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激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化
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Posted by ブクログ
敵味方どちらから見ても同じことをしている。敵とみなせば略奪し殺す。50人殺した、80人殺した、故に自分は英雄なのだ、と。戦場においては殺害もただの数なのだ。そのひとつひとつは命であり無数の物語がある何者かだったはずなのに。しかし戦争はやがて終わる。誰も殺さず何の殺害計画も立てない日常に戻った時に思い...続きを読む知るのだ、自分は確かに80名もの命をただ奪ったのだと。そして個人の意思ではなく戦争という状況がそれをさせた、殺すか殺されるかどちらかを選択せねば生き延びられない現実こそが残酷なのだ。それぞれがその時正しいと信じたことをする。戦火を生き延びた彼女たちの晩年とその年月もまた胸に染み入るものがある。
戦う系、歴史系の話は個人的に少し苦手意識があり(複雑で難しいから)、人物名がカタカナだと覚えられないのですが、こちらの本はこんな私でもとても楽しく読み進められました。 最後は戦争の残酷さを感じさせられました。当事者にとって、当時は大事だった価値のあるものでも、年月が経つと価値を見失うのは虚しいです。
第二次世界大戦における最も過酷であったドイツ対ソ連が舞台。 ソ連のとある村で猟師をしていた少女セラフィマがドイツ軍に母を殺され村を焼かれ、復讐に燃える話。 セラフィマの心情や現場の描写から戦争の臨場感を感じられ、サクサクと読み進められる。 タイトルである"敵を撃て"の"...続きを読む敵"とは何なのか。それが最後にわかるのも良い。
男性主体の中、「しかたない」と目を背けられてきた被害に立ち向かう姿が勇ましかった。 戦後も含めて様々な悪条件の中、強かに生きた女性たちがいて、現在でも懸命に戦っているであろうことを痛感した。
最高です! 内容、最高です! その緊迫感たまりません! ただ、ロシアというところが時事的にちょっと…
「同志少女よ敵を撃て」という表題であるが、この「敵」とは、一体誰のことか、単に、組織としての敵対勢力か、あるいは、偶像としての敵か。どちらとも解釈することが可能である。戦争とは、どちらかが善でどちらかが悪という0or100には至らない。憎悪は新たなる憎悪を生み、連鎖してゆくからである。本作の主人公は...続きを読む、復讐のために戦ったのだが、真の敵とは、一体誰なのであろうか。
匿名
戦争について考えさせられる作品
赤軍やナチスといった第2次世界大戦の世界史に触れつつ、その時代に活躍した女性狙撃兵が主人公の作品。 戦争がもたらすものは、帰ってくる命はないということ、それ以上でも以下でも無い。 戦後から80年以上が経過した現代においても世界では戦争が起きている現実があり、戦争について深く考えさせられる。 全体的に...続きを読む読みやすく、特にラストは夢中で読みました。面白かったです。
#アツい #切ない #深い
確かに兵士はいつも男、女は戦場の外。本作はきちんと戦場の最中にある女性にフォーカスを当てている。文章も読みやすく、キャラにも引き込まれやすく、長編だが最後までダレることなく読めた。ソ連ドイツ両方の善悪や、命について考えることが多い。戦争物にハッピーエンドなんてないけど、考えうる中では最大のハッピーエ...続きを読むンドかなと。
もりだくさん 長い けど最後まで読んでよかったと思える 敵とはなんなんだろうか ドートリとミハイルの戦争が虚しい
大学生の頃、普段本を読まない私が久しぶりに小説を読んでみようと、当時2022年「本屋大賞」に選ばれていたこちらを選びました。まるで少年ジャンプでも読んでいるかのような感覚で引き込まれていった記憶があります。さすが本屋大賞という感じ。
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同志少女よ、敵を撃て
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逢坂冬馬
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