あらすじ
ある事情から夜に眠れなくなってしまい、休職していた保育士の文乃。
昼夜逆転した生活リズムであれば眠れるようになり、夜間勤務のある24 時間営業保育園「つづきの保育園」に転職する。
厳しい現代社会の中でも懸命に子育てする親と、親をひたむきに愛する子どもたち。文乃はそんな親子の力になりたいと願い、真摯に向き合っていく――。
暗闇にあたたかな光を灯す傑作。
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読んでてボロボロ泣けた。子育て中の身としては、全感情を移入させて読んでしまい、途中読むのが苦しくなる場面もあった。いろんな家庭があり、それぞれいろんな事情や思いがあるんだよね。その中でも子供が犠牲にならないといいな、とシンプルに思った。我が家も日中だけど保育園に通っていて、ママと一緒にいたい。と泣かれることもあり、その度に心が痛んでいたから、余計にこの本を読むと子どもの想いに胸を馳せてギュッとなってしまった。
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「悲しみは時間が解決する。けれど、それは忘れていくのと一緒だと。それが悲しくて、申し訳ないのだと。」「だからみんなで覚えていたいと思ったのだ。」
「人は二度死ぬ。」というどこかで聞いた言葉。実際に命が尽きてしまった時が一度目の死。その人の存在が忘れさられてしまった時が二度目の死。
二度死なないためにみんなで覚えていたいんだな。死を悼むってこういうことなんだなって思えた。
みんな小さな子供を抱えて一生懸命生きている。大変なこともたくさんあるけど子供たちはほんときらきらした星の子どもだね。
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夜間保育園に内定した保育士が、そこに通う子供と親と関わりながら成長していく話。
夜間保育園には縁がない状況ではあったが、存在自体は知っていたのでどんな人が使っているのか気になっていた。
まず思い浮かぶのは夜の接客業だが、それ以外にも深夜遅くまで仕事をしている夫婦やシフト制で働いてる夫婦なども使っているんだなと知った。
夜間であれ昼間であれ、働く親を支えるという目的は同じであり、保育士の立場からの子供への思いと、親の立場からの子供への思いでそれぞれ見えないことがあることを描いていて、色んな形での愛があるなと感じた。
親ではなく子供が親を無償で愛す、と最近聞いたが、まさにその通りで、逆に親は愛したいという気持ちと、愛するために超えるハードルやプレッシャー(養っていけるか、体力があるか、)があるなと感じた。子育ては可愛いだけではない。でも親も親なりにベストを探そうと頑張っている。
そんなことを考えさせられた本だった。
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知らない世界だった。
物語の終盤にかけて目が離せなくて引き込まれた。
本当の気持ちを伝えるのって難しいし、伝えられた時、分かり合えた時ってすごく尊いですね。
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かなりの長編。
夜間保育園を舞台にした、1冊。
複雑な家庭環境をもつ子どもと、いろんな感情と向き合いながら奮闘する主人公の関わりを描いたストーリー。
一辺倒の正しさは必ずしもいつも「正解」ではない。
そのグレーゾーンを担えるのだろうかと考えさせられた。
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大人たちを主体とした文章ではありますが、子どもたちの様子が置いてけぼりになるわけではなく、そうすることで、ちゃんと焦点の定まった作品となっていました。
その子は何故夜泣きをするのか?先生は何故夜間保育勤務を希望しているのか?その子のお父さんは何故そんなにも頑ななのか?謎解きのような展開もあって、読みながら想像か膨らみ、自分が登場人物の一人になったようでした。
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子供がいる親である自分にとってはとても響く本でした。
保育園の先生側からの視点や、それぞれのエピソードの親がどのような気持ちで子どもと向き合っているか、自分も悩むことが多い中で育児で悩んでいるのは自分だけじゃないんだなと思わせられるお話でした。
成也くんのエピソードでは、お兄ちゃんの事故死やお母さんの言葉に衝撃を受けましたが、辛くて悲しいリアルさを感じました。転職したしがんばってほしい。
最後は主人公も自分の気持ちに整理がつき、気持ちよく読み終えることができました。
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菰野江名さん、3作目。
今作の舞台は「つづきの保育園」私立の認可保育園です。夜間のお泊り保育もしている24時間体制の所です。
主人公は、この保育園に勤務する保育士・内海文乃・29歳の女性です。
彼女が子どもたちと関わり保育をしていくなかで保護者の事情、子供たちの頑張り、保育事情・子育て事情、保育士の頑張り、温かさと様々な事が描かれていました。
24時間体制で子どもを預かる「つづきの保育園」
子どものためではなくて保護者のための保育園
なるほどな〜、そうなんだな〜、と再認識しました。
保育現場で働いていらっしゃる保育士さん、様々なハプニングもあってご苦労されていると思います。でも、きっと、そんな時でも子どもたちを温かい目でみて、保護者のために頑張っていらっしゃるのだろうと、この作品を読んで知ることが出来ました。
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夜間でもやっている保育園があることを知らなかった。夜勤の仕事があるってことは、夜に子供を預けなきゃいけない親もいるという当たり前の事に気づけていなかった。
私も子供を保育園に預けているので、先生目線で、保護者ってこんな感じなんだ〜と思った。
認可外の保育園は、親にとっては準備するものとかの負担が少ないけど、場所によっては子供にとって良い環境ではなかったりするのか…。そして、保育料が高いのか!とか、考えてみればそうだよなと思うけど、改めてそんな場所があることを考えさせられた。
「保育園は子どものためではなく、働く親のための施設」みたいなところも、はっとさせられた。
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すごく良かった。
お子さんがいる方に是非読んでもらいたい一冊。
私は幼稚園に通っていたので、保育園には行ったことがなかったので保育園についてぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
夜間の認可保育園があることは想像もしたことがなかったです。
連作短編集なのですが、家庭の様子や預けられたお子さんには色々な事情がありとても考えさせられました。途中辛いシーンもありますが本当に読んでよかった。
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都会の保育園・・‥こんなところがあるとは、ドキュメンタリー番組などで
見ていました。
共働きだった私の子供たちも、地域の保育園に通いました‥‥
もうずいぶん前のことになったけれど、子供は親を選べず…子育てはいつも厳しく、
子供は少なくなる一方です。たまたま私は近くに住んでくれた子供たちのおかげで、孫たちを見ることはできました‥‥が、
この下の世代たちはどうなる事か…と。
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幼い時に母を亡くし、中学生で父も亡くしている文乃。
保育園に通う親子それぞれに、情熱をもって個別的に関わるストーリー。
文乃の行動力に驚かされる。
自分も文乃のように人のために行動できるようになりたいと思わせてくれる作品。
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夜にうまく眠れない内海文乃は、24時間やってる保育園に保育士として転職し、
そこで出会う子どもたちと保護者と先生方、そしてシングルで育ててくれていた父が亡くなってから後見人としてかかわってきた、父の恋人の杏子さんとの話。
舞台が新宿のど真ん中の保育園(認可)で、
預けに来る親は、夜職の人も多く、泊まりの子どももいる。泊まりは「ほしのこ組」で、朝の7時が限度。
でも迎えにこない親もいたりする。
アシュリーちゃんは夜に何度も目が覚めて夜泣きを繰り返すが、コンビニ深夜バイトを減らしてくれない。
どうにか、アシュリーちゃんを寝かせてあげたい。
橋場祥くんの母が医者で,父が看護師。両方いそがしすぎて、息子の幼稚園のケアがたいへん。今後ますます仕事が忙しくなりそうなので、父親がぱっと預けて、パッと帰れる、荷物もほとんどいらない無認可保育園に転園を考えてるという。ただ、場所によるが無認可保育園の現状は惨憺たる現状がある。本当にそこに入れるのが祥君のためなのか?
真栄城成也の母も朝なかなか迎えにこない。7時を過ぎて、園長が一旦自宅に連れて朝ごはんをたべさせてまた園に戻していたりした。
ある時,本当に迎えにこない。まさか,置き去り・・・?
どうやら、祥くんには兄がいた。祥くんが生まれてすぐに父親の怠慢で幼児の兄はベランダから落ちて死んでしまった。夫婦はその後離婚し、母が祥を育ていた。母は、長男が亡くなった悲しみからまだ抜け出せないでした。次男の成長よりも、長男への想いが強くて・・・・
最後は内海文乃自身のはなし
後見人として育ててくれた杏子さんの元を離れて社会人として暮らしているが月に一度、杏子さんとあったりしていた。そして、杏子さんは文乃と一緒に暮らそうという。
恋人だった父の娘にずっと縛られている杏子さんを解放してあげた方がいいのでは?彼女は自分といると、「恋人の忘形見を育てる私」を演じなくてはいけないのでは?
そんな時、杏子さんから自分の母子手帳を渡された。1歳半の時に亡くなった母の文字。細かく書かれた記録。これをなぜ杏子さんが?
って話です。
新宿の夜間保育園、めちゃ需要がありそう。
と思ったら、無認可の託児所的なものは多々あるらしい。が、中には劣悪でただ預かってるだけ、夜中に泣いたらベッドごと(寝返りもできない保育器みたいなやつ)外の廊下に放り出す、的なところもあったり。
そして法外なお値段。
それでも,預けなくては生きていけない親たちがいて。
認可保育園のルールを守れない親もいて。
親は大変だと思うのと同時に、
親ガチャってあるよなーとも思ってしまった。
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夜間保育園の重要性。預かってくれる場所、人がいる安心感。私の知り得ない世界だけど、こうやって世の中は毎日まわってるんだなって思った。子供達が健やかに育ちます様に⭐︎
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すいすいと読み進められた。子どもを寝かしつけたあとに枕元の灯りで読むのに丁度良い。
いつもお世話になっている保育師さんたちに感情移入しつつ。いろんな家庭があるよなあと
あと、読み終えたあとに『星の子』ってそういうことか!と妙に納得するなど
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心がギュッとなった。
私にとっては身近ではない夜間保育の話だけど
みんな頑張って生きてる
少しでも夜働く親御さんが生きやすい世界に
すべての親子が健全な生活を送れる社会に
親と子が健やかな心で暮らせる日々が
世界に広がれば良いなあと思うばかりです。
しょうきくんのところは胸が痛くて痛くて
タクシーの運転手さん、良い人だった!(そこ?)
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いわゆる夜職の方々を描いた作品。
ソーシャルワーカー (エッセンシャルワーカー)が働く職種は談合を認めるべきだという私の自論はさて置けない問題を第一章から描いてくれている。
日本で働く外国人。昼夜を問わず女性も働かせることによってしか回らなくなった日本経済の歪さをまざまざと描きだしているように感じた。
第2章を読み進めている途中だが、ここにも歪な経済優先の資本主義の成れの果てを見せつけられているようでやるせない気持ちにさせるそんな内容です。
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新宿で泊まりで子供達を預かるつづきの保育園。
主人公の保育士は昼間に別の保育園で働いていたが、夜うまく眠れなくなり退職し、つづきの保育園に転職する。
夜間働く保護者達の事情はそれぞれに違うが、変わった人たちではなく、普通に現代社会にいる人達。
保育士の立場から子供のことを考えると親に要求したいことが出てくる。しかし、園は親の気持ちに静かに寄り添っている。
保育だけでなく、支援をする上での、限界や正論と支えたい気持ち、その両者で揺れ動く支援者が抱える葛藤が上手く描かれていた。
でてくる登場人物がみなチャーミングで、圧倒的な現実、子育てをする大変さを風穴を開けてくれる。読めて良かった。
私も時に眠れないことがあるので本に寄り添ってもらいました。作者の他の作品も読みたい!
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新宿の24時間営業の認可保育園『つづきの保育園』に勤め始めた文乃の視点から描き出される人間模様の物語。
わたし自身、子供を24時間ではないが保育園に預けて働いた経験がある。「保育園」は親が働いている間、子供を世話してもらえる、『子供のための』施設だと思っていた。
が、それは偏った見方だった。利用していた側なのに。
つづきの保育園の園長は言う。「別に子育てしている人みんながみんな、子ども第一の生活をしているわけじゃないと思うよ」「子どもファーストって押し付けられがちだけれど、全然そんな必要ないんだよ。そもそも保育園は、子どもを育てるための場所じゃなくて、大人が働くために利用するところなんだから。僕は大人ファースト推奨だよ」
目から鱗だった。
Posted by ブクログ
24時間営業の夜間保育園のお話。
その存在を初めて知り、読後に調べることで身近にある同様の施設(その多くは無認可)の存在も知った。
現場の苦労は理解しつつも、「現実にそこまでの行動をとる人がいるか」と少し引っかかる部分もあったが、綺麗事にとどまらず保育士や保護者の人間味が描かれている点には強く共感できた。
Posted by ブクログ
信頼する司書さんのおすすめ作品でもあり、ブク友さん達の評価も高かったので読んでみました。
舞台は、認可保育園でありながら夜間保育を行う、東京で数少ない24時間体制の保育園『つづきの保育園』。
物語は保育士、文乃の視点で描かれていきます。
文乃は20代後半、未婚で子なしの女性。
複雑な事情を抱えてる文乃は、昼夜逆転した生活を送ることで体調が安定するので夜間勤務のある保育園で働くことに。
こちらの園に預ける親の職業は、飲食業界、医療関係者、夜の仕事、シングル、深夜手当で生計を立てる外国人など…さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちです。
れんげ組 クマラ・アヌシュリー
さざんか組 橋場 祥
かみつれ組 真栄城 成也
ほし組 内海 文乃
という構成で物語が進みます。
夜間保育園の実情がよく分かり、またそこに預けざるを得ない親達のリアルが描かれています。
無認可園との違いも大変よく分かりました。
私は最初この本を読むか悩みました。
なぜなら他にも読みたい本はいっぱいあるし、我が子も成長したので保育園の存在が少し遠いものとなっていたからです。
でも何より夜間保育園に預けられる子ども達を見るのが少し辛かったから…。
でもそれは杞憂でした。
この本に出てくる子ども達はとても愛されて育ってます。
懸命に働き、もがきながらも子育てをする親、そんな働く親達に代わり、保育士達がそっとずっと寄り添う姿に希望が見えたし安心感をも覚えました。
こんな認可の夜間保育園が傍にあったらどれ程助かるか。どれ程心強いか。
この一冊が認可の夜間保育園設立の一助になるといいなぁ。
Posted by ブクログ
子を産んで今育ててる、3歳。手のかからない方ではあるが大変。基本ワンオペなので本当に孤独。だからか響くよね、こういう作品。24時間あいてる都内の認可保育園…知らなかったなぁ。すごいなとは思うんだけど、必要としない環境でいる今、きっと私も子供もまだ大丈夫なんだろうなと思ったり
Posted by ブクログ
現役保育士であり、絶賛母業真っ只中の私からみても、割とよくリアルに沿った内容で、好感がもてた。
フィクションであるが故に、いたずらにモンスターペアレンツや、保育士の仕事の大変さを過剰にしがちな物語が多いが、必要以上に煽りたてる文章ではないのも心地よかった。
相反するのはおかしいんだけど、
母親目線と、保育士目線が違うのは事実。
保育士は勉強や経験を積んだプロの目で、長い時間子どもを見ているからこそ、ちょっとした変化でも、最近様子がおかしいな、あぁメンタル面の限界が近づいてるな、てわかる。
もちろんフォローするんだけど、私たちがカバーできるのは保育時間だけであって、母や父の愛情を一番に望んでるこどもたちには、どう頑張っても足りないもどかしさがあるのも事実。
子ども第一目線だから、きっと保護者からしたら責められてるような気になるよね、と思う。
そしてそれもよくわかる上での親目線。
忘れられない一言がある。
小児科で、熱は出てないけど風邪気味。明日も仕事休めないから園に連れて行くと言ったら、
かわいそう。もっと子どものこと考えてあげて。
みたいなことを言われ、悔しくて泣きながら帰った。
親だって、好きで子ども預けて働いてるんじゃないんだよ。
そりゃ一緒にゆっくり休んであげたいよ。
でも保育士である私が、担任の先生がしょっちゅう休んでたらクラスも回らないよ?
親だって我が子が最近よくごねるなぁ、頑張ってるんだろうなぁてわかってる。でも仕事で疲れてて、いつだって全力で向き合うなんて、ままならない時もあるよね。
その両方の目線がわかる保育士は、自分で言うのもなんだけど、優しいと思う。
新人の時は文乃先生みたいなフレッシュさや真剣に悩む姿勢、全力でぶつかるガッツがあってとてもいい。
それを繰り返していくとね、新人には出せないような包容力や、理解力がある、引き出しの豊富な保育士になれる。
私はこの仕事がとても好き。
安心しきった満面の笑顔で手を伸ばしてくれる小さな顔。
希望と可能性がたっくさんつまった小さな手。
そしてそれを不器用でも必死で育てる親。
それを間近で見ながら支えていける、有意義感。
他の仕事では替えがたい。
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24時間保育(認可)が舞台、実際の保育園を取材されている内容なので、知らなかった夜間保育の内情がよくわかった。
親が第一であるべきというような園長の言葉があって、うしろめたさや、申し訳なさが先に出てしまいそうなところを、こうやって許容してくれたらきっと救われることがあるのだろうと思う。
寝る時はどうしても不安になってしまう子供達が、一生懸命良い子で順応しようとする姿に胸打たれる。
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深夜営業の認可保育園は全く知らない世界で、その世界で実際にありえそうな人間関係が描かれていて興味深い話だった。
主人公の行動力は驚きの一言で、このタクシー運転手のような体験をしてみたいなと思ってしまった。
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夜の保育園なんて身近ではなかったし、全く知らない世界だったので、楽しく読めた。いろんな家庭があって、いろんな親の形があって。子供たちも日々成長していくし、生きていかないといけない。そんな家族を支えてくれる24時間営業の保育園。
子供達が成長する場所でもあり、保護者がほっと息をつける場所でもある。
全然保育士でも教育関係の仕事でもないけれど、子供を家に連れ帰って、面倒を見るなんて責任重大すぎてひやひやした.....。
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深夜のコンビニ勤務の外国人、医療従事者、水商売のシングルマザーなど、さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちのために子どもを預かる「夜間保育」を行っている保育園を舞台にした小説。
自分も幼い2児の父親であり、上の子を保育園に預けているので、自分の育児経験にも照らしながら、いろんな親子の形があるなと思い、面白く読み進めた。「ままならない子どもへの苛立ちと愛が錯綜し、混乱する」など、そうだよなと肯く描写が少なくなかった。また、基本的に登場人物に悪人はおらず、親子、保育士それぞれの思いに温かな気持ちになった。
そして、お仕事小説として、保育士の日々の仕事を垣間見ることができたとともに、毎日の連絡帳記入や入所手続等が負担で認可外保育施設に頼ってしまう親の存在など保育園、保育士を取り巻く実情の理解にもつながった。
ただ、主人公と杏子さんの関係は、もうひとつすっきりしなかったように思う。
Posted by ブクログ
夜に眠れなくなってしまい、休職していた
保育士の文乃。昼夜逆転した生活リズムで
あれば眠れるようになり、東京新宿区にある
24時間お預り可能の認可保育園「つづきの
保育園」で働くことになる。
この作品を読んで初めて知ることが多く、
「夜間保育園」のことを、全く分かって
いなかったことに気付かされた。
繁華街などのキッズルームやベビーホテルや
託児所。料金も高く、決して子どもたちに
とって、環境がいいとはいえない場所であっても、その場所を利用する人たちがいる。
" ただ毎日働かなきゃ食べることもできないから
とにかく子どもをどこかに預けなきゃいけない。
一度キッズルームやベビーホテルに預かってもらうと、あまりにも簡単で、他の保育施設に目を向ける余裕なんてないの " (本文抜粋)
選ぶ力がない人が多くいるということに、
文乃同様、ガンと頭を殴られたような気分に
なった。様々な事情から、夜に働かなければなら
ない親たち。厳しい環境の中でも懸命に子育てする親と、ひたむきに親を愛する子どもたち。そんな
親子の力になりたいと、真摯に向き合っていく
文乃。決して、ただの優しいだけの話ではない。
保育園が、今日の『つづき』になりますように。
子どもたちは、今日の「つづき」を保育園で過ごして眠る。そういう保育園、今日の『つづきの保育園』
『つづきの保育園』の名前の由来に胸をうたれる。
なかなか現実的には難しいとは思うけれど
『つづきの保育園』のような24時間お預り可能の
認可保育園が、少しでも増えたらと願わずには
いられなかった。
文乃と、亡き父親の恋人、京子さんとの
関わり方が素敵だ。