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白鳥が燃やされる事件。子牛が焼き殺される事件。イースタの周辺では奇妙な事件が続いていた。頭のおかしい人間の仕業なのか。動物虐待か。さらに女性が行方不明になったとの通報が入る。だが驚いたことに、リンダのいなくなった友人アンナの日記に、行方不明の女性の名前があったのだ。ふたりはどこで繋がっていたのか。リンダの不安は増すばかり。調べているうちに、行方不明の女性の乗っていたベスパを見つけてしまった。娘の勝手な行動に父クルトは怒りを爆発させる。人気の刑事クルト・ヴァランダーが父娘で難事件に挑む。全世界で4000万部突破! 北欧ミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ。
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Posted by ブクログ
「霜の降りる前に」はリンダの心境
秋になると霜が降りる。
秋になるとリンダは警察官になる。
“霜が降りる前”のリンダの心の揺れが、先の見えない世の中で生きていく“勇気”を見せてくれる。
親子というのは“ことばが無くてもわかり合える”とよく言われる。でも、余計なことばでキズつけ合うのもまたよくあること。特に父と娘は難しい。
ヴァランダーとリンダ、これまで幾たびキズつけ合ってきたか。
人は嫌なことをたくさん抱えて生きている。
頑固で欠点だらけのよく似た親子だが、信じていることに迷いはない。
宗教団体の集団自殺や私刑は実際にある。
宗教団体によるテロは過去日本でもあった。
“信じる”ということと“盲目”ということは、全く違う。
面白い物語の中に、相変わらずいろいろ考えさせられるシリーズ。
今回、巻末の“訳者解説”は見逃せないから、ぜひ……。
Posted by ブクログ
はい親子鷹ヴァランダーとリンダの「善なる人々」との闘いは一応の解決をみました
うーん、難しいテーマだね
いやでもやっぱり「宗教」って怖いって思っちゃうよね
何十人時には何百人あるいはもっと多くの人の命を奪うことが「善いこと」に変換されちゃうことがある
なんの躊躇いもない
もちろん「宗教」の持つ力が真の意味での救いをもたらすこともあるわけで
あーでも「善き人々」は不信心者の命を奪うことで救われるのか
ダメだーぐるぐるだー( TДT)
よし、とりあえず一旦置こう
リンダよリンダ
娘よ
あー娘よ
今回のことで分かっただろう
君のお父さんはめちゃくちゃかっこいいのだよ
確かに腹回りは太くなる一方だとしても
今後はお父さんを見習ってだね
君も警察官として市民の生活を守るためにがんばりたまえよ!(立ち位置謎)
Posted by ブクログ
クルト・ヴァランダーの娘リンダが主人公。警察官になる直前の事件を父と共に追いかける。今までのシリーズで時々出てくる娘リンダは、いつも情緒が不安定でフラフラしているイメージしかなかったが警察官になるとはびっくり。彼女の両親に対する、愛情や軽蔑がない混ぜになった感情がリアルで、意外と似たもの同士である父娘のやり取りにくすっと笑えてしまう。娘の容赦のない父の描写が特に面白く、クルト・ヴァランダーという人間の輪郭が際立ち、やはり彼はヒーローになりきれないなあと感じる。そこが良いのだが。
そうそう事件はカルト宗教がらみになるが、いつもな感じで面白かった。作者が亡くなってしまったので、ヴァランダーシリーズも終わってしまうのが悲しく、長らく積読状態だったが、すでに7年経っていた。今年こそ読んでしまおうと思った。
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