【感想・ネタバレ】傍聞きのレビュー

あらすじ

娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。巧妙な伏線と人間ドラマを見事に融合させた4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞!

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Posted by ブクログ

『プロフェッショナルだって、人間だもの』

救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設長を主人公にした4編の短編集。それぞれ、その道のプロだが、プロ意識と人としての弱さの葛藤の中で、難題を解決していく。長岡さん初読みだったが、人情溢れるミステリーに惹き込まれた!

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2021年11月13日

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 人間ドラマも謎も素晴らしい。短い物語なのに、こんなにも濃密。これぞ、短編ミステリの醍醐味と言える作品集だった。

 物語の要素が極限まで削ぎ落とされて洗練されており、とても読み易かった。
 尚且つ、収録作のどれもが技巧を技巧と思わせない自然な筆致で書かれている。
 はっきり「これが伏線だな」と分かっていても、騙されてしまうのが心地良かった。

 お気に入りは「迷走」。
 救急車内の緊迫感に手に汗握った。

「傍聞き」はシリーズ化されているみたいなので読んでみたいなと思った。

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2025年05月13日

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没入するのにページ数はいらない。

短いフレーズの連続に仕込まれた数々の断片が、時には予想外のピースとなって、小気味良いほどにはまっていく。

冷静な筆でサッと感情を揺さぶる短編ミステリーたちのおかげで、肩の凝らない読書となった。

ちょっとクセになりそうな予感がする。

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2025年04月23日

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連作短編ではない4編の短編集。
1.迷走-救急隊員
2.傍聞き-女性刑事
3.866-消防士
4.迷い箱-更生保護施設 施設長
 の人間ドラマを描いた作品です。
どの作品も人情味あふれ、何故かほっとする結末の話で読後感が良く非常に読みやすい作品です。
流石、短編小説の巧者が書かれただけの事はある内容でした。

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2024年05月11日

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ネタバレ

なんとなくノスタルジーを感じるような短編集でした。心理描写も巧みで消防の話は意識しない人間の嫌なところが出ていると思いました。

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2023年09月24日

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どんどん悪い方に考えてしまう心情と、
多くは語らないけれど、しっかりとした想いに基づいた行動のすれ違い。
そこが繋がったときに生まれる納得感。

ミステリであり、人情小説。なるほどなと思いました。

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2023年08月24日

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短編4作品収録
作品それぞれに職業の異なる人が主人公
短編だけどいずれも中身の濃い内容で楽しめました

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2023年05月08日

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短編集の中で、かなり面白いほうだと思いました。展開の予想ができないなか、最後に伏線が回収されていく様はスッキリします。最後はスッキリ、ほっこりした気持ちで読み終えることができる良いお話でした。

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2023年04月18日

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傍聞き(かたえぎき)
かたわらにいて、人の会話を聞くともなしに聞くこと。

確かに、直接聞くより効果あるかも?
例えが間違ってるかもしれんけど、本人に直接褒めるのも良いけど、それより周りの人に言って、また聞きする方がより嬉しい(説得力がある)

ここでは、女刑事さんの娘が、その手法を利用する。でも、こんなの娘から言われるとツラい。
狙いが違ったとこにあるのが分かった瞬間、ホッとする。
何も殺人事件だけが、刑事の仕事ではないからね。

この作品をメインに、自分を犠牲にしても他人を助ける職業の人(消防士とか)のミステリー4編!

なかなか、読み易く面白い(^_^)v

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2023年01月28日

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ネタバレ

4つの短編で構成されるミステリー。どの作品にも僅かな謎や違和感が散りばめられており、それらの要素を回収しながら、でも終わりでは(イヤミスのようではなく)少しほっとさせてくれるストーリー。

【迷走】
救急隊員隊長の室伏と、同じチームの隊員蓮井が主人公。蓮井の婚約相手かつ室伏の娘を車で撥ねた加害者の元検察官が刺傷を負い、彼を病院に搬送するというのが全体の流れだが、室伏の謎の言動と行動により、なかなか病院に送り届けることができない。ここまでで「私怨に取りつかれた救急隊員」という嫌な筋書きを最初は想像したが、「携帯電話を耳にあてながらサイレン音を鳴らし続ける」という行動から室伏の狙いとオチが少し読めたのは良かった。
怨恨や個人的感情、更には病院の規則や規定を抜きに、何よりも人の命を優先するという芯の強さに心打たれる作品。

【傍聞き】
タイトルの傍聞きがテーマとなる物語であり表題作。
主人公は女刑事の羽角啓子だが、娘の菜月も物語の重要な担い手である。
話は近所の老婆宅で起きた空き巣事件から始まる。しかし、同時期に発生していた通り魔殺人事件を連日担当していた啓子は、心身共に消耗した状態が続いていた。加えて娘の不可解な言動に悩まされる日々が続く。
話が進む中で、実は空き巣事件の容疑者が、我が家に危害をもたらしかねない人間であったことがわかり、読み手もハラハラさせられる展開となるのだが、こちらはあっさりと解決。
意外だったのは娘の不可解な言動に隠された意図であり、遠回しながら一人の老婆を労ろうとする純粋な心持ちに涙腺が緩んだ。
結果的にほっこりハッピーエンドで終わったのはいいが、未解決のままである通り魔事件のことを考えてしまうのは野暮かもしれない。

【899】
消防士として働く諸上が物語の語り手。
諸上は隣家のシングルマザーである新村に恋心を抱いていたが、なかなか一歩を踏み出すことができない。
そんな中、新村の隣家の老人が火事を起こし、諸上は同僚の笠間•石崎と共に消火活動及び延焼した新村宅に取り残されてしまった新村の一人娘あいりの救出に奔走する、というのが大まかな流れ。
しかし、諸上は自分が惚れている女の生活臭やそれによる雑念によってあいりの捜索に手こずり、結果同僚である笠間によってあいりは救出される形となる。
仕事に私情を挟んでしまったことを諸上は心から悔やむのだが、諸上があいりを発見することができなかったのには理由があった。
当然、あいりを救出した笠間が物語の大きなキーとなっている。しかし、彼の犯した過ち自体が自分の身の回りに起きた悲劇や、無責任な親に対する怒りというある種の信念から生まれた行動であることがなんとも皮肉で責めがたい。自分が諸上の立場でも彼の味方になることができたかどうか、とてもわからない。

【迷い箱】
迷い箱とは造語で、捨てるかどうか迷っているものを一時的にとっておく箱のこと。この迷い箱の解釈が物語の大きな鍵になっている。
更生保護施設の施設長を務めている設楽結子が主人公。
結子は刑務所から出てきた元受刑者の身寄りを一時保護し、更生や就職に向けた支援をするための活動を続けていた。しかし、変わらない元受刑者の素行等に嫌気が差し、半ば職を辞める覚悟をしていたところだった。
作中には碓井という過失致死罪に問われた元受刑者(かつキーパーソン)が登場するのだが、この碓井がテレビを使い、テレビに映っていた主人公を心の中という迷い箱に留めようとしていたのが印象的であった。自分の行動に意味を見いだせずいた主人公も、ちゃんと元受刑者の心に寄り添えていたのである。そこから彼女がこれからも仕事を続けていこうという決心をしたところで物語は幕を閉じる。
巻末作品にふさわしい、主人公の新たな出発を予期させる爽やかな終わり方だった。

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2022年10月19日

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短編集であるが、ミステリーの面白さが詰め込まれており面白かった。特に最後の『迷走』では隊長である室伏の行動の不可解に何の意味があるのかが気になりスピード感が増した。

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2022年08月22日

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 2008年に日本推理作家協会賞短編部門を受賞した表題作含む4編収録の短編集。
 それぞれの作品に登場する人物の職業はバラバラ。救急隊員、女性刑事とその娘、消防士、元受刑者。どの作品も不可解な行動が描かれているが、その行動にはそれぞれに奥深いドラマがあって心地よい読後感を残す。ミステリーではあるが、それ以上に人間ドラマが印象に残る作品集である。

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2022年06月04日

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ずっと前から気にはなってたけど短編ということで敬遠してた一冊。横山秀夫的なのを予想してたけど全く違って、主人公も警官や消防士など様々で、それぞれキャラクターが見事に魅力的。というか短く削ぎ落とした文章の中で魅力を感じさせる技術がすごい。
やっぱり長編が読みたくなるな。3.9

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2022年05月21日

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職業柄か、各編の主人公皆真面目だ。
巻頭作と表題作はミステリとしても楽しめたし、ストンと腑に落ちた。

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2021年10月12日

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救急隊員、刑事、消防士、更生施設長。身近ではないが、いつも世の中を静かに支えてくれている人たち。そんな人たちも帰れば子供と喧嘩ぐらいするし、恋もする。失敗することだってある。理不尽なことで傷付いたりも。悩みや辛さ、苦しさはそれぞれでも、仕事に家族に真っ直ぐ向き合う姿がかっこいい。誰かの心の支えとなっている4人が羨ましくもある。

自分の職業に誇りを持つって案外難しかったりする。私もいつ辞めようと思いながら毎日出勤している。大多数の人がそんな風に淡々と日々を乗り越えてるのではないかとも思う。でも、何かもう少し自分に出来ることがないか探してみたくなった。嫌なことがあっても、大きな失敗をしても、筋が通っていればきっと大丈夫。ほっとするような、背筋が伸びるようなそんな本。

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2021年07月16日

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ネタバレ

救急、刑事、消防といった堅い職業の第一線で起こる、人情のやり取りにまつわる短編集。
全話とも「序盤にほのめかした些細なうんちくが事件解決の伏線になる」という展開で、統一感を感じる一方でやや単調な印象がある。ハッピーエンドながらどこか陰を持った話が多く、でもそれが人間味だといえるようにも思う。

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2025年05月23日

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ネタバレ

短編はどの話もサクサク読めた。
ただ読んでいて、場面が切り替わる時がよく意味がわからないところがいくつかあり、何度か読み返した。
本の題名にもなってる「傍聞き」は内容も面白かった。
また本当にそれで終わったのかというゾクゾク感も残る。

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2024年03月10日

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迷走
傍聞き
899
迷い箱
以上短編4作

どの話も長さを感じさせない十分な読み応え。

いずれの話もテンポ良く話が進みながら、
そこかしこに自然な様子で緻密な伏線が
張られていて、長編小説ようなしっかりした
満足感を感じました。


『傍聞き』
刑事の羽角啓子と娘の菜月の続編(前編)
引き続に読んでいきたい物語。

『迷走』
作中の登場人物を含めて、一読者の自身も
しっかり巻き込まれていく感が楽しかったです。

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2023年11月04日

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次回の読書会課題図書。

短編のミステリが4作、
表題作は08年日本推理作家協会賞短編部門受賞しているらしい。
短編ミステリは連作だと何作か読んだことがあったけど、完全単独の短編ミステリはあんまり読んだことなかったかも。

まず基本的に、めっちゃ読みやすい。

短編、しかもミステリだから謎の提示から読者が納得できるオチに至るまで、限られたページ数で書くのは凄くスキルがいることだろう。物語の背景をつらつら淡々と説明するわけでもなく、こちらの興味をひきながら自然に物語の世界へ導入する手腕、そしてそこここに散りばめられた伏線を短期間で回収していく構成力は本当に素晴らしいと思った。

ただ、個人的にはどの登場人物のことも好きになれなかった。
共感できないのもそうだけど、単純に、どの登場人物にたいしてもいい印象を持てなかったのだ。

特に「899」の主人公とその同僚。
あとは表題「傍聞き」の主人公の娘。
1番最初の「迷走」の義父もそうだな。

ある程度はしょうがないけど、
ちょっとその人たちの「行動」が、
物語に起きる「謎」のためにですよね感が強すぎて、
そんな回りくどいスタンドプレー現実にする人、いる??
でもまあ小説だしな…とも思いながら、
ただひたすら読みながらイライラした。

そして構成やアイデアは凄いな、と思うけど、結果的にはあまり好きじゃなかったな、という感想に落ち着く。

やっぱり自分の好みの傾向としては、テクニックやアイデア重視が不自然に目についてしまう短編より、登場人物に共感したり、親しみがわいてくる連作短編や、じっくり気長く物語を読ませる長編のほうなんだろうなと思った。


…まあ今後もっと凄い短編に出会えたら、この傾向も変わるかもしれんけど。


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2023年10月29日

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短編とはいえ、ミステリーの要素だけでなくどの話も人と人との物語もあり短い中にと読み応えのある内容だった。

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2023年10月02日

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まさに“現場”で戦う人間のドラマという作品で、どの話もボリューム感とストーリーの重量感が程良かった。ただどのエピソードも同じ世界観の短編集だったため、4つのエピソードを通しての伏線回収を期待しながら読んでしまったのは失敗だった。
「迷走」が1番好きだった。★5。
最後の「迷い箱」は伏線の振りが丁寧すぎて話の半分あたりで真相が読めてしまい、もう少し雑にしても良かったのではと感じた。途中から、主人公の勘の悪さがなんだか作者の意図的な感じがしてモヤモヤしてしまった。

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2023年05月08日

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今まで読んできた短編の中でもかなり面白い部類に入りました。
最小限のページ数なのに伏線が綺麗に回収されまくっていて、読んでいて気持ちよかったです。

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

ミステリー短編4話
どの話も最後はほっこりした気持ちで終われる
イヤじゃないミステリー

特に「傍聞き」は、短い話なのに、いくつも謎ポイントが出てきて、最後には全部すっきり回収される
仕事人間の母とだいぶしっかりした娘のキャラクターとその2人の関係性も好き

読みやすいのに軽すぎない
暗い気持ちにもならない
安心して読める一冊でした

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2023年03月25日

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何かで紹介されていた。賞を受賞しているということなので、読んでみた。「教場」の著者だということを後で知った。

警察や消防などの仕事に就いている人たちが主人公の短編集。他の登場人物の不可解な行動の謎が解き明かされるというミステリー要素がある。

まずは、警察や消防の職員が自宅近くに配属されるのは有り得ないので、近所で起きた事件を捜査するとか、近所の火事を消火に行くとかが違和感があり過ぎて、話に入り込めない。どの話も大した謎でもないし、短編で話は拡がらないし、イマイチだった。

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2023年01月14日

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ネタバレ

4編共に中々奥深い展開からなされている。最後に大きなどんでん返しはないものの序盤からのちょっとした引っかかりをしっかり回収してくれる展開はさすがだと思う。
他の作品も読み進めて、もう少しこの作者の事を知っていきたいと思う。

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2022年06月19日

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どの作品も完成度の高いミステリー短編。表題作はもちろん、『迷走』も伏線回収の妙が光る。短編であるからこそ、全ての描写に無駄がない。サラッと読めるがそれ以上の満足感だった。

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2022年04月02日

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期待して読んだせいか自分にはあまり合わない印象で終わった。特殊の職業を垣間見えたという点では面白かったけど想像力が必要で難しい描写もあった。

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2022年01月14日

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確かに買って読んだおぼえはあるが、記憶には残っていない。
つまらなかったわけでもない。
ただ……なんだろう?
読み返したいと思うほど、鮮烈な何かを与えてくれなかったのだろうな。
傍聞き、という単語の意味を理解しただけ。
短編で読みやすかったし、私には合わなかっただけかな。

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

どの話も読み応えがありました。2012国内ミステリー部門第1位だそうですが、どちらかというと人間ドラマとして秀逸だと思います。

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

ちょっといい話な短編集
救急隊員や消防士や女刑事と、登場人物はハードボイルドなのですけど、間違いなくほっこりする心温まるお話ばっかりだったのです

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2024年08月11日

購入済み

傍聞き

初めて聞く言葉で勉強になりました!

4つの話の中で傍聞きが一番良かったです!
娘の優しさが伝わりました!

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2017年02月22日

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