ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • デスチェアの殺人 下

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    タイムマシンが欲しい
    いやタイムマシーンか
    違うタイムマスィーンって今そこのこだわりどうでもいいねん!

    人生でこれほどまでにタイムマスィーン(マスィーンに落ち着いたらしい)が欲しかったことがあっただろうか
    いやない

    では、なぜそれほどまでにタイムマシーン(マスィーンどこ行った)が欲しいのか説明しよう

    一年後に飛んでワシントン・ポーシリーズの第7弾を読むのだ!
    本国ではもう出てんじゃね?とかいう意見はいらない
    ロマンって知らんのか?

    もう、ほけ〜っとしたわ
    なんかもう読み終わった時に全身の力が抜けたわ
    とんでもない傑作やないか!
    でもってとんでもなく次回作が気になるやないか!!!

    前々

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    2025年12月06日
  • ハサミ男

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    再読。正直全体の8割くらいまではつまらないです。最初の時は何でメンヘラデブの鬱話を延々と読まないといけないんだろ…となって飛ばし読みしたし、今回も2周目で伏線を拾う楽しみがあるのに展開が退屈すぎてページがなかなか進まない。
    ただ残り2割のネタばらしのところからものすごく面白いというか私のヘキにぶっ刺さるので+100000000点。

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    2025年12月06日
  • 陸王

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    池井戸さんの代表作によくみられる、次々に課題にぶつかり、競合相手あり、金融機関とのやりとりありで、同じような構図なんだけど、面白いんだよね。不思議。
    他の作品より、嫌な奴が少ないのがいいのかも。

    また、こばせ屋のチームワークというか結束に小さな感動が何度もきて、電車でハナを啜ってしまった

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    2025年12月06日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    ネタバレ

    とても温かい
    幸せな時間というのは、終わっただいぶ後に気づくものなのかな。
    絶賛子育て中の今の自分をいつか羨む自分がいるのか

    以下、心に残った言葉

    子どもを育てていた時期が、人生で一番充実した時期だったと思う。日々目が回るほど忙しかったし、責任で押しつぶされそうで大変だったけど。

    生きてるということはたまたま命を与えられただけ、世界全体からしたら命は小さい。だけど私たちにとっては全て。命を精一杯感じること。それがどんなに幸せなことか、森を歩くたびに思う

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    2025年12月06日
  • 向日葵の咲かない夏

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    自分的キモミスのNO.1。名作だが人には勧めにくい、でも面白い。初めて真相を読んだ時の衝撃はぶっ飛んでましたね。相当人を選びますが、伏線回収は気持ち悪くも美しく、ミステリ好きなら一度はてに取ってほしい一作。

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    2025年12月06日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    競馬は全くわからないし、興味もなかったけど、それでも面白かった!
    たぶん特に泣く場所ではないのに、途中何度か涙腺が…この流れでドラマの第一話も観たけど、ドラマも良い

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    2025年12月06日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    ネタバレ

    万里子に繰り返し「なんでそんなもの持ってるの」と言われる、あの綱。
    あれは景子の首に掛かるものだったのか。
    佐知子の記憶が現在の心境によって揺らがされていることに気づいてハッとさせられた。

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    2025年12月06日
  • この世をば(下) 藤原道長と平安王朝の時代

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    伊周、隆家の凋落に始まり、一条帝への彰子入内、定子出産、二后定立、定子の死亡、彰子敦康親王を引き取る、御嶽詣で、妊娠、2皇子の出産から、一家から太皇太后、皇太后、皇后の三后が立てられるまで。道長の栄光の人生。

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    2025年12月06日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    杉原千畝と平井太郎、江戸川乱歩。空想だけど二人が出会ったら。早稲田。かけそば。カツ丼。ランポとセンポ。地元同じ。友人。史実とフィクションが入り混じる。書けない乱歩。外交官として優しすぎる千畝。過去に邂逅。二人とも誰かのために。

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    2025年12月06日
  • 掬えば手には

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    人のために動けるっていうのはすごい能力。
    よかれと思ってした行動やかけた言葉で逆に自分が傷つくこともあるのに相手のことを想えるなんて。

    普通ってなんだろう。
    たぶん多くの人が自分は普通だと思ってて、周りからの評価や言葉でキャラクターができていく。
    だから場所によって、一緒にいる人によって、その時々で違う自分がいるんだけど、全部間違いなく自分で。
    答えは出ないけど「少なくとも俺にとっては普通じゃない」そういうことかな。

    今回も泣かずにはいられませんでした。
    いつも通り最後の数ページで、さすが瀬尾さんです。

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    2025年12月06日
  • 赤と青とエスキース

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    一枚の絵を巡るラブストーリー。
    一言、素晴らしかった。

    『エスキース』本番を描く前に構図を取るデッサン。いわゆる下絵のこと。
    そう名付けられた一枚の女性の絵。
    そのエスキースと名付けられた絵を背景に、物語は語られていく。
    4つの短編。そして最後に用意されたエピソード。
    始まりは、メルボルンに留学中の女子大生レイが
    現地に住む日系人のブーと出会うとこから始まる。
    彼らは期間限定の恋人として付き合い始め、
    ブーの友人の画家の頼みでレイの絵を描くことになる。
    そして遠く離れた日本でその『エスキース』と出会うことになる額縁職人。
    弟子だった漫画家が賞を受賞し、自分を追い越していったベテラン漫画家。

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    2025年12月06日
  • 殺し屋の営業術

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    無茶苦茶面白かったです!

    トリック(謎)の明らかな飛躍もなく、違和感も殆どなく受け止められました!

    タイトルからは、どんな内容なんだろ〜と想像ができませんでしたが、序盤から主人公の人物像が解りやすく固められていき、読んでいくうちに次の展開が気になって気になって仕方がなくなります。紆余曲折がしっかりある途中もハラハラして素敵ですし、ライバルも大変魅力的なんですが、ラストがまた最高なんです!

    ストーリーの展開とボリュームを考えると、映画化は間違いないのではないでしょうか。内容を削ることなく、相当良い映像が出来上がることを祈念しております。
    皆様も、「原作を楽しむ▷ファンとして映像での表現を楽

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    2025年12月06日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    ネタバレ

    人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

    古書店巡りしてたときに偶然見かけて、
    普段なら買わないジャンルなのですが妙に目が惹かれて、

    購入。
    読み、泣きました。

    実話であり、できる限り感情を省いた記録だと著者が心がけており、
    それでも滲み出る「この子が愛おしかった」故の表現の数々に私はとても嬉しくて……。

    内容ですが、
    戦時中、あるピアニストの婦人が拾ったスズメの記録です。

    12年生きたスズメの生涯について、
    老いて大病を患った彼の傍らで、思い出を語ってくれています。

    小鳥と暮らしたことのある人なら
    共感や想像が簡単だと思います。

    首にぴったりくっついて同じベッドで眠るな

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    2025年12月06日
  • 愛について

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    ネタバレ

    「己自身のごとく、汝の隣を愛すべし」

    隣人愛として有名なこの一節がメインに据えられた上で、
    キリスト教における愛とは何か、
    隣人とは何か、
    己自身のごとくという言葉の意味、
    愛「すべし」という命令に含まれる意味

    など、深く考察していきその困難さを語る本です。
    キリスト教とキルケゴールを浴びれます。

    テーマが分かりやすいのでかなり読みやすい!
    隣人愛についての前提知識があるとさらにわかりやすい気がします。
    あとこれ調べても偽名出てこなかったから、この本の内容部分は本名名義で書いたんだと信じます。

    そういう意味でもキルケゴールっぽさを浴びたい人に最初に勧めたさがあります。
    代表作「死に至る

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    2025年12月06日
  • 新編 銀河鉄道の夜

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    ネタバレ

    ようやく読みました。

    以下表題作について。

    序盤:おお、余り居心地よくないね……これどうなるんだろうな。おいザネリお前。お前。おまえら。
    中盤:銀河鉄道だーー! 幻想的。大学士に思わずときめき鳥捕りがなんか、何か好き。私もその鳥食べたい。
    終盤:まあ死後の世界的なあれだと思っ、まって。待って? 待って。待ってわかってて覚悟してるのになんか。え? なんか凄いわかってたのにハラハラする。まって。お父さん。お父さん帰ってくるのあのあのあのあのあの、さぁ!!!!!!!!!!

    ジョバンニの不幸は「父親が帰ってこない/仕事による疲労/ザネリという馬の合わない存在」が原因なのですが、父親が金持って帰っ

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    2025年12月06日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    美人OLが、メッタ刺しにされ、焼死した状態で見つかった。その真相を、関係者による証言から追う話。犯人だろうと追っていた人と実犯人が全く違っていてええーっとなったが、お話的には面白かった。人がどう思っているのか、心の中はわからないなぁ。怖いですね。

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    2025年12月06日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

     「へぇー、小川哲の新書かぁ」って思って帰って改めて見てみたら、「現代新書」ではなかった。
     しかし、内容は、『……の哲学』と後に付けたくなるような1冊だった。自明のこととして済まさず、「作家」が関わる様々な者・物・モノとあらためて考えてみる。
     価値を決めのは他者――当たり前のことではあるが、それを突き詰めることは実は少なかったと気付かされる。 

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    2025年12月06日
  • わたしの知る花

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    平の人生は幸せだったのかなと最初にまず考えた
    それは平にし本当のところはわからないけれど、愛する人が幸せそうに生きているところを見て側にはいられないけど、その幸せな生活を祈って日々生きていたならきっと幸せな人生だったんだろう
    辛いことも多い平だったけど、その途中で花や絵が側で彩りを飾ったのだろう
    最後はホロリと泣いてしまった

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    2025年12月06日
  • カルトのことば なぜ人は魅了され、狂信してしまうのか

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    カルト宗教とカルトに類したもの(会社、マルチ商法、精神性の強いフィットネス)はどう支配を始めるのか。それは言葉である。
    言葉はすぐに変えやすく、繰り返すうちに意識が変わってくる。想像から始めて、どんどん自己変革できるように。
    "魔法"を解くタイミングが自分に任されているか、そこは大きなポイントだ。
    既存宗教という大きな集団から人々が離れそして人生の中での終わりなき選択に晒される今、何にも寄る辺なく生きるのは結構難しいからこそ、そういったものに心を奪われるのも宿命かもしれない。からこそ奪われきらないように"自分"を生きなければならない。

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    2025年12月06日
  • ジジイの昭和絵日記

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    多くの文学作品の挿絵や『本の雑誌』の表紙を創刊から描いているイラストレーターによる、戦後に生まれた一人間としての回想録・自伝です。
    戦後は戦中と比べれば遙かに平和でありながらも影を引きずる時代であり、名古屋生まれの東京・千葉育ちである著者は都市部で青春を謳歌しました。
    新宿っ子と中野っ子の喧嘩(遊びの範囲)も今の子供たちには見られないものであり、この時代の東京の息吹を感じられました。
    当時の若者が関りを持ちやすかった共産主義団体の回想が多いのですが、読者の年代によって懐かしんだり驚いたりと感じ方が異なると思います。
    実際に本人が見て聞いて、一所懸命に生きてきた時代が綴られており、それ故に文章に

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    2025年12月06日