ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • この夏のこともどうせ忘れる

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    5篇からなる短編集。
    短編集とわからずに読んだので、1篇(1章と思ってた)読んで「あれ続きは!!?」となったけど、5篇それぞれに思ったのである意味正解の終わり方なんだろうな。
    夏が本格的に始まったらまた読めるかな。

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    2026年06月14日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    主人公が刑務所に収監されている女性に洗脳されていく展開が怖くて仕方なかった。アツアツのご飯にバターをかけた食事をするシーンは思わずおなかが鳴りました。フェミニズムがテーマだと聞きましたが、私は読んでいてすごく怖かったです。

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    2026年06月14日
  • 教誨

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    ネタバレ

    いつものことながら、感情移入しすぎて、余韻がつらい。
    主人公が幼い我が子、またもう1人の幼い子をなぜ殺してしまったのか。最後の言葉、約束は守ったよ。その約束とはなんなのか。知りたくて、読み続けた。もしかして、約束を守らなくて、全てを話していたら、違う刑だってあったかもしれない。
    でも約束守りたかったんだよね。
    母に褒めてほしくて。今までいじめられつづけた人生だったから。自分が死刑になろうとも約束を守った。その気持ちがかなしすぎる。
    しばらく頭から離れなかった。

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    2026年06月14日
  • 紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場

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    大傑作のノンフィクション小説。
    日本製紙石巻工場の、東日本大震災からの復興の物語であるが、その過程で起こるありとあらゆる当時の現実、が描かれている。目を背けたくなるような現実も、胸が熱くなるような現実も。
    あれから10年以上経ち、日本は大震災から復興した、という結果だけが自分の中にはあったけれど、本作を読んでそんな単純な話ではなかったことを痛感した。当然そこには過程があり、葛藤があり、まだまだ渦巻いている根深い棘もあるのだと。
    テレビや映画だけを観ていてはわからなかった現実を知るきっかけになった。日本人なら全員読んでほしい。

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    2026年06月14日
  • 失われた貌

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    本物の伏線回収という謳い文句に、伏線回収を前面に打ち出せば良いというような、最近の安易な風潮に辟易しながら読み始めました。

    終盤に波乱が生み出されて驚いていると、さらに驚きが追い討ちをかけてきて、丁寧な風呂敷の包み方や残された遺族や関係者に想いを寄せる人間味のある刑事の振り返りも含めて、非常に楽しめた作品でした。

    意味なく性暴力の描写が含まれる作品が多いのも最近の悪しき風潮ですが、この作品はこの点でも安心して楽しめる作品で星5つつけました。

    少年の詩に隠されたヒントがあろうとは思いもよらず、全く気づけませんでした。やっぱり上質なミステリーは最高です。

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    2026年06月14日
  • きみの友だち

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    ・全部の人間に読んでほしい。
    ・評価4以下の人とは仲良くなれる気がしない
    ・どんな繊細な心を持っていればこの小説が書けるのだろう。あるいは心の中を直接覗いてるとしか思えない。
    ・最初に読んだのは小学生のとき、当時はなんでこんなに子供の気持ちがわかるのかと驚いたのを覚えてる。久しぶりに読んだら当時の驚きは感じられなくなっていた。過大評価だったのか?いや違う。自分には子供の気持ちがわからなくなっていたということだ。
    ・自分の中にはほんとはたくさんの、複雑な感情が生まれてるはずなのにそれを誇張もせず嘘もつかず言葉にするのは難しい。自分だったら何気なくやり過ごしてしまうモヤモヤも、重松清だったら容易く

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    2026年06月14日
  • 藍を継ぐ海

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    自然が残る日本のあちこちが舞台。
    こちらも伊与原さんならではの科学のワンポイントが入った短編5編。

    「夢化けの島」
    山口県の月島で、萩焼の土「見島土」を探す。
    「狼犬ダイアリー」
    奈良県の山奥・東吉野村でのオオカミ騒ぎ。
    「祈りの破片」
    長崎県長与町の空き家で、大量のガラクタコレクションを発見。
    「星隕つ駅逓」
    北海道遠軽町で隕石を探す。
    「藍を継ぐ海」
    徳島県阿須町はウミガメの産卵地。アカウミガメを孵そうとする少女。

    火山が作った島とかアイヌの言葉が地名の由来とか、それぞれの土地に想いを馳せつつ読めました。
    どれも実際にもありそうだな…と思わせる内容で、静かな余韻もよかったなぁ。

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    2026年06月14日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    先に映画を観てまして。とってもおもしろかったのとロッキーに再会したくて原作を手に取りました。
    映画と変わらずおもしろい。主人公の気楽さ、前向きさは原作の方が強かったかな。原作は一作目の「火星の人」よろしく、科学的なアプローチで立ちはだかる様々な課題に対応していました。それがこの作品というか、アンディ・ウィアー作品の魅力だと思うのですが、映画ではエンタメ要素を意識せざるを得ないためか、そのあたりの描写は抑えめかと。ただ、視覚的なスペクタルとアクションおおめで見応えのある映画になってました。
    だいたい原作を先に読むと、映画は微妙というパターンが殆どなのですが、今回は逆パターンだからなのか、映画も原

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    2026年06月14日
  • まぐだら屋のマリア

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    いい感じのヒューマンストーリー、過去の失敗、悪い事、嫌な事があっても今を誠実に一生懸命前を向いて生きようと思える物語でした

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    2026年06月14日
  • お葉の医心帖 ゆらめきの紫陽花

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    懸命に医療を学びつつ、
    学びを得るごとに
    林二郎への想いが顔を出してしまい
    揺れに揺れるお葉ちゃん、の巻です。

    もはや親目線で読んでしまいますね
    続きが気になります。

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    2026年06月14日
  • 星を編む

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    本作には結婚、妊娠、出産、キャリア、人間関係の難しさなど、ありとあらゆるテーマが込められている。特に女性視点での悩みや葛藤は、読みながら何度も深く頷いてしまうほど共感できる。どれほど公正な社会を求めても、生物学的な性差がそれを阻む。同じことをしても、男女で周囲の眼差しや評価は全く異なる。理系に進み、男性社会の企業に勤めながら男性に負けないよう必死に生きている自負があるからこそ、私はその不条理に敏感にならざるを得ない。女性としての呪いから解放されようともがく日々は苦しく、与えられた役割に甘んじるしかないのかと絶望を覚えることもある。しかし、それは男性も同じなのかもしれない。彼らもまた「男性として

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    2026年06月14日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    せつない恋愛小説。
    満員電車で見かけた女性に一目惚れしてしまった浪人生。後日、偶然にも再開するが、その先には様々のしがらみが・・・

    ワザとらしいくらいに切ない物語で、好みが大きく分かれると思います。作者も、「万人受けでなく、心から共感してくれるほんの少しの人」を意図して書き上げたそうですし。
    真剣、浅慮、不安定な青年をまっすぐに描く筆致は恋愛物語に絶妙にマッチしていて、個人的には刺さりました。

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    2026年06月14日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    ー 罰を受けいれる場合にかぎり、犯罪は許される――と。復讐は何も生まないなんてお説教をするつもりはありません。だが、これだけは忘れないでほしい。良くも悪くも我々は、縁でつながった他人とともに生きていくしかないんです。愛情も憎しみも、嫌っていうほど絡まってくるんです。法律は、それを調停する知恵ですが、誰かを幸せにしたり不幸にするのはどこまでいっても人間なんです。犯罪と罰は、等価じゃない。それはまったく、等価じゃないんです ー

    『爆弾』の続編として、ほんとに面白い展開。
    よくできている。
    早く、続きが読みたいなぁ。

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    2026年06月14日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    面白い!!桐子がとっても可愛い!
    この作者さんの書くおばあちゃんは可愛くて好き。
    その他の登場人物もとても魅力的!!

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    2026年06月14日
  • 信州善光寺門前 おやすみ処にしさわ商店

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    ネタバレ

    善光寺から一本入ったところにあるところにいろんなちょっと事情を抱えた人があつまり、少し前を向いていくおはなしです。

    また善光寺にいきたくなります…

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    2026年06月14日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    成瀬が周囲を明るく照らし、それ以上に周囲も成瀬を明るく照らす
    不確実で曖昧で、出る杭が打たれやすいこの時代に成瀬達に出会えて良かった
    インザメガチャーチじゃないけど、成瀬のように自分の軸を持ち自分が主人公として力強く、それでいてマイペースに人生という冒険を楽しみたい

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    2026年06月14日
  • 強運の持ち主

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     2006年に単行本が出された本書。
     悩みを持っている人は、本書のルイーズさんのような占い師さんにお金を払って、どう行動するか聞きにいっていた。

     20年経った今では、AIが幅を利かせるようになっていて、大事な質問をして、真に受けて行動した結果、実父を失業に追い込んだりする娘さんもいる。    無料だし24時間相談できる。

     今朝たまたま、連続ドラマの再放送を観た。
    今や大女優となっている人が、初々しいヒロインをやっていた。
     今なら、わたしでも当時の彼女にうやうやしく明言することができる。あなたは、ある俳優さんと電撃結婚して、出会った作品の続編で、後々も共演できるでしょう! とか。

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    2026年06月14日
  • 星を編む

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    ネタバレ

    汝、星のごとくに登場する北原先生、植木さん、二階堂さん、結ちゃん、暁海さんの櫂くんがいなくなってからの物語。
    汝、星のごとくで、なぜ北原先生はこんな考え方ができるのだろうと疑問に思っていたところがすべて書かれている。

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    2026年06月14日
  • 改訂完全版 奇想、天を動かす

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     消費税が導入されて間もない1989年、浅草で乾物屋の女店主が殺された。犯人として逮捕された老人の素性はまったく分からず、彼の身元を追って調べていくと、殺人の罪で収監されていたことが分かる。消費税の導入を知らなかった元受刑者が消費税に腹を立てて殺したのか。いやこの事件にはもっと根深いものがあるはずだ、と確信した吉敷は女店主と老人の過去を追っていく。

     ということで消費税導入の年に書かれた本書は、当時おそろしくタイムリーな作品だったんだろうな、と思います。そんな(当時)タイムリーな題材を扱いながらも決して目新しさだけが強調される物語になっておらず、あくまで彩りのひとつとして大きな世界が広がって

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    2026年06月14日
  • モモ

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    ファンタジーでありSFであり現代風刺のような作品だった。
    我々は時間泥棒に時間を奪われ続けているのだ

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    2026年06月14日