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ある事情から夜に眠れなくなってしまい、休職していた保育士の文乃。 昼夜逆転した生活リズムであれば眠れるようになり、夜間勤務のある24 時間営業保育園「つづきの保育園」に転職する。 厳しい現代社会の中でも懸命に子育てする親と、親をひたむきに愛する子どもたち。文乃はそんな親子の力になりたいと願い、真摯に向き合っていく――。 暗闇にあたたかな光を灯す傑作。
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Posted by ブクログ
この本、読んで良かった!と読んでる途中から感じていた本でした。 24時間の認定保育園。色んな子どもやお母さんたちのドラマがある。 育児に葛藤しているお母さん、子どもを育てるために慣れない環境で必死に働いているお母さん、奥さんの仕事のために育児頑張っているお父さん。登場人物のみ〜んなの気持ちよく分かる...続きを読む。 お父さんもお母さんも子どもたちも文乃先生も杏子さんもみ〜んな幸せになってほしいと思わず願わずにはいられない本でした。 続編、出来たらいいな〜。
保育園に預ける親として、保育園に預けていることを申し訳なく思う瞬間がたくさんあるけど、こうやって思ってくれる先生が1人でもいるなら、子供は幸せだよなと思った。
すごく良かった。 24時間営業のつづきの保育園、夜間シフトの文乃。アヌシュリーちゃんが夜泣きをする。インド人でコンビニ勤務のお母さんクマラさんに伝えて、預かりを減らして欲しいと頼むが、難しいらしい。クマラさんが連絡帳を最近書いてくれない。文乃はアヌシュリーちゃんの夜泣きの原因が夜の日本食の刺激のな...続きを読むさによるものじゃないかと思い当たる。 祥くんのお父さんは看護師でお母さんは医師。プールに入った日に鼻垂れていたので、次の日はプールに入らないようお父さんに言うと、医学的に入れると強弁される。天気の都合でプールのなかった日に、入れてくれないとは!と怒られる。 成也くんのお母さんが迎えに来なかった。園長には予定があり、文乃が家に連れて帰って朝ごはんを食べさせて経過を見ていたが、園長に成也くんを預けた。お母さんを探しにいく。
夜間保育のある保育園で働く保育士、預ける親、預けられる子の話。夜間保育園は馴染みがなくて、仕事のシフトや、寝かしつけやらの問題がリアルに感じられた。 寝れないアヌシュリーちゃんのためを思って伝えてること、でもよくよく自分の業務がスムーズにいかないことへの苛立ちがあると気づくところ。自分の仕事でも言え...続きを読むるなぁ。
この春一番感動した本、更新。 重そうなテーマでこんなに読みやすいなんて。この作家さんの本、もっと読みたい。 毎日保育園に子を預けているのに、保育士さんの心の機微に触れたのは初めてで、園や保育士さんへの解像度が上がった気がする。 第四章は感動で涙が止まらなかった。
✾まどろみの星たち ✾菰野江名 ✾ポプラ社 ーーーーーー 私たち保育士と子どもと保護者を、 書いてくれてありがとう。 到底言語化できなかったものが、 小説となって生きている。 ーーーーーー “根気よく揺れ続けて腕の筋が張ってきたとき、アヌシュリーちゃんが溶けるように脱力し、寝入ったのがわか...続きを読むった。” おお!そうなんですよ! 0歳児保育は特にそうで、現場の雰囲気が滲み出てる✨️ ーーーーーー “困らせてしまった、とこういうときにいつも感じる苦さが口の中に残る。しかし伝えなければならないことは、たとえどんなに保護者が忙しそうで臆したとしても言わなければならない。” ⋯そうなんですよ。困らせたくなんかない。悩ませたくなんかない。 保護者にはいい気持ちで仕事をして来て欲しい。 安心して預けて欲しい。 でも、お子さまのために伝えなきゃいけないこともあって、しんどい気持ち。 ーーーーーー “見るべきところは、ありもしない保護者の不出来ではない。” そうなんです。私たちが行うことは子どもたちに何ができるか。保護者のために何ができるか。 子どもの最善の利益を追求すること。 保護者の働きを支え、子どもたちを共に育てること。 ーーーーーー ひとつひとつの文章に頷きながら、 読んでいった。 同意をしたり、それ違うって思ったり。 でも、保育では『違う』って思うことも含めて、現場なんです。 ーーーーーー 人がいればその人の数分、考え方や思いがあり、価値観がある。 同じにはなりません。 保育には『正解』がないから。 だから、話をするんです。 『子どものために』 何を『大切にする』のかを。 ーーーーーー ここは『つづきの保育園』 それは、”毎日のつづき。 保育園が、今日の『つづき』になりますように。“と願いが込められた保育園。 夜間保育園とその保育士、子ども、保護者の姿を描いた本作は 共感と感動が全編に渡り散りばめられていました。 ーーーーーー みなさまにどうぞお手に取ってほしい、 私の推し本です✧ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 根気よく揺れ続けて腕の筋が張ってきたとき、アヌシュリーちゃんが溶けるように脱力し、寝入ったのがわかった。 困らせてしまった、とこういうときにいつも感じる苦さが口の中に残る。しかし伝えなければならないことは、たとえどんなに保護者が忙しそうで臆したとしても言わなければならない。 見るべきところは、ありもしない保護者の不出来ではない。 私がすべきなのは、保護者をぐちぐちと責めることではなくて、アヌシュリーちゃんにとっての高級マットレスを探してあげることだった。 私は彼女に、優しくされたわけでも、許されたわけでもない。クマラさんはただやり過ごそうとしているだけだ。放った言葉は取り返せない。謝罪しても、異国で働きこを育てようとしている人を不用意に傷つけたことは変わらない。 むり。今日はダメ。タープだけ張ろうか。朝から屋上の床に直射日光が当たらなければ、明日は曇りだから入れるかもしれない。 どれくらいが負担かは人それぞれだよ。 プールかぁ。単純な活動だけど、実はハードルが高いこと、保護者の側からはあまり見えないから キッズルームは、認可みたいな決まりごとが本当に少ないのよ。 調べたり考えたりする時間も余裕もなくて、ただ毎日働かなきゃ食べることもできないからとにかく子どもをどこかに預けなきゃいけない。 あるべき姿じゃないだろうけど、親たちもそれをわかってここに預けてる。それに、ここがなくなったら困るのは親たちだからな。おれがやらなきゃ、あの親子たちみんな野垂れ死ぬんだぞ でも、わかってないのは私の方だった 保育所って、もっと、明るくて、ほんわりしてて、ピンクやオレンジで、お花が咲いてて……そんなイメージでしかなかったけど、違うのよ。働いて生きるための、手段なのよ 子どもファーストって押し付けられがちだけど、全然そんな必要ないんだよ。そもそも保育園は、子どもを育てるための場所じゃなくて、大人が働くために利用するところなんだから。僕は大人ファースト推奨だよ。 男性育児休業取得率 ……100パーセントがすごいっていう感覚って、子育てよりも仕事がしたい人には息苦しいよね でも、つづきのは、本当に忙しい家庭には優しくないんですよ。 高所得世帯は比例して保育料も高くなる。 もしも眞栄城さんが成也くんから逃げたくなったのだとしても、成也くんは僕たちが守っているから大丈夫だと示してあげたい。今度こそ頼っていいって 手放しに愛し愛される親子を、それを人前でも惜しげなく表現する人たちを、ずっといいなと思って見ていた。 自分のものなのに、自分のものじゃない。生まれたときからの私の記録が残されているということ自体、考えたこともなかった。 毎日のつづき。保育園が、今日の『つづき』になりますように。 成也くんの最後の日まで、きちんと彼を保育する。保護者の選択は応援する。
おはよう、おやすみが言える事が当たり前じゃない 「困っているから」の園長のひとこと。 動く動機がその気持ちだけでシンプルに生きれたら、どんなに生きやすい世の中だろう。 生まれてからのほんの数年、誰かの手を借りれば親子でできることが増えるのに、借りる手がないからと諦めることのなんと多いこと。 スタ...続きを読むートダッシュで躓いてしまったら、その後はガタガタである 子どもを誰かに預けるということは、 たとえ身内だとしてもとても怖い 何かあった時に子どもを失うのも辛いし 相手を責めることもできない 出先でもずっと子どものことを考える しかし、働かなければ生きていけない 育児に関して、 「子どもがかわいそうだね」という言葉が なによりも家庭にダメージを与えると思っている。 保育園に預けようが夜職だろうが働いているという時点で、子どもと生きる未来を諦めていないし何がいい悪いはないんだろうな、と思う。 登場人物たちがみんな保育士という職業が好きで、 士気が高いお話だったな〜 大人の事情のスキマにいる子どもたちの状況を読みながら泣いてしまうシーンもあり、ラストはそこに繋がるのかよ…!!!!と。 保育園という枠を超えているのかもしれないけど 物語では救いがあって心が洗われる!! 私は、こういうのを小説に求めているのです!!
大規模園で働いていた保育士の文乃は、体調を崩して退職するが、24時間営業の「つづきの保育園」で働くことになる。 外国人や医療関係者やシングルで夜の仕事をしている親たちのために子どもを預かる夜間保育が、どれだけ助かっているのがよくわかる。 夜泣きする理由を考えたり、理不尽なことで言い負かされたり、...続きを読む引き取りの時間を守らないままの親の行方を探したり…と文乃の奮闘に保育士の凄さを感じる。 懸命に生きる親子に寄り添う保育士の姿は、とても尊敬できる。 毎日のつづき。保育園が、今日の『つづき』になりますように。お父さんやお母さんが夜でも安心して預けて一生懸命働ける。子どもたちは、今日の『つづき』を保育園で過ごして眠る。そういう保育園である『つづきの保育園』。 とても安心できる保育園だと感じた。 文乃が「つづきの保育園」に通っていたことにも驚いたが、何よりも文乃の亡き父の『20歳になったあなたへ』の『お母さんが文乃ちゃんのことをどれだけ好きでいたかみんなで覚えていたいから、杏子さんに託しました』という母子手帳に書かれていた一文に親子の愛を感じた。 杏子さんも母子手帳のこの書き込みを知らないまま、預かっていたことに衝撃を受けたのだろうと察せられた。 文乃自身は、両親と過ごした思い出は少ないかもしれないが、それでもしっかりと愛されていたと思えるだろう。
子どもが保育園に通ってた時、連絡帳を書く時にイライラがピークに達してしまって殴り書きの汚い字で書いてしまったことがあった。先生たちはあんなにも優しかったのに本当に申し訳なかった。丁寧な子育て、余裕のある子育てができたらどんなに良かっただろう。いつも迎えは延長保育の最後になってしまってポツンと残された...続きを読む我が子を見るのは辛かった。9時4時で働くパートのママさんが羨ましかったな。初めての菰野先生の作品だったが、様々な事情を抱える親子をリアルに描いていて、胸が締め付けられてボロボロ泣いた。
初めての、菰野江名さん。 読書YouTuberさんオススメで、書評がとても良かったので買いました。 主人公・文乃は公立保育園に働いてたが休職し、再就職先に選んだのが新宿にある24時間体制の保育園『つづきの保育園』に勤務することになる。 そこで出会うパパ・ママたちは共働きや在日外国人、シングルマザー...続きを読む…と様々な事情を抱えている。子どもといっしょにたくさんの時間を過ごしたい。だけど一緒に過ごすだけだと生きていけない。だから働く。そんなジレンマを抱えながら仕事をしている彼らを見ると、時間にもお金にも余裕がない時代なんだなぁと悲しくなる。 印象深い、成也くんのママ・真栄城さん。大切な人を亡くした状態の中で遺された人が亡くなった人に縋りたくても、いずれ離れてしまう恐怖から怯える。 文乃と杏子さんの関係もきっと同じだったんだろうなと彼女の言葉を読んで思う。 時間とともに悲しみは消える。ぬくもりや存在感だけは消えることはなかった。 だから消える恐怖に怯えながら過ごすその人に、大きな受け皿持ってしっかり受け止め支え合い、生きる原動力を引き出すことで人は強くなれるんだと思いました。 保育園が舞台だったので子どもたちを支える保育士の奮闘するほのぼのとした内容かと思った。 実際は人間は誰かに頼りながら生きていく術があることを、優しく教えてくれた物語だったと思います。
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