小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
読み終わった後にしばらくボーっと考えてしまった。
本編も良かったが、最後のオードリー若林さんの解説が響いた。
地味には地味の戦い方がある。というところや、本気の一秒を守る為だったら本気じゃない仕事も本気でやる。(そんな不誠実も誠実のうちだ)というところ。
自分が社会に出る前は大したことをしていなくても「大多数の人と同じになりたくない」みたいな感情があって、どこか人と差をつけて自分を表すタグみたいなものを集めるのに必死だった。(社会人歴3年目以内も同様)
今思ったらなんであの時あんなに悩んでいたんだろう、と思うほど現状に満足できない感があったけど、いまそれほどでもないのはどんどん尖っている -
Posted by ブクログ
作者が高校の同窓だと知り、読んでみた。
同窓と言っても、20期も離れているが。。。
短編集で、会話文が少なく、読み始めは、うっ!ガルシア・マルケス再来か!と身構えたが、各編主人公の心情が溢れる文面に、肩の力みを抑え込んでくれる心地よさに惹き込まれた。
力まずに読めた理由は、しばらく読み進めないと主人公が男性なのか女性なのか、はたまた死んだ後の魂なのか、わからないところかな。
地獄というありえないシチュエーションで、作者の頭の中で独り言のように目まぐるしく繰り出される描写、きっと作者は現世では口数が少なくて、そのぶん頭の中はしゃべくりで溢れてるんやろうな、と。。。
あ、まだ生きてる方だった -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読しよう…と思ってなかなかかなわなかったけれど、「皆川博子の辺境薔薇館」を手にしたきっかけで再読できました。
わたしはこちらも好き。「雨の塔」はもちろん大好きです。
『永代院』という、世俗から隔離され、とてもとても雲の上で脈々と受け継がれてきた一族を中心に描かれる愛憎と、
後半はそれが崩れ去る展開と…浸りました。
最初の章が源氏物語のようで、としたら永代院は…いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に……と始めてしまいたくなる。帝、桐壺、光源氏、藤壺、結構近い気がします。
再読して、和琴と泉水も近いんだな、と気づきました。
西の家が島根にあることにようやく気付き、改めて神なんだな -
Posted by ブクログ
なかなかの長編小説で本自体が重いので、比較的在宅時間が長い夏休みの課題図書にしました(勝手に)
主に、京都で過ごした中学時代と大人になり東京で働く現在の様子が鮮明に描かれています。
前半は、子ども特有の狭い世界での苦悩が読んでいる側にも、しんどさが伝わってきました。まだまだ広く世界を知らない子どもだからこその大変さって、、本当辛い。
後半になれば、今度は大人らしい大変なことがたくさん描かれているけれど、人は皆それぞれ、精一杯もがきながら生きていく意味とかを探していくんだろうなーと思いながら、読みました。
ページ数も少し多めで、
ドラマに例えたら一話から最後までフルで堪能できる
色々な場面を -
Posted by ブクログ
恐妻家で家族思いの殺し屋「兜」。
凄腕の殺し屋なのに、家では妻の機嫌を何より恐れ、息子との関係に悩む。そのギャップがなんともおかしい。
そんな兜が願っているのは、殺し屋稼業から足を洗い、家族と普通に暮らすこと。
仕事を辞めるために必要な仕事をこなし、エージェントにも立ち向かう。でも、人の命を奪うことを生業としてきた業は重い。そう簡単に今日で辞めますと退職届を出せる世界ではない。
一体どうなることかと読み進めていると、物語は思いもよらないターニングポイントを迎える。
ここから『AX』という物語の見え方が少しずつ変わっていくのが面白かった。
ところでタイトルの「AX」は斧の意味。
もしや兜 -
Posted by ブクログ
「宙わたる教室」続編。
前作から6年後、東新宿高校定時制に科学部はなく、顧問の藤竹も学校を去っていた。
超進学校を中退し同校に編入してきた飯星佐那は、科学部を復活させるべく単身活動を開始する。
佐那の周りに集まったのは間宮みちる、片倉理、尾上翔太、楊宇辰、百瀬副校長、英語教師木内、顧問の国語教師里仲遥香たち。
一心不乱な佐那の熱意と、佐那が見せる好奇心をくすぐる実験の数々に周りも巻き込まれていく。
科学部再開を聞き駆けつけたかつての科学部メンバー柳田岳人、名取佳純、アンジェラ、長峰らも応援する中、「ジャガイモでんぷんを燃料にしたペットボトル・ハイブリッド・ロケット」で全日本高校サイエ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。