ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 彼方の友へ

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    明け方まで、一気読みしました。
    自分の気持ちに忠実で素直な主人公にも、賢くプライドが高い女性作家にも、生真面目で不器用な主筆にも、全員に共感しました。
    私もハッちゃんのように、素直に生きることができたらなあと思います。自分の好きなことであれば、結果でなく過程を大切にできます。その経験が、自分自身をより高みに連れていってくれるのだと気付かされました。

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    2025年12月07日
  • イクサガミ 神

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    最高だった
    神では読み進めながら涙が止まらない、感動するし、辛いし、自分も一緒に旅をしてきた気分になるからより感情移入してしまって、面白いんだけど、ガチ泣きした

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    2025年12月07日
  • 流浪の月

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    2020年本屋大賞受賞作。
    20歳の男子大学生が9歳の少女を誘拐監禁した。
    「普通」異常な性癖をもつ男が悪で一生の傷を負わされた可哀想な女の子という解釈をする。

    普通って何だ?
    現実と真実は違う。
    コメ欄にある一文「本当に男が悪かどうかは、その男と女しか分からない」これが真なのに
    時間短縮の為か面白おかしくしたいのか、僕らは自分の脚色も加えて理解してしまう。

    便利なはずのネット社会。
    デジタルタトゥーは至るところに転がっている…
    更紗と文の生活はちょっとレオンを思い出したな

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    2025年12月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    平成という時代ならではの生きづらさをテーマにした作品。初めは章ごとに全然関係ない話のように見えて、徐々にいろんな繋がりが見えてくる構成は見事。全部読み終わってから初めの章を読み返すと、見え方が全然違ってこわいくらい。

    競争や順位づけをやめ、ナンバーワンではなくオンリーワンであることの良さが押し出されるようになった平成。むしろそれは「自己責任社会」の始まりで、自分らしさや夢中になれるものが見つけられない人は自己否定に苦しむようになる。
    自分も人生の大半を平成で過ごしてきて、好きなことで生きる人が社会的に目立つようになってきたり、生き方の多様さもどんどん増していったりする中で、「自分の好きなこと

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    2025年12月07日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    夏川草介『本を守ろうとする猫の話』を読んで、まず感じたのは物語の“直球さ”だった。
    まっすぐで、時に少し照れくさくなるほど率直なメッセージが込められていて、「本とは何か」「読むとはどういうことか」といった、大切だけれどつい流してしまいがちな問いを真正面から突きつけてくる。
    でも、その直球さこそが心地よく、読み終える頃には胸の奥に確かに残るものがあった。
    押しつけがましくない形で、本を愛する気持ちや物語への敬意が詰まっていて、読んでよかったと思える一冊だった。
    きっと、いつかまた読み返したくなる本だと思う。
    そのときには、今回気づけなかったオマージュや引用の意味がもっと拾えるようになっていたらい

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    2025年12月07日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    さくっと読めた。
    女性が結婚も出産にも意欲を示さないことを私は普通にあることだと思うけど、プラスでずっとコンビニバイトをしている、といわれたら普通じゃないなと思う。でも作中にあるようにわざわざそれ以上干渉することは無い。
    世間には色んな「普通じゃない」ことがある。なぜ普通じゃなければ排斥されるのか、なぜ普通でいれば喜ばれるのか。どこからどこまでが「変わっている」で済まされて、「治さねばならない」に変わるのか。ずっと分からないけど、まぁどうでもいいかと思う私は、主人公とおなじような素質はあるのかもしれない。

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    2025年12月07日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ネタバレ

    キュータローすき!いちばん若くていちばんマトモ
    家族みんな跡取り巡って欲望にまみれて滑稽なのが面白い

    最後どんでん返しで伏線が気持ちよく回収されていきすっきり

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    2025年12月07日
  • 怒り (下)

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    殺人事件を起こした犯人は誰なのか、そしてなぜそんな事件を起こしたのか。
    それが警察もののミステリーサスペンスの王道だけれど、「怒り」はその焦点が少し違う。
    容疑者のまわりで生活してる人が、彼を信じるのか。疑いをもってしまった時にどうするのか。
    それぞれすごく切なかった。
    「上」の時点ではそれぞれの話が繋がっていくと思っていた。
    でも八王子の事件に翻弄されるそれぞれのストーリーで、犯人捜しとともに犯人ではないと分かった時ハッとさせられた。
    自分だったらどうするだろう。と考えた。
    はぁ…面白かった

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    2025年12月07日
  • 毎日読みます

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    大切にしたい言葉がたくさんありすぎて、自分にとって生涯のブックガイドとなりそう

    最近本が読めていなくて自己嫌悪に悩まされていたけれど、こちらの本は一編が読みやすい長さでタイトル通り毎日読んでいた。
    この本のおかげで読書熱が再熱してうれしい。
    普段本を読まない子にもおすすめしようと思う。

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    2025年12月07日
  • 関ヶ原(下)

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    登場人物がいっぱい出てくるが、やはり基本は徳川家康と石田三成。やはり家康は策謀家で、三成は能吏だが武道家ではないと言う点で、司馬は描き切ったのだろう。初芽は架空の人物だが、最後はいい味をだしていた。家康は本当は三成を殺したくはなかったと言うのは本当だろう。

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    2025年12月07日
  • この夏の星を見る(下)

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    良かった!
    数年前のことだけど、コロナの身動きとれない辛さを思い出したし、それでも頑張るみんなが眩しかった。
    10代の時にこの本に出会いたかったな。
    挿絵も可愛くて、天体に詳しくなくても理解しやすく、子どもでも読みやすい。
    星が見たくなった。

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    2025年12月07日
  • 虚弱に生きる

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    かなり良かった。読み物として良いっていうより、有益!
    著者ほどじゃないにしても、風邪をひきまくる自分、この体質いつか治るって信じてたけど、おそらくこのままなんだ、だから対策を人一倍しなきゃいけないんだ、ということにようやく気づけた

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    2025年12月07日
  • 噓つきジェンガ

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    今年の読書の中で、辻村深月に再び出会えたことが一番嬉しい。

    心を揺さぶられてガードが下がった剥き出しの心に仕掛けられたギミックが発動するのが堪らない。「うおおおおお!」って思いながらスッと物語が終わる。言語化できない。僕を「うおおおおお!」ってさせる力がてきめんにあるんだ。
    かつて7年前にタバコくさい喫茶店で貪るように読んだ『かがみの孤城』もこの感覚だった。

    3作全て面白かった。題材のチョイスも秀逸で、伏線を巻いておいて、人間関係の仄暗いところを見せつつ、最後は感情にガツンとくる。癖になっちまうよ...
    2025年も残りわずかだけど、年内は彼女の深い沼にハマろうと思う。

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    2025年12月07日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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     私が高校生の頃(ちょうどそれが2010年代だった)に一度読んだきりだったNO.6を、「再会」の出版を知ったことをきっかけに、ついに再読し始めました!
     文庫ver.は全9冊、うち最初となる#1がこちらです。シンプルな階層構造と問題を描き出しながらも、今後の展開に繋がる謎を匂わせており、ぐいぐい引き込まれて一気読みでした。幸せ!
     紫苑とネズミはこの先何を見、どう向き合っていくのだろうか、続きが楽しみです。

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    2025年12月07日
  • モモ

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    不朽という言葉がピッタリの名作 社会人になってから初めて読みました。きっと歴史が何度も転がっても、モモのような世界を羨望せずにはいられないでしょう

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    2025年12月07日
  • 暗闇法廷

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    読み始めは、なんとなくでした。
    でも読み進める毎に、一気に読み進めるようになりました。
    まさか、双子の姉妹が入れ替わっていたとは…
    最後もめでたしめでたしって感じで、面白かったです。

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    2025年12月07日
  • ペンギンにさよならをいう方法

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    動物大好きなので、ペンギン目当てで読み始めたが、いつの間にかヴェロニカさんの行動力と魅力的な人間性にどんどんはまって読んでいた。後半はヴェロニカさんの人生が語られ、涙が溢れた。最初はこんなに分厚くて読みきれるかと不安だったが、その不安もどこかに消え、いつの間にか読み終わっていた。半分過ぎた辺りから、終わらないで、もっと読みたいという気持ちに駆られた。人間模様に加え、戦争や地球環境など考えされられるテーマが盛り込まれている。

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    2025年12月07日
  • すみれ荘ファミリア

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    すみれ荘で、起こる人間ドラマ
    愛されてる兄と愛されなかった弟
    その周りにいる普通に見えるけれども
    抱えきれない罪や業を背負っている人々
    ほのぼのかと思いきやハラハラや色々考えさせられる
    物語だった
    この兄弟の話しがもっと見たいと思える素晴らしい作品でした
    初めてこの作家さんの作品を読んだが他にも読みたいと思いました

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    2025年12月07日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    なんじゃこりゃ
    一行目から面白い成瀬あかりの無敵っぷりは素晴らしい
    周りの人々も素晴らしい
    声を出して笑った
    続編も読みたい

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    2025年12月07日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ひさびさに本で泣いた
    少し読むのを止めたので人物関係がわからなくなってしまった
    通しで読みたかった
    人々のつながりトキの成長どれもこれも素晴らしい
    そして死が身近に感じ考えさせられた
    少し先の未来に悲しさや恐ろしさを感じた
    お別れがあるならば後悔の無いようにしたい

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    2025年12月07日