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海を越え、手紙でつながるふたりの夢と挑戦のゆくえ。ことばはやさしい嘘をつき、絵は真実を語る・・・・・・かつてない青春小説! イラストと文章のスリリングな相互作用。大人気イラストレーターが細部までこだわりぬいた、やさしくて力強い“唯一無二”の物語。
【辻村深月さん推薦!】
大人になるってどういうことか。ハルちゃん、ミチオくん。かけがえのない、ふたりの大切な時間を読ませてくれてありがとう。
おさななじみのハルカとミチオ。10歳でミチオがアメリカへ引っ越し、ふたりの文通がはじまった。日米の学校や文化の違い、部活やバンド活動のこと、将来への迷い、友人や家族との問題。手紙だからこそ伝えられるさまざまな思いを共有しながら、やがてふたりはあるプロジェクトに挑戦することに・・・・・・。
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Posted by ブクログ
1月下旬に発表された第41回坪田譲治文学賞受賞作。
津村記久子さんの『水車小屋のネネ』で挿絵を担当したイラストレーターの北澤平祐さんの作品。
イラストレーターの方が坪田譲治文学賞を受賞したことに驚いたが納得のいく内容だった。
1983年3月3日、同じ所で生まれた幼馴染のハルカとミチオ。いつも一緒にいたのに、小学6年生の夏、ミチオファミリーがアメリカへ移住。それから、ハルカとミチオの文通が始まる。説明文一切なし。ハルカからの手紙とミチオからの手紙、そして、本業がイラストレーターである北澤さんのノスタルジックなイラストで、12歳から19歳の多感な時期が描かれている。
2人のやりとりがとっても素敵で、あくまでも幼馴染として、お互いを認め合い、励まし合い、悩みを打ち明け、成長している。
今から30年前に小学6年生だった2人。当時はスマホや電子メールなんてない時代だから、文通が当たり前。だけど、数年後、電子メールが登場するが、2人は文通を続ける。ハルカは文通って特別と言う。「文通って、すごく時間がかかるし、何を書こうか、どう返事しようかって悩むし、便せんや切手を選んだり、郵便局に持っていくのだって」と。
そうそう、私も子供の頃によく手紙を書いた。おしゃれな便せんを買って、限定ものの切手を貼って。それがとても楽しかったな。
それぞれ、進路に悩んだり、友人関係に悩んだり、面と向かってや声のやり取りでは言えないことも手紙には認められる。
手紙ってやっぱりいいんだよなぁ。
今年はチャッピーに頼んで年賀状を作り、LINEで送ってしまった。ちょっと反省。
Posted by ブクログ
幼なじみのハルカとミチオが、日本とアメリカの間で文通しながら中学生、高校生と成長していくストーリー。年代も設定されていて、ふたりは1983年3月生まれ。
世代が自分にどんぴしゃなので、描かれる小物や小ネタになじみがあり楽しめた・・・・というのもあるけど、今のティーンが読んでもきっと、心にひびくと思う。自分の性格、来年のこと、悩みはどの時代も変わらない。仲間と何かを始めること、やりとげることの楽しさも。すぐに反応の来ない手紙という方法だからこそ打ち明けて書けることもあるなと思う。
なにより作者はイラストレーター、あたたかみがありカワイイ、ユニークな絵がたくさんのことを物語っていて、何度も読み返しちゃう。
ふたりを明るい未来へ連れて行ってくれたユニコーンもかわいい!
Posted by ブクログ
北澤さんが16年もアメリカに住んだ経験があることを知って驚いた。ご自身の記憶や経験も生かされているのかなぁ。誕生日も同じ幼馴染のハルカとミチオが、日本とアメリカの離れた地で交わす文通を辿っていく形式で、とにかく全ページのイラストがかわいすぎる。細かなところも見逃したくなくて、じっくり絵を眺めつつ読みました。イラストそのものだけでなく、物語にも少しずつ大人になっていく2人の悩みや不満、親や周りの友達には打ち明けられないようなことが書かれていたり、2人がお互いに特別な関係であることがよく分かって素敵。後半には驚きの展開もあって、最後までとても楽しく読めました。
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