【感想・ネタバレ】同志少女よ、敵を撃てのレビュー

あらすじ

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

いつも書店の片隅で誰かを狙っている彼女が
ずっと気になっていましたが
ついにその物語と対峙することができました。

とても強い、強くならざるを得なかった
女性達が運命に立ち向かっていく物語でした。

最後まで自分の信念を持って
戦い続けた彼女達はこの物語の中で
とても強く輝いて魅力的でした。

セラフィマが最後に撃った敵は
想像を絶するほどの強い意志がなければ、
あの決断はできなかったはずです。

今、この瞬間も誰かの物語として
彼女は己の信念の為に敵を撃っているのでしょう。

次に書店で見かけたときは
きっと僕は彼女の心の強さを思い出すでしょう。

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

また素敵な小説に巡り会えた。勧めてくれた子に感謝。読書に没頭出来、そして現実に戻ってもきた。色々と想像し、考えさせられた。登場人物からの視点もそうだし少女兵士、女性という戦争に身を置いた者たちから見た生々しいドキュメントに触れたような感覚だった。

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2026年10月28日

Posted by ブクログ

戦争は人を変えると実感させられる話。
元は優しく大人しい印象だったフィーマが、スコアにこだわり、荒々しい言動をしだすようになってしまったのが苦しかった。
戦闘シーンの臨場感が凄い。戦地の雪原、スコープのT字線がありありと浮かび上がってくる。
最後の「敵」が意味するものを知った時は鳥肌が立った。

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2026年10月25日

Posted by ブクログ

戦争の一兵士の視点を描いた作品
主人公セラフィマは突如として母をドイツ軍に殺させる、以前はドイツとロシアが手を取り合うために外交官を目指していた、その夢がドイツ軍への憎悪、ソ連軍としてやってきたイリーナによって殺伐としたものになって行く
その中で陰気な狙撃兵となっていくセラフィマ、彼女が出会い別れていく人達との変化に注目していくと、戦争がいかに人を変えてしまうのかを理解できるであろう

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2026年10月20日

Posted by ブクログ

読み終えた後、暫く余韻に浸る作品でした。
読む前は知らない世界観や専門用語に戸惑うことが多く、必死こいて着いていくのに夢中でした。
けど必死にセラフィマの後ろをついて行って、多分一緒に激動の時間を過ごせたと思います。
巡るめく運命に弄ばれた人生だったかもしれない。
けど、こういう女性も歴史の表舞台には出ていないだけで、もしかしたら本当にいたんじゃないかと思う作品でした。

途中までイリーナさんの事疑っていました、ごめんなさい。

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2026年10月16日

Posted by ブクログ

おもしろかった
タイトルの「敵」が最後に回収される構成もいい。
戦争、フェミニズム、民族、いろいろと考えさせられる。

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2026年10月16日

Posted by ブクログ

しばらくこれを超える本に出会えそうにないです。
丁寧な心情、情景の描写により誰にも分かりやすい文章になっているのに、スピード感のある展開で
読む手が止まりませんでした。

最初は進撃の巨人とか、ガンパレード・マーチみたいだなーと思っていましたが、なんだか心にきましたね…。

作者の文庫版あとがきで泣きそうになりました。
どうか戦争のない世界へ。

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2026年10月13日

Posted by ブクログ

戦争の話は苦手だけど、これは読んでよかった。
生きていると生死について考えることは誰しもあると思うけど、この本を通じて私の中にも答えが出た気がした。
また強くないと生きれないどころか、人を救えない、それは物理的な強さはしかり精神的強さだと思った。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

再読。
単なる復讐劇でないその深さに再度感動した。
セラフィマをはじめ、少女たちが銃を取る理由は「大切なもの、女性を守るため」「復讐のため」だったが、撃つ側に回るということは、同時に自らも誰かの平穏を奪う加害者になることを意味する。正義や防衛の陰で、人間性が削られていく戦争の恐怖がとてもリアルに描かれていたと感じた。
また、その中で少女たちが育む友情や連帯の美しさと、それが戦争という人を殺すための場所で生まれているという対比が読んでいて不思議な感覚にさせられた。「敵を撃て」という言葉は、命令であり、呪いであり、彼女たちの生きる証でもあったのだと思う。
単にドイツ兵と戦うだけでなく、内部の性差別や性暴力、女性を道具として扱う男性社会の理不尽とも戦わねばならなかった点も苦しかった。イリーナの教えも、イリーナ自身戦争の本質を知りながら、彼女らの尊厳を守るための防衛策だったのではないか。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

最初、歴史モノだし読みれかな?って思ってたけど 読み切った! 難しくなかった!
ノンフィクション半 フィクション半。戦争モノ好きっていうと語弊がありそうだけど
好きな人にはオススメ

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2026年10月04日

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生き残ったら何をして生きればいいのか?の葛藤が終始辛かったです。改めて戦争を学ぶきっかけになりました。また読み返していきたいです。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

描写の仕方が上手いなと思いました。
話の構成も特に気になるところは無く、
良くまとまっていると感じました。
戦争について考えさせられる作品です。

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2026年09月26日

匿名

購入済み

戦争について考えさせられる作品

赤軍やナチスといった第2次世界大戦の世界史に触れつつ、その時代に活躍した女性狙撃兵が主人公の作品。
戦争がもたらすものは、帰ってくる命はないということ、それ以上でも以下でも無い。
戦後から80年以上が経過した現代においても世界では戦争が起きている現実があり、戦争について深く考えさせられる。
全体的に読みやすく、特にラストは夢中で読みました。面白かったです。

#アツい #切ない #深い

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

傑作。

戦争小説を面白いなんて言いたかないが、主人公ら女性狙撃兵たちがこの後どうなっていくのか気になってぐいぐい引き込まれた。仇への憎しみ、戦いの最中の緊張感、仲間の呆気ない死、勝利の興奮と虚しさ、引き金を引く前の無我の境地。心地良い感情ばかりでないのにこの本はどうしてこれほど心を掴むのか。
それはたぶん登場人物たちに血が通っているからだろう。特に女性狙撃兵らが自身に対して卑怯でないのが良い。彼女らは教官の前で何のために戦うのかという動機を宣言する。ドイツ兵への憎しみ、殺される前に殺さねばならないという冷酷さ、戦場を生き抜き場数を踏むほど上達する殺しの技術、殺した数がスコアとして評価される戦争という異常状態に置かれ多くの人が狂っていく。主人公フィーマもかなり変わってしまった。だが過去に宣言した動機=信念に立ち返りそれを守るのが本当にかっこいい。終盤でのタイトル回収の場面ではカタルシスを感じた。

キャラクターの中ではオルガが好き。というか最後の活躍で好きになってしまった。裏切り者だしいろんなところでしゃしゃり出てきて腹が立つことも言うし何やこいつって思ってたのにさぁ〜〜〜あんなのかっこよすぎるよ

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2026年10月31日

Posted by ブクログ

戦争によって家族や日常を奪われた少女セラフィマが、狙撃兵として戦うなかで、復讐心と生きる意味の間で揺れ動く物語。

目の前の敵を倒すことだけに囚われると、憎しみを生み出す構造や、自分を戦いへと駆り立てるものを見失ってしまう。

憎しみだけを生きる目的にするのではなく、愛する人や生きがいを持つことが、敵を倒すことの先にある人生を見つめ直すきっかけになる。

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2026年10月20日

購入済み

キャラ立ちが光る

登場人物の繊細な描写が素晴らしく、キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。
キャラクターの顔を想像しながら読むことが容易く、長編ながらさくさくと読むことが出来ます。

#笑える #泣ける #ドキドキハラハラ

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2026年01月14日

本屋大賞受賞してて話題になっていたので購入しました。
リアリティがありドキュメンタリーのようでした。序盤から手が止まらなくてあっという間に読み終わりました。読後感も悪くなくとても面白かったです。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

幼なじみが女を犯すやつで
宿敵のドイツ狙撃兵が敵国の女性を愛し決して市民を襲わない男で

戦争が人を変える様

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2026年09月30日

Posted by ブクログ

大いなる意志があったとして、それに心から従ってる人は多分いない
ただここで生きるために動機を作って自己暗示していくしかない生き物

当時そこにいた人達に共感するというのは気後れするけれども、そうするしかないという状況でも、せめて自分の中では誇れる動機を持っていたいと思った

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2026年10月30日

Posted by ブクログ

以前読んだ『戦争は女の顔をしていない』は従軍した女性たちへのインタビューを集めた作品だった。彼女たちのトラウマの影響で、どうしても断片的な語りにならざるを得なかった。

この作品は、少女「セラフィマ」が猟師から優秀は狙撃兵になってゆく様を、小説として読むことができる。
女性が兵士になること。
男性兵士からの好奇な目。蔑み。
敵を撃つ機械になること。
そして、戦争が終わった時に、男性兵士は英雄になるが、女性兵士はどう生きていけばいいのか。

日本で、平和にどっぷり浸かっている日常を送っている私。こんなことがロシアでは起こっていたんだということを、やはり現実と実感できないでいる。

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2026年10月29日

Posted by ブクログ

自分が看護師なので、ターニャの看護観だったり精神性がとても輝いて見えた。やっぱり従軍看護婦はかっけぇ。

元々自分は戦争関連の読み物は苦手(情報多すぎて把握できないから)。だけど把握できないなりにも、人間ドラマとしてすごく読みやすい1冊だった。
戦争物・ロシア文学の要素があってこれだけ楽しめるのは驚きでした。

軍人の矜持、私情の怨み、性の役割、母性、死生
色んなものが混ざり合いぶつかり合って昇華する、複雑に輝いてる作品でした。

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2026年10月27日

Posted by ブクログ

小さな田舎町の少女が狙撃兵となり、戦争の渦中でドイツ兵と戦っていく。こんな時代に生まれてなくてよかったなってと思います。このような過去があるから今がある。平和っていいな。

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2026年10月22日

Posted by ブクログ

第二次大戦中の独ソ戦争中に狙撃兵となった少女セラフィマの物語。
独ソ戦の知識はあまりないけれど、復讐心から狙撃兵になり、人を撃ち、仲間を失い、死と隣り合わせで人格までも変わっていく様に戦争は何も生まないと感じた。架空の少女達ではあるけれど、史実と共に進む物語の中で多感な時期を戦争に巻き込まれていく境遇に胸が痛かった。
しかも作中で味方だったウクライナとは今は戦争中という事実にやるせない気持ちになってしまう。

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2026年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

セラフィマ
セラフィマ・マルコヴナ・アルスカヤ。イワノフスカヤ村に住む少女。愛称フィーマ。村一番の狩人。最高司令部予備軍所属、狙撃兵旅団、第三九独立小隊。

アントーノフ
セラフィマの隣人。

エカチェリーナ
セラフィマの母。

エレーナ
セラフィマの近所のボルコフ家の娘。

ゲンナジー
村人。

ミーシカ
ミハイル・ボリソヴィチ・ボルコフ。エレーナの兄。村で唯一セラフィマと同い年の男の子。砲兵士官。イワノフスカヤ出身。曹長。少尉。

ナターリヤ
アントーノフの妻。

フリードリヒ
セラフィマが教育を受けた高校の教師。亡命ドイツ人で元ドイツ共産党員。

ヒトラー

ヒンデンブルク
軍人。

リュドミラ・パヴァリチェンコ
ドイツ兵を二百人殺した女性。セヴァストポリ要塞で戦っている女性の狙撃兵。イリーナのパートナー。

マルク
セラフィマの父。内戦終結後、一九二三年に帰還し、翌年に死んだ。

イェーガー
額に傷のある男。エカチェリーナを撃った狙撃兵。

ドイツ軍士官

イリーナ・エメリヤノヴナ・ストローガヤ
女性兵士。上級曹長。中央女性狙撃訓練学校の教官長。
元狙撃兵。リュドミラのパートナーである狙撃兵として戦っていた。迫撃砲で右手の指を失った。

フランツ・クラーマー

シャルロッタ・アレクサンドロヴナ・ポポワ
モスクワの工場労働者の娘。イリーナの一番弟子。狙撃訓練学校生徒。青少年射撃大会モスクワ王者。最高司令部予備軍所属、狙撃兵旅団、第三九独立小隊。

オリガ・ヤーコヴレヴナ・ドロシェンコ
狙撃訓練学校生徒。ウクライナ出身。コサック。NKVDの手先。

ヤーナ・イサーエヴナ・ハルロワ
狙撃訓練学校生徒。生徒の中では最年長。最高司令部予備軍所属、狙撃兵旅団、第三九独立小隊。

バロン
ジャーマンシェパード。

アヤ・アンサーロヴナ・マカタエワ
狙撃訓練学校生徒。カザフ人。山岳地帯の猟師。ものすごく人付き合いが苦手。最高司令部予備軍所属、狙撃兵旅団、第三九独立小隊。

ポリーナ
狙撃訓練学校生徒。最初の脱落者。モスクワ出身。電信隊へ転属。

スタハーノフ
狙撃訓練学校生徒。

イワン
狙撃訓練学校の近所に住む。牧畜を営んでいる。

ノーラ・パヴロヴナ・チェゴダエワ
本校の先生。女性の狙撃兵教官。中央狙撃兵訓練学校の校長。

ハトゥナ
NKVD。秘密警察(チェーカー)。

ニコラーエフ
少佐。ミハイルの上司。

ミハイル・トゥハチェフスキー
赤軍近代化の立役者にして輝かしい戦功を持つ軍事的天才。処刑された。

アレクサンドル・スヴェーチン
卓越した戦術理論の研究者。処刑された。

スターリン

ドミートリー
ミハエルの部下。

イーゴリ
歩兵大隊長。少佐。

ゲオルギー・コンスタンターノヴィッチ・ジューコフ
上級大将。革命戦争以前からの名将。元帥に昇格。

イオン・アントネスク
ルーマニアの独裁者。

タチヤーナ・リヴォーヴナ・ナタレンコ
ターニャ。第三九独立小隊の一員。看護師。

ワシーリー・チュイコフ
スターリングラードを守る第六二軍総司令官。中将。

マクシム・リヴォーヴィッチ・マルコフ
上級曹長。第六二軍第一三師団、第一二歩兵大隊長。優男。

ボグダン
第六二軍第一三師団、第一二歩兵大隊付き督戦隊。

フョードル・アンドレ〜ヴィッチ・カラエフ
第六二軍第一三師団、第一二歩兵大隊上等兵。大男。妻帯者。

ユリアン・アルセーニエヴィッチ・アストロノフ
第六二軍第一三師団、第一二歩兵大隊上等兵。狙撃兵。

サンドラ
スターリングラード市民。二〇代半ばの女。水を汲んで、被占領地まで帰っていく。

セリョーシャ
サンドラの夫。

ニコライ
六歳ほどの男の子。

マーシャ
六歳ほどの女の子。

ヴェーラ・アンドレーヴナ・ザハロワ
工科大の学生。

アンナ・アンドレーヴナ・ザハロワ
工科大の学生。ヴェーラの妹。

マンシュタイン
ドイツ軍の元帥。

フリードリヒ・パウルス
敵第六軍の司令官。将軍。

ハンス・イェーガー
ドイツ国防軍人。

クルト・ベルクマン
ニコライ、ボグダンを撃った狙撃兵。

ヴァシーリィ・グリゴーリエヴィチ・ザイツェフ
ユリアンに狙撃を教えた。凄腕の狙撃兵で、元はウラル山脈の狩人。

ニキータ・セルゲーヴィチ・フルシチョフ
エリョーメンコ大将付き政治委員。

ワシーリー・チモフェーヴィチ・ヴォリスキー
第四機械化軍司令。少将。

アデレ
ドイツの女給。

ヤーコフ・パヴロフ
第一三歩兵師団。軍曹。

クルーゲ
中央軍集団司令官。

ツァイツラー
参謀総長。

イリヤ・エレンブルグ
詩人。

イワン・レオニードヴィッチ・スミルノフ
曹長。

エリザヴェータ
パヴリチェンコの女性護衛兵。

エレノア・ルーズベルト
フランクリン・D・ルーズベルト大統領夫人。

ユルゲン・ナイマン
ドイツの狙撃兵。

マルク
セラフィマの父。

レオニード・ウラジーミロヴィチ・ピチュクノフ
護衛部隊所属伍長。

ヨハン
パンツァーファウストでセラフィマを撃とうとした子。

ダニイル
イワノフスカヤ村の十歳の少年。

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

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2026年10月13日

Posted by ブクログ

ソ連の16才の田舎の少女が狙撃手となり戦場へ。変貌を遂げる少女の姿や女性達だけで組織された狙撃隊。実際にソ連では女性が隊を組み前戦に出て戦っていたのも驚いた。100万人以上が亡くなったスターリングラードでの戦いなど戦争の残酷さを痛感した。狙撃手となった少女達のキャラも立っててそれぞれに思い入れができた。ソ連とナチスドイツの戦争を少し予習してから読むとより楽しめるかな。

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

 人類史上最も多くの戦死者を出した国は、第二次世界大戦のソ連。その数は2000万人を大きく超え、他国と比較しても桁が違う。中でもスターリングラードの1都市では200万人以上が死亡した。
 本書では狙撃兵少女の視点からそのソ連の一連の戦争が描かれ、戦争がどのような地獄であったのか想像することができる。実在した作戦、戦争なのかと疑いたくなるほどの地獄だ。内容は到底面白いとは言えないが、登場人物の心情の描写が上手く、当時の背景や事情も詳しく書かれており、物語に惹き込まれる。ここまで当時のことを詳細に調べて物語を書いた著者には感心した。

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2026年10月04日

Posted by ブクログ

2022年の本屋大賞受賞作。
なのだが、600頁もあるので通勤の友にするには重たそうで文庫が発売されてからも買うのを逡巡。
ようやく買ってからも厚さに怯んで9ヶ月積読していたのだが、読む本切らして、遂に読み始めた。

第二次世界大戦下のソ連を舞台に、ドイツ軍に母を殺された少女セラフィマが狙撃兵として戦っていく姿を追った物語。

独ソ戦の転換点となったスターリングラードの戦いを中心に描かれる話は、存外に読み易く厚さもものかわ読み進めることができた。
そこでは、戦争の残酷さや理不尽さに加えて、戦時下に女性が被る痛苦にも触れられ、言わんとするところは一定伝わってくる。
一方、登場人物の設定やその心の内の描かれ方は軽く、単行本が出された時と前後して始まったウクライナへのロシアの侵攻にこちらが勝手に重ねてしまうのが悪いのだが、戦争を描いた物語として読むといささかの軽さを感じてしまったところは否めず。

そこを置いて、狙撃兵となったひとりの少女の成長と復讐の物語として読めば、長い物語の積み重ねがすべての伏線となって第6章のケーニヒスベルクを舞台にした活劇に集約される筋書きには惹かれるところ。
ただ、イリーナをはじめとした周囲に生かされるばかりのセラフィマには、彼女の狙撃兵としての強靭さや復讐心に驚くべきところはあっても、その心の機微がその場その場のものであったように思え、あまり惹かれるところがなかった。

とは言え、誰も待っていない故郷に帰り、イリーナとともに村を再建しながら、村人とは距離を置いて生きるセラフィマの姿が描かれるエピローグには余韻あり。
敵味方の区別なく治療をするという意志を貫いた看護師のターニャや貴族の子に生まれながら一介の労働者として働き続けたシャルロッタの姿にも感じるところがあった。

今もなおウクライナやイランで戦火が消えない中、平穏な場所で駄文を連ねていることに多少の居心地の悪さを感じつつ……。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

戦う人たちの心情や戦場の緊迫感がリアルに描かれていて、引き込まれました。

どういう人生を歩んだらこんな凄い描写ができるのか感嘆する思いです。



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2026年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本物の戦争っていうのは、それまで信じて疑いもしなかった正義や優しさが全てひっくり返ってしまうようなものなんだな。

狙撃手となり変わってしまった自分への恐れ、味方が自らの倫理に反する時の戸惑いと怒り、心底憎んでいたはずの人の愛に触れた時の絶望、、

死の場面以上に、主人公の喜怒哀楽を超えた感情の描写に何度も胸が締め付けられた。

登場人物すべてに、一度はゾッとし、一度は救われることを願う。
簡単に言葉に表せない、出会ったことのない気づきや感情が山ほど味わえる作品だった。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

戦争小説を手に取ったのは久しぶりだが、若い人が読みすいよう工夫が凝らされているので、つかえることなく物語世界に入り込めた。

魔女小隊のキャラが全員立っていて、特にシャルロッタはビジュアルや声まで浮かんでくるぐらいキャラが濃い。

序盤は和気藹々とした場面もあったが、中盤以降は容赦のない戦火の渦が広がる。

誰もが分厚い本が書けるほどの物語を抱えている。
しかし戦場で死ねば、名もなき死者の一人として数えられるのみ。
当たり前のことだが、その残酷さに胸が痛くなる。

また戦火の中では否が応でも人格が変わってしまう。
一番顕著に感じたのは、序盤から内面を追いかけてきたセラフィマだ。
一本芯が通っているように見えて身勝手な行動もあり、狙撃の魔術に囚われてしまったのだと哀しくなった。

ラストは少し驚いたが、いい意味で想像と違った。

現実で戦争がこれ以上起こらないことと、既に広がった戦火が一日も早く収まることを祈るばかりである。

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2026年09月27日

購入済み

女の戦争

初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので読んでみたいと思った。

#ドキドキハラハラ #深い

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

登場人物に感情移入しやすい書き方だったので、するすると読めました。戦争そのものもなんとなく想像しやすい。興味深い本だった一方で、自分の想像以上に評価が高いのが不思議。時事とマッチしたからかしら…決して本作を貶める意図はございませんので悪しからず。。。

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭、村の女性は残忍な仕打ちの末に殺された。しかしアントーノフおじさんや他の村人も理不尽に殺されはずでセラフィマはそれを直に見ていた。セラフィマの守る対象が「女性」に偏ったことに少し違和感があった。また世界観の重さに比べてキャラクターの言動がアニメのようで浮いてると感じた。
他の読者もそう感じた人が一定数いるようだ。
浮いていると感じつつも戦争テーマの小説をあまり読まない私にとってはそれが読みやすさに繋がった気がする。

スターリングラード辺りから夢中になって読んでしまった。終盤のタイトル回収はとても良く、バロンが打たれるところが一番辛かった。

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2026年10月14日

Posted by ブクログ

表紙でずっと気になっていた本。
タイトルの敵が分かった時は切ない気持ちになった。
イリーナがかっこよくて、憧れます。

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2026年10月12日

購入済み

ソビエト・ロシアの狙撃兵の少女の話。
直木賞の候補になったというだけあって、読み進めるほどに引き込まれる。
しかしいくらか気になる点もある。
途中で数度、ソビエト期の代表的な歌が出てくるのだが、原曲を知っていた私としては、歌詞を見ても全くその歌であることが分からなかった。なにせ日本語版を使用していたからだ。
原曲とは大きくかけ離れたその内容、どうにかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。
また、ところどころ出てくるロシア語の固有・一般名詞もなかなか怪しいものばかり。

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2025年04月10日

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