ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 三国志 九の巻 軍市の星(新装版)

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    私の推しの関羽将軍が…悲しい。
    北方謙三さんの書く歴史小説の人間ドラマ、熱くて、胸を打つので大好き。

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    2026年03月22日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    小学6年の十和は「家族の幸せの形」がわからない。
    嫌な家族ではないのに、家族といると心が荒む。
    家族と離れて大阪にいる祖母と暮らすため、
    十和は中学受験をすることを決める。


    中学受験は長い人生の中のほんの一部の出来事。
    でもその人生のほんの一部の時間が
    きっと自らを大きく成長させ、
    ここでの経験がこれからの人生を歩む時の自信や糧になっていくんだろう。

    受験生の十和、それを支える家族。
    父の優しさ、母の見守り、妹の応援。
    バラバラになりかけていた家族が
    受験を通してひとつになっていき、
    「家族の幸せの形」は何かを見つけ出した
    十和の答えにとても賦に落ちた。


    受験のように答えが決まっ

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    2026年03月22日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    1番大切なことを見れなくなった結果、王様やうぬぼれやや酒飲みなどの、王子さまが旅して出会ってきた『大人』になってしまうよ
    ということかな、と思った。
    バラと王子さまや、キツネと王子さまのお話、パイロットと王子さまのお話は表現しがたい気持ちになった。

    最初に『友達に宛てた』ということが書いてあることと、時代背景から連想するに、戦争で死を覚悟した作者が綴った『気持ち』なのではないかと思った。『あの星のひとつに、ボクがいると思ったら星を見るのがワクワクするだろう?』というような文章に、涙が溢れた。

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    2026年03月22日
  • だれもみえない教室で

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    小学校の放課後、歩と孝太郎と連と颯斗の四人は教室でこのあと遊びを探していた。
    その時、颯斗が清也のランドセルにクラスで飼育している金魚のエサを入れる。
    歩と孝太郎と連は何が起きたかわからなかった。
    颯斗のそれは仲直りのいたずらだった。
    一週間前、颯斗と清也は小競り合いをしていた。
    初めは軽い気持ちのいたずらが、いじめへと変化していく。

    章ごとに久保塚連、三橋清也、関颯斗、担任の原島夏帆の視点で書かれています。

    大人たちは、軽い気持ちのいたずらだから、『握手しておしまい』でかたずけようとする。
    しかし、いたずらをされた方は納得がいかない。なぜ俺なのかと疑問が残る。
    小学生のなかなか自分の気持

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    2026年03月22日
  • i

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    自分の中で苦手な、痛みを感じる、ことについて向き合える本。
    心地よくはないが、それでも読み進められるのは筆者の力量も感じた。
    多様性、という表面的な言葉よりももっと繊細なたくさんの色をこの本の中に見つけられてよかった。

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    2026年03月22日
  • 塞王の楯 上

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    とても面白く思った。最強の盾(石垣)と最強の矛(鉄砲)。破ることの出来ない石垣とどんなものでも破る鉄砲!かつての米ソ冷戦のような核の抑止力で戦争を起こさせない。双方が己の考えが正しいと思い行動する。世の中は何が正解なのかはないように思える。双方がどこかで折り合いをつけて解決するのがほとんどである。大津城の琵琶湖の水面より高い外堀に水をひくのはホースの中の水がみたってるのが条件で高い所に水をひくことができるということだろう。

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    2026年03月22日
  • 時をかけるゆとり

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    何も考えずに読める
    文才ってこういうことを言うのかな?と感じた

    言い回しが直接ではなく(時には直接なこともあるけども)、全く違った視点の物事を結びつける才というか

    なんにせよ、本当に何も考えずに読める
    面白かった

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    2026年03月22日
  • ツミデミック

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    一編一編が、まるで一本の映画を観終えたかのような圧倒的な「密度」に満ちていました。
    短編という限られた文字数の中に、キャラクターの吐息や、その場の空気の淀みまでもが完璧にパッキングされています。描き出されるのは、私たちが経験した「あの特殊な時間」の中で、普通の人々がふとした拍子に踏み外してしまう一線。その心理描写があまりに精緻(せいち)で、他人事とは思えないリアリティに終始圧倒されました。

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    2026年03月22日
  • ラストナイト

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    ネタバレ

    大切な人が殺されて、人生をめちゃくちゃにされて、その犯人を見つけてしまったら、自分の全てをかけてでも追ってしまうのかもしれない。
    その人自身の視点は決してなくて、周りの人視点で物語が描かれることもあり、ラストにならないと顛末が分からない。読み進める手が止まらず、後半は一気読みしてしまう。
    最後まで信じてあげたら、何か変わったのか。それでも止まることはなかったんじゃないかと思う。でも、『信じて寄り添う』ことで違う結果にもなったかもしれない。

    個人的にはチンピラがより嫌いになった

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    2026年03月22日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    望んでいた、そうなってくれたら…と祈った結末ではないことに、逆に安心した話であり、解説を読むと胸の奥がぎゅっと潰された。

    みんな必死に生きている。それでも耐えられなくて、逆に耐えてしまう人がいて。それは個人が個人であるからこそ起こることなんだけれど、それがツラい。
    誰かが何かしてくれたら、夫は風呂に入らないという選択をとらず、最後まで頑張れたのか。頑張らせて良かったのか。
    『気の持ちよう』『まだ大丈夫』『できるよ』という言葉の残酷さを感じた話だった。
    その言葉でなんとかなる内は、『まだ大丈夫』なんだろう。
    『普通』を頑張れる人が取り残される話しであったかもしれないし、選択の残酷さもあったかも

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    2026年03月22日
  • サーキット・スイッチャー

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    ネタバレ

    安野さんの本。
    AIエンジニアだからこその解像度で、オープンソース化等安野さんの思想が垣間見えて、それが小説に昇華されていて心地よい。

    賠償金額の最小化が、自動運転の継続に欠かせないこと、というロジックは一定理解できるものだし、いや実をいうとかなり理解できたもので、自分の中での松木的な部分に少し嫌気がさした。

    このロジックについて、全面否定するのではなく、むしろ誰しもそういう思想は多かれ少なかれあることを認めつつ、別の角度から答えを出すところに、チームみらい・政治の世界で知っている安野さんらしさを感じることができ、腑に落ちた。

    この本は、AIエンジニアだけでなく、政治家安野の一面をも知れ

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    2026年03月22日
  • 世界はきみが思うより

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    大好き❤
    登場人物、みんな大好き❤

    みんな、いろんな悩みも事情も抱えてるけど、
    ちゃんと、ちゃんと?素敵に暮らしてる感じがすごく好き❤️

    さすが寺地はるなさん‼️‼️

    私は母親なので、
    ラストで、香川さんにすごく感情移入しました。

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    2026年03月22日
  • タクジョ! あしたのみち

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    タクジョシリーズ 第3弾

    ・七月七日の新宿御苑前 高間夏子 東央タクシー
    ・八月八日の新小岩 三国清香
    ・九月九日の新木場 安岡千冬 東央タクシー
    ・十月十日の新代田 刀根和正 東央タクシー
    ・十一月十一日の新板橋 木口真那斗
    ・十二月の新富町と新桜台 高間夏子 東央タクシー

    いろんな人がいろんな事情を抱えながら、タクシーに乗っている。

    それは些細なことで会ったり、大切な人の最期をみとるためだったり。それに絡めてドライバーの背景も混ざり合う。

    丁寧な描写が心地よい。

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    2026年03月22日
  • PRIZEープライズー

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    この小説は、紙の本で読めてよかった。
    承認欲求やら女性同士の生々しい感情やら本に携わっている人たちの熱量やらで、一晩経っても余韻がすごい。
    芥川賞と直木賞の違いや選考までの流れ、編集者の仕事、本ができるまでの流れなど、かなり詳細に書かれていて興味深かったです。
    1ページに何文字印刷するか、字体はどうするか、カバーや帯のデザイン等々…一冊の本がどれだけの手間をかけて私たちの手元に届くんだろうと思うと感慨深いものがありました。電子書籍も便利だし使ってるけど、やっぱりなるべく本屋さんに足を運びたいな。

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    2026年03月22日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    (上)に続き読みました!
    展開が一気に動いて黄色い家(上)で謎だった部分が解明されていきました。
    苦労して貯めたお金を2回も失ったり働き口が無くなった花は黄美子さん、蘭、桃子と4人で一緒に住む為に必要なお金を稼ぐ為に犯罪に手を出してしまい心が痛みます。
    生まれた環境が全てではないですが主人公の生い立ちはとても辛いですね…
    お金が無いという事がいかにして人を狂わすのか、人間の醜い部分が露わになっていて後半は常にもやもやしてしまいました。

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    2026年03月22日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    ネタバレ

    人は誰でも、52ヘルツの声で鳴いていると思う。人に話せていないことや後ろめたい気持ちがあること、身体は仲間たちといるのに、心はひとりぼっちだったり…思ったことを口に出せなかったり、関わりたくないのに関わってしまう経験は誰にでもある。
    自分の中に線を引き続けて、いつのまにか線に囲まれて抜け出せなくなってしまったとき、救い出してくれた人たち。そんな人たちに救われてきたし、救いたいと思う。

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    2026年03月22日
  • ハサミ男

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    「有名な理由」が、最後の数ページでこれほどまでに鮮明に突きつけられるとは思いませんでした。
    物語の冒頭からずっと、自分は正しい景色を見ていると信じ込まされていた――その「認識」がいとも容易く崩れ去る瞬間、驚きを通り越して、作者の緻密な計算に畏怖すら覚えました。伏線を追っていたつもりが、実はその伏線の一部に自分自身が組み込まれていたような感覚。ミステリーを読み慣れている人ほど、この鮮やかな「勘違い」の罠に心地よく嵌まってしまうはずです。

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    2026年03月22日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    SNSで話題になっていたのとジャケットのインパクトと帯の「人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか」というフレーズがとても気になって購入しました。
    第一章の内容は主人公の花の現在から始まっていて一緒に住んでいたという黄美子さんが何故捕まったのか?
    古い携帯に電話番号が残っていた蘭とはどういう関係だったのか?
    桃子は何故行方不明になったのか?
    等の伏線回収を感じる内容で徐々に興味を惹かれていきました。
    第二章からは主人公が15歳の時に戻ってそこから過去の話が始まり黄美子さんとの出会い等が明かされます。
    黄色い家の(上)はとにかく心が痛くなる内容で主人公に感情移入してしまうと胃痛がしてしまう様な内容でした

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    2026年03月22日
  • アリアドネの声

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    目が見えない、耳が聞こえない。そんな究極の孤独の中にいる女性を、刻一刻と迫る水害からどう救い出すのか。設定の妙と展開の速さに、文字通り息をするのも忘れて一気読みしました。
    暗闇と沈黙という「制約」が、かえって読者の想像力を極限まで引き出し、現場の焦燥感や冷たい水の質感が肌に伝わってくるような圧倒的な没入感。論理的な救出手順と、それを超えた人間同士の呼応に、心臓が跳ねっぱなしのノンストップ・サスペンスです。

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    2026年03月22日
  • 光のとこにいてね

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    読み進めている時も読み終わったあとも、ずっと心がぽかぽかあったかくて不思議。
    2人の今までの経験とか、出来事とかの言葉にできない思いとか、いろんなことが混ざって、最後の最後であの2人にしかわからない答えが出てるのかなと感じて、なんかすごく納得。
    ちょっと心が軽くなった気がする。読み終えて寂しいという喪失感と、たくさん感じられた優しさと暖かさがなんかいい感じにスッと消えていったみたいな。 読み終わりたくないな、と今まで読んだ本のなかで1番思った。まだ約10年強しか生きてないので読んだ本も少ないけれど。
    主人公2人以外の登場人物も素敵で、それぞれがそれぞれに悩んでたり苦しかったり……
    言葉にする

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    2026年03月22日