【感想・ネタバレ】同志少女よ、敵を撃てのレビュー

あらすじ

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

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Posted by ブクログ

ネタバレ

誰が敵で誰が味方なのか。最初は敵軍が憎いが1番最後にどんでん返しされる
結局セラフィマの敵は敵兵じゃなくて戦場においてあたかも物のように扱われる女性や生きるために仕方なく敵兵と恋人になる女性。そんな女性の扱いかたが蔓延ってる兵士たち。最後同郷(唯一の)男を殺して(女性に手荒くしないと言った直後に性的に敵の女性を扱う)それ見た教官がい私がやったことにするってそして規律を破った教官をセラフィマが同族殺しを止めたことにしろって言ったのが悲しい。結局1番近くにいて1番厳しくしてくれた教官がいちばんの味方すぎて...タイトル回収、最後の意味がわかると重みがます。もう凄いとしか言いようがない。最終的に幸せそうに暮らす描写があるので後味は良い。一緒に戦った仲間もすごくいい

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2026年09月12日

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男性主体の中、「しかたない」と目を背けられてきた被害に立ち向かう姿が勇ましかった。
戦後も含めて様々な悪条件の中、強かに生きた女性たちがいて、現在でも懸命に戦っているであろうことを痛感した。

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2026年09月11日

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最高です!
内容、最高です!
その緊迫感たまりません!
ただ、ロシアというところが時事的にちょっと…

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2026年08月29日

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「同志少女よ敵を撃て」という表題であるが、この「敵」とは、一体誰のことか、単に、組織としての敵対勢力か、あるいは、偶像としての敵か。どちらとも解釈することが可能である。戦争とは、どちらかが善でどちらかが悪という0or100には至らない。憎悪は新たなる憎悪を生み、連鎖してゆくからである。本作の主人公は、復讐のために戦ったのだが、真の敵とは、一体誰なのであろうか。

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2026年08月27日

匿名

購入済み

戦争について考えさせられる作品

赤軍やナチスといった第2次世界大戦の世界史に触れつつ、その時代に活躍した女性狙撃兵が主人公の作品。
戦争がもたらすものは、帰ってくる命はないということ、それ以上でも以下でも無い。
戦後から80年以上が経過した現代においても世界では戦争が起きている現実があり、戦争について深く考えさせられる。
全体的に読みやすく、特にラストは夢中で読みました。面白かったです。

#アツい #切ない #深い

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2026年08月26日

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確かに兵士はいつも男、女は戦場の外。本作はきちんと戦場の最中にある女性にフォーカスを当てている。文章も読みやすく、キャラにも引き込まれやすく、長編だが最後までダレることなく読めた。ソ連ドイツ両方の善悪や、命について考えることが多い。戦争物にハッピーエンドなんてないけど、考えうる中では最大のハッピーエンドかなと。

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2026年08月25日

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もりだくさん
長い
けど最後まで読んでよかったと思える

敵とはなんなんだろうか
ドートリとミハイルの戦争が虚しい

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2026年08月25日

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大学生の頃、普段本を読まない私が久しぶりに小説を読んでみようと、当時2022年「本屋大賞」に選ばれていたこちらを選びました。まるで少年ジャンプでも読んでいるかのような感覚で引き込まれていった記憶があります。さすが本屋大賞という感じ。

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2026年08月25日

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2022年本屋大賞受賞作
時は第二次世界大戦、ソ連vsドイツの物語。
主人公は猟師から狙撃手になったセラフィマ
戦記物は数あれど女性が兵士として描かれた作品って読んだ事なかったな。
戦争とは…性別とは…民族とは…セクショナリズムとは…って考えさせられる事は多々あれど。
(戦う)目的は?とか
自分全てと思うな、その上がいると思え!とか
学び大き教訓が散りばめられている中で
リュドラ・ミハイロビッチ・パブリチェンコの言
『愛する人を持つか、生きがいを持て』
妙に刺さったなぁー

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

突然日常が奪われ、恐ろしいほどの衝動と覚悟に突き動かされる少女たち、退くことができない少女たちの様相に引っ張られるように一気に読んでしまいました!少女が抱えた憎しみとは、「敵」とは何か、絶対的な正答はない問いですが、少女がどのように答えを出し、スコープの先に何を捉えるのか、息を飲むような展開が待ち受けていました。

今までにない読書体験でした。この物語は間違いなく自分の価値観になにか問いかけてくる力があると感じます。第二次世界大戦は過去の重大な歴史として教わり、戦争とは絶対にあってはならないものだとたくさん聞いて育って来ました。みなさんもそうだと思います。もちろんその考えは揺らぎません。実際この物語でも戦争がもたらす悲惨さや戦争が産む苦しみが鮮烈に描かれています。しかし読み終わった時、自分の中にぐるぐると渦巻く何かを感じました。形容しがたい、不思議な感覚です。今まで自分が「戦争」というものをどう考えていたのか、どう向き合っていたのかというのが自分に跳ね返ってきたような気がします。この感覚が読んだ人の全てに起こるのかは分かりませんが、私のような衝撃的な体験を多くの人に味わって欲しいと感じます。

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2026年08月20日

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敵とは誰か、についてはちょっと考えさせられた。ただ,自分的にはただただ独ソ戦の内容が面白かった。もっと調べようと思った。

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2026年08月14日

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ネタバレ

第二次世界大戦の独ソ戦の中で戦う1人の少女のお話でした。
自分がもし戦争を生きる人間だったら彼女たちのように強く生きれただろうか。
人の命を奪うことに何も感じなくなる罪悪感と戦争という魔の空間に飲み込まれていく描写が何ともいえない気持ちになった。
一番最初にセラフィマの復讐の相手としてイリーナがでてきたが、イリーナはセラフィマを狙撃兵として、ただの自分の駒として動くように仕向け、罪悪感を感じさせないように、誘導していた事実を知ったときは思わず泣いてしまった。
戦争という残酷な中でも、人を愛してその人のために戦う、決して美化してはいけない部分だと思うが、人にはそれぞれ信念があってそれに従って行動したり、生きていくことが大事だと思ったし、彼女たちのように自分も強く生きていこうと思った。
この物語は周りの人にお勧めしたい。
いろんな人が読むことで戦争のない世界が実現されますように。

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2026年08月12日

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戦争に巻き込まれた少女がどう生きていくかの話。重厚なページ数に物おじしていたけど、読み終えてみるととても満足のいく読後感だった。

終わりの見えない戦場で、セラフィマはなんの為に戦うのか。先の見えない旅路の終わりとは?

ひりつくような戦場の描写と緊張感が堪らない一冊だった

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2026年08月11日

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ネタバレ

面白かった。

が、この物語の結末はあくまでセラフィマの視点で描かれた、飾られた彼女の正義の話だ。
主人公セラフィマは、最後にドイツ人女性に暴行しようとした幼馴染ミハエルを撃ち殺す。物語としては収まりが良く、おそらくバッドエンドと感じた読者は少ないだろう。心地よさすら感じた読者もいるかもしれない。
が、実際の戦争を舞台にしている以上、この結末の是非をセラフィマ側のみの視点で判じてしまうのは危ういと感じた。

ミハエルが属する自走砲隊は、味方との連携が重視される兵科で、その中でもミハエルは、隊長として先陣を切って敵陣に攻め込み、仲間の盾となるような人と描かれている。
比較的遠くから一人でポチポチ狙撃していればよいセラフィマとミハエルとでは、死のリスクや惨劇を目にする機会がそもそも異なる。
しかも、参戦した戦局の多くを勝利したセラフィマと、早期に戦場に放り込まれ、苦しい戦局を経験してきたミハエルの見てきた戦争も異なる。
セラフィマは結局、小隊仲間を二人しか失っていないが、ミハエルはその何倍何十倍の仲間を失っているはずだし、自身も相当に危険な目に合っているはずだ。
戦場では上官や仲間から疎まれると死傷率が跳ね上がる。損な役回りを押し付けられるからだ。退役はできない上に逃亡は死罪。これほど強力な同調圧力がかかる状況は他にないだろう。逆に言えば、これほど強い絆が生じる状況もない。
仲間に爪弾きにされても戦える狙撃兵の価値観と、そうではない兵科の価値観を同列には語れない。

もし、セラフィマが狙撃兵ではなく、例えば歩兵や砲兵部隊に放り込まれていたとしたら、同じようにミハエルを撃ち殺す判断ができたとは思わない。
(まあ、赤軍女性は狙撃兵以外の戦闘兵科にはほぼなれないのだが)

結局、セラフィマの真の敵とは女性に危害を加える者だったわけだが、
彼女の戦う理由(女性を守る)とは、女性のみの狙撃兵小隊という特殊な立場で、イリーナという保護者に守られ育まれた、ファッショナブルな正義感だと思った。
が、それを含めエンタメとしては面白かった。

最後に。
セラフィマの狙撃によって一時的に暴行から逃れたドイツ人女性たちではあるが、要塞都市ケーニヒスベルクは包囲占領されているので、その後、他の都市と同様、多くのドイツ人女性が赤軍兵士から暴行を受けたものと思われる。
にも関わらず、罰を受けたのはミハエルだけであるはずなので、複雑な気持ちになってしまった。

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2026年08月14日

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私の人生に残る1冊。「同志少女よ、敵を撃て」その言葉の本当の意味がわかったとき、鳥肌が立った。きっとこの物語を一生忘れない。でも記憶を消してもう一度読みたい。星5では足りない。

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2026年08月10日

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戦争と平和な日常の境目は曖昧であることを知った。いつの間にか歪んだ戦地にいる人間は、善悪の境を無くして行動してしまうことを知った。相手が自国の言葉を理解出来なければ、尊厳ない表現をし、簡単に痛め付ける。敵と味方は状況次第ですぐ変わる。実際に味方の人望の厚い幼馴染の隊長は、戦闘勝利後に女性への尊厳ない行為をし、主人公の敵となった。自国の男性の子を身籠りながら、敵国兵士を主体的に愛する女性もいた。圧倒的に傷付けられないことが保証され、カフェで呑気にサンドイッチ食べながらこの本を読める今の状況をありがたいと思った。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごいものを読んでしまったと思った。読み進めるうちどんどん引き込まれていって、敵を撃った瞬間の衝撃に圧倒された。
戦争や銃の描写はもちろん、人間の描き方がすごい。ほとんどの登場人物に驚かされたけれど、アヤとオリガの最期、ヤーナが敵(しかもセラフィマが撃った)を助けに撃たれたところ、サンドラとイェーガーの間にあった愛とその行動、セラフィマの敵陣特攻と拷問描写など全部がメインになりそうなほど強いのに、セラフィマが「敵」を撃った瞬間に収束していったのが衝撃だった。平和ならセラフィマは人を撃たなかったし、ミハイルは優しいままだったし、お互い変わってしまったといえばそれまでなんだけれど、死んだほうがましと言った行為に自分から染まっていったミハイルを殺すことでミハイルと自分を守るのはあまりに辛くて、でもそんな辛いことをすぐに選択できるほど強くもなってしまっていて、読んでしばらく呆然とするしかなかった。仲間が女を襲っていても自分は参加しない、だから優しく誠実な男だと男側が信じ切っている醜悪さをここまで切実に描くことができるのかと思った。イェーガーも同じことをしているうえに彼はサンドラを守ろうともしていて、犠牲になっている女たちもサンドラと同じく人格も生活もあることには無関心なのが苦しい。
引き込まれ続けた。読んでよかった。

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2026年08月06日

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絶望から狙撃手として生きる道を選んだ少女の凄惨な成長劇。戦場で出会う仲間との絆や「何のために戦うのか」という葛藤が圧倒的な熱量で描かれ、長い小説ではあるが最後まで楽しめた。
単なるアクションにとどまらず、敵とは誰かを戦争とは何かを考えさせられ、読み終えた後は深い余韻が残った。非常に読み応えがあった。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

命の意味を、平和の世界に生まれ生きている我々には本質的な理解には及べないのではないだろうか。
戦争という異常事態が起きている最中、人は大きく変わってしまう。人を殺すことで生き残るという動物的な一面が露呈する。そして、人間らしい「精神」を納得させるために非人道的な行為に及ぶこともある。

本当の敵とは何であるか?それを問い続ける作品であったと思う。また、それを明言化していないことが本作品の良さであり価値であると思う。
私は絶えず、自身に問い続けることが先の大戦を日本最後の戦争とするために一国民として向き合うべきであると確信している。

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2026年08月15日

購入済み

キャラ立ちが光る

登場人物の繊細な描写が素晴らしく、キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。
キャラクターの顔を想像しながら読むことが容易く、長編ながらさくさくと読むことが出来ます。

#笑える #泣ける #ドキドキハラハラ

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2026年01月14日

本屋大賞受賞してて話題になっていたので購入しました。
リアリティがありドキュメンタリーのようでした。序盤から手が止まらなくてあっという間に読み終わりました。読後感も悪くなくとても面白かったです。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

分厚くて難しいところもあった
面白かった
少女の内面や葛藤、仲間との絆
最後はなんでやねんのちょいレズ
敵を撃ったところは爽快

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

主人公に自身を同化し、共に人生を歩んでいける一冊。
隣にいた仲間がひとりまた1人と失われていく戦地の生々しい描写と、データとして淡々と語られる夥しい数の戦死者、この対比が戦争を克明に映し出す。そしてはじめは痛みを伴った戦闘や喪失の衝撃にも、段々と慣れていくのが恐ろしい。
セラフィマの精神が強靭すぎて少し不気味というか非現実的な部分もあるが、歩兵から見た狙撃兵はこんな感じなんだろうか。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

オーディブルで拝聴。引き込まれてあっという間に完走してしまった。主人公にとっての敵が誰なのか、主人公自身も自分に問うていたけれど、読み手も考えさせられた。戦争は女の顔をしていない、という本も読みたい気持ちになった。
アニメ化してほしい。より多くの人にこの物語を知ってほしい。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

引き込まれる描写で一気に読まされた。一方で読後感は軽く、登場人物それぞれの内面をもっと掘り下げてほしくも感じた。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

面白かった。

一方で、慣れないロシアの地域やカタカナが多く、戦闘シーンは誰がどこにいて何が起きているのか掴みにくいところもあり、中盤は少し読み進めるのに苦労した。
それでも、少女たちが狙撃兵として成長していく姿と、その先で彼女たちが何を得るのかが気になり、最後まで一気に読めた。

特に印象に残ったのは、「何人殺したか」という数字そのものには、実は大した意味がないのではないかということ。

300人を殺した、頂点に立つような狙撃兵であっても、結局のところ「人を殺すことがうまかった」「その才能があった」というだけなのかもしれない。大切なのは、戦争が終わったあとに何を持ち帰ることができるのか。家族だったり、守りたい人だったり、生きる理由だったり。

それさえ持ち帰ることができれば、「300人を殺した」という偉業も、僕が抱く誰かへの憧れも、案外たいしたものではないのかもしれない。

「誰もが自分なりの正義を持っている」
相手がなぜそう考えたのかは、その立場に立ってみなければ分からない。
兵士だけではなく、戦争を始めた側もそうなのだと思う。
ヒトラーもスターリンも、当然その行為を肯定することはできないけれど、単純な善悪だけで歴史を理解したつもりになることも危ういのだと思った。

そんな戦争の中で、女性への陵辱が当たり前のように肯定されてしまう現実に立ち向かい、女性を救うために銃を取る主人公は本当に格好よかった。
これまで読んできた戦争ものとは違う、女性の視点から描かれた戦争だったことも新鮮だった。

結局、戦争は愚か。
当事者たちは「二度とこんなことを起こしてはいけない」と強く思う。
それでも時間が経ち、世代が変われば、その痛みも実感も少しずつ薄れていく。だからこそ、今の時代にも戦争があるのだと思う。
1人ができることは小さい。
それでも歴史を知り、人の立場を想像し、自分の正義だけで人を切り捨てないこと。
人徳を失わず、同じ過ちを繰り返さないように意識し続けること。
この本を読みながらそんなことを考えてた。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

初めは戦争の話で難しい印象だった
昔授業で習ったな〜的な
読み進めていくうちに、そんなことは考えず物語に引き込まれていった
特に狙撃の描写は緊張感がジリジリと伝わってきた
特に第6章は圧巻だった

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

主人公はロシアの少女兵。スナイパーとして訓練を受け、戦地へ出る。前線へ、市街戦へ。
人間関係に揉まれ、様々な感情を味わい、過酷な戦況の渦の中で生き延びようとする少女たちの姿がとても鮮やか。
ストーリーにもキャラクターにもどんどんページを繰らせる勢いがある。表紙も魅力的。ものすごく質が高く、よくできている本。

あまりによくできているがゆえに、そして現実の戦争がどんどん醜悪に泥沼化しているがゆえに、読み終わった瞬間、「戦時を青春小説のネタとして消費している自分」に気づいてスン⋯となってしまった。

けっこう前に読み終わったけれど、それ以来、このジャンルに手が出せずにいます。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

まさか、日本人作家がここまでリアルな(と言っても、あくまで日本人にとってのリアルだけど)独ソ戦を描くとは思わなかった。

戦争小説であり一般人の少女がなぜ狙撃兵になったのか、それほどふとしたはずみで想像もしていなかった世界に身を置くことがある、ということが描かれている。

それとともに、優れたシスターフッドストーリーであることに驚いた。
男性である著者が書いたことにも驚愕である、と同時にこのテーマを語るにはやはり、「女性兵士」でなくてはならないとも思う。

しかし、ロシア人女性が親愛の証でキスをすると言うのは本当なのか。

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2026年09月06日

購入済み

女の戦争

初めて読んだ戦争小説がこの作品だった。戦争を深く知ることが怖く、また戦時中の女性を取り巻く環境などに疑問と嫌悪感があったからだ。この作品を読んでいて、もちろんそれがなかったわけではないが、私の中のこれまで抱いてきた感情が少し軽くなった気がした。女だって戦っていた。子どもだって戦っていた。その時代を生きていないから遠いようにも感じていたけれど、主人公セラフィマが照準を合わせたことで、敵を撃ったことで私の中の視界が少し開けたように感じた。もう少し戦争について知ってみようと勇気が出た。少し前に話題になっていて、この本の中でも参考資料としてあった『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫も気になったので読んでみたいと思った。

#ドキドキハラハラ #深い

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

audibleで聴読
狙撃手って本当にいたの?こんな世界あったの?と思ってしまうけど現実なのが怖です

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

戦争の中で支える・待つ女性ではなく、戦う女性を描いた作品。
戦争の惨さと、敵って何、選択するとは、と考えさせられる。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

こちらまで神経がすり減りそうな、心理的攻防と研ぎ澄まされた射撃。
残酷な戦争の中に一人一人の物語があって、誰も憎めない。歴史を知っていたらなお面白いかもれない。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

少女たちの生き様の部分は良かったが、
時代背景等の知識がなく、用語が上手く頭に入らないのか
読んでても楽しいと思ってもすぐにいまいち没入できなくなりの繰り返しだった。
生い立ちとか含めプロット?は良いとは思う。

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2026年08月03日

購入済み

ソビエト・ロシアの狙撃兵の少女の話。
直木賞の候補になったというだけあって、読み進めるほどに引き込まれる。
しかしいくらか気になる点もある。
途中で数度、ソビエト期の代表的な歌が出てくるのだが、原曲を知っていた私としては、歌詞を見ても全くその歌であることが分からなかった。なにせ日本語版を使用していたからだ。
原曲とは大きくかけ離れたその内容、どうにかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。
また、ところどころ出てくるロシア語の固有・一般名詞もなかなか怪しいものばかり。

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2025年04月10日

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