れとは思うのですが、どうしても説明が多くなっていて、もう少し人間関係のドラマに力点を置いて欲しかったようには感じました。
エピローグまで進むと、用意された物語ならではの仕掛けに驚きつつ、後味よくまとめてくれていて、どこかとても安堵しました。希望あるかたちで締められているのは単位に安易にハッピーエンドにしたかっただけというより、日本の未来が良くなって欲しいという願いが込められているようにも思えました。
Posted by ブクログ
一見関わりのない異なる国、異なる環境の人達の話が、徐々に繋がっていくというなんとも壮大なお話だった。
キーとなるのがブレイクショットという日本産のSUV。
中古として違う人の手に渡ったり、海外に
売られて改造されたり。
どんどんパズルのピースがハマっていく感じが気持ちよかった。
逢坂冬馬の本は全て読んでるけど、この本も他の著書と同様に、背景知識の充実さに圧巻。
投資や反社の話が出てくるけど、どれも背景がすごく丁寧に分かりやすく詳細に描かれていて、内容は難しいながら門外漢の私でもついていけた。
すごい勉強されて書かれてるんやろうなあと毎回思います。すごいです。。
Posted by ブクログ
いろんな人の視点に切り替わるからちょっと難しい&かなり長編だけど、板金工のお父さんの話あたりから引き込まれて読めてしまった。
視点や時期が前後するけどいろんな人の立場から物語が語られ、補完されるところがすごい。
最後はなんだかんだ収まるべきところに収まるので後味悪くない。
Posted by ブクログ
ものすごく沢山のテーマが詰め込まれた壮大な小説でしたっっ!
ちょっと私が思いつく限りの、小説に出てきたテーマを箇条書きにしたい。
・同性愛
・アセクシュアル
・投資ファンド
・経済塾
・投資マンション
・不動産業界
・パワハラ
・サッカーのゲーム知識
・ビリヤードの知識
・スポーツ業界の抱える問題
・中央アフリカの武装勢力
・国産車の行方
・人種差別
・イスラム教とジハーディスト
・ヤングケアラー
・SNS発信
・暴力団
・特殊詐欺
・悪徳商法
・期間工の実態
てんこ盛りっ!!
分厚い本には、沢山の知識や問題定義を求める読者の方も多いのかなぁ〜!
私は分厚い本で、地下鉄サリン事件のみについて書いてあるものを読んで満足しているタイプなので、この『ブレイクショットの軌跡』ではもうお腹がいっぱい、はち切れそうでした!
でもこんだけのことに対して豊富な知識を持っていて、これをパズルのピースを合わせるように上手くはめていき一つの作品に書き上げられる著者の逢坂冬馬さんはすごいなぁ、と本当に驚き。
しばらくはこの壮大なスケールと内容のものを読む元気は生まれなさそうだけど、もしかしたらまた逢坂冬馬さんの本がめちゃくちゃ読みたくなる時も来るかもしれないっ!
その時はまた違う作品も手にしてみます!!
感動系にして、読書を泣かせようと書いていていない、ハードボイルドな書き方(使い方合ってるか??)はすごく好きな感じでした!!
Posted by ブクログ
いろいろよく調べて最近の問題を複合的に絡ませて描いてるけど長すぎ!こんなに長い必要あります?っていうのが第一印象。余韻とか情緒ってものはなく畳み掛けるような流れで力技で持ってったみたいな。力作ではあると思うけどボリュームの割には薄いかなって感じ。
Posted by ブクログ
群像劇であり、そして人間讃歌である。
結局のところ善性が救われていき、大団円となる物語はご都合主義でもあるが、だが、そんな都合の良さこそが小説ではないかとも思える。
Posted by ブクログ
『同志少女よ敵を撃て』は、独ソ戦というある程度限定されたテーマについて書かれたのに対し、本作は若干テーマがぼやけてたように感じる。
ブレイクショットという車が多くの人の手に渡っていく中で、関わる人々の物語や考え方に触れていくという構成である。日本からアフリカまで、犯罪者から富裕層まで、不動産屋から期間工まで、幅広い層の人物が登場し、かつ、経済系YouTuberのエセから Twitterにおける誹謗中傷・インサイダー取引・LGBTQなど題材もこれまた幅広い。幅広過ぎる。
読後感が浮ついたものになるのは必然と言える。個々の物語の濃度を上げるため、どうしても登場人物の主張が強くなる。つまり、非現実的になる。重厚感に欠けるのはそのせいだろう。
エンタメとして上手く纒められているのは、前作同様である。伏線の回収も上手いと感じた。著者の技量の高さはわかるし、別の作品も探して読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
タイトルとそれぞれの話からして、最後は繋がっていくんだろうとの想像はできました。外国での紛争、セミナーに名を借りた詐欺、自動車期間工と予想外の展開で、これがどう繋がっていくんだろうと興味が湧きましたが、全体的に盛り上がりが少なかったのと、とても長いとも感じました。
Posted by ブクログ
ブレイクショットは呪われた車。関わった者たちは、底知れぬ社会の地獄に落ちていきます。
始まり(ビリヤードの最初のショット、ブレイクショット)のどこに間違いがあったのか?…
まぁまぁのボリュームだと思いますが、飽きることなく読み進めることができます。でも、呪いが辛くて、1週間くらいお休みしました。
パチパチっとジグソーパズルがハマっていくような、全ての伏線が回収される快感があるので、読んだあとモヤモヤしたくない人にオススメだと思います。
Posted by ブクログ
うーん、中程までは面白く読んでいったのだが、次々と辛い出来事が起きてきて、おまけに「ユースチーム」の記述がどうも違っていて、そこから気持ちが離れてしまった。”ユース”は「年少から」ではなくほぼ15~18歳の年代のことを指すはずで、たとえ飛び級したとしても10歳かそこらで(ましてやサッカーを始たばかりで)入れるところではないので、このユースチームとは何のことを言っているのか?と。いい人に起きる辛い出来事もしんどかった。
まあフィクションだからねと言ってしえばそれまでで、それを楽しめばいいのだろうけど。
同志少女も海賊も面白かったので期待して読んだのだが、やや残念。