あらすじ
ある事情から夜に眠れなくなってしまい、休職していた保育士の文乃。
昼夜逆転した生活リズムであれば眠れるようになり、夜間勤務のある24 時間営業保育園「つづきの保育園」に転職する。
厳しい現代社会の中でも懸命に子育てする親と、親をひたむきに愛する子どもたち。文乃はそんな親子の力になりたいと願い、真摯に向き合っていく――。
暗闇にあたたかな光を灯す傑作。
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Posted by ブクログ
この本、読んで良かった!と読んでる途中から感じていた本でした。
24時間の認定保育園。色んな子どもやお母さんたちのドラマがある。
育児に葛藤しているお母さん、子どもを育てるために慣れない環境で必死に働いているお母さん、奥さんの仕事のために育児頑張っているお父さん。登場人物のみ〜んなの気持ちよく分かる。
お父さんもお母さんも子どもたちも文乃先生も杏子さんもみ〜んな幸せになってほしいと思わず願わずにはいられない本でした。
続編、出来たらいいな〜。
Posted by ブクログ
保育園に預ける親として、保育園に預けていることを申し訳なく思う瞬間がたくさんあるけど、こうやって思ってくれる先生が1人でもいるなら、子供は幸せだよなと思った。
Posted by ブクログ
新宿にあり、夜働くママ達を助けるためお泊まりできる保育園のお話し。
主人公の文乃は夜眠れない体質。
昼間の保育園で働いていたけれど夜中の勤務ができる保育園に転職してきた。
文乃は幼少期に両親をなくした辛い思いもあり、園児達の問題に悩みながらも細かく対処していく。
お話の中だのことだけれど、こういう夜中に預かってくれる保育園が本当にあるのでしょうか?
それならばもっと沢山夜中にママと眠れない寂しい子供たちが安らげる場所できればいいな…と思います。
Posted by ブクログ
すごく良かった。
24時間営業のつづきの保育園、夜間シフトの文乃。アヌシュリーちゃんが夜泣きをする。インド人でコンビニ勤務のお母さんクマラさんに伝えて、預かりを減らして欲しいと頼むが、難しいらしい。クマラさんが連絡帳を最近書いてくれない。文乃はアヌシュリーちゃんの夜泣きの原因が夜の日本食の刺激のなさによるものじゃないかと思い当たる。
祥くんのお父さんは看護師でお母さんは医師。プールに入った日に鼻垂れていたので、次の日はプールに入らないようお父さんに言うと、医学的に入れると強弁される。天気の都合でプールのなかった日に、入れてくれないとは!と怒られる。
成也くんのお母さんが迎えに来なかった。園長には予定があり、文乃が家に連れて帰って朝ごはんを食べさせて経過を見ていたが、園長に成也くんを預けた。お母さんを探しにいく。
Posted by ブクログ
夜間保育のある保育園で働く保育士、預ける親、預けられる子の話。夜間保育園は馴染みがなくて、仕事のシフトや、寝かしつけやらの問題がリアルに感じられた。
寝れないアヌシュリーちゃんのためを思って伝えてること、でもよくよく自分の業務がスムーズにいかないことへの苛立ちがあると気づくところ。自分の仕事でも言えるなぁ。
Posted by ブクログ
この春一番感動した本、更新。
重そうなテーマでこんなに読みやすいなんて。この作家さんの本、もっと読みたい。
毎日保育園に子を預けているのに、保育士さんの心の機微に触れたのは初めてで、園や保育士さんへの解像度が上がった気がする。
第四章は感動で涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
✾まどろみの星たち
✾菰野江名
✾ポプラ社
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私たち保育士と子どもと保護者を、
書いてくれてありがとう。
到底言語化できなかったものが、
小説となって生きている。
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“根気よく揺れ続けて腕の筋が張ってきたとき、アヌシュリーちゃんが溶けるように脱力し、寝入ったのがわかった。”
おお!そうなんですよ!
0歳児保育は特にそうで、現場の雰囲気が滲み出てる✨️
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“困らせてしまった、とこういうときにいつも感じる苦さが口の中に残る。しかし伝えなければならないことは、たとえどんなに保護者が忙しそうで臆したとしても言わなければならない。”
⋯そうなんですよ。困らせたくなんかない。悩ませたくなんかない。
保護者にはいい気持ちで仕事をして来て欲しい。
安心して預けて欲しい。
でも、お子さまのために伝えなきゃいけないこともあって、しんどい気持ち。
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“見るべきところは、ありもしない保護者の不出来ではない。”
そうなんです。私たちが行うことは子どもたちに何ができるか。保護者のために何ができるか。
子どもの最善の利益を追求すること。
保護者の働きを支え、子どもたちを共に育てること。
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ひとつひとつの文章に頷きながら、
読んでいった。
同意をしたり、それ違うって思ったり。
でも、保育では『違う』って思うことも含めて、現場なんです。
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人がいればその人の数分、考え方や思いがあり、価値観がある。
同じにはなりません。
保育には『正解』がないから。
だから、話をするんです。
『子どものために』
何を『大切にする』のかを。
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ここは『つづきの保育園』
それは、”毎日のつづき。
保育園が、今日の『つづき』になりますように。“と願いが込められた保育園。
夜間保育園とその保育士、子ども、保護者の姿を描いた本作は
共感と感動が全編に渡り散りばめられていました。
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みなさまにどうぞお手に取ってほしい、
私の推し本です✧
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根気よく揺れ続けて腕の筋が張ってきたとき、アヌシュリーちゃんが溶けるように脱力し、寝入ったのがわかった。
困らせてしまった、とこういうときにいつも感じる苦さが口の中に残る。しかし伝えなければならないことは、たとえどんなに保護者が忙しそうで臆したとしても言わなければならない。
見るべきところは、ありもしない保護者の不出来ではない。
私がすべきなのは、保護者をぐちぐちと責めることではなくて、アヌシュリーちゃんにとっての高級マットレスを探してあげることだった。
私は彼女に、優しくされたわけでも、許されたわけでもない。クマラさんはただやり過ごそうとしているだけだ。放った言葉は取り返せない。謝罪しても、異国で働きこを育てようとしている人を不用意に傷つけたことは変わらない。
むり。今日はダメ。タープだけ張ろうか。朝から屋上の床に直射日光が当たらなければ、明日は曇りだから入れるかもしれない。
どれくらいが負担かは人それぞれだよ。
プールかぁ。単純な活動だけど、実はハードルが高いこと、保護者の側からはあまり見えないから
キッズルームは、認可みたいな決まりごとが本当に少ないのよ。
調べたり考えたりする時間も余裕もなくて、ただ毎日働かなきゃ食べることもできないからとにかく子どもをどこかに預けなきゃいけない。
あるべき姿じゃないだろうけど、親たちもそれをわかってここに預けてる。それに、ここがなくなったら困るのは親たちだからな。おれがやらなきゃ、あの親子たちみんな野垂れ死ぬんだぞ
でも、わかってないのは私の方だった
保育所って、もっと、明るくて、ほんわりしてて、ピンクやオレンジで、お花が咲いてて……そんなイメージでしかなかったけど、違うのよ。働いて生きるための、手段なのよ
子どもファーストって押し付けられがちだけど、全然そんな必要ないんだよ。そもそも保育園は、子どもを育てるための場所じゃなくて、大人が働くために利用するところなんだから。僕は大人ファースト推奨だよ。
男性育児休業取得率
……100パーセントがすごいっていう感覚って、子育てよりも仕事がしたい人には息苦しいよね
でも、つづきのは、本当に忙しい家庭には優しくないんですよ。
高所得世帯は比例して保育料も高くなる。
もしも眞栄城さんが成也くんから逃げたくなったのだとしても、成也くんは僕たちが守っているから大丈夫だと示してあげたい。今度こそ頼っていいって
手放しに愛し愛される親子を、それを人前でも惜しげなく表現する人たちを、ずっといいなと思って見ていた。
自分のものなのに、自分のものじゃない。生まれたときからの私の記録が残されているということ自体、考えたこともなかった。
毎日のつづき。保育園が、今日の『つづき』になりますように。
成也くんの最後の日まで、きちんと彼を保育する。保護者の選択は応援する。
Posted by ブクログ
おはよう、おやすみが言える事が当たり前じゃない
「困っているから」の園長のひとこと。
動く動機がその気持ちだけでシンプルに生きれたら、どんなに生きやすい世の中だろう。
生まれてからのほんの数年、誰かの手を借りれば親子でできることが増えるのに、借りる手がないからと諦めることのなんと多いこと。
スタートダッシュで躓いてしまったら、その後はガタガタである
子どもを誰かに預けるということは、
たとえ身内だとしてもとても怖い
何かあった時に子どもを失うのも辛いし
相手を責めることもできない
出先でもずっと子どものことを考える
しかし、働かなければ生きていけない
育児に関して、
「子どもがかわいそうだね」という言葉が
なによりも家庭にダメージを与えると思っている。
保育園に預けようが夜職だろうが働いているという時点で、子どもと生きる未来を諦めていないし何がいい悪いはないんだろうな、と思う。
登場人物たちがみんな保育士という職業が好きで、
士気が高いお話だったな〜
大人の事情のスキマにいる子どもたちの状況を読みながら泣いてしまうシーンもあり、ラストはそこに繋がるのかよ…!!!!と。
保育園という枠を超えているのかもしれないけど
物語では救いがあって心が洗われる!!
私は、こういうのを小説に求めているのです!!
Posted by ブクログ
大規模園で働いていた保育士の文乃は、体調を崩して退職するが、24時間営業の「つづきの保育園」で働くことになる。
外国人や医療関係者やシングルで夜の仕事をしている親たちのために子どもを預かる夜間保育が、どれだけ助かっているのがよくわかる。
夜泣きする理由を考えたり、理不尽なことで言い負かされたり、引き取りの時間を守らないままの親の行方を探したり…と文乃の奮闘に保育士の凄さを感じる。
懸命に生きる親子に寄り添う保育士の姿は、とても尊敬できる。
毎日のつづき。保育園が、今日の『つづき』になりますように。お父さんやお母さんが夜でも安心して預けて一生懸命働ける。子どもたちは、今日の『つづき』を保育園で過ごして眠る。そういう保育園である『つづきの保育園』。
とても安心できる保育園だと感じた。
文乃が「つづきの保育園」に通っていたことにも驚いたが、何よりも文乃の亡き父の『20歳になったあなたへ』の『お母さんが文乃ちゃんのことをどれだけ好きでいたかみんなで覚えていたいから、杏子さんに託しました』という母子手帳に書かれていた一文に親子の愛を感じた。
杏子さんも母子手帳のこの書き込みを知らないまま、預かっていたことに衝撃を受けたのだろうと察せられた。
文乃自身は、両親と過ごした思い出は少ないかもしれないが、それでもしっかりと愛されていたと思えるだろう。
Posted by ブクログ
子どもが保育園に通ってた時、連絡帳を書く時にイライラがピークに達してしまって殴り書きの汚い字で書いてしまったことがあった。先生たちはあんなにも優しかったのに本当に申し訳なかった。丁寧な子育て、余裕のある子育てができたらどんなに良かっただろう。いつも迎えは延長保育の最後になってしまってポツンと残された我が子を見るのは辛かった。9時4時で働くパートのママさんが羨ましかったな。初めての菰野先生の作品だったが、様々な事情を抱える親子をリアルに描いていて、胸が締め付けられてボロボロ泣いた。
Posted by ブクログ
子供が苦手だ。
そもそも、うっすらとすべての人間が苦手で、大の大人とのコミュニケーションでさえままならない私にとって、それ以上に予測不能な行動をする小さな存在なんてもってのほか、という感じである。学生時代に行った教育実習で、(数歳しか変わらない、そこそこ意思疎通できるはずの)高校生との数週間の関わりにさえ四苦八苦したことを今でも夢に見る。
だからこそ、子供たち、そして彼らと関わる全ての人間は、この世で最も尊重されるべき存在であると思う。私がどんなに勉強しても、仕事ができるようになっても、けして立ち向かえなかったことと日々戦う人。そして、希望や未来そのもの。だから、小さな子供がいる先輩が急に休みになったら仕事を代わるようにしているし、電車にいる親子にはなるべく席を譲る。背負うもののない私にできることはそれくらいだ。
と、いう信念を更に深めた読書体験だった。深夜に働く大人たちと共に育つ子どもたち。それを支える保育園。実際はもっと地味に真摯に、苦しさも辛さもある環境なのだろうけれど、どうか少しでも安らかに幸せにいてほしいと思う。私ができることなんて上に書いたものくらいで心苦しいのだが……
「深夜に子供を預かる保育園の話」というふんわりしたあらすじしか知らずに読んだので、思わぬ良シスターフッド?疑似親子?関係も味わえて嬉しすぎた。なんだかんだ、いちばんいいから。そういうのが。←?
しかし、まさかこんなところで遠き故郷の名前を目にするとは思わなかった。こんなお寺がある記憶はないけれど、モデルはあるのかな? 私の親も、あの町で幼い子供を失った経験を経て私を産んだので、偶然とはいえなんだか他人事とは思えなかったな。
中之条、私が住んでいた頃でさえ教育機関が少なかったのに、今では学校もどんどんなくなって、私が通っていた幼稚園も間もなく閉園になりそうなので、安らぐ子供たちにとって少し寂しい場所かもしれない。
けれど、確かに星が綺麗な町だった。
Posted by ブクログ
初めての、菰野江名さん。
読書YouTuberさんオススメで、書評がとても良かったので買いました。
主人公・文乃は公立保育園に働いてたが休職し、再就職先に選んだのが新宿にある24時間体制の保育園『つづきの保育園』に勤務することになる。
そこで出会うパパ・ママたちは共働きや在日外国人、シングルマザー…と様々な事情を抱えている。子どもといっしょにたくさんの時間を過ごしたい。だけど一緒に過ごすだけだと生きていけない。だから働く。そんなジレンマを抱えながら仕事をしている彼らを見ると、時間にもお金にも余裕がない時代なんだなぁと悲しくなる。
印象深い、成也くんのママ・真栄城さん。大切な人を亡くした状態の中で遺された人が亡くなった人に縋りたくても、いずれ離れてしまう恐怖から怯える。
文乃と杏子さんの関係もきっと同じだったんだろうなと彼女の言葉を読んで思う。
時間とともに悲しみは消える。ぬくもりや存在感だけは消えることはなかった。
だから消える恐怖に怯えながら過ごすその人に、大きな受け皿持ってしっかり受け止め支え合い、生きる原動力を引き出すことで人は強くなれるんだと思いました。
保育園が舞台だったので子どもたちを支える保育士の奮闘するほのぼのとした内容かと思った。
実際は人間は誰かに頼りながら生きていく術があることを、優しく教えてくれた物語だったと思います。
Posted by ブクログ
いやぁ~〜良書。心があったかくなった。
他の方の感想が素晴らしくて、残念ながら何も書けない…
でも最近、シングルマザーや連れ子家庭など、自分の知らなかった家庭の方々と接することがあり、いろんな苦労されてる話しを聞いていたタイミングでの、偶然この本との出会いだったので、それには本当に驚いた。
Posted by ブクログ
殺伐とした事件ばかりの今、本当に読めて良かった。
そして、保育士さんのお仕事の大変さ、尊さに改めて感謝です
つづきの保育園に通う子供達皆健気で愛おしい。読み終えた後再びカバーを見るとなんだかじんわり温かくなった。
Posted by ブクログ
ある事情から夜に眠れなくなってしまい、休職していた保育士の文乃。昼夜逆転した生活リズムであれば眠れるようになり、東京新宿にある24 時間営業の「つづきの保育園」で働くことに。この保育園では、飲食業界、医療関係者、夜の仕事、シングル、深夜手当で生計を立てる外国人など、さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちのために子どもを預かる、“夜間保育” を行っていた。
デビュー作からずっと追い続けている菰野さん。1年間に1作品と出版される本は少ないけれど、確実に上達している(上から目線で申し訳ないけれど)気がするし、どんどん読み手心をくすぐる作品を出してくる。
今回の舞台は24時間営業の認可保育園。実際に東京都内では24時間営業の認可保育園は1ヶ所しかない。そこを丹念に取材して書き上げただけあって、保育園の様子やそこに通っている子どもたち、通わせている親たちがリアルに描かれている。
保育士さんってなかなかハードなのに、安月給で大変なんだなぁと気楽に読んでいる場合じゃないなと感じた。ロボットなんかには頼れない、人間性を育む職業なのだから、全ての面でもっと改善されないといけない。
主人公の文乃と杏子さんの関係。なかなか素敵。親子でも親類でもないけど、こんなに濃い関係の他人なんてないだろうなぁ。
ブグログやSNSなどで、高評価なのもうなずける作品だった。
本屋大賞、発表されましたね。
予想通りの朝井リョウさん、おめでとうございます。
そして、発掘部門「超発掘本!」に原田宗典さんの『旅の短篇集 春夏』。我が事のように嬉しくなりました。久しぶりに彼の作品を読んでみようかな。
Posted by ブクログ
小さい子どものいる(もしくは育てた)親御さんに強くお勧めしたい。
尊い日々だと理解していながら、感情任せに怒ってしまうことが続いて、後悔したり悩んだりしてた時にこの本に出会って、一晩で読み切った。
多様な家庭の事情を色眼鏡で見ず、
多角的に丁寧に掘り下げることで見えてくるあたらしい世界。
親も子も、みんな生きるためにがむしゃらだ。
第三者からの助言は、時に厳しくて、時にありがたい。
「でもさ、大人は夜が素敵って知ってるじゃない。いずれ勝手に知るんだとしても、たまにはこっそり、子どもにこういう世界もあるよって教えてあげてもいいと思うのよね。夜って怖くないよとか、静かに過ごす時間の楽しさとか」
Posted by ブクログ
ポプラ社新人賞の作品を読んでから注目していた菰野さんの新刊!!
今回もとても良かったです涙
主人公文乃が各章の預かりをする子どもの親とのやりとりがせつなかったです。
最終章の文乃本人が実はつづきの保育園の出身だったとは、、、
杏子さんとの関係も母子手帳をきっかけにもっとより良くなるとよいな、、、
とても読みやすかったです!
Posted by ブクログ
ここは夜間保育園__。
「諦めないで。大丈夫。代わりに私たち保育士がいるんですよ」
「夜間保育園」とは知っていますか?
夜間保育園とは、夜に働く人のための保育園。
(ex)外国から来た人、飲食、医療従事者、シングルの親、夜の仕事
私は、子育て経験もないので、本作で、初めて夜間保育園を知りました。
本作は、24時間体制の保育園で夜間保育士として働く文乃が主人公として描かれている。
実際、保護者や子どもなどの問題はたくさんあり、厳しい現実の描写もあった。
かなり細かい描写があって、これは取材の賜物だなと圧巻されました。
本作は、連作短編集で読みやすい作品です!
最後の章 「ほし組 内海文乃」は、読んでて涙が止まらない感動の1冊でした!
「あなたは1人じゃない」。
寄り添ってくれる人がいることを知る作品。
読後は、とても優しく温かい気持ちになった!
あれ、まだ4月だけど、本屋大賞候補なのでは!?と思うほど素晴らしい作品でした!
是非、オススメの1冊です!
Posted by ブクログ
子供が保育園へ行く気持ち、働く親としての責任、優しい保育士さん。すべて一冊に凝縮されています。入園されている方はもちろん、子どもが産まれたばかりの方にもおすすめです。
読みやすく、時に心に刺さるようなことばがあり必ず読んだ方の心に響く言葉があると思います。
私はいま育児で悩んでいたので、うまくいかなくてもいいんだなと前向きな気持ちになりました。
オススメです
Posted by ブクログ
早くに両親を亡くした文乃先生が働く、24時間保育の認定保育園が舞台となったお話。
途中ハラハラする場面もありつつ、先生たちが子どものことを深く考え、でもお母さんたちの味方でもある、素敵な保育園なんだなと心が温まった。
現実にはなかなかなさそう。
Posted by ブクログ
眠れない子供達を眠らせた成功体験と思いきや
まったく違いました。いろいろ事情で夜中子供預けなければならないおとなたちや、保育を可能にしている保母さんの物語。と思いきや。
言葉で並べると文乃さんは結構辛い人生を歩んできているのだが、あまり感じさせない。それより今で悩んで眠れなくなっている辺りはそうだなあっって共感したり、成くんの話は悲しくない物語なのに「ウルッと」きたり。
なんだか不思議な小説でした。あまりにも意外性がなかったので星4としましたが5でおかしくなかったなと思っています。
Posted by ブクログ
苛立ちや戸惑いを抑えるためにわかりやすい安易な答えに飛びつくのではなく、納得いくまで目を背けない主人公の真っ直ぐさに引き込まれた。
文化の違い、共働き夫婦間のコミュニケーション不足、シングルマザー。
それぞれの家庭で環境は異なるから、正しさの基準をどこに定めればいいのかって本当に難しい。
そのはずなのに、子育てってひとくくりにされがち。
主人公だけでなく、ルールを外れてもできるだけフォローしようとする園長先生や、働きやすさを二の次にして夜間保育のある保育園で働く先輩保育士。
ぽっかりあいた穴の縁で懸命にバランスを取ってなんとか耐えるような生活を送る子育て世帯ってきっと想像以上に多い。
そんな人達に手を差し伸べてくれるような登場人物たちに心が温かくなった。
現実が詰まっているからこそ、安易に丸くおさまる結末にはならない。
誰かの苦しみが綺麗に消えるわけでもなく、明確な答えが与えられるわけでもない。
そのどうしようもなさが、すごく“現実”だった。
けれど、求めれば応じてくれるものがちゃんとあると、希望を信じられる物語だった。
Posted by ブクログ
新宿の夜間保育園を舞台に、様々な事情を抱えながら生きる親子と、懸命に寄り添う保育士たちを描いた物語です。夜間保育園の実情を縦軸、主人公の保育士・文乃の物語を横軸にし、優しい感動作になっています。
まずは、夜間保育園の存在と実情を知る機会となりました。公立か私立か、認可か認可外か、親に選択する余力があるか否か…。明るくほんわかイメージで片付けられない実態を浮き彫りにしますが、決して説明度合が強いわけではありません。
そして、主人公・文乃もまた、背景にいろいろなことを抱えているのでした。悩みながら真摯に仕事に向き合う姿勢に好感がもてますし、彼女の成長譚でもあります。文乃はその行動にやや行き過ぎの感もありますが、劇的な変化や問題解決に至るわけでもなく、バランスの取れた描かれ方です。
夜間保育園そのものや子どもを預ける親への偏見など、自分の視野の狭さを痛感した次第で、様々な事情への想像性なしに正義を振りかざす危険性を思い知ります。子育てに正解はなく、保育士は手助けする立場をわきまえながらも、静かに奮闘する姿をていねいに描き、余韻が残る秀作でした。
菰野江名(こもの・えな)さん初読でした。保育士経験者?と思ったら、裁判所で書記官として働きながら小説を執筆している方だそう。本作が3作目とのことで、今後がさらに楽しみな作家の一人と感じました。
Posted by ブクログ
内容は知らず、表紙が可愛らしかったので興味を惹かれて読んでみた。
可愛らしいストーリーではなかったけれど、とても良かった。
特に後半。心が温かくなった。
Posted by ブクログ
こんな優しい保育園があったら、どれだけ親は救われるだろう。
都会の真ん中にある24時間営業の「つづきの保育園」。言葉通り24時間、いやそれを超えて時間オーバーしても子どもを預かってくれるなんて。それもただ預かるだけでなく、食事や寝かしつけなどが全て子供目線で行われていて、本当に素晴らしいと思った。
こんなの物語だからでしょと思ったら、参考にされた24時間保育園があるということで、びっくり。
思わずHPをじっくり見てしまった。
保育士さんに改めて感謝の気持ちがわいたし、こんな保育園が当たり前になったらいいなと思った。
Posted by ブクログ
24時間の認可保育園っていうのもあるんだ。親の仕事の都合で子供たちの睡眠に関わるって大変だよね。介護もそうだけどこういうところがないと成り立たないよなぁ。
Posted by ブクログ
良すぎた。
夜の世界も保育経験もないから
自分ごとに落とすというか、客観的に眺めてる感じで読めた。
子どもを育てるって、悩みの集約だと思う。笑
「妊娠」とか「出産」「子育て」を意識し始めた瞬間から悩みスタート。笑
それは、多分自分が死ぬまで続くし、なんなら死んでも
現世に残した子どもを心配する。
親ってすごいよなー
この作品も、そもそも夜に子どもを園に預ける
とか
夜泣き問題
とか
色々な悩みに直面する。
この作品を読んだら、夜泣き解消しますよ!
夜子どもを預けることに、正当性を感じられますよ!
って、そんなことじゃなくて。
すっきり解決しないのがいい。
だってきっと
本当の子育てだって、悩みは解決しないから。
そこがめちゃくちゃリアルで。
今はこれで落着かな?また問題が起きたら考えよう。
っていう、100%ゴールじゃないのに
次に進む感じが
「ああ、こんなもんだよね。」
「肩肘張っても自分が潰れるだけだよね。」
「まあ、いっか。大丈夫!」
みたいな、1人で完璧にしなくてもいいんだよなーって
なんとなーく、感じられる。
真面目に頑張りすぎているときこそ、読みたいなって思えた作品。
1人の人を必ず正しくて、安全な方向に向かわせるなんて絶対にむり。
全部背負うんじゃなくて、できることだけちょっとやってみる。
あとは、子ども本人に任せる。
そしてそれをサポートする、抱きしめる。
そうやってやっていこっかなーって思いました。