小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
2026/7/11
初バレンタイン
この作品のテーマは甘い記憶。
何もかも初めてで、しどろもどろになって、うまく出来なくて、その時は一生懸命で…
そんな純粋な大切な甘い記憶を、テーマにされていると感じた。
読後なんだか、寂しい気持ちになった。
特に最後、「…もうすぐ夫になる人の腕に腕を絡ませる。」が切ない。昔の甘酸っぱい鮮明な記憶を思い出したのに、今は違う人を好きになり結婚しようとしているとろこが切ない。
初めての彼氏に本を送ったあとの、彼の本に対する感想、反応が載っていない。
→あくまで自分の変化がテーマ?
「本当に人生が変わったとしたら、…その本をだれかのために選んだときかもしれな -
Posted by ブクログ
40歳からはじめる、仲良し女三人組のルームシェア!
バリキャリ、作家、そして子育て卒業離婚の元主婦……境遇のまったく異なる三人がすごく自然に馴染んでいるのは、高校の同級生だからなんだろうなと感じました。
高校時代の友だちって、すごく特別なんですよね。
まだ「将来」がずっと先にあって、でも受験を経てなんとなーく近しい価値観の仲間が集まる特別な場だったなぁと懐かしく思います。
素のままの自分で付き合える友だちと一緒に暮らすのはとっても楽しそう!
さらに「朝ごはんは当番制で、みんなで一緒に食べること」という素敵なルールがあれば、軽やかに人生を生きていける気がします。
夢の詰まった一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ旧訳版で2回、ジュニア版(HJM)に続いて、今回で四読目。先日のNHKのドラマ版も視聴済み。犯人も展開もよく分かっている状態なので、今回は文章自体にフォーカスして読めた気がして、満足感が非常に高い。ストーリー展開が完璧すぎるだけでなく、絶妙な死体発見の状況やその描写もじつにフェア。あとから読み返せば、犯人はその人物しかありえないと分かるのに、初読時にはなかなか気が付かないよね。描写が本当にうまい。あと、『十角館の殺人』を読んだときにはすっかり忘れていたけれど、告白文を瓶に詰める展開を見て、『十角館』はこれのオマージュだったのだなと改めて腑に落ちた。直前にHJM版で読んだばかりだったので、同じ訳
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Posted by ブクログ
ネタバレとてもよかった。私の身体や心によい小説。
もういちどはじめから読みたいと思う小説はほぼないけど、これはもう一度読みたい。
輝ける仲間たち、前から好きだったが、ますます好きになれた。
鮮やかにつぶさに情景がうかぶ。
朝市で「いいね」と目を輝かせる人々と後に続く大蔵大臣。
ねえやの目を通して、その時代の新しい価値観が生まれる瞬間を味わえた。
「グロリアソサエテは三人だけじゃない。奥様、家族、そしてたくさんのひとの心が光を放っている。」と沖縄で思うねえやの佇まいもとても美しい。
10年も前になるが、壷屋で自分で探して買い求めた小皿たちがある。毎日使いながら日々の暮らしの中に用の美を感じられて豊か -
Posted by ブクログ
【要約】
戦国を駆ける信長の強さは、敵味方の心理を読み解く緻密な洞察力と、時流を捉えて自発性を促す「捨身の見識と力」にある。相手を救う嘘や、あえて難題を課して部下を奮起させるなど、一見非情な合理性の裏には、驚くほど人間の機微への深い理解が隠されている。
【感想】
以前は信長を単なる冷酷な天才と思っていたが、本作の、相手の立場を徹底的に考え抜いた上での人心掌握術に深く感銘を受けた。勝って誇らず敗れて乱れず、強い理性で意地を貫く登場人物たちの生き様から、日本人としての心の機微が痛烈に伝わってきた。
【アクション】
相手の真意や感情を事前に深く洞察し、状況に応じて自発的な行動を促すアプローチを意識し -
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ネタバレ芥川の晩年の作品のうちの一つ『歯車』を読んで感じたのは、霊的なものや人間そのものの怖さといった類いではありません。ただただ、言葉では表現しがたい不気味さを孕んだ闇でした。
『歯車』は全6章から成る作品ですが、第1章の「レエン・コオト」からして、とにかく気味が悪いのです。実際に読んでみると分かりますが、この作品は、言葉の水面下にイメージを結びつけることが非常に巧みです。まず「レエン・コオト」というキーワードそのものに、どことなく不吉な気配を忍び込ませておき、章末の一節でその正体を明かすことで、読者の胸に積み上げてきた不安を一気に噴き出させます。
もちろん、視覚的な表現も見事です。第6章終盤の -
Posted by ブクログ
作者の本が読みたくなって書店に行き、平積みでなく棚に並べられているものを見つけ、何気に手に取った1冊でした。
宝石とか全く興味もないし、正直期待していなかったのですが、読み始めて一気に引き込まれてしまいました。
帯にあった頼任が初めて指輪をプレゼントしようとしてクロエが「いや、ごめん要らんわ、これ」と返すエピソード。
誰にもオモネラナイ主人公の魅力が、いきなり刺さりました。
また、登場人物一人一人のキャラが立っていて、スッと入ってくる感じ、サスガです。
作中に出てくる宝石については、私の力不足で作者のち密な表現によっても?でしたが、各章末にインスタとリンクされた画像とコメントがあっ