【感想・ネタバレ】坂の上の雲(六)のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

▼旅順を、あっという間に落としてしまう児玉さん。ここンところの描き方は天晴。ヤクザ映画の終盤のような、カタルシス。▼当然、戦闘ではなくそこに至る人間模様が滋味深い。確実に「坂の上の雲」で司馬さんが書きたかったことベストテンに入るくだりであろう。▼それにしても、たかが紙に文字がいっぱいあるだけなのに、...続きを読むそこに未知の山河で右往左往する幾万の軍勢が、その足元の凍てつく寒さまで感じられる。割と突き放した「半ルポルタージュ風」なのに。取材の情熱と、話題の並べ方。それに加えて、「感情的にならぬよう」と自分に叫びながら溢れ出ちゃう書き手の思い入れ。▼そうか、敢えて言えば「戦争と平和」トルストイ。アレも読み終えた途端に再読を夕日に誓ったものスゴイ小説だった。

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Posted by ブクログ 2023年10月13日

ハワイ旅行における旅のお供として読んだ本。

いよいよ、日露戦争における終盤戦、奉天会戦へ。
そこにはただ純粋に戦力のみで勝つという話だけで無く、政治や戦術など、様々なものが絡み合って終盤へと紡いでいく。
一つ一つの話をもっても人の模様や歴史背景が丁寧に、そして臨場感もって描かれており、スッと引き込...続きを読むまれていく。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月18日

本筋の満州での会戦。陸軍のダメダメなところは旅順だけじゃなかったのね。極寒の地で薄氷を踏むような戦い。好古に同情する。サイドストーリーのヨーロッパ諜報戦、インド洋のバルチック艦隊奮闘記も佳境で次の巻に続く。

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Posted by ブクログ 2022年06月18日

日露戦争の陸軍のジリジリとした展開からいよいよ佳境に入ってきました。
攻防が手に汗にぎる感じが伝わります。
次巻に期待。

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Posted by ブクログ 2019年02月10日

ここまで深く掘り下げられると、1つの出来事としての戦争だけに留まらず、歴史の背景から実際に起きたことまで、非常に多くのことを学び取れる。内容的にも非常に面白く、一気に読み終えてしまった

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

 満州の地で冬営を意図し、決戦はまだ先だと予想していた日本軍に冬将軍を味方にしたロシア軍が大挙して押し寄せる。秋山好古率いる騎団はいち早く情勢をつかんで、司令部に情報を送っていたがことごとく無視される。旅順を落とした日本軍のおごりが招いた危機だった。
 
 この巻では諜報戦に大きくページを割いている...続きを読む

 この頃ヨーロッパで諜報活動をしていた明石元二郎は各地の反ロシア勢力に潤沢な資金を与えては扇動を繰り返した。とはいっても彼が優れた諜報活動の能力を持っていたわけでなはく、どうやらロシア皇帝に対する積年の恨みを晴らしたいという意識が充満している国や土地では、皇帝に喧嘩を挑んだ日本人に共感を持つ人びとが多かったらしく、行く先々の反皇帝組織で協力を取りつけられたというのが実情のようだ。いづれは自壊することを運命づけられた帝国の時間を早めるために奮闘したようなものだ。スパイというスマートなイメージより熱血的な地下活動家という方が実情に近い。

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

すごい読み応え。ヨーロッパでの諜報および革命煽動活動、バルチック艦隊のドタバタな重労働、バルチック艦隊を迎え打つための周到な訓練、奉天会戦に臨むそれぞれの立場の決意や駆け引き。
世界が注目しているということがひしひしと感じられる。
不謹慎だけどこれくらいの士気での仕事がしてみたい。

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

話が横道に逸れだし、物語に冗長さが出てきたが日露戦争が佳境に入ってきた。ウクライナ侵攻中の現代に読んでいるせいかどうしてもロシアを偏見じみた目線で見てしまうが、自分の感覚を大切に次巻に進みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月15日

ついに最後の巻を読むに至った。いい調子で読んでいたけれど、やっぱりこの話の脱線ぶりというか余談ぶりには全く閉口する。沖縄の漁師がバルチック艦隊を発見してそれを軍部に報告するまでの過程にくだくだと紙面を割くことの悠長さは腹さえ立ってくる。この本を手に取る読者のほとんどの人が読みたいのは日露戦争のドラマ...続きを読む、大筋であってそんなちまちましたことまで読みたいと思うのだろうか。ある意味そういった部分も場合によっては興味深くないこともないが、この膨大な小説が膨大にならざるを得なかったのはそういった余談話をちりばめすぎるからではないか。その分を戦闘シーンに割けばいいではないか。また昔の日本人の名前の漢字は読むのが難しい。なのに、簡単な漢字の「信濃丸」なんてのにルビが振ってあるのはなんなのだ?と、どんどん司馬さんと文芸春秋社を嫌いになりながらこの巻を読んでいる。
 もひとつ。読む側の私の意識にも大いに問題があります。貸してもらっていたのを長らく放置していて、もういい加減返さなくてはとの思い。読むのに旬ではなかったのです。ですから文句を言うほうが間違っているとも言えます。すみません。
 読み終えました。もう何も言うまい。でも一言、“ホツ”としております。

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Posted by ブクログ 2022年06月09日

とても面白かった。
ロシアという国がなんとなく分かった気がする。
当時の日本の雰囲気もよく想像できた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月17日

明石元二郎の諜報活動にページが割かれているのだけども、これが面白い!
人物も魅力的であるし、真正面からの戦いだけでなくロシア内部から切り崩すためにどのようなストーリーがあったのかが詳しく描かれます。

歴史は、結果でしか捉えることしかできないから割と無機質な印象を持ちがちだったけど、小説を読むことで...続きを読む人柄が結果を左右してたんだなぁと人間味を感じることができるのがよい。

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Posted by ブクログ 2020年05月23日

黒溝台会戦の日本の体たらく、グリッペンベルグの意気地ない退却、ロジェストウェンスキーの無謀な大航海、運気もあがらずまとまりのない日本陸軍。どちらも悲惨な精神状況下で戦い続ける日本とロシアにおいて、日本を勝利に至らしめた要因は国民のナショナリズムの強さの違いではないかと感じる一冊。情報が入ってこないに...続きを読むしろ、文句を言わずに天皇・軍部を信用する日本人の国民性はある種、天皇を神格化したからこそ生まれたのではないか、と思う。それが、昭和の第二次世界大戦の大敗につながってしまうのだが、当時のロシアにはぎりぎり通用したようだ。

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Posted by ブクログ 2020年02月13日

司馬さんの名著「坂の上の雲」もいよいよ後半へ。戦況が段々と複雑になってくるなか、黒溝台会戦でのロシア軍の攻勢、それを防ぐ秋山好古の豪胆な態度。いよいよバルチック艦隊との対峙が...。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月11日

またもや日本帝国陸軍のピンチ。

常に物資が不足しいつ負けてもおかしくない状況の中、秋山支隊は驚異の粘りで偶然勝ちをえた。

敵将の気まぐれでなんとか勝ちをえた好古。

4巻以降、秋山兄弟の登場シーンがへり、各章毎に登場人物が変わる短編ストーリーのようになってきた。諜報員、ロシア提督、乃木軍、日本海...続きを読む軍、様々な視点から戦況を見つめいざ最終決戦の奉天へ。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

黒講台の会戦の途中から始まるが、正直これだけではなく他の巻でも同様であるが陸戦に関しての記述はどういうわけか冗長で読んでいてもイメージがつきにくい。第何師団だの旅団だのが多数でてくるあげく、それを指揮する将官の名前、そして部隊となる地名が難しい漢字ばかりでありなかなか頭に入ってこないのが原因であろう...続きを読むか。

さて、物語はバルチック艦隊のノシベでの停泊の一連のゴタゴタへと移る。士気のあがらない水平が独善的な司令官に率いられ、さらには新旧の艦船が入り交じる不揃いの艦隊、頻発する故障、石炭調達の困難さ、および劣悪な環境でのその補給など、バルチック艦隊を取り巻く環境は、とうてい日本軍を打ち破ることを期待させるような要素は微塵も無い。

そうこうしている最中、明石元二郎はロシア政府より同国内からの退去を勧告される。そのまま、ストックホルムを中心として諜報活動を行い、周辺各国からさらにはロシア国内にまで潜伏する反逆分子との接触を行い、それらを支援する。帝政ロシアの歴史は、周辺国からみれば迫害と制圧の歴史である。同時に、ロシアの皇室と貴族は日本のそれとは大きく異なり、自国の人民ですら所有物である程度の感覚で執政を行い、農奴と呼ばれる2000万とも言われる人民は、周辺国の非迫害民族と同様その体制に対して臥薪嘗胆の思いを長く抱いていたのである。明石は、明治政府より当時の金額で100万円の支援金を託され、こうした勢力の支援をするのである。ロシアは日露戦争での結果如何に問わず、遅かれど内部崩壊をするということが各国でそのように観測されていたのである。



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Posted by ブクログ 2018年09月07日

本巻では陸の黒溝台会戦、海のバルチック艦隊の冒険、そして革命直前のロシアが描かれる。

日露戦争の勝敗を決めたのはロシア国家が国として機能しなかったことに尽きる。皇帝や将軍らが守っていたのは国ではなく、自身の地位と身分。そのためには味方を落とし入れることも辞さないし、情報を独り占めしようとする。

...続きを読む対照的に、日本の弱点は情報を重視しないこと。秋山好古率いる騎兵部隊や情報やロシア外交員から送られる敵国情報を軽視。さらには騎兵部隊を最も適さない陣地防御に使うなど、戦争の常識も無視。

自身に関わる情報だけを必死に収集する官僚組織と情報を絶ち経験と感覚に頼る筋肉組織の対決が展開される。そんな争いとは違う世界でバルチック艦隊はフラフラと漂いながら、我が道を行く。この対比こそ、この小説のおもしろさ。

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Posted by ブクログ 2018年01月30日

黒溝台の戦における日本軍総司令部の愚劣さが
(多少誇張はあると思いますが)描かれており
どうなるのか冷や冷やする出だしでしたが
露軍も日本以上の愚劣さを発揮してくれて
何とかなったという印象が強かったです。

他には明石元二郎のロシア国内の革命勢力への刺激という
大諜報が描かれており、その暗躍振りに...続きを読む心底驚嘆しました。

それ以外の部分では海軍では日本海会戦への準備
陸軍では奉天会戦に向けた準備が描かれており
話はあまり進んでいないような気がするのですが
クライマックスに向けて盛り上げていく巻なのかなと思います。
日露戦争では日本が勝ったということは分かっているのにも
関わらず全く気の抜けない展開で続きも楽しみです。

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Posted by ブクログ 2017年09月27日

外交の圧力で燃料補給もままならないまま、アフリカ大陸をぐるっと回ってマダガスカル島のノシベで駐留するバルチック艦隊。

外交でロシアの内側から揺さぶりをかける明石。ロシアに蹂躙されていたポーランド、フィンランドの反ロシア派を巻き込んでじわじわとロシア国内の政情を不安定に。

厳冬の中、北進し本隊に合...続きを読む流するも疫病神扱いの乃木軍。

戦争の多面的な要素が此の巻で読み取れる。

いままさに北朝鮮とアメリカで舌戦が繰り広げられているが、北朝鮮の外務省がロシアに接触したニュースなんかは、調停の依頼をしているのか?とか、この本と現実が重なって見えて… 良いのか悪いのか…







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Posted by ブクログ 2017年07月28日

黒溝台会戦勃発前の日本軍の悪手から奉天会戦直前までの第六巻。黒溝台では司令部の判断力欠如を現場の軍人が補う恰好で、この戦いが本当に綱渡りな勝利であることがこのエピソードでも語られ、この大戦で負けた場合の日本の今日を考えると寒々とします。
明石の諜報作戦、バルチック艦隊、ロジェストウェンスキー航海も読...続きを読むみごたえあり。特にバルチック艦隊は前巻よりじわじわ進んでおり海戦の章が不謹慎ながら楽しみになってきます。最終的に日本が勝つとわかっているので安心して読めるが、愛国心をもって読んでしまいます。秋山兄弟の出番は薄く児玉源太郎など首脳陣達の人間ドラマが楽しめます。

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Posted by ブクログ 2017年01月07日

前巻からもうずっとやけど、こんなに危うい状況で、作戦をたてて邁進した人たちのことを思うと、心臓がいくらあっても足りない。
その各々のことを事細かに伝える司馬遼太郎はほんまにすごい。
事細か過ぎてやっぱり上滑り。笑
あと2巻!あとちょっと!

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Posted by ブクログ 2020年01月12日

<本の紹介>
作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躪され、壊滅の...続きを読む危機が迫った。
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この巻は、今までと違う動きが出てきた。「大諜報」って項だったんだけど、戦争で戦ってるのは前線の人間だけじゃなく、世論を有利になるよう煽る人たちもいて、その人たちのことはあまりクローズアップされないだけに新鮮でした。
何かしたいけど、理由があってできない。そういう人は過去にも現在にも、そしてこれからも残念ながらいなくなることはない。その人たちの後押しをすること、その人たちの背中を押してあげること、大きな流れにしてあげること。そういった応援を通して、自分も、賛同してくれる人たちも楽しめる世の中になってくといいなぁと思うし、それができるのにやらないのは、「やりたくてもできない」人に対して失礼にあたるんじゃないか。そう思って、PartyTimeなりなんなり、いろんな形のグループやイベントを作って楽しんできた。
半分裏方として、半分は表にも出て。そういう人たちって、今の世の中にだってたくさんいるはずなんだ。でも、誰もがいろんな人がやってることに目を向けることも、その情報にアクセスすることも、やろうと思えばそんなに難しくないハズなんだけど、そうは言っても実際は難しかったりして。

相手のことがわからない以上、どこまで情報を出していいものか、どこまで入り込んでいいものか。そこまでどっぷりつかるつもりもなくて、真ん中に引きずり込まれるのが嫌で、自分のペースを乱されるのが嫌で入っていかないってのもあるだろうし、入りたいは入りたいんだけど、入り方がわからないってパターンもあると思う。何をすべきか。

そういう人たちが楽しめる部分だと思いました。
放り出された場所で、今までの功績を誰も知らない場所で、今までに築いてきたものの力を一切借りずに、同じものかそれ以上のものをまたイチから作り上げる。そんなチャレンジをどんなアプローチでやっていくのか。仮想、自分。

戦争の話については、この巻だから特筆したいってことも少なかったけど、司馬遼太郎の新聞観、みたいなものがあったので紹介します。
「日本においては新聞は必ずしも叡智と良心を代表しない。むしろ流行を代表するもの。そして、煽った世論に煽られて、国民も、新聞自体も錯覚を抱くようになる。」
起こった事件を他社よりも一秒でも伝えることも大事かも知れない。けど、それだけじゃなくこういう要素があってもいいんじゃないかなと思いました。新聞を読めば読むほど、知識が増えていったり。読めば読むほど知性が上がって、人として尊敬されるようになっていったり。
それは新聞では出せない部分なのかも知れないけど、何も考えずに他の人に発信する、何も考えずにだらだら受信するってのは、本当に流行に煽られるだけで大事なことがわかってない人になったりしないかな、とか思いました。

新聞、しばらく取ってないけど、活字にも慣れてきたし取ってみてもいいのかな。なんて思いました。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

ロシア帝政の瓦解のはじまり。
日露戦争時、遼東半島や南満州の戦場だけでなく、ヨーロッパでも勝利のために活動する日本人がいたのですね(このくだり、ちょっと長かった...)

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

ちょっと脱線が多い気が。。脱線が多い分の教養は身につくが、物語としては冗長な構文、構成になっているのが残念であると感じた。
あー、やっと読み終わった、、という感じ。

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Posted by ブクログ 2022年04月13日

展開が進まず、じりじりとした雰囲気が伝わってくるようでした。巻の終盤で、漸く物語が動き出します。次巻が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2021年09月07日

大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。
長くかかったことだけを覚えている。
文庫本は実家にあるか、売却した。
そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。
秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高...続きを読む地の長く暗い場面の印象が強い。
読むのにとても時間がかかった。
その後3回目を読んだ。
バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。
いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7)
※売却済み

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Posted by ブクログ 2020年12月09日

連載当時これを読んでた人はどう思ったのだろう??
長期連載の漫画のように、サイドストーリーや過去編に終始して、なかなか本編が進まずにイライラしてしまうような感覚に陥ります。

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Posted by ブクログ 2020年07月12日

兵力は大きければ大きいほど、勝つ確率は高くなる。だから、兵を欲するのはもっともなこと。

ただ、愚策として、兵をとりあえず追加するということが挙げられる。状況をみて、量で勝てるものなのか、作戦を見直すべきなのかは考えなくてはいけない。

この巻で明石元二郎という人物が出る。
ロシアの国力を削ぐため、...続きを読む革命の火種を作るのであるが、これを一人でできる人物はなかなかいないので、適材適所ってこういうことを言うんだなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年01月29日

諜報員のところの話がものすごくおもしろかったです。かつてのロシア帝国がこんなにも周辺の国々を占領していたというのも知りませんでした。

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Posted by ブクログ 2018年11月17日

日本、ロシア両国にとって、戦略の甘さが残る巻。
この巻は、戦争そのものより、外交に焦点が当てられていた。
戦争と外交は、きっても切り離せないものだと気付かされた。
そして、日露戦争とは軍人や政治家だけではなく、日本国民にとって負けられない戦争だったと強く印象付られた。

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Posted by ブクログ 2017年07月23日

日露戦争は一旦小休止し、ロシア艦隊の停滞振りと、日本軍の満州決戦準備に多くの頁が割かれているので、全体的に動きがなく中弛みの印象。

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