ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • モナリザの裏側

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    名画をモチーフとした短編集。
    スマホで名画を見ながら読めるのは、今ならではの贅沢さ。海外の美術館をすこしだけのぞき見できた感じもして、嬉しかった。そしてこの本では名画の歴史的背景やオークションの様子なども描かれていて、知識が増えた。読書に教わることは本当に多い。

    【オスロで光の種をまく】
    ムンクの「叫び」に今の自分を重ね、言葉の大切さに気づく主人公。有名なこの作品の背景を詳しく知ることができた。

    【青い馬の瞳】
    ナチス政権時に不当に扱われた美術品があったことに驚いた。嘘を広めることに芸術が使われたことにもショックを受けた。

    【富士山のハンマープライス】
    どんな作品でも誰かにとっては取って

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    2026年08月11日
  • 星を編む

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    『汝、星のごとく』のスピンオフ
    北原先生の過去のお話、櫂の小説を発売するまでの編集者2人の奮闘、前作から北原暁海、58歳までのお話



    前作で北原先生という人が謎に包まれていましたが、その境遇が分かりました。「家族」という共同体がもつ一体感の裏側を見た気持ちになりました。
    前作よりも自分の年齢と近づいた分、こちらの方が馴染むだろうなと思っていました。確かに馴染みましたが、それで分かったことは、私にはそこまでハマらないということでした。これに至っては好みの問題だと思いました。
    文章力、表現力、読ませる力、読みやすさ、教訓めいた言葉等等、いいと思えるところはたくさんありましたが、読みながらそうい

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    2026年08月11日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    『容疑者Xの献身』は、緻密なトリックだけでなく、石神の深すぎる愛と自己犠牲が胸に残るミステリーだった。母娘を守るため、石神は冨樫殺害の隠蔽だけでなく、無関係のホームレスを犠牲にして「別の事件」を作り上げる。警察の視線を完全に逸らし、自分が犯人として捕まるところまで計算した執念は、まさに天才の献身。

    それを見破れるのが、同じく天才であり友人でもある湯川という構図も切ない。最後に真相を知った靖子が自首を選び、石神が崩れ落ちて泣く場面、そして湯川の「せめて泣かせてやれ」が強烈だった。謎解きの面白さと、人間ドラマの苦しさが両立した、読後にずっと余韻が残る一冊。

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    2026年08月11日
  • はじめてたこ焼きを食べた日のこと

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    30代になって、昔よりかっこつけずに初めてを楽しめるようになってきた気がする。いや、まだ多少かっこつけたい気分になっちゃうときはあるけど。
    20代はもっと知らないことを恐れて、恥じて、強がってた。けど、30代になって、まだまだ未熟であると認められるようになって。もしくはまだ未熟でありたいと願ってるのかもしれないけど。初めてをより純粋な気持ちで楽しめるようになってきた。知らないことや弱さを、まずは自分が受け止められるようになってきた気もする。
    まだまだ知らないことばかり、食べたことのない物ばかり、行ったことのないところばかり。堂々と初心者マークをつけてチャレンジしつづけたい。

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    2026年08月11日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井リョウさんのエッセイが面白いとのことで購入。4時間程の移動中に読みきってしまうほど面白かった。車中でニヤニヤ噴き出してしまった。特にお母様のお話しや、眼科医の話し、自分へのツッコミなどが面白かった。その他にも1つ1つの言い回しが面白くて、飽きのこない本だった。ファニーな方の面白さで最高!続編も早く読みたくてウズウズしている。

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    2026年08月11日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    シリーズ2作目。
    今作は、小鳩君と小佐内さんの知恵比べの様相。
    スリリングなストーリー展開。
    それにしても、小佐内さんは小悪魔だな。
    2人の関係性が変わった後のシリーズ展開に興味津々。

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    2026年08月11日
  • バロン、いっしょにあるこう!

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    ネタバレ

    犬の気持ちになって考えることのできるお話です!

    もうどうけんのバロン

    いつもお父さんの役に立とうと一生懸命働いていました

    ところが、年を取り、間違えてぶつかったりしてしまうことも…

    そんなある日、お散歩である家につきました

    するとお父さんの顔色がいつもと違うのです

    もうバロンはもうどうけんではなくなったのです。⁠:゚⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)゚⁠:⁠。

    その日からみきちゃんの家に住むことになりました

    はじめは慣れなかったバロンでしたが、色々やっていくうちに慣れていきました

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    2026年08月11日
  • 日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日

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    遂に読み終わった。
    毎年、この時期になると読もうと思ってページを開いていた。
    でも、なかなか読み進められず。
    去年は、これの映画を初めて観た。
    朧げなイメージの映画を思い出しながら、今年は遂に最初から最後まで読むことができた。

    日本人なら必ず知っておくべき話。
    彼らの行動や決断が、今の日本に繋がっている。
    反乱を起こした人たちも含めて、全員が国のために、天皇陛下のためにと動いた。
    お盆のこの時期だけでも、その当時を想い、本や映像で、日本人というものを再確認してもいいのでは、と思う。

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    2026年08月11日
  • エミリの小さな包丁

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    とても穏やかな気持ちになれた。作中に出てくるお料理が想像するだけでお腹が減った。
    おじいちゃんの「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」今の私にも強く響いた。
    まっすぐな女の子が周りの人からどんどん影響を受けて、前向きになっていくの好き。

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    2026年08月11日
  • 人が替わっても必ず結果を出す 決定版!青学流 「絶対王者の鉄則」

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    箱根駅伝で何度も結果を出した監督は、もともと今と違う仕事をしていただけあって考え方に対する引き出しが非常に多いなと感じた。

    お気に入りのポイントは
    1つは、常識をときには疑うこと。インサイトの話でもあった、違和感や気づきを見つけるためには疑うという意識が大事。
    2つは、結果が出なくても、目一杯努力したと思えることに意義がある。結果も大事だが、プロセスもしっかり確認した上で評価していくことが大事。
    3つは、ダメな指導者ほどすぐにブレーキを踏みがち。感覚を押し付けがち。つい褒めてしまうことがよくあるが、本当に頑張っている生徒にはセーブも必要だが、それ以外は基本もっとアクセルを踏むように促していく

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    2026年08月11日
  • 世に棲む日日(四)

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    歴史書としても勉強になり、またドラマとしても読み応えがあった。政治的に未熟な時代であったからこそ開国だ攘夷だで幕府も各藩も民衆も右往左往している姿に今の政治の変わらなさと比べて驚きもする。とはいえ革命期というのはこのように短い期間で多くのことが変わるのかという気持ちもあり、今後の日本にも起こりうるなと感じた。

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    2026年08月11日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根ファン目線から読んでとてもとても面白かった!
    ドラマが楽しみ!
    主演は大泉洋さんと知ってたのでこの人かな?いやでも微妙に印象が被らないなと思ってたら全然違う配役だった。
    主人公は学生連合チーム。オープン参加でいつも後方にいるという印象は失礼ながらあったものの、学連が4位になったことは記憶に新しい。
    と思っていたら、当時の学連の監督が青学の原監督だったそうで今更ながらにとても深く納得した。
    作中には実際の学校名や人物名も登場し、帯には綺羅星のような箱根走者のコメントが並ぶ。
    読む前から期待大。

    主人公が学連ということはあの4位の快進撃のようなことが起こるのか、しかし物語とはいえ違和感なく?

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    2026年08月11日
  • 読書の価値

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    本を読むという行為と本を書くという行為は大きく異なる。
    本を書くにはたくさん読書が必要、ということにはならない。
    実際、著者はほぼ読書をしていない。たくさんの本を読まずとも本は書ける。
    物書きになりたければ本を読んでインプットしてから、という思考は捨ててまずアウトプットを繰り返せ。
    著者は多読・速読もしていない。本はじっくり読む。
    概ねこんなところが学べた。

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    2026年08月11日
  • リバース

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    ネタバレ

    湊かなえさんの本は、先が気になるストーリー展開と衝撃の事実が待ち受ける「イヤミス」が圧巻で大好きだ。本著はそれに加えて、いわゆる「隠キャ」の人間性描写が素晴らしく、心臓を掴まれる瞬間が何度もあった。私は自身が「隠キャ」という自負があるのでかなり共感できたが、この本を読んでイライラする人もいるのではないだろうか。深瀬や古川と同じ色、つまり本著が好きな人とは仲良くなれる気がする笑 そういう意味で人に薦めたい特別な本かもしれない。コーヒーが物語のキーポイントであることも、本著が好きな理由の1つである。以前ドラマで見たことがあったので、なんとなく結末を知ったまま小説を読んでしまったが、何も知らない状態

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    2026年08月11日
  • はるを呼ぶ

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    ネタバレ

    『はるを呼ぶ』を読み終えてまず感じたのは、『光のとこにいてね』と通じる“人の温かさ”と“静かな再生の気配”だった。
    ストーリーは異なるのに、作品全体を包む雰囲気や読後感が似ていて、心の奥に柔らかな光が残るような感覚を味わった。

    物語の中心にいる晴奈は、8歳の時に姉・小春が突然いなくなったことをきっかけに、過酷な環境へと放り込まれる。
    父は家を出て行き、母は精神的に壊れて部屋から出られなくなり、晴奈は村八分のような孤立した状況で母の面倒を見ながら成長していく。
    幼い少女が10年間も必死に耐え抜いてきた事実は、それだけで胸が締め付けられる。

    そんな晴奈の人生を大きく動かしたのが、海岸通りの公衆

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    2026年08月11日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ブク友さんのレビューを読み、読書欲を刺激されました♪♪

    実は短編って、そんなに得意ではなく、普段はまず手にすることはないのだけれど、7人の作家さんの名前を見たら読みたくてたまりませんでした✨((* ॑꒳ ॑* ))

    初めましての梨木さんと米澤さん✨
    お馴染みの伊坂さん、恩田さん、江國さん✨
    十数年前、作品コンプする勢いでドハマリしていた宮部みゆきさん✨
    そして、今現在ハマっている作家さんの一人、町田そのこさん✨

    読んで良かったーー✨ (*˙˘˙)✨

    どの作品も夏をテーマに描かれているのに、読後に残る余韻がそれぞれ違っていて、短編集ならではの楽しさを味わえました♪♪

    どの作品も楽しく読

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    2026年08月11日
  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    ご禁制の女髪結いとして働く主人公が、同じ女髪結いが殺された事件の下手人を探るお話です。
    気が強くて面倒見が良い、江戸っ子らしい主人公のお照と、妙な縁で転がり込んできた雨吉のコンビの掛け合いが楽しく、一丁前な口を利くのにどこか不安気な雨吉が、あざとくも可愛らしかったです。
    お客の家に訪ねて行って髪を結う、という仕事は、内情を探ったり噂話を仕入れたりするには格好の仕事なので、驕奢を禁じるというだけではなく、身内から情報が漏れるのを嫌がったのかも、と想像が膨らみました。

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    2026年08月11日
  • 成瀬は信じた道をいく(新潮文庫)

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    非常に読みやすい1冊
    主人公成瀬を1人称だと捉えると、2人称視点(他の人の視点)からのみで語られるのに成瀬の変人っぷりがとても伝わる(1作目ではたしか最後に成瀬視点があったような)
    1作目の変な子から2作目は変な人に育っている
    成瀬ファンがより、成瀬ファンになること間違いなし!

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    2026年08月11日
  • 透析を止めた日

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    透析という言葉は一般的な言葉として認知されていると思うので、メガネを見て障がい者だと思わないように、透析をしてるから辛そうと思っていなかった。緩和ケアをなされないなんて、患者だけでなく、患者の家族含めた多くの日本人が経験する1番身近な地獄なのではと思った。

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    2026年08月11日
  • 倫敦スコーンの謎

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    数ヶ月読書を絶っていた。リハビリにはちょうどいい。短編の回収も最後にしっかり行うあたり、やはり私は著者ないしこのシリーズが大好きだ。

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    2026年08月11日