小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
カポーティが紡いだ文章はそれがこの世に顕現したこと自体に畏怖を感じるレベルであり間違いなく唯一無二の作家なのだが、雰囲気先行すぎて内容が今ひとつ頭に残らないことも多い。
その点この「草の竪琴」はプロットが非常にわかりやすく、それでいて文章の魔術的な魅力は他に劣らないため、これが個人的にカポーティの一番好きな作品である。
文章を読んでいてその恐ろしい完成度の高さに打ちのめされた体験は思い出す限りでは夏目漱石の「門」の二人が恋に落ちる場面が真っ先に思い浮かぶが、この草の竪琴いちばんの見せ場である雨の降る森のシーンは、久々にこの打ちのめされる感覚を味わった。あまりに文章が上手すぎる。この美しさをぜ -
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ネタバレ再読。大好きな小説。
優しさってなんだろうと思うし、結局人は表面的な部分しか見れないのかな。
自分が物語の中にいて、更紗に打ち明けてもらったら受け入れられるのかな。と色々考えさせてもらった。
読んでる間ずっと苦しい〜
けど友達でも家族でも恋人でもない。文と更紗が文と更紗であるための存在。お互いがそう認識して共に生きていく姿。
2人はこの先も辛いことは続いていくんだろうけど、こんなにも求め合える存在がいることに羨ましさも感じた。
亮くんも〜暴力は絶対ダメだけど〜辛いよ〜
結局心で人と繋がれないって悲しい。
文がカフェの名前を「calico」にした理由が良すぎませんか。更紗の名前をすごく綺麗 -
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2010年代に世界(特にイタリアと北米)でベストセラーとなった「ナポリの物語」の第1巻「リラとわたし」。
1940年代生まれのリラとレヌー(語り手)の子供の頃からの友情の物語。
二人ともナポリの貧しい町で育ち、小学生の頃からリラは物凄く悪い子だったが物凄く頭が切れ、想像力豊かで、レヌーはずっと憧れ、追いかけ、ライバルでもあり、大親友であった。
リラはどれくらい悪い子であったかというと男の子と石を投げ合って喧嘩したり、ナイフを忍ばせているレベル。大人たちの世界も殺人疑惑とか?で亡くなったり、片足や指が飛ぶほどの大怪我を負ったり、不倫事件などで頭が可笑しくなったり、借金の取り立てなどで恨み -
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大塚英志の『キャラクター小説の作り方』を思い出した。
魅力的なキャラクターたちがこの小説の真髄ではないだろうか。まじめな馬締さんがまあ主人公なんだろうけれど、読む人によっては馬締さんよりも軽薄な西岡さん、想像力を刺激しまくる香具矢さん、初々しさが印象的な岸辺さんと宮本くんの関係、松本先生の生き方に共感したり、好意を持ったりする人も多いのではないだろうか(ところどころでいい味出してくる佐々木さんも忘れがたい)。
この小説が高い評価を受けるのはどんな人が読んでも、どこかに好きになれるキャラクターがいるからだろう。そして恐らく読み返すたびに好きなキャラクターも変わっていくのではないだろうか。
次回手 -
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ネタバレ言葉の力で世を変えたい――。
新しく赴任してきた太守の令息・季明との出会いにより、平原城で暮らす兄妹・張永と采春の運命が動き出す。
濁流のような乱世に平穏な日々や大切な人達が呑まれていく中で、張兄妹が下す決断とは――。
※以下ネタバレあり※
■総括
理不尽な現状に抗う勇気の物語だった。
武力での支配を厭わない安慶緒に顔季明が「一字、震雷のごとし」と説くシーンが物語後半で安慶緒までもが心変わりするきっかけになっており、散っていった季明の遺志が各登場人物の胸に受け継がれていると分かる物語後半は特に感動した。
各章の感想
■序章
季明が輩を説得するのではなく悪意を削ぐのが巧みな話術に表れていて
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