あらすじ
8つの物語の「軌跡」を奇跡の構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作
自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽――移り変わっていく所有者たちの多様性と不可解さのドラマ。
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晴斗が、悪い道入ってなくてよかった。そしてちゃんと幸せになってよかった。本当に最後までハラハラしてしまった。
人を投資に駆り立てて儲けようとする人たちは、人が安心して納得したいたら儲からない。あなたはこのままではだめだ。日本もこのままではだめだ。将来は不安だ。あなたはもっと稼いで投資しなければいけない。
不安を煽りたてられ、少し勉強して分かった気になってしまう自分のことだと思ったら。詐欺にひっかかるのは、自分だけが得をしたい、自分だけが賢い、と思ってしまうからだなと反省した。
晴斗の、聖書の話が心に残った。
自分が持つ能力を自覚して他者を助けるために使う、そのために、自分にあるものは何かを探すことが必要だ。
初めて知った内容だが、これが心に刺さった。「誰かを助けたい」と思うだけではなく、そのために自分にできることは何かを考える大切さに、今気づくことができてよかったと思う。
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一台のSUV“ブレイクショット”に関わるそれぞれの所有者たちの物語。ベンチャー企業の副社長、板金工、悪徳不動産の営業マン、中央アフリカの少年兵…。
運命の悪戯か期せずして不運に巻き込まれた時、人はどういう行動を取るのか。誠実であること、善良であることが、人生を拓いていく唯一の間違いのない方法であることを教えてくれるような作品。
エピローグで全ての伏線が回収されるにつれ、次第に心に温かいものが満ちていく幸せな読書。
LGBTQから特殊詐欺、偽装修理、SNSの実体のなさ、紛争地帯の少年兵の問題まで様々な要素も取り込みながら決して小難しい社会派小説然とせず、時にユーモラスで時に切なく、そして最後には笑顔になれるとてつもなく夢のある小説でした。
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ある自動車メーカーの期間工が目撃した製造工程での商品への異物混入の瞬間。その小さな事件がビリヤードのブレイクショットのように、1台の車を巡り様々な登場人物の人生が動いていく…というストーリーと思っていたが、実はプロローグだと思っていたこのエピソードがエピローグだったというオチには驚いた。
読み始めの1章、2章は登場人物が魅力的で、特に宮苑社長のいう「根拠のない自信は無敵」という持論は、自分を鼓舞するために見習いたい考え方であった。
3章からは2人の少年の成長がメインとなってくるが、ここで唐突に挟まれるLGBT要素に、必要性を感じられず、安易なキャラ設定と正直辟易してしまった点もあるが、最後まで読み進めていくと、こういう自分の捉え方があまりに短絡的であったと自省させられた。
物事はもっと複雑で、グラデーションのあるもので、まさにブレイクショットのボールの動きのように全てを把握できるものではないということが作者の言いたかったことなんだろう。SNS時代において、1つの投稿が大きな反響を呼ぶこともあり、その影響力がたびたびクローズアップされるが、この「ブレイクショット」という車のように、誰かの仕事、物質的なものが様々な人に影響を与えるというのは当たり前のようではあるが、逆に今の時代では新鮮に感じられる。
途中、とても暗いストーリーとなっていくが、それでも続きを読ませられる文章と構成力で、最後には爽やかな気持ちで本を閉じることができた。本のボリュームからなかなか手を出しづらかったが、読んで良かったと感じられる一冊となった。
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プロローグから相当枚数を経てのエピローグ。バタフライエフェクト!と叫びたくなり、善性を信じさせてくれた著者に心から感謝したいです。
やっぱり真っ当に生きたい。
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過去2作とも外国を舞台にした話だったので、登場人物の心情描写だけでなく、異国の描写にも心を惹かれていたので、今回の日本を舞台にした話はどうなんだろうとワクワクしていた。
今回も期待通り面白かった。
普段関わりのない層の人々が描かれておりその知見に驚きを感じた。
また、舞台が現代日本ということで登場人物の心情描写や思考について、深い理解が感じられた。
登場人物に喋らせる言葉は、基本作者も考えていることが多いと思うのだが、自分は作者と近い思想を持っているのかもなと感じた。
過去2作もそうだが、登場人物の行動や感情、思想について違和感がなく、私も同じことを思ってた、と、自分のふわっとした考えが言語化されて嬉しくなる場面も多かった。
この作者の次回作が楽しみだ。
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ブレイクショットと聞いて
ビリヤードの話なのかとのノリで読み始めたが・・・
辞書レベルの厚さの本だが
エピローグが無ければ最高級の作品
日本映画にありがちな読者を信じてほしい作品
様々な視座に飛んだ作品なので人生の勉強にもなる
晴人が首都高を周回し
友彦にボルトの話をしていたシーンでは
満員電車で「えー」大声を発してしまい
周りがざわつく有様に恥ずかしさのあまり途中下車
この作品の没入度合いが半端ない
1番好きなページ
聖書に登場する喩え話というのは、
全体で一つなんだ。
神と言って分かりにくければ
親でも自然でも世の中でもいいけど、
自分が生まれる前に獲得するものは
人によって差はあるし、
分かりやすいプラスじゃないかもしれない。
でも、それを自覚し、自分のためだけに使うのでも
放置するのでもなく、他者のためにそれを育てながら夢を叶えて生きて、力を持たない人を
助けてゆくことが大切だし、そのために、
自分にあるものとは何かを探すことが必要だ
Posted by ブクログ
予約本、やっと手元に届いた!
どう繋がってるのかとわからないまま読み進めたホワイトハウスのところも、少しずつストーリーが絡み合って、最後の伏線回収はしっかり腹落ちしてすっきりした。膨らませていった想像とは全然違って、当たり前だけど作家さんの凄さを実感。
読み応えもあるし、考えさせられる。
Posted by ブクログ
分厚い本ですが、続きが気になって一気読みしました。最後の回収が見事。そして素敵でした。
主要人物の1人である後藤晴斗がとても魅力的。この子には不幸になってほしくないと願いながら、読みました。経済の難しい話もたくさん出てきます。それが苦にならないように読ませてしまうのがすごい。
お金とかSNSとか、自分の損得で動いてしまう世の中の嫌な部分もしっかり描きつつ、晴斗のお父さんの信条「善良に生きる」が、読後じわじわと響いてくる、そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
読んでよかった
持つ手が震えるほどの場面も多々あったけど(本が分厚いのもある)
恋愛しないなんて人間じゃない、と言われた事があるので最初の「友達になろうよ、と言いながら抱擁する手にナイフをもってる」の話にウッてなった
「世の中に怒って変えようとしても無駄」と刷り込みつづける投資系セミナー詐欺YouTubeの話、『今』すぎるな〜ってなった
最後須藤くんの話をしたのと「友達になりたかっただけなのに」が重なって良かった 須藤くんは大きく間違える前に気がついてよかったけど、志気さんは春斗くんに出会うのが遅かった
Posted by ブクログ
待ちに待ってよーやく読めた。噂にたがわぬ面白さ。タイトルの「ブレイクショット」とは、小説に出てくる自動車の名前なのだが、ビリヤードの第一打ともかけている。
多種多様な色の球が干渉しあい影響しあってあちこちに転がり落し処に収まっていく…ナインボールだから、順番に当てさえすれば落ちるのはどのナンバーボールでもいいが、9番だけは最後に落したい(でないと小説が短くなってしまう)…ということで、プロローグの本田昴君の話が9番(車のブレイクショットが1番ボールなんだろうな)ってことだったのね。
なんのこと書いてるか分からないだろうけど、読めば分かってもらえると思う。ブレイクショットで広がった話が次々に収束する展開は、特に後半怒涛のポケットインラッシュでページ繰る手が止まらなくなること受けあいである。
後藤晴斗君のお父さん、不幸すぎるトラブルに巻き込まれるが、物語上の展開とはいえあまりに可哀そうすぎて読むの止めようかと思った。全ての善良で真面目な人々に幸せあれ!
Posted by ブクログ
結構ボリュームのある作品でしたが、一気に読み終えました。
作品紹介はちょこっと読んだだけだったので、『製造ラインで製品の中に落とされた一本のボルト』が何か事件を引き起こして、それが自動車メーカーの品質をめぐる大問題に発展していく、という話なのかなと思っていましたが、およそ違いました。
どういう話だったかは読んでいただいてのお楽しみ、ということにしておきますが、私の普段の本を読むペースから考えるとかなりハイペースで読めた、つまりそれだけ引き込まれたと言えるんじゃないかなと思います。
Posted by ブクログ
あのネジは昴くんが言えずにいたものじゃなかった。しかも昴くんは、ちゃんと『ナイス報告』(してはいけないことは失敗ではなく失敗を報告しないこと)していた。私は、すっかり嵌められていた…でも嵌められていたことがわかったときの心地よさ!
読み終えてこの大団円に感動。胸が苦しくて、恐怖も伴い、心が震えていたけど勇気をもって最後まで読んで本当によかった。(ホンダスバルくんとスズキセレナさんのお名前がなんだか単純で、なんか引くって言うか躊躇うっていうか、でもそれは、精密なトラップだった♫それがわかったときの鳥肌ったら!)
仕掛け、伏線、叙述トリックが、ちりばめられている。主人公が複数だけど、しっかり繋がっている。
『根拠のない自信は無敵、俺は俺だ。だから自信がある』
『必ず、絶対に、俺は何一つ諦めないんだ』
潜水艦には2種類のソナーがあって、アクティブソナーとパッシブソナー。そのように人と人が出会って…
ブレイクショットの因縁…
挫折から自分を取り戻していく姿に爽快
怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。人はくじをひく、しかし事を定めるのは全く主のことである 旧約聖書の箴言(しんげん)16章32節〜33節
Posted by ブクログ
物語を読んでいる最中は当然だけど俯瞰して物語を観察できる。けれど、もし自分の身に何か起こったとき、果たして正しく決断ができるだろうか、考える程に背筋が寒くなる感覚が。
父子の会話やお互いへの思い、夢、自信とはなんぞや?
突き刺さるものが多い1冊でした。
Posted by ブクログ
エピローグですべてが繋がってくのが良かった。本の内容とは関係ないけど、Twitterって、そうよねって。逢坂先生だけじゃなくて、有名な方達が私が普段感じてることをフィクションという小説の中でストレートに書いてくれると、そう感じてるのは自分だけじゃないんやって少し救われた気持ちになる。
私もつい最近、15年くらい投稿し続けていたTwitterのアカウントを削除した。「自分の生きた証。ささやかながら痕跡のようなものを残しているつもりだったが、それを消した昴には、なんの感慨もなかった。」まさに。見るもの、信じるものを間違わずに生きたい。
Posted by ブクログ
日本の架空のSUVが中心に据えられた群像劇。
各個人の視点から語られる物語が、のり代でつけられてバトンタッチしていく感じ。視点は入れ替わっていくのに時間の流れを感じるのが上手いなと。全てがつながり合ったラストは、爽やかな読後感でした!
名作です!
Posted by ブクログ
これは本好きなあなたの物語でもあるのかも知れません。
「主体性と勇気の物語」
流される事に抵抗し、人生の主体性を取り戻す。ただ飛んでくる玉に突き動かされるのではなく、勇気を持ってブレイクショットを打つのだ。
もちろん摩擦は起きるし、玉突きが波及していく結果を全てコントロールなんてできやしない。巡り巡って予想外の出来事や、時には大きな悲劇を生んでしまうこともあるだろう。それでも、恐れず勇気を持って打つのだ。
僕たちは、オーバー・ザ・レインボー、虹の彼方に、きっとたどり着ける。
「決心のきっかけは 理屈じゃなくて
いつだってこの胸の衝動から始まる」
(乃木坂46「きっかけ」)
―――
本好きな人って、待ち時間や移動時間に本読むじゃないですか。
そのうち待つ事よりも読書の方が主になって「あれ、あなたもう来たの?(まだ来なくても良かったのに、本が面白いところだったのに)」ってなるじゃないですか。
この時、我々は主体性を取り戻しているのです。
待ち時間という奴隷からの解放。
ブレイクショットを打っているのです。
おめでとうございました!
皆様、これからも本を読んでいきましょう!
読書というブレイクショットを打ち、人生の主体性を取り戻してオーバー・ザ・レインボーするのです!
本当にありがとうございました!!、!
P.S.
個人的にとても刺さった事が一つありました。
「フィクションでよくある苦手な展開、からのサプライズ」
よくある、展開を作るために人間関係のすれ違いや誤解、何かを取り繕おうとして更にドツボにハマるやつ。仕方ないと思いつつもちょっと苦手だったのですが、まさかこんなシンプルな対応を作中でやってくれるとは!
「あ、それやっちゃうんだ! すげー!」ってなりましたね。
以上、オーバー・ザ・レインボーでした!!、!
国産SUVブレイクショットに纏わる連作短編集です。人生は思い通りにはいかないけれど、善良にできることをするしかないと思わされました。稚拙ですがとんでもなく面白かったです。
Posted by ブクログ
逢坂冬馬さんが現代日本を舞台に執筆された作品とのことで、SNSで告知を見掛けてから読むのを楽しみにしていた。
移り変わっていくブレイクショットの所有者を通して、現代日本社会の諸相と複雑なドラマを奇跡のような構成力で描き切った傑作。
楽しみにしていたけれど…分厚い!
分厚さに怯みつつ読み始め、序盤は読みにくさを感じたけれど、読み進めると面白くなってきて、中盤過ぎた辺りからはページを捲る手が止まらなかった。
これほどまでに現代日本が描かれた作品って、きっと他にはないんじゃないかな。
登場人物たちのような境遇に置かれた人たちは、実際に日本のどこかに存在していそう。
近年、日本で興味・関心が持たれている話題や今の時代ならではの社会問題が盛りだくさんで、とても読み応えがあった。
なんと言っても、この構成がすごい!
読み進めるにつれ、同じ人物、同じ事柄が角度が変わることで別物に見えるのが面白かったし、いろんなことに気付き始めたところで始まるエピローグに圧倒された。
こんなに壮大なドラマが展開されるとは…!
連作短編集のようでありながら、読み終えるとこれは間違いなく一つの長編だな、と思った。
〇〇離れという言葉をよく聞くが、その中の一つに夢離れというのがあると思う。
今の日本には日々を生きることに精一杯で夢や希望を持てない人が多いのではないか。
私もその中の一人かもしれない。
この物語を通して、夢や希望を持つことの大切さを改めて教えてもらえたような気がする。
今の時代だからこそ、この物語が「旬」のうちに、たくさんの人に届いてほしいと感じた。
Posted by ブクログ
ブレイクショットを接点に複数の物語が交互に登場するように書かれているんだけど、それぞれ世界観が全然違って一冊の本だけど複数の小説を読んだかのような壮大な作りだった。1人の作家が書いたとは思えない、、。面白かった、、!!!
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友だちから薦められて。
ブレイクショットをめぐるバタフライ・エフェクト。圧倒的な構成と筆力に一気読みさせられた。個々人のギリギリの善意が連鎖して世界を変えるという強いメッセージに現代性を感じた。
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はしがきにあった軌跡と奇跡になるほどと思わされるストーリー。終盤で伏線が散りばめられていることがわかります。ボリュームはありましたが一気読みしました
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私には何の力もなくて、世界を変えることも、良くすることもできないし、何をするべきなのかも分からない。
そう思う人に、正しくあり続けることの必要性、思わぬところで、世界はつながっており、影響を与え合っていることの重要性…。思った以上に熱いメッセージを受け取れる本でした。
伏線回収が見事です。
Posted by ブクログ
最初に題名みたときは、あらすじも読まず調べずに、あービリヤードの話かー。と思って読まなかった。(ビリヤードは好き)が、最近あらすじを知って興味をもったから読んだ。最後のセレナに1番びっくりした気がする(笑)
晴斗が結婚したのは良かったけど、コーチになるまでの過程を知りたかった。
晴斗の人生厳しすぎるやろ………
全てがそれぞれ繋がってたな。
やっぱ詐欺師は詐欺師、儲かる話を世間に大げさにする人は信用ならん!面白かったけどデビュー作は超えてないかなと思った。
まだ、真ん中の歌われなかった海賊へは読んでないから、それもはやく読みたい。
Posted by ブクログ
SUVブレイクショットの生産ラインで内部に落ちた1つのボルトがビリヤードでゲームを始めるときの最初の一打のように繋がっていく
アフリカのホワイトハウス、最初はなぜと思ったが、ラストで納得。世界って繋がってるんだな
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昨年の直木賞候補作ということで期待して読んだが、思っていたよりはまらなかった。ブレイクショットという車にまつわる登場人物の物語が展開される。自動車の製造現場から始まり、ヘッジファンドの経営者や不動産屋の営業員、果てはアフリカの紛争地域までと様々な視点や立場から話が広げられ、とても楽しめた。特にアフリカでの話は、アフリカに関する知識が無いこともあり新鮮で、実際にこういった話が現実として起きているのだろうなと感心させられた。
しかし、霧山修吾の話など退屈に感じるパートの話もあったりして、登場人物によって面白さが上下する。特に霧山修吾と後藤晴斗の帰結は、ページを散々使って描かれた割には、まったり終わって面白さを感じなかった。
最終的には各人物の話は纏められるが、纏めすぎてる感が強く、最後のエピローグはただ説明をひたすら受けてるように感じて少し残念な印象を抱いた。
良い点、悪い点を色々と感じた本だった。
Posted by ブクログ
ボリュームが凄い1冊です。最初の方は全然面白さが分からなくて、ただ文字を追っていただけでしたが、最後の最後ですべてが繋がりました。人間の醜い欲望そのままに生きた人は不幸になり、善良に生きた人は結果的に幸せになる物語です。
Posted by ブクログ
途中まで全然面白さが感じられなかったが5章あたりから一気に面白くなる
始めはアフリカの話、どうつながる?って思ったけど、最後一応繋がったけど、なんか劇的な感じじゃなかったな
前作の「同志少女よ敵を撃て」が素晴らし過ぎて、同著作の本書を読んでみたが、前作よりは感動はなかった
Posted by ブクログ
アフリカで有名な日本語「ETCカードが挿入されていません」、みたいな話題があったことを思い出した。本編はバタフライエフェクトに車が伴走したといった内容。
苦境にあったハルトと思い人の共通の夢と二人の関係が成就して良かったなと素直に思った。ただ作中で描かれるマイノリテに触れる人々への苦言には首を傾げるところもあった。別にマイノリティだけが特別に揶揄されるわけではなくないかと。問題の主軸は個々人のリテラシーだと感じる。なんだか問題提起の為にマイノリティが引っ張り出されているようにも感じた。実際にはマイノリティであることが仕掛けとしても作用していたし、ストーリーも面白かったのだが、本筋には直接関係ない社会で取り沙汰されたあれこれが詰み込まれすぎていて読んでてちょっと疲れるなと感じた。