あらすじ
8つの物語の「軌跡」を奇跡の構成力で描き切った、『同志少女よ、敵を撃て』を超える最高傑作
自動車期間工の本田昴は、2年11カ月の寮生活最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内に落とすのを目撃するが。マネーゲームの狂騒、偽装修理に戸惑う板金工、悪徳不動産会社の陥穽――移り変わっていく所有者たちの多様性と不可解さのドラマ。
感情タグBEST3
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文句なしの⭐︎5です。
最近読んだ中でナンバーワン!
めちゃくちゃおもしろかった。
霧山冬至、宮苑秀直、後藤友彦、晴斗と修悟。魅力的な人間が次々と現れて、読む手が止まらず。おかげで寝不足です。
カリスマ社長とインサイダー取引。高次脳機能障害。サッカー。経済塾と詐欺。はるか遠い中央アフリカでの出来事。すべてがおもしろくて、伏線的な繋がりも素晴らしい。
とても分厚い本ですが、二巡目も楽しめるような練りに練られた内容で脱帽でした。
晴斗と修悟に次々と襲いかかる苦境。負けないでと願いながらハラハラしながら読みました。賢さと優しさを失わないでいてくれた二人に感激でした。
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「ブレイクショット」という車種の車に関連する、一件関係なさそうな複数の物語が展開され、最終的には連鎖的に話が繋がっていく様が面白かった。
この連鎖がビリヤードのブレイクショットに準えたようで、本のタイトルの意味が最後にわかってスッキリした。
とても長いがその分読む価値はあり面白かった。
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めっちゃ面白かった。連作短編みたいだけど、最後の伏線回収が気持ちいい。タイトルの意味がわかっていくかんじも面白い。読みやすくてページ数の割にすぐ読めた
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いくつかの点が繋がっていく構成が素晴らしい。内容も、現代の日本や世界の問題がふんだんに描かれており、読み応えがあった。本屋大賞のデビュー作よりも良かったけど、今年の本屋大賞10作には入ってないのですね。
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2026/08/09読破
1つのきっかけが、様々な人.事象に影響していく物語
あらすじ
自動車期間工の鈴木スバルは同僚が組み立て中の車ブレイクショットにボルトを一本落とすところを発見してしまう。
ただ、ちょうど仕事満期の鐘がなり正社員にどう伝えよう、、とタイミングを悩んでしまう、、伝えなければ事故につながる可能性が、ただいま伝えればタイミングが遅く正社員の話が白紙になるかも、、
そこから始まる物語
どのシーンにもブレイクショットが出てきて、まるで1台のブレイクショットの一生を見ていくかのような物語
すごい、、ブレイクショットの軌跡という題材がすごくピタッと納得ができた。
途中様々なシーンで人物の置かれる環境が結構重くなりどうなってしまうのか、、ともやもやするが最後鈴木スバルに戻ってきて全てスッキリする。
また、他の人のシーンで起こっていたことが伏線として別の人物に影響を与えているのが繋がりが見れて面白い。
また、時系列も想定していたのと違い騙される!あ、時系列そうなるのね!と最後はスッキリ!
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久々に読んだ「本格的エンタメ」って感じの作品ですごく面白かった。
いろんな人の人生が交互に綴られ、でもそれぞれがバッチリ絡み合ってすごく重厚なストーリーになってる。
内容的に、サッカーや自動車期間工、特殊詐欺といったことが舞台になっているので男性的な作品だから本屋大賞は取れなかったのかな?と思うぐらい大賞に匹敵する面白さでした。
分厚いけど意を決して読み始めて良かった!
#ブレイクショットの軌跡
#逢坂冬馬
#読書好きな人と繋がりたい
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著者の知識量に驚かされる物語だった。自動車や金融等の話だけでなく、逃げ道皆無のヤクザとの会話まで書けちゃうのね、あっぱれ。そして、バラバラな物語が収束する流れも見事だった。見事すぎてもう一度初めから読まねばと思わせる。登場人物が多数いるけど、全員リアルで感服。語り手が第三者目線で助かった。きっと没入し過ぎて現実に戻って来れなくなるところだった。実際に、お金の知識を教えてくれるYouTubeを見たことがあったから、読みながらホラー並みにゾクっとした。改めてそのチャンネルについて調べたら、本人の経歴はボヤッとしてるし、有料会員システムできてるし…(YouTube見るくらいなら良いと思うけどね)。
余談、あらすじから想像してたストーリーとは少し違った。車体内部にボルトが落ちたブレイクショットの軌跡かと想像してた。
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人物の物語に厚みがあり、とても読み応えがあった。それぞれの人生の転換点にいつもブレイクショットが関わっている。最後に全ての時系列が分かった時、あれがここに、これがあそこに繋がるのか!という発見が面白かった。もう一度読んで見つけられなかった伏線拾ってみたいけど再読するには骨が折れるくらい分厚かった笑
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読み終わりたくない。まだまだこの本に没頭しときたい〜修悟と晴の世界にいたい 昴は亜子に振られるのだろうか? 中央アフリカの少年2人は幸せになったかな?
続編出ないかなと思うほど好きでした〜
何度も読み直してしまう程でした〜感動しました。
Posted by ブクログ
逢坂先生の3作目となる本作は、1台の車を軸に様々な人々の人生を描き、
現代社会の縮図を見事に見せつけてくれる重厚な作品だった。
「この人物や場面はどこで繋がるのか」「この車はどこへ向かうのか」と引き込まれ、
伏線がさらなる伏線を呼ぶ展開が見事だ。
登場人物の設定も素晴らしく、まるで現実の社会で本当に起きていることかのように錯覚してしまう。
次々と連鎖していく物語の勢いに圧倒され、
最後まで夢中で読み進めてしまった。
これほど素晴らしい作品に出会うと、先生の次回作が早くも楽しみで仕方がない。
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登場人物それぞれが放った一手<ブレイクショット>がきっかけとなって、さまざまな人や組織を巻き込み、イベントを起こし、国を超えて大きく膨らみ国際問題にまで発展していく。全てがつながる時に物語への没入感が気持ち良かった。
国産SUVブレイクショットに纏わる連作短編集です。人生は思い通りにはいかないけれど、善良にできることをするしかないと思わされました。稚拙ですがとんでもなく面白かったです。
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⭐️5
SNSの炎上も、詐欺事件も、外国も、どこか自分とは遠い世界の話だと思って生きているけど、現代の高度情報社会では、そんな遠い世界とも実はいつだって繋がれる世の中だと実感
そして、自分の一挙手一投足が思いがけずそんな遠い世界に波及してしまうことも
カオス、バタフライエフェクト、そんな物語だった
ブレイクショットのダブルミーニングやバラバラの
物語が収束していく様はお見事
全てをはっきりさせすぎている感じは多少あるが、それも個人的には物語がぼやけないため好み
展開(せれな=あこ等)を予想できる部分もあったが、物語自体の面白さや構成力の高さにやられた
これまでの作品では戦争について、今回の場合は紛争や詐欺、近代社会の闇について、逢坂冬馬さんは物語を描くための知識を得てそれらを正確に落とし込む上手さが素晴らしい
Posted by ブクログ
専門用語が多く、知識もない私は読み進めるのに苦労した箇所はあるものの、途中からそれが気にならないほど物語が面白く、引き込まれた。
ビリヤードのブレイクショットのように、ある人のほんの些細な行動が、別の人の人生を良くも悪くも大きく変えてしまう事がある。
たった一個のボルトで、平穏な毎日が崩される事もある。
起きてしまったことは変えられない。けど、現状を受け入れ、今自分にできる精一杯のことをする。結局それしかないんやな。
この汚れた世の中で「善良さ」を保ち続けるのは困難だけど、それができる人間でありたいと思った。
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SUVがつなぐ世界の物語。住む国も暮らしもバラバラな登場人物達。どこまで風呂敷を広げるのか、まとまるのか⁉︎と心配になる程にバラバラ。それなのに終わりに近づくにつれ全ての点が繋がっていく様が面白い!
また現代社会を色濃くリアルに描いており怖いくらい。SNS社会を考える上で勉強にもなる良き一冊でした。
Posted by ブクログ
1台のSUV「ブレイクショット」を通じて、自動車期間工、投資ファンドのマネーゲーム、悪徳不動産、SNS、アフリカの紛争地帯など、現代社会の歪みと人間模様を描いた連作長編小説。ページ数が多い上にスロースタートに感じ、しばらくは悶々としていたが、話の繋がりがわかってからはテンポよく読めた。人間として生きていく以上は、誰しも何かしらの悪に関わったり、巻き込まれることがあると思うが、その構図やそれぞれの人間性が描かれており、表現しがたい複雑なものを感じた。
Posted by ブクログ
ばらばらに見える話が、1箇所に収斂されていくのが面白い…1個1個の話にも来るものがある
SNSが普及して、他人の生活が見れるようになって、自分はなんでも知った気になっているけど、実際にはそれは数秒数分の情報でしかないわけで、当事者の複雑な事情は知る由もないから、まずそのことを、自分はあらゆる面のたった1面しか知らないことを理解することが必要になってくる。そこを踏まえて自分はどう発言するのか。おこがましいんですわ、自分はおこがましいって思おう。
逆に自分があれこれ言われる立場だとしても、自分の善良さを貫いて、他人への理解を忘れず、自信を持って発言していくべき!
人は変われます!
変われるって思いたい!
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長いし別々の話がたくさんあり、最初はどうなっていくのか疑問だらけでしたが一つ一つの話は面白く夢中になって読みました。そして最後にはそれらが繋がっていく。すごい小説です。
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すごーくバラバラに見えたそれぞれのストーリーが、ひとつの車でつながって、、、
車名の由来であるビリヤードも所々で登場。
ヤクザを巻き込んだ詐欺の話はとても巧妙で、面白かった。
「俺はもう手を汚しません。詐欺師たちにカモを提供します」
「世の中に不満があるからと言って、世の中を変えようとしても無駄」
「未来への不安を前提とした投資への楽観論を語り、自分の言う通りにすれば未来は明るい!」
最後のハルトとシュウゴの結婚会見の後の、ネット上の騒ぎの解釈は、自分の想像を超えていて、驚いきと言うより、怖さすら感じた。。
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ブレイクショットをめぐる連作
それぞれのテーマは性的マイノリティ、マネーゲーム、SNSなど現代的
救いのある終わり方が世界への希望を感じさせるね
文章のうまさが読ませてくる
『同志少女よ、敵を撃て』もおもしろかったし逢坂冬馬は外さないね
次は『歌われなかった海賊へ』を読む
Posted by ブクログ
一台のSUV「ブレイクショット」を軸に、8〜9人の人生が複雑に交差していく群像劇。圧巻なのはその構成力で、バラバラだった物語が一つに収束していく瞬間は見事だった。人や情報の繋がり、SNS時代の連鎖や解釈の広がりについても考えさせられる。前作『同志少女よ、敵を撃て』ほど感情を揺さぶられる作品ではなかったが、思考を刺激される読後感が印象的だった。
#2026年
Posted by ブクログ
逢坂冬馬さんの本は登場人物に自分の心までなり切れるくらいにその分野の知識量が豊富で深みがある所が好き。
階層社会・特殊詐欺・SNS・貧困・差別・LGBTQ…社会が抱えるあらゆる問題をひとつの国産SUV車と巡る物語、と思いきや…!!!
こんなに沢山詰め込んだ社会問題すべてを繋げて、なおかつ美しい着地点を持って感動できた長編!汚い世界で生き抜くのは大変だけど、ゴールを見失わずに選び取る選択がもたらす幸福とは何かを考えさせられます。逢坂冬馬さんめちゃくちゃ推す!!
Posted by ブクログ
✩はちょっと辛めにつけて3.5。
初めて読んだ逢坂冬馬の『同士少女よ敵を撃て』(早川書房)が、今でも鮮やかに思い出せるほどあまりに面白かったため、逢坂冬馬の他の作品も私にヒットするのか確認したくて読んでみた。
正直に言うと、一番最初の自動車期間工の話は良かったものの、前半はあまり面白く感じられず、特に紛争地帯の話とビジネスの話(冬至パート)が続くと、なかなかページが進まなかった。
ところが晴斗パートに来て急に面白くなり(そして読んでいて辛い描写も増えた)、あまりの理不尽さに「お願いだからハッピーエンドになってくれ!」と祈りつつ読み進めると、ある時から、本当に冒頭部分から緻密に張り巡らされた伏線がするする回収されて、読むスピードが一気に加速した。流石は逢坂冬馬。この分厚さに負けずに、そして流し読みせずにいた者へのご褒美のような展開が続いて最高である。
一応『同士少女〜』もハッピーエンドで読後感良く終わっているので、本作も期待しつつ読んでいたのだが、こちらもなんとか大団円となって何より。
これは『歌われなかった海賊へ』も読まなければならないだろう。
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車のブレイクショットは繋がっているのかというミスリードにまんまと乗っかり、実はそこが繋がってるのかと思わされる。
少し伊坂幸太郎チックな展開の物語。
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同志少女が面白く、本作の評判も良かったが、期待に反し読破するのに3週間も要した。感情移入しきれなかった。
伏線回収され、序盤の構成を思い出したが、時間をかけすぎたこともあり、淡々と読み進めるかたちになった。再読したら、印象は変わると思う。
展開がかわるところで、ストーリに入り込めず停滞。詐欺の顛末は、上手くいきすぎたように思う。
Posted by ブクログ
直近に読んだ「イン・ザ・メガチャーチ」の久保田も「ブレイクショットの軌跡」の霧山冬至も、子の適性を無視して自らの理想を押し付けてくる父親像という点が共通してる。それに対して子どもの側が正面切って反抗したり理解を求めて言葉で反論したりしようとせず、表面はともかく深いコミュニケーションを拒絶してるところも。お父さんには言っても無駄だと思われてる、現代のエリートお父さんの立ち位置の難しさを感じる。
「同志少女」は物語の場所、時代設定に必然性が感じられず、やや納得感が薄かった。本作は現代の日本が主要な舞台のせいか比較的違和感なく読めた。LGBTQ、X、YouTube、特殊詐欺、ファンドのインサイダー疑惑等々の道具立ても、登場人物たちの言動も現代的で、正直多少のジェネレーションギャップを感じつつ、最近はこんな感じなのね、という学びがあった。「同志少女」で、女性同士の恋愛的な関係性を描きながら性的なことに一切言及がなかったことが腑に落ちなかったのだが、本作を読んで、そういう思考が旧弊ってことなのか!と軽い衝撃を受けた。
YouTuber同士が付き合ってると人気が上がるとか、全然知らなかったのでカップル営業の意味が分からなくてAIに聞いてしまった。
Posted by ブクログ
ブレイクショットという車に纏わる連作集。章の人々が交錯してそこに車が絡んでくるの面白い。ちょっと名前とかも車浮かぶからずっと車に纏わりつかれてる。拾えてなさそうな伏線もありそう。章毎の主人公達に入り込んでしまってスピード良く駆け抜けた気持ち。