ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月の立つ林で

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    月をテーマに、色んな境遇の人物が描かれています。
    月の満ち欠けのように私たちの人生には明るい時も暗い時もあるけれど、必ず明るい時が来ると信じて、またその予感を感じ取って生きていこうとする登場人物に、私自身非常に胸を打たれました。

    他の青山美智子さんの作品でもそうですが、作中に出てくる何気ない文章が、私の胸に響いて大事にしたいと思えるほど、どこを読んでも皆さんに寄り添ってくれるような物語だと思います。

    ぜひ読んでみてください

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    2026年08月10日
  • 何様(新潮文庫)

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    読み終わった後にしばらくボーっと考えてしまった。

    本編も良かったが、最後のオードリー若林さんの解説が響いた。
    地味には地味の戦い方がある。というところや、本気の一秒を守る為だったら本気じゃない仕事も本気でやる。(そんな不誠実も誠実のうちだ)というところ。

    自分が社会に出る前は大したことをしていなくても「大多数の人と同じになりたくない」みたいな感情があって、どこか人と差をつけて自分を表すタグみたいなものを集めるのに必死だった。(社会人歴3年目以内も同様)

    今思ったらなんであの時あんなに悩んでいたんだろう、と思うほど現状に満足できない感があったけど、いまそれほどでもないのはどんどん尖っている

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    2026年08月10日
  • 決裂

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    面白い小説は読みやすい。
    渋谷署の刑事伊賀隆也が、警察署から拳銃を持ち出し、女性を人質にした同期の刑事を射殺し自らも撃たれてしまう。
    物語はこの場面から警視庁捜査一課、公安、警察内部が、伊賀の敵になるか味方になるか判別不明の状態で、伊賀の動きが微妙な影響をそれぞれに与えていく。

    堂場瞬一の警察小説はハズレがなく兎に角面白い。

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    2026年08月10日
  • この銀盤を君と跳ぶ

    匿名

    購入済み

    2人の天才。個性的で似ていないようで似ている2人。どちらも応援したくて、勝負の結果を読むのも怖かった。元々は恵まれた環境にいたのに、それがひっくり返り、その中で強く逞しくなってゆく。とても感動しました。瞳さんもかっこよかった。

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    2026年08月10日
  • 浮遊霊ブラジル

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    作者が高校の同窓だと知り、読んでみた。
    同窓と言っても、20期も離れているが。。。

    短編集で、会話文が少なく、読み始めは、うっ!ガルシア・マルケス再来か!と身構えたが、各編主人公の心情が溢れる文面に、肩の力みを抑え込んでくれる心地よさに惹き込まれた。

    力まずに読めた理由は、しばらく読み進めないと主人公が男性なのか女性なのか、はたまた死んだ後の魂なのか、わからないところかな。

    地獄というありえないシチュエーションで、作者の頭の中で独り言のように目まぐるしく繰り出される描写、きっと作者は現世では口数が少なくて、そのぶん頭の中はしゃべくりで溢れてるんやろうな、と。。。
    あ、まだ生きてる方だった

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    2026年08月10日
  • 太陽の庭

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    ネタバレ

    再読しよう…と思ってなかなかかなわなかったけれど、「皆川博子の辺境薔薇館」を手にしたきっかけで再読できました。
    わたしはこちらも好き。「雨の塔」はもちろん大好きです。

    『永代院』という、世俗から隔離され、とてもとても雲の上で脈々と受け継がれてきた一族を中心に描かれる愛憎と、
    後半はそれが崩れ去る展開と…浸りました。
    最初の章が源氏物語のようで、としたら永代院は…いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に……と始めてしまいたくなる。帝、桐壺、光源氏、藤壺、結構近い気がします。
    再読して、和琴と泉水も近いんだな、と気づきました。

    西の家が島根にあることにようやく気付き、改めて神なんだな

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    2026年08月10日
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

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    今回も面白かった〜!

    偶然が悲しい形で噛み合ってしまったのがなんともままならなかったけど、彼が最後に少しでも救われていると良いなぁ。

    五条さんの作品はいつも独特なユーモアがあって好きなので、次回以降も楽しみです!

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    2026年08月10日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    読み出したら止まらなくなる本だった。時間の制約で初めて読むのをやめなければいけないと思った本だった。
    昨今の多様性とかダイバーシティとか様々な現代の様相をきれいにまと待っていて、感動的なお話だった。
    読みはじめとは180℃くらい変わる希望のストーリーでした。

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    2026年08月10日
  • リカバリー・カバヒコ

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    落ち込んでいる時、体調が悪い時、兎に角、誰かに聞いて貰いたい。カバヒコを通じて人が繋がり皆んな一歩、踏み出して行く。今、私も体調が悪く誰かに聞いて貰いたい。涙が止まりませんでした。

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    2026年08月10日
  • グラスホッパー

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    伊坂幸太郎のグラスホッパーを読んだ、全然関係ない(であろう)世界を読むのは、現実を生きる上での息抜きになる。マリアビートルを読んだときにも思ったけど、岩西と蝉、檸檬と蜜柑みたいな一見仲が悪そうだけど、実は絆が結構深い二人組は素敵だな。

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    2026年08月10日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    遠隔から放たれる魔弾、この謎も解決編聞くとスッキリでした。こんな謎思いつくのがすごい。稀なケースだかその可能性も潰さず推理する天久鷹央はすごいし面白い

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    2026年08月10日
  • 激しく煌めく短い命

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    なかなかの長編小説で本自体が重いので、比較的在宅時間が長い夏休みの課題図書にしました(勝手に)

    主に、京都で過ごした中学時代と大人になり東京で働く現在の様子が鮮明に描かれています。
    前半は、子ども特有の狭い世界での苦悩が読んでいる側にも、しんどさが伝わってきました。まだまだ広く世界を知らない子どもだからこその大変さって、、本当辛い。
    後半になれば、今度は大人らしい大変なことがたくさん描かれているけれど、人は皆それぞれ、精一杯もがきながら生きていく意味とかを探していくんだろうなーと思いながら、読みました。

    ページ数も少し多めで、
    ドラマに例えたら一話から最後までフルで堪能できる
    色々な場面を

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    2026年08月10日
  • 毒 POISON

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    実は初めて赤川次郎さんの作品読みました。
    すごく読みやすくて、面白い!
    検出不可能な毒薬があらゆる人の手に渡っていって、その結末がそれぞれ描かれています。
    個人的には刑事の手に渡った時の話が好きです。
    そんな魅力的な薬で憎む相手を殺せるなら…人の内なる欲が描かれていて抗えない感じがしました!
    これを機に赤川次郎さん作品他にも読みたくなりました!!

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    2026年08月10日
  • AX アックス

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    恐妻家で家族思いの殺し屋「兜」。
    凄腕の殺し屋なのに、家では妻の機嫌を何より恐れ、息子との関係に悩む。そのギャップがなんともおかしい。

    そんな兜が願っているのは、殺し屋稼業から足を洗い、家族と普通に暮らすこと。

    仕事を辞めるために必要な仕事をこなし、エージェントにも立ち向かう。でも、人の命を奪うことを生業としてきた業は重い。そう簡単に今日で辞めますと退職届を出せる世界ではない。

    一体どうなることかと読み進めていると、物語は思いもよらないターニングポイントを迎える。
    ここから『AX』という物語の見え方が少しずつ変わっていくのが面白かった。

    ところでタイトルの「AX」は斧の意味。
    もしや兜

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    2026年08月10日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    「宙わたる教室」続編。

    前作から6年後、東新宿高校定時制に科学部はなく、顧問の藤竹も学校を去っていた。

    超進学校を中退し同校に編入してきた飯星佐那は、科学部を復活させるべく単身活動を開始する。

    佐那の周りに集まったのは間宮みちる、片倉理、尾上翔太、楊宇辰、百瀬副校長、英語教師木内、顧問の国語教師里仲遥香たち。

    一心不乱な佐那の熱意と、佐那が見せる好奇心をくすぐる実験の数々に周りも巻き込まれていく。

    科学部再開を聞き駆けつけたかつての科学部メンバー柳田岳人、名取佳純、アンジェラ、長峰らも応援する中、「ジャガイモでんぷんを燃料にしたペットボトル・ハイブリッド・ロケット」で全日本高校サイエ

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    2026年08月10日
  • ハヤブサ消防団 森へつづく道

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    池井戸潤さんは、ドラマでしかお世話になっておらず、この作品もドラマで見たのが最初です。三馬さんと言えば、中村倫也さん。
    しかし、本で読んでも、とても面白い。
    裏の裏というか、予想しない結末に連れてってくれます。
    これからは、池井戸さんも、作家読みリスト入りです。

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    2026年08月10日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ


    また時間をあけて読み返したいと思う作品。

    『川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知り得ない』

    目に見えるものが全てではないし、差し伸べられた手を
    とって感謝されることも当たり前ではない。
    それでもその人の明日がよい日になればと
    祈ることはできる。

    自分の恵まれた環境や立ち位置は決して当たり前ではなくて
    偶然の上に成り立っていること。
    これはこれからの人生で忘れてはいけないなと思いました。

    人との寄り添い方を教えてくれるそんな一冊でした。

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    2026年08月10日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すごく面白いどんでん返しがあるわけじゃないけど、ずっと手元に置いておきたい本1位。紛失したり引っ越したりして計4冊は購入している。
    ドラクエ5を思い出す。主人公の数十年間がこの本に詰まっていて、私は応援せず軽蔑せず追いかけるだけ。
    あ!約10年手元に置き続けるくらいこの本を愛しているいちばん大きな理由は、ラゴスが知を追い求めるからだと思う!やっぱり学ぶっていいよね。ラゴスが感情で動くところは筋通ってなくない?って思うけど、その矛盾が人生における寄り道だったりするのかなー

    皆も、自分にとって唯一の本があるのかな。

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    2026年08月10日
  • 777 トリプルセブン

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    サイコー。
    今回、伊坂先生の本を2冊同時読みしていたがズルズル人とスイスイ人がそれぞれに出てきて改めて人の描写が面白いことに気が付かされました。

    もちろん本編は文句なく面白かった。
    殺し屋シリーズの中でもトップクラスに面白い。
    やはり天道虫のキャラが秀逸なんだと思う。実力はあるのに誇らないし、運のなさを嘆き続けていたが受け入れかかっていることにも柔軟さを感じる。殺し屋とは思えない。

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    2026年08月10日
  • 朝が来る

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    本を手に取った時、これは不妊治療→そのあとの養子縁組のことがメインだと思っていたら、その話は序盤だけだった。

    でも、この物語に吸い込まれていき、親子関係を改めて考えさせられる1冊になった。
    すごく映画向きな内容な気がするので、映画化しないかなー。と期待します。

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    2026年08月10日