【感想・ネタバレ】同志少女よ、敵を撃てのレビュー

あらすじ

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すごいものを読んでしまったと思った。読み進めるうちどんどん引き込まれていって、敵を撃った瞬間の衝撃に圧倒された。
戦争や銃の描写はもちろん、人間の描き方がすごい。ほとんどの登場人物に驚かされたけれど、アヤとオリガの最期、ヤーナが敵(しかもセラフィマが撃った)を助けに撃たれたところ、サンドラとイェーガーの間にあった愛とその行動、セラフィマの敵陣特攻と拷問描写など全部がメインになりそうなほど強いのに、セラフィマが「敵」を撃った瞬間に収束していったのが衝撃だった。平和ならセラフィマは人を撃たなかったし、ミハイルは優しいままだったし、お互い変わってしまったといえばそれまでなんだけれど、死んだほうがましと言った行為に自分から染まっていったミハイルを殺すことでミハイルと自分を守るのはあまりに辛くて、でもそんな辛いことをすぐに選択できるほど強くもなってしまっていて、読んでしばらく呆然とするしかなかった。仲間が女を襲っていても自分は参加しない、だから優しく誠実な男だと男側が信じ切っている醜悪さをここまで切実に描くことができるのかと思った。イェーガーも同じことをしているうえに彼はサンドラを守ろうともしていて、犠牲になっている女たちもサンドラと同じく人格も生活もあることには無関心なのが苦しい。
引き込まれ続けた。読んでよかった。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1940年代前半のロシア(ソ連)の女性狙撃手の物語
改めて感じる戦争の残酷さや愚かさ異常さは戦争を繰り返す人類自体の問題であるわけで、怒りも悲しみも通り越して諦めしか残らない
本作では現実的な終わり方が描かれているけど問題の解決は”ハーモニーシステム”(ex.伊藤計劃氏)しかないまである
その世界観にどっぷりはまり「777」とも「世界99」とも違った濃密な読書体験でした

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一回本で買ったけど忙しくて読みきれずオーディオブルで再読。

すごい話だった、、、
これが戦争のリアルなのか、辛いなぁ
セラフィマの圧倒的主人公メンタルめっちゃ好きだし、イリーナ教官の表に出さない優しさもめっちゃ好き。あの始まりからあの穏やかな終わり方をするとは思わなんだ。
最後の船のシーン普通に泣いた。

シャルロッタが故郷で工場勤務するんだ、とか言い出した時絶対死亡フラグだと思った。マジでママもシャルロッタも死ななくてよかった。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。

一番印象に残ったのは、最後にあったオリガの願いであったウクライナの独立が果たされたこと。しかし、本書の単行本が発行されてから、程なくしてロシアのウクライナ侵攻が始まったことで、注目を集めて、重版が決まるという作者の苦悩があったこと。

物語としては、ハッピーエンドで終わってくれてホッとした。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★★★ 感動した
強く心を動かされた。読後も印象が残る。
例:「登場人物の生き様に胸を打たれ、読後もしばらく余韻が続いた。」
★★★★☆ 面白かった
満足度が高く、読んで良かったと思えた。
例:「物語に引き込まれ、最後まで楽しく読めた。」
★★★☆☆ 普通
一定の面白さはあったが、特別な印象は残らなかった。
例:「退屈はしなかったが、心に残る場面は少なかった。」
★★☆☆☆ つまらなかった
良い部分もあったが、全体としては楽しめなかった。
例:「設定は面白かったが、展開にあまり惹かれなかった。」
★☆☆☆☆ 時間がもったいなかった
読後の満足感がほとんど得られなかった。
例:「最後まで読んだが、得るものや面白さを感じられなかった。」

本書を読んで、人間の醜さや美しさを感じた。
周りから仲間外れにされるのが怖いから、人としてやってはいけないことをやってしまう、
兵士が逃げられないように、逃げたり投降したら処刑する、
敵を誘き出すために味方を囮に使う、
やられるのが怖いから先にやる、
といった人の心理の醜さが、戦争を激化させてしまう。
そんな戦争の中でも、芯を持ってる人は一定いて、
敵であろうが自分の信念に沿って助ける人がいるといった人の美しさもあった。

セラフィマは、最初は普通の女の子だったのに、村や両親が殺されたことで兵士になり、戦場で戦ううちにドイツ兵を殺すことに誇りを持つようになってしまう。だが戦場で様々な人と出会う中で必ずしも同士=ソ連兵ではないことに気づき、最後には同士=女性となり味方の兵士、それも幼馴染を撃つ。
その人の立場、考え方、経験が、その人の同士を形成するのだなと思った。

本書を通じて、自分の信念を持つことはとても大事であると感じた。
自分はなにを大事にするのかをしっかり明確に持つことで、自分に誇りを持って生きることができるのだろうなと思った。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっさり死んでいく仲間や、変わってしまった幼馴染を通して、戦争の悲惨さや愚かさを書いた作品。

骨太な戦争小説。スターリングラード市街戦はページをめくる手が止まらなかった。

大円団じゃないけど、最後は綺麗に終わってよかった。600ページ近くあって胸糞エンドは立ち上がれない。

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2026年07月12日

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