小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
タイムマシンが欲しい
いやタイムマシーンか
違うタイムマスィーンって今そこのこだわりどうでもいいねん!
人生でこれほどまでにタイムマスィーン(マスィーンに落ち着いたらしい)が欲しかったことがあっただろうか
いやない
では、なぜそれほどまでにタイムマシーン(マスィーンどこ行った)が欲しいのか説明しよう
一年後に飛んでワシントン・ポーシリーズの第7弾を読むのだ!
本国ではもう出てんじゃね?とかいう意見はいらない
ロマンって知らんのか?
もう、ほけ〜っとしたわ
なんかもう読み終わった時に全身の力が抜けたわ
とんでもない傑作やないか!
でもってとんでもなく次回作が気になるやないか!!!
前々 -
Posted by ブクログ
一枚の絵を巡るラブストーリー。
一言、素晴らしかった。
『エスキース』本番を描く前に構図を取るデッサン。いわゆる下絵のこと。
そう名付けられた一枚の女性の絵。
そのエスキースと名付けられた絵を背景に、物語は語られていく。
4つの短編。そして最後に用意されたエピソード。
始まりは、メルボルンに留学中の女子大生レイが
現地に住む日系人のブーと出会うとこから始まる。
彼らは期間限定の恋人として付き合い始め、
ブーの友人の画家の頼みでレイの絵を描くことになる。
そして遠く離れた日本でその『エスキース』と出会うことになる額縁職人。
弟子だった漫画家が賞を受賞し、自分を追い越していったベテラン漫画家。
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Posted by ブクログ
無茶苦茶面白かったです!
トリック(謎)の明らかな飛躍もなく、違和感も殆どなく受け止められました!
タイトルからは、どんな内容なんだろ〜と想像ができませんでしたが、序盤から主人公の人物像が解りやすく固められていき、読んでいくうちに次の展開が気になって気になって仕方がなくなります。紆余曲折がしっかりある途中もハラハラして素敵ですし、ライバルも大変魅力的なんですが、ラストがまた最高なんです!
ストーリーの展開とボリュームを考えると、映画化は間違いないのではないでしょうか。内容を削ることなく、相当良い映像が出来上がることを祈念しております。
皆様も、「原作を楽しむ▷ファンとして映像での表現を楽 -
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ネタバレ人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯
古書店巡りしてたときに偶然見かけて、
普段なら買わないジャンルなのですが妙に目が惹かれて、
購入。
読み、泣きました。
実話であり、できる限り感情を省いた記録だと著者が心がけており、
それでも滲み出る「この子が愛おしかった」故の表現の数々に私はとても嬉しくて……。
内容ですが、
戦時中、あるピアニストの婦人が拾ったスズメの記録です。
12年生きたスズメの生涯について、
老いて大病を患った彼の傍らで、思い出を語ってくれています。
小鳥と暮らしたことのある人なら
共感や想像が簡単だと思います。
首にぴったりくっついて同じベッドで眠るな -
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ネタバレ「己自身のごとく、汝の隣を愛すべし」
隣人愛として有名なこの一節がメインに据えられた上で、
キリスト教における愛とは何か、
隣人とは何か、
己自身のごとくという言葉の意味、
愛「すべし」という命令に含まれる意味
など、深く考察していきその困難さを語る本です。
キリスト教とキルケゴールを浴びれます。
テーマが分かりやすいのでかなり読みやすい!
隣人愛についての前提知識があるとさらにわかりやすい気がします。
あとこれ調べても偽名出てこなかったから、この本の内容部分は本名名義で書いたんだと信じます。
そういう意味でもキルケゴールっぽさを浴びたい人に最初に勧めたさがあります。
代表作「死に至る -
Posted by ブクログ
ネタバレようやく読みました。
以下表題作について。
序盤:おお、余り居心地よくないね……これどうなるんだろうな。おいザネリお前。お前。おまえら。
中盤:銀河鉄道だーー! 幻想的。大学士に思わずときめき鳥捕りがなんか、何か好き。私もその鳥食べたい。
終盤:まあ死後の世界的なあれだと思っ、まって。待って? 待って。待ってわかってて覚悟してるのになんか。え? なんか凄いわかってたのにハラハラする。まって。お父さん。お父さん帰ってくるのあのあのあのあのあの、さぁ!!!!!!!!!!
ジョバンニの不幸は「父親が帰ってこない/仕事による疲労/ザネリという馬の合わない存在」が原因なのですが、父親が金持って帰っ -
Posted by ブクログ
多くの文学作品の挿絵や『本の雑誌』の表紙を創刊から描いているイラストレーターによる、戦後に生まれた一人間としての回想録・自伝です。
戦後は戦中と比べれば遙かに平和でありながらも影を引きずる時代であり、名古屋生まれの東京・千葉育ちである著者は都市部で青春を謳歌しました。
新宿っ子と中野っ子の喧嘩(遊びの範囲)も今の子供たちには見られないものであり、この時代の東京の息吹を感じられました。
当時の若者が関りを持ちやすかった共産主義団体の回想が多いのですが、読者の年代によって懐かしんだり驚いたりと感じ方が異なると思います。
実際に本人が見て聞いて、一所懸命に生きてきた時代が綴られており、それ故に文章に