さいわい住むと人のいう

さいわい住むと人のいう

1,870円 (税込)

9pt

「そこにどれほどの幸福があったのか、私たち以外、誰にもわからない。」 時代をさかのぼり紐解かれていく桐子と百合子の姉妹の人生。 戦争孤児だった二人は正反対の道を選ぶこととなり、背中合わせに生きてきた。 辿り着いた先に「幸い」があると信じて――。 最注目の若手作家がおくる、温かな涙があふれる、感動の傑作!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    335ページ
  • 電子版発売日
    2024年09月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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さいわい住むと人のいう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    全然存じ上げなかった作家さんでしたが、可愛い表紙に惹かれて♡

    地域福祉課に赴任してきた青年の青葉が この人には会っておくといいと紹介されたのは豪邸に住む、老齢の桐子と百合子姉妹だった。
    来た事なんかないはずなのに なんとなくこの豪邸に懐かしさを覚える青葉。
    そんな出会いの後すぐ、桐子と百合子が2

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    戦争孤児で親戚中を転々とし、ひっそりと力を合わせてきた姉妹。
    世話をしてもらった家の障がいのある次男との結婚を促される姉、だがその代わりに妹が結婚することに
    姉は身代わりになった妹とその不幸から逃れる為に教師として自立しお金を貯めて理想の家を建てる事を目標とする。
    可哀想に思っていた妹は実は夫との生

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    2024年、豪邸に住む老姉妹。2人の死から物語は始まる。そこから20年、更に20年、又20年、と時代は遡り、姉妹の歴史が明かされる。幼い頃の数年の記憶や経験はその後の人生にかなりの影響を与えるんだなぁと、自分自身を振り返っても共感するところが多かった。けど、例え苦しい時代を共に過ごした姉妹であっても

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    読みやすい文体で、全体的に春の季節感が漂う心地よい空気感だった。

    自分自身と、人から見た自分と、身内から見た自分では、人格も行動の意味違ってて、それに人は付かないもんだよ、と前編を通してやんわりと断言された感じ。

    姉妹の想いは重なっていたのか、すれ違っていたのか。お互いを思いやり、同じ方向へ向か

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    ただ誰かが不当な扱いを受けていることが許せないのかな
    と言ったお母さんの言葉に納得した。
    自分が常に不当な扱いを受けてきたから、たたかってきたから、自分と同じような扱いを受けている人を見ると、我慢ならなかったのかなと思った。
    自分を貫き、自分のお城を持った桐子さん。外からではなく、桐子さんの若い時の

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    幸いって何だろう。
    こんなに長いあいだ、ひとつの信念に向かって突き進めるものなのか。
    最近、遡ってゆく物語に惹き込まれる事が多くて、今回も途中でえっとなり、前に戻ってそうゆう事かと納得。
    桐子の強さと精神力、百合子の寛容さに救われた人々。
    とても魅力的な姉妹のお話でした。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    戦争孤児の姉妹の物語。
    厳格な姉と素直な妹。時代が違えば屈託のない人生が送れたであろう二人。でも、苦労の多い人生が幸せではなかった、とは言い難く。厳しい生活ゆえに得られた幸せというものが丁寧に描かれており、じわじわと胸に迫ってくる。現代でもDVに苦しむ女性を描き、時代が変わっても女性を取り巻く困難に

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    2人姉妹の人生に寄り添った物語。

    桐子さんと百合子さんは、お互い相手のしあわせを願いながらも、きちんと自分の人生を生きていたと思う。
    自分が生きている日常は、自分で気づいていないだけで、ちょっとしたしあわせの積み重ねで成り立っているのかもしれない。

    青葉くんととこんな繋がりがあったんだと、とても

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ


    豪邸で静かに暮らし、同じ時期に亡くなったふたりの高齢女性。
    幼い頃は戦争孤児として辛い生活を送った姉妹でもありました。その体験が、姉の幸せを頑なにして、妹は姉の頑なさが枷でもあり励みでもあり。
    それぞれの「幸せのかたち」を描く優しい物語です。

    さいわい住むと人のいう―空の彼方ではなく、積み重ねて

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    読み終わって
    なるほどそういう作品構造なのか‥時系列で話が進まなくてもより物語が立体的に構成されていて感心した。確かに人生まっすぐな時の流れで生活してるけれど、頭の中では、あっあの時のはこれか?とかいまさらながらあのことはどういう意味だったのだろうと、時間が過去と現在、未来、行ったりきたりしながら思

    0
    2025年08月28日

さいわい住むと人のいう の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    335ページ
  • 電子版発売日
    2024年09月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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