ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夜光の階段(下)

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    ネタバレ

    フジ子!!お前もか!信じていたのに、弱いな…笑
    でも最後よくやった!

    幸子は、まぁ殺されるだろうと思ってたし、殺されても仕方ない気はする。
    それにしてもよく次々に殺すね。

    冤罪だとか、世間の都合のいい解釈だとか、本当に怖いね。
    真実を追求しようとする桑山&桜田コンビには頼もしさを感じる反面、偽タクシー運転手を仕立てて騙して証言をとるのはいかがなものか。
    もっと良い方法はなかったかな。

    佐山道夫はどうしたかったんだろう。
    名声?女?金?
    結局どこまでいっても、自力でないから満足できなさそうな気がする。

    岡野さん冤罪晴れるかな。
    岡野さんの奥さんが幸せになるといいな。

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    2026年08月29日
  • 黒岩涙香集 ――明治探偵冒険小説集1

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    『幽霊塔』が読んでみたくて手に取った。

    全体的に明治の探偵小説といった感じで面白かったが、一つだけひっかかったのが地名人名だ。登場人物はみな日本名なのだが、舞台がイギリスだったり主人公がイギリスの名家の人間であるということになっていたりする。
    これは元々がアメリカの作家アリス・マリエル・ウィリアムソンの小説『灰色の女』を翻案したものだかららしい。
    横文字名が浸透していなかった明治期には読者に分かりやすいように名前だけ日本人名に変えることがあるという話は聞いたことがあったので納得はした。
    一方、上記のように本当に名前だけしか変えていないので、原案のイギリス要素が垣間見えるたびに「もうちょっとが

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    2026年08月29日
  • ダイナー

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    読んだの10年前とか…?
    でも、この本を読んだときのことは忘れられない

    面白い、うまい、面白い、うまい。
    あれ、今私ダイナーにいる…?
    口から溢れる肉汁したたるハンバーガーのこの味は…?

    つまり、現実と小説世界の区別がなくなる
    危ない小説というわけです。

    漫画化、映画化、とメディア展開も豊富ですが、
    私は今のところ小説しか知りません。

    全てのキャラが目に浮かび、
    料理は目の前にあって香ってくる。

    私はこんなに美味い小説を他に知らない。

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    2026年08月29日
  • 物語の種

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    読者からの投稿をもとに物語を書いていくというコンセプトの本作。10編の素敵な物語が掲載されている。

    読者からの投稿は、一言であったり長文であったりさまざま。そんな中から、有川先生が花を咲かせて実をつけて、我々読者がそれを味わう。なんという循環だろうか。どの物語も本当に美味で、ほっこり、胸キュン、日常がちょっと彩り鮮やかになるものばかり。コロナ禍で描かれた物語だからか、よりポップで気持ちが明るくなるようなものばかりだった。

    やっぱり有川先生の作品、大好きだ。

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    2026年08月29日
  • 日の名残り

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    読後感がなんとも心地よい。素晴らしかった。

    執事たるもの、紳士たるもの。品格とは何か。

    ありし日に思いを馳せながらも、人生を執事として全うせんとする姿は、とても格好良かった。
    そこにあるのは悲嘆でも、自惚れでもなく、誇りだった。
    すごく、格好良かった。
    終わり方もミスター・スティーブンスらしく、だからこそチャーミングに感じられ、思わず笑顔になってしまう。

    100年前の英国紳士たちやその屋敷の様子を思い浮かべるのも楽しかったな。

    「わたしを離さないで」があまりにも良かったので間を置かずにこちらを読んだのだけれど、これも大好きでした。

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    2026年08月29日
  • 黒牢城

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    おもしろい。
    歴史に明るくない私がこの本を手に取ったのは米澤穂信先生の本だから。
    黒田官兵衛の智慧の凄まじさが伝わる。最後の最後で出てきた子息、松寿丸がのちの黒田長政で福岡を栄えさせた人。

    織田信長に反旗を翻して有岡城に立て籠もる将、摂津守荒木村重が毛利の助けが来ない局面で起こる様々な難事件に翻弄される話。もうだめだ、開城するしかない、という絶体絶命のタイミングで、土牢の囚人である知将、黒田官兵衛に謎を解くように請う。
    “武士の中の武士“ばかりの登場人物たちが交わすヒリヒリするやり取りのなかに、殿への忠誠や家臣への慮りが交錯し、深い尊敬の念も芽生えた。

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    2026年08月29日
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ノンストップで一気に楽しめた。一言で表すなら、「ファンタジック・ミステリー」といったところかな。これぞまさに五条ワールド!

    奇抜な設定に引き込まれながらも、読み進めていくうちにいつの間にか物語の世界にすっかり入り込んでいた。そして終盤で明かされる事実は、私の想像力のはるか及ばないところにあり、病院の待合室で声が出てしまった。

    「そんなところに着地するの!?」という驚きも含めて、最後まで先の読めない面白さを存分に味わえる作品だった。

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    2026年08月29日
  • マリスアングル

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    あっと言う間に一気読み。どっちも読んでいたけど、いいねぇ〜!無駄が一切なくて、絵もしっかりと想像出来てキレイな話。

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    2026年08月29日
  • ウォッチメイカーの罠

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    読書備忘録1015号。
    ★★★★★。
    そりゃ5つですよ。
    だって、ウォッチメイカーですよ。
    だって、シリーズ16作目ですよ。

    ニューヨークの高層ビル建設現場でクレーンが倒れる。
    政治団体から犯行声明が出る。
    上級市民だけが嬉しい高層ビルの建設は即時停止し、パンピー向けの公営住宅を手厚くしろと!
    そしてこの要求が飲めなければ24時間後に再びクレーンを倒すという犯行予告。
    建設ラッシュに沸くニューヨークでは無数のクレーンが稼働している。
    次に斃されるのはどこの現場だ!
    更にクレーンが次々に倒れたら!
    史上最大の危機に晒された市長はライムに捜査を委ねる!

    一方のライム。
    宿敵ウォッチメイカーこと

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    2026年08月29日
  • アルプス席の母

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    ネタバレ

    子供の頃から高校野球ファンで毎年1日だけ夏の甲子園大会を現地観戦しています。一日中、3〜4試合を観戦する中で、選手とともにアルプス席の応援の方たちは入れ替わりしていて、今後それをを見るたびに思い出しそうな作品でした。

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    2026年08月29日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    読みやすく面白く、ほぼ1日で一気に読んだ。さまざまな展開と伏線回収に騙されっぱなしだった。採用にかかわる仕事をしている人は特に楽しめそうな1冊。

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    2026年08月29日
  • ソウルケイジ

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    ソウルケイジ
     姫川玲子シリーズ2作目長編。
    河川敷に放置された車の中から血塗れの左手首が発見される。近くの工務店のガレージが血塗れであり、被害者は工務店の主人である事が場判明する。
     姫川は「ストロベリーナイト事件」で殉職した部下を思い出しつつ捜査に望む。菊田との関係も曖昧なまま。彼女の弱さ、強さなど、人間的な魅力がさらに増した作品である。
     今回も日下といった新しい警部補が登場し、何故か姫川は日下のやり方含め相入れない様相だが、一方日下はロボットの様な人物かと思いきや、家族の問題に葛藤したり、姫川の捜査方法を危うく感じながらも一部認めている部分もあり、彼の魅力も充分に伝わる。
     今までの登

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    2026年08月29日
  • あしなが

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    あきやまただしさんの絵本。はなかっぱは、今でもテレビで放送してるのかな?そのほか、へんしんシリーズ、たまごにいちゃんシリーズ、まめうしシリーズと、たくさんの代表絵本があります。
    うわさ話って、日常生活において、私たちに一生ついてまわるものです。
    この絵本の登場人物は犬。実にユーモラスに描かれているけど、ヒヤッとリアリティに富んだ絵本です。うわさ話から始まり、その人のちょっとした思い込みや偏見などで、一瞬にして相手の見方や状況が変わることが私たちにも通じるところです。
    大人も子どもにも良いなと思う絵本。

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    2026年08月29日
  • きみがなきあと

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    人生の後半戦にさしかかった
    人間には、刺さる言葉多数。

    いろいろなしがらみがあり
    求められる役割があり
    それでも、自分の理想もある、
    そんな中であがく主人公が
    とても魅力的。

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    2026年08月29日
  • 傷痕のメッセージ

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    ネタバレ

    医療×警察ミステリは読むの初めてなことに気付いた!
    一気読みという言葉がまさにピッタリで続きが気になりすぎて止まらなかった。
    最後はひっくり返される系!
    文庫の表紙ではわからなかったけど単行本の方の表紙を見てなるほどと思った。

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    2026年08月29日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かったです!

    小川哲さんの本は初めて読みました。前情報なく読み始めたので、プロローグから「これは私小説?」となったけど、『三月十日』なんかは「え?ミステリーなの?」とか、いろいろ想像しながら読んでました。

    帯に書かれていた「承認欲求のなれの果て」を読み終わった後に見て、「あぁなるほど!」と。

    誰かに認められたくて虚構を作り出し、その虚構に盲信する信者がさらなる虚構を作り出す。『サピエンス全史(上)』の認知革命でサピエンスは虚構によって考えられない数のサピエンスが協力できるようになったとあったけど、まさに人間だけの営みだなと感じました。

    『革命前夜』では、純真無垢な子どもたちが洗脳さ

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    2026年08月29日
  • エピクロスの処方箋

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    前作が良かったので期待して読み始めたが、ハードルが上がってるのに、さらに上回る良さ!これは手元に置いておきたい本。マチ先生が哲学と呼ぶ、人生の理念のようなもの。軸が常にぶれない。医療が人を治すのでなく人が人を治す。努力で、何事もできるようになるなどとは傲慢というのに同意。ある程度、そもそも、その事柄には優位性を持って生まれているのだという事を手先の器用さを遺伝と伝えつつ、努力したから手に入れたと思えるほど世の中甘くないと…本当にその通り。ままならない事だらけ、人間無力さばかり。あらがえない、誰のせいでもない。そういうことを語りかけてくれる。人の生き死にだけはどうにもならないと、父の死やナカナカ

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    2026年08月29日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    心温まる恋愛コメディ。先輩の不甲斐無さが人間味があって親近感がわく。
    ところどころ難しい言葉が使われるけど、文のテンポが良くスラスラ読める。

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    2026年08月29日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    日常の愛おしい幸せが伝わってくる一冊だった。見開きいっぱいのオレンジ色が、これまたなんとも温かい気持ちにさせてくる。1回目は単色だったが、2回目は色が重なりあって濃くなっており、幸せの層が厚くなったんだと伝わった。soupyさんの挿し絵か、は、人間のぬくもりが伝わってきた。
    内容では、後半は息子さんとの日常(赤ちゃん〜高校生?)が描かれていた。子育てエッセイなのかもしれないが、何気ない瞬間の温かみを振り返らせてくれる本だと感じた。紙で手元に置いておきたい。

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    2026年08月29日
  • みんなの短歌

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    「短歌にしたら、この一瞬がもっといとおしくなる。」

    孫が産まれて、息子や娘の生まれた頃の写真を見た。

    これから、息子は、孫の写真をたくさん撮るだろう。スマホで手軽に動画も撮れるようになった。ぜひ、動画には、自分の声も録音してほしい。
    写真には、自分の感情は写らない。
    短歌とその背景、短歌が上手く作れなくても、背景も文章にしておけば、ずっとリアルにその当時に戻れるだろうね。

    俵万智、ミキティ、横澤夏子ファンです。

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    2026年08月29日