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Posted by ブクログ
古代エジプト、古代中国、そしてマヤと、時代も地域も異なる3人の考古学者が、自分たちの来し方を赤裸々に語った痛快な一冊。
もう四半世紀も前のこと、私は大学院まで考古学を専攻していた。専門は本書の中ではエジプトが一番近い。本書の先生方より下の世代だし、ほんのちょっと齧った程度でしかないが、それでも当時を懐かしく思い出しつつ読み進めた。
そう、確かに考古学はイメージ先行で、実はどういう学問なのかあまり知られていない。本書にもあるように、年中発掘ばかりをしているわけではない。というか、できない。考古学を専攻していた者なら一度は「あーインディ・ジョーンズね」と言われたことがあると思うが、彼はどちらかというと文化人類学者に近い気もする。基本、考古学は地味である。冷たい地面に座り込むので痔主が多い、直射日光で薄毛になりやすい、とよく脅された。そして、野帳とG-SHOCKはマストだった。
本書は外国考古学のお話だが、日本でも発掘はもちろんできる。そして、その土地土地には長年発掘のパートをしてきたベテランがずらりといる。彼らの発掘技術や知識には、学生どころか,そこらの大学の先生でも敵わない。そして、学部の男子学生には、もれなく土嚢運び等の力仕事が待っているのである。
でも、考古学は面白い。それは間違いない。本書を読んでこの学問に興味を持った読者の中から、きっと未来の考古学者が誕生することだろうと思う。
Posted by ブクログ
3人の考古学者が語る、忙し過ぎる日々のエッセイ。
大学での教員としての多忙さ。
その合間を縫って現地へ訪れてからの多忙さ。
でも研究は過酷でも、楽しさと喜びに満ちていた。
・はじめに
・エジプト考古学者の多忙すぎる日常 大城道則
・中国考古学者の多忙すぎる日常 角道亮介
・メキシコ・中米マヤ文明考古学者の多忙すぎる日常 青山和夫
・おわりに――三大陸周掘り記
「考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった」の続刊?
前作では、調査と冒険、面白いと怖いは表裏の関係だったが、
こちらでは“多忙”がテーマで語られている。
大城氏は、大学教員という生業での多忙さを嘆く。
会議に次ぐ会議の多さやイベント。その合間を縫っての
エジプト弾丸ツアー。それでもエジプト行きの多忙さは、
喜々として楽しんでる感がある。
角道氏は、書き出しで自分の専攻の学生を連れての
調査の多忙さを語る。これってツアコンじゃん。
次いで、留学した北京大学での5ヵ月発掘実習のシビアさ。
青山氏は、自分の歩みが中心。
青年海外協力隊の考古学隊員を皮切りに、
ホンジュラス、グアテマラ、アメリカの大学院へ留学、
メキシコ、そして日本と、マヤ文明の石器分析に長い年月を
費やす。分析が多忙で発掘できないと嘆くが、
分析自体には喜々として励む。しかも現地で結婚しちゃうし。
最後の方には日本での大学業務の多忙さと、研究費獲得の
苦労が語られている。
各人共、国情、言語、風習、治安と犯罪等々、
現地ならではの様々な事も多忙の一端となっています。
如何に多忙であれども、青山氏の座右の銘の情熱・愛・希望・
根性は、研究に身を置くものに当てはまるのだと、しみじみ。
加えて、コミュニケーション能力と人脈も大事。
そして、どんなに多忙でしんどく、ラクダや毒蛇、マダニや
蚊に悩まされようとも頑張り、地元の食を満喫する
身体能力とメンタルの高さも、驚かされました。
Posted by ブクログ
考古学にかける先生たちの情熱がハンパない
厳しい自然環境、毒蛇に蚊の大群、命がけともいえる生活さえもやり切ってみせる先生たち、ほんとうにすごいです。
過酷なことに違いないが、伝わってくるのはなんか楽しそう、という感じ。働き方改革とは無縁の先生たちを応援したくなる。
写真にあった、マヤ文字がなんかかわいい
でもさっぱりわからん
文化は共有あってこそ、のものだなと思う
何千年も昔にどんなコミュニケーションがあったのかは興味深い。どんな人が誰に何を伝えたくて書かれたものなのかな。
さて、自分は働き方改革からゆとりを得たとして、どのように過ごすのか、どんな生き方をするのかが問題。有意義な生き方とは、、と考えるきっかけとなった。
〜フレーズ〜
努力を惜しんだために、達成可能なことを実現できなければ悔いが残る。その意味で「我が人生に悔いなし」だ。
相談する前に、自分で解決策の選択肢を考えて、どの選択肢がベストなのかを質問しなさい。
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